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Rozen Maiden ローゼンメイデン SS総合 4

1 :名無しさん@お腹いっぱい。:2005/12/24(土) 11:34:50 ID:/Yi1uiTn
このスレは、タイトル通り
ローゼン関連のSSを取り扱っていきます。

※表現の自由  ※批判の自由  ※投稿の自由
これらの自由を念頭に置き、楽しく愉快に進めていきましょう。


■前スレ Rozen Maiden ローゼンメイデン SSスレ 3
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1130981955/l50

ttp://rozen.s151.xrea.com/index2.html (更新停止
↑ SS作品集・過去の作品
ttp://rozen-thread.org/2ch/test/threadsearch.cgi?t=ss1 (完全版
↑ SS総合・まとめ
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1127569837/l50
↑ 薔薇乙女(ローゼンメイデン)のエロ小説 第3話 (エロパロ

671 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/06(月) 15:25:38 ID:QPklNwIH
翠星石は元冶の時計屋に来ていた。
アリスゲームに至った今までの経緯と、蒼星石が眠りについてしまった事、すべてを語って老夫婦に謝ろうと思っていた。
部屋には誰もいなかった。かつて蒼星石が暮らした空間だけが広がって、思ったよりも部屋が大きく感じられるのだった。
翠星石は一冊のノートを見つけた。それは元冶が返らぬ蒼星石を想い、心を綴ったものだった。
悪いとは知りつつも、翠星石はそれを手にとると、静かに読みはじめる。

×月○日
蒼星石は戻らない、こんな老人にまで心配をかけるなんて、
また息子を無くしたような虚しさを味わおうとは思いもよらなかった。ばあさんもめっきり年をとった。
せめて、元気でいるのかでも知らせて欲しいものだ。

「おじいさん…ごめんなさいです。翠星石がもっとしっかりしていれば、こんな事にはならなかったです」
翠星石は身につまされる想いで読み続ける。

(中略)

×月☆日
蒼星石の夢を見た。悪人に捕まって泣いている夢だった。
本当に心配でたまらない。こんな事ならもっと強い体にでも改造しておくんじゃった。
強いといえば、やっぱり顔にリベット接合を施したロボット顔じゃろうか。
腕に銃を仕込むなんてアイデアも良いかもしれん。
幸い、銃についての知識は、わしがマンシューにいた頃に頭に叩きこんじょるので、改造など訳ないじゃろう。

「…はい?」
いつの間にか日記は妙な方向に思考が行っちゃっていた。

×月×日
帰って来たらうんと叱ってやろう。そうじゃ、シンバルを叩くチンパンジーの玩具に頭だけ付け替えて1日中反省させよう。
シンバルを叩きながら「ごめんなさいごめんなさい」とあやまる蒼星石も案外カワイイかも知れん。
さすればもう2度と危ないまねもせんじゃろう。

×月△日
また蒼星石の夢を見た。三輪車に頭だけくっつけた蒼星石が、わしらのさんぽに付いて来て
「オジイサマ、オジイサマ」といいながら周りをくるくる回っている夢じゃった。

「…おじいさんって一体…」錯乱の度合いが激しくなってゆくのをひしひしと感じる翠星石。

×月□日
毎日の生活がすごく辛い。
こんな事なら蒼星石をもっと鍛えておくんじゃった。
敵に体当たりして砕け散る位の精神力を鍛え上げておいたなら、きっとこんな事にはならなかったじゃろう。
昔、ヤミ市から流れた軍用品が沢山あるで、手榴弾の1発や2発、蒼星石の体にしこんどくんじゃったと悔やまれてならん。

「……さて、ジュンの所に帰るですか。」
延々と続くヤバげな日記をポンと机に放り投げ、何も告げずに立ち去ろうと決めた翠星石だった。


672 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/06(月) 18:32:12 ID:dXA9BOz5
ジジイGJ!!(違う、何かが決定的に違う)

673 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/06(月) 19:18:03 ID:S0/l9iY7
夕飯のカレー吹きそうになったじゃねえか
GJ!

674 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/06(月) 20:06:27 ID:QPklNwIH
いやぁ〜本当は、落ち込むおじいさんたちを元気付けようと
蒼星石のフリをする健気な翠星石のお話だったんだけど
何をどう間違ったのやら…。

675 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/06(月) 20:22:54 ID:2/7sUWzQ
>>674
ジジイを元気付けさせるのは
蒼星石しかいないだろうな

676 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/06(月) 20:40:25 ID:r80VQI7p
壊れジジイワロタ

じいさんの設定は
・苗字が柴崎
・小さな時計屋の店主
・ドールとは未契約
・妻の名がマツ
・息子の一樹を幼くして亡くす(死因は忘れた。不明だったか?)
・そのショックでアニメ一期の後半までマツが意識不明だった

一期で分かるのは、こんな所だと思う
追加、修正あったらよろ

677 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/06(月) 20:49:39 ID:2Xcld6S5
死因は交通事故って言ってるよ

678 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/06(月) 21:26:38 ID:QPklNwIH
>>676 >>677
レスどうもです。息子交通事故ってことは、結構若いのか?
マンシューは無理があったか。
ちなみに言葉的には
じーさん「翠星石、蒼星石」
ばーさん「翠ちゃん、蒼ちゃん」
翠星石「おじいさん、おばあさん」
蒼星石「おじいさま、おばあさま」
で良いんですか?こう言うのが解らないと、さすがにシリアスな展開は書けないもので。



679 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/06(月) 21:32:46 ID:+ufXwD3s
>>678
ヒント1:おじじ おばば

ヒント2:カズキ 翠星石

ヒント3:お爺さん お婆さん (不確定)

680 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/06(月) 21:38:35 ID:QPklNwIH
ダメだ…これじゃ漏れには>>674 の話は書ケン…_|⌒|○


681 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/06(月) 22:09:10 ID:+ufXwD3s
既存の二次が出来ぬなら
己の善がりナ道を突き進めばよろし

多少の誤字脱字は、許容の範囲
つまらぬ文も、SSとしてならよし


それに、スラムダンクにある名言があるでは無いか
安西先生曰く
「諦めが肝心だぜ」 CV:強力若本
―と

682 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/06(月) 23:30:02 ID:KNeIHJv6
質問→アニメで翠星石か真紅が契約を解いたら指輪はどうなるの?


683 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/06(月) 23:35:37 ID:2/7sUWzQ
>>682
どちらか残っているなら変らんじゃね?

684 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/07(火) 00:01:19 ID:Gv75/zRq
ttp://www.youtube.com/w/rozen-maiden-mad-anime?v=1R5WcHZk5Mc&search=Rozen%20maiden

685 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/07(火) 01:05:22 ID:wiSBSiqR
ど〜も!HG(ハードジュン)こと桜田ジュンで〜す!フォ〜〜ッ!
青春真っ盛りののいたいけな中学生ですよ〜!ポルノ規制フォ〜〜ッ!
こんな僕ですが、なんと学校に行かないで引き篭もり中なんですよ。
桑田さんに『私、ゲイは嫌いなの』とカミングアウトされましてね〜、あの時ばかりは心が折れました……
そして今や学校へも行かず、一日中部屋で腰を振る日々。
お〜っと、腰を振るのが遅いですって? 違いますよ〜これは速過ぎて遅く見えるんですよ〜!
「ね、ねぇジュンくん……なんか知らないところからお手紙がきてるんだけど……」
「きっとハードゲイ協会からの手紙に違いありませんよ、お姉さ〜〜〜〜ん!」
「う、うん……そ、それじゃあここに手紙置いてくね……」
「ちょっとちょっとお姉さ〜〜〜ん! なんで僕と目をあわさないんですか?」
 結局お姉さん、一度も僕と目を合わせずに部屋を出ていってしまいましたよ〜
「心が折れましたよ〜! ハードゲイはいつも孤独フォ〜〜〜ッ!」
 それにしてもこの手紙、ハードゲイ協会からの手紙にしては地味すぎますね〜
良く見たら何か書いてありますよ〜?
「やりますか?やらないか?……もちろん、やるに決まってますよ〜! 即答フォ〜〜〜ッ!」

こうして彼は第五ドールと衝撃的な出会いを果たしたのであった。



686 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/07(火) 02:17:38 ID:mquEVkkD
何とテンション高めな引きこもりだw

687 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/07(火) 04:35:49 ID:k61HnYaA
Gじゃどう頑張ってもジュンとは読めんぞ

688 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/07(火) 07:00:45 ID:NmFGieSx
もうギュンでいいよ。
桜だギュン。

689 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/07(火) 11:37:03 ID:RG6rJ6Km
ギュンよりギョンのほうがしっくり来るぞ

690 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/07(火) 12:03:54 ID:lVGh58si
>>689
ギョンだとなんか韓国人のように見えるのだがw

691 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/07(火) 12:23:58 ID:rXXwq3sk
真紅
「名前など便宜上の些細なもの
 ものの本質を表すには要らないわ」
下僕
「だからって僕の名前を『下僕』で表記するな。
 あと空気読め」

692 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/07(火) 12:49:58 ID:RG6rJ6Km
  /⌒ ̄ ̄ ̄\ ρ 「う〜〜トイレトイレ」
  /川‖‖| ‖|  ゝ  今トイレを求めて全力疾走している僕は
 〈巛《〈〈 \巛 |    中学校不登校な一般的な男の子
  │个 个 ヘ |    強いて違うところをあげるとすれば
  │┌−   )/     人形に興味があるってことカナー
   ヽヽ 丿//      名前は桜田JUM
    ┼┬┼
 /┴┴┴┴┴ ̄\
 | │       ┤ \
 | │       │\ \
 | │       │ \ \
 | │      /│  │ │
 | │     / │  │ │
┌─ヽ       」   │ │
│ ├┴┴┴┴┤   田田
│ │  ‖   ヽ   / │
├-┤   /   /   LllLノ

693 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/07(火) 12:50:46 ID:RG6rJ6Km
ある日 手紙が届いた
          _____
         / ヽ____//
         /   /   /
        /   /   /
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       /   /   /
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      /   /   /
       ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

       | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
       | まきますか       |
       |          ..  ..  |
       /    ̄ ̄ ̄ ̄      /_____
       /  ・・・・・・・・・・・・・ . ./ヽ__//
     /  ・・・・・・・・・・・・・  .../  /   /
     /  ・・・・・・・・・・・・   ./  /   /
    /   ____     /  /   /
   /             /  /   /
 /             /    /   /
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/   /   /

694 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/07(火) 12:52:51 ID:RG6rJ6Km
                         鎮  ゆ ふ
            ,ハ爪、,::゙ヽ.          座  か  と
            `l 'i 'i'`ln:}           し  に  見
             l ゙ァ 人{        て 一  る
           `コfェエlユュ         い  つ  と
            /;.;.ヽ   ヽ,    た の
           l;.;.;.;.;.|    i'、      古
           '!;.;.;.;.;|     !;'!_       い
             '!;.;.;.;.|    「 |||       カ
             ノ;.;.;.;..j     |,,|||      バ
  /;.;.;.;/ __三」 |||      ン
       __/;.;.;/lニl-'┴┴厂     が
 /  >'′ | | l`'Y'))i
   `ー' :;:;: ,|-' 'ー'ニノノ
'-= :,,_ /| l: : :"''|'
       / :| l: : : :.|
  ___   /_:::| l: : : :|
    /       
  /                  /  .|
 /                  /  ./|
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| . ./ /
├─────[ i ]────---|/ ./
|      [[二二二]]       |. /
└─────────────′

695 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/07(火) 12:54:40 ID:RG6rJ6Km
  ______________ 
    /                  /.l
  /                  /  .|
 /                  /  ./|
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| . ./ /          うほ・・・いいカバン・・・
├─────[ i ]────---|/ ./
|      [[二二二]]       |. /
└─────────────′

696 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/07(火) 12:55:57 ID:RG6rJ6Km
ハッ

そう思ってると
突然そのバックは僕の見ている目の前で
蓋を
あけはじめたのだ・・・!

  ,-----------------------------、
 /______[__ i __]_______| ヽ、
 ヽ、::::::::::::::::::::::::::::.ィ/~~~' 、:::::::::::::::::::::::::::ヽ、ヽ、
   ヽ、:::::::::::::::::::、_/ /  ̄`ヽ} :::パカ ::::::::::::::ヽ、ヽ
    ヽ、____,》@ i(从_从)) ______ヽ/   
     /::::::::::::::: ||ヽ|| ゚ -゚ノ| ||:::::::::::::::::::::::::::::/|  
   /:::::::::::::::::::: || 〈iミ'介'ミi〉|| ::::::::::::::::::::::/ .ノ 
  ┌────────∪────.||´ ./ 
  │      [[二二二]]       .| / 
  └─────────────´

697 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/07(火) 12:58:37 ID:RG6rJ6Km
    〃                 i,        ,. -‐
   r'   ィ=ゝー-、-、、r=‐ヮォ.〈    /
    !  :l      ,リ|}    |. }   /   .ま
.   {.   |          ′    | }    l
    レ-、{∠ニ'==ァ   、==ニゞ<    |    か
    !∩|.}. '"旬゙`   ./''旬 ` f^|    |
   l(( ゙′` ̄'"   f::` ̄  |l.|   |     な
.    ヽ.ヽ        {:.    lリ     |
.    }.iーi       ^ r'    ,'    ノ    い
     !| ヽ.   ー===-   /    ⌒ヽ
.   /}   \    ー‐   ,イ       l    か
 __/ ‖  .  ヽ、_!__/:::|\


 、        ヽ
 |ヽ ト、  ト、 ト、 、.`、
/|l. l. | |l l | | l |l.| |l. l
/' j/ ノ|ル'/レ〃j/l |
-‐7" ヾー---┐|_.j
 ̄   ./゙ニ,ニF、'' l _ヽ
::   ,.,. |ヽ 」9L.` K }.|
    l'  """  l ) /
  h、,.ヘ.      レ'/
          レ′
 r.二二.)     /  
  ≡≡    ,イ
.       / !
\   /  ├、
::::::` ̄´   /  !ハ

698 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/07(火) 18:11:31 ID:yPkRMIfT
何だこの流れ…

699 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/07(火) 18:29:33 ID:lLryu/nZ
AAウゼエ

700 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/07(火) 19:14:58 ID:ijQp/3yj
しかもズレてる

701 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/08(水) 00:51:01 ID:ZsbS0+DE
もうすぐバレンタインだな…
JUMはきっと薔薇乙女sからチョコもらえるんだろうな。

…ウラヤマシス

702 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/08(水) 01:16:39 ID:0N4x6DBl
おーっと!それは禁句だぜ!?

703 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/08(水) 01:31:26 ID:zn5pS5Il
レスありがとうございます。
>>620
そう言って頂けて本当に嬉しい限りですw
「これからは要所を絞って(赤)くなるですぅ〜♪」
>>622
>それぞれに意味を持たせてるんなら良いんだけど
そこまで汲み取って頂けて、嬉しい限りです。
狙いとしてはまさにその通りなんですが、読み辛さをなくす為統一しますね。

そして流れを読まずに>>617の続きからUPします。

704 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/08(水) 01:34:55 ID:zn5pS5Il
【 Alice 6 】



翠星石の意外な一面と、優しさを知った僕の心は何故か温かく....
こうしてお湯を絞ったタオルで身体を拭いていても、
冷める気配なんか全く感じない程だった。

だけど、身体を拭き終わって着替えを終えただけで、案外疲れてしまった。
また気分が悪くなって熱が上がったら、何の為にみんなが僕を介抱してくれたのか分からなくなる。
取り合えずベッドに横になり、シーツを羽織って翠星石が持ってきてくれた急須に口をつけた。
飲むと、割と水っぽい柑橘系の味が口の中に広がる…スポーツドリンクだった。

水やお茶でも良かったのに....のり姉ちゃん....ありがと。

スポーツドリンクを飲み終えた所で、僕のお腹が『 ぐぅ〜っ 』と栄養の催促をしてきた。

あれから10分ぐらいは経ったよな…
食事持って来るまで寝て待ってろなんて、翠星石のヤツ言ってたけど…

いっその事このまま寝てしまえば、熱も引いて気分の悪さや身体のだるさも無くなるだろうな。
もう食べずに寝てしまおうか… そう思っていると『 コンコン 』とドアをノックする音が聞こえた。
翠星石か。僕は返事を返す。

「拭き終わってるから、入ってきてもいいぞ」

「うゅ〜〜い♪」

あれ? この声…
カチャリと扉が開き ひょこっ と顔を出したのは、やっぱり雛苺だった。

「ジュ〜〜ン、お待ちどうさまなのぉ♪ 頭痛いの どぉ? 痛いのなくなった?」
「あ うん.....雛苺が持ってきてくれたのか?」
「そぅなのぉー、ちゃんとこぼさずに持ってこれたのよー♪ ジュンの所まで持っていくから、まっててなの」
「いや、取りに行くよ」
「ダメなの、ジュンは寝ててなのぅ!」

翠星石と同じ様に、ベッドに居ろと言う雛苺。
雛苺は開いた扉に挟まるようにして うんしょうんしょ と、お盆に乗せた小さな土鍋をゆっくり引っ張り込んでいる。

(大丈夫かな…)

よちよちしながら小さな身体を一生懸命使って、僕のベッドまでお盆を運ぼうとしている雛苺。
某テレビの『はぢめてのおつかい』に出てくる小さな子供を見ているみたいで、こっちがハラハラする。
よっぽど手伝おうかと思ったけど「う〜 う〜 よいしょ よいしょ!」 と言いながら持ってきてくれている
雛苺の頑張りを否定するみたいで....止めておいた。

一生懸命か....僕は…


705 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/08(水) 01:36:31 ID:zn5pS5Il

「ういっしょ んしょー。はい、ジュン〜♪」
ベッドに腰掛けて待っていた僕の前に、小さな宅配屋は満面の笑みで食事を持ってきてくれた。
「ありがと..雛苺」
「えへへぇ〜」
あまりに人懐っこくて無防備な笑顔に、僕のほうが苦笑してしまう。
受け取ったお盆の土鍋は普通に無事だった。翠星石といい雛苺といい、その小さな身体でよく持ってこれるもんだな…
ふたを開けると、いい匂いと共に顔を出したのは熱々の雑炊だった。

「ぅわぁ〜 すごぉーい!」雛苺の目がきらきらしている、そういや こいつら、飯食ったのかな…
「なぁ、お前達はもう飯食ったのか?」
「うんっ!とぉ〜ってもおいしかったのーー! ぷりぷりハートのオムライスだったのよ〜♥」」
「そ、そう」(なんだそれ…)
「ジュンのも きっとすっごくおいしぃのー、食べて食べて〜♪」

確かに…雛苺が覗き込んで欲しそうにするくらいのおいしそうな雑炊だ。
食べようと思って鍋についてきたレンゲを取ったものの、急にめまいがしてくる。
「ジュ ジュンー!?」
「あ ああ....なんでもない....って、おい!?」
そんな僕を見た雛苺が、僕のひざの上からお盆をどけて這い上がってきたと思ったら…
僕の顔をその小さな両の手のひらで包んできて、自分のおでこと僕のおでこをくっつけてきた。
「じっとしてるの! ジュン まだお熱がある....う〜……」
「………(赤)」
やや幼い綺麗な顔立ちに収まるキラキラした瞳が、僕の目を覗き込んでくる。
息がかかる位の、雛苺のくちびるが...僕のくちびるに触れそうになるくらいの、そんな距離で。
頬には小さな、小さな柔らかい手のひらの感触……心の奥がむずがゆくなるくらいの妙な気持ちになる…

なんだよこれ… 何だよこの気持ち… …… 大体こいつら....に、人形なんだぞ......

「ジュン……」
「雛....苺....」

何の警戒心も見せないつぶらな瞳。カールのかかった金色の綺麗な髪。そしてどこか甘い香り。
吸い寄せられてしまいそうな、そんな感覚すら覚え、妙に鼓動が高鳴ってしまう…


「♪ ヒナが 食べさせてあげるのぉ〜〜〜〜♥」

「   は い ?  」


そんな僕の、どこか間違ってるんだろう考えを打ち消すように、
天使のような笑顔で、小首をかしげるように にっこりと微笑んで、僕の頬を小さな手のひらで挟んだまま、そう雛苺は言ってきた。




706 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/08(水) 01:39:09 ID:zn5pS5Il
今日はここまで。

707 :タイトル無し:2006/02/08(水) 01:56:55 ID:5cGS69Dr
>>588の続きです。


 交番の外に出ると、そこにはだだっぴろい空き地があった。現実世界だと、ちょうど同
じ場所に公園があるのだが。辺りはうっすらと靄がかかっているが、視界は比較的良好。
 真紅たちは空き地に足を踏み入れていく。私も後に続く。
 ほんの数メートル歩いたところで、急に真紅が歩みを止めた。真紅の後を差なくトレー
スしていた雛苺が、避ける間もなく真紅にぶつかった。
「きゃっ! ちょっと雛苺、痛いじゃないの。ちゃんと前を見なさい」
「そんなこと言われても〜。真紅〜、急に止まらないでなの〜」
 真紅の理不尽発言に、鼻の頭を押さえながら、雛苺が筋の通った不満を漏らした。
 真紅はそれを黙殺すると、私を見た。
「……泉田」
「はい?」
「抱っこして頂戴」
「――は?」
「『は?』じゃないわ。抱っこして頂戴。雛苺も抱っこしなさい」
 真紅は両手を差し出してきた。雛苺は無邪気に「わ〜いわ〜い、だっこ、だっこ〜♪」
と喜んでいる。いささか唐突過ぎる要望の真意を測りかね、私の頭上をクエスチョンマー
クがくるくる回っている。真紅が何事か呟いた。
「……あなたの歩幅では、私たちにあわせて歩くのが辛いでしょう?」
「えっと、聞こえなかったんだけど……」
 本当に聞こえなかった。良く聞き取れるようにと、しゃがんだ私の左頬を微かな衝撃が
走った。どうやら真紅がおさげで引っぱたいてくれたらしい。
 真紅は腰に両手を当てながら口を開いた――両頬を紅潮させながら。
「つべこべ言わずに抱っこしなさいっ!」

 右腕に雛苺を、左腕に真紅を抱きかかえて、どれくらい歩いただろう。私の目の前に、
1本の樹が現れた。
「ここでいいわ、下ろして頂戴」
 真紅の言葉に従い、私は真紅と雛苺を地面に下ろした。
 真紅は目の前の樹を黙って見つめている。優しく真摯なその眼差しは、しかしどこか寂
しさを感じさせる。雛苺も同様の眼差しだ。
「この樹は……一体?」
「これはね、泉田、あなたの心の樹よ」
 真紅の声は静かで優しかった。

今宵はここまでにいたしとうございます。

708 :オリジナルのジュン:2006/02/08(水) 05:16:27 ID:IbJL5+as
僕は桜田ジュン。最近姉ののりはクラブの長期合宿で三ヶ月は家に帰らないらしい。
まあ自炊も覚えたし何とかなるだろう。

僕はネットで通販を楽しむ。まあ最近少し飽きてきたかな。
それで適当に画面をクリックしてるとひとつのメッセージが出てきた。
『あなたはとてもラッキーな方です。このアンケートの答え次第で運命が変わります』
何だか胡散臭いと思いつつ読み進める。
『巻きますか?。巻きませんか?』
いろいろ読んだが最後に出たのはこの文だ。
「何だこれは。まあ大したことじゃないだろ」
そうつぶやき巻きますの方をクリックした。だが何も起きなかった。
電源を落とすと夕飯の買い物に向かった。

709 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/08(水) 05:21:53 ID:UY1uU6zT
>>708
3ヶ月もお家に帰れない合宿テラコワスwww

710 :オリジナルのジュン:2006/02/08(水) 05:30:50 ID:IbJL5+as
買い物では結局焼いたら終わりのステーキを買った。一人なのに二枚で半額に釣られて
二枚も買ってしまった。少しアホだったな。
家に帰ると荷物を台所に置くと一度部屋に戻る。服を普段着に着替えるためだ。

部屋に戻るとなぜか黒いかばんがあった。
何だこれは?
そう思いながらもかばんを開けてみた。するとピンクの服を着た可愛い人形が入っていた。
金色の髪も綺麗に巻かれていてとても綺麗だった。
「可愛いな」
思わずそうつぶやいた。そして気づいた。ゼンマイがあることに。
「ゼンマイか。意外と古いのかな?…そうかこれはさっきのアンケートの?
でもどうして?まあとりあえず巻くかな」
迷ったが好奇心に負け結局巻いてみた。
すると人形は目を開けた。
「うわっ」
さすがに驚いた。いきなり目を開くとは・・・」
「うーん、あなた誰?」
「えっ!?」
「誰なのぉ?」
「えっと・・・僕は・・・桜田ジュンだけど」
「ジュン?ヒナはね。雛苺って言うの?」
「雛苺?」
「ジュンはヒナのお友達になってくれるの?」
「えっと・・・」
さすがに困惑を隠せない。だっていきなり人形がしゃべるんだ。
普通は混乱でもう何をして良いか分からない。名前を自己紹介したことも奇跡だ。
でも相手はどうやら危害を加えるようなホラー映画のモンスターじゃないらしい。
僕は冷静に返した。
「まあ友達なら・・・良い・・・かな」
「ほんとう。やったー。ヒナのおともだち」

これが僕と雛苺の奇妙な生活の始まりだったんだ。



これでまず序章を終えます。
このssはジュンの元に来たのが雛苺だったら?という物語の前提を変える事からはじめました。
もちろんアリスゲームも描くつもりなので期待してください。

711 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/08(水) 07:22:21 ID:336xfHE4
これは期待大。
だがやはり合宿三ヶ月はねーよwww

712 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/08(水) 15:04:50 ID:i87gCyc5
ここは部活でケガして3ヶ月入院しかない!

713 :僕犯人知ってます。:2006/02/08(水) 17:36:26 ID:L9BbM6NG
さて、久しぶりにSS書こうかな・・・・・
まぁ、今回のSSを書いてて分かったことは、自分はバトルシーンを書かないほうがいい。
これは前々から思っていたことだが、純愛ものは自分には似合わない。
やはり、ドロドロしたような雰囲気の方が向いてる気がする。
たまに、純愛も書くが・・・・・まぁ、そんな感じですかな。
まぁ、そんな感じで今日で今書いてるSSを終わらせようと思う。
終わりぐらい文体はマトモな感じに戻って欲しいな。
じゃあ

714 :僕犯人知ってます。:2006/02/08(水) 19:07:37 ID:L9BbM6NG
>>625の続き
真紅がnのフィールドに入って少し経ったころに、ジュンは真紅を捜し始めた。
家中を捜し回ったが、真紅はどこにも居なかった。
「やっぱりここかなぁ・・・・・」
ジュンは鏡のある部屋のドアを開けた。
そして、鏡に近づき鏡に手を添えた。
「入れない・・・・・か」
今まではnのフィールドへ入る時は必ず人形の内誰かが一緒だった。
だから、入れないかもしれないとジュンは思っていた。
その時、鏡が光り始めた。
ジュンは驚いて鏡から手を離し鏡との距離をおいた。
鏡から赤いヘッドドレスと金色の髪が見え始めた。
「真紅!!」
ジュンは嬉しそうな声で真紅の名前を呼んだ。
しかし、ジュンは真紅の異変に直ぐ気付いた。
真紅は頭を誰かの手に掴まれていて首から下が無かった。
「お前・・・・・水銀燈!!」
真紅の頭を掴む手の主は水銀燈だった。
そして、水銀燈はジュンの目の前に舞い降りた。
「なによぉ。その反応」
「お前!!真紅をどうしたんだ!?」
ジュンは水銀燈を睨み付け怒声を上げた。
「どうしたって、見てわからないのぉ?」
水銀燈はジュンが怒っていくのを見て背筋がゾクゾクとした。
「お前・・・・・真紅を!!」
「何怒ってるのよぉ?私達はアリスになる為だけに作られたのよぉ」
その言葉を聞いてジュンは間髪入れずに一言言った。
「真紅は・・・・真紅はなぁ!!お前を倒した後、その事を悔やんで戦う事を拒み続けてきたんだぞ!!」
「フフ・・・・。戦いを拒み続けてきたぁ?笑わしてくれるわね。真紅は翠星石と蒼星石を倒したのよ!」
ジュンは水銀燈の言葉を聞いて驚いた。
「まぁ、いいわ。もうあなたにも真紅にも用はないし・・・・。ばいばぁい」
水銀燈は鏡の中に消えていった。
水銀燈が帰った後ジュンは蒼星石が住んでいた時計屋に電話をかけた。
蒼星石は家には帰っていなかった。
ジュンはこの一件で心を閉ざした。
初めは人形達が来る前に戻るだけだと思っていたが実際はそうではなかった。
心の支えを無くしたジュンは姉のノリと顔を合わさなくなり、食事も一日一食となっていた。
この時ジュンの心の樹はおそらく枯れていただろう。
だがその事を確認できる者はジュンの周りにはもう居なかった。


end

はい終了です。
1時間かけて作ったやつ間違えて消しちゃって、流れは大体覚えてたけど・・・・。
やっぱりセリフとか完璧に覚えてるわけ無いし、面倒という気持ちあるからかなり省略してしまった。
そのせいで、初めより悪くなった。
まぁ、いいや。
この話はもう終了、明日からまた、別の話を書いていこうと思います。
今回書いてた話の様にならないようにします。
バトルナシでね。

715 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/08(水) 19:44:29 ID:MgDh8MZF
>>714
gj! 俺バッドエンド大好きwww

716 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/08(水) 20:00:53 ID:BZvCbMUn
ここってグロ・欝隔離スレって聞いてきたけどマジ?

717 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/08(水) 20:16:41 ID:MCK208Ip
>>716
違います。蒼星石虐待スレです。

718 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/08(水) 21:44:42 ID:3ZYzc1z8
元は虐待スレ、今は虐待もほのぼのもありの何でもありスレ
虐待は消えつつあるけどね…

>>714
鬱エンドもいいね。

>>710
超期待してます

719 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/08(水) 22:57:21 ID:HBYzr+L2
投げやり感が否めないな。
でもまあ、大作お疲れ様

720 :1/3:2006/02/08(水) 23:05:01 ID:Tth1iYd3
何時の間にか僕の引き出しに入っていた謎の封筒...

――巻きますか、巻きませんか

その文面を訝しく思いながらも暇つぶしに丸で囲みごみ箱に捨ててから寝た。
翌朝いつものように食事の準備をしてから姉を起こしに二階へと上がる(と言ってもまだ始めてから二週間程度だが)
―コンコン、
「姉ちゃん、朝御飯できたよ..ってかそろそろ起きないと遅刻するぞ?」
その言葉に呼応する様に寝ぼけ眼を擦りながら姉が部屋から出てきた。
「ん〜‥おはようジュン君、、」
「ほら、早く顔洗って来いよ。ご飯が冷めちゃうだろ」
「…は〜ぃ」
僕の肩を支え代わりに使い階段の方へと向かった姉に『ドキリ』とさせられる。ひんやりとした朝方の廊下だからこそ感じられる仄かな体温と優しく包みこんでくれるような香り‥
いやらしい意味ではなく純粋に癒される。

さて、僕の重度の引き篭りと言う病は柔らかな春の訪れと共にその症状も改善されたわけで…
それはいよいよ僕が学校に復帰する時期が近づきつつある事を告げていた。

721 :2/3:2006/02/08(水) 23:07:09 ID:Tth1iYd3
>>720の続き
朝食を終えてから僕の煎れたコーヒーで一服しつつ姉が嬉しそうに呟く。
「来週からジュン君と登校‥お姉ちゃん待ちきれないわ〜♪」
「僕は正直まだ不安の方が大きいよ」
「大丈夫。巴ちゃんもついてるしそんなに心配しないの」
「そ、そうだよな。(よし今がチャンスかもっ!)まぁ、なんだ、その、今更なんだけどさ‥あ、あ」
「ん〜!?どうしたのモジモジしちゃって。いつものえばりんぼジュン君らしくないわねw」
「う、うるさいな!ほら弁当。とっとと学校行けよお茶漬け海苔!!(ああぁぁぁ..)」
「あらあらwそれじゃ、行ってきま〜す」とニコニコしながら姉は登校してしまった。。。
これで何度目の失敗だろうか..
荒れていた僕を見捨てずに立ち直らせてくれたお礼を、たった一言の『ありがとう』を伝えるのが照れ臭くて。
「はぁーーっ」
溜め息をつきつつ自分を情けなく思う。こうして家事を進んでやる様になったのも、その一言のきっかけ作りのためだったりする…
ぽわわ〜んとした優しい性格(怒ると鬼のように恐いが‥)の姉にとってはさほど重要な事ではないだろうが、それは僕なりのケジメというか小さなプライドというかとにかく言わなければならない一言な訳だ。
(復学まで残り七日間か‥それまでには)

722 :3/3:2006/02/08(水) 23:10:22 ID:Tth1iYd3
>>721の続き
なんて事を考えつつも朝食の後片付けを済ませ二階の自室へと続く階段を昇る。面倒だが今日の分の課題をすませないといけないのだ。
因みに課題とは、提出すれば学校を欠席した分を補って進級させてくれると言うとてもとて〜も有り難〜い物だ。
(早く済ませてネットでもやるか)
やる気なく部屋のドアを開ける、と同時に何か違和感を覚えた。
「ん?」
しかし原因はすぐに見つかった。それは僕の机の脇にある見慣れない鞄のせいだった。
(何だコレ?年代ものっぽいが)
見慣れない鞄が突如として存在した、そんな不思議さよりも中身は一体何なのかを知りたい好奇心の方が膨らんでしまう。
―カチャ!ギィ..
(ゴクッ!)
思わず喉がなる。トランクの中身は人形、しかし普通では有り得ない程リアルに造り込まれた人形。
僕はその妖しい魅力に度肝を抜かれ一瞬凍りついてしまう。
が、恐る恐る手に取って全体をゆっくり調べてみる。リアルな質感と凝った衣装がますます僕を虜にする。
ふと背中の、丁度腰の中心部辺りに穴があいているのを見つけた。再びトランクに目を落とすと奥に螺子巻きを見つける。
(ゼンマイ仕掛けか?)
僕は螺子巻きを手に取りゆっくりと穴に差し込み、回す..
―キリキリッキリキリッキリ‥

そして歯車は音を立てて回り始めた――

《続く》

723 :オリジナルのジュン:2006/02/08(水) 23:35:38 ID:IbJL5+as
「えっと雛苺。僕は今から夕食を作らないと駄目なんだけど雛苺はどうする?」
「ジュン何か作るの?ヒナは甘いものがいいの」
「甘いものって・・・?」
「甘いものは甘いものなのぉ」
「分かったよ。じゃあとりあえず冷蔵庫で何か作れるものがあるか探してみる」
僕は雛苺のために何かお菓子を作ることにした。
冷蔵庫を開けると牛乳とか小麦粉とかのほかになぜか苺があった。
恐らく姉が買っておいて出すのを忘れたのだろう。賞味期限を見ると・・・今日だった。
「とりあえず生クリームケーキでも作るか」
僕はパン生地をすばやく作りオーブンで焼いた。そしてその間に生クリームも作って
途中で雛苺が
「ジュン。ヒナ退屈なの」
といったのでとりあえずテレビでもつけてみると人形劇をやっていたのでそれを見せてみた。
するとすっかりそれに見入っているのでわずか二時間でケーキは完成してしまった。
「雛苺。ケーキが出来たよ」
「えっ。ケーキ。うれしいの」
雛苺はケーキを聞くとすぐにテーブルのいすに座る。
「じゃあ切るよ」
僕は一号のミニホールのケーキを半分に切ると雛苺のお皿に乗せた。
「わーい。いただきますなのー」
雛苺はおいしそうにケーキを食べ始める。

724 :オリジナルのジュン:2006/02/08(水) 23:55:01 ID:IbJL5+as
「ジュン。おいしいの」
雛苺はすぐに半分のケーキを食べてしまった。
「早いな。じゃあもう半分食べるか?」
「えっ。本当なの」
「ああ。じゃあ僕はステーキでも焼いて食べるよ」
雛苺がもう半分のケーキを食べてる間に僕はステーキを焼く。
そして雛苺がケーキを食べ終えるのと同時に僕の夕食も出来上がった。
「ヒナ幸せなの。ケーキ大好きなの」
「そう。じゃあ僕は食事をするけどついでにいろいろ聞いても良い?」
「?なんなの」
「雛苺は人形だけど食事も出来るししゃべれるし。どういう人形なの?」
「ヒナはローゼンメイデンの第六ドールの雛苺なの」
「ローゼンメイデン?第六って他にもいるのか」
「うん。全部で7人居るの。それでね。アリスになるために他のドールと戦わないといけないの」
「戦う?」
僕は食事をしながら聞いていたが思わずナイフとフォークが止まる。
「戦うってどういう風に?」
「えっとね。ローザミスティカを7つ集めるとアリスになれるの。それでアリスになるために他の
ローザミスティカを奪わないと駄目なの」
「ローザミスティカ?何それ?」
「えっとね。マスターと契約する・・・。あっ!?忘れてたの」
「何が」
雛苺の表情が急に焦ったような顔になる。本当に人形とは思えないぐらい表情が豊だ。
「これなの。ネジを巻いてくれた人と契約しないと駄目なの」
「契約?」
おいおい。何だか急展開だな。
「この指輪にキスしてくれたら良いの。そうしないとヒナ困るの」
「・・・キスは恥ずかしいな。契約しないと駄目かな」
さすがにキスは恥ずかしい。
「ヒナ契約してくれないと困るの。ジュンと一緒に居られなくなるの。ジュンは約束してくれたのに
 またヒナから去っていくの?」
また?思わず聞こうとしたが止めた。恐らく雛苺にも悲しい過去があったのだろう。
この悲しそうな顔を見たら分かる。そして僕はもう迷わずに雛苺の指輪にキスをした。
「ジュン?」
「約束は守るよ。ずっとヒナのそばに居るよ。・・・わっ」
驚いたいつの間にか僕の指にも指輪がはまっていた。
「契約するとジュンの指にも指輪がはまるの。これでヒナとジュンは絶対の友達っ」
雛苺は僕に抱きついてきた。
でも雛苺は可愛いな。こんな可愛い子なら甘えられても良いかもな。

次回に続く。


どうですか今回は雛苺とジュンの契約まで描きました。
次か次の次には別のドールとアリスゲームが始まると思います。
初戦の相手は一応候補を三体まで絞ってますがこれから最終チェックに入ります。
感想レスはドンドンください。

725 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/09(木) 00:20:14 ID:8I4EWWUj
>724
巴の時もこんな風だったのか、とか想像しながら読みました。

今後も期待大。
まあ気負いせず気楽に書いてくださいな。

726 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/09(木) 00:40:57 ID:ax2P3RKX
ttps://www.animate-shop.jp/webshop70/image/cmdty/0/4039353_1.jpg
ttps://www.animate-shop.jp/webshop70/image/cmdty/0/4039352_1.jpg

(;´Д`)=3
SSネタの足しにでもしてちょうだいw

727 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/09(木) 02:50:11 ID:WrrJ4L0R
>>726
どう足せっていうんだお前は

728 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/09(木) 15:44:24 ID:c3seQSgr
>>727の冷静な突っ込みに今日一番笑ったw


>>722
おお、ジュンがマトモw
文体が凄く読みやすいですな!
次の展開に超wktk

>>723
早急に続きを希望するのであります。

729 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/09(木) 18:46:42 ID:IAfapfQo
>>722>>724
どっちも先が楽しみ

730 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/09(木) 19:02:07 ID:J+twvdkP
他は>>664>>705>>705かな?続きに期待。

731 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/09(木) 19:03:24 ID:J+twvdkP
ゴメソ>>664>>705>>707の間違いorz

732 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/09(木) 19:52:19 ID:c3seQSgr
カナリア物と梅岡のも楽しみにしてるんだけど、前者は続きが投下される気配なくて、後者は受験終了後か…

733 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/09(木) 22:17:25 ID:hrbdD1xn
「咲いたですよ…コスモス、綺麗に咲いたですよ…」
アリスゲームが終わって1ヶ月が過ぎようとしている。
翠星石はただ独り、庭に咲き乱れるコスモスを見ていた。
夏の終わりを告げるような風にゆらめくコスモスの花、
それは蒼星石と一緒に育てた最期の花。
「チビチビ苺の花壇なんかより、ずっと立派に咲いたです…」


あの日、雛苺が持つ百均の象のジョーロに対抗意識を燃やした翠星石は
雛苺に内緒でジョーロを庭の植え込みに隠しながら、
「あんなチビチビ苺なんかより、ずっときれいな花壇を作るです!」
と言って庭にコスモスを植えようと言い出した。
蒼星石は苦笑いをしながら、翠星石の園芸の手伝いをする。
やがて芽を出し、花を咲かせる日を心待ちにする翠星石に対して
自分がこの花を見る事はないだろうと思いながら、蒼星石はそれを見守っていた。
ずっとこんな幸せの毎日が続くと信じて疑わない翠星石とは裏腹に
この時既に幸福な時からの別離を決心していた蒼星石。
『ごめんよ翠星石、僕はやっぱりアリスを目指すよ。
これが二人でする最期の庭作業かも知れないけど、君の笑顔は絶対忘れない』
アリスを目指した蒼星石、目指さなかった翠星石。
双子の姉妹を分け隔てたものが何だったのか、それは当の姉妹にさえも解からない。


「翠星石は…蒼星石や雛苺なんかいなくったって、寂しくなんかねーです。
これっぽっちも寂しくなんか…」
彼女からそれ以上の言葉が紡がれる事はなかった。
小さな声は空をかけめぐり、想いは風に消えてゆく。
返しそびれて主を失った象のジョーロは、薄汚れて植え込みに半ば埋もれ、
時と共にいずれはコスモスさえも力尽きて枯れて行くだろう。
だけど人の想いは花となり、心に永遠に咲き誇る。
翠星石の胸に咲き乱れる思い出の花々、枯れる事のない遠いなつかしい日々。
翠星石は涙を我慢するように空を見上げると、
ただ静寂の青い空だけが、あの日と変わらずに翠星石を包み込んで、
透き通ったやわらかな光の旋律を降り注いでいる。


鎖された時の狭間に 迷い込んだ小さな光の雫
夢のおわり ただ君だけを願う


734 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/09(木) 22:19:18 ID:hrbdD1xn
えー偉大なる安西先生のお言葉に従って
別の話を作ってみますたよ。w
やっぱり、諦めって肝心だったですね。

735 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/09(木) 22:32:40 ID:J+twvdkP
>>733最初の二行しか読んでないけど、もしかして二期アニメのネタバレしちゃったりしてる?

736 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/09(木) 23:10:49 ID:hrbdD1xn
あ、やべ!ゴメ!
バレバレじゃん。

737 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/09(木) 23:29:59 ID:J+twvdkP
あ、やっぱりw

738 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/09(木) 23:50:52 ID:jaTg1Dlo
最後ってEDテーマ?

739 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/10(金) 01:34:31 ID:afTuqYHd
733−734
歳食うとこういう話に弱くなってしょーが無い・゚・(´Д⊂ヽ・゚・

740 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/10(金) 04:12:23 ID:GGy1J1HR
>733
上手いな。
やっぱり諦めは大事w

741 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/10(金) 08:30:03 ID:o3FfEHMl
>>705
【 Alice 7 】



鏡の部屋。

背面から照らす廊下の明かりが、薄いシルエットを床に落としていた。
全身を映し出す大きな鏡面に、手のひらをかざす真紅。
水面(みなも)に広がる波紋の様に、光を帯びながら鏡面が揺れる。


「こんな事をしても.....聞こえていないかも知れないわね....」

静かな声。


「貴女を憎んでいた訳じゃない....姉妹の誰もがお父様に逢う事を願い...
 ただそれだけの為に、アリスゲームがあるのも理解していたわ.....」

「私は生きることを示す為に...貴女を.........
 失ったのは、それまでの培った時間と.....戦うことの意味と.....貴女の存在.....」

「罪を無かったものにしてもらいたいなんて....言うつもりは無いけれど...
 苦しんだわ....夜が....眠りの時間が....抗い(あらがい)を許さない....罪と後悔の世界だったから....」


誰に向かうでもない言葉だけが、時間の螺旋を巡る。
美しき旋律を伴うように言葉は続く。


「戦うことで...自分の存在を...生きてゆく事を示すのなら....
 失いたく無い物を守ってゆく事が....生きてゆく事でもあるのなら....それが戦うことでもあるのなら...」

「私は……私には...貴女ほどの想いは無いのかもしれない....
 お父様に逢うために、その為に生きてゆく事より....もう失いたくないものの為に....生きてゆこうと思うの」


艶やかな少女の顔立ちに、悲しそうな自嘲の笑みが浮かぶ。


「都合のいい、言い訳...かしらね.... でも、本当に嬉しかった…貴女にまた....会えて
 だから...見つけて頂戴...貴女と引き合う....貴女のミーディアムを...
 きっと貴女にも....解ってもらえるものが...ある筈だわ」

「だけど貴女は再び...アリスを目指すのね....それが貴女の想いの強さなら.....
 戦わない事も、戦う事なら....私は……」



742 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/10(金) 08:32:28 ID:o3FfEHMl


その思いを語ることなく、背後から声がかけられた。

「ここにいたですか、真紅。 何してるですか?」
「何でもないわ...」
鏡面の波紋が消え、光も消える。
不思議そうな翠星石の顔を気に留めず、問い返す真紅。

「それより、ジュンの食事はどうしたの? あなたが持って行くのではなくて?」
「ちびちびに譲ってやったですよ。甘えてばっかですから、たまにはちゃんと働かせないといけねーです」
「…そう、雛苺に...妹思いなのね」
「な、なんですかその含みは?!」
「別に...何でもないわ。それより...嬉しそうね。 何かあったの、翠星石?」
「べべっ! 別に何も無いですぅー!」
何気ない真紅の言葉に頬をうっすらと染め、
「ち チビ人間の身体拭いてやったり 話したり 振り向いた時にたまたま抱きしめられたりなんて
 そんな なんでもねぇですぅーー〜〜〜!♥」
自分の頬を両手で挟み、くねくねキャーキャー惚気る(のろける)翠星石を、
「…あったんじゃないの....全く何をやっているのかしら」
真紅は半ば呆れ顔の様な微笑みを見せ、言葉を返す。

そして二体のドールはジュンの話題をしながら、鏡の部屋を出てゆく。




聞こえたかもしれない、いや…
聞こえることは無い二つの違う声が、映す姿をなくした鏡の中から流れた。

決して交わることなく、互いに伝わることの無い二つの声が。







       (   ……真 紅……   )





( あなたが拒んでも もうアリスゲームは避けられない )







鏡は...廊下から入る明かりを反射しているだけだった。




743 :僕犯人知ってます。:2006/02/10(金) 21:11:37 ID:ErVawYq0
新しいSSを書き始めようと思います。
多分ショートストーリーになると思う。
今日中には書き始めると思うけど、少し遅くなると思います。


744 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/10(金) 23:19:33 ID:nvOOmfQL
741がSSをうPしてから流れが止まった件について

745 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/10(金) 23:30:51 ID:dM83GPfa
しーなのしーなの

746 :僕犯人知ってます。:2006/02/10(金) 23:45:30 ID:ErVawYq0
いつもの様に人形達がリビングで遊んでいた。
ふと翠星石はあることを疑問に思った。
「今日人間はどうしたですか?」
翠星石は今日桜田家に来てからジュンを見ていなかった。
「ジュンは今日風邪を引いて、部屋で寝ているわ」
真紅は普段通りの口調で言った。
「そうですか・・・・」
しばらく翠星石は考え込んだ。
翠星石はいきなり立ち上がり桶に水を入れタオルを持ち出した。
そして、水を入れた桶を持ってジュンの部屋へたどたどしい足つきで上がって行った。
ジュンの部屋のドアを翠星石はノックした。
返事が無かったので翠星石はドアを開け部屋に入っていった。
「ん?何だ性悪人形か・・・・」
ジュンは一言そう言ってパソコンの方を向きなおした。
「何だとは何ですか!?そんな事より風邪を引いてるんじゃないんですか!?」
「これくらい平気だよ」
翠星石の心配をよそにジュンはパソコンに熱中している。
翠星石は持っていた桶とタオルを置いてジュンに詰め寄った。
「平気じゃないです。ベッドに入って寝てろです!」
翠星石はジュンの座っている椅子を揺らした。
「っわ!!危ない、止めろ!!」
しかし、翠星石はジュンの椅子を揺する事を止めようとせず、更に激しく揺らした。
その時にバランスを崩したジュンが椅子から翠星石の方へ倒れてきた。
「っえ?キャアアアアア!!」
翠星石の悲鳴が桜田家に響き渡った。
リビングに居た人形達やノリが慌ててジュンの部屋に駆けつけた。
「どうしたの!?翠星石」
真紅がドアを開けてジュンの部屋に入って来た。
「ジュンが・・・・・ジュンが」
翠星石が泣きそうな顔で真紅の方を見た。
真紅は翠星石の隣で倒れているジュンを見つけた。
「ジュンが私の方に倒れてきて、その時私を潰さないようにと庇ってそれで、桶に頭をぶつけて・・・・」
ジュンは翠星石の言った様に桶に頭をぶつけて気絶し、さらに桶に入っていた水を頭から浴びてしまっていた。
元より軽い風邪を引いていたジュンはこれが原因で本格的に風邪を引いてしまった。
数時間後。
ジュンが目を覚ました時、ジュンの隣には心配そうな顔をして必死に看病をする翠星石が居た。
翠星石はジュンが目を覚ました事に気付いた。
「大丈夫ですか?さっきはごめんなさいですぅ」
「・・・・別にいいよ。それより僕と一緒に居ると風邪がうつるぞ」
「私は人形だから、風邪など引かないのです」
翠星石はジュンの額に乗せてある濡れたタオルを取った。
そして、翠星石は顔をジュンに近づけ額同士をくっつけた。
「まだ、熱があるです」
この時、ジュンには翠星石の息がかかるところまで近づいていた。
ジュンは顔を真っ赤にした。
翠星石が額を離した時、ジュンは照れ臭そうに一言言った。
「翠星石・・・・ありがとう」
この言葉を聞いた時翠星石も顔を真っ赤にした。
「か、勘違いするなです。これは唯の慈悲なのです。お前みたいな奴の面倒など私以外に見れるものなど居ないから仕方なくこうしてやってるのです」
翠星石はいつもの憎まれ口をジュンに吐いた。
「言ってろ。この性悪人形」
ジュンは優しくそう言い再び瞼を閉じた。



はい終了。
超ショートストーリー。
1日で終わりかよって突っ込みたくなるなw
もうちょっと続くもん考えやんとなw

747 :オリジナルのジュン:2006/02/10(金) 23:54:13 ID:EQFPE0Q6
雛苺が家に来てから三日がたった。
僕と雛苺は毎日を楽しく過ごしていた。だがひとつだけ問題があった。
それは雛苺が僕の作るケーキやクッキーといったお菓子は食べるがちゃんとした料理はまだ食べてないのだ。
いくら人形でも栄養が偏るのは悪いと僕は思い今日の夕食は雛苺にご飯を食べさせようと思う。

夜になる。雛苺と僕はゲームをしたりお絵かきをしたりして遊んだが晩御飯の準備をしなければならない。
「雛苺。今から夜のご飯を作るからテレビでも見てて」
「分かったなのー」
雛苺はテレビをつけるとくんくん探偵のテレビを見始める。雛苺はこの番組が大好きらしい。

僕はさっそく料理を始める。子供だし最初はハンバーグで良いだろう。
上に目玉焼きを乗せて、添え物はフライドポテトで良いかな。
野菜は人参をバター焼きにしておけば美味しく食べれるだろう。
僕は結構子供受けするように味付けも少し工夫してみた。もちろん目玉焼きは花丸に型を取る。
これだけでも印象が大きく変わるからだ。

「雛苺。出来たよ」
「ねえジュン。これ何なの?」
「雛苺のご飯だよ。いつも甘いものだけじゃ健康に悪いし」
「・・・美味しいの?」
雛苺ははじめてみるものに少し戸惑っている。
「大丈夫だよ。それにそれを全部食べたらいつもより奮発したデザートもあるよ」
「本当なの」
「もちろんだよ。だから食べてみてよ」
「分かったの。食べてみるの」
雛苺はハンバーグをナイフで切るとフォークで口に運ぶ。
意外とナイフとフォークの使い方はしっかりしていた。

748 :オリジナルのジュン:2006/02/11(土) 00:06:13 ID:CjGBlxtP
「美味しいの。ジュンの美味しいの」
雛苺は美味しいと言ってくれた。
僕はとてもうれしかった。頑張って作っただけあった。
雛苺は他にフライドポテトや人参のバター焼きもしっかり食べてくれて本当に良かった。
まずいとか言われるかもという不安はあっさりと解消された。
「じゃあデザートでも食べるかい?」
「やったーなの。ジュンのケーキは本当に楽しみなの」
今日のケーキはフルーツタルトにしてみた。雛苺はとても喜んでくれた。

そして夜。
「お休みなの」
雛苺はかばんに入って眠りに付く。
僕は締め切り前の仕事があったのでまだ起きている。
「えっとー。これからどう話を動かしていこう」
そう。雑誌に載せる小説の連載の締め切りが明日の朝なのだ。
雛苺と甘い生活を送っていたらすぐに締め切りが近づいていた。
「今日は徹夜か」
そうつぶやくと両頬をたたいて気合を居れ、小説を書いていく。

「見つけたよ雛苺。君のローザミスティカ・・・奪わせてもらうよ」
ジュンの家の向かい側の家の屋根から見下ろす一人のドールはただ、ジュンの家を見下ろしていた。



やっと続きを書けました。
次はいよいよアリスゲームが開幕します。
雛苺の初対戦の相手は・・・いろいろ迷いましたがもうドールもマスターも決めました。

749 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/11(土) 00:15:56 ID:otgHDiTA
>>748
よりにもよって水銀ではなくあの子ですかw


750 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/11(土) 09:07:15 ID:YaMFtYQ9
クレヨンを使ったいたずらが二度と出来ないよう、罰として、

ガタガタ震えて泣きながら赦しを乞うクソ雛苺を無理やり押さえつけて、

その小さな小さな両手首を大根おろしですりおろしてやる。

「ごめんなさいなの〜」、「もうしませんなの〜」、「ゆるしてなの〜」

すっかり怯えきった表情でそう言っていたクソ雛苺。

体罰中は「いいいたいのおおおお〜」、「うぎゃあああ〜」と泣き叫んでいたクソ雛苺。

しかし、いざ体罰が終了して両手首がなくなってしまえば

「このやろうなの〜」、「おまえ、ゆるさないの〜」、「しねなの〜」

と半狂乱になってわめき出す始末。まさに強情なる事この上なし。

クソ雛苺には「真摯な謝罪と反省」という事が絶対にないのだ。

だから体罰がやむ事も決してあり得ない。無限に続く体罰の日々。

751 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/11(土) 09:09:55 ID:YaMFtYQ9
雑草を刈る回転式芝刈り機で、クソ雛苺を腰の部分から半分に切断してやる。

尻から上と下が別々に動くクソ雛苺。足と尻だけでトコトコ走り回る下半身。

余りの激痛に髪を掻き毟りながら、「いいいたいの〜」とわめきちらして転げまわる上半身。

存在自体の罪を悟れぬ愚か者の姿。

嘲笑する通行人。指を指して笑う子供たち。

射殺を試みて失敗した警官によって清掃車が呼ばれ、焼却炉の待つ処理施設へ。

生ゴミと共に燃やされ、灰になっても死ぬことの出来ぬクソ雛苺。

クソ雛苺にとって、一切は苦しみ以外の何ものでもないのだ。

752 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/11(土) 09:11:30 ID:YaMFtYQ9
「お帰りのっ、ジュン登り〜」などと言ってふざけているクソ雛苺の片足を掴んで

全力で地面に叩き付けてやりたい。

首も手足も胴体もバ〜ラバラ。転がった首がオギャーオギャー泣き叫ぶ。

やかましいから髪の毛わしづかみにして、もう一度コンクリートの地面へ。

今度は頭も粉砕され、目玉がコロコロ転がっていく。血の涙を流しながら( ^∀^)ゲラゲラ


753 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/11(土) 09:13:01 ID:YaMFtYQ9
泣き叫んで激しく抵抗するクソ雛苺に無理やり鉛の靴を履かせて大き目の空の水槽に入れてやる。

足を固定されて動けぬまま手をバタバタさせて暴れるクソ雛苺の憎々しい姿。

全能の神に祈りを捧げてから、水槽に希硫酸をゆっくり、ゆっくり、ゆ〜っくりと注ぎ込む。

ちなみに、首から上まで注いではいけない。また、決して濃硫酸を用いてはならない。

可能な限り長い時間踊らせて、罪を償わせなければならないからだ。己の存在自体の罪を。


754 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/11(土) 14:01:07 ID:AAyAYQRN
「お帰りのっ、ジュン登り〜」などと言ってふざけている雛苺の脇腹を抱えて

全力でたかいたかーい、ぐーるぐーるをしてやりたい。

目が回って首も手足も胴体もバ〜ラバラの感覚になった雛苺がグスン泣き。

カワイイのでゴメンゴメンと誤りながら髪の毛なでなで。

かすかに香る、クレヨンとお菓子と苺の香り。そのまま抱きしめ。


755 :タイトル無し:2006/02/11(土) 19:53:31 ID:64v2JUST
>>707の続きです。


「心の樹?」
「そう。今のあなたの心を写し出す、いわばあなたそのものの樹」
 真紅の声が私の心に染み入ってくる。穏やかに語るその表情は、なんとも言えない気品
に満ちていて、気付けば私は思わず横顔に見入っていた。真紅に呼ばれなければ、間違い
なくいつまでも見つめていただろう。
「い・ず・み・だ、何を見ているの?」
「――え……あっ!」
 真紅が悪戯っぽく笑っていた。なぜかばつが悪くなり、私は目の前の樹に目線を逸らし
た。真紅もそれに倣い、話を再開した。
「幹が真っ直ぐで、しかもしっかりと根を大地に下ろしているわ。泉田、あなたの心の樹
はとても立派よ」
「……なんだか、恥ずかしいな」
「どうして? あなたの心でしょう?」
 真紅が問いかけてきたが、私は聞こえないふりをした。自分の心の奥底を覗くなんて気
恥ずかしい。いや、恥ずかしさよりも恐ろしさが先に来てしまう。見たくない、あるいは
見てはいけないものがそこに渦巻いているような気がするから。そんなものは他人には絶
対に覗かれたくない。
「恥ずかしがる事は無いわ。心の樹がこうまで真っ直ぐに伸びているという事は、それだ
けあなた自身が真っ直ぐに生きてきたという事。曲がったり、雑草が絡みつく隙が無いく
らいに」
「雑草?」
「樹の根元を御覧なさい」
 真紅に言われたとおり樹の根元を見ると、そこには雑草が数本生えていた。この雑草に
も、何か意味があるのだろうか。
「この雑草は、あなたの心の奥底にあるあなたの嫌な思い出。あなたの心の成長を妨げる
要因となるものよ」
「へぇ……」
「まぁ、雑草の形態をとるものもあれば、つる草のような形態をとるものもあるわ」
「……よかったよ、つる草に纏わり付かれなくて」
「そうね。私もそう思うわ」
 知らず知らず私の口から安堵の溜息が漏れた。現実のつる草だと、種類によっては巻き
ついた樹木に根を生やし、養分を横取りした挙句、樹木を枯らしてしまう事もある。これ
が心の問題だったらどうだろう。嫌な思い出が常に心に纏わり付き、それを払拭する事も
適わず、気が付けば身も心も蝕まれ、最終的には……想像しただけでゾッとする。
「きっと、泉田の育ち方が良かったのね」
「正直、こんなに真っ直ぐな生き方をしてきたとは思えないけどね」
 生きていれば1つや2つの曲がった事に関わるものだ。親の財布から金をくすねたり、
高校生あたりになると煙草を吸ったり。私もその口だ。そう言うと真紅は「まぁ……」と
呆れたように笑った。
「でも、その都度その都度親や周りの人から怒られて……」
「だから曲がらずに済んだのだわ、あなたも、あなたの心の樹も」
「……そうだね」
 ふと、私の心に1つの疑問が沸き起こった。


756 :タイトル無し:2006/02/11(土) 19:54:45 ID:64v2JUST
一発投下しようとしたら長文規制に引っ掛かってしもたorz


「真紅、どうして僕にこの樹を見せようと思ったんだ?」
 一瞬真紅の表情が強張った。少しの沈黙の後、真紅は口を開いた。
「……私が見たかったからよ。ついでであなたを連れて来た、ただそれだけなのだわ」
 真紅は口をつぐんだ。嘘ではないだろうが、何かを隠しているように私は感じた。ふと
見ると、雛苺が何か言いたそうに佇んでいる。私の職業的勘で言えば、こういう時は質問
の矛先を雛苺に向ければ、十中八九雛苺は落ちる――あくまでも真紅から顰蹙を買うのを
厭わなければの話だが。
「……そっか」
 結局、こう返すしかなかった。真紅は力なく微笑み、「ごめんなさい」と呟いた。
「……真紅ぅ、そろそろ帰らなきゃなの……」
 雛苺が悲しそうに真紅を促した。いつもの機敏さを微塵も感じさせない、やけに重たい
仕草で、胸元から取り出した懐中時計で時間を確かめると、真紅は私を仰ぎ見た。
「泉田。どうか、いつまでも……真っ直ぐでいて頂戴。それから……」
「え……何?」
 真紅の声のトーンが急に落ちた。もぞもぞと動く口から、何事か言葉が紡ぎ出されてい
るようだが、良く聞こえない。私はしゃがんで口元に耳を近づけた。一瞬、おさげで引っ
叩かれるのではないかと危惧したが、それは全くの杞憂に終わった。
「!」
 真紅の唇が私の頬に触れ、すぐに離れた。呆然とする私に追い討ちをかけるように、雛
苺の唇が反対側の頬に触れた。
「泉田、今までありがとう」
「ジュンイチロウと遊べて、ヒナ楽しかったの」
 今生の別れを思わせる言葉とは到底結びつかない、真紅と雛苺の笑顔を見ると同時に、
私の意識は混濁の闇に落ちていった。

 どこかで鋏が操られる音が聞こえた。
 それは、軽やかで悲しげな響きだった。


今日はここまでです。

757 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/11(土) 22:01:43 ID:BoY6R8Uy
741 742のSSがキタ辺りから流れが明らかにおかしくなってる

758 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/11(土) 22:12:48 ID:Q6waiBZu
>>757
お前>>741の嫌いなのかw
この間も同じようなこと言ってたのお前だろ。

まぁ俺も読んでないけどな。

759 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/11(土) 22:18:17 ID:dyDd7kE8
お前ら流れがどうだの読んでないだの失礼だと思わないのか?
誰にだって好き嫌いがあるとは思うが、それをいちいち書き込むのはどうかと思うぞ。

760 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/11(土) 22:28:18 ID:Q6waiBZu
そうだね。ごめんごめん。


761 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/11(土) 22:32:21 ID:ZMSjEUH0
ID変えて「>757は失礼だが確かにこのSSは・・・」みたいな曖昧同意カキコが定石




762 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/11(土) 22:33:53 ID:T+jUvrwV
そうか?

763 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/11(土) 22:34:10 ID:9W47NFR5
>>1
>※表現の自由  ※批判の自由  ※投稿の自由
これらの自由を念頭に置き、楽しく愉快に進めていきましょう。

批判するならせめて批判らしく
個人の好き嫌なんかどうでもいい
嫌ならスルー

764 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/11(土) 22:42:51 ID:zOLJ7d/r
〜職員室〜
「受験駄目でした」
「やっぱりか」
「やっぱりってなんですか!」
「先生が桜田の内申書に精神に異常ありって書いたから」
「なんでそんなこと!」
「先生は今の教育現場に疑問を持ってる。今回のは先生の教育現場に対する細やかな抵抗だよ」
「最低だあんた」
「先生に対して最低とはなんだ!」
「最低じゃないか!」
「桜田にいい事教えてやる。最近いじめにあってるだろ。
靴隠されたり、弁当に画鋲入れられたり」
「まさかそれも先生が!!」
「いくら先生でもそんな事はしないよw生徒を指揮してやらせてるけど」
「最悪だあんた!」
「そういえば昨日もAが『もう桜田をいじめたくない』って泣きついてきたっけwww
無視したけど」
「。・゚・(ノД`)・゚・。」

765 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/11(土) 22:57:16 ID:Mp6Cld+c
>>764
ももたね先生の絵を思い浮かべて読んでみた。
余りのギャップに鬱入った。

「とりみき向きかも」と気を取り直して再度読んでみた。
しっくり来すぎて鬱入った。

766 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/11(土) 23:39:30 ID:voQZaGNc
>>732
遅レスですまないがカナリア物って>>226のこと?

767 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/11(土) 23:53:08 ID:9W47NFR5
やべー、それ続き見たい

768 :732:2006/02/12(日) 00:55:37 ID:A2+6I4bf
>>766
うん、そうだよ。
もし>>226が続き書かないなら俺が書きたいくらいだよ、カナ好きだからさ。

769 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/12(日) 10:35:32 ID:mTOC/VjJ
では226が帰ってくるまで732が代理執筆と言うことで。

770 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/12(日) 10:41:17 ID:j2AolRbu
まとめって更新されてる?

771 :732:2006/02/12(日) 11:27:34 ID:A2+6I4bf
>>769
いや、今俺が手出しちゃったら>>226が帰ってきてくれなくなる気がするからやめておくよ。

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