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Rozen Maiden ローゼンメイデン SS総合 5

1 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/15(水) 13:26:29 ID:gb7iotGs
このスレは、タイトル通り
ローゼン関連のSSを取り扱っていきます。

※表現の自由  ※批判の自由  ※投稿の自由
これらの自由を念頭に置き、楽しく愉快に進めていきましょう。


■前スレ Rozen Maiden ローゼンメイデン SS総合 4
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1135391690/

ttp://rozen.s151.xrea.com/index2.html (更新停止
↑ SS作品集・過去の作品
ttp://rozen-thread.org/2ch/test/threadsearch.cgi?t=ss1 (完全版
↑ SS総合・まとめ

http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1137935459/
↑ 薔薇乙女(ローゼンメイデン)のエロ小説 第5話 (エロパロ)

2 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/15(水) 13:28:56 ID:gb7iotGs
■スーパーリンク
ttp://www.tbs.co.jp/rozen-maiden/
↑ TBS公式
ttp://p-pit.ktplan.ne.jp/
↑ もものたね (原作PEACH-PITのHP)
ttp://www.gentosha-comics.net/birz/index.html
↑ コミックバーズ
ttp://kanaria.ddo.jp/rozen_upload2/
↑ アップローダー (画像関連)
ttp://i.cool.ne.jp/rozen-aa/
↑ ローゼンメイデンAA保管庫
ttp://futaba-info.sakura.ne.jp/cgi/dic/chara/ziten.cgi?action=aiu_i
↑ 虹裏キャラ辞典 (実装・赤提灯など)


3 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/15(水) 13:48:18 ID:QZtk4QDy
>>1
乙。

職人誘導age

4 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/15(水) 14:01:41 ID:mMkcXsuE
>>1乙かしら

エロパロ板の方、スレ立て代行ありがとう
前スレのラストスパート激しすぎw
迷子が出ないのを祈る

5 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/15(水) 14:31:53 ID:zSSd29iJ
前スレの>>892

そういやピノコも半分人形だよな。
中身は人間だけど。

6 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/15(水) 15:23:37 ID:VAS41wtf
>>1乙なのだわ

第八ドール緋乃湖か。

7 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/15(水) 17:30:12 ID:RV0T9/UR
>>1
よくやったですぅ

8 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/15(水) 17:57:00 ID:/r7gv3ol
>>1
乙かレンピカ

9 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/15(水) 19:24:11 ID:NSko74Qh
誘導

10 :オリジナルのジュン:2006/02/15(水) 21:53:54 ID:aXigVDtp
雛苺と出会って五日が経った。
昨日は徹夜で仕事をしたからさすがに疲れて一日中寝てしまった。
だからその分も今日は雛苺と楽しく過ごそうと思う。
「雛苺。今日は何をしようか」
「じゃあジュンも一緒にヒナのフィールドで遊ぶの」
「ヒナのフィールド?」
「そうなの。とっても楽しいのよ」
「へえ。じゃあ行ってみようか」
そして僕は雛苺と一緒にヒナのフィールドに向かう。
押入れの大きな鏡が入り口らしい。でも人形とこうして生活してる時点で今までの常識など通用しないのは分かる。
だからあっさりと僕は信じて中に入る。
中はメルヘンチックな空間だった。
「ここがヒナのフィールドなのか」
「そうなの。確かNのフィールドとも言うの」
「へえ」
「やけに楽しそうだね」
後ろから声がする。僕と雛苺が振り向くとそこには短い髪の人形が立っていた。

11 :オリジナルのジュン:2006/02/15(水) 21:55:03 ID:aXigVDtp
「蒼星石なの。遊びに来たの」
「蒼星石?雛苺の友達なの」
「君が雛苺のマスター?僕はローゼンメイデンの第四ドールの蒼星石」
蒼星石と名乗るドールは丁寧に挨拶をするとすぐに顔を上げた。
「雛苺。今から僕とアリスゲームを行ってもらう」
「蒼星石ぃ。ヒナはジュンと遊んでるの。そんなの嫌なの」
「わがままは許されないよ。雛苺。嫌なら僕を倒せば良いだけの話だ」
「うにゅう。ヒナ嫌なの」
「・・・じゃあ僕にローザミスティカを渡してもらうよ」
蒼星石はそういうといきなり大きな鋏を持って雛苺に攻撃を仕掛けた。
「雛苺!」
僕は叫ぶ。だが雛苺はすぐに避けていた。
「蒼星石。本気なのね」
「ああ。アリスゲームを潤滑に進めなければ。お父様はお怒りだ」
「ヒナ。怒ったの」
雛苺はいきなり周りの人形を蒼星石に飛ばす。だが蒼星石はそれを鋏で弾き飛ばす。
だが蒼星石の両腕に細い蔦が絡まる。鋏を落として大の字になってしまう。
「しまった」
「蒼星石。もらったの」
雛苺は蒼星石の胸に手を伸ばす。だが
「ちょっと何やってるの!?」
やけに高い声が響き渡る。
雛苺は思わず手を止めてしまう。
そして二体の人形は声の方を向く。もちろん僕も。


前スレで中途半端だったので両方再書き込みしておきます。

12 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/16(木) 00:01:57 ID:duX6F2OT
 とある昼下がり、凍てついた空気が溶け始めた陽だまりで、三人はお茶の注がれた湯のみを手にちゃぶ台を囲んでいた。
「あ、そうです。今日はおじじとおばばにグッドニュースを持ってきてやったです」
「あら、なんなの?翠星石ちゃん」
「えーっと・・・」
 鞄を開き中をまさぐる翠星石。取り出したのは、宛名におじいさんとおばあさんの名が書かれた封筒。そして人の拳大の小箱が二つ。
「あった。これですぅ」
「・・・これは!蒼星石からの手紙じゃないかい」
「まあ、蒼星石ちゃんからの・・・」
「そうですぅ。今日、ちび人間のうちに蒼星石から小包が届いて、その中に入ってたです」
「どれどれ・・・」
 さっそく中から手紙を抜き出し読み始めるおじいさん。お習字で習ったような綺麗な文字が規則正しく並んでいた。
《おじいさんおばあさん、元気ですか。ぼくは元気です。
突然ですが、ぼくや翠星石と同じようなドールを作り出した人にこの間出逢ったのは翠星石に聞いていますか?
その人なら僕たちのお父様の事をなにか知っているかもと思い、その人を追ってぼくは今フランスにいます。
まだその人は見つからないので、しばらくながびいてしまうかもしれません。ごめんなさい。でも雛苺が
こちらにいた頃の知り合いの人に助けてもらったりしてるので、心配しないでください。僕は元気です。
帰ってからたくさんお話をしたいので、手紙ではこれくらいにしておきます。
                   蒼星石より
追伸 この時期日本では大切な人にチョコレートを贈る風習がありましたよね。こっちではそういうのが
ないので忘れていておそくなっちゃったけど、一緒に贈ります。美味しくできたかなぁ。
追伸の追伸 ぼくがいない間に翠星石が迷惑をかけてるかもしれないけど、よろしくお願いします》
 おじいさん手にしている手紙を、おばあさんと翠星石も横に並んで一緒になって読んでいた。
「ま、まったく妹のくせに出すぎたやつですぅ。翠星石が迷惑なんてかけるわけがねえです」
「あはは、そうよねえ。翠星石ちゃんはお姉ちゃんだものねえ」
 おばあさんが翠星石の話に相槌を打っている間に、おじいさんは翠星石が持ってきた二つの小箱のうち一つを手に取り、ゆっくりと蓋を開ける。中にはハート型の黒い塊がラップに包まれて鎮座していた。
「おじじ。味はどうなのです」
「・・・美味しい。美味しいよ」
 塊の端をかじると、おじいさんは誰にともなくそうつぶやいた。すると手が微かに震えはじめ、零れ落ちた滴がチョコレートに塩気を足した。
「翠・・・いや、蒼星石を褒めてあげなきゃいかんのう・・・」
「・・・そうですねえ。おじいさん」
 隣でおばあさんゆったりと言葉を寄り添わせる。
 居たたまれなくなった翠星石はうつむきながら急に立ち上がった。
「す、翠星石はそろそろ帰るです。もうすぐのりがご飯をつくる時間です」
「もう帰るの翠星石ちゃん。車・・・とかに気をつけてね」
「翠星石はそんなのにぶつかるほどとろくないのですぅ。って、えっ」
 鞄に乗り込もうしていた翠星石を、おばあさんがそっと抱きしめた。
「・・・本当に、気をつけてね。蒼星石ちゃんだけじゃなくて、あなたも、私たちにとっては愛しい娘なのだから」
「おばば・・・」


13 :12の続き:2006/02/16(木) 00:03:18 ID:duX6F2OT
「ジュン。そろそろ翠星石が帰ってくる時間だわ。ガラスを割られないよう、窓を開けておいてちょうだい」
 真紅は本に目線を落としたまま口を動かした。
「なあ真紅。翠星石のやつ、だいじょうぶかな」
「そうね、上手くいっているといいのだけど。あとは祈るしかないのだわ。あなたやのりにも手伝ってもらったのだし」
 桜田家二階、JUMの部屋。二人しかいないこの部屋は今、奇妙な焦燥感のようなものが漂っていた。そこへ間一髪たった今JUMが開けた窓を通り、JUMの鼻先を猛スピードで飛び込んでいく鞄。
 しばらく鞄は閉じたままだった。鞄が飛んできた際にのけぞってベッドに座ったままのJUMに、本を開いたままの真紅。部屋をしばらくの間沈黙が支配していた。
「・・・なんで何にも訊かないですか」
 最初に沈黙を破ったのは鞄の主だった。鞄を開き、二人に背を向けたまま喋った。
「そうね。気にならないと言ったら嘘になるわ。でも・・・」
 真紅は持っていた本を置き飛んできた鞄に近づくと、翠星石の両肩に手を乗せ耳元で囁く。
「あなたが決めたことを、あなたは全力でやってきたのでしょう。それ以外に、いったい何が必要だというの」
「・・・・・・っく、ひっく。ひぁ、うわぁぁあああ!」
 翠星石は振り返り、真紅の腕の中で泣き崩れた。
「あなたは立派なお姉ちゃんだわ。あの子にとっても、わたしにとっても・・・」

14 :僕犯人知ってます。:2006/02/16(木) 00:06:39 ID:FB9Bu789
>>1
オツ
前スレ
>>879の続き投下します。
今、書き込もうとしたら書き込めなかったから一瞬びびったw

15 :12と13:2006/02/16(木) 00:07:22 ID:GpW3LwXu
題「偽蒼工作。優しい嘘つきたち」

時期はアニメ、トロイメント終了後。
エンジュが何人なのかわからないので、とりあえずフランス人ということに。
(まあ何人でも問題ないんですけどね)

16 :僕犯人知ってます。:2006/02/16(木) 00:08:33 ID:FB9Bu789
前スレ>>879の続き
「・・・・・・・・・・」
水銀燈が泣き止んだ後沈黙が続く。
水銀燈は真紅達に心を許したと言ってもこのような雰囲気の経験はほとんどなく何を話したら良いのか分からずにいた。
その間水銀燈はジュンの服を握り締めたまま少し不安げな顔をしていた。
「水銀燈。紅茶でもいかがかしら?」
沈黙を破ったのは真紅だった。
真紅のその言葉に水銀燈は小さく頷いた。
「そう。ジュン紅茶を入れてきて頂戴」
「ハァッ!!何で僕が!?お前が行けよ!!」
「ジュン。家来が主人に逆らうものではないわ。さっさと紅茶を淹れて来て頂戴」
ジュンはこれ以上反論するだけ無駄だという事が分かっていたので渋々と紅茶を淹れに行った。
ジュンが立ち上がった時水銀燈の握り締めていたジュンの服が水銀燈の手から離れた。
この時、水銀燈はより不安そうな顔をした。
それを見た真紅は優しく微笑み一言言った。
「水銀燈。何も心配することは無いわ。私達はもう仲間でしょ?」
仲間という言葉を以前はあれ程馬鹿にしていた言葉なのに、今の水銀燈には何よりも大切な言葉に聞こえた。
水銀燈はまた泣きそうになりながらも頷いた。
その時にリビングのドアが開いた。
「おはよう。今日は皆早いのね」
ジュンの姉ノリが起きてきたのだ。
「あら!?いい匂いね。紅茶かしら?」
そう言ってノリはキッチンに歩いていった。
この時、ノリは水銀燈が居ることには気付いていなかった。



今日はここまでです。
なんか区切り悪くてすいません。
ちょっと時間なくなってきたんで区切り悪くなってね。
ちなみにこの時雛苺はリビングで寝ているということでお願いします。
水銀燈ってもうちと気が強かったよな。
まぁ、こんなんもありかもってかんじかな?
明日、時間あるんでいつもより多く書くかも。

17 :僕犯人知ってます。:2006/02/16(木) 00:10:11 ID:FB9Bu789
今回やたらと少なかったな。
明日マジで多めにいかせてもらいます。
(まぁ、思いついたらの話だが・・・・)

18 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/16(木) 00:12:27 ID:9GBjV52z
>>15
おじじ達がどうなるか不安だったけど、ネタの処理が上手いね。
・・・翠星石一生懸命練習したんだよな? 泣かせるぜ。

>>16
期待してる。>明日


19 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/16(木) 00:39:34 ID:GpW3LwXu
>>18
チョコはのりに手伝ってもらって翠が。
手紙はJUM。翠の文字じゃばればれだからなあ。

でもやっぱり文字感が違うので、おじじとおばばも何かに気づく。
そんな感じの設定の上で、蒼になにかあったとわかったらおじじは蒼の思い入れが強くて自分を抑えるのに
必死だと思うので(「かずきぃぃ」を封印するのにw)おばばに翠との会話を担当させた。

真・JUM・のり・翠はおじじとおばばを騙すので嘘つき。
おじじとおばばは気づいてないふりしてるのでこれまた嘘つき。
みんな嘘つき。
嘘だっていいじゃない 人間(?)だもの

20 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/16(木) 00:48:24 ID:9GBjV52z
>>19
なる。
確かにあの字じゃな・・・

でも、いいじゃん、やさしい嘘って好きさ。

21 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/16(木) 01:33:38 ID:CMxltw7Z
>>1さん乙です。
>>15
>時期はアニメ、トロイメント終了後
やっとの思いで次スレに来て見れば・・・
_| ̄|・・・・・○ ソウデスカソウデスカ.....MBS組ニハキツイナァ

や、お話は良かったですよ、好き。次回も希望。

22 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/16(木) 02:09:47 ID:TBO7lPYm
>>15
なんで泣かすんだよ。・゚・(ノД`)・゚・。ウワァァァン!!
翠良い子だよ翠

23 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/16(木) 02:17:31 ID:+2TsVPi8
前スレは放置の方向?

24 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/16(木) 02:45:11 ID:cyHzuO9/
放置以外に何か手ある?

25 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/16(木) 10:26:09 ID:Wdt4kboa
ないな
もう書き込めないんだもん

やっぱ容量オーバーを過疎ってるのと勘違いする人がでるよな
前スレでしっかり次スレ誘導できなかったのが痛い
500KBが近くなったら次スレ立て
ってのを1に加えたほうがよさげ

26 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/16(木) 12:22:42 ID:cbm9pCe5
勘違いした俺が来ましたよ。
梅岡の大作に感想書こうとしてようやく気づいたよ。

27 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/16(木) 13:12:32 ID:KAoQHeQm
初めてこのスレ発見しますた…みんないいSSばっかりだ…スレ汚しすみません

28 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/16(木) 14:12:46 ID:IjCEBWPE
水銀灯

29 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/16(木) 20:48:43 ID:qIa6dihE
その少女は何の取柄も持たない病弱な少女だった。
小さい頃から入退院を繰り返し、自分の未来に何の希望も見出せなくなった少女にとって
小さな病院が彼女の生きる世界そのものだった。
病院の中だけが自分の全て、社会に染まれば何の価値も無い只の一個人でしかないが、
この中では先生や看護婦、少女の両親が彼女の事を特別扱いしてくれる。
そして全てを病気の責任に転嫁して弱い自分の心を防御しながらも、
いつしか少女は自分の病気が治ることを無意識に拒絶するようになっていった。
社会生活も営めず、友達も知り合いも無く、傍から見れば悲惨な生活ではあったが、それが彼女の王国だった。
自分の惨めな状況、自分より先に退院してゆく何人もの患者達を羨む気持ちと、
外の世界への恐怖と自由へ憧れる心という二律背反に悩んだ末に、
少女は「水銀燈」というもう一人の自分を空想した。そして空想に逃げ込んだ。
少々勝気な性格のこの想像上の天使は、黒い天使の翼をつけて少女の前に現れ
彼女の話を聞いてくれる唯一の理解者となっていった。
少女が歌を歌うと、どこからとも無く現れて少女の声に聴き入り、いつか自分の魂を
大地のくびきから救いだし、天国へ導いてくれる存在だと夢想し、現実から逃避するための手段として、その空想の友人を良い様に利用した。
少女は自分の惨めな王国が少しでも長く続くように、食事を拒否したり、
医者の言う事を守らなかったりしていたが、そんな世界が長く続く筈も無く、
とうとうある日、退院する日がやって来た。彼女にとってそれは地獄であったろう。

退院して自宅療養になった後も、少女は何とか空想に逃避する事で生活を続けている。
今では昔の友人「水銀燈」の事は忘れてしまったらしいが、
彼女自身は、黒い羽飾りのついた帽子を好み、黒い服をいつも着ながら
ひとり寂しく「からたちの花」を歌っているという事だ。
おそらく、少女は水銀燈になりたかったのだろう。

時々、現実逃避の手段として空想を用いる人を見ると
私はそんな悲しい少女を思い出す。

30 :僕犯人知ってます。:2006/02/16(木) 20:51:32 ID:l/O7Rdha
>>16の続き
「おはよう。っていうかお前気付いてないのかよ。ホラ、あいつ」
ジュンは姉のノリに軽く挨拶をして水銀燈の方を指差した。
「え・・・・・。え〜と・・・水銀燈ちゃんだったかしら?」
ノリは悩みながらも笑顔で水銀燈に聞いた。
「え・・・ええ。そうよ。あなたは?」
以前二人は出会っていたが水銀燈はノリの名前は知らなかった。
やはり不安げな表情をしていた水銀燈を包み込むような優しい笑顔でノリは答えた。
「桜田ノリよ。よろしくね。水銀燈ちゃん」
「・・・・よろしく」
水銀燈も微笑み返した。
その笑みは以前のような不敵な笑みではなく、純粋な笑みであった。
「真紅。ほら、紅茶淹れたぞ。お前も飲むよな?」
ジュンは真紅と水銀燈の前に紅茶を出した。
「ご苦労」
真紅はジュンにねぎらいの言葉を言って、紅茶に口をつけた。
水銀燈も続いて紅茶に口をつけた。
「それより、そろそろ朝食の準備しなくちゃいけないんじゃないのか?」
「っえ・・・・あぁ!!直ぐ用意するからね。水銀燈ちゃんも食べてくよね!?ジュン君、雛ちゃん起こして」
水銀燈が返事をする間もなくノリは朝食の作り始めた。
ノリは朝食を皆の前にだして、制服に着替えに行った。


少し一区切りと。
今日はまだ書きますんで、はい。
なんか水銀燈をもう少し元気にしたいな。
もう少しかかりそうだな。

31 :僕犯人知ってます。:2006/02/16(木) 21:55:24 ID:l/O7Rdha
>>30の続き
「じゃあ、行って来るけど戸締りとかよろしくね」
「あぁ。いってらっしゃい」
ノリが急いで学校に向かった後、直ぐに窓ガラスが割れる音がした。
ジュンは昨晩リビングのソファーで寝ていたり朝に色々あったりしたため、窓を開けるのを忘れていた。
突然窓ガラスが割れた事に水銀燈が驚いてジュンの部屋に上がって行った。
勢い良くジュンの部屋のドアが開かれた。
その時水銀燈の目には窓ガラスを割り浮遊する鞄が飛び込んできた。
一体誰だろうなどと水銀燈が考えていると、後方からもう一つ鞄が飛んできた。
先に窓ガラスを破った方の鞄が開いた。
水銀燈は少し身構えていた。
「人間。遊びに来てやったですよー!!」
続いて今着いた方の鞄も開いた。
「翠星石、そんなに急がなくてもジュン君は居なくなったりしないよ」
鞄の主は双子の姉妹、翠星石と蒼星石であった。
丁度その時水銀燈の後方にジュンが現れた。
「お前等。たまには玄関から入って来い」
呆れた様子で翠星石と蒼星石にジュンは言った。
「人間、なぜこの私が来たというのにシケタ面をしていやがるですか・・・・・・水銀燈?」
翠星石は嬉しそうに話していたが、水銀燈の姿を見た瞬間蒼星石の後ろへ隠れるように鞄ごと移動した。
蒼星石もそんな翠星石を守るように前に出た。
「何よぉ。やるっていうのぉ?」
水銀燈は勘に触ったのか翼を広げ始めた。
「待て待て待て!!お前等ちょっと待て!!」
「人間。何で止めるですか!!」
「ふぅ・・・」
ジュンは溜息をつき真紅と同様に今までの経緯を説明した。
事情を聞いて翠星石と蒼星石は納得した。



今日はここまでです。
正直今日はネタがおもいつかなかったので、予想以上にかけなかった。
あしたはかけるかどうか微妙です。

32 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/16(木) 22:18:17 ID:+qAwz4SU
>>31
なんか平和で良いわぁ…
こういうの大好きだわ。
続きにwktk

33 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/16(木) 22:30:45 ID:S2LAPmmJ
銀ちゃんかわええ

34 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/17(金) 01:57:16 ID:kqbbam/R
>>25
確かに書き込みできなくなっちまうと誘導も不可能だからな
実際このスレだって立てるの皆牽制しあって、すぐ立った訳じゃないしな

35 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/17(金) 09:35:22 ID:t1VPLKL+
450KB超過したら次スレのテンプレを貼り、480KB超過したら気がついた人が立てる、でいいんでない?
専ブラ使ってないと容量は見えないと思うけど

36 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/17(金) 11:49:27 ID:zhN1UQ6H
>>35
誘導はそんな感じでいいとおもう

>>29
続きありますよね? 期待してまっす

>>31
ここからどう展開するのかwktkですな
ちょっとワガママ言わせてもらうと、一日分くらいは書き溜めてから書き込みしてもらうと助かるかもしれない
その方が読みやすいし、感想もつけやすい

37 :僕犯人知ってます。:2006/02/17(金) 18:24:26 ID:WbjA0vAK
書き溜めしたいけど出来ないんだよね

38 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/17(金) 18:51:13 ID:uxp032Y4
>>37
メモ帳にでも書いてコピー&ペーストでいいじゃない
携帯ならメモ帳系のアプリかメールの下書きにでも書き溜めればいいじゃない

39 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/17(金) 22:35:48 ID:XMnbpErE
みっちゃんの家の電話が鳴った。
いつもの様に金糸雀を溺愛して喜んでいたみっちゃんの表情が、その電話に出るなりみるみる曇っていった。
それは学生時代に仲の良かった友達の死を告げる電話だった。
「どうしたの?みっちゃん、何かあったのかしら〜?」
金糸雀の無邪気な問いに、彼女はいつもの調子で返事を返す。
「カナ〜ごっめーん!!ちょっと急用で家を空けるね〜、お土産何がいい?」
「えーとね、えーとね、シュークリームが食べたいかしら〜」
金糸雀の屈託の無い笑顔に微笑を返し、みっちゃんは夜の街に出かけていった。

暫くして、みっちゃんが帰ってきた。顔の血の気は失せて、目は深い悲しみを湛えていた。
「おかえりーみっちゃん…どうしたの?なんだか元気ないみたい…」
「ちょっと疲れただけよカナ、何でもないわ。それよりお土産、ここのシューは味が最高って評判なのよ、ささ、食べて食べて」
みっちゃんは金糸雀に心配をかけまいとして、無理に笑顔を作って一緒にシュークリームをほおばった。
そしていつもの通りカナと一通り遊んだあと、一人になったみっちゃんはベッドの中で無言で泣いていた。
そんな姿を、陰で心配そうにこっそり見ている金糸雀。
自分が悲しんでいる風など少しも見せないで、明るく振舞うみっちゃんの姿に金糸雀の胸が痛んだ。
「みっちゃん…無理してるかしら」


40 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/17(金) 22:36:42 ID:XMnbpErE
翌日、みっちゃんが外に出かけた後、金糸雀は彼女が元気を取り戻す方法を考えてみた。
「ねぇピチカート、みっちゃんの為にカナに出来ることって何があるかしら?」
人の悩みはそれぞれである。時に解決方法は見つからない事だってある。ピチカートは金糸雀の周りをくるくると明滅しながら回っている。
「そうよね、最善の事をするまでかしら!」
そういって金糸雀は自分に出来る精一杯のことをしようと考えた。

夜、葬儀から戻ったみっちゃんは、金糸雀に心配をかけまいとして、笑顔で家に帰ってきた。
「ただいまーカナ!」
そういってドアを開けたみっちゃんは、室内の装飾をみて言葉を失った。
そこには室内一杯に飾られた野辺の花々が、綺麗な色のハーモニーを醸しだしていた。
それは金糸雀が昼間一生懸命摘んできた花々だった。
「おかえりーみっちゃん、いつもがんばってくれてるみっちゃんに、カナからの感謝を贈るかしら〜」
金糸雀は少々照れながら、自分で作った小さなブーケをみっちゃんに差し出した。
みっちゃんは理解していた、そこに金糸雀の優しさも花開いていた事が。
金糸雀からブーケを受け取りながら、花々に見とれるみっちゃんに、金糸雀は彼女の重荷を少しでも軽減しようと言葉をつなぐ。
「みっちゃん、カナに気を使って無理しなくてもいいからね…」
金糸雀の言葉に湧き上がる悲しみを堪え切れず、みっちゃんはその場でうずくまる。
「カナ…私の友達が…大好きだった友達が…死んじゃったのよ…」
金糸雀はようやく彼女の悲しみの訳を知る事ができた。が、それはどうする事も出来ない問題だった。
「泣かないでみっちゃん…」
そう言葉をかけるのが、金糸雀にできる精一杯の事だった。
涙に赤く腫れた目を伏せながら、みっちゃんは金糸雀を抱き寄せる。

41 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/17(金) 22:37:50 ID:XMnbpErE
金糸雀はみっちゃんの為にバイオリンを取り出して音を奏でる。
「聴いてくれるかしら、みっちゃん」
「ん…」
みっちゃんはソファーにもたれて目を閉じて静かに聴き入っている。
静寂の中よりすべり出すバイオリンの調べ。
演奏者ひとり観客ひとり、二人だけの小さな演奏会が催された。
金糸雀は心を込めて、Salut d’amor エルガーの『愛の挨拶』を奏でている。
フランス語の題を持つやさしいバイオリンの小品。
それはエルガーがアリスに贈った愛の贈りもの。
「ねぇ、みっちゃん…」
バイオリンを奏でながら金糸雀はみっちゃんに自分の想いを伝える。
「ん?…」
音楽に聴き入りながらみっちゃんも耳を傾ける。
「カナはみっちゃんと一緒に悩みたい。何の力にもなれないかも知れないけど、
でもカナはみっちゃんが大好きだから…」
「カナ…」
―-―曲が静かに終わる。
たった2分半の演奏だけど、2人にはそれで充分だった。
みっちゃんは、演奏の終わった金糸雀をそっと両手で抱きしめる。
「すてきな曲をありがとう…いつか、私もカナと一緒に演奏ができたらな…って思った」


42 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/17(金) 22:38:48 ID:XMnbpErE
それから2人は夜が更けるまで色々な話をした。
古いアルバムにはちょっとだけ小さなみっちゃんが、金糸雀の知らない女の子と笑顔で微笑んでいた。
大好きだった友達、学校の思い出、先輩への憧れ、未来に描いていた夢、喜びや悲しみ…胸の思いを彼女は金糸雀に伝えた。
初めて知るみっちゃんの思い出のアルバム。それはみっちゃんの歩んできた人生の断章。金糸雀は頷きながらそれを聞いている。
悩みを相談してくれるという事が、金糸雀はとっても嬉かった。
人は色々な思いを経験し、成長して行く。
決して一人では歩まない長い道のり。永く続くようで続かない一瞬の灯火。
人に与えられた時間の外に生きる金糸雀には、いつか必ずみっちゃんとも別れの時はやってくる。その時金糸雀は何を思うのだろうか。
でも、今の金糸雀は夢の終わりを信じない。
限りなく澄んだ星空が2人の想いを包み込んで、時は静かに流れて行く。
これから2人で歩む未来の扉の先には、きっと素敵な明日が待っている。
金糸雀はそう信じている。


43 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/17(金) 22:40:30 ID:XMnbpErE
>>36
ゴメ。その話続きないです。
基本的に短編しか書かないんで。

44 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/17(金) 22:47:14 ID:5XBJaNmp
金糸雀健気(ノД`)・゚・。

45 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/17(金) 23:31:41 ID:r7Lkk71m
後のSS職人って、この場所知ってるのかな・・・

46 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/17(金) 23:43:51 ID:XMnbpErE
それから、これがイメージ曲「愛の挨拶」
http://homepage1.nifty.com/PICCOLO/P-2-102.htm
ここで聴けるんで、BGMにでもどうぞです。

47 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/18(土) 00:07:39 ID:Z/L3J/rm
>>46
それより先に光の螺旋律が頭に流れたYO…

・゚・(ノдT)・゚・ナカスSSカクナ コノヤロウ……GJ!

48 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/18(土) 00:58:40 ID:FOv4Ex5j
俺の中でカナリアの株価がすこしあがったよ

49 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/18(土) 01:04:06 ID:Si/gf1I+
>>45
書き込めないって気がついたら板検索かけて見つけて来るでしょ
俺がそうだったから分る(職人じゃなくROM専門だが)

50 :タイトル無し:2006/02/18(土) 01:05:48 ID:yOybNwKW
うわぁ、またスレまたぎだよ(つД`)
前スレ756の続きです。というか、これでラスト。
何スレにもわたって長々と……本当に失礼しました。


『……泉田……泉田』
 誰かの呼び声が私の意識を覚醒させた。
 誰だ? 誰が私を呼んでいるんだ? と、声に出して問うつもりが、声にならない。
『泉田、あなたには悪いと思ったけど、あなたの心の樹の枝を少し切らせてもらったわ』
 冷静で品のある声が、何もない、何も見えない漆黒の闇の中に響き渡る。どこかで聞い
た事があるような無いような……そんな不思議な声だ。
『心の樹から生える枝や葉は、その樹の主たる人間が持っている思い出や夢。今回切り取
ったのは、泉田さんが持っている、僕たちに関わる全ての思い出です』
 凛とした別の声が聞こえた。なんだ? 何を言っているんだ?
『もうお前は翠星石たちとは何の関係も無い、ただのデカブツですぅ。どこへなりと失せ
やがれです……』
 また別の声だ。口の悪さとは裏腹に、寂しさを漂わせる口調だ。
『ジュンイチロウ、さよならなの……』
 ひときわ幼い声の持ち主は半分涙声になっている。
 最初に私に語りかけてきた声が、再び聞こえてきた。
『あとは、あなたの時間をほんの少し巻き戻すだけ……泉田、いつまでも元気で』
 再び私の意識が遠のく。声にならない声で「待ってくれ!」と叫び、懸命に伸ばした右
手が何かに触れた。握り締めたと同時にたたらを踏んでしまった。

 ドサッ! カラーン、カラカラカラ……コン

 警杖の転がる乾いた音がアスファルトに響く。私は交番の前でへたりこんでいた。相勤
の巡査部長が交番から血相を変えて飛び出してきた。しきりに私の身体を気遣う巡査部長
に「大丈夫」と伝え、私は地べたに転がる警杖に手を伸ばした。
 ふと、右手に違和感を覚えた。何かを握っている。手を開いた。
「……なんだ、これ?」
 私の手の中には、黒く細いリボンのようなものがあった。いつの間に握っていたのだろ
うか、全く身に覚えがない。私はそれを無造作にポケットにねじ込むと、立番に復した。
 残暑の陽射しの下、涼しい交番の中に思いを馳せながら。



<<つぶやき>>
おわりです。
夢落ちに近い(というかそのもの)ラストですが、もともと泉田くんは原作・アニメともに
登場しない人物ですから、話も一番最初に戻すのがベストかな? と思った次第。

ちなみに、泉田くんの心の樹の枝を切るよう決めたのは真紅。
反対したのは翠星石と雛苺。それを説得したのが蒼星石。
そのへんの話も書こうかと思いつつ、冗長に過ぎやしないかとも思い、やめました。

そうそう。泉田くんの手の中の黒いリボンは、もちろん、真紅のです。

お付き合いいただいた方々に多謝。

51 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/18(土) 03:56:22 ID:xpxA2mpr
チクショウ、なかなかおもしろいではないか!

52 :僕犯人知ってます。:2006/02/18(土) 10:37:52 ID:hEvyoKym
メモ帳か今はじめて発見したよw
じゃあ書き溜めするから、また少し日数要ると思うんで。
もしかしたら、書き溜めより元の方がええかな〜って思うかも知れやんから、その時はその時でまたよろしくお願いします。

53 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/18(土) 12:02:15 ID:M8yLd/Zo
>>50
完結おつ。こういう話もいいですねぇ

>>43
きれいな話やわぁ

54 :タイトル無し:2006/02/18(土) 19:49:53 ID:Ru701CGT
感想ありがとうございます。

これにて完結とか言っていながら、おまけエピソードを書きたい思いにかられる今日この頃。
もちろんここでは書きませんが。

暫らく潜行しますノシ

55 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/19(日) 00:42:53 ID:cPXu12QU
>>50
個人的にはこれまでの関係とか全く意味無いじゃんって思うが
終り方の一つとしてはアリだと思う

56 :タイトル無し:2006/02/19(日) 01:16:42 ID:WFeTjMzw
一時浮上。

>これまでの関係とか全く意味無いじゃん
……面目ない。それについては投下した後で自己嫌悪。

本当は、リボンを見たときに泉田くんが涙をこぼす……という場面も考えていました。

急速潜行。

57 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/19(日) 04:22:38 ID:rhd+epkL
過疎?

58 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/19(日) 04:46:47 ID:qLAcwM2+
>>50
上空からトランクに乗って、そんな彼を眺めているドールズ達ってのを連想しましたね。
悲しいけど良いラストだと思います。

59 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/19(日) 04:50:12 ID:qLAcwM2+
↑と同じです
つーか、2chって初めてなんで・・・最初の方読もうとしてもやり方が判らないのが悲しいんですが・・・(つω;)

60 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/19(日) 10:20:04 ID:LU+1XJ5y


61 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/19(日) 11:04:25 ID:wQOej+RZ
>>59
>>1にある SS総合・まとめ のリンクを辿るべし
それが最もお手軽な方法

62 :1/2:2006/02/19(日) 17:52:12 ID:E6aN4pju
前スレ779までの粗筋
〜部屋に置いてあった謎の鞄の中の入っていた人形を調査中に物置から音がしたので行ってみると突然何者かに襲われてピンチな時に誰かが助けに来た〜

明かりが差し込んできて分かったのは、助けに来たのはベッドに置いてきた人形で襲ってきた方も人形のようで..
「水銀燈!?なんであなたが…‥うほん、一体何の用かしら?」
黄色い方は一瞬戸惑った仕草をみせつつも銀髪の方に牽制の言葉を投げ掛けている。
「あらぁ残念、ドールの気配がしたから期待して来たのに真紅じゃなかったなんて‥とんだ無駄足だったわぁ」
「ふんっ、相変わらずストーカー癖は直ってないようね。用が無いなら早く帰ってほしいかしらー」
「そうねぇ‥まぁ予定は狂ったけど、折角だからあなたのローザミスティカ頂いて帰るのも悪くないわねぇ(ニヤリ)」
「(ピクッ!)あなたには、出来ないかもしれない…かしらぁ」
二体の間に張り詰めた空気が流れようとしたその殺那、緊張の糸は意外な形で切れた。

『『グウゥゥゥゥ』』

「……」
「……」


「い、一時休戦かしらぁ‥実はカナ、さっき起きたばかりで..」
「き、奇遇ねぇ‥わたしも一週間位食べてないのよぉ、とりあえず補給が必要だわ」
「ふっふっふ、ここはローゼンメイデン一の頭脳派カナリアにお任せかしら。実はここに来る途中で食料の保存庫を見つけちゃったのかしら〜!」
「あらぁ、珍しく役に立つ仕事するじゃないのおばかさぁん♪早く案内なさぁい」
「焦らなくてもいいかしら、こっちよ水銀燈」
「いや、お前らちょっと待て!」
『『ビクッ』』
ふざけた展開に思わず僕が入れてしまったツッコミに二体は硬直した
「…‥」
「…‥」
―ダッ‥
と思わせて走り出した。
「いや、だから待てよお前ら!!」

63 :2/2:2006/02/19(日) 17:57:12 ID:E6aN4pju
>>62の続き
おそらく台所荒らしを企てようとしていた二体を捕まえてリビングのソファーに座らせ僕は詰問を開始した。当然護身用バット装備状態で。
「お前らは一体何者で何が目的か説明しろ!」
未だに緊張している僕をよそにやたらとリラックスしている風なのが何か癪に障る‥
「そんなことよりカナ、お腹ペコペコなのかしらー」
「いいから早く食べ物出しなさいよぉ」
完全に舐められている…、だが僕しか家にいない以上は僕が頑張らなければ。
「いいか?ここは僕の家で食べ物も僕の物だ、勝手な真似は止めてくれ。それと捕まった不法侵入者が素性を明かすのは当然だろ!」
「細かい事をごちゃごちゃとうるさいわねぇ‥こんな時間に家にいるガキが偉そうに、どうせヒキオタなんでしょ?勘弁してよぉ」
「こ、こらー水銀燈、失礼かしらー!ゴミ箱が生臭いティッシューで一杯だったのは秘みt…ハッ!し、しまったかしらあぁぁぁぁ〜」

―ズガシャーン!!

『『!!!!』』
突然テーブルの上に置いてあった花瓶が跡形もなく粉砕された事に二体は絶句したようだが構わず続けた。
「あー、やっぱ素振りは目標物があった方がやりやすいな。所で僕は質問を繰り返すのは嫌いなんだけどさ?(ニコッ)」
「ヒィッ、分かったかしらぁ!(後ろに鬼が、みえるかしらー!!)」
「な、何やってるの金糸雀、早く説明なさぁい(どうしよ、少しちびっちゃったぁ‥)」

―アリスゲーム・ローザミスティカ・ミーディアム‥信じられない内容だけど目の前で生き人形を見てしまっては…
やはりこいつらの説明は僕の理解の範疇を超えていた。いや、そこは別にたいした問題でもなかった。だって結論は最初から決まっていたんだから‥
「うん、お前らの正体や目的は分かった。でも僕には関係ないし付き合う気もない、出てってくれ」

《続く》

64 :僕犯人知ってます。:2006/02/19(日) 19:00:29 ID:2BJXd56X
「・・・・・・・・・・・・」
「どうしたですか?水銀燈?」
トイレのドアを開けじっと見つめる水銀燈に翠星石は問う。
「別にぃ。唯この家の中で一番まともな部屋と思ってねぇ」
「・・・・・水銀燈、トイレって知ってるですか?」
水銀燈は真紅と同じ様な事を言った。
それを聞いた翠星石は水銀燈は一瞬馬鹿じゃないかと思った。
「トイレせ?何よぉそれぇ?」
「トイレというのはですね人間が汚物を出すところです・・・・」
「・・・・・・・・・・」
水銀燈はよほどショックだったのか、口を開けて固まってしまった。
ちょうどその時、真紅と雛苺と蒼星石がやってきた。
翠星石は真紅達に嬉しそうな顔をして近寄った。
水銀燈はまだ固まったままだ。
「真紅、真紅聞いてください。水銀燈はトイレがこの家で一番まともだとか言ってたです」
「翠星石。あまりそのような事は言いふらすものではないわ」
真紅は少し怒ったような顔をしながら言った。
「翠星石ぃ、真紅はトイレの事知らなかったの」
「黙りなさい!!雛苺!!」
雛苺の発言に真紅は顔を真っ赤に染め怒鳴った。
そんな中蒼星石は固まったままの水銀燈を心配している。
「ねぇ、翠星石。水銀燈さっきから揺すったりしても反応が無いんだけど・・・・・・」
「ほっとくです。どうせその内元に戻るです」
双子がそんな事を言っている時に桜田家のチャイムが鳴った。
「誰かしら?」
「見に行くの!」
真紅と雛苺が玄関に向かって走り始めた。
「蒼星石。私達も見に行くですよ」
「僕は水銀燈が目を覚ましてから行くよ」
「・・・そうですか」
翠星石は少し寂しそうに言って、真紅達を追っかけて行った。
二階でパソコンをしていたジュンが降りてきて玄関に向かっていて、ちょうど真紅達がドアを開けようとしていた。
それを見たジュンはすかさずそれを止めた。
「待て、真紅。お前達がドアを開けてもし普通の人が来たらどうする気なんだ?」
真紅達はジュンの言葉を聞いてピタっと止まった。
そして、ジュンの方へ向き直り一言、言い放った。
「そんな事、どうにでもなるのだわ」
真紅は当たり前の様に言って、またドアの方を向きドアノブに手を伸ばした。
「ちょ、待て!真紅!!」
ジュンは必死に止めたが真紅はドアを開けてしまった。
その頃、水銀燈はショックから立ち直っていた。
水銀燈の目の前には蒼星石以外誰も居なく、顔を真っ赤にして蒼星石に尋ねた。
「ねぇ、蒼星石。私の言った事・・・・・・聞いた?」
蒼星石は苦笑いをしながら申し訳なさそうにしながら頷いた。
水銀燈は更に顔を真っ赤し蒼星石の顔を見ようとしなかった。
「はぁ、真紅達に合わす顔がないわぁ」
「大丈夫だよ。真紅もトイレの事を知らなかったみたいだし・・・・・」
「そう、ところで真紅達はどこに行ったのぉ?」
水銀燈は少し気分が楽になり、落ち着いたところで真紅達が居ないのに気がついた。

65 :僕犯人知ってます。:2006/02/19(日) 19:04:12 ID:2BJXd56X
ちょっと書き溜めしてこれぐらいでどれくらいか見てみたんですけど。
まだまだ書き溜めした方がいいみたいだな。
分けて書いたせいか自分的に今回のSSをどう評価したらいいか分かりませんw


66 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/19(日) 19:38:09 ID:Q8M+EbqG
細切れにされてた頃より纏まってる分読みやすくなったよ。

67 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/20(月) 00:44:35 ID:a5b80RR6
エロの方は作者・SSで切り出して纏められているけど、キャラ個別の方はカコログを貼り付けてあるだけだね

68 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/20(月) 01:06:57 ID:KwFEWqLl
>>56
終わり方としては涙をこぼすと言うのを採用した方がよかったと思う
何も残らず日常に戻るってのはちょっと…

69 :58-59です:2006/02/20(月) 02:23:58 ID:0GGBQMBP
>>61
なんとか一番最初と思われる所から、読んだ事がある話しの場所まで読み繋ぐ事が出来ました。
ありがとうごさいます(ぺこり)

70 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/20(月) 12:14:06 ID:L2rtTfSE
>>65
今回くらい書き溜めればいいんじゃないかと
水銀燈がかわいくなってるw

71 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/20(月) 12:31:06 ID:hb0sE9hz
ちょっと聞きたい聞いて見たい。
もうネタバレOKだよね?
であれば、気の弱かった薔薇水晶が眼帯を付けるようになった経緯
「薔薇水晶ちゃん〜ラブリー眼帯の秘密〜」とか(藁
居なくなった雛苺が残したちょっとしたいたずらを見付けて涙ぐむのりの話とか
書こうと思うけど。どうなんかな?
以前ネタバレしてる?って聞かれてから気を付けてたんだけど。


72 :僕犯人知ってます。:2006/02/20(月) 18:26:08 ID:OUcPBGxE
今回のSSは水銀燈メインでいこうと思っていたが、何か蒼星石目立ってる。(書き溜めしてる奴でね)
あと、質問なんですけど。
薔薇水晶の喋り方ってどんなん?
金糸雀の「〜かしら」は常についているもの?
これが気になっています。

73 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/20(月) 18:29:10 ID:/KI5/amv
>「薔薇水晶ちゃん〜ラブリー眼帯の秘密〜」
激しく希望

74 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/20(月) 18:50:51 ID:5dbFzLqu
>>71
ネタバレまだ早くね?
まだ見てない人カワイソス

75 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/20(月) 18:51:50 ID:5dbFzLqu
ごめん、VIPの癖でついsage忘れた。

76 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/20(月) 19:05:47 ID:nUR00VC1
名前欄か書き込みの最初にでもネタバレありって書けばいいんじゃね?

77 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/20(月) 19:19:00 ID:lI/6w78l
>>76同意。

78 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/20(月) 19:48:38 ID:5dbFzLqu
>>76
天才現る

79 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/20(月) 19:51:11 ID:MQUk95sh
67だけど、アニキャラ個別板のまとめページは、SSごとに纏められてなかったので勝手ながら作ってみた
まだログを見て切り出している最中なのでtxt形式だけど、全部切り出し終わったらhtml形式に整形していく予定
ttp://rmaidenss.web.fc2.com/

80 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/20(月) 19:54:26 ID:hb0sE9hz
ご意見どうもでした。
あんまりネタバレは芳しくなさげなんで
少し話変えてみる事にまする。

81 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/20(月) 20:05:18 ID:5dbFzLqu
>>79
おおお乙です。頑張って下さい。

82 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/20(月) 21:05:51 ID:TRIShUj4
>>80
居なくなった雛苺が〜ってやつが激しく読みたい

83 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/20(月) 21:44:49 ID:4dt/+vYn
コミック派に優しくしてくれ

84 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/20(月) 21:51:01 ID:lTRc3zL8
ここはアニキャラ個別板なのだわ

85 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/20(月) 23:38:16 ID:5dbFzLqu
>>84
そういう排他的な考えはやめようぜ。
それ「このスレではエロss禁止」って言ってる人と同じレベルだろ。

86 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/20(月) 23:42:31 ID:lTRc3zL8
原作しらんし

87 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/21(火) 00:13:28 ID:xGFaszEf
>>86
勇者

88 :オリジナルのジュン:2006/02/21(火) 01:11:59 ID:k+xh5Mdi
すいません。いろいろ迷ってしまってるので>>11の続きを選択形式にします。

雛苺と蒼星石の戦いを止めたキャラを
1:真紅 2:水銀燈
このどちらが良いか選んでください。
票数より選んだ理由を書いてくれたらその内容で決めようと思います。
両方のバージョンが形は出来てるので明日の夜には書きます。

89 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/21(火) 01:15:37 ID:6yCOrq4K
>>88
の(ry失礼、銀で。

90 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/21(火) 01:33:28 ID:6JrrDMSH
>>88
両方見たいのが本音なんだが。
あえて言うなら銀様で。

91 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/21(火) 01:52:09 ID:eKtglq66
【 Alice 9 】



「だめなのぉ〜! もっとお口ちゃんと開けて、ジュンー♪」
「いいって! やめろって雛いち むぐ!」



……今 僕は、生まれてこの方感じた事が無い恥ずかしめを受けているっっ!!



じょ!冗談じゃない!そんなこと恥ずかしくて出来るか!
おままごとじゃないんだぞッ!何で僕が赤ん坊みたいに『 あ〜〜ん♥ 』とかしなくちゃならないんだっ!
いいからもう下に行って真紅や姉ちゃん達と遊んでろ!

そう言ってやろうと思う間も無く、じゃれつく子猫の様な素早さで僕の手からレンゲを奪い、
土鍋の雑炊を一すくいして、否定しようとした僕の口に『 カポッ! 』と入れてきた。

「は! はひぃ、はふはふいい〜!」(※あ! あちぃ、あつあついい〜!)
「あにゃー!? ご、ごめんなさいなのぉ〜!(アセアセっ!)」

ベッドに座った僕の膝の上に股座りをした雛苺が、熱さで涙を滲ませた僕の訴えにうろたえ始めた。
口を押さえ片目をつぶって、何とか飲み込みながら、雛苺に大丈夫と片手を振ってやる。
雛苺も悪いと思ってくれたのか、瞳を潤ませて
「あ、あの、その…ごめんなさいのぅ....ヒナ...ヒナ....」
なんて言ってくる。
その目はやめてくれ…こっちが悪い事したみたいになるじゃないか。

「…いいよ。ありがと、雛苺」
「ジュン〜…」

( あああ....頼むからその潤んだ瞳と、子猫みたいな顔するのやめてくれ… )
( 後、膝の上で動かないでくれ… )

そんな何とも もどかしい気持ちをどうにかしようと、雛苺から目をそらそうとした時だった。
雛苺がレンゲを持ってない方の手で、僕の服をそっと…
小さな....だけど意思のある、柔らかい握り方でそっと掴んできた。

「ヒナね… ジュンがずっと起きなかったらどうしよう、どうしようって....思ってたの。
 翠星石もね、真紅もね....心配してたの。…ジュンのこと」
「雛苺…」

「…でも、ジュンは起きてくれたわ。ヒナ達の声....きっとジュンが聞いてくれたから、ジュンは起きてくれたの」
「あ……」



92 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/21(火) 01:53:56 ID:eKtglq66


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

…… ……  … ……






......声が...きこえる..... だ れ....?



・・・・



・・・



・・

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



93 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/21(火) 01:55:21 ID:eKtglq66


「目がさめた時、だれもいないのは...とっても悲しいの。……でも、ジュンにはヒナ達がいつもそばにいるの。
 ヒナはジュンといっしょにいたいから....だから、ジュンが起きてくれて...とってもうれしかったのよ。
 だからね....早くいつもみたいになって欲しいから、のりが作ってくれたごはん....食べさせてあげたかったの....」

「・・・・・・」

それだけ言って、雛苺は小さく微笑んでうつむいてしまった。
僕の服は握られたままだったけど....さっきより強く....まるで僕から離れないように、握っている。
そんな雛苺を僕は....抱きしめたい気持ちで一杯だった。

人形なのに、それが動いたりしゃべったり、物を食べたり、どう考えたって異様な存在なのに…
なんで、なんでこんな気持ちになるんだ…

「…!? ジュン?」

僕は、雛苺の柔らかい、カールのかかった綺麗な金色の頭髪に手をやって
「さ、冷めるだろ....早く食べたいんだよ…」
雛苺から目をそらしながら、ちょっとつっけんどんに食事の催促をしてやった。
顔が赤くなるのが自分でも判るし、目の端に涙をにじませた雛苺の視線も感じる。

「……食べさせて くれるんだろ?」

照れくさかったけど、僕は少しだけ視線を合わせてそう言った。

ああ....今僕の顔はきっと微笑んでるんだろうな…
こんなの僕じゃない…僕じゃない…  けど…

「  うんっ! なのぉ〜!♪  」




けど、こんな僕も悪くないって思える。




94 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/21(火) 01:56:40 ID:eKtglq66
ちゃんとした食事シーンは次回に。

95 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/21(火) 01:59:49 ID:cBMJqRBu
>>88
真紅に一票。展開的に真紅の方が適任だと思うし、個人的に真紅が好きだから。

>>94
なんか幸せそうな2人が目に浮かぶようだ・・・GJ

96 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/21(火) 02:58:21 ID:JF0hhfgR
>>88
迷ったならまとまるまでしばらく考えた方がいい

と思いつつも真紅で

97 : ◆dqBfY.oE.E :2006/02/21(火) 07:25:55 ID:v5AxYiXj
今日初めてこのスレ見つけました
皆すごいですね…俺も書きたくなったんで…
水銀燈で鬱モノを考えています
全部まとめてから投下すると思います
時間かかりそうです…上手く出来れば良いですけど…
余程の失敗がない限り絶対に書き込みますんで
よろしくお願いします
スレ汚しスマソ

98 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/21(火) 11:00:18 ID:W0RvZVJG
>>88
銀ちゃん希望

99 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/21(火) 12:33:31 ID:m5YjQJXr
>>88
消去法で真紅。
なぜなら、まず水銀燈がこの状況になったとしたら、雛苺が蒼星石を拘束したと同時に黒い羽で一気に攻撃しそうだなと思った。

また、
「ちょっと何やってるの!?」
やけに高い声が響き渡る。

ここを読んだ時点で、>>88があろうが無かろうが、私は真紅と何も疑問も持たずに解釈できました。
そもそもこれは、明らかに水銀燈の口調とは異なる気がします…水銀燈なら、
「ちょっとぉ…何やってるのよぉ?」
やけに通る声が響き渡る。
という感じになりそうだから。(あくまで感じ)


この2点より、私は、真紅が止めたと考えます。

長々と申し訳ありませんでした。

100 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/21(火) 12:54:07 ID:/AKYz4oA
先生
コミックが買えません

どうなってんの

101 :ケットシー:2006/02/21(火) 19:02:58 ID:jVjBvAxu
ネタがまとまったので新しいお話始めます
また割り込んじゃうといけないので、投下宣言しときます

102 :ケットシー:2006/02/21(火) 19:04:00 ID:jVjBvAxu


 少女が病院で息を引き取った。
 彼女は心臓を患い、幼い頃から病室が生活の場だった。
 不治の病だと知った両親は絶望し、彼女と関わりを持たないようにしていた。
 だから、長い入院生活の中でも、彼女に面会人が来る日は年に数えるほどしかなかった。
 孤独な彼女の葬式は、それは静かなものだった。
 彼女のために涙する者はおらず、ただ淡々と式が進行していく。両親は、肩の荷が下りたような顔をしていた。
 その一部始終を一体の人形が冷めた目で見ていた。





103 :ケットシー:2006/02/21(火) 19:05:43 ID:jVjBvAxu
 真夜中、それは音も無く現れた。
 ガラス窓に小さな波紋が広がり、黒い翼が水面を割って出てくる。暗闇よりも暗い翼を持つ彼女が、静かに着地して部屋を見渡す。
 床には古めかしいい鞄が三つ。中には彼女の姉妹が入っているはず。ベッドに少年が一人。彼は三つの鞄の持ち主であるジュン。彼女はそれだけ確認してベッドに足を向けた。

 ジュンが小さな寝息を立てている。彼女はほくそ笑み、翼を大きく広げる。そして、白く美しい手をジュンの首へと伸ばす。

「――ッッ!?」

 圧迫感で目覚めたジュンが、馬乗りになる水銀燈に目を見開く。声を出そうにも、それもできない。彼女に首を絞められているのだ。それも、小さな手に似つかわしくない豪腕で。
 苦しむジュンを見ながらも、水銀燈の笑みは消えない。彼女の瞳は狂気じみていた。
 確かな殺意を感じたジュンは、逃れようともがく。だが、変幻自在の翼に両手を押さえられ、それもままならない。
 諦めてもその先に待っているのは確実な死だ。ジュンは無駄を承知の上で、まだ自由に動かせる両足を死に物狂いでばたつかせた。

 意識がだんだん遠くなる。もう、足が動いているのかも判らない。
 そんな中で、水銀燈の気持ちよさそうな顔だけは、はっきりと認識できた。
 ジュンは沈みかける意識の中、妙に冷静な思考をしていた。
 やっぱり、こいつらは呪いの人形だったんだ。死んだら、お姉ちゃんが悲しむかな。お父さんとお母さんはどうだろう。
 真紅や雛苺や翠星石は――

 そこまで考えた時、三つの鞄が同時に開く。

「ジュンッ!!」

 一斉にマスターの名を呼びながら鞄から飛び出す。ジュンはその声を最後に意識を手放した。





104 :ケットシー:2006/02/21(火) 19:07:06 ID:jVjBvAxu
「ジュン〜ぅ、目を開けてなのぉ……っ!!」
「こら、チビ人間、早く起きるですぅ! じゃないと、その冴えない顔に落書きして、もっと冴えなくするですよっ!」

 ジュンは騒々しい声で意識を取り戻した。彼は寝た時と同じ格好でベッドで寝ていた。雛苺が泣きじゃくり、翠星石が罵声に近い言葉を浴びせ続ける。
 いいかげん耳障りになってきたジュンは、重い瞼をゆっくりと開ける。

「あっ! ジュンが起きたのぉ!!」
「ジュン!」

 三人が一斉にジュンを覗き込む。全員の目尻に涙が込み上げていた。ジュンは気だるげに起き上がり、まだ重い頭に手を当てる。

「なんか、頭がくらくらする……」
「重度の酸欠状態だったから仕方が無いのだわ」
「チビのくせに心配させるなですぅ」

 真紅と翠星石が涙を拭って安堵の笑顔を見せる。雛苺は早速ジュンの背中をよじ登っていた。
 間もなく、朦朧としていたジュンもまともに思考できるまで回復する。

「――ッ、水銀燈は!?」

 意識が飛ぶ前の事を思い出したジュンは、身を固くして背筋を伸ばす。彼の首筋に乗っかっていた雛苺は、振り落とされてベッドに仰向けになる。

「あう〜、ジュンひどいの〜」
「水銀燈なら、私たちを見てすぐ逃げ帰ったわ」
「この翠星石が追っ払ってやったです。土下座するほど感謝しなですぅ」

 ジュンを襲った水銀燈は、他の人形達に邪魔されるとすぐに退散した。ともかく、ジュンは目の前の三人に救われたのは確かだった。
 人形に助けられたのだが、その人形に殺されかけた。感謝していいのかよく判らなかったが、とりあえず、ジュンは心の中でお礼を言った。

 この水銀燈の襲撃が、凄惨を極めるアリスゲームの開幕の予兆であった事に、まだ誰も気が付いていなかった。





105 :ケットシー:2006/02/21(火) 19:08:34 ID:jVjBvAxu
ケットシーもアリスゲームに初挑戦
少し長くなる予定なんで、長い目で見てもらうとありがたいっす

あと、見やすさを考慮して改行を多く入れてみますた

106 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/21(火) 19:20:01 ID:6yCOrq4K
祝!ケットC新作。

107 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/21(火) 19:23:35 ID:7SSPPafq
>>102
おお、乙です!葬儀の場面でイメエジ沸いてきましたよ。
めぐと契約した思い出の教会に安置された亡骸
ステンドグラスから伸びる一条の光に浮かび上がる棺
その上空からゆっくりと弧を描いて舞い落ちる水銀燈の黒い羽根
雪の降りつもる窓から(何故かそんな感じ)ぼんやりと眺めている水銀燈
そこにラプラスがやってきて…
な〜んて2次創作ができそうですわい。


108 :僕犯人知ってます。:2006/02/21(火) 22:39:34 ID:5lNQ6pWv
>>64の続き
「真紅達なら玄関に行ったよ」
蒼星石は水銀燈が少し元気になった様子を見て微笑んだ。
「そう。玄関って・・・・・こっちよね?」
「うん。一緒に行こうか」
そう言って蒼星石は水銀燈の手を引き玄関へ向かって走り出した。
手を引いて走っている時の蒼星石の顔はとても幸せそうだった。
それに比べ水銀燈は蒼星石の意外な行動に驚いた様子で手を引かれながらも走っていた。
丁度玄関の前でジュンが自分の部屋に戻ろうとしていた。
「あっ、ジュン君誰が来たの?」
蒼星石はジュンに、まだ先程の幸せそうな顔のまま尋ねた。
「あぁ、金糸雀だよ・・・・・蒼星石、お前なんだか嬉しそうだな」
「えっ!?そうかな?フフ・・・」
まだ手を握り締めたまま、また玄関に向かい走り始めた。
水銀燈は蒼星石と手を繋いでいると何だか顔が赤くなってきた。
そして、玄関では真紅達が金糸雀を迎え入れる所だった。
「っあ、蒼星石。こんにちわかしら・・・・・・す、す、水銀燈ーーッ!!」
金糸雀は蒼星石に挨拶をした時蒼星石と手を繋いでる水銀燈を見て絶叫した。
「ちょっ、落ち着いて金糸雀」
蒼星石は必死に金糸雀を宥め様とした。
しかし、金糸雀は混乱しきっていて蒼星石の声が届いていなかった。
その時、水銀燈から金糸雀に向けてヒュッっと風を切る音と共に羽が飛ばされた。
羽は金糸雀の頬をかすめ床に刺さり、騒いでいた金糸雀はピクリとも動かなくなった。
「うるさいわよぉ。金糸雀。少し黙ってなさいよぉ」
「わ、わかったかしら・・・・・」
「何故私がここにいるかというと・・・・・・」
水銀燈は金糸雀を黙らせて自分がここに居る理由を話し始めた。
真紅達は話が長くなりそうだったので先にリビングへ入っていった。
数十分後リビングに金糸雀と水銀燈が戻ってきた。
「疲れたかしらー」
金糸雀は目を回しながらソファーに倒れこんだ。
「あら、遅かったわね。紅茶入ってるわよ」
「金糸雀が色々質問するから少し遅くなっただけよぉ」
水銀燈は紅茶を口元に運んで一口、口に含み飲み込んだ。
そして、人に聞こえるかどうか分からない位の大きさで溜息をついた。
「どうしたの?水銀燈」
真紅がその溜息の音を聞き取れたのか、心配そうな顔をして水銀燈に尋ねた。
そんな真紅を見て水銀燈は声を出して笑った。
「な、何が可笑しいのよ」
「だってぇ、真紅ったらそんな心配そうな顔をしたりして・・・・別に何も無いわよ。唯、こんなに美味しい紅茶を飲んだのも久しぶりだなぁ、って思ってね」
水銀燈は笑いすぎて涙が少し零れていた。
そんな水銀燈に対し真紅は別に恥ずかしい事など何も無かったのに頬を朱に染めていた。

109 :僕犯人知ってます。:2006/02/21(火) 22:45:09 ID:5lNQ6pWv
前に比べたら少し短いな。
全員の人形を使って書くのって難しいね。
自分的には早くメグをだしたい。


110 :オリジナルのジュン:2006/02/22(水) 00:06:04 ID:zHIOEwxf
振り返るとそこには紅い服の雛苺より少し大きな人形が立っていた。
「だっ!?」
「真紅なの。いったいどうして来たの?」
僕の言おうとした言葉は雛苺がさえぎる。だが名前が分かった。真紅か。
「私は戦う気配がしたから来たの。そしたらあなたと蒼星石が戦ってるじゃない。驚いたわ」
「でも真紅はどうして?まさか真紅もヒナと戦うの?」
「違うわよ。翠星石が頼んできたから協力しただけだわ。蒼星石がアリスゲームに乗ったから止めてほしいと」
「・・・そうか翠星石は君に頼んだのか」
蒼星石はいつの間にか雛苺の蔦の拘束を解いていると思えば鋏を拾っていた。
「真紅。僕はお父様の意思を尊重してアリスゲーム参加を決意したんだ。翠星石には邪魔しないように言ってくれ」
「蒼星石。姉妹で戦うなんて愚かな事だわ。ローザミスティカを奪う以外にも方法があるでしょ」
「・・・そうなの。ヒナもジュンと遊んでた方が楽しかったの。戦うのは・・・」
人形達は話し合っている。だが僕はひとつの疑問が浮かんだ。
「ちょっと待てよ。ローザミスティカを奪われたら負けた方はどうなるんだ?」
「あなたは誰?さっきからずっと居たらしいけど」
「えっとね。ヒナと契約したジュンって言うの」
「へえ。あなたが雛苺のミーディアム」
「ああ。僕が雛苺と契約した桜田ジュンだ。真紅って言ったね。どうなるんだ負けると?」

111 :オリジナルのジュン:2006/02/22(水) 00:21:34 ID:zHIOEwxf
「動かなくなってただの人形になるわ」
真紅はあっさりと言い放つ。僕はショックだった。
「・・・つまり雛苺はもし負けたらもう話せなくなるのか?」
「ええそうよ。まだ実際は誰も負けてないけどアリスゲームが始まったらそうなるわ」
「真紅。君は知らないのか。もうアリスゲームは始まってるよ」
「えっ!?どういうことなの!?」
「そうなの。どういう意味なの?」
2人は急に声色が変わった。特に真紅のほうはさっきまでより声が上ずっていた。
「第七ドールの薔薇水晶が何者かに襲撃されてローザミスティカを失った」
「なっ!?薔薇水晶が」
「だから僕も決意したんだ。誰かがアリスゲームを始めた。このまま負けるのは嫌だ」
「ちょっと待つの。蒼星石はどうしてそんなの知ってるの?ヒナは知らないの」
「私もよ。いったいなにが」
「Nのフィールドで薔薇水晶が倒れていた。しかもローザミスティカも精霊も失っていた」
「蒼星石。あなたまさか」
「ああ。僕は姉妹全員を疑っている。そして誰にもやられる気は無い。次は覚悟してもらう」
「ちょっと待ちなさい」
「そうなの。待つの!」
真紅と雛苺が呼びかけるが蒼星石は去っていった。
そこには僕と雛苺と真紅が残されていた。

「・・・驚いたわ。まさか薔薇水晶がやられていたなんて」
「そうなの。薔薇水晶を倒すなんて信じられないの」
「・・・まあとりあえず私は家来の元に帰るわ。私は家来は心配性ですぐに泣くから」
「ああ。そういえば真紅もマスターガ居るんだ」
「ええそうよ」
さすがに驚いた。口調はかなりお嬢様っぽいし家来なんて言ってる。いったい誰がマスターなんだろ?
「あなたはさっき私の家来がどんなのか興味を持ったでしょう」
「なっ!?」
「まあ良いわ。隠すこともないし話すわ。ただのOLよ。みっちゃんと呼んでと言ってうるさいけど
私は家来としか呼ばないことにしてるの。そしたらすぐ泣いて・・・。まあ良いわじゃあさようなら」
「ああ」
「私は真紅。ローゼンメイデンの第五ドール。機会があればまた会いましょう」
そうして真紅も去っていった。僕も雛苺と元の世界に帰る。
長い一日が終わる。

112 :オリジナルのジュン:2006/02/22(水) 00:25:21 ID:zHIOEwxf
書き終えました。
真紅という意見も水銀燈という意見も多くて迷いましたが、>>99さんの考察が鋭いので
結局真紅を採用しました。
ちなみに真紅のマスターのみっちゃんは何となく意外性を追求しました。
今後翠星石と金糸雀も登場次第マスターもさりげなく出す予定です。
では最後に。
真紅と水銀燈のそれぞれに投票してくれた皆さん。読んでくれた皆さん。続きが楽しみな皆さん。
続きも楽しみにしてください。

113 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/22(水) 00:29:58 ID:m0xFYJYJ
>>109>>112
GJ!!
どちらも続き期待してるよ〜

(・・・登場時にすでにやられてる薔薇スィーカワイソス)

114 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/22(水) 01:07:59 ID:bRGczd+4
ちょwww薔薇スィーカワイソスwwwwww
薔薇スィー好きな俺はどうすればいいの?

115 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/22(水) 01:17:03 ID:8TtaGVqt
薔薇すぃはローゼンメイデンではない…とネタバレしてみる。

116 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/22(水) 01:45:38 ID:2r1BDdrO
>>115
だからネタバレはやめろって。

117 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/22(水) 03:56:39 ID:jRLKv4Um
>>116
ネタバレ
ばらスィーはロリコン

118 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/22(水) 05:09:40 ID:7LoqAuPg
>>116
ネタバレ
ばらスィーはファザコン

119 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/22(水) 05:53:40 ID:2r1BDdrO
いや、俺はトロイメントもう見たからいいけど、まだ見てない人がバレレス見たらかわいそうじゃん。

120 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/22(水) 09:08:19 ID:TaD+zTLv
せめて関西組を待つ優しさが欲しいよな
それでこそ薔薇紳士/淑女だろ?

121 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/22(水) 14:56:56 ID:bRGczd+4
関西組がトロイメント全部見終わるのっていつ頃?

122 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/22(水) 15:04:47 ID:MFFNHsIB
たしか今週が薔薇園だったはず
ネタバレ以前に117とか118みたいな便乗レスうざい

123 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/22(水) 16:41:43 ID:Ejpe5VGF
>>116
ネタバレ
>122はファザコン


124 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/22(水) 16:45:29 ID:2r1BDdrO
程度の低いレスが多いな。
リア厨がまた増えたもんだ。

125 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/22(水) 17:38:35 ID:HCNM1//I
残留電車厨が未だに蔓延ってるからな。
餓鬼はお家でお勉強してればそれでいい。

126 :ケットシー:2006/02/22(水) 19:18:28 ID:xStjpe8O
喧嘩はやめやがれですぅ(AA略
今から投下いきます

127 :ケットシー:2006/02/22(水) 19:19:25 ID:xStjpe8O
>>104


薔薇乙女戦争




 陽も落ち、桜田家で偵察を終えた金糸雀は、マスターの待つ我が家への帰路に着こうとしていた。
 大鏡のある物置へと向かいながら、今日の戦果を思い浮かべる。

「今日も無事に帰れるかしら。おやつも食べられたし、満足かしら」

 金糸雀は偵察だと言い張るが、その実は遊びに行っているのと何ら変わりない。
 今日も呼ばれてもないのに桜田家へと押し掛け、ちゃっかりとおやつの紅茶とお菓子を頂いてきたのだ。
 彼女を表立って歓迎するのは、遊び相手を欲しがる雛苺と、善人ののりだけだったりする。
 物置に入った彼女は、至極当然のように、正面の鏡へと歩を進める足を踏み入れた。


 鏡が白い光を放ち、そこからかわいい手足が生えてくる。

「みっちゃん、ただいまー」

 所変わって、ここは金糸雀のミーディアムが住んでいる家。二つの鏡をnのフィールドで繋げ、短時間で桜田家から帰還したのだ。

「あれ?」

 金糸雀が首を傾げる。マスターが寄って来ないのだ。いつもなら、金糸雀の帰還の声を聞いたとたん、猛スピードで出迎えに来る。そして、有無を言わさず金糸雀を抱き上げ、異常とも思える愛情表現の限りを尽くすのだ。
 マスターの帰宅時間はいつもと同じだと、出勤前に聞かされていた。予定外の仕事で遅れているのかもしれない。でも、部屋の灯りは点いている。
 金糸雀は不思議に思いながら、マスターを探してみることにした。



128 :ケットシー:2006/02/22(水) 19:20:32 ID:xStjpe8O
 それを見つけたのはキッチンだった。

「み……みっちゃんッ!!」

 絶叫に近い悲鳴が上がる。動揺した金糸雀が、足をもつれさせながらそれに駆け寄る。キッチンの床で、彼女のミーディアムがうつ伏せになって転がっていた。
 ガスコンロに掛けられた鍋からは、煮えたぎった蒸気が噴き上がっている。夕餉の匂いに誘われて、金糸雀はこれを見つけてしまったのだ。

「みっちゃん、しっかりッ!! みっちゃんッッ!!」

 マスターの体を揺らして大粒の涙を落とす金糸雀。もう手遅れなのを彼女の頭は理解していた。
 背中にはナイフが深く突き立てられ、床一面には赤い水溜りが広がっている。
 そして決定的なのは、床で寝る彼女の左手。薬指にあるはずの指輪がない。あれは契約の指輪。ドールの同意無しでは外せない物だ。
 当然、金糸雀に契約を破棄する意志はない。だが、契約は解かれている。それは、ミーディアムの存在が消えたことを意味している。命が消えたことを意味している。

「幻よ! こんなの、誰かが仕組んだ罠に決まってるわ! そうに違いないかしらぁッ!!」

 金糸雀はありとあらゆる可能性を必死に考え、現実を遠ざけるように声を荒げた。




 夕食時、桜田家に急な来客が訪れる。キッチンのテーブルに集まっていたみんなは、その客の姿を見て一様に絶句した。食器の音が止み、全員が口を動かすのを忘れる。
 そんな中、真っ先に我を取り戻したのは真紅だった。フォークを置き、口を空っぽにして声を掛ける。

「金糸雀、どうしたの?」

 客は今帰ったばかりの金糸雀だった。しかし、みんなの反応から分かるように、普通の格好はしていない。
 手や顔、着衣の所々は血で汚れ、焦点の合っていない眼球は微動だにしない。何も言わずに現れ、そのまま突っ立っている彼女は、どう見ても異常だった。
 問いにすぐには答えなかったが、真紅は黙って待った。そして、金糸雀が重い口を開く。

「……みっちゃんが死んだ」

 その一言に、ジュンとそのドールズは戦慄した。





129 :ケットシー:2006/02/22(水) 19:22:53 ID:xStjpe8O
今日はここまで
死人でまくりっ

130 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/22(水) 20:46:16 ID:7yEjTPYH
関西組ってこれから11話だったのか…じゃぁこの話はリアルタイムと言う事で(w
ローゼンメイデントロイメントの第10話後〜11話までの間奏話として読んでください。

朝の光が射し込んでリビングに陽だまりを作っている。
「さぁ、朝食の準備をしなきゃ…」
のりは一人で朝食の準備に取り掛かる。
いつもより広いリビングは、帰らぬ思いを待ち続けるかのように静かに朝を迎えてる。
まぶたを閉じれば、聞こえてきそうな雛苺の幼い声。
しかしこの部屋ではもう、蒼星石と雛苺の姿を見る事は無い。
その静寂を聴いて初めて知る、気づかなかった家族としての絆。
雛苺が倒れた昨日の午後、彼女はのりにさよならも告げずに巴の家に帰っていった。
永遠に失ってしまった別れの言葉。のりにはあまりにも唐突で、あまりにも悲しい現実。
ささやかなのりの願いは容赦のない現実によって無情にも打ち壊された。
年長者として気丈に振舞ってはいるものの、平凡でも暖かい、
そんな家族の日常を夢見ていたのりにとって、その事実はとても寂しい事だった。


夢の様に楽しかった毎日、どうしてこんな事になったのだろう。それがのりには解からなかった。
昨夜、遅くまで帰ってこないジュン達の事を一人でずっと待っていたのり。
雛苺のちいさな落書きが残る部屋で、泡の様に浮かんでは消えてゆく忘れられない毎日の思い出。
無言で帰ってきたジュンたちからもたらされた雛苺の運命。
悲愴な決意を秘めた真紅達の顔を見たのりは、それが意味する事を何となく理解した。
でも、彼女にはそれを聞く勇気が無かった。
聞いてしまえば体を張ってでも止めなければならない位危険な事なのだろうが、それがのりには出来なかった。
そしてその夜は、そのまま誰とも言葉を交わさずに今日の朝を迎えた。


131 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/22(水) 20:47:56 ID:7yEjTPYH
「あの子たちの為に、今日の朝ごはんは花丸ハンバーグにしましょう…」
今日、ジュン達は何か大切な事をやろうとしている、のりはそれを感じている。
ずっとここに居て欲しい、そう思っていないと言えば嘘になる。
それでも、真紅たちを笑って送り出してあげる事が、自分の役目なのだとのりは思っていた。
様々な胸の想いを振り切るようにキッチンで手を動かしながら、
冷蔵庫の中の卵に手を伸ばしたのりは、新しい落書きを見つけて目を止めた。
そこにあったのは雛苺が残した無邪気ないたずら。
クレヨンで卵の殻に描かれたジュンや真紅やのり達の顔、みんなの顔が仲良く一緒に並んでいる。
それは雛苺が描いた幸せな家族の肖像。
その卵の落書きがのりには、いつまでも一緒にいたかったという想いを込めた、雛苺の最期のメッセージに思えた。
雛苺には解かっていたのかも知れない。もうこの家には二度と帰れないという事が。
ひとつひとつ手にとりながら、のりの目から涙が自然にこぼれだした。
「…ごめんね…私、なんにも出来な…」
窓辺に置いた写真立の中では、自分の運命など知る由もない雛苺が、みんなと一緒に笑っている。
涙をこらえて朝ごはんを作りながら、のりは知らずに雛苺の作った歌を口ずさんでいた。
「はなまるさん はなまるさん たまごとおにくのハーモニー…」
その歌の無邪気さとは裏腹に、のりの目からは涙が溢れ出してとまらなかった。
やるせない心のより所を求めて、窓越しに遠く見上げた高い空からは
のりの気持ちなど素知らぬように、夏の光りがガラス越しに降り注ぎ、
リビングに陽だまりをつくりながら、帰らぬ人を静かに待ち続けていた。


132 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/22(水) 20:49:27 ID:7yEjTPYH
…やっぱりおいらにゃ、ネタバレ回避の構成ができませんでしたよ。
すまんこってす。

133 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/22(水) 20:54:08 ID:/1Dwk7TC
>>131

気付いたら目の前がぼやけてました。
涙腺がもろくなったみたいで…いい話だと思います。

134 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/22(水) 21:42:13 ID:tfC7jgZS
>>129 激しい展開のようですが…期待します。
>>130−132
MBS組=関西組な自分ですが、正直泣きそうになりました。
やるせなくて悲しいけどいい話ですね。

135 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/22(水) 21:51:39 ID:u/ztyq17
>>129
凄まじい展開ですね。個人的にはこういう鬱も好きですのでがんばって
ください。

>>130
悲しいけど良かった。

136 :僕犯人知ってます。:2006/02/22(水) 22:59:54 ID:tjLPNPH/
ケットシーさんの作品大好きw
>>131
ええ話やないか(´д`)

この掲示板にアリプロジェクト好きな人いますか?

137 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/22(水) 23:15:47 ID:bRGczd+4
コミックス売り切れ続出だな。
地方なんだが、どの本屋行ってもなかったわ。

138 :僕犯人知ってます。:2006/02/23(木) 00:16:20 ID:rDZnZhWd
>>108の続き
「ねぇ、水銀燈かくれんぼやろう?」
水銀燈の背後から雛苺が話し掛ける。
「かくれんぼぉ?それ何ぃ?」
水銀燈は首を傾げた。
そんな水銀燈の質問に雛苺が少し驚いたような顔をした。
しかし、今まで水銀燈は一緒に遊ぶ事をする様な友達もほとんどいないため、かくれんぼの事を知らないのは当たり前といえば当たり前であった。
「う〜んと・・・かくれんぼっていうのはね、ジャンケンで鬼を決めて他の皆は隠れるて鬼が隠れた皆を探す遊びなの」
説明を終えた雛苺は水銀燈の返事も聞かずに腕を掴んで皆の所まで引っ張っていった。
「早くするですぅ。これだからチビチビは、さっさと始めるですよ!」
今にも痺れを切らしそうな翠星石が雛苺達を急かした。
かくれんぼに参加するメンバーは翠星石、蒼星石、雛苺、水銀燈、金糸雀である。
真紅は面倒くさい、ドレスが汚れる等の理由で参加しない。
「「「「「ジャーン、ケン、ポン」」」」」
ジャンケンの結果は一瞬で決まった。
翠星石の一人負けである。
「さっさと散るです。十数えた後、問答無用で探しに行くですよ!!」
納得のいかない顔をしながらも数を数え始めた。
雛苺は真紅が座っているソファーの下へ、蒼星石は鏡の部屋のカバを自分の前に置居たところへ、金糸雀は冷蔵庫の中へ隠れた。
そして、水銀燈は階段を上りジュンの部屋に入っていった。
扉の開く音がしたのでジュンは扉の方へ目を向けた。
「何だ・・・・お前か・・・」
「何だとは何よぉ」
少し頬を膨らませ水銀燈はジュンの部屋を浮遊して、どこかいい隠れ場所が無いかを探し始めた。
ネットをしていたジュンだが、水銀燈が部屋の中を浮遊しているおかげで、パソコンに集中できなかった。
「だぁーーーー!!一体何してんだよ!!」
ジュンは怒鳴り声をあげながら椅子を立ち上がり水銀燈に詰め寄った。
少し驚いた水銀燈だが、冷静に対処した。
「何ってかくれんぼをしてるんだけど、何処かいい隠れ場所ないかしらぁ?」
「じゅーーーう!!探し始めるですよぉ!!」
リビングから翠星石の声がした。
翠星石の声を聞いた瞬間、水銀燈は焦りを見せ始めた。
「は、早く場所を教えなさいよぉ。見つかっちゃうじゃない」
小声で水銀燈はジュンに場所を尋ねた。
ジュンが頬を掻いて手ごろな場所を探してみた。
「う〜ん・・・・・あそこなんかどうだ?」
ジュンはベッドの下を指差した。
ジュンのベッドのしたはよく雛苺が隠れる場所なので見つかる確立が非常に高かったのだがジュンは咄嗟にベッドの下を指差した。
「そう・・・・ありがとう」
水銀燈は無邪気な笑顔でジュンにお礼を言いそそくさとベッドの下に潜り込んで行った。
その姿だけを見るとついこの間まで真紅達と争っていた者とは到底思えない。
ジュンは気を取り直して椅子に座りパソコンの方を向きなおした。


くてーたー。
↑は沖縄の言葉で疲れただっけな?
まぁ、何か話進まないねぇ・・・・。


139 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/23(木) 00:37:15 ID:M9mIcdqI
レスつけワスレロタ。

前スレ>>789
メル友ありd。でもメールが一通もきません・・・


140 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/23(木) 00:48:33 ID:9VzaT0cN
http://who.sakura.ne.jp/orz/orz.cgi/comic6.2ch.net/cchara/1135788876/
誰か書いて

141 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/23(木) 02:27:28 ID:g1sY0FY2
>>95
ありがとうございます。今回投下する分でようやく五分の三と言う所ですが、
飽きずに付き合っていただければ幸いです。

142 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/23(木) 02:29:17 ID:g1sY0FY2
>>93
【 Alice 10 】



妹が居ればいいな、なんて思ったことなんかなかったし、
居てもどうせ うっとおしいだけで、僕に負担がかかるだけじゃないか。

雛苺が僕達と暮らし始めなかったら、ずっとそんな風にしか考えなかったと思う。

それがどうだろう…

人間なんて勝手なものだから、自分の都合のいいように物事を捉えてしまいがちになる。
だけど、それが自分に素直な思いを運んでくれるのなら、都合がいいと言われても...
その捉え方を変えても、いいんじゃないのかなって、思えるようになった。
だって....今の僕が.....そうだから。

こんなに心があったかくなって、素直に言う事を聞いてやれるなんて、前の僕なら絶対に無かったんだから。

「はい、ジュン〜♪」

本当に嬉しそうな愛らしい笑顔と、純粋な心で僕の目を見つめてくる女の子が、
本当の妹じゃないとしても、人としての命じゃないものだとしても....
女の子の姿をした人形だとしても....今の僕には関係が無い。

こんなこと、よく図々しく言えるもんだな僕も....姉ちゃんに会わせる顔がないよ。


「うにゅ? どぉしたのぉジュン、笑ったりして? なにかおかしい事があった?」
「いやぁ....何でもない」

「じゃあはい、あ〜....あ!」
「? どうした雛苺?」
「フーフーするの忘れてたのっ♪」
「え?!」

さっきの事があるからだろうけど....
いや、あのな雛苺....僕の顔の前でそんなことするなよ....

「フゥ〜… フゥ〜…」



143 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/23(木) 02:30:12 ID:g1sY0FY2

雛苺のふわっとした髪の甘い香りが僕の鼻腔をくすぐり、
小さなつぼみのような唇から出る雛苺の吐息が、僕の顔にかかってきた。
しかもどういう訳か、目をつむって、優しく冷ましてくれてる。
うすく桃色に染まった雛苺の、頬と唇がとても綺麗で....


普段の幼い顔とは違う、小さな女の子が見せる母性の顔だ……




いやだから! こいつらは人形だって! 何で意識しなくちゃならないんだって! なんだよこれ! 新しいガマン大会?!
って言うか今日の僕はおかしい! どう考えたって変だ! なんでこんなに翠星石や雛苺の事でドキドキするんだよ!



                    あああああああああ……もうっ!



僕は最低だ。もう一人僕がいたら、きっと今の僕の考えを感じて張り倒してるよ…


「もういいのぉ〜♪ おまたせージュン〜♪ はい、あ〜〜ん♥」

だけどそんな僕の邪(よこしま)な考えは、
雛苺の嬉しそうに弾んだ声で、あっという間に掻き消されてしまった。

「あ、あ〜〜ん…(赤)」(もぐもぐ....)
「…おいしい?」
「う、うん」
「よかったのー〜!じゃあ次ー〜♪」

端から見たら、まるでおままごとそのものなんだろうけど…
小さな時に母さんに食べさせてもらった時を思い出して、僕は素直に嬉しく思えた。

いつもなら『 ヒナもヒナもぉ〜〜〜!! 』と欲しがるだろうに、
そんな事も忘れて、小さな手で甲斐甲斐しく僕の口に雑炊を運んでくれる。
姉ちゃんが気持ちを込めて作ってくれた雑炊の味は、雛苺の気持ちがプラスされて…
本当に美味しく感じ、あっという間に無くなろうとしていた。

「ジュン いっぱい食べたのぉ〜! もうこれで終わりなのよ♪」

グゥ〜〜〜…

「んょ?」 「え?」

雛苺のおなかの虫が、主人である雛苺の意思とは関係なく『 おなかへったのよぉ〜 』と鳴き声をあげた…
しかし....どういう構造してるんだ....おなかの虫まで鳴るって。


144 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/23(木) 02:31:53 ID:g1sY0FY2

僕と雛苺は、雛苺自身のおなかを見て、そして目を合わせる。
雛苺が凄く恥ずかしそうに、すごく愛らしく、ふにゃっとした笑顔で
「え、えへへぇ.....いっぱい のりのごはん食べたのに、変なのぉ....(赤〜)」
上目遣いに僕を申し訳なく見つめてきた。
自然と顔がほころんでくるのが自分でも判る。
自分らしくも無いと思いながらも、僕が雛苺に言ってやるセリフは、もう決まっていた。

「もう 一口分しかないけど、食べるか?」
「うんっ!♪」

僕の食べ残しを食べさせるみたいでちょっとあれだけど、それでも喜んでくれている。

「じゃあちょっと待ってろ、ティッシュでレンゲ拭くから」
「いいの!」
「え!いやだけど」
「ジュン....食べさせて....くれる?」
「えぇ!?」

僕の両膝に股座りをしてる雛苺が、その両手の平を僕の太ももにつけて僕を見上げ、
喉を鳴らす子猫のような瞳で見つめながら、そんな事を言ってくるもんだから
思わずドキッとしたけれど....土鍋に残った一口分の雑炊を、僕が口をつけたレンゲですくって
「……ほ、ほら、口あけて(赤....)」と雛苺の口元に持っていってやった。
「フゥ〜フゥ〜してなの♪」
「いや もう冷まさなくても食べられr

「ジュン....」

その目はやめろ....

「…フゥ〜 フゥ〜…ほ、ほら」
「♪ あ〜〜ん はむっ ♪」

僕にとっては一口だけど、雛苺にとっては三口ぐらいの雑炊を、
自分の小さな両手で、レンゲを持っている僕の手をはさみながら....おいしそうに、本当に嬉しそうに食べてくれた。

その後、ティッシュで雛苺の口を拭いてやったのは、ここだけの話だ……


145 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/23(木) 02:33:05 ID:g1sY0FY2

そんなこんなで食事をし終えた僕に、雛苺が声をかけてきた。
「じゃあヒナ、これ持っていくのね」
「そこ置いとけよ、明日僕が持って行くから」
「ダメなのよ!ヒナはジュンのお食事係だから、ちゃんと最期までお仕事するのよ♪」
雛苺はそう言って、カチャカチャ土鍋を鳴らしながらドアまで歩き出した。
ドアの取っ手に子猫みたいな仕草で飛びついて、ドアを開けた雛苺に

「 雛苺 」
「んにゅ?」
「姉ちゃんに...ありがとうって...言っといてくれるか? それと....ありがとうな....その....食べさせてくれて....」

そう言葉をかけた。……顔が熱くなる。

「ジュン〜〜♪」
僕のその言葉を聞いた雛苺が、 テテテテテ と僕のそばまでやってきて
「しゃがんで ジュンっ♪ あのねあのね....」
僕をしゃがませ、耳元で....

「 ヒナ....ジュンが大好きなのよ ♥♥ 」

      チュッ♥


耳元はフェイントで、僕のほっぺたに.....可愛いキスをしてくれた…

恥ずかしいって言うより、変な気持ちになるより、凄く...凄く幸せな気持ちになれる....
とっても胸があったかくなるような....そんな優しい...愛らしいキスだった。

「 えへへ♪ 」

物凄く嬉しそうな顔をして微笑んだ雛苺は、ドアの近くに置いていた土鍋の所まで戻ると、
その土鍋を抱えながら僕のほうに振り向き

「今日のことは....ナイショなの。ヒナとジュンだけの、ナイショなのよ♪
 カンセツキス したことも、ナイショなのっ♪」

愛くるしくなるくらいの笑顔でニコッと微笑んでくれた。
・・・って!

「おいっ!間接キスって....意味知ってて言ってんのか?(赤)」
「知ってるの♪ だから....早くよくなって、いっしょに遊ぼうね....ジュンっ!
 ヒナ、手が使えないから ドア閉めておいてね♪」

「…雛苺…」



146 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/23(木) 02:34:29 ID:g1sY0FY2


雛苺はそう言って笑顔のまま....うぃうぃ言いながら土鍋を抱えて僕の部屋を出て行った。


僕の身体が....姉ちゃんの作ってくれた食事と....
雛苺のくれた小さな暖かい愛情で....火照り始めているのが判る。


辛かったはずの身体のだるさと気分の悪さは....もう無くなりはじめていた。









                    ( おっ! おのれ チビチビぃ〜〜〜〜!! や、やりすぎなのですぅーーーー!!! )







何か声が聞こえた気がしたけど、気のせいだろうと思うことにした・・・




147 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/23(木) 02:36:52 ID:g1sY0FY2
今日はこれで。

148 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/23(木) 02:38:24 ID:DFXHmi4T
>>147

続きが気になる
この後どう展開していくのか…

149 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/23(木) 12:01:37 ID:Udn+8Gef
初めて投稿します。
ローゼンSSを書くのは初めてなので雰囲気をちゃんと掴めているか不安です…。


カチ……カチ……カチ。

パラ……パラ……パラ。

ジュンの部屋。
特に目的もなくインターネットをだらだらと続けているジュンと、ベッドの上で本を読み耽る真紅。
二人ともまったく会話を交わさないまま、互いの時間を楽しんでいた。
下の階から翠星石と雛苺が喧嘩して騒ぐ声が微かに聞こえるだけで、静かな昼下がりだ。

「平和だな……」

ジュンはポツリと呟いた。

「そうね」

それに対して真紅は簡単に相槌を打った。
ジュンはモニタから目を離して、椅子に深く腰を埋めながらちらっと真紅の方を盗み見た。
ただ本を読んでいるだけの真紅が、何故か少し口元に笑みを浮かべているように見える。

―――随分と表情が柔らかくなったもんだな、僕のとこに来た頃と比べて。

これまでずっと続いてきて。
そしてこれからもずっと続いていくであろう平和な日々を象徴するかのような穏やかな笑顔。
でも実際は。
いつ始まるかわからない、いつ"ただの"人形になってしまうかわからないアリスゲームが待っているというのに。
どうしてそんな穏やかな顔ができるのだろう。

「真紅、聞きたいことがあるんだけど」

「あら、何かしら?」

真紅は本から顔を離さずに答えた。

「どうしてそんなに平和そうな顔してんだ?
 いつ水銀燈とかが襲ってくるかもわからないってのに」

そう尋ねると真紅は少し笑ったように思えた。

「今の私が平和そうに見えるのは当然でしょう、実際平和なのだから。
 ジュンにはそういう実感が無いのかしら、あまりそういう顔には見えないけれど」

穏やかな日常と、一変した激しい戦い。
その両端を経験してきたからこそ生まれるのがその穏和な笑みだ、ということらしい。
それに対して、ジュンは。

「………僕にはよくわからないな、いつ自分に危険が迫ってくるかもしれないってのに」

そこでようやく真紅は顔を上げた。

「じゃあ、いつ来るか知れない危機に常に備えなさい、とでも言う気?
 常に緊張を張り巡らせることなんて出来ないし、それが有効な手段だとはとても思えないわ。
 それよりも、今という時間をどう楽しむかということの方がよっぽど大事よ」

150 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/23(木) 12:03:33 ID:Udn+8Gef
ジュンは横を向いて真紅と目を合わし、確認するように聞いた。

「たとえば、雛苺や翠星石と同じ時間を過ごしたり?」

「もちろんそれも素晴らしい時間のひとつだわ」

人形のくせに、人間よりも人間らしいことを言ってる気がするな、とジュンは素直に受け止めた。
僕はここに閉じこもりすぎたせいで、人間性が欠けてしまったのではないか―――とさえ思えた。

「僕は―――心配なんだよ」

今度は視線を落として独り言のようにそう呟き、俯いたまま椅子から立ち上がった。
真紅は首を傾げながらそれを見ている。
ベッドに乗っかり、そして真紅のちょうど真後ろに、互いにもたれかかるようにしてベッドに座った。

「アリスゲームって、相手のローザミスティカを奪っていくんだろ?
 奪われたローゼンメイデンはただの人形へと還る。
 でも真紅はそうしないで、自分のやり方でやっていく……」

「ええ、そう。
 あくまで私は私のやり方を貫き通すつもりだわ」

真紅はその後に続くジュンの言葉を読んだのか、その答えには余裕すら見せて何の迷いも無かった。
一方ジュンは、どう言っていいのかわからずひとつひとつ言葉を選んだ。

「本当に大丈夫なんだろうな。
 これから先、どうなるかわからないだろ?
 あいつらにも何が起こるかなんてわからないし……でも……僕は……。
 おまえと、雛苺と、翠星石が争う姿なんて絶対に見たくないからな」

「ジュン、この世の中にはどうしても抗いきれない運命というものが存在していることを認識しなくてはいけないわ。
 でも運命のせいにしてしまっていいのは、本当に最後の最後。
 それまでは決して諦めてはいけないし、私は諦めるつもりはないから、安心しなさい。
 ジュンにそんな辛い思いをさせないためにも、私は最大限の努力を決して怠らないわ」

真紅は人形だっていうのに…その言葉の厳しさと優しさ、背中越しに伝わってくる温かさがジュンに直に伝わってきた。

―――僕が、守っていかなきゃいけないってのに。

なんとなくか弱そうだし、放っておけないし、僕のこと心配してくれてるし。
ただ、それだけだからな―――ジュンは心の中にそう理由付けていた。

151 :150:2006/02/23(木) 12:04:31 ID:Udn+8Gef
あとちょっとだけ続きます…

152 :150:2006/02/23(木) 13:19:52 ID:Udn+8Gef
―――でも、これじゃあまるっきり。

なんだか自分の方が真紅に守られている気がした。

「ジュン、今度は私から聞きたいことがあるわ」

「え…なんだよ?」

「もし」

真紅はそこで一旦言葉を切った。
そして、そんなことは絶対にありえないといった口調で、とんでもない言葉を軽々しく口にする。

「もし私が動かなくなったら、あなたはどうするの、ジュン?」

あまりに突飛な言葉に、ジュンは身体をびくっと震わせた。
そして腰を半回転させて真紅の方へ振り返って声を荒げる。

「なっ……どうしてそんなことを軽々しく言えるんだよ!
 僕がふざけてこんなこと聞いたんじゃないってことぐらい、わかってるだろ!?」

ジュンという背もたれを無くした真紅は、そのままコテンとベッドにひっくり返った。
両手に携えた本はそのままに、上目遣いでジュンを眺める。

「もちろん私だって本気で聞いているのだわ。
 今私が動かなくなったら、この部屋にはジュン独りぼっち……そしたらどうするのかしら?」

本気だと言うわりに、真紅はちょっといたずらっぽい目でジュンを見上げた。

「僕は……僕は、そんなこと考えたくない。
 おまえがいなくなるなんてことは……考えたくない」

「さっき言ったでしょう?
 この世には抗いきれない運命もある、と」

「だったら―――僕も、努力する。
 最大限の努力をするし絶対に諦めない。
 真紅がもう一度動いてくれるように、何だってやるさ」

真顔でそう話すジュンに、真紅は少しだけ頬を赤らめた。
そして相変わらずの柔らかな笑みで、こう言う。

「そう―――いい子ね、ジュン」

―――この笑顔のためなら。

何をしたって、自分の命をかけたって―――

絶対に、守り抜いてみせる。
ジュンは心に固くそう誓った。



終わりです。
まったりとした話でした。

153 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/23(木) 16:50:59 ID:ef1YdFtu
【性悪】翠星石虐待スレ【人形】
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/cchara/1135788876/
ローゼンファンならこの虐待者たちを撃退しよう
ってさ他のローゼンスレに告知だってさ

154 :榎本行宏(風紀委員) ◆aXy7M764q2 :2006/02/23(木) 17:03:16 ID:Pmx2fnfn
ローゼンメイデンのスレ立ちますた。もしよかったらみんな来て盛り上げてね。てへっ
http://tv8.2ch.net/test/read.cgi/apple/1140510376/

155 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/23(木) 17:09:20 ID:ulPps4kg
争いの火種を持ち込むな

156 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/23(木) 17:15:02 ID:ef1YdFtu
153のスレはまじひどいから。見てみ。
たなむ!!!!!ってさ

157 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/23(木) 18:35:18 ID:QfaFBLC6
>>156
携帯リア厨はママの所に帰ろうね^^
そもそもここは元々蒼星石虐待スレだぞ。
何故流派が違うとは言え姉妹スレに突撃せにゃならん。

158 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/23(木) 18:37:01 ID:qR+dP+pJ
>>156って必死に虐待スレで踊ってる人じゃん…

159 :ケットシー:2006/02/23(木) 18:45:06 ID:wbapXoVT
喧嘩はやめやがれですぅ(AAry

>>152
まったり読ませていただきますた。よかったです
雰囲気もどこもおかしくなかったですよ

今日も殺伐SSの投下いきます

160 :ケットシー:2006/02/23(木) 18:46:11 ID:wbapXoVT
>>128

 金糸雀の話を聞いては、悠長に飯を食べている場合ではなくなった。とりあえず、彼女の酷い姿を何とかする。血で汚れた洗濯物をのりに任せ、手と顔を洗わせた。
 それから、ジュンと人形達は金糸雀を囲み、事情を根掘り葉掘り聴こうとする。しかし、ショック状態の彼女からは思ったように聴き出せない。それでも、断片的に話す内容から少しずつ事情が見えてきた。

「水銀燈の仕業に違いないですぅ!」

 翠星石が大きな声を張り上げた。その人形の名に、金糸雀と蒼星石が強く反応する。すっかりここに入り浸っている蒼星石も、一緒に夕食をご馳走になっていた。

「どうしてそう思うんだい」
「それは……」

 蒼星石と金糸雀は、ジュンが水銀燈に襲われた事を聞いてなかった。話してなかったのを悪いと思った翠星石は声を小さくする。代わりに真紅が話した。

「つい先日、ジュンが水銀燈に襲われたの」
「ジュン君が!?」

 蒼星石が驚いてジュンを見る。ジュンは「まーね……」と怖がっているのを隠すために、大物ぶって頭を掻く。
 夕食の後片付けに追われる姉がこの場にいないのは幸いだろう。もし、今の話を聞けば、泣き出すか卒倒するか、どちらにせよ面倒が増えるのは目に見えている。

「私たちが眠っている間に仕掛けてきたわ。黙っててごめんなさい」

 水銀燈の話を知り、蒼星石は顔を青くする。
 ジュンは真紅と翠星石のミーディアム。殺された人は金糸雀のミーディアム。
 ここから先は容易に推測できる。

「マスターが危ない!!」
「蒼星石、待つですぅっ」

 顔色を変えて駆け出す妹を、姉の翠星石が追う。他の者も二人の後に続いた。



161 :ケットシー:2006/02/23(木) 18:47:36 ID:wbapXoVT
 時計店に駆けつけた時、事はすでに終わっていた。

「何て惨いことを……」
「おじじ、おばば……」

 老人が二人、二階の部屋で重なり合うように倒れていた。この部屋の鏡台から入った双子の姉妹は、来て最初に見たのがこの無残な光景だった。
 非力な老人では、ほとんど抵抗できずに殺されたようだ。外傷は見えなかったが、生存は確認する前から絶望的だった。

 追って残りの人形達が鏡から抜け出てくる。彼女達も一目で結果を理解した。

「手遅れだったようね……」
「そんな。おじいさんとおばあさん、死んでるのか……?」

 現実に遺体を目の当たりにし、ジュンは動揺を隠せなかった。まだ中学生だから無理もない。彼はは恐怖で足も動かなかった。

「なぜ、どうしておばばまで……!?」

 翠星石が疑問を挙げた。彼女はお婆さんのマツに特に可愛がられていた。マツはミーディアムでも何でもないただの一般人。口封じで殺されたとしたら、犯人は相当に悪質だ。
 感情が高まり、悲しみに耐えられなくなった翠星石は、ジュンの足に縋りつく。足下ですすり泣く彼女に、ジュンは何もしてやれなかった。



162 :ケットシー:2006/02/23(木) 18:48:49 ID:wbapXoVT
今日はここまで
感想どうもです。励みになります

163 :僕犯人知ってます。:2006/02/23(木) 22:23:06 ID:WOM5eW1V
>>138の続き
水銀燈がベッドの下に隠れて数分、一階では次々と翠星石に見つけられ残るは、水銀燈と金糸雀だけとなった。
階段を誰かが上ってくる音がした。
十中八九翠星石であろうと思い水銀燈は息を殺した。
バンッ!!と勢い良くジュンの部屋の扉が開かれた。
そこに現れたのはやはり翠星石であった。
ジュンは少し翠星石の方を見ただけで特に何も言わなかった。
「人間ここに水銀燈か金糸雀が来なかったですか!?」
「さぁな・・・・・・」
翠星石はジュンの素っ気の無い返事に少し苛立った。
恐らくここにはジュン以外の誰かが居ると翠星石は考えた。
黙々と翠星石は隠れている「誰か」を探し始めた。
といってもジュンの部屋には隠れる場所など殆ど無く、隠れる場所といったらジュンの机の下かベッドの下ぐらいしかなかった。
水銀燈が隠れるベッドに翠星石が近付き一気にベッドのシーツを捲り上げた。
「見つけたですぅ。水銀燈、出てくるです」
見つけられた水銀燈は渋々とベッドの下から出てきた。
翠星石達は一階に降りた。
残りは金糸雀だけであったが、どこを探しても見つからなかった。
「降参ですぅ。金糸雀はどこですかー?」
翠星石が根を上げた。
「今、翠星石の降参という声が聞こえたかしら。じゃあそろそろ出て行ってあげるのかしら」
冷蔵庫内に居る金糸雀は内側から冷蔵庫を開けようとした。
しかし、冷蔵庫は内側からは開かない仕組みになっておりローゼンメイデン一の策士家金糸雀は冷蔵庫に閉じ込められてしまった。
「あら!?開かない・・・・・これは想定外かしらああぁぁ!!」
冷蔵庫の中の金糸雀は必死に叫んだり暴れたりしたが、外の皆には全く聞こえなかった。
そして、皆に金糸雀は何処かで寝ているのか帰ったと勝手に決め付けられてしまった。
「何だか寒くなってきたわ。あ・・・・みっちゃんが見えるのかしら」
金糸雀は冷蔵庫内で幻想を見始めていた。
冷蔵庫内に金糸雀が居るとは真紅達は知る由も無く時間が唯過ぎていった。
「ただいまー」
スーパーの袋に食材を一杯に買い込んだノリが学校から帰ってきた。
雛苺と翠星石、蒼星石がノリに駆け寄る。
皆が口々に「お帰り」といった。
真紅と水銀燈はリビングでくんくんのDVDに見入っていた。
ジュンも二階から降りてきた。
「お帰り」
一言そう言ってリビングに入っていった。
ノリも続いてリビングに入る。
その時、今日は水銀燈が来ている事を思い出した。
「あっ、そうか今日は水銀燈ちゃんも居たのね。よーし、お姉ちゃん張り切ってお夕飯作るわよ!」
そんな事を言いながら台所に立ち買ってきた食材を冷蔵庫に入れようと扉を開けた。
すると、ゴトンと言う音と共に冷蔵庫から金糸雀が落ちてきた。
「っえ!?ッキャーーーー!!」
ノリの悲鳴が家中に響き渡る。
人形達が次々と台所に集まって来た。
「ノリ、どうしたの!?」
真紅が血相を変えて走ってきて言った。
「カナちゃんが・・・・カナちゃんがぁ」
今にも泣きそうな顔をしてノリが金糸雀を指差した。
「金糸雀の野郎こんな所に隠れてやがったですか・・・・」
「ノリさん金糸雀なら大丈夫。僕達は人形だからこのぐらいなら大丈夫・・・・・多分」
蒼星石はノリを宥めた。
金糸雀をソファーに寝かせて、ノリは料理を作り始めた。
ノリが調理を終える頃には金糸雀も目を覚ましていた。



あと、2・3回も書けばメグ出せそうです。
今回はどうですかね?

164 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/23(木) 22:32:33 ID:cs6Eb/7a

みっちゃんが見えるのかしらワロタw

金糸雀の安否が気になるので続きをよろw


165 :梅岡先生:2006/02/23(木) 22:50:25 ID:QfaFBLC6
ケットシー氏の鬱作品に触発されて、軽く鬱な作品を書いてみましたw
連続投下失礼します。

166 :梅岡先生:2006/02/23(木) 22:52:25 ID:QfaFBLC6
満ちることのない想い。
空虚にぽっかりと空いた穴。
癒えることのない大きな傷痕。
忘れえぬ大切な思い出。
日々の生活が限りなく無に等しく感じるのは、ずっと、ずっと僕の心を占有し続けていた「彼女たち」が消えてしまったから。
もう一度、君に会いたいよ。ねぇ、真紅……。


Rozen Maiden:After The Time


「おかえりなさい、今日は早かったのね」
「ただいま」

僕には帰る家がある。
そこでは「ただいま」を言って、「おかえりなさい」を言って貰える。
それはとても心地の良いもので、酷く僕の胸を抉る言葉。
今晩も、姉と二人きりの食事。
「いただきます」を言って、「ごちそうさま」を言う。
もう慣れてしまった寂しい食卓。
戻らない時を慈しみながら話す食卓。
「おやすみなさい」を言い合うこと。
それは心の安息。
それは悪夢の始まり。

167 :梅岡先生:2006/02/23(木) 22:54:10 ID:QfaFBLC6
僕が再び学校へ通うようになって、もう半年が経つ。
半年―――そう、それはちょうどあの奇妙な人形たちが、僕の前から忽然と消え去ってしまったのと同じ時間。
僕が初めて本当の絶望を知った時間。大切なモノが崩れてしまった時間。
僕を形作っていた世界。それが大本から壊れていくのを、僕はただ見ていることしかできなかった。
無力さを嘆き、悔い、自身を憎み。
何も考えられなかった。
僕は部屋から一歩たりとも出ることはなかった。
彼女たちが残した鞄を見つめながら、一日の大半を過ごしていた。
姉は学校を休学した。
毎日隣の部屋から聞こえる、彼女の泣き声が鬱陶しかった。

食事も摂らず、水も飲まず、僕はただじっと膝を抱えていた。
そんな生活を何日か繰り返して、ふと気がついた時、そこは病院のベッドだった。
すぐ隣には最早見慣れてしまった姉の泣き顔と、久しぶりに会う心配そうな表情を浮かべた両親の姿があった。
僕は狂ったように泣き叫び、両親に僕の部屋にある彼女たちの鞄を取って来させた。
そしてまた、家にいる時と同じような毎日が始まった。

168 :梅岡先生:2006/02/23(木) 22:55:05 ID:QfaFBLC6

ある日、柏葉が訪ねてきた。
憔悴し切った彼女は、僕に向かって一言だけ
「雛苺がいなくなってしまったのは、あなたのせいよ……!」
そう言い残し、そのまま僕の前に姿を現すことはなかった。
その一言は、未だに僕の心を大きく抉ったままだ。
僕は泣いた。
泣き続けた。

暫くすると、感じの良さそうなセラピストが僕の元へ通ってくるようになった。
「何があったのか、話してくれるかな?」
彼女は上っ面の笑顔で、僕に毎日優しく問いかけた。
僕は全てを話した。
話さずにはいられなかった。
うんうんと、あの吐き気のする笑顔で彼女はずっと頷いていたが、微塵たりとも信じていないのは明白だった。
錯乱?鬱?ボーダー?
そんな言葉で、僕を型にはめるんだろう。
そう考えると、この世界がどうしようもなく下らない物に思えて仕方がなかった。

169 :梅岡先生:2006/02/23(木) 22:56:15 ID:QfaFBLC6

僕が入院してから二週間が経ったある日、担当の看護婦が入院服の少女を連れてきた。

「桜田君と、お話したいんですって。本当は駄目なんだけれど……めぐちゃんがどうしてもって言うから。ね、めぐちゃん」
「こんにちは、私、柿崎って言います」
「……えって……」
「え?」
「帰って、帰ってくれ!」

僕はすぐに追い出そうとした。
何も知らない、何も理解してくれない他人に、僕は何も話したくはなかった。
だが彼女が発した次の言葉に、僕の世界が久しぶりに開けた気がした。

「私が、水銀燈のマスターでした」


170 :梅岡先生:2006/02/23(木) 22:57:34 ID:QfaFBLC6

「君が……」
「初めまして、桜田君。貴方は、確か真紅、翠星石のマスターだったわね」

すぐに看護婦を追い出し、僕は起き上がった。
備え付けの鏡には、酷く痩せ細った気持ちの悪い男が映っていた。

「僕は、僕は……」
「ううん、貴方は悪くないわ。これが運命だって、水銀燈はいつも私にそう言っていた」
「僕は見ていることしかできなかった……彼女たちが一人、また一人と動かなくなっていく光景を……。無力だった、何も知らなかったんだ。僕は逃げて、隠れて、自分の身を守ることしかできない、最低の男なんだ!!」
「それは違うわ、桜田君。彼女たちは望んでこの結末を迎えたのよ」
「違う!真紅は……翠星石は……雛苺は……!」
「過程はどうあれ、彼女たちは戦いの中で、結局は自らがアリスになることを選択した。そしてこれはその決意の代償。彼女たちは生まれ持った使命を終えたのよ」
「そんな、そんなことのために生まれてきたなんて……酷いよ、酷すぎるよ……」
「そうかしら?私は水銀燈たちが羨ましいわ。貴方、自分が何のために生まれてきたか分かる?」
「……そんなこと、分かる訳ないじゃないか。分からないから、みんな苦むんだ」
「そう……それじゃあ、教えてあげるわ。私たちが生まれてきたことにね、意味なんてないのよ」
「ッ!! そんなことは!!」
「そんなことは、何?」
「そんなこと……ない……」
「いいえ、そうなの。私たちは彼女たちとは違うのよ。ただ意味もなく生まれてきて、本能のまま子孫を残し、そして命を終えていくの。たったそれだけのことなのよ。価値なんてないわ」
「違う違う違う違うッ!!僕は、僕たちは……」
「甘えるのも、いい加減にしなさいよ!」

泣き濡れた頬に、熱が走った。

171 :梅岡先生:2006/02/23(木) 23:01:01 ID:QfaFBLC6

「水銀燈は、運命に従うことを選んだわ!姉妹たちを殺すこと、それは辛い選択だったのよ?貴方たちには分からなかったもしれないけれどね。
そして貴方のドール、真紅たちもまた水銀燈と同じように、辛い決意をしたわ。与えられた運命に必死で抗おうと、精一杯の努力をしたのよ。
そんな彼女たちに対して、貴方は一体何?いつまでも自分が悲劇の主人公みたいな顔して、こうしていじけてるだけじゃない!」
「もう嫌だ……死にたい……」

そして彼女の二発目の平手が飛んだ。

「死ぬなら勝手に死ねばいいわ!……ねぇ、貴方何がしたいの?貴方は生きているのよ?水銀燈たちだって、これからもっとしたいことがあったのよ!?それでも必死に限られた時間を生きていたわ!」
「………」

僕はそのまま俯いた。
何も言い返すことなんてできない。
彼女の言うことが正論なのだから。
脳裏に、浮かぶ、真紅、翠星石、雛苺、蒼星石、金糸雀……。

「……ぶったのは謝るわ、ごめんなさい。
……本当のこと言うとね、私もずっと桜田君と同じだったの。生きていても仕方ないって。早く死にたいって。こんなつまらない世界で、私ができることなんて何もないんだもの。
……でもね、水銀燈と出会って、私は変わった。変わることができた。人は何かをすることができるのよ?桜田君。
人が生まれてきたことに、意味なんてないわ。でも価値を自分で作ることはできる。私はこの命ある限り、精一杯できることをするわ。
差し当たっては、貴方を掬い上げること。そのためなら、私、何でもするわ。……長々と話し込んでしまってごめんなさい。また、来るわ……」

そう言って去っていく彼女は、どこか寂しそうに見えた。
「また来る」と言った彼女だったが、僕が彼女を見たのはそれが最後だった。

172 :梅岡先生:2006/02/23(木) 23:02:36 ID:QfaFBLC6

それから四日後、僕は看護婦に柿崎さんの病室を尋ねた。
僕が彼女に話しかけるのは初めてだったので、彼女はとても驚いていた。が、すぐさま悲壮な表情を浮かべ、「めぐちゃんは……ちょうど先日、亡くなったのよ……」と答えた。
不治の病だったそうだ、生まれつきの。
僕はもう何度目になるか分からない程号泣した。叫んだ。這いずり回った。壁を殴り続けた。
何て自分は愚かなんだろう。
ただひたすら自分を責め、悔いた。
悔恨などという言葉では生温い、僕は憎悪した。自分自身を。この世界を、運命を。

「……そうだわ、ちょっと待っててね」

そう言って暫くしてから、看護婦はまたやってきた。
大きな、見慣れた鞄を携えて。

「めぐちゃんがね、自分が亡くなったら、桜田君にこれを渡してくれって……」

水銀燈の、鞄だった。

「伝言を頼まれているの。
『これから貴方が何を選び、どう生きていくのかは自由。けれど、彼女たちの意思を侮辱するような真似だけは許さない』
ですって。彼女たちっていうのが誰のことかは分からないけれど、めぐちゃん、亡くなる寸前まで、桜田君のことを気にしていたわよ……。とても、いい子だったわ……」


173 :梅岡先生:2006/02/23(木) 23:03:54 ID:QfaFBLC6

その日、僕は退院した。
迎えに来てくれた両親に、「僕はもう大丈夫だから」と言って、海外に戻らせた。
姉は僕を暖かく迎えてくれた。
つい先週から、学校へ復学したらしい。
「いつまでも悲しんでいたら、天国にいる翠星石ちゃんや真紅ちゃんに笑われちゃうわ」
そう言って、彼女は微笑んだ。
「雛苺なら、きっと慰めてくれるさ」
そう言って、僕も微笑んだ。
姉は驚愕したように目を大きく見開いたが、すぐに涙目になって
「おかえりなさい、ジュン君……」
そう言って抱きしめてくれた。

そのすぐ翌日から、僕は学校へ復学した。
刺すような視線が痛い。
それでも、僕の足が止まることはなかった。

「今日からまた、桜田が復学することになったぞ。みんな、仲良くしてやれよ!」

担任の梅岡の、相変わらず空気の読めていないHRが始まる。
吐き気を必死に堪えながら、僕は机に向かっていた。


174 :梅岡先生:2006/02/23(木) 23:04:44 ID:QfaFBLC6

放課後、僕は真っ直ぐある特別教室へ向かった。
冷や汗が垂れ、学ランに染みる。
ドアの前で、ハンカチで拭き取ると、僕は大きく深呼吸をして、一歩、踏み出した。

「僕を手芸部に入れてください」

部長である桑田は目をぱちくりして、戸惑っていた。
他の部員も同じようだ。
何せ、部員は全員女子生徒だったから。
それでも僕は、退くつもりはなかった。

「先生に、聞いてくるわ……。ちょっと、待ってて」

彼女は困惑した表情を隠そうともせずに、教室の外へ出て行った。
部員があちこちでひそひそと小声で何か話している。
僕はその場に立ったまま、ひたすら桑田を待っていた。

暫くして、桑田が戻ってきた。

「入部届けを持ってきたわ。先生、ちょっと困っていたみたいだけど、許可してくれました。……えっと、これからよろしくね、桜田君」

彼女はそう言って、はにかみながら僕に手を差し出した。


175 :梅岡先生:2006/02/23(木) 23:06:36 ID:QfaFBLC6

それから僕の新しい生活が始まった。
かつての趣味であった通販はやめた。
朝六時に起床、姉と交替で朝ご飯を作り、七時に家を出る。
放課後は部活動。僕はすぐに部員全員から注目を集めた。勿論、良い意味でだ。
小さい頃からずっと裁縫をやっていた僕にとって、他の部員は子供の遊びもいい所だった。
僕は必死に、真紅たちの服を思い出し、デザインから裁縫まで、全て自分一人でこなしていった。

「そんな小さな服、誰に着せるの?」
「別に着るために作っている訳じゃあないよ」
「もったいない!こんなに上手なのに!」
「嫉妬するわよね。桜田君、女の私たちより巧いんだから」

夕方六時に帰宅し、やはり姉と交替で晩御飯を作る。
時には一緒に作ることもある。退院以来、僕たちはとても仲の良い姉弟になった。
学校の予習復習をこなし、夜十時頃。
僕はいつものようにパソコンの電源をつける。
検索キーワードは―――「Rozen Maiden」



そんな生活を毎日続け、半年が経った。そう、こうして今に至る。
ようやく先週、七つの服が完成した所だ。
その日、退院して以来初めて僕は学校を休んだ。



チャイムを押すと、中から疲れきった表情の女性が出てきた。

「貴方は……?」
「初めまして。桜田ジュンです。カナリアの……ミーディアム、だった方ですよね?」


176 :梅岡先生:2006/02/23(木) 23:08:59 ID:QfaFBLC6

「そう……貴方が、真紅ちゃんたちのミーディアムだった男の子なのね」

カチャリと、紅茶のカップが音を立てる。
彼女の部屋は酷く散らかっていた。
所々に、カナリアや真紅たちの写真が飾ってある。
手垢でベッタリと汚れたその写真を、僕は神妙な表情で見続けていた。

「―――そういう訳で、アリスゲームは幕を閉じました。彼女たちの体は、人形師ローゼンが持ち去って、彼が今どこにいるのかは分かりません」
「……そう、そういうことだったのね」

彼女は溜息と共に煙草の煙を吐き、そう答えた。

「あの日ね、カナは、いつものカナだったわ。
元気一杯で、『行ってきます。晩御飯はオムライスがいいかしら!』って。
私ね、いつものように、遊びに行くんだとばっかり思っていたの。
『行ってらっしゃい、早めに帰ってくるのよ』って、それが私がカナにかけた最後の言葉だったわ。
……ねぇ、彼女は、カナは、もう戻ってはこないの?ねぇ……答えてよ!」
「ローゼンメイデンの魂であるローザミスティカは『彼女』の中で一つになりました。今『彼女』はカナリアでも真紅でも誰でもない、完全なる少女『アリス』なんです。あの狂った人形師の望んだ通りのね」
「じゃあ、カナは!カナはそんなことのために死んだっていうの!?……返してよ……カナを、返してよぉ……ッ!!」
「カナリアは必死に戦ったのに、貴方はただそうやって立ち止まっているだけですか?」

僕はかつて、僕自身が柿崎さんに諭された時と同じように、彼女に語り始めた。
彼女は流れる涙を拭おうともせず、ただひたすら僕の目を見据えて聞いていた。


177 :梅岡先生:2006/02/23(木) 23:11:04 ID:QfaFBLC6

「もし、貴方がまた歩き出すつもりなら……これを受け取って下さい」
「これは……?」
「僕が作った、カナリアの服です。記憶を辿っただけの物だから、細部は違うかもしれないけれど……」
「……カナ、カナぁ……!!」
「僕はこれからも生き続けます。立ち止まってなんかいられない。思い出に縋って生きていくだけじゃあ、必死で生きた彼女たちに失礼だから……。だから、僕は……」
「……ありがとう。私も、こんなことしてる場合じゃないわよね?私ができること、しなくちゃね?そうでしょう、カナ……」

きっと僕も泣いていたんだと思う。
激情が心の奥底で暴れ回り、湧き水のように溢れてくる思い出に、僕は為す術もなかった。
僕たちはその夜、明け方まで語り合った。
ぶっきらぼうに余所見をする真紅の写真、カナリアと二人、無邪気に笑う雛苺の写真、命一杯の笑顔を向ける翠星石の写真、困ったような表情の蒼星石の写真……。
その全てが僕にかつての光景を鮮明に思い出させてくれた。
僕たちはずっと、思い出を語り合った。
後ろを振り向いたまま立ち止まるのではなく、更なる一歩を踏み出すために。
思い出の中の彼女たちの姿は、いつだって、いつだって輝いていた。


178 :梅岡先生:2006/02/23(木) 23:12:37 ID:QfaFBLC6

「ジュン君?雛ちゃんの鞄なんて持って……何処へ行くの?」

寝ぼけ眼の姉が心配そうに玄関に姿を見せる。

「柏葉の家。アイツ、あの後すぐ転校したんだ」
「……どうしても、行くの?また、辛い思いをするかもしれないのよ?」
「いいんだ。それに……きっと分かってくれるよ、アイツなら」
「そう……分かったわ、学校にはお姉ちゃんが連絡しておくから」
「ありがとう。遅くても二日で帰ってくるよ」

そうして僕は歩き出す。
一歩、また一歩。
靴底に感じる固く冷たいアスファルトを踏みしめながら。
悲しみは消えない。けれど、座り込んでるだけじゃ何も変わらないんだ。
生きるためには、沢山のことと向き合い、戦わなきゃいけない。
けれど、生きているから戦うんだ。
生きることは戦うこと、そう教えてくれたのは、彼女なんだから……。






       Rozen Maiden:After The Time

         ―――END―――



179 :梅岡先生:2006/02/23(木) 23:14:14 ID:QfaFBLC6
いつもいつも長くてすまんです。
感想頂けると発狂して喜びます。
餌は与えないで下さい。

180 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/23(木) 23:41:43 ID:kYv765uX
>>179  …泣いた。

181 :タイトル無し:2006/02/23(木) 23:55:30 ID:p0SEafu7
……また随分と重い十字架をジュン君に背負わせたものですね。

ジュン君が、老夫婦に蒼星石の事をどう伝えるのかが気になります。
それを聞いた老夫婦が、ジュン君になんと言うのかが気になります。
機会があったら、そのSSにも是非挑戦して欲しいです。

182 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/23(木) 23:57:38 ID:ih8C2xRx
最高だ……

183 :('A`):2006/02/24(金) 00:01:35 ID:K1KkJ2Z7
(´;ω;`)ウッ

184 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/24(金) 00:04:10 ID:efPcz4Ew
>>179
マジで泣きました…
よろしければ是非続きをお願いします!

185 :梅岡先生:2006/02/24(金) 00:46:18 ID:1s9cRsds
感想レスありがとうございます。
いやホント、感想なければ書いてませんw
続きを希望して下さるのはとても嬉しいことなのですが、この話はこれで終わりです。
プロットの段階ではあの時計屋にもジャム君に行ってもらう予定でしたが、冗長になると感じたので削除しました。期待してくれた>>181氏には申し訳ないです。


186 :梅岡先生:2006/02/24(金) 00:59:11 ID:1s9cRsds
今更ですが
>>79
激しく乙であります!!
管理、まとめ作業頑張って下さい!
謹んで、ブックマークさせて頂きます。
次からテンプラ入り確定ですね。

187 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/24(金) 02:06:29 ID:ERs16b9r
>>179

欝話だったが良い作品だと思う
ただみっちゃんが煙草吸ってたのはいただけないな

188 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/24(金) 02:09:39 ID:ItlCf/p+
金糸雀がいなくなって荒んだって表現じゃないの?

189 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/24(金) 02:54:58 ID:Uja1lqpo
これは素晴らしい
感動をありがとう

190 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/24(金) 04:37:23 ID:Q+cwIAM3
>>179
朝から号泣。GJ!

191 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/24(金) 07:02:48 ID:aRBP3Ytm
朝一の巡回で良作発見
マジで泣かせる・・・
コレからの作品も期待してます
そしてGJ!!

192 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/24(金) 10:04:52 ID:TzbV+TGv
>>179
いきなりエンディングだけで感動しろと言われても困るな。
別に目新しい切り口や視点があるわけでもなし。
真紅達がいなくなる→ジュン落ち込む→周囲から慰められて立直る
のコンボがあからさまで、感動の売り方が下手だと思う。

193 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/24(金) 11:40:11 ID:8FA5qiI2
GJです。
でもやっぱりみっちゃんに煙草は似合わんです。
ああいう嗜好の人達は物に匂いが染み込むのを非常に嫌うと思う。
綺麗な服を着たカナからタバコの匂いがするとかは、きっと耐えられなさそう>みっちゃん

194 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/24(金) 11:43:25 ID:wfUUq6iG
みっちゃんがタバコなんかにお金を使うワケ無いのかしら〜!

195 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/24(金) 12:18:33 ID:08KKfQAa
いなくなってしまったから、手慰みにタバコ吸ってるんじゃないの?
酒に走るよりはまあ健全でしょ

196 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/24(金) 13:30:52 ID:eF4tEnlj
言える事はこう言ったSSの後には、次のSSは非常にうPし辛いってことだ。
特にこれだけ感想レスが続いてる所に違う物がうPされたとしても
一切感想レスが無かったらそれこそアホの恥さらしみたいだし
マヌケ以外の何者でもないよねw

レベルの高いSSの後にうPるヤシにはプレッシャーだねー。

197 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/24(金) 13:35:14 ID:7HOTNcCM
ドトールでストロベリーカフェモカを飲んでたら、なんとなくネタが浮かんできた。

浮上準備!(随分短い潜行期間だなォィ)

198 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/24(金) 13:40:02 ID:3lR45ID5
投稿後10分内になければ、また10分さらになければ、10分後って感じで投稿後の時間制限つけたらいいんじゃないかな?

199 :梅岡先生:2006/02/24(金) 13:56:26 ID:1s9cRsds
沢山の感想ありがとうございます。
煙草については否定的な意見が多いですね。
>>188氏の解釈を狙っていたのですが、中々難しい物です。

>>192
別に「感動しろ」と言っている訳ではありませんよw
ただ、確かに某世界の中心で寝言をほざくのような安易なお涙頂戴劇と取られても仕方がないかもしれませんね。そこは力量不足でした。
どうも物語中盤から、キャラが勝手に一人歩きしている感は否めなかったです。

>>192氏のような鋭い突っ込み、大歓迎です。本当にありがとうございます。
正直言って、沢山の肯定的な感想を見て慢心していました。
これからも反省と精進を重ねて更に高みを目指して行きたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いします。

>>196
いやいやとんでもないです……('A`)
みんな感想は書かないけれど、結構読んでるものですよ。
こんな拙作にプレッシャーなど感じる必要は全くありませんって!

200 :名無し:2006/02/24(金) 17:19:30 ID:3cIduvD3
皆さん、初めまして名無しいいます。これからよろしくお願いします。
梅岡先生の作品に感動しました。これからの作品きたいしています。

201 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/24(金) 18:01:31 ID:Uja1lqpo
>>200
メール欄に「sage」

202 :ケットシー:2006/02/24(金) 18:48:48 ID:zZ2hvEvA
  このプレッシャー……シャアかっ!

梅岡先生氏の良作、かなり重みのある話でした
人が死んでるだけの俺とは違うぜ!
精進せねば、と思わされますた

では、投下いきます
(自分のは長編なので、じつはプレッシャーが少なかったり

203 :ケットシー:2006/02/24(金) 18:49:52 ID:zZ2hvEvA
>>161

 このままにしておくのも忍びない。ジュンは真紅に言われ、亡くなった老夫婦を布団に寝かせてあげた。何年も眠り続けていたお婆さんの体は軽く、殺した犯人にどうしようもない憤りを感じた。
 蒼星石と翠星石は、布団の脇から離れようとしなかった。

「なぜ、こうも早くマスターが狙われる? 契約だってまだなのに……」
「おばばだってそうですぅ」

 蒼星石は「マスター」と呼んでいるが、ミーディアムとしての契約はまだしてなかった。
 それは、相手は生命力の乏しい年寄りだったためだ。年配の体にアリスゲームは辛すぎるだろう。蒼星石は可能な限りミーディアムの助力を受けたくなかった。いずれ苦しくなったら契約を、と考えていたのだが、まさか契約前にミーディアムの候補者を失うとは。
 悲嘆に暮れていた蒼星石だが、時が経つにつれ、怒りががふつふつと湧いてくる。

「水銀燈、許さないよ……!」

 復讐するような発言を漏らす蒼星石。この殺害により、彼女の中で犯人は水銀燈と結論付けられた。薔薇乙女の関係者が一日で三人も殺されたのだ。強盗殺人などの可能性は確率的にありえない。ドールが関係するなら、最も怪しいのは水銀燈だ。

「待って。まだ水銀燈がやったと決まったわけではないわ」

 それを聞いた真紅は、蒼星石を窘める。安易に姉妹を疑ってほしくはなかった。ただでさえ、彼女達ドールズはアリスゲームという呪われた使命を背負って生きているのだ。瞬く間に大事になるのが目に見えている。
 しかし、この場でこのような発言をしても逆効果だった。翠星石と金糸雀が目の色を変えて真紅に噛み付いた。

「こんな事をしでかすのは、あの陰険陰湿女しかいないですぅ!」
「じゃあ、他に誰がやったのかしら?」
「それは……」

 親しい者を殺された二人に猛反発され、真紅も言葉を失くした。



204 :ケットシー:2006/02/24(金) 18:51:05 ID:zZ2hvEvA
「キャアアアッッ!!」

 突然、鏡台から悲鳴が聞こえた。この声は、一人で残してきたのりだ。
 ジュンの全身が痺れ、嫌な汗が噴き出す。今現在、人が殺された現場にいるところなのだ。最悪の予感が頭をよぎる。彼は鏡に飛び込み、全速力でのりの元へ向かった。
 彼は気が動転しているため、物置で体のあちこちをぶつけながらも走る。リビングに駆け込んで姉を大声で呼んだ。

「お姉ちゃん!!」
「ジュン君!」

 のりは無事だった。エプロン姿で床に尻餅を着いている。しかし、その前にはドールの姿が見えた。

「水銀燈ッ!!」
「あらぁ、おかえりなさぁい」

 水銀燈が馬鹿にしたような笑顔で迎える。ジュンは怒りを露にして睨み返す。

「姉ちゃんに何をしようとしたッ!!」
「何って……少し遊んでもらおうとしただけよぉ」

 平然とした顔で返答をはぐらかす水銀燈。その間に、のりは四つん這いになってジュンの元へ逃げる。

205 :ケットシー:2006/02/24(金) 18:52:21 ID:zZ2hvEvA
 そうこうしているうちに、他の人形達も戻ってきた。蒼星石が庭師の鋏を構えて質問する。その顔は冗談が通じそうになかった。

「一つ訊きたい。僕のマスターに手を出したのは水銀燈、君か」

 一瞬、眉を顰めてから不敵に答える。

「さぁ、私は知らなぁい。アハハハハ」

 最後の高笑いが蒼星石の癇に障る。鋏を握る手に力が入った。今にも飛び掛ろうとした時、金糸雀も同じ質問をする。

「じゃあ、私のマスターは?」
「それも知らないわぁ。でも、もし私だったらどうするつもりぃ?」
「こうするのさッ――」

 どこまでも人をおちょくる水銀燈に、ついに蒼星石も痺れを切らした。大きな鋏を振りかざし、水銀燈に叩き付ける。対して水銀燈は翼を盾のように広げて受け止めた。

「危ないわねぇ……――ん?」
「ピチカート!」
「メイメイ」

 蒼星石が動いたのを皮切りに、他の姉妹達も武器を手に戦いを始める。人工精霊が飛び交い、無数の黒い羽が舞う。雛苺はジュンの影に隠れ、一人冷静な真紅は怒声を張り上げた。

「貴女達、おやめなさいッ!!」
「スィドリーム!!」

 真紅の怒声が戦いの声に掻き消された。もはや、止められるような戦いではなかった。憎しみという黒い感情に支配され、相手を破壊するまで気が治まらない。翠星石まで加わり、三対一の戦いが始まった。



206 :ケットシー:2006/02/24(金) 18:54:06 ID:zZ2hvEvA
今日はここまで
んじゃノシ

207 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/24(金) 21:50:49 ID:YtwCbq9u
>>206
なんでここで終わるんです!?続きが気になる・・・

SSに必要な心情描写を引き出すために、10話を見返したんだけど…
_| ̄|○; 蒼星石…雛苺…
でも、例え欝だろうとなんだろうと自分はトロイメント肯定派。

208 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/24(金) 22:04:41 ID:qBGYdrTu
>>200
SSを書くつもりがないならコテは止めとけ。叩かれるから。
それとあと一年ROMっとけ厨房。

209 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/24(金) 22:07:35 ID:XztH4Br3
水銀燈は根は良い子だよ・・・

水銀燈は犯人じゃない・・・

210 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/24(金) 22:41:57 ID:X74RaVE+
SSとはちっと趣旨が違うけど、夢の話でもええですか
最近3連で薔薇が夢界に御降臨あそばされますた

211 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/24(金) 23:51:34 ID:23atqUfH
そうかよかったな

212 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/25(土) 01:07:47 ID:WETqYTv1
>>203
>水銀燈、許さないよ……!
ここでマ○レスを想像して吹いた

213 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/25(土) 08:34:25 ID:793mnk6M
>>148
ありがとうございます。
心理展開がメインなのでご期待に添えられるかどうか・・・

214 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/25(土) 08:35:34 ID:793mnk6M
>>146
【 Alice 11 】



随分身体が楽になった僕は1階に降りて、リビングで後片付けや洗濯物をたたんでいた
姉ちゃんや真紅達にさっきのお礼を言った。
恥ずかしかったんで、ぶっきらぼうな感じに言ってしまったけど
いつもみたいに翠星石が食って掛かる訳でもなく、
みんな穏やかな優しい顔で、“今は身体の調子を整えて欲しいから ゆっくり休んで”と言ってくれた。
まるで優しい家族そのものの雰囲気に照れくさくなりながら、
僕は姉ちゃんが用意してくれた薬を飲み、顔を洗って歯を磨く為にバスルームに向かった。

何故か脱衣所の鏡が気になったけど、特に何がある訳でもなく、
心のどこかで、あの水銀燈が出てくるんじゃないかと思っていた僕の少し不安な顔を映し出しただけだった。

アリスゲーム……

そう言えば、蒼星石がその事を気にしていたな....
ここの所 彼女の表情はパッとしないし、余り遊びに来なくなったし....
どうしたんだろう....蒼星石…


  ・
  ・
  ・


部屋に戻ると、翠星石と雛苺のトランクが無かった。
そういえば今日は姉ちゃんの所で寝るとか言ってたな、あいつら。
しかし真紅のトランクだけはしっかりあるのな……


「真紅?…」
もう寝たのかな....トランクは閉まってるし…まぁいいか。

「あれ?…」
ベッドの上に便箋と小さな菓子箱のような物があった。さっきは無かったのに……
真紅か……まさかな....
そう思いながら薄青いシックな便箋を手に取ると、
達筆な字で『 ジュン君へ 』と書かれた字が目に入ってきた。
この鮮やかな字は蒼星石の字だ....

僕は部屋の扉を開けたが何の気配も無く、蒼星石の姿も見えなかった。

「....行き違いになったのかな....でもそれならわざわざ手紙なんか...用意しないよな」

取り合えず机に座り、便箋の封を開けて手紙を取り出し、目を通してみた。


215 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/25(土) 08:37:14 ID:793mnk6M

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


拝啓 ジュン君


直接会わずに、手紙でジュン君にお見舞いする形を取る事をお許しください。

翠星石からジュン君が体調を崩したと聞きました。
大丈夫ですか? 心配です。
ジュン君が二学期から復学する為に頑張っているのは、僕も知っています。
だけど身体に無理だけはかけずにして下さいね。

ジュン君の頑張ろうという気持ちを、僕達姉妹はちゃんと感じ取っていますから。

余計な事だと思われるかも知れませんが、
みんなジュン君の事を、心の中ではとても大事な存在だと思って接しています。
真紅や翠星石は素直じゃないから、ついジュン君にそっけなくしたり
憎まれ口でジュン君に接していると思いますが、
彼女達もジュン君の事が気にかかっている訳ですから、どうか大目に見てあげて下さい。

僕のマスター達、おじいさんとおばあさんもジュン君の事を心配していました。
おばあさんが作ってくれたおはぎを持って来ましたから、体調が良くなったら食べて下さいね。
とっても美味しいんですよ。
翠星石も遊びに来る度、おいしいおいしいと言って食べてくれてますから。

ジュン君

君はもう一人じゃありません。
今、君の側には君の事を思ってくれる大事なお姉さんや、僕の姉妹が、
いつも君の事を見守っています。

僕にとっても、翠星石と居ただけの時よりも、素敵な時間を過ごせてこれたと思っています。
僕のマスター  おじいさんおばあさんの心の枷を解き放ってくれて、
大事な思いを心に抱きながら、前を見つめて歩いていける心を与えてくれたのは、
雛苺に力を与えてくれる、真紅や、翠星石のマスターである、貴方のおかげだと思っています。
君がいてくれなかったら、僕達は真紅や雛苺とも会えなかったし、
真紅達に力になってもらえなかったと思います。
だから、僕は君に本当に感謝しています。



216 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/25(土) 08:38:01 ID:793mnk6M

ジュン君       僕は   アリスゲームを


ごめんなさい、なんでもありません。




長くなりましたが、これで失礼します。


追伸。

また遊びに行きますので、これからも翠星石の事、宜しくお願いしますね。
姉さんは素直じゃないですから、思っている事と反対の事ばかり言って
ジュン君の事を困らせると思いますが、あれは姉さんの愛情の裏返しなので
軽く流しておいてあげて下さい。
僕が言ったこの事は、姉さんには内緒にしておいて下さいね。


かしこ




ローゼンメイデン第四ドール 蒼星石


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――




217 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/25(土) 08:39:55 ID:793mnk6M
【 Alice 11 】



「・・・・・」


僕は...ベッドに置いてある小さな菓子箱と、黙読し終わった手紙、それぞれに目をやった。

蒼星石の笑顔が頭に浮かんでくる。

少年を思わせる端麗な容姿と、淑女らしく落ち着いた言動と物腰。
確かに接する機会は、真紅や雛苺、翠星石と比べると少なかったけど、
一番気軽に話しやすくて、姉ちゃんの家事手伝いも良くしてくれた彼女…

なぜか僕は、この手紙から....
普段見せようとはしない、彼女の脆さと儚さが感じられて、仕方が無かった。



            ・・・蒼星石・・・



君は一体何が言いたかったんだ.....
アリスゲームを....その先を....何を僕に伝えたかったんだ.....




アリスゲーム....

第七ドールが現れて、
真紅達は否が応でもその戦いを始めなければならない状況に立たされてしまったのは....
それは僕も判っている。

僕はあいつらに.....何をしてやれるんだろうか....

そう思って、僕は真紅のトランクに目を向けた。
真紅のトランクは硬く閉じられたままだ…
あいつは....どうするんだろう.....今はもう以前のようにうなされて、
夜中に荒い息を上げて目を覚ます事も無くなったみたいだけど。

槐(えんじゅ).....あの人はドールをどう思っているんだろう....
もしあの人がローゼンの様に、姉妹となるドールを創ったとして.....
アリスゲームみたいな、姉妹同士の争いを、命を奪い合うような争いを....望むだろうか.....

生きているドールがいたら、どう思います?
そのドール達を、もし貴方が生み出したとして、戦わせ、命を奪い合わせ、
自分が生み出せなかった、自分が望んだ存在に、アリスになれと言いますか?.....

「…そんな事....言える訳無いし...聞ける訳無いよな…」


218 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/25(土) 08:40:41 ID:793mnk6M

引きこもりの中学生の僕が、何を考えているんだろう。
自分の事ですら...自分の面倒すらかまけて....姉ちゃんに迷惑ばかりかけてきている僕が....


(  戦うことって...生きるってことでしょう?  )

(  貴方は逃げてばかりの臆病者だわ.....でも.....勇敢ね  )


「…そんな訳、無いじゃないか…」


(  そうして自分の弱さと向き合って認めるのは....とても勇気の要る事  )


「……真紅……」

以前、真紅が僕に言ってくれた言葉を思い出し、
彼女の眠るトランクを見つめ、つぶやいた。

「もし....お前達が戦う事になったら....もし....あの水銀燈みたいになったら....僕は...」

何故だろう…折角よくなっていた筈の気分が、また悪くなってきた。

勝者だった真紅は、水銀燈のローザミスティカを取らなかった。
水銀燈はどうしたんだろう.....
あのドールも戦うんだろうか....
でも....
いや.....魂が....ローザミスティカが残っているんだから....やっぱり....


だめだ…気分が悪い…

僕はベッドに倒れ込む様に横になり、そのまま目を閉じた。
卑怯だと思われるかもしれない、でも....どうすればいいのか判らない。



どうしてやったらいいんだ....僕は....




219 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/25(土) 08:41:49 ID:793mnk6M
本日はこれで。毎回長くてすいません。

220 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/25(土) 09:24:33 ID:mgZNeINf
 アニメ準拠のSSに原作の真紅のセリフとは、統一性に欠ける。
『...』と『・・・』の使い分けの意図が見えない。

221 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/25(土) 10:18:30 ID:ysr6nX3O
>『...』と『・・・』の使い分けの意図が見えない。
言われて意識してみたら多少違和感あるね
>アニメ準拠のSSに原作の真紅のセリフ
は別にいいんじゃない?流れおかしくないし

222 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/25(土) 10:57:06 ID:dXDQKC+u
乙です。
...より・・・の方が沈黙とか思案にふける時間が長いんじゃないのかと思ってるけど、間違ってたかな?。

223 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/25(土) 11:07:39 ID:VdfgI6tf
単に変換するのが面倒いだけではないかねえ
個人的には・・・は…に置き換えて欲しいけど、もしかして機種依存なのかな?

224 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/25(土) 11:36:53 ID:w0nUQbsu
確か出版物は三点リーダ2つ繋げた「……」が基本らしいね。
どうでもいいけどな。

225 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/25(土) 16:57:33 ID:EZf6wHp6
プロの間ではよく笑い話になってる
「昔は「・・・・・・」しかダメだったよな〜www」って
単に昔の活字組みの作業工程の事情が、いつのまにか「お作法」なったとか
少数になりつつある手書き作家とワープロ、PC、携帯の作家が共存する今では
無意味

三点リーダ二連のみで書くってのも
昔の「お作法」をちょっと真似てみるっていう点では面白いよね

・・・と...の使い分けで皆がガヤガヤするようなSSってのは面白いと思った
解釈の堂堂巡りが始まるような不可解部分を入れるってのは、商業作品でもよく見る

226 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/25(土) 18:41:58 ID:kduNLrNJ
色々な叱咤ご意見、ありがとうございます。
文間の間取りに使うリーダー(で宜しいのでしょうか?)が
読みづらい、意図を掴みにくいとの事、誠に申し訳ございません。
他の方々が使用される統一性のあるリーダーを使用しないのは、自分なりの文章に対する間や、
セリフ間にあるキャラクターの思考を、色々なリーダーで試そうとしておりまして。
222さんのご意見がまさにその通りですので、確かに読みづらい、鬱陶しいと思いますが、
これが私の書き方ですので、しょうがないと思われるでしょうが、どうか生暖かく多目に見て頂ければ幸いです。

また真紅の台詞が、アニメ、原作との統一性がないとお叱り頂きましたが、
二次創作ゆえの「アニメでは語られていない所で、こう言った原作の様なやり取りもあったのでは」と
私個人は勝手に捉えさせて頂いておりますので、その点も多めに見て頂ければ安堵致します。

面白みや発展性の無いSSですが、キャラそれぞれの心情心理を
なるべく大事に描いてあげたいと思っておりますので、この様な進展しか出来ない事をお許し下さい。
面白みも奇抜姓も無いかも知れませんが、あと少しですので完結させるまで投下の許可をお願い致します。
今回はまだ書き上げておりませんので、また次回に投下させて頂ければ嬉しく思います・・・
それでは皆様、申し訳ございませんでした。(下記に自分の使用するリーダーの意味合いを書かせて頂いております)


・・・
(大きな間の取り方)


(やや間の小さな取り方)

....
(セリフ間、思考の間取り)

227 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/25(土) 18:53:19 ID:ysr6nX3O
>>226あんまり気にしなくていいと思うよ、頑張れ〜。

228 :ケットシー:2006/02/25(土) 20:25:37 ID:L7MIVRbp
>>226
漏れもそんなに気にしなくていいと思うよ
職人は好きなの書いて投下するのみ!

ここでの投稿は、試行錯誤するにはいい場所だと思うんで、
もらったレスは貴重な意見だと思えばいいんじゃないかな。


では、投下いきます

229 :ケットシー:2006/02/25(土) 20:26:37 ID:L7MIVRbp
>>205

 リビングの壁が穴だらけになった頃、戦いの決着がつこうとしていた。
 三人を相手するのは、いくら水銀燈でも無理がある。しかも、その相手が死ぬ気で向かってくるのだから尚更だ。
 馬鹿じゃない彼女は、それも解っていた。逃げようと思えば、それもできた。が、彼女は何故か逃げなかった。

 両翼をへし折られ、蔓に手足を拘束された水銀燈は、最後の時を迎えようとしていた。

「言い残すことはあるかい。最後だから何でも聞いてあげるよ」

 蒼星石が鋏を喉元に突きつけて、止めを刺す宣言をする。こんなになっても、水銀燈は薄ら笑いを絶やさなかった。

「何でも聞いてくれるのぉ? だったら、あなたのローザミスティカが欲しいわぁ」
「救いようのない姉を持って残念だよ」

 水銀燈の笑えない冗談に冷笑を返す蒼星石。鋏を振り上げ、狙いを首に定める。そして、一気に振り下ろす。

「待って!!」
「――ッ!?」

 すんでの所で鋏が止まる。真紅が間に立ちはだかったのだ。腕を広げて水銀燈を庇う。あとわずかでも腕を止めるのが遅れていたら、真紅が頭を割られているところだった。

「真紅、どくんだ!」
「できないわ」

 真紅は凛として譲らない。二度も水銀燈を失うわけにはいかなかった。その行動に驚いていた水銀燈だが、すぐに唇の端を吊り上げる。

「真紅ぅ、どいてもいいのよぉ?」
「言ったでしょ。私は姉妹を失いたくないの」

 そんな言葉で蒼星石は説得できない。彼女は歯噛みしてから真紅に警告する。

「どの道、僕らはアリスゲームで姉妹を失うことになる。それが早いか遅いかの違いだけだ。どうしてもどかないなら――」

 もう一度、挟みが大きく振りかざされる。

「――真紅ごと斬るッ!!」
「どかないわ」


230 :ケットシー:2006/02/25(土) 20:27:36 ID:L7MIVRbp
 わずかな間も置かず迷い無く答えた真紅に、蒼星石の決意が鈍りそうになる。
 ここに来て、水銀燈から薄ら笑みが消えた。真紅の行動が、並大抵ではない思いからのものだと知ったためだ。

「蒼星石、やめるですぅ!」
「蒼星石、やめるのぉ!」

 翠星石と雛苺がやめさせようとお願いする。双子の姉の翠星石でも、蒼星石の意見に賛成できなかった。水銀燈は憎いが、彼女も真紅と同じでアリスゲームには否定的なのだ。
 彼女は妹の蒼星石を絶対に失くしたくなかった。それは、自身がアリスになれない事を意味している。アリスになれないのなら、戦う意味がない。
 姉が反対しても、蒼星石は鋏を引こうとしない。それだけ、マスターの死を重く受け取っていた。彼女の忠誠心は誰もが認めるものだった。

 張り詰めた空気の中、やっとの思いで間に入る者が現れる。

「やめるんだ!」
「ジュン君、邪魔しないで!!」

 それは傍観するしかなかったジュンだ。真紅の身まで危ない事態になり、堪らず足を踏み出したのだ。

「僕は真紅のミーディアムだ。これがアリスゲームだと言うなら、黙って見ているわけにはいかない」
「ジュン……」

 これには蒼星石も言い返せなかった。
 そして、真紅にはジュンがとても頼もしく見えた。いつからか、彼女は彼に厚い信頼を寄せるようになっていた。ジュンにはそう思わせる何かがあった。普段は頼りない子供なのだが、いざとなると信じられない勇気を見せる。

「それに、水銀燈の話もまだちゃんと聞いてないじゃないか。こいつは知らないと言ってるし」
「人間……」

 信じてくれた事に心を揺さぶられる水銀燈。首を絞めて殺そうとした相手が味方になってくれるとは思ってなかった。
 もっとも、ジュンにそのつもりはない。ただこの場を凌ぎたいだけの言い訳だった。
 ともかく、ジュンの活躍のおかげで、水銀燈から話が聞ける事になった。



231 :ケットシー:2006/02/25(土) 20:29:45 ID:L7MIVRbp
今日はここまで
戦闘場面を端折ちゃってごめんなさい

232 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/25(土) 21:19:45 ID:QFfVY+k3
>>226
どちらの指摘も全く気にする必要はないと、俺もそう思うよ。
頑張って下さい。

233 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/25(土) 21:28:29 ID:Wo0oE+Qe
1つ聞きたい
何でここのは、虐待やエロパロがジャンルの大半で
こう、まったりした何で作品が少ないの?


234 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/25(土) 21:44:51 ID:y9oCDaMK
>>233
まあ、もとは蒼虐待スレだったし・・・

235 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/25(土) 21:49:47 ID:mgZNeINf
心あるage社員の心の声
『グロい…なんてグロいゲームなんだ…こんなゲームを作る為に
何年も延期したんじゃユーザーだって許しちゃくれないだろうな…』

236 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/25(土) 21:52:11 ID:mgZNeINf
スマン誤爆った(分かるヤツは分かるネタだと思う)

237 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/25(土) 21:54:44 ID:Wo0oE+Qe
>>234
ほぉ、なるほど・・・
けど数少ないマッタリ作品は、どれも質がいいんですよねぇ

個人的な意見としては
和みたいなぁ。
まぁそうすると、なら自分が書けって事になりますけどね・・・。

238 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/25(土) 22:05:18 ID:HiJccbWz
じゃぁ、まったり行きますか。


239 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/25(土) 22:06:16 ID:HiJccbWz
トロイメント第4話。実はあの時、水銀燈が登場していた事を知っているだろうか。

話は桜田家の門の前、金糸雀が風に吹かれて立っている所から始まる。
「あれから72回…数々の失敗を経て、ようやくまたチャンスが巡って来たのかしら…」
そう言って決意も新たに拳を握り宣言する。
「今日こそローゼンメイデン一の頭脳派金糸雀が、他のドール達をトッチメルのかしら!」
と、一通り言い終わると、すかさずシートを広げてピクニック気分でリュックからお弁当を取り出す金糸雀。
「でもその前に、朝のお弁当でしっかりエネルギーをチャージかしら」
「カナとっときのお砂糖入りたまごやきを食べて〜がんばるわぁ〜〜」
「いっただっきま〜〜す!」



240 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/25(土) 22:07:01 ID:HiJccbWz
そんな金糸雀を上空から見下ろす一体のドールが居た。
「あれは…金糸雀?」
電柱の頂上からほのぼの光景を見つけた水銀燈。
「ふふふ…これは良いチャンスだわぁ…」
静かに地面に降り立ち、金糸雀の背後に回りながら余裕の笑みを浮かべ、
嬉しそうにお弁当を広げる金糸雀にアリスゲームを仕掛けた。
「…御久しぶ!ブフフォウ!!」
だが、言い終わらぬ内に水銀燈は、突如カラスの猛烈な体当たりを食らって顔から地面に突っ込んだ。
そこら一帯を縄張りに持つカラスが、よそ者を排除しようと襲って来たのだった。
そう、水銀燈はカラスと間違えられていた。
「うわっ、わっ!」
金糸雀は水銀燈に気付かず、カラスを追い払おうとフォークを振り回している。
「決め」るべき登場シーンを邪魔された水銀燈は、地面にめり込んだ顔を上げて怒りの矛先をカラスに向けた。
「おんのれぇぇこのバカカラス!」
金糸雀のたまごやきを狙って交戦中のカラスに飛びつき、両足で挟んでタコ殴りをかます。
縄張りを侵されたカラスも、たまごやきを横取りされまいと水銀燈の頭を嘴で連打する。
「やっ、いやっ!」
そんな事お構い無しにフォークを振り回す金糸雀は、全然水銀燈に気付いていない。
「ちっ…」
カラスとフォークの二重攻撃に少々部が悪いと判断した水銀燈は、
一時態勢を立て直す決心をし、カラスの首を絞めながら飛び去って行く。
その手には何故か金糸雀のたまごやきまで握っていた。
「ああぁぁーーーん!」
背後から金糸雀の泣き声が追いかけて来る。
水銀燈は口をもしゃもしゃ動かしながら、ハッと我にかえる。
「あえ、あんえああいああもやいあんあ…」(あれ、なんで私たまごやきなんか…)
たまごやきをこくんと飲み込むと、絞め落としたカラスを放り投げてちょっと自己嫌悪に陥る水銀燈。
「…でも、これちょっとおいしいわぁ」
金糸雀から巻き上げたお弁当の味にちょっとだけ満足しながら、次の機会を伺う事に決めた水銀燈だった。
半泣き状態の金糸雀も、次の機会を伺うように茂みの中に身を隠している。
「別に平気よピチカート…たまごやき位の事でこのカナリヤはへこたれないわ、たまごやきくらい…たまごやきくらい…」
幸運な事にどうやら金糸雀は、たまごやきを盗った犯人が水銀燈だとは気付いてないらしい。

241 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/25(土) 22:08:51 ID:HiJccbWz
桜田家の中で、一連のドタバタが演じられていた頃、
その庭では真紅たちを狙う金糸雀、それを狙う水銀燈という妙な図式が展開されていた。
「…ヨーグルトの中の乳酸菌が見事に死んだですぅ」
とか何とか室内でやっていた後に、再度水銀燈にとっての絶好の機会は到来した。
金糸雀が鼻をひくつかせて、茂みの中から顔を出す。
「あれぇ…何だか甘い匂いがする…あれは、もしかしてたまごやき!!」
尺取虫の様にくねくね匍匐前進しながら、茂みから這い出してきた金糸雀めがけて水銀燈が襲い掛かる。
その関係はまるで小動物と猛禽類の如し。
「今度こそ、あなたのローザミスティカいただくわよ!」


242 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/25(土) 22:10:12 ID:HiJccbWz
「……って、なんで私たまごやきなんかもってるのよぉ!」
復讐とばかりに襲ってきたカラスを交えて三つ巴の激戦を交えた後、
勝利した水銀燈が手にしていたのは、形の崩れたたまごやきだった。
意識を取り戻したカラスに再度ドつかれて当初の目的を忘れ、二度もカラスに間違えられた事に怒り狂い、
いつの間にか三者共にたまごやきを奪い合う戦を演じていたのだった。
だがしかし、その時の光景は名勝負と呼ぶに相応しい戦いだった。
カラスを再度タコ殴りしながら飛び去る水銀燈の背後から、悲痛なカナの叫び声が追いかけてくる。
「ああぁ〜たまごやきぃぃ〜!」
首を絞めて気絶させたカラスを再度放り投げて、更に自己嫌悪に陥る水銀燈。
「まぁいいわ、どうせだからいただきましょう」
そう思って口の中に放り込む。
しかし、今度のたまごやきは雛苺と翠星石製のスペシャルエッグ。しかも死んだ乳酸菌入り。
水銀燈にとって、その死んだ乳酸菌入りたまごやきの味は劇物に近かった。
「ブフォ!まっず〜キモヂワル…」
突然の吐き気に悶絶しながらヨロヨロと失速して墜落する。
アスファルトの上でのたうち回りながら、電柱の陰で酔っ払いオヤジの様にゲロを吐きまり痙攣する水銀燈。
力尽きてゲロの海に倒れながら、薄れゆく意識の中で
「フッ…この私をはめるなんて、さすが策士ね…カナリア…」
などと、見当違いな推測を巡らせていたのだった。


243 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/25(土) 22:11:21 ID:HiJccbWz
気がつくと、そこはゴミ捨て場だった。
ゲロ塗れの人形を拾った通行人がゴミ捨て場に片付けたらしい。
さっきのたまごやきゲロが髪にくっ付いて固まり、妙に酸っぱい匂いを発している。
「…どうして私がこんな目にあうのよぉぉ」
自分の置かれた状況を理解した水銀燈は、ローゼンメイデンの誇りもへったくれもないポリバケツの中で、ずっと涙を流し続けていたのだった。
しかし、その涙の理由を知るドールは誰もいない。

がんばれ水銀燈。まけるな僕らの水銀燈。


244 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/26(日) 00:05:24 ID:x579ygkS
銀ちゃんカワイソスwww

245 :197です:2006/02/26(日) 02:05:27 ID:AVKocRxd
前後編の予定です。後編は身辺が落ち着き次第うpします。


「のりだけズルイの〜〜〜〜っ!」
 土曜日の夕方の桜田家。玄関発リビング行きの絶叫は、雛苺の口から発せられた。
 何事かと血相を変えて玄関に駆けつけたジュンの目の前には、微笑ましいのか涙ぐまし
いのか、判断に迷う光景が展開されていた。
「のりから苺のいい匂いがする〜〜〜〜っ! ヒナも苺が欲しいの〜〜〜〜っ!!」
「あ、あのあのあのあの……ああああっ! ヒ、ヒナちゃん泣かないでええええっ!」
「苺〜〜〜〜っ! 苺が欲しいの〜〜〜〜っ!!」
 寝転がって四肢をじたばたさせる雛苺と、玄関先でおろおろ立往生するのりとを交互に
見遣りながら、ジュンは溜息をついた。この人達は一体何をやってるの……と。
「……やかましいわよ、雛苺。あなたはそれでも誇り高い薔薇乙女のドールなのっ!?」
 いつの間に来たのか、真紅が雛苺に意見する。いや、意見というよりも、むしろ凄んで
いると言った方が正しいかも知れない。その余りの迫力に雛苺は即座に泣き止んだ。
「真紅……くんくんはいいのか?」
 キッ!
「ヒイッ!」
 触れてはいけない話題だったらしい。ジュンが何気なく見た玄関の壁掛け時計の針は、
放送終了10分前を切っていた。水戸黄門は20時45分頃から悪人を懲らしめに掛かる。くん
くんの犯人当ても、まぁ似たようなものだ。つまりは、真紅はくんくんの謎解きスタート
の瞬間を見損ねた事になる。
 足音も荒く、肩をいからせながらリビングへ戻る真紅を見送ると、ジュンはヒクヒクと
すすり上げる雛苺のそばにしゃがみ、優しく話しかけた。
「どうしたんだよ、雛苺?」
「いっく……ひいっく……」
「ええいっ! いい加減大人しくしやがれです、おバカ苺!!」
 2階から翠星石が『飛んできた』。
「馬鹿っ! お前、家の中をトランクで飛ブッ!!」
 ジュンの言葉が、その口から最後まで紡ぎ出される事はなかった。

「いてててて……どういう事なのか、説明してもらおうか……姉ちゃん」
 所変わってリビング。ジュンはソファの上に胡坐をかいていた。その側で、翠星石がぶ
つぶつ言いながら、ジュンの腫れ上がった頬を濡れタオルで押さえている。ジュンの対面
では、のりが正座している。
「あ、あのねぇ……」
 申し訳なさそうに上目遣いになりながら、のりが口を開いた。

 のりの話はこうだ。
 放課後の帰り道で、のりは部活の同級生ととある喫茶店に入った。その時のりが口にし
たストロベリーカフェモカなるものの残り香に敏感に反応した雛苺が、「ヒナも欲しいの〜
〜〜〜っ!」と駄々をこねた、以上。

「深みも渋みもない、及第点以下の説明文だわね」
 優雅に紅茶を嗜みながら、真紅が意味不明な指摘をした。それをサラリと聞き流すと、
ジュンは呆れたような口調でのりに問い質した。
「というかさ、姉ちゃん……それだけの為に僕はこうなったわけ?」
「……ごめぇん」
「まったく……人形騒がせなのりですぅ」
「人騒がせな事をしたお前が言うなよ、性悪人形っ! はぁ……馬鹿らし。寝る」
 のりや真紅が呼び止めるのも聞かず、ジュンはリビングを辞した。
 ドアが閉まる寸前、ジュンは、視界の隅にいる雛苺を見た。
 雛苺は何か言いたそうな、そして、今にも泣き出しそうな顔をしていた。


とりあえず今日はここまで。

246 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/26(日) 21:47:18 ID:ysLPlbfi
においに敏感な雛苺に萌えw
取り合えず続きがどうなるのか気になる。

247 :ケットシー:2006/02/27(月) 00:28:36 ID:v4MP/728
オリンピック観てるのかな?
過疎ってるみたいだけど投下いきまーす

248 :ケットシー:2006/02/27(月) 00:29:32 ID:v4MP/728
>>230

「水銀燈、もう一度訊くわ。本当にあなたじゃないのね?」
「私じゃないわ」

 あれから、真紅による尋問が行われていた。水銀燈の体は蔓に巻かれ、未だ拘束されている。
 彼女は最初の言葉通り、二件の殺人への関与を否認している。どうやら、本当に無関係らしい。蒼星石と金糸雀は全く信じてないが……。

「では、質問を変えるわ。ジュンを襲ったのはなぜ? のりを襲ったのはなぜ?」

 この質問をされたとたん、それまですらすらと喋っていた水銀燈が口を噤んだ。真紅は話し出すまで辛抱強く待つ。
 そして、不安に負けた水銀燈の激白が始まった。

「そこの「ジュン君」を襲った理由はねぇ――」

 おとなしかった水銀燈が、わざとらしくジュンを名前で呼び、薄ら笑みを浮かべる。

「――あなた達が当然のように人間と暮らしているのを、我慢できなかったからよッ!!」

 その発言を聞き、蒼星石と金糸雀が息巻く。自分が犯人だと言っているようなものだ。

「やはり君が……!!」
「やったのかしらッ!!」
「そんなのは、どっちでもいいわぁ」
「なんだと!?」
「親切な誰かさんが殺してくれたけれど、いずれは私がそうするつもりだったんだからぁ。あと、雛苺の元ミーディアムも標的に入っているのよぉ」

 何かが吹っ切れてしまった水銀燈は、ぺらぺらと話して笑い転げる。恐ろしい話に雛苺が泣き出してしまい、知り合いの名前が出てジュンも厳しい顔になった。

「トモエ、死んじゃイヤぁああっ」
「そんなことさせるか!」
「そうねぇ、できないわねぇ。私はここでジャンクにされるんだからぁ」

 死ぬのが怖くないのか、水銀燈は狂ったように挑発を繰り返す。見ていられなくなった真紅が、場を収めるために次の質問をする。

「貴女をジャンクになんてさせないわ。それよりも、何が貴女をそうさせたの? 何があったの?」


249 :ケットシー:2006/02/27(月) 00:31:43 ID:v4MP/728
 人間嫌いにしては異常すぎる。真紅はもう一つ深い所を尋ねた。
 すると、水銀燈の様子が急変し、気持ち悪いほど静かになった。この質問は核心を突いていた。そして、水銀燈が真実を打ち明ける。

「……私のミーディアムがね、死んだの。いいえ、殺されたのよおッ!!」

 怒号のような声が場を静まり返させる。水銀燈がマスターを持っていたとは初耳だった。しかも、すでに亡くなっているとは。同じ境遇だと知り、蒼星石と金糸雀も黙るしかなかった。

「あの子は初めから死に損ないの出来損ないだった。でも、ちゃんと生きていた。私のために生きていた。なのに……!!」

 水銀燈が涙を流す。彼女の涙は真紅とジュンしか知らない。真紅にアリスへの夢が断たれたあの時、彼女は泣いていた。お父様に逢えないのが悲しくて……。
 彼女は人に弱みを絶対に見せない。その彼女の涙は特別だ。水銀燈もマスターとの間に、かけがえの無い絆があったのだ。

「あの子は病院のベッドで安らかに眠っていたわぁ。だけど、首にあったの。絞められた跡があったのよ」

 彼女のミーディアムは病気だった。だが、死因は病気ではなかった。首を絞められて殺されたのだ。だから、ジュンを同じように殺そうとした。
 水銀燈の赤い瞳が暗く濁る。

「いつもそうなのよ。私だけ何かが足りない。生まれた時には体の一部が。そして今度はミーディアム……」

 水銀燈は未完成のまま目覚めさせられた。それは、完全な少女アリスを目指すローゼンメイデンには、これ以上なく屈辱的な事。
 彼女は体にも心にも深い傷を負って生きてきた。体の欠落は直せても、心の傷は簡単には消えない。二度目の傷心は、とても繊細な彼女には辛すぎた。

「だから人間を殺すの。だって、不公平でしょう。私のミーディアムは死んだのに、あなた達のは生きている」

 水銀燈が涙を振り払って姉妹達を見回す。

「あっ、蒼星石と金糸雀のは死んだんだっけぇ? アハハ、アハハハハハ」

 今度は大声で笑い出した水銀燈。笑っているのに、泣いているようにしか見えない。その痛々しい姿は見るに堪えない。

「もうよせよ!」

 悲しい馬鹿笑いを止めたのはジュンだった。ぶつけようのない怒りで腕が震える。

「それ以上、自分を傷つけなくていい」
「あら、そんなふうに見えるぅ?」

 慰めの言葉に対して水銀燈は強がって笑ってみせる。彼女のプライドの高さは真紅にも劣らない。


250 :ケットシー:2006/02/27(月) 00:32:59 ID:v4MP/728
「もう誰もお前を責めたりしない」
「そうかしら?」
「少なくとも僕はお前を責めたりしない」
「他のみんなは?」

 水銀燈がおかしく笑って顔を見やる。蒼星石と金糸雀が、やるせない気持ちに襲われて顔を背ける。

「私も責めたりしないわ」
「ヒナも仲良しがいいの〜」
「ジュンがそう言うなら、私も別に……」
「お、お姉ちゃんも気にしてないから。はは……」

 真っ先に許したジュンに促されるように、他の者も続いた。翠星石は渋々といった感じで。襲われたのりは引き攣った笑みを浮かべて。
 まだ笑っている水銀燈にジュンは言った。

「僕も真紅と同じ気持ちだ。お前に壊れて欲しくない。誰かが壊すと言うなら、僕と真紅でお前を守る」

 水銀燈は信じられないという顔で息を止める。そして、次の瞬間には盛大に吹き出した。

「プハァッ、アハハハッ、私を守る? 真紅と人間のあなたが? 傑作だわぁ。アハハハハハハ」

 水銀燈は下品に見えるほどゲラゲラと笑い続ける。さすがにこれにはジュンも閉口するしかなかった。
 人の好意を足蹴にする態度に、場の空気が険悪度を増していく。しかし、水銀燈は笑うのをやめようとしない。

「――ハハッ、ハハハ、アハハハハ……ハハ……」

 次第に笑い声が小さくなっていく。笑いすぎて疲れたのだろうか。場の全員が、そんなふうに考える。しかし、それは違った。

「うぅ……めぐ……めぐぅっ……!!」

 誰かの名を口にすると、一転して嗚咽を漏らし始めた。
 この後、すぐに彼女は解放され、この家で一夜を泣き明かした。





251 :ケットシー:2006/02/27(月) 00:34:21 ID:v4MP/728
今日はここまで
眠いので寝ます。おやすみなさいノシ

252 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/27(月) 00:37:45 ID:31B8JL0a
意外な展開
続きが気になるなぁ

253 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/27(月) 00:52:55 ID:OQc76xKJ
すごくいい
wktk

254 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/27(月) 00:55:03 ID:SVXbuwUr
>>245
真紅が「やかましい」って言うか?

255 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/27(月) 05:19:01 ID:Pk+ViI2G
>>245
どっちかっていうと「騒々しいわね」とかかな?<真紅が「やかましい」って言うか>?

256 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/27(月) 08:24:43 ID:mBMiZd18
感情がムキ出しになるにつれ言葉が荒くなる真紅には萌えそうだ
騒々しいわね<うるさいわよ>やかましい<じゃかしぃ!<ちゃあっしゃあんだらぁ?!


257 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/27(月) 09:36:01 ID:xKgWnc68
>>254
個人的には「静かに(し)なさい」かな。

258 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/27(月) 09:47:44 ID:1ffr4pdO
>>254
真紅:『雛苺』
雛苺:『あ、真紅〜!のりが…』
真紅:『うるさい』
ピシッと雛苺にヘアアタック一閃

259 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/27(月) 11:36:45 ID:ZgCI3JBB
なんかみんな細かすぎんじゃない?
「このキャラはこんな口調じゃない」とか「原作と違う」とか。
所詮ssなんてオナニーなんだから、そこら辺は寛容にいこーや。

260 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/27(月) 12:31:48 ID:6SAmdhYh
真紅「じゃかあしい!雛苺ォ!おどれそんでも誇り高え薔薇乙女のドールけぇ!?あんじょうすったらん!!」

261 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/27(月) 12:36:45 ID:Z4+HXc9S
日本で最も高貴とされるのは大阪は河内弁でございます。
例えば
「おんどりゃ、なにしてけつかる!」
と、都会の人混みのなかで発すれば、自然と道が開けるのでございます。

262 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/27(月) 12:43:47 ID:VVLZC2Y8
>>261
「おんどりゃ、なにしてけつかる!」→「音頭りゃ、何してケツ狩る?」
と変換して一人で笑ってた俺WW
「階段」みたいなコメディ書けますか?



263 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/27(月) 16:52:57 ID:31B8JL0a
     .ィ/~~~' 、
    、_/ /  ̄`ヽ}
    ,》@i(ノ_ハ从))
    ||ヽ|| 兪ノ| || <「じゃかあしい!雛苺ォ!
    || 〈iミ''介ミi〉||   おどれそんでも誇り高え薔薇乙女のドールけぇ!?あんじょうすったらん!!」
    ≦ ノ,ノハヽ、≧
    テ ` -tッァ-' テ

264 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/27(月) 18:12:08 ID:Z4+HXc9S
>>262
書けますか 書けませんか

それがケットシー氏へのレスなのかオイラへのレスなんか解らねど
相変わらずおいらはトロイメントしか見ていない(w

ここに誘導されてから10作位投下したけど、
リクなど在るのでしたらば
コメディ系
SS4 オーマイキーな姉妹 みっちゃんと水銀燈 翠星石の夜のおしゃべり作戦
SS5 水銀燈とたまごやき

コメディ以外
SS4 真紅と金時計 翠星石とコスモス
SS5 みっちゃんとカナと愛の挨拶 雛苺のいたずらとのり

とか書いてるんで、そんな所で判断してくだちい。おいらのレベルはそんなもんなんで。 

265 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/27(月) 19:53:08 ID:y+SL/DUd
ここに女子高生スレ通ってたやついる?
ごめん、スレ違いだけど。

266 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/27(月) 19:58:41 ID:0uK+j+ev
>>265
http://ex14.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1140939827/

267 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/27(月) 20:17:22 ID:VVLZC2Y8
前スレの「中略」部分てどうやって読むんデスか?
>>264とケットシーさんへ
翠星石ものをリクしたいと思います

268 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/27(月) 20:36:04 ID:rSI2zloT
カワチ弁講座

うるさい→ じゃっしゃ

貴方 君→ オンドレ ワレ


269 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/27(月) 20:52:05 ID:MCMSvEQj
>>267
メール欄にsageと書いて半年ROMってようね^^

270 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/27(月) 21:36:31 ID:mvn3Q3ew
シグルイ風にローゼンメイデンをやってみる
二番煎じどころでないのはご勘弁を

【真紅の腕が直るシーン】

このときJUMが見せた修復は、研鑽によって到達しうる領域を明らかに凌ぐものである

水銀燈「あの人間・・(マエストロとしての)天稟がありおる」

翠星石「否、チビ人間はただの引き籠もり者にござる」


【翠星石との契約】

翠星石「ようやくまことのマスターに巡り逢い申した。無頼の月日、今は悔ゆるのみ
今日ただいまより、主従の礼をとらせて頂きたく…」


【くんくん探偵】

「くんくん探偵の推理迫り…」「あれはつらい」「弁解を許してくれぬ」

ネコ警部「くんくん、もう少しこう何というか手心というか……」
くんくん「警部……辛くなければ懲りませぬ」

271 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/27(月) 21:49:36 ID:6MyehUIQ
誰か老人冥伝についてなにか知りませんか?

272 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/27(月) 22:09:23 ID:XAFIgip0
われしゃーしぃーで、ちょっと黙っちょかんかえ

273 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/27(月) 23:50:59 ID:wM7zTHb3
なに この流れ

274 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/28(火) 02:17:32 ID:mPBUJbOp

【毒売新聞】 謎の集団生活を送る男(少年J)、容疑認める 【特集記事】

 都内に在住し春から謎の集団生活を送っていた桜田順容疑者(14)が、昨日の午後
二時ごろ、少女監禁の容疑を一部認めたと警視庁捜査一課が発表した。桜田容疑者
は数ヶ月前から数人の女性と謎の集団生活を送っており、 「少女の泣き叫ぶ声や、
窓ガラスの割れる音が毎日のように聞こえる」と付近の住民からの通報を受け、
脅迫と少女監禁の容疑で先週から書類送検されていた。
 桜田容疑者は姉と二人暮し。両親の不在を利用して、複数の少女を洋物ダッチワイ
フと見せかけ保有していた疑い。そのやり口は残忍で、少女達には毎日カバンにむり
やり押し込んで就寝させたり、スリッパで暴力を働いたり、トイレでの食事を強要した
という。少年犯罪の深刻化が叫ばれる中、この事件は特に悲惨なものだったと言えるだろう。
 このような犯罪に走る桜田容疑者の人物像とは、一体どんなものなだったのか。
学校の担任への取材では、「とてもおとなしい子で、未だに信じられない」「成績優秀で
中学に入ったが、5月から不登校になっていた」との回答。いわゆる「ひきこもり」で、
同級生の一人は「(桜田君は)裁縫と少女のドレスに興味があり、どうやら女装趣味も
あるらしい。全校集会でさらし者にされてゲロを吐いていた。最近は、人形趣味もでて
きたらしい。そしてロリコンだ」と本格的にわけのわからない性癖の持ち主になりつつ
ある桜田について証言している。

275 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/28(火) 02:19:29 ID:mPBUJbOp
 桜田容疑者は、「占いじみたダイレクトメールの『まきますか』に丸をつけると、女
性たちが自宅に居着くようになった」と、集団生活を始めた経緯を供述したという。
日本では認められていない一夫多妻のような生活に、「自分はパニック障害や狭心症を
患うひきこもりなので学校には行っていない。彼女たちには『いつ出て行ってもいいん
だよ。っていうかとっとと出てけよこの呪い人形!』と話している」と、集団生活に
問題はないことを強調していた。集団生活している女性の一人も「(じゅんは)優しい人
なの〜。きもちの中では契約してるのなの〜。うにゅぅ、みんななかよく、家族として
くらしてるの」と鬱陶しがられながら話していたという。桜田容疑者は既に三人の少女
とおおよそ「契約」といった関係にあり、三人は彼なしでは生きていけない体になっているという。
 ひきこもりの桜田が姉に向かって命令口調で喚き散らしているのが、付近の住民では
噂になっていた。「家のチャイムを鳴らそうとしただけなのに、頭から水をかけられた。
側頭部をカバンで殴られたこともあった」こう証言するのは、近くの高校に通う姉の同級生。
学校で演じる「おとなしい優等生」とは対称的な、桜田の凶暴性に驚かされる。その他にも
「トイレに閉じ込められて、窓の隙間から逃げ出す少女の姿を見かけた」「少女が庭に這い
つくばり、茂みに隠れて中の様子を窺っていた。食事は与えられていないようだった」
「謎の爆発音が聞こえた」等、桜田容疑者の凶悪性を裏付ける証言は枚挙にいとまがない。

276 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/28(火) 02:21:09 ID:mPBUJbOp
 今回の事件に関し、少年犯罪専門家のカーイ・ドルスキー教授は、「自殺趣味のゲロ飯
少女に、いい年こいて人形おたくのロリコンウーマン、盗用疑惑な屋敷娘に、白痴ジジイにゲイホモ
双子、ローゼンメイデンのミーディアムにはろくなのがいない」と厳しいコメント。「八頭身の
ウサギといい勝負だ」「やっぱり人形は薔薇水晶に限る」「海賊タイプの眼帯、距離感覚も
つかめる眼帯、怪我もないのに眼帯、いつのまにか逆の目についてる眼帯」「眼帯ッ娘モエェェェ!!
ス、ス、スイ、スイタァッァァンンンッッ!!!(*´∀`)ハァハァ」と暴れだし、駆け付けた警官隊にまもなく取り押さえられた。

 中学受験の失敗から不登校となり、親の目の届かないところで凶悪犯罪に走っていた少年J、
桜田容疑者。非常に悲惨なこの事件は、教育というものを見つめ直す一つの契機となるだろう。
二度とこのような事件が起こらぬよう、関係者たちの努力が望まれる。
 また桜田容疑者は他に住居不法侵入罪などの疑いもあり、警視庁では現在余罪の追及も執り行っているという。

【過去のニュース】
1.容疑者自室でトランク押収 集団生活女性の逃走防止か。
2.増えるカード破産。
3.有栖川大学病院、ベッドが足りなくなる。患者一名を付近の精神病院へ。
4.同居者へ恐怖心を与えた 一夫多妻男、容疑認める。




277 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/28(火) 06:41:32 ID:IM2rUo6s
sageも理解できない真性厨はお帰り下さい。

278 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/28(火) 06:43:43 ID:IM2rUo6s
っと、アンカーいれ忘れてたわ。
>>267宛てな。

279 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/28(火) 08:59:40 ID:Zkq8ti4V
>274
クソワロタ
続報を待つ


280 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/28(火) 10:08:16 ID:Rik2aELc
>>274
アホくせぇぇぇ!!
お前絶対馬鹿だ(褒め言葉)

続報を待つ。

281 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/28(火) 10:29:10 ID:BLKfS5j0
新聞っつーより昼の報道番組の特集っぽいな

282 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/28(火) 12:14:56 ID:hEIH071B
かなり笑った

283 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/28(火) 12:32:52 ID:zJsR9a5u
こんな文字数多いレスを全部読んだのは初めてだwww

284 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/28(火) 12:33:02 ID:cPjMvCkB
端から見ると確かに犯罪者だよなぁ。
そして言われてみればろくなミーディアムがいないな。

285 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/28(火) 13:09:44 ID:u9JtaP67
warata
きめ細かくまじめに書いてあってスゲェ

286 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/28(火) 13:32:44 ID:Uv22vaRN
あえて突っ込むとすれば、未成年だから匿名報道だろうなというところか。
でも、新鮮で面白い。

287 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/28(火) 13:44:19 ID:hEIH071B
作品投稿は初心者でもOK?
個人的には実戦を一度体験してみたいんだが

288 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/28(火) 14:30:30 ID:kFc280S5
初心者歓迎。
でも、とりあえずsageを覚えろ。話はそれからだ。

289 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/28(火) 15:19:19 ID:Uv22vaRN
>>287
・sageのやり方
メール欄に半角英文字でsageと入れましょう〜

290 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/28(火) 17:06:45 ID:ZjNfn/08
なんか全ドールに一つずつ詩っぽいの書いてみた。


291 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/28(火) 17:15:54 ID:ZjNfn/08
【水銀燈】

『私』を見て

綺麗な私を

『ワタシ』を見ないで

ケガレタワタシを

貴方への愛は片道の旅

決して帰らぬ渡り鳥

嗚呼お父様

これをさだめと云うならば、百二百代耐えましょう

これを悪戯と云うならば、心の沼より呪いましょう

ねぇ、貴女

私の名前を

呼んで

よんで

ヨンデ



292 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/28(火) 17:46:06 ID:daozO/vF
>>290
http://book3.2ch.net/poem/

293 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/28(火) 20:28:42 ID:Uv22vaRN
ここはSSスレだから微妙にスレ違いかと…

294 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/28(火) 21:21:34 ID:5D7PV+QB
微妙にっつーか大分スレ違いだなw

295 :僕犯人知ってます。:2006/02/28(火) 21:55:53 ID:02Ff7g6F
>>163の続き
「わ、私は・・・・ここは?みっちゃんは?」
目を覚ました金糸雀の一言に一同は静まり返った。
「カナちゃん、大丈夫?」
「大丈夫だと思う・・・」
金糸雀は自分に異常が無いのを確かめながら言った。
「そう。よかった」
ノリは安心した。
水銀燈と翠星石は夕食を並べるのを手伝っていたが、金糸雀の元に駆け寄った。
二人は金糸雀の頬を叩いたり抓ったりして無事を確認した。
「いたた・・・・ちょ、い・・・・痛いって言ってるのかしら!!」
必死に金糸雀は抵抗して二人の手を振り払った。
「いきなり何するのかしら!?」
「何って、心配してあげてるのに、酷いわぁ。ねぇ、翠星石」
「全くですぅ。心外です!!」
水銀燈達は怒りながら夕食を並べる事を続け始めた。
食事の用意が出来、全員が席に着いた。
テーブルには花丸ハンバーグが並べられていた。
「・・・・・ねぇ、ちょっといい?これって何?」
水銀燈は花丸ハンバーグを指差した。
戦闘に関してはとても頭が切れるが水銀燈は普段の生活などでは全くの無知であった。
「これって、ハンバーグよね?これはね、牛の挽肉をこねて焼いたものよ」
ノリが少し困った様な顔をしながらも微笑んで説明した。
「ふぅ〜ん」
質問をした割には水銀燈はあまり興味がなさそうだった。
誰もが少し場の雰囲気が重くなった気がした。
「さ、さぁ。食べましょうか」
ノリが慌てて手を合わせた。
それに合わせて全員手を合わせる。
「「「「「「「「いただきます」」」」」」」」
皆は一斉に食事に手を付け始めた。
水銀燈は恐る恐るハンバーグを一口食べた。
その姿を見ていたジュンは何となく可笑しかった。
「水銀燈。お前って何だかかわいいな」
ジュンは子猫を見た時の様に思った事を唯口にした。
別に恋愛感情などの無い言葉なのでジュンは何とも思っていなかった。
しかし、水銀燈は顔を真っ赤にしていた。
「な、何言ってるのよ人間。当たり前じゃないのよぉ」
これを聞いて、黙っては居ない者がこの場には居た。
「どうしたですか!?風邪を引いたですか?」
翠星石は今の言葉を認めたくないようで、ジュンの額に自分の手を当てた。
この時にジュンは翠星石の思わぬ行動に顔を赤らめていた。
ジュンの発言と翠星石の言葉に真紅も本当はジュンに一言何か言ってやりたかった。
しかし、真紅には翠星石の様な行動をする自信が無かった。
「ふぅ・・・・・」
真紅はそんな自分に軽い自己嫌悪に陥っていた。
「・・・・・・・?」
真紅を見てジュンは首をかしげた。
そんなこんなで桜田家のの時間は過ぎていった。

296 :僕犯人知ってます。:2006/02/28(火) 21:57:33 ID:02Ff7g6F
>>295の続き
「さぁ。今日はもう遅いから皆帰りましょうね」
ノリがまるで子供を相手にするようにして帰り支度をさせた。
翠星石と蒼星石は鞄に乗って玄関前で別れの挨拶をした。
「それじゃあ。お邪魔しました」
「人間。次にあんな事を言ったら許さないですよ!」
翠星石は水銀燈にジュンが言った言葉をまだ気にしていた。
「あんな事ってどんな事だよ?」
何のことか全く分かっていないジュンは翠星石に聞き返した。
「フンッ!また来るですよ」
そう言って翠星石と蒼星石は帰っていった。
次に金糸雀がnのフィールドを通ってみっちゃんの家へ帰っていった。
最後に水銀燈がジュンの部屋の窓から帰ることになった。
「今日はありがとねぇ。人間、それに真紅」
「別にいいよ。それよりお前、僕は桜田ジュンって言うんだから、人間って一括りにして呼ぶな!!」
ジュンは少し怒った様な声で水銀燈に言った。
「わかったわよぉ。ジュン、真紅それじゃぁねぇ」
水銀燈は窓から飛び立ち闇に消えていった。
「水銀燈・・・・・思わぬ強敵が居たわ」
真紅が小声で呟いた。


最近ぜんぜんこれやんかった・・・:・・orz
今日はもう少しいくかもしれん。
次メグでます。

297 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/01(水) 00:16:48 ID:rZTfciKy
「おーい、真紅!真紅どこいったー?」
ジュンは先ほどから姿の見当たらない真紅を探していた。
鞄の中を開けてもいない。どこへ行ったんだ?
と、そこへ翠星石がやってきた。
「なにしてるですか?」
「真紅を探してるんだ。お前見てないか?」
翠星石はリビングにいたので、一緒にいたかもしれないと思い尋ねてみた。
「真紅なんて見てないですよ。話相手が欲しいなら翠星石がなってやってもいいですよ」
「馬鹿言え、お前となんて話すことあるか。真紅の手掛かりが掴めないんじゃ用無しだ。戻っていいぞ」
その言葉にしょんぼりする翠星石。最初からジュンと一緒にいたいためにやってきたのだ。
それなのにジュンのこの態度。翠星石は逆上した。
「どうして真紅じゃなきゃダメですか!あんな子の代わりくらい翠星石にも勤まるです!」
「『あんな子』だと?お前ごときに何が分かるんだ!」
ジュンにとって真紅は真紅でしかない。その他の何物にも例えることは許されないのだ。
切れたジュンは翠星石を廊下に放り投げた。壁に思いっきりぶつけられる翠星石。
「痛々・・・なにしやがるですか!」
ドアを開けて体を半分出したところでジュンがドアを閉めた。
「っぐえ!」
体を半分挟まれてしまった。
「勝手に入るな!糞人形!」
「うう・・・痛いですぅ・・・」
「前々からお前はウザかったんだよ。勝手に契約させて勝手に住み着いてこの態度!ふざけるな!」
そう言って翠星石の顔をボコスカ蹴りまくるジュン。
「や、やめるですジュン!翠星石は・・・ジュンのことを思って・・・」
「糞人形に気遣って貰うほど愚かじゃないんだよ!」
ジュンはドアを開け、挟まっていた翠星石を掴み、窓に思いっきり投げつけた。
「きゃあ!」
さらに押入れから出してきた釘バットで翠星石を殴打する。
「この!なにが!翠星石だ!ふざけた名前しやがって!そんなクズが真紅のことを『あんな子』呼ばわりするな!」
「痛い痛い!もうやめてですぅ!お願いですぅ!」
「はあはあ・・・」
息を荒くしたジュンは翠星石の胸座を掴んで自分の顔の前にまで持ってきた。
「お前みたいなやつ捨ててやる!」
ジュンは窓を開けるとあらん限りの力を振り絞って投げ捨てた。
家の前の道路へ一直線に叩きつけられる翠星石。そこへたまたま通りかかった車がそれを踏み潰していった。
それを憤慨した表情で見つめるジュン。やがて翠星石が動かなくなったことを確認すると窓を閉めて、ベットに座り込んだ。
と、ドア越しに声が聞こえてきた。
「ジュン、紅茶を入れて頂戴」
「・・・今すぐ入れるよ」
ジュンは薄く微笑みながらドアを開けた。
それから夜になった。
目が覚めた翠星石は瀕死の状態で必死にリビングの明かりが見える庭まで這いずってきた。
優しい家庭の明かりだ。声が聞こえる。
『あれ?翠星石がいないのー』
『翠星石?誰かしら?』
『さあ?誰のことだ?変なこと言うなよ雛苺』
『うゆ?よく考えたら雛苺も知らないのー』
その中に翠星石のいる場所はなかった。
彼女はそこに蹲り、泣いた。


298 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/01(水) 00:37:45 ID:NzIdogIX
287の者です。
駄作ですが投下させていて頂きます

「ん・・。」
晴れた日曜の昼前、一人の少年が起きた。
「あ・・・」
時計を見るともう午前十一時過ぎ。
「寝過ごした、最悪。」
少年はそう言うとゆっくりとベッドから降りた。
重い足取りで階段を降り、玄関へ向かい、靴を履き、外へ郵便物を取りに出た。
少年の家はそれなりにも大きいため、郵便物を取りに外へ行くのは寝起きには重労働だ。
「えーと」
郵便物はない。と思ったが手紙が一枚あった。
「なんだコレ?」
便箋には何も書いていない。
「誰宛だ?見るだけならいいよな。」
手紙への好奇心に負けたのか、勝手にあけて中を見る事にした。
手紙には、
「まきますか? まきませんか?」
と書いてある。少年にとってはさっぱり意味が分からなかった。
「一応とっととくか。」
父宛かも知れないと思い、取っておく事にした。
「それより明日の言い訳、考えないと。」
少年は部活の朝連を寝過ごしたのである。
来たときと同じ、重い足取りで家に戻りながら、働かない頭で、言い訳を考えていた。
この少年の父は多忙で深夜帰宅であり、朝早くには出勤するエリート道を走っている。
母は住み込みの仕事で家には月数回しか帰ってこない。
「ふう。」
静かな家の中を一人寂しく歩き、リビングにあの手紙をおいて、洗面所へ顔を洗いに行った。
「昨日は夜遅くまで遊んでたからなあ。失敗した。」
一人ぼやいていた。
「今日はのんびりするか。明日学校だし。」
朝食を済ませ、だらだらと遊んで一日が過ぎた。


どうも、退屈な話です。
まず、自分の文章力がどうかを試したかったので、ここで切りました。
評価によって続きを書くかどうか判断します。どうかよろしく。





299 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/01(水) 00:42:32 ID:xxT5a08y
>>297
こちらでどうぞ
【性悪】翠星石虐待スレ【人形】
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/cchara/1135788876/

300 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/01(水) 00:47:02 ID:ZD/1Z4vK
>>297
上のスレへカエレ!!

301 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/01(水) 01:23:27 ID:W6d6uB3Q
>>297
とりあえずこのスレの大半の住人を敵に回してるから

302 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/01(水) 04:02:16 ID:/Q+E/3ld
>>297
こういうスレでは虐待はNG

303 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/01(水) 04:03:37 ID:/Q+E/3ld
>>298
続き頼む。ぜひ読んでみたい。

304 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/01(水) 06:11:54 ID:Q+/bRjcs
297
確かにここは元々虐待スレだったけど、
今は↑の翠虐待スレもあるし、そっちに投下した方が良かったと思う。

305 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/01(水) 06:36:08 ID:NzIdogIX

>>303
ありがとうございます。そういってもらえると嬉しいです
期待に添えられるか分かりませんが、書かせていただきます


「んん・・・」
日曜と同じ晴れた月曜日の朝、少年は昨日と同じように起きた。
昨日と同じように郵便物を取りに行き、昨日と同じように顔を洗い、朝食を済まし、
いつもと同じように学校へ行く準備を始めた。
「あ。」
リビングで、ふとあの手紙を思い出した。やはり気になるのである。
テーブルの上にある手紙は触った形跡があった。
「やっぱり父さんのかな。」
中身を見てみると、何も書き込んだ跡はない。
「母さんのかな、けど普通はあっちの住所に直接送るんだけどな・・・。」
少年ははっと気づいた。
「俺宛?」
少年宛の郵便物は年賀状や、誕生日にくるものであった。
初めての体験に浸っていると、いつもの家を出る時間を時計は指していた。
「もう行くか、手紙のことは後だ。」
部活の用意と、通学かばん、薬のビンを持って家を出た。
「お〜い、コウスケ〜。」
コウスケと呼ばれた少年は振り返った。
「やあ。」
「よ。」
軽い挨拶を交わした後、学生特有の雑談に入る。
「あの敵が強くてさー、何度もコンテニューしたよ。」
「やっぱり。お前もか。」
雑談の中でふと手紙のことを思い出した。
「なんか昨日、変な手紙が来たよ。」
相手は簡潔に
「どんな?」
と聞いてきた。
「巻きますか、巻きませんかって書いてあるだけなんだよ。」
「誰宛?」
コウスケは少し期待しながら発言した。
「俺。」
友人はあ然とした顔で
「うそっぽー。」
「事実なんだから仕方ないだろ。」
コウスケは予想どうりの行動をした彼を愉快に思っていた。
そして、
「もしかしたら一学期始まってすぐに来なくなった桜田からの呪メールか。」
といった。
「それならフツー、梅岡宛だろ。」
「やっぱそうだよな。桜田のこと知ったときは引いたよ。」
相手が話を変える。
「んでよ、あの敵、どうやって効率よく倒す?」
「さあな自分で考えろ。」
「けち。」


306 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/01(水) 06:37:03 ID:NzIdogIX
>>305

学校に着いても、退屈ないつも寝ている授業中もコウスケはなぜかあの手紙のことが気になった。
授業が一通り終わり、生徒たちは楽しみの部活動を始める。
「それで、昨日は発作が起きたと。」
「はい。」
職員室からコウスケと、先生の厳しめの声がする。
「じゃあ今日はあんまり激しくするな。お前は心臓が弱めだからな。」
「わかりました。」
コウスケは返事をして職員室を出た。
コウスケは心臓が弱いのだ。だからスポーツ前に、いつも薬を飲んでいる。
日常は大丈夫だが、部活を素でやると、後でかなりの激痛が心臓に走る。
「んぐっ」
コウスケは薬を飲んで部活をはじめた。
 
部活も終わり、コウスケはいつもは友達と寄り道するのだが、急用があるといって
一人先に帰った。あの手紙が気になるのである。
「あった。」
コウスケは悩んだ
「どっちに○をつけよう?」
5分ほど悩んだところで答えが出た。
「返事出さなきゃ大丈夫だな。」
コウスケは<まきます>に丸をつけ、風呂に入り、ベッドで眠りに落ちていった。


307 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/01(水) 06:44:06 ID:NzIdogIX
リビングに現れた二つのカバンに気づかずに。


長文&内容軽くてすいません。
これは翠と蒼が時計屋にわたるまでの一つ手前の妄想話です。
アニメ路線で行きます。



308 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/01(水) 06:49:10 ID:NzIdogIX
「んん・・・」
日曜と同じ晴れた月曜日の朝、少年は昨日と同じように起きた。
昨日と同じように郵便物を取りに行き、昨日と同じように顔を洗い、朝食を済まし、
いつもと同じように学校へ行く準備を始めた。
「あ。」
リビングで、ふとあの手紙を思い出した。やはり気になるのである。
テーブルの上にある手紙はさぐった形跡があった。
「やっぱり父さんのかな。」
中身を見てみると、何も書き込んだ跡はない。
「母さんのかな、けど普通はあっちの住所に直接送るんだけどな・・・。」
少年ははっと気づいた。
「俺宛?」
少年宛の郵便物は年賀状や、誕生日にくるものであった。
初めての体験に浸っていると、いつもの家を出る時間を時計は指していた。
「もう行くか、手紙のことは後だ。」
部活の用意と、通学かばん、薬のビンを持って家を出た。
「お〜い、コウスケ〜。」
コウスケと呼ばれた少年は振り返った。
「やあ。」
「よ。」
軽い挨拶を交わした後、学生特有の雑談に入る。
「あの敵が強くてさー、何度もコンテニューしたよ」
「やっぱり。お前もか」
雑談の中でふと手紙のことを思い出した。
「なんか昨日、変な手紙が来たよ。」
相手は簡潔に
「どんな?」
と聞いてきた。
「巻きますか、巻きませんかって書いてあるだけなんだよ。」
「誰宛?」
コウスケは少し期待しながら発言した。
「俺。」
友人はあ然とした顔で
「うそっぽー。」
「事実なんだから仕方ないだろ。」
コウスケは予想どうりの行動をした彼を愉快に思っていた。
そして、
「もしかしたら一学期始まってすぐに来なくなった桜田からの呪メールか。」
といった。
「それはフツーありえないだろ。」
「やっぱそうだよな。桜田、受験失敗して性格ゆがんだな。」
「確かに。」
相手が話を変える。
「んでよ、あの敵、どうやって効率よく倒す?」
「さあな自分で考えろ。」
「けち。」


長文連貼りすいません305のほうに原作が少し混じっていたので修正しました
スペースとってすいません。

309 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/01(水) 07:04:11 ID:3NVAmTNf
>>298
気になった点をいくつか。

>「ん・・。」
>晴れた日曜の昼前、一人の少年が起きた。
>「あ・・・」
>時計を見るともう午前十一時過ぎ。
>「寝過ごした、最悪。」
>少年はそう言うとゆっくりとベッドから降りた。
…3行にまとめる事が可能かと。

>郵便物はない。と思ったが手紙が一枚あった。
>「なんだコレ?」
>便箋には何も書いていない。
>「誰宛だ?見るだけならいいよな。」
>手紙への好奇心に負けたのか、勝手にあけて中を見る事にした。
…便箋は普通封筒に入れるよね?
郵便受けから取り出した時点で封筒はどうなっていたのかな?
言いたい事は理解出来るけど……。

>少年にとってはさっぱり意味が分からなかった。
…『とって』は余計。

>「一応とっととくか。」
…『と』が1つ多い。ま、これはご愛嬌。

>少年は部活の朝連を寝過ごしたのである。
…『朝練』では?



評価…もっと頑張りましょう。

310 :309:2006/03/01(水) 07:10:36 ID:3NVAmTNf
なんか進行してるし…orz

311 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/01(水) 07:14:39 ID:5u7nJzji
全部ご愛嬌の範囲内に思えるが。

312 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/01(水) 07:21:48 ID:ZTyIOlCN
>>298
まず君は人の話を聞くことからはじめようか。
>>289を20回朗読することをオススメします。

あと>>300-302

>※表現の自由  ※批判の自由  ※投稿の自由
>これらの自由を念頭に置き、楽しく愉快に進めていきましょう。

スレタイの「総合」の意味に早く気付きましょう。

313 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/01(水) 07:22:56 ID:/Q+E/3ld
まあ、次からは気をつけてってことで。

314 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/01(水) 07:28:16 ID:/Q+E/3ld
>>312
グロや虐待、死にネタは不快に思う人も多いから、専用のスレに行った方が
良いと思う。

315 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/01(水) 08:15:41 ID:iRFM1JNX
今、>>274-276の記事を読んだんだが、この桜田という男はそうとうなキチークだな。
こんなおとなしげな顔をして、少女たちを何人もカバンに監禁してたんだろ? 全く世も末だよ。
ダイレクトメールがなんだとか言っているが、どうせ裏では脅迫してるんだろ。解ってるんだよ。
あのな、そんな見え透いたウソに騙されるほど、俺たち大衆はおまぬけさんじゃねえ。
きっと少女には 「茶をもってこい」だ「使えない家来だな」だ、しもべのようにこき使ってるに違いない。
しかも頭だけはいいらしくって、模擬試験では全国3位だったそうじゃないか。きっと学校なんて、
「行けない」んじゃなくて、馬鹿馬鹿しくて行ってらんない、眼中にないんだろうな。こういうガキは。
こんなのが将来東大に行って未来の日本を導いて行くと思うと、自殺したくなるよ。
しかも、既に三人のいたいけな少女を彼なしでは生きていけない体にしたらしいじゃないか。全く許せない。
この少女に欲情するエロガキが! 地獄に落ちろっ!! ですぅ。

316 : ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄:2006/03/01(水) 08:16:50 ID:iRFM1JNX
                 __ ;.ニ二 ‐、
                 >';;:彡ミヾヽ_>
                 "l'i.] '{:]`ハ
       / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄◯ ̄ ̄ ̄◯ l
       /                / ヽ
        /                 /   / 、
     /         @         /   /ヽミ 、
     /                /   /==ミミ)
    /___________ /   /   ノミミ)
    i  __,,,__        __,,,__.  i / - ' "_,. 'ゞ
     i ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ i/- ‐ '



317 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/01(水) 09:18:52 ID:tD2B3Hhn
>>312
例えば大手新聞誌が「何を表現するのも自由だから」といって
グロ小説を毎日連載したらどうなるか? 何事も節度だ。
虐待・虐殺スレがあるんだから、そっちに行けと。

>>305
退屈。チラシの裏レベル。

・昨日と同じように→読者は同じかなんてわからん。SSなら説明シル
・薬→なぜ薬を持っていくのか、その前にどんな薬なのかと小一時間。
    こいつが持っていくのは麻薬か?毒薬なのか? 自決用? 他殺用?
    自衛用に毒薬持って歩く学生も、ある意味萌えかもしれないが。
・軽い挨拶を交わした後、学生特有の雑談に入る→こんな説明不用
・少し期待しながら→どんな期待なんだ?
・心臓が弱いのだ→最初に設定出しとけ! 文章設定か、
             後付け設定にしか読めないぞ。

愉快に思ったの時、相手の反応を笑い飛ばした時に
突然心臓発作、友人が慌ててコウスケのカバンから薬を出して
飲ませる、ぐらいの演出は欲しい。

318 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/01(水) 12:29:58 ID:JVEh1uCr
なんだここwwwwwSS練習スレだったのかwww知らなかったww

319 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/01(水) 12:37:49 ID:w0IUOeEU
元は蒼い子虐待スレだし、俺は気にせず楽しく読んでいる。
何でもありなSSスレだったのに変な自治厨が湧いてきて萎えるな。

320 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/01(水) 13:12:50 ID:RapYmFmV
>319同感。ただ>>297関連のレスは翠虐スレの荒らし厨が関わってるのでスルーがいい。

321 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/01(水) 13:17:46 ID:WMXwtLr0
自分の事をかわいいと思っている雛苺に作中における己のあり方の真相を思い知らせる為に、
顔面矯正処置を施してやる。
まず服の上から尻に成人男性と同量のホリゾンを注射して昏睡状態にさせる。
革製のベルトで小児用の寝台に固定、特に頭部を微動だにせぬよう慎重に調節。
顔面の素材に応じた特殊技能者を招聘し、工作機械もしくは薬剤等を用いて作業を展開。
日本の伝統工芸品である「ひょっとこ」の面貌に顔面を改造。

その後、全面がガラスで覆われた部屋に雛苺を移動させ、覚醒を待つ。
廊下には作業の成功を信じて待つジュンと巴。
覚醒した雛苺は己の変わり果てた姿を目の当たりにして号泣しながら逃げ惑う。
しかし、どこへ向かっても目の前には鏡の壁面があるのみ。自分自身から逃げる事は出来ない。
「雛、かわいいのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!」
聞き覚えのある叫び声を耳にした二人が部屋に飛び込んで目にしたものは、フランス人形の衣装を
身に纏った小さな「ひょっとこ」一体。
「トゥモエ〜雛なの。私雛なの〜」
「ひょっとこ」に泣き叫びながら胸に飛び込まれ、ショックの余り失禁して気絶する巴。
「ぅうそだあっ!こんなのが雛苺なわけがないっ!」そう叫んで部屋を後にするジュン。
巴が別室に運び出され一人になった「ひょっとこ」顔の雛苺。
上下左右全面が鏡。目を開ければ飛び込んでくる「ひょっとこ」面の自分。逃れようのない真実。
「私はかわいい」という誤った自己認識だけで生きてきた雛苺が内面に相応しい風貌を「取り戻した」
今回の施術。
しかし、強情な自意識ゆえ自己の内外面の統合に失敗した雛苺は統合失調症を発症してしまう(発狂した)。

両親に説得され、泣く泣く見世物小屋への譲渡書にサインする巴。
これから雛苺は浅草でフランス人も含む外国人観光客を相手に「ひょっとこ踊り」をして生きてゆくのだ。
それが彼女にとって最も相応しい在り方なのだ。
雛苺は、顔面矯正を経て真の自分を取り戻した。


322 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/01(水) 13:48:13 ID:D8DkgawR
>>298

>>312の言う通りで、まずsageろ。


323 :ケットシー:2006/03/01(水) 20:42:17 ID:uhYGzq2t
投下いきまーす

324 :ケットシー:2006/03/01(水) 20:43:46 ID:uhYGzq2t
>>250

「ジュン君、真紅ちゃん、雛ちゃん、翠星石ちゃん、蒼星石ちゃん、カナちゃん、水銀燈ちゃん、ご飯よ〜」

 のりの夕食に呼ぶ声が響き渡る。人数が多くて呼ぶのも一苦労だ。そのうち「みんな」だけに短縮されそうだ。

 あれからいくらか時間が経ち、人形達にも大分落ち着きが戻りつつあった。
 蒼星石と金糸雀は行く当てを無くし、前から慣れ親しんでいたこの家に居ついている。
 水銀燈は真紅の誘いに負けて食事を一緒にするようになってから、なし崩しでここに住むようになった。
 根無し草を続けていた水銀燈だが、何度も食事に誘われるうちに、夕食時には自ら姉妹達の待つ家を訪れるようになった。いつしか、そのまま夜も居座るようになり、今では寝起きも共にしている。彼女も人恋しさを覚えたのかもしれない。
 こうして六体のローゼンメイデンが集まる状況になり、夜はジュンの部屋で皆が揃って眠りに就いている。床に並ぶ六つの鞄は圧巻だ。

 ただでさえ賑やかだった家に三体のドールが加わり、飯時はまさに戦場だった。
 特に、金糸雀の参戦は影響が大きかった。翠星石、雛苺、金糸雀が争いを繰り広げ、それにジュンが巻き込まれる。

「いただきですぅ〜」
「あーっ、私のお肉が!? ならば、こっちから頂きかしらッ」
「それヒナがとっといたのにぃ〜。ジュン〜」
「またか……ほらよ」
「キィ――ッ、チビ人間あげるなですぅ!」
「なんでだよ」
「だったら、私ももらうですぅ」
「じゃあ、カナも〜」
「ヒナもヒナもぉ」
「ああッ、僕の分が……!!」

 今も食べ物の取り合いで、ジュンの食糧が底を着こうとしていた。
 それに対し、真紅、蒼星石、水銀燈の組は優雅なまでに穏やかだ。どこかの貴族を思わせる食事風景は、のりをうっとりとさせる。

「のり、紅茶のおかわり」
「はい」
「すみません、僕も」
「はいはい」

 のりはまるで給仕係のように忙しく動き回る。人形にいいように使われても、楽しそうな彼女だった。



325 :ケットシー:2006/03/01(水) 20:45:15 ID:uhYGzq2t
 夕食後、しばらくしてジュンがお風呂に入る。真紅はそれを確認してから、他の姉妹を呼び集めた。真紅には是が非でも実現したい事があった。

「なぁに? 真紅」
 二階のジュンの部屋に六体のローゼンメイデンが集う。食事時以外でこのメンバーが一度に顔を合わせるのは稀だ。
 全員揃ったか見回してから、真紅が口を開く。

「金糸雀に水銀燈。ここの暮らしはどうかしら」

 何の前触れも無く出た問いに、水銀燈は眉間を狭くして訝しがる。金糸雀は特に何も感じなかったようだ。普通に感想を述べる。

「けっこう快適かしら。みっちゃん家ほどじゃないけれど」
「最悪よぉ。狭いし、うるさいし、人間が居るしぃ」
「そう」

 水銀燈の言い様に「だったら、とっとと出てけですぅ!」と叫ぶ者が一人。
 だが、水銀燈のこれは当然本心ではなかった。ここが最悪なら、毎晩帰ってきたりはしない。
 それを解っている真紅は、別に気にした素振りを見せない。その知ったふうな態度が、水銀燈は何だか気に入らなかった。

「それが何? そんな話をするためにこの私を呼んだの?」
「これが本題じゃないわ」
「だったら、早くその本題とやらを言いなさいよぉ」
「そうね。回りくどい事はやめにするわ」

 この後、真紅がする話に全員が驚きを隠せなかった。



326 :ケットシー:2006/03/01(水) 20:46:31 ID:uhYGzq2t
「反対ですぅッ! 蒼星石はともかく、水銀燈なんて以ての外ですぅっ!」

 翠星石が大反対の声を上げた。これは真紅が出した提案に対するものだ。

 提案の内容は要約するとこうだ。
 蒼星石、水銀燈、金糸雀。この三人もジュンと契約させたい。
 この大胆な発言を聞いた時、初めはどんな反応をすればいいのか、全員が分からなかった。そして、第一声が翠星石のこれだった。

「指輪の契約は、ドールとミーディアム個々の問題。他のドールに反対する権利はないわ。翠星石、あなたにも」

 反対された真紅が事も無げに反論する。これが正しいのなら、全員を集めた意味がなさそうだが、そうでもない。今後の関係を考えての事だ。真紅は隠れて契約を勧めるような真似はしたくなかった。
 翠星石は言い返せずに地団太を踏む。契約という重要な事で我侭は言えなかった。

「三人ともどうかしら」
 真紅が反応を窺い、ミーディアムを持たない三人が真剣になって考える。

「僕は当分はマスター無しでいいよ。どうしても必要になった時に、また考えさせてもらうってことでいいかな」
「私もまだいいかしら」
「あんなガキはごめんよぉ。ま、数年して、大きく強くかっこよくなってたら、選んであげてもいいわぁ。今があれじゃ、それも無いでしょうけど」
「そう……残念だわ」

 見事な空振りに終わり、真紅は酷く落胆する。そんな彼女の真意を知りたくて、水銀燈が問い掛ける。

「あなた、手当たりしだいにあの子と契約させて、どうするつもり?」
「私は姉妹全員が仲良くして欲しいだけ。ミーディアムの契約を中心に繋がれば、もっと解り合えると思うの」
 真紅の願いは姉妹の誰も失わないこと。そう伝えてから「翠星石」と名を呼ぶ。
「なんですぅ?」
「私と同じミーディアムを持つあなたなら解るでしょ? ジュンを通して感じるお互いの心を」
「それは……解るかもですぅ……」

 恥ずかしがりの翠星石は、俯き加減に答える。
 確証は無いが、真紅の言っていることが正しい気がした。契約でジュンが感じている真紅を、間接的に感じていてると考えれば、納得できなくもない。夢が世界樹で繋がっているように、人の心も繋げられると翠星石は思えた。

327 :ケットシー:2006/03/01(水) 20:48:07 ID:uhYGzq2t
 話は理解したが、水銀燈は顔を顰める。その甘っちょろい考えに虫唾が走った。

「アリスゲームはどーするのよ」
「アリスゲームはお父様の願い。私もその期待に応えたい。でも、私は貴女達姉妹も大切なの」
「お父様が悲しむわよぉ」
「きっと解ってくれる。お父様なら……」
「ふんっ、勝手にすればいいわ」

 水銀燈は変わり果ててしまった真紅に少なからず失望した。
 アリスゲームはローゼンメイデンが生きる意味そのもの、そう言って憚らなかった彼女が、今では人の心配ばかりしている。

 同時に、変われる彼女が羨ましくもあった。
 昔から、水銀燈は嫌われるような態度でしか、人と関係を持てなかった。未完成品の彼女は、嫌われるのを恐れていたからだ。
 嫌われるくらいなら、こちらから嫌えばいい。
 彼女はそうして心を閉ざした。

 そんな水銀燈も、ミーディアムとの契約を機に変わり始めていた。
 彼女は人間を嫌い、マスターを持とうとしなかった。なので、最近の契約は、彼女の意志が無視されたものだった。
 しかし、彼女はマスターを使い捨てにしようとはしなかった。いや、できなかった。
 相手の人間が、水銀燈を歓迎して受け入れてくれたのだ。ローゼンメイデンが人の命を喰らう呪われた人形と知ってだ。
 私の命を使って欲しい。病弱なマスターにそう頼まれた時、水銀燈の冷たい仮面に亀裂が入った。
 今も水銀燈は、その仮面から覗く感情に苦しめられている。
 そんなものは、とうの昔に捨てたはずなのに……。
 水銀燈は歪みそうになる顔を隠すように窓へと飛ぶ。

「こんな時間からどこへ行くの」
「どこでもいいでしょう? 私は好きにやらせてもらうからぁ」

 制止をものともしないで外へ出る水銀燈。彼女の姿は闇夜へと同化していく。
 乙女の一人が抜けたことで、話はここでお開きになった。




つづく

328 :ケットシー:2006/03/01(水) 20:53:32 ID:uhYGzq2t
うはw早くも誤字に気が付いた。
326
間接的に感じてい「て」ると
「て」が余分だったorz
関西弁みたいだw

329 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/01(水) 22:50:01 ID:/Q+E/3ld
>>328
乙。
水銀燈さえ説得できれば他の二人も…というところでしょうが難しそうですね。
続き期待しています〜

330 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/01(水) 23:09:02 ID:IRuWIwyz
(改訂版)
自分の事をかわいいと思っているクソ雛苺に作中における己のあり方の真相を思い知らせる為に、
顔面矯正処置を施してやる。
まず服の上から尻に成人男性と同量のホリゾンを注射して昏睡状態にさせる。
革製のベルトで小児用の寝台に固定、特に頭部を微動だにせぬよう慎重に調節。
顔面の素材に応じた特殊技能者を招聘し、工作機械もしくは薬剤等を用いて作業を展開。
日本の伝統工芸品である「ひょっとこ」の面貌に顔面を改造。

その後、全面が鏡で覆われた部屋にすやすや眠るクソ雛苺を移動させ、覚醒を待つ。
廊下の長椅子には作業の成功を信じて待機するジュンと巴。
覚醒したクソ雛苺は己の変わり果てた姿を目の当たりにして狂ったように号泣しながら逃げ惑う。
しかし、どこへ向かっても目の前には鏡の壁面があるのみ。自分自身から逃れる事は出来ない。
「雛、かわいいのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!」
聞き覚えのある叫び声を耳にした二人が部屋に飛び込んで目にしたものは、フランス人形の衣装を
身に纏った小さな「ひょっとこ」一体。
「トゥモエ〜雛なの。私雛なの、わかるでしょ? 雛なのよ」
「ひょっとこ」に泣き叫びながら胸に飛び込まれ、ショックの余り失禁して気絶する巴。
「ぅうそだあっ!こんなのが雛苺なわけがないっ!」憤然とそう叫んで部屋を後にするジュン。
巴が別室に運び出され一匹になった「ひょっとこ」面のクソ雛苺。
上下左右全面が鏡。目を開ければ飛び込んでくる「ひょっとこ」面の自分。逃れようのない真実。
「私はかわいい」という誤った自己認識だけで生きてきたクソ雛苺が醜い内面に相応しい風貌を
「取り戻した」 今回の施術。
しかし、極めて強情な自我ゆえ内外面の一体化に失敗したクソ雛苺は人格崩壊を来たしてしまう。
クソ雛苺は「ひょっとこ面の己」の受容を頑なに拒み、発狂という痛ましい事態を自ら招いたのだ。

両親に説得され、泣く泣く見世物小屋への譲渡書にサインする巴。
これから雛苺は浅草でフランス人も含む外国人観光客を相手に、絶望と激しい失意のどん底の中で
「ひょっとこ踊り」をして生きてゆくのだ。仮にクソ雛苺自身が激しく精神的に拒み続けようとも。
それがクソ雛苺にとって最も相応しい在り方なのだから。
クソ雛苺は、顔面矯正とそれに伴う葛藤を経てその内面に相応しい自己へと還元されたのだ。
すなわち、「笑いもののちんちくりん人形」である。

331 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/01(水) 23:24:59 ID:ShXvuSkN
>>330
ホリゾンってなんだろうと思ってググッてみたYO!

ジアゼパム(ホリゾン、セルシン)

 本剤は大脳に特異的に作用するので、正常な意識・行動に影響を及ぼすことなく
 選択的に不安、その他の情動異常を除去し、鎮静、緊張除去作用を現します。
 また、筋肉の異常緊張を緩和し、筋けいれんも抑制します。
 自律神経を支配する間脳に働くので、いろいろな臓器の異常状態を安定化します。
 最も標準的なベンゾジアゼピン系抗不安薬。ちょっと苦い。

【作用・適応・用量】

1. 大脳辺縁系(感情の中枢、本能に近い部分)に作用し、不安・緊張の情動異常を改善する。
また、子宮筋に作用し、異常緊張を取り去ります。
2. 神経症での不安・緊張・抑うつ。
3. うつ病での不安・緊張。
4. 様々な自律神経症状での不安・緊張。
5. 1回2〜5mgを1日2〜4回。1日15mg以下になるように。

【動態】

1. Tmax:1時間 T1/2:27〜28時間
2. 発現:15〜45分 持続:よくわかりません
3. 尿中へ62〜73%排泄されます。
4. 急性毒性:マウス経口720

【副作用】

1. 眠気、注意力の低下が来ることがあるので運転は駄目。
2. 大量投与、連用後の急激な中止で禁断症状。
3. 呼吸器疾患がある場合、呼吸抑制がかかることもある。
4. 過量投与で、持続性の錯乱、眠気、不明瞭な発音、異常な脱力感など見られる。
5. フェノチアジン系、、バルビツール酸系や飲酒によって作用が増強することがある。

332 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/02(木) 00:10:38 ID:ILQiTh7a
>>267
リクあった翠星石モノ、無理でした。途中で頓挫しました。
巣から落ちたヒナ鳥を育てようとがんばった話だったけど、
そう言うキャラは翠じゃなくて雛苺だよなぁ・・とか考えてたら崩壊しました。
おわびに自分のSSに挿絵描いてうpしたら受けるか?
と思いつきで描いた没絵晒しときますんで
かんにんな〜

http://kanaria.ddo.jp/rozen_upload2/rozen1517.jpg

333 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/02(木) 00:22:39 ID:V040S7/c
>>309,
アドバイス、厳しい評価どうも
あえて行を増やしたのは、横に長くしたくないためでしたが、そちらのほうがいいかも。
便箋については、自分の激しい思い込みでした

>>317
こちらも同じくどうも。まだまだひよっこみたいなのでがんばります

うまくなりたい・・・・・・・・



火曜びの朝、コウスケはゆっくり起き上がり、外へ重い足取りで外へ郵便物を確かめに行き、
洗面所で顔を洗い、リビングへ向かう。
「んん?」
リビングに入ってみるとトランクが二つ、無造作に置いてあった。
「父さんのか?」
コウスケはトランクをまじまじと見つめ、
「出張な>>309,
アドバイス、厳しい評価どうも
あえて行を増やしたのは、横に長くしたくないためでしたが、そちらのほうがいいかも。
便箋については、自分の激しい思い込みでした

>>317
こちらも同じくどうも。まだまだひよっこみたいなのでがんばります

うまくなりたい・・・・・・・・



火曜びの朝、コウスケはゆっくり起き上がり、外へ重い足取りで外へ郵便物を確かめに行き、
洗面所で顔を洗い、リビングへ向かう。
「んん?」
リビングに入ってみるとトランクが二つ、無造作に置いてあった。
「父さんのか?」
コウスケはトランクをまじまじと見つめ、
「出張なんて聞いてないしな・・・」と一人つぶやく。
昨日きた<まきますか>の不審な手紙の時と同様、やはり好奇心に負けた。
「あけてみるか。」
重い作りのトランクに指をゆっくり近づけると、「カチャ」とトランクの鍵がひとりでに開いた。
予想外の出来事にコウスケは驚き、発作を起こした。
「うっ・・・げホッ、か、かはっ、ぐううう、う、、く、くそ、、あぐ、う、は、はや、く、しない、と、」
やっとの思いでテーブルまで這って行き、テーブルの上に置いてあるにある心臓の薬を取り、震える手でふたを開け中にある錠剤を個数かまわず飲んだ。
「んぐっ、く、は、はあ、はあ、はあ、はあ、ふう」呼吸を整える。
「何だこれ、反則的なドッキリだな。殺す気か?ったく。」
父親への悪態を一通りつくと、電話をかけるため立ち上がった。
コウスケは基本的に、発作が起きると学校を休むことになっている。
「あ、先生。今日は発作が起きましたので、休ませてもらいます。」
コウスケは電話を終えると、トランクをあける続きを再開した。


334 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/02(木) 00:25:42 ID:V040S7/c
>>309,
アドバイス、厳しい評価どうも
あえて行を増やしたのは、横に長くしたくないためでしたが、そちらのほうがいいかも。
便箋については、自分の激しい思い込みでした

>>317
こちらも同じくどうも。まだまだひよっこみたいなのでがんばります

うまくなりたい・・・・・・・・






火曜日の朝、コウスケはゆっくり起き上がり、外へ重い足取りで外へ郵便物を確かめに行き、
洗面所で顔を洗い、リビングへ向かう。
「んん?」
リビングに入ってみるとトランクが二つ、無造作に置いてあった。
「父さんのか?」
コウスケはトランクをまじまじと見つめ、
「出張なんて聞いてないしな・・・」と一人つぶやく。
昨日きた<まきますか>の不審な手紙の時と同様、やはり好奇心に負けた。
「あけてみるか。」
重い作りのトランクに指をゆっくり近づけると、「カチャ」とトランクの鍵がひとりでに開いた。
予想外の出来事にコウスケは驚き、発作を起こした。
「うっ・・・げホッ、か、かはっ、ぐううう、う、、く、くそ、、あぐ、う、は、はや、く、しない、と、」
やっとの思いでテーブルまで這って行き、テーブルの上に置いてあるにある心臓の薬を取り、震える手でふたを開け中にある錠剤を個数かまわず飲んだ。
「んぐっ、く、は、はあ、はあ、はあ、はあ、ふう」呼吸を整える。
「何だこれ、反則的なドッキリだな。殺す気か?ったく。」
父親への悪態を一通りつくと、電話をかけるため立ち上がった。
コウスケは基本的に、発作が起きると学校を休むことになっている。
「あ、先生。今日は発作が起きましたので、休ませてもらいます。」
コウスケは電話を終えると、トランクをあける続きを再開した。
鍵はすでに開いている。後はトランクの蓋を開けるのみ。
「今度はもう驚かねーぞ。」そう言って蓋に手をやり、ゆっくりと開ける。
トランクの中にある物が、光に照らし出されていく。
「ぶっ!」コウスケはトランクの中に入っていたものを見て、また発作を起こしそうになった。
「ナンだよコレ、父さん趣味悪ー。しかもこれ男子じゃん。」
中に入っていたのは青い服を着た人形だった。それも、限りなく人に近い。
「どっかでもらってきたのか?この分じゃ、もう一つも・・・」
コウスケはもう一つも開けてみる。「カチャ」やはりトランクはひとりでに鍵を開ける。
「センサーでもついてんのか?」と言いつつ、トランクの蓋を開ける。
もう一つは緑色のドレスを着た、ロングヘアーの人形。
「こっちは女子か。なかなかかわいいじゃん。  ん?」
見てみると、金色の装飾が施されたゼンマイが着いている。
「巻いてもいいよな。父さんが無造作においてるのが悪いんだし・・・」
青い服を着た、帽子をかぶっている人形から巻くことにした。




↑の投稿はミスです


335 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/02(木) 00:33:02 ID:sY3PQpWe
>>332
SS職人にして絵描き氏とは。
天は平気で二物を与えるのなw
第三者として勝手に保存させてもらいましたよ、と。

336 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/02(木) 00:56:27 ID:awXvpP4u
>>334
とりあえず何を思ってsageないのかを教えてくれ。

337 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/02(木) 01:02:03 ID:2XYuefpy
>>334
君はまず「sage(さげ)」を覚えよう
"E-mail (省略可) :"の横にある空欄に"sage"と入力してくれ
わからなかったら↓のページを見ろ
ttp://ansitu.xrea.jp/guidance/?FAQ1#gde62dc0

338 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/02(木) 01:55:54 ID:FEo4ij3o
ひょっとこ雛タんもsageなさい
tp://kanaria.ddo.jp/rozen_upload2/rozen1520.gif

339 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/02(木) 01:56:53 ID:HcwPqMYL
みんな鈍いな。
これは「sageろ」といわれてもsageない、初心者を装った新手の荒らしなんだよ!!
(ΩΩΩ<な、なんだってー!?)


340 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/02(木) 02:11:16 ID:BOlk5CSm
>>334
とりあえず「sage」て欲しい。意味が良く分からないのであれば、作品の投下を
いったん中止する事をお勧めする。荒れる元なので。
それと、
×トランクをあける続きを再開した

○トランクを開ける作業を再開した
の方がよいかと。

341 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/02(木) 06:37:53 ID:j0LE58Ku
sageる必要がない
AGEる必要も見当たらない

なら、今の漏れにとって
一番弱い考えは何だ?

それは、家から出ない(ry

342 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/02(木) 12:02:25 ID:V040S7/c
このスレの皆様へ
本当にすいません。
急いでたから忘れていました。
今度から必ず入れていきます。


343 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/02(木) 14:00:58 ID:hAaqYKrT
sage進行とか書いてないから、別に謝らなくて良くね?

でもまぁ、2chでは[sage]とするのが暗黙のマナーだよな

344 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/02(木) 14:41:22 ID:6bqmBnGu
>>341
sageないとリア厨や2ch初心者の空気読めない奴が紛れ込んでくるんだよ。

つかテンプレに加えようよ。
「基本的にsage推奨」

345 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/02(木) 15:31:02 ID:HcwPqMYL
激しく亀レスだが
>>317
お前アホだろwwww
2chと新聞を同列に考えているのか?www

346 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/02(木) 16:37:34 ID:i5O7sj98
>>345


347 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/02(木) 16:47:42 ID:n1XmDChr
>>346


348 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/02(木) 17:02:44 ID:P2xNwYlm
>>347


349 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/02(木) 17:29:37 ID:8kb2E03Z
227さん、ケットシーさん、232さん、ありがとうございます。
そのような言葉を頂けるとは思いませんでしたので、本当に嬉しい限りです。
あと少し、自分なりにがんばって行きますので、皆さん宜しくお願い致します。

封筒と便箋の話題は、私も同義語だと勘違いをしていました・・・恥ずかしい。

350 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/02(木) 17:32:11 ID:8kb2E03Z
【 Alice 12 】



みんな動かなくなる。
ローザミスティカが消えて行く。
僕の目の前で真紅達がただの人形に変わって行く。
傷付き 壊れた身体を横たえて。

たった一体残ったドールが僕の目の前にいる。
背を向けて僕の目の前にいる。
六つのローザミスティカをその手に躍らせながら。

やめろ...そのローザミスティカは、真紅達の命だ!

そう声をあげたつもりだった。

でも声が出ない。
僕の身体は動かない。
地面にうつぶせられた僕の身体は動かす事が出来ない。
涙で目の前が霞む。
僕の身体が言う事を利かない。

あのドールに.....
あのドールに真紅達の命を.....
奪われたまま何も出来ないのか.....

蒼星石....雛苺....翠星石.....

真紅....


いやだ...いやだ.....いやだ......いやだ.......嫌だ!!
うごけ、うごけ、うごけ、うごけ、うごけ、動け!!
何で、何で、何で、何で、何で、何で!!

何で身体が動かないんだ!!

やめろ...やめろ....
ローザミスティカを返せ....

真紅の.....真紅達の命が....取り込まれていく....
やめろ、やめてくれ、やめろ、やめろ....
もう止めてくれ....やめてくれ....

真紅の、真紅のローザミスティカが....



351 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/02(木) 17:33:00 ID:8kb2E03Z


( これが欲しいの……? )


振り向いたドールの顔と姿がぼやけてる。
おまえは....お前は一体誰なんだ!

( これが…最後…ふふ… )
うごけ、動け、うごけ、動けっ!! おねがいだうごいてくれーーーーー!!!

( …動けるのね…凄い……でも…その手が…私を止めるのが早いか… )
止めろ、かえせ、返せ、かえせ、返せっ!!!

( …私が最後のローザミスティカを取り込んで… )
それは....真紅の、真紅の命だ!!!



( ……アリスになるのが早いか… )




真紅のローザミスティカを返せぇえーーーーーーーー!!!!!




352 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/02(木) 17:33:57 ID:8kb2E03Z
【 Alice 13 】



「 真紅っ!!! 」


僕は....自分の叫び声で目がさめた。
いつの間に眠っていたんだろうか....嫌な....嫌な夢だ。
上体を起こし、荒い息をついて胸を押さえながら、僕は手で顔を覆った。

…眼鏡が無い…いつの間にかシーツが僕の身体にかけられている…

「ジュン.....」

真紅?!

その声にハッとして横を見ると、真紅が心配そうに僕を見つめていた。
はっきりとは見えないが、真紅のその小さな手には、
水気を切ったらしいタオルのような物が握られている。

じゃあ、眼鏡を外してくれたのも、シーツをかけてくれたのも…

「はい...眼鏡」

どこに置いていたのか、真紅が僕に眼鏡を渡してくれた。
寝顔をずっと見られていた気恥ずかしさを感じながら、
僕は眼鏡を受け取り顔にかけた。

「真紅...そのタオル....」
「気にしなくて良いわ。それより、随分うなされていたわね。ジュン、顔をこちらに向けなさい」
「な、なんで...」
「いいから向けなさい」
僕のベッドに横座りになった真紅は、僕の額に小さくて綺麗な手を当て、
もう片方の手で自分の額と比べながら
「もう...熱は下がったようね」
凛とした端整な幼い顔立ちに、母親のような優しい微笑みを浮かべて...そう言ってくれた。


真紅……


いつもそうだ。主従関係を僕に押し付けながら、時々こんな優しさを見せる…
お前は怖くないのか....
何でそんな顔が出来るんだ....
僕はお前達の事が.....お前の事が.....

そんな僕の気持ちをさえぎるように、早い朝日がカーテンの隙間から入ってくる。
「……随分早起きなんだな、真紅」
僕の言葉を聞いた真紅は、額からそっと手を離した。
「そう?……たまには、早起きもいいものだわ」
「ずっと僕の事.....」
「さぁ。下僕の体調管理をするのも、主の勤め....と言う所かしら」
いつもなら拳を握りしめて怒る所だけど...今はそんな気分じゃないし、
僕の事を心配してくれて...こうして真紅なりの優しさを見せてくれたんだ。
だから「....ありがとぅ...」としか言えなかった。


353 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/02(木) 17:35:53 ID:8kb2E03Z

急に僕は....蒼星石のことを思い出して、真紅に尋ねてみた。

「…蒼星石が手紙と....お見舞いのおはぎを置いていてくれてたんだ....真紅は....」
「私は....会っていないわ.....」
「そうなんだ……聞かないのか....手紙の事」
「貴方に宛てたものでしょう?おいそれと自分に宛てられた言葉や気持ちを....他人に言うものではないわ」

「!他人じゃない! 何でそんなこと言うんだよ!?」

「ジュン……」

僕は...思わず声をあげてしまった。
自分の姉妹だろ....僕はお前のミーディアムだろ....それなのに何が他人だよ....

「そうね....私の失言だったわ....」
「.....僕の方こそ....ごめん....でも...蒼星石はお前の姉妹じゃないか....」

僕は、蒼星石の手紙を真紅に見てもらった。
彼女なら...蒼星石なら....判ってくれるはずだ。

蒼星石が気持ちを込めて、僕にくれた手紙....
真紅はしばらくその手紙から....目を離そうとはしなかった。

「……あの子....」

ただ一言。それだけ言って真紅は僕に手紙を返してくれた。
真紅が沈黙する。
ほんの数秒だったのかもしれない。いや....ほんとは数分だったのかもしれない。
その沈黙に耐えられなくなった僕は、真紅に声をかけようとした。

「....ジュンは、どう思うの...」

だけど、先に口を開いたのは彼女だった。
何を言いたいのか何となく判る。そう判断して、僕は答えた。
「.....分からない....分からないけど、蒼星石は....だけど、どうして」
「....前にあの子が言った事があるの....いつか戦うことになる、って....」
僕と目を合わせず、静かにそう真紅は言った。


354 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/02(木) 17:36:39 ID:8kb2E03Z

何か言いたかった。でも、何を伝えていいのか判らない。
アリスゲームというものが...どういうものなのか解っている筈だった。
蒼星石はアリスゲームについて、はっきりとしたことは何も伝えてくれてはいない。
だけど....今...一番この事について真剣に悩んで、心を痛めているのは...
蒼星石なのかも知れない事は、彼女がくれたこの手紙から感じ取れる...

「お前は...どうするんだ..真紅....前に、僕に言ってくれたよな....戦うことは生きることだって....」
「ええ....でも、判った事があるわ。戦うことの意味には、色々な意味がある事を....」
「意味……?」
「自分の為に、相手の存在を奪う事だけが....生きる事では無いと言う事。
 失いたく無いものが判ったから、私は受け止めてかわし....守っていこうと....思うの。
 人に言わせれば....逃げになるのでしょうけど...奪い、勝ち取る事だけが....戦いでは無いと...思えるようになったの」

「・・・・・」

「ジュン...貴方の心は、傷付きやすくて....とても繊細だわ。だけど....もう貴方は、以前の貴方とは違う。
 貴方の心には、貴方を育む芽が息吹き.....貴方自身を育む樹が...貴方自身で成長を始めているわ。
 貴方を見つめなければいけないのは、ジュン自身。だけど....貴方を見つめ、育むのは....ジュン、貴方だけでは無いのよ。
 のりが貴方を見つめ続けてくれていて...貴方のお父様やお母様も....例え貴方がどう思っていようとも、貴方を見続けてくれているの」

何故真紅がそんな事を言うのか解らなかった。
何故....今こんな事を僕に話すんだ....




355 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/02(木) 17:42:43 ID:8kb2E03Z
【 Alice 14 】



「もし……私がいなくなっても....ジュン.......貴方は一人ではないわ」

「       !       」



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


やめろ...やめろ....
ローザミスティカを返せ....

真紅の.....真紅達の命が....取り込まれていく....
やめろ、やめてくれ、やめろ、やめろ....
もう止めてくれ....やめてくれ....

真紅の、真紅のローザミスティカが....


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜




「  そんな事言うなっ!!  」


そんな言葉聞きたくない、そんな姿なんか見たくない、そんな思いなんかしたくない!


「僕はお前達の誰一人として、いなくなって欲しくない!」
「…ジュン」

「だってそうじゃないか、勝手に僕の家に押しかけてきて、勝手に僕の心に入り込んできて、
 勝手に一緒の時間を作って、勝手に僕と過ごしてる、そんなのってずるいじゃないか!!」


真紅は僕を見つめたまま


「じゃあ僕の気持ちはどうなるんだよ!? 今までずっとお前達と、お前と過ごした僕の気持ちは!
 そんな事言われて僕が “はいそうです” なんて言える訳無いだろ!」


ずっと僕の方を見つめている



356 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/02(木) 17:43:42 ID:8kb2E03Z

「本当にそれでいいのか! 間違ってるとは思わないのか! 姉妹同士で戦って!
 そんなのおかしいと思わないか! お前だって、真紅だって、水銀燈を倒したのが正しいとは思ってないんだろ!」


まるであの夢で見た


「僕は、僕はっ! お前達の父親が、ローゼンが何を言おうと僕には関係ない!
 僕にとって、僕にとってお前達みんなが! 君が! 僕にとって....僕にとっては」

僕の心の奥の情景を見る様に


「……失いたくない....アリスなんだ.......」


見つめている・・・


今まで真紅達と過ごした記憶が...今日までの日々の記憶が....僕の脳裏を駆け抜けて行く....
真紅と初めて会ったあの日。初めて会った雛苺の顔。翠星石、蒼星石と会ったあの日。
初めて見た水銀燈の姿。初めて見せてもらった僕の心の世界と、僕自身の存在の樹。
お姉ちゃんが初めて見せてくれた、お姉ちゃん自信の気持と僕への思い。
今までの全ての記憶が....引き篭もったままだった僕に、歩き出す勇気をくれた、想いと体験の日々が....
僕の心から溢れ出そうとしている....

想い出になんかしたくない。あり得なかった夢語りになんかしたくない。
僕の時間から君達の存在が一人づつ消えて行くのなんか認めたくない。

「・・・あ.....」

視界がぼやけ出す。感情が溢れ出しそうになる。

「・・・ジュン....」

「   見る な!   」

こんな姿なんか見られたくない。僕のわがままな気持ちで真紅をこれ以上困らせたくない。

僕は真紅に背を向けて....溢れ出した涙をぬぐった...
だけど...止まらない....止まらないんだ....




357 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/02(木) 17:45:54 ID:8kb2E03Z
一応今はここまでです。
ひょっとすると、今日もう一度投下させて頂くかも知れませんので。

358 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/02(木) 17:56:30 ID:BxseCAB9
どうしても....に違和感は感じるが内容は良かった。
続き期待。

359 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/02(木) 18:37:25 ID:HcwPqMYL
俺も・・・と....にはどうしても違和感を感じてしまうな。
うん、内容はいいんだよ。いいんだけど。

360 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/02(木) 18:40:01 ID:P2xNwYlm
…と・・・の二種にしてはどうか。

361 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/02(木) 18:42:16 ID:VIgd3Elr
細かいこと気にしない俺はチョー勝ち組
続き期待

362 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/02(木) 19:05:43 ID:6bqmBnGu
せっかく内容はいいのにもったいないな。
正直その・・・の二種類はおかしいと思うぞ。

363 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/02(木) 19:54:11 ID:yBAZo8bM
おまいら気にし過ぎwww

364 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/02(木) 20:36:59 ID:wGTuHFvx
プロじゃないんだしそこまで気にするか?
特別見難い訳でもないんだし。


365 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/02(木) 21:08:46 ID:MIupHMhQ
まぁ書けない癖に下らん批判だけする奴多いから気にすんな

366 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/02(木) 23:21:44 ID:RZf9KG2b
>>334
そんな頻繁に心臓発作起きる奴がなんで家で普通に生活しているのかと疑問を抱きました
自殺行為です

367 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/03(金) 00:34:33 ID:VwYGCevk
それよりも薬常備してるような奴が個数を構わず飲むってのもなぁ。

368 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/03(金) 00:58:01 ID:w86C589C
>>298
心臓かなり悪いのに、部活動で朝練……。
運動部だったら自殺願望?
教師と学校、あとで訴えられるぞ。管理出来ていなって。

それとも、文科系で朝練する部なんてあったっけ。

369 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/03(金) 01:02:24 ID:sOmhyrtT
>>334
続きを待っとるぜーーい
書いていけばその分上達するぜよ

370 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/03(金) 02:23:16 ID:VwYGCevk
>>368
演劇部や吹奏楽じゃね?

371 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/03(金) 02:24:29 ID:sOmhyrtT
>>370
光画部もそうだったな
いや、あれは論外だった

372 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/03(金) 03:03:09 ID:e2hIGDj1
>>370
うちの母校の演劇部は運動系の部活並の運動量だったぞ。
ちなみに俺のいた吹奏楽部はやる気が無かったので関東止まりだった。

373 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/03(金) 13:23:32 ID:dzkIJmD7

♪どうすれ〜ば みにくいレスの はびこ〜ったこのスレは
  汚れずに羽ばたいて 逝けるのか〜?


374 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/03(金) 13:33:01 ID:dzkIJmD7
「くそ! くそぅくそくそ! この呪い人形め! 毎日毎日ボクを誘惑しやがてッ!」
「………」 真紅は桜田ジュンの、そのイきり立つ肉棒を見て動けなくなっていた。
「人間をなめるなよ! そうらっ!」「…ジュン、なにするの、離れるのだわっ!」
桜田ジュンは不敵に笑うと、抵抗する真紅のか細い足首をつかみ、
一気に彼女のかわいらしい子供用の下着を脱がし、そのやわらかな両膝をわった。
「へぇ、こんなものも付いてるんだ。ふん。ローゼンのおやじも好きモノってことか」
そこには精巧に形づくられた赤みがかった真紅の小陰唇が、
ぴったりとかたく合わさって、真紅の呼吸に合わせるようにして震えていた。
「はははっ、真紅のここは、お姉ちゃんと違って、毛も生えてないんだなぁ。」
そう言うとジュンは乱暴に真紅の合わさった小陰唇を指で開き、
その桜色の粘膜をのぞきこんだ。
「やめ、やめなさい、ジュン、そんなとこ恥ずかしいのだわ」
真紅は羞恥のあまり、泣きべそをかきながら顔をそむけた。
「恥ずかしいことないだろう? 僕たちはマスターとドールの関係じゃないか」
ジュンはそういいながら、真紅の性器に顔をうずめ、いやらしい舌使いでその繊細な肉ひだを弄んだ。
「や、いやよ、ジュン。そ、そんなことしたら・・あっ」
真紅は一瞬、頭が白くなった。それと同時に、なんと真紅の尿道から
黄金色の液体がほとばしり、ジュンの眼鏡を濡らしたのだ。
「うおぉっ! ははっははっはっは!」「イヤァァァァァァァ!!」
真紅は、その小さな両膝を無防備に開いたままついに号泣した。
それを、ジュンは薄ら笑いを浮かべながら見ていた。
「さぁ、真紅。僕のこれをインサートするよ」
真紅の膝を支える手に、力がこもった。


真紅を「ワカメ」  ジュンを「マスオさん」と脳内変換して読んでください。

375 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/03(金) 13:35:10 ID:dzkIJmD7
すいません。誤爆です。

376 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/03(金) 14:52:41 ID:vR1Nxb/P
>>375
エロパロ板?

377 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/03(金) 18:05:03 ID:kxv7Gumk
心臓発作起きる設定ならめぐと同じ病院に通院or入院している設定にして
めぐと遭遇、指輪を見てお互いミーディアムということがわかり、めぐが一方的に喧嘩売ってくるとかよくね?
俺の妄想もきもいお(;´ω`)

378 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/03(金) 20:51:43 ID:tU0Bi3XA
皆さん色々とお声を下さって、本当にありがとうございます。
読んで頂けている事が実感できて、大変ありがたい限りです。
リーダーの件は>>226で言っている事が全てであり、
自分の中ではどうしても変え難い、確立してしまった表現ですので、
不快かもしれませんがどうかお見逃しください・・・

379 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/03(金) 20:54:05 ID:tU0Bi3XA
【 Alice 15 】



僕は何も出来ない… 何もしてやれない… ミーディアムなんて… 何の役にも立たない…


そんな僕の背中に、真紅の手が添えられる。


「...しん k」

真紅の、悲しくて....だけど...凄く優しい顔が....
僕の横顔を見つめてくれて....僕の心を包み込んでくれる。


380 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/03(金) 20:56:13 ID:tU0Bi3XA
真紅の小さなその指先が...眼鏡を外した僕の目元から溢れていた涙を....優しく拭ってくれた。




           ふれた指先   心 燈して




「…私は今....とても幸せを感じているわ」




           流れ出す旋律   愛を 望む




「絆を通じて....貴方の気持ちを感じ....貴方の想いを知り」




      傷つけた 枝の先  朽ちてゆく宿命(さだめ)なの





381 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/03(金) 20:56:59 ID:tU0Bi3XA

「貴方が....私達を....この真紅を...どれだけ想ってくれているのか教えてもらい」




          鎖された時の狭間に  迷い込んだ




「そして今...貴方は...私の、私達姉妹の為に...その想いの辛さを流してくれて」




               小さな光の雫




「私達を...貴方のアリスだと言ってくれる.....こんなに誇らしい事は....こんなに嬉しい事は無いわ....ジュン」




           夢の終わり ただ君だけを願う





382 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/03(金) 20:58:02 ID:tU0Bi3XA
【 Alice 16 】



真紅のその言葉が、くじけそうになった僕の心に溶け込んできた。

彼女の蒼く 深い色の瞳に 僕の泣き顔が映っている。

一番辛いのは僕じゃない。
真紅 彼女なんだ。

僕は 訪れようとする悲しみから 真紅から目を背けようとしたのに
彼女は そんな僕の背に 先を見つめる強さと 暖かさを与えてくれて
戦わずに だけど 逃げずに全てを見つめ 受け入れる為に
今こうして 僕を見つめてくれて 答えてくれているんだ


そうだ....逃げちゃいけない....ミーディアムが、僕が逃げちゃいけないんだ。


「....僕が、真紅のミーディアムの僕が泣いてちゃ...いけないよな....」


僕は、真紅を見つめてそう言った。


「...いい子ね....ジュン。それでこそ、この真紅の....誇り高きミーディアムだわ」


いい子。
僕はまだ彼女からすれば、ほんの少しの時間しか生きていない子供かも知れない。
だけど僕は、彼女が選んだ、彼女に選ばれた、彼女が誇りにしてくれる、彼女のミーディアムなんだ。


「真 紅」
「じっとしているのだわ…」


だからこそ真紅は、普段は決して見せない優しさを....
まだ涙の乾かない僕の目元に....
その気品を漂わせた....優しい口付けを....今、僕にくれているんだ。




383 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/03(金) 21:01:03 ID:tU0Bi3XA
【 Alice 17 】



そんなロマンティックな気分の僕を、突然真紅がベッドに押し倒し

「な? な?!(赤)」

「……あなた達、いつまでそうして覗いているつもりなのかしら(赤)。 あまり良い趣味ではないわね」

顔を赤くして、そのままベッドから下りた真紅は....
わずかに薄く開いた部屋のドアに向かって、不機嫌そうな声を静かに投げている。

……ちょっとマテ! え? じゃあ....じゃあ今までの真紅とのやり取り....全部....全部っ!?

  ガチャっ…

「(赤)ぬ、抜け駆けするなんて許さんです真紅っっ!」
「よーー! 真紅だけジュンにキスしてずるいの〜〜!.....(ヒナもしたけど)なの....」
「ちょ、おま!? ち、ちびちび今 何さらっととんでもないこと言いやがったですかーーーーーーーー!!!!!」
「うよ? ヒナなぁんにも言ってないの〜〜――――♪」
「嘘コキやがれですぅっっ!!!(怒)」

「はぁ……また騒々しい一日が始まるのね.....ジュン、どうにかしなさい」
「ちょっ ちょっとまて! 何で僕が?!」
「主に口答えをしない!(びしびしっ)」(テールびんた)
「ぶんっ!?」←(モロ喰らったジュン)



僕に何が出来るのか、今すぐ答えを出せといわれても、無理としか言いようが無い。
だけどこれだけははっきりと言える。
どんな事があっても、どんな事になっても、このドール達を見つめ、
このドール達と……ローゼンメイデン達が与えられた運命と一緒に、歩いていかなければいけないんだ。

それが今の僕に与えられた、雛苺の力の源の....翠星石の......真紅のミーディアムとしての....

僕のやらなければいけない、逃げちゃいけない、運命だから。

雛苺を見守り……翠星石と契約を結び……そして真紅に選ばれた……誇り高き、彼女達のミーディアムだから。





「お....お....お前ら全員っ! 僕の部屋からでてけーーーーーーーーーーー!!!」





それが、僕が今やらなくちゃいけない事なんだから。




384 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/03(金) 21:06:43 ID:tU0Bi3XA
次の投下で、この話は終わります。
こちらの地域では明日が(正確には日曜ですが)トロイメントの最終話です…

385 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/03(金) 22:52:05 ID:PNCadH2R
とりあえず、ひなまつりという事で投下しときますね〜

386 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/03(金) 22:54:08 ID:PNCadH2R
「はーいごはんなのっ、ヒナジュンあーんするのっ」
「僕の名前を勝手に付けるな、勝手に呼ぶな!」
初夏の日差しの中、雛苺はまだ小さなヒナ鳥に食事を与えていた。
自分を見てヒヨヒヨと鳴くヒナ鳥の顔を、楽しそうに見つめている。

それは3日前の出来事だった。庭の木に巣を作っていた小鳥が突如姿を消した。
多分カラスか何かに襲われたのだろう。
戻らない小鳥を心配して様子を見に行った雛苺が、庭の木の傍で巣から落ちたヒナを見つけたのだ。
一応、ヒナを巣に戻して親鳥の帰りを待ち続けてみたものの、何時まで経っても親鳥は戻って来ない。
「小鳥さんのパパとママ、帰って来ないの、死んじゃうのー!」
雛苺はどうして良いのか分からずに、泣きながらヒナ鳥をジュンの所に持ってきた。
だが、鳥の飼育などした事が無いジュン達には、どうしようもない問題だった。
元の巣に返しておく事が一番良い事だと主張する真紅。
しかし雛苺は自分が育てようと決心していた。
「絶対、絶対、育てるのー!」
雛苺がヒナ鳥の面倒を見るのは無理な事だと説くジュンや真紅の言葉に、主張を変えない雛苺は耳を貸さない。
そんな雛苺を庇ったのは翠星石だった。
「そんな事、やってみない事にはわからねーです、いっちょやらせてみるです」
雛苺はお姉さんになりたかったのだろう、翠星石は雛苺の気持ちを何となく理解していた。


387 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/03(金) 22:55:13 ID:PNCadH2R
それから雛苺の鳥の子育てが始まった。
「ヒナがこの子に名前をつけるのっ!この子の名前はヒナジュンにするのー!」
「ぷぷぷ!センスゼロですぅ!〜まぁチビっちゃい鳥には、チビチビ苺とチビ人間の名前をくっつければ丁度良い名前かもしれないですぅ!」
「その名前はヤメロー!」
若干一人の反対があったものの、こうやってヒナ鳥の名前が決まったのだった。
のりが鳥類飼育の本を買ってきて雛苺に教えると、雛苺は一生懸命にヒナ鳥の面倒を見はじめた。
翠星石は、彼女なりに心配をしながら横からちょっかいを出す。
「この鳥は大人になったらきっと凶暴になるですぅ、雛苺なんか頭からムシャラムシャラと食べられてしまうですぅ〜」
という言葉で雛苺はパニックになったり、
「虫って言うのは、泣き虫とか弱虫とか、雛苺みたいなのを言うです。いつか噛み付かれてしまうですぅ、きっと痛いですぅー」
という言葉に怯えながらも、成鳥が虫を捕食する事を知って、
大きくなったら食べさせようとダンゴ虫等を箱に入れて集めたり、
それを知らずに真紅が蓋を開けて悲鳴が轟き渡ったりする生活が演じられた。
しかし、雛苺の努力も空しく、そんな日々は長く続かなかった。


388 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/03(金) 22:56:03 ID:PNCadH2R
「医者に見せてきたよ…でも、助からないって…」
ジュンは今日、日に日に弱って行くヒナ鳥を病院に連れて行き、そこで宣告された事を、
雛苺に聞かれないように気をつけながら、真紅と翠星石、のりに伝えた。
雛苺がヒナ鳥を持ってきたあの日から、ヒナ鳥の運命は定められていた。
ヒナ鳥は、巣から落ちた衝撃で内臓を壊していた。
少しずつ出血を重ねながら、内臓の壊疽を起こしていたらしい。
それでもヒナ鳥は、今も雛苺を見るとヒヨヒヨと弱々しく鳴いている。
生きようとする命の姿を、どうして良いのか解からずに雛苺は見つめている。
夜が更けても、雛苺はヒナ鳥の傍を離れようとしなかった。
「もう遅いから、ヒナちゃんはおやすみなさい。後は私たちで看病するから…」
そうのりに急かされて、心配しながらも眠りに就く。
誰も事実を雛苺に知らせる事ができなかった。

その夜、雛苺は夢を見た。
大きくなったヒナジュンが、雛苺を乗せて夜空を翔け巡っていた。
勉強しているジュンや、本を読んでいるのり、音楽を聴いている巴…
そんな景色を見下ろしながら、夜の街を一緒に飛びまわった。
やがて空が紫に変わる頃、他の鳥達が空に群れを成し始めると、
地上に雛苺を降ろしたヒナジュンは、その群れに合流しようとする。
「いっちゃうの?」
その問いに答えるかのように、雛苺に顔を摺り寄せる。
『バイバイ…』そう心の中で声が聞こえたような気がした。
そして力強くはばたき、ふり返らずにはるかな空へ飛び去って行った。
鳥達は音もなく静かにはばたいて、遠く空の向こうを目指している。
「うん、バイバイ、また一緒にあそぼうなのー!」
雛苺は、いつまでもいつまでも笑顔で手を振りつづける。
楽しい夢の筈なのに雛苺は泣いていた。その涙の理由は自分でも解からない。

静かな朝の気配に目を覚ます雛苺。
「うゆ?なんで涙がでたのかな…」


389 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/03(金) 22:56:58 ID:PNCadH2R
庭の木の下にジュンがヒナ鳥の埋めている。
リビングで真紅と翠星石がその様子を見つめながら会話を交わしている。
「こうなる事は最初から分かっていた事だわ。だから無茶だって…」
「でも、チビ苺だって一生懸命やったです、立派にやったです、チビ苺の所為じゃねーです…」
ジュンがヒナ鳥の埋葬を終えて戻って来たと同時に、雛苺はみんなの前に現れた。
「ジュン、真紅、翠星石、おはようなのー…あれ?ヒナジュンがいないの」
昨日までヒナ鳥がいた場所が、今日は無くなっている事に気が付き、
きょろきょろと周囲を見渡した後、その訳をみんなに求めた。
しかし、誰もその問いに答えようとはしなかった。沈黙の時間だけが流れて行く。
本当の事を言葉にすれば、雛苺はどれだけ傷つくのだろうか。
意を決した真紅が、ようやく重い口を開いた。
「雛苺…あの子は…」
そう言いかけた真紅の言葉を、翠星石は無言で制止した。
そして、いつもの調子で笑いながら雛苺の問いに応じた。
「あ〜!あのチビ鳥は元気になって、どっかへ飛んでいってしまったです!
雛苺の事なんかすーっかり忘れて、もう帰ってこねーですぅ〜」
「翠星石…」
こんな風にしか表現できない翠星石の思いやりの心。
その言葉の中に染み渡る優しさを、真紅は良く知っている。
その言葉を疑いもせずに信じ、急な別れを知って涙目になった雛苺は、状況を理解しようと更に尋ねる。
「ヒナジュン…どっかいっちゃったの?」
「そうでーすぅ、飛べるようになったらさっさとチビ苺に愛想尽かして逃げてったですぅ〜」
本当のことを知らない雛苺は、そんな目で自分とヒナ鳥の関係を見られた事が悔しくて、翠星石に反論する。
「ちがうもん、ちゃんとさよならしたもん、夢の中でヒナにありがとうっていったもん!」
雛苺の頑ななまでの瞳は、自分達の悪口を決して許さないという決意を秘めていた。
それは皆にとって、少し意外な事だった。
ほんのちょっとの間に、雛苺はほんのちょっとだけ強くなっていた。


390 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/03(金) 22:57:46 ID:PNCadH2R
「…今頃どこの空を飛んでるのかな、いつかまた帰ってくるのかな…」
飛び去ったヒナ鳥の影を追うように、窓を開いて身を乗り出し高い空を見上げる。
そんな雛苺の背中を抱きながら、真紅は静かに語りかける。
「いつか、帰ってくるといいわね…」
「うん」
雛苺は無邪気に返事をする。流れ込む微風が白いカーテンを揺らしている。
優しい心というのは、きっとこうやって育っていくものなのだろう。

青い空を見上げる雛苺の髪をなびかせて、初夏の風が抜けて行く。
少女は今日も元気に笑えるだろう。
まばゆい陽の中で、さわさわと音を立てて揺れる木の葉。
その枝先で、見えない小鳥が羽を休めて大空を夢見ている。
そして、名前の無い小さな墓は、風でゆらめく木陰の下に静かに佇んでいた。


391 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/03(金) 22:58:42 ID:PNCadH2R
ゴメンヨー知らずにageちゃったよ

392 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/03(金) 23:01:08 ID:R8AfgDhY
>>390
おもわず泣いた

393 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/04(土) 00:08:13 ID:KddtekeG
>>390 翠星石の優しさに感動した。

394 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/04(土) 00:15:41 ID:ITQiIN11
>>390
少しうるっと来た。
雛苺らしい部分と翠星石の優しさが上手く描かれていたと思う。
GJです。

395 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/04(土) 01:13:13 ID:WYL+Ehcr
>>384
もう投下しなくてイイよ。
住人の言うこと聞かないうえにお前の面白くないSSでスレの容量食われるよりも
他のやつにもっと面白いの書いてもらいたいから。

396 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/04(土) 01:31:51 ID:h6lQp6fK
>>366
めぐのような発症すれば人工呼吸器が要るような重さではなく、
薬で収まる程度のまだ軽い段階のものです。
後付けみたいですいません。自分の説明不足に激しく反省してます。

>>367
いつものように近くにあったわけでなく、テーブルの上にあったので
焦ったという感じです。やっぱり説明不足か。スンません。・・・

残りは時間かかります。練り直しを図っているので。


既出かもしれないし、パクリになってるかもしれないですが、
とりあえず、頭に浮かんだ話、書いてみました。駄作なので、
さらっと読んじゃってください

僕は桜田ジュン、十七歳だ。
中学受験の時と同じように高校受験にも落ちて、引きこもってるヒッキーだ。
のりは部活や友達やなんやかんやで家に帰ってくるのは遅いので、
基本的には一人という僕にとっては最高のシュチュエーションだ。
毎日やっているネット通販での遊びは僕の、僕の一番の楽しみで、
毎日、毎日それで充実した日常生活を味わっていた。
あいつらが、あいつらが押しかけてくるまでは・・・



397 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/04(土) 01:32:37 ID:h6lQp6fK
ある日のことだった。
ブウン、ウンウウウウゥン、キキー。珍しく家の側に車が止まったらしい。それも数台。
「あっちょっとお客さん、お客さん!」
運転手の声が聞こえる。タクシーか。
「うるさい下僕ね、少し黙っていなさい。」
「そうですぅ。すこしだまりやがれですぅ。」
女性のものらしい高い声も2種類聞こえる。・・・・え?マジかよ
この家に女性が?ハウスキーパーでも来たのか?のりの友達か?
「やっと着いたわぁ。車の中狭いし揺れるし、とっても苦しかったわぁ。」
気品に満ち溢れた声が聞こえる。3人目もいたのか。・・・さんにん?
「そうなのかしらー。水銀燈の羽、とっても邪魔だったのかしらー。」
子供っぽい声もする。4人目だ。・・・よにん?
「黙りなさぁい、金糸雀。さもないとあなたをボコボコにしちゃうわよぅ?」
「そ、それだけはやめてなのかしらー!」
新たな声がまた聞こえてくる
「水銀燈、そのへんにしなよ。」
少しボーイッシュな声。いや、今のところの唯一の男か?・・・ごにん?
「雛疲れたのー。」
子供の幼そうな声。子供?家族連れか?・・・・・ろくにん?
「お腹、減った。」
かすれた小さな声。聞き逃してしまいそうになった。
ここで僕は思考をめぐらせる。何故だ、何故よりによってうちに来る?
見た限り、この家が目標のようだ。
「いくわよ・・・。」
はじめに聞こえた声。少し緊迫した感じだった。
『ピンポーン』、無視。『ピンポーン』無視。『ピンポーン、ピンポーン』
ひたすら無視する。


398 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/04(土) 01:52:58 ID:RXjBrCyv
>>384
俺は面白いと思うよ。

399 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/04(土) 02:03:34 ID:kIvwjPxf
>>396
あんまり自分で駄作とか言わない方が良いよ(´・ω・`)

400 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/04(土) 02:04:08 ID:h6lQp6fK
>>397
の続きです


無視だ無私だ無視だ。僕の直感がそういっている。否、そうさせている。
「・・・・・」
呼び鈴攻撃も止んだらしく、留守ならおとなしく帰るだろうと思い、安堵する。しかし、
『ダンダンダン!!!!』
何ィー!ドアまで侵攻してきたのか!しかし僕の要塞の門はそんな攻撃では開かない。
『ダンダンダンダン!!!!!!』さらに強くなる、まだまだ。
『ドンドンドンドンドドドンドン』ドンまでいったか。なかなかやるな。
「いるのでしょう!開けなさい!出てきなさい!」
少々ヒスっぽい声がする。ふっそんな口撃でみすみす出て行く僕じゃないぜ。
『ドンドンドンドっパリンン!!!!』
ん?僕は青ざめた。まさか、まさか、やりやがったな、やったな
割れたな、あの音は・・・
「これ以上割られてたまるか!」
すぐに椅子から立ち、部屋を出て、階段を降り、玄関へまっしぐら。
新記録だ!おそらく人生中最速であろう。
「人の家のドアに何やってんだよ!」
そこには赤いドレスを着た少女が立っていた。
「あら、いるんじゃない。最初から素直に出てきてくればよかったのよ。」
銀髪の娘が「そうよねぇ。」
黄色の服を着た幼女が「そうなのかしらー!」
緑のドレスとオッドアイも「そおですぅ。その無視虫がすべてわるいですぅ。」
青い服のオッドアイが「どっちもどっちだと僕は思うけど・・・」
ピンクの服着た幼女も「みんなにさんせーなの!」
薄紫の服着た眼帯少女も「そいつが、悪い・・・。」
そんな反論は聞き流し、
「割ったのはお前だろ!割れるほど強く叩くんじゃない!」
「原因は?」
タクシー運転手含め、その場の全員の視線が僕に注がれる。
「ほら、やっぱりあなたじゃない。」
「納得いかねー!!!!!」


401 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/04(土) 02:40:59 ID:h6lQp6fK
>>399
自分に自信があまり持てないので・・・・
続き、行きます

僕はようやくここで本題に気づく。
「何しに来たんだ?」
「もちろん、あなたに買われたからよ、というより不本意だけど、もらわれた、と
いいましょうか。」
自分のここ一週間、それ以前の記憶をたどる。あった確かに記憶に凛と残っている。
『かわいいい七人の薔薇乙女があなたの家に!無料!(限定1セット限りです。)』
「ははははは何だよコレ!無料だし、買いだな!」
そして、『購入(引き取り)』のアイコンをクリックした。コイツラがそうだというのか。
「あ・あ・・あ」
「いまさら言い訳したって無駄よぅ。もうあなたは私たちと『契約』したことになってるのよぅ」
銀髪の彼女の一言は錯乱状態の僕にうってつけ追い討ちの言葉だった。
「い、い、いやだああああああああ!!!!」
二階に猛スピードで逃げようとする、が、
『ガシガシッ!』
「オウノーーーーー!!」
見事に銀髪と、赤ドレスの二人につかまれた
「逃がさないわよ。」「にがさないわよぅ。」
凄みの聞いた声が僕を恐怖で縛り付ける。
「あ、あう・・・・」(ガタガタガクガクブルブル)
恐怖で足が動かない。
「背丈どころか肝っ玉までもがプチですねぇ」
緑のドレスを着たオッドアイ娘が寄ってくる。怖い、今の僕にはコワ過ぎるものだ。
「く、くるなああああああ。」
『ひゅうン、ピシ!』   いい音が僕のほっぺからした。
どうやら緑のオッドアイ娘が放ったものらしい。
「つう、いってなああこの野郎、何すんだ!!離せ、離せよ!」
「翠星石を化け物扱いしたばつですぅ!」
「なんだとこの野郎、
ひゅ、ぱん!ひゅぱん!  2発、往復びんたか・・・痛い
「誰が野郎です。ふん!」
「このてめえ、
翠星石とか言うやつにとっかかろうとした所にまた邪魔が入る。
「もうやめなよ、二人とも。」
青い服着た翠星石と同じオッドアイの・・・女の子?が仲裁に入る。
「こんにちは。初めてお会いしたのに姉妹が無礼を働いてすいません。」


402 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/04(土) 04:04:46 ID:FL03c8L7
>>384
俺はもう...は慣れた。
なんか>>395みたいなヤツもいるけど気にしなくていいと思うよ。

403 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/04(土) 05:15:13 ID:5qf1i752
>>384
続き期待しております

404 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/04(土) 09:44:31 ID:AhYhE+yg
大して面白くない作品に良い評価がついたり、その作品が貶された後すぐに擁護レスがつくと、どうしても自演を疑ってしまう。

405 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/04(土) 10:07:58 ID:JgyHGUrM
気にしないでおこうや

406 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/04(土) 10:36:13 ID:xopub1GY
俺ら住人は気に入らない作品は頑張ってスルーしてんだから
職人もアホなレスはスルーしとけ、気に入らない叩きレスに反応するなや
ダメSSと同じで、ウザい批判や批評なんて職人に無視されてもしょうがないんだしさー

407 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/04(土) 11:38:46 ID:MraRm7Fv
>>384
一人?必死になぜかこの人のSSがんばってけなしてるんですよね
自分がうまくかけないから嫉妬してるのかなw

408 :ケットシー:2006/03/04(土) 14:35:22 ID:mtOsMtQM
昼間から投下いきまーす

409 :ケットシー:2006/03/04(土) 14:36:48 ID:mtOsMtQM
>>327

 夜中に鞄の一つが開く。中からのそりと頭を出したのは真紅だった。
 彼女は並んだ鞄を数える。一つ、二つ、三つ――自分のを合わせて六つ。
「水銀燈は帰ってきたようね」
 真紅は安堵して表情を緩める。
 就寝前、事を急いて水銀燈を仲間に誘ったのが失敗し、彼女が家を飛び出してしまった。心配していた真紅だが、水銀燈はあれからひっそりと戻ってきていた。

 夜中も過ぎそうなこの時間、夜更かしの多いジュンもすでに眠っている。真紅はベッドの彼を見てから、カーテン越しに入るわずかな明かりを頼りに部屋を出た。



410 :ケットシー:2006/03/04(土) 14:37:55 ID:mtOsMtQM
 果てしなく続く西洋の古い街並みを、真紅は独り歩く。
 ここはnのフィールド。
 もう夜も遅いというのに、彼女は何を考えているのだろうか。
 真っ直ぐに前を見て歩く姿から、探し物をしているようでもなさそうだ。
 だが、真紅は探し物をしていた。今から、目当ての人物が石畳の道の先に現れる。

「薔薇水晶、探したわ」

 探し物は第七ドールの薔薇水晶だった。真紅は独りでnのフィールドをうろつき、彼女を誘っていたのだ。
 しばしの間、薔薇水晶は無言で真紅と向かい合う。見合っていても仕方がないので、真紅が話を切り出した。

「貴女にお話があるの」
「なに?」
「当分の間、アリスゲームは自粛しなさい。貴女に勝ち目はないわ」
「なぜ?」

 一方的な勝利宣言とも取れる言葉に疑問符を浮かべる薔薇水晶。その顔はあくまで冷静だ。

「他の姉妹達は私と寝起きを共にしている。この意味が解るわね?」
「解らない……」
 ここまで言ったら解りそうなのを解らないと言う。真紅は苛立つのを抑え、その意味をずばり教えてあげた。
「全員が敵になったのよ。六対一では、貴女でも無理でしょ」
「ふふっ……」

411 :ケットシー:2006/03/04(土) 14:38:59 ID:mtOsMtQM
 不意に薔薇水晶が笑い出した。絶望的な立場のはずの彼女が、余裕の笑みを見せる。
 得体の知れない態度が、真紅の気を荒立たせる。
「何がおかしいのッ?」
「とてもおかしい。そして嬉しい。やはりあなたは紅のローゼンメイデン」
 この言葉の意味を測り兼ね、真紅は憮然とする。
 そこへ、いやに紳士的な声が、どこからともなく割り入ってきた。

「可愛い可愛いお嬢さん方、このような夜更けに逢引ですか?」

 真紅は見回して、その声の出所を探した。
 見上げた煙突のてっぺんで、ウサギの頭をした奇妙な人物が手持ちのステッキをくるりと回した。タキシードに蝶ネクタイがやけに決まっている。
 このウサギ人間が苦手なのか、真紅に警戒の色が見える。

「ラプラスの魔、今はこの子とお話中なの。邪魔しないでほしいわ」
「これはとんだ失礼を。人の恋路を邪魔するつもりは露ほどもありませんので。どうかお許しを」
 ラプラスの魔は仰々しくお辞儀をし、手に持ったシルクハットを被り直す。
「ですが、この大変な時に浮気などしていてよろしいのでしょうか」
「どういうこと?」
 真紅は嫌な予感に襲われ、反射的に聞き返した。ラプラスの魔の戯言は馬鹿にできない。謎が多い彼の情報力は侮れない。

「そのきれいな紅いドレスは、一体何で染まっているのでしょうか。私はあなたのパートナーが心配でなりません」

 真紅の脳裏に大切な少年の顔がよぎる。この言い様だと、ジュンが危険な状態に陥っているとしか思えない。
 居ても立っても居られなくなり、真紅は通常空間へ戻ろうと扉へ急いだ。



412 :ケットシー:2006/03/04(土) 14:40:20 ID:mtOsMtQM
 物置の大鏡から帰った真紅は、夜中でも足音も気にしないで階段を駆け上がった。

「ジュンッ!!」

 らしくない大声で呼びながらドアを開け放つ。

「あら、真紅、おかえりなさぁい。待ってたわぁ」

 出迎えたのは水銀燈の凍て付くような視線。蒼星石と金糸雀も人を殺しかねない目で迎える。
 だが、真紅が探しているのはジュンだ。そんなものは気に留める程度だ。

「真紅!」

 ジュンの呼ぶ声が聞こえる。彼は無事だったのだ。ひとまず不安が弱まった真紅は、ここで周りが見えてくる。
 ジュンの左右に雛苺と翠星石。それに相対して水銀燈、蒼星石、金糸雀が立つ。どうやら二つに分かれて対立している様子だ。
 ジュンが眉を吊り上げたまま真紅に問い質す。

「真紅、お前じゃないよな? 何もやってないよな?」
「何を……?」

 興奮気味のジュンは要点を抜かしてしまう。質問が分からないままでいる真紅に、水銀燈がずばりと補足する。

「とぼけても無駄よ。私のミーディアムを殺したのは真紅、あなたでしょう?」
「僕のマスターとおばあさんも」
「金糸雀のみっちゃんもよッ」

 こうまではっきりと言われたら、認めないわけにはいかない。どういうわけか、真紅がミーディアム殺しの犯人だと疑われていた。

413 :ケットシー:2006/03/04(土) 14:41:18 ID:mtOsMtQM

「馬鹿らしいわ」

 一笑に伏そうとする真紅だが、そう容易にはいかない。蒼星石が根拠となった出来事を述べる。

「夢の中でラプラスの魔に会ったよ。それで、彼が教えてくれた。やったのは真紅だってね……」
「ふざけたウサギだけど、こんな悪質な悪戯はしないわ」

 薔薇乙女達はラプラスの魔に聞かされていたのだ。
 真紅は会ってきたばかりのウサギの顔を思い出して歯噛みする。おそらく、薔薇水晶も聞かされていたのだろう。あの不可解な受け答えは、そうとしか思えない。

「私じゃないわ」

 真紅はきっぱりと否定した。
 どちらにせよ、そうするしか道がなかった。もし真紅が黒だとしても、認めてしまったら全てが終わる。
 謝って済む問題ではない。謝っても、水銀燈は絶対に許さないだろう。確実に真紅は生き残るための戦いを強いられることになる。これではアリスゲームが始まってしまう。

「真紅は違うって言ってるじゃないか!」
「そうですぅ。何かの間違いですぅ」
「そーなのそーなの。真紅じゃないのっ」
 ジュンは真紅を信じて擁護した。おばあさんが殺された翠星石も、自身の希望に縋るように味方した。妹の蒼星石と対立する事になり、すでに涙目だ。
「嘘を言っているのは真紅の方よ」
「ラプラスの魔は僕達よりもお父様に近い存在」
「嘘は言わないかしら」
 依然、それに真っ向から反論する被害者組の三人。ラプラスの魔は、難解な話し方が多いが、常に真実しか語らない。真紅が犯人だと確定したようなものだった。

414 :ケットシー:2006/03/04(土) 14:42:36 ID:mtOsMtQM

「もうこんな馴れ合いや〜めたぁ」

 睨み合うこと数分。水銀燈のおちゃらけた声が均衡を破った。
 ここで言い合っていても埒が明かない。早々に判断した彼女は、ついに最後の手段に出る宣言をする。

「私は真紅をジャンクにしないと気が済まないの。アリスゲームを始めましょう?」
「水銀燈、何をッ!?」
 恐れていた事態になり、真紅は必死な目で食い掛かる。
「別にどうってことないわ。元の私に戻るだけ。それだけじゃないの」
「そうだね。アリスゲームを始めよう。それがお父様の望みでもあるし」
「私達ローゼンメイデンの生きる意味でもあるわ」
 蒼星石と金糸雀まで賛同し、いよいよ最悪の展開に向かって動き始めた。
「蒼星石、馬鹿な考えは捨てるですっ!」
「翠星石、君が真紅の味方をするなら、僕と真っ先に戦うことになる。その時は容赦しないよ」
「蒼星石……」

 双子の姉が妹を引き戻そうとするが、蒼星石に聞く耳はない。説得する間もなく、開戦派の三人は家を出て行った。眠りに必要となる大切な鞄を持って。それは、もうここには帰らないという意思表示だった。



つづく

415 :僕犯人知ってます。:2006/03/04(土) 18:03:33 ID:SCIEoja3
>>296の続き
深夜の病院死を待つばかりの少女が寝静まろうとしていた時窓を軽く叩く音がした。
その少女は光などほとんど無い窓の外に目を凝らして見た。
そこには水銀燈が早く窓を開けろと目で訴えていた。
少女は微笑み窓の鍵を開ける。
「お帰り。今日は遅かったね」
水銀燈は窓の冊子に腰をかけた。
少女の言葉に水銀燈は微笑んで見せた。
「何かいい事あったの?」
「少しね。後、あなたのお願い事叶えてあげられそうに無いのよねぇ」
何の事か良く分からないそんな表情を少女はしていた。
水銀燈は呆れた表情で少女に言う。
「ほらぁ。あなたが私に力を使って早くあなたを殺してって・・・・・分かってるのぉ?メグ」
少女・・・つまりメグは今思い出したというような顔をした。
「そういえば・・・・そんなこと言ったけ。で、どうしてそれが無理なの?」
「今日はちょっと真紅の家へ行ってね。その時にジュンって人間に色々言われて真紅達と和解したのよねぇ」
水銀燈は少し照れ臭そうにしながら言った。
「つまないの・・・・・でも、まぁいいかな。死ぬ事はいつでも出来るし。水銀燈、今度そのジュン君って子連れて来てくれる?」
メグはあの水銀燈を懐柔したジュンに興味を示した。
次の日水銀燈はまた桜田家を訪れた。
ジュンは図書館へ勉強をしに行き今は居ないという。
仕方が無いので水銀燈はジュンが帰るまで待たせてもらう事にした。
「水銀燈、ジュンに何の用があるの?」
「そうねぇ。皆にも一応話しておこうかしら」
水銀燈は姉妹達をリビングに集めた。
「少し、皆に聞いてもらいたいの。私のミーディアムのメグっていう子が居るのよ。その子は重い病気でね・・・・・。まぁ、その子がジュンに会いたいと言うのだけれど皆はどう思う?」
水銀燈は皆に意見を求めた。
「私は別にかまわないと思うわ」
「僕も」
「私もです」
三体は直ぐに返事をした。
しかし、何故か雛苺と金糸雀は返事をせぬまま黙っている。
「雛はその話良く分からないの」
「カナもかしら」
「お前等馬鹿すぎです。つまり、水銀燈のミーディアムがジュンに会いたいって言ってるだけです」
先程の水銀燈の説明とさほど変わらない説明を翠星石はした。
それでも、雛苺達は疑問という顔をしている。
「まぁ、いいです。全員一致でOKです」
「そういう事よ。水銀燈何も気にする事無いわ」
真紅は優しく微笑み水銀燈に言った。
それを聞いた水銀燈も少しだけ笑い言った。

416 :僕犯人知ってます。:2006/03/04(土) 18:05:20 ID:SCIEoja3
>>415の続き
「ま、もし駄目だと言われても力ずくで連れて行く気だったけどねぇ。それより、ジュンが戻ってくるまでの時間どうせ暇でしょ?面白い話し聞きたくない?」
水銀燈の笑みは何だか怪しく見え、真紅達は生唾を飲んで頷いた。
「じゃ、話し始めるわよぉ。星を見る女って話なんだけどね。
ある晴れた夜の事、自室に戻ろうと階段を上っていたとある青年が、向かいのアパートの窓際に立つ美しい少女の存在に気付いたのよ。
その少女は輝く瞳で空を見上げて立っていてね。
一体何を見ているのだろうと青年も同じ様に空を見上げてみると、そこには満天の星空。
空を覆い尽くす星々の煌きに青年は時間を忘れて見とれてしまったのよ。
その少女もこの星空に心を奪われたんだなって思うと何だか青年は少女に親しみを覚えて、にこりと微笑みかけたの。
でも、彼女は青年に気付いた様子も無く、ただ空を見上げ続けていたのよ。
仕方なく青年は部屋に帰っていったの。
次の日も少女は窓際で空見上げて立っていてね。
その青年は今時珍しいロマンチックな子だなって思って、段々とその少女が気になっていったのよね。
翌日青年は落ち込んでいたのよ。
その日雨が降っていて星が出ていなかったの。
だから少女が見れないと青年は肩を落として帰宅をしていたのよ。
ところが、少女はいつもと同じ場所で雨雲に覆われた空を恨めしげに眺めていて、そんな少女に胸騒ぎを覚え思い切って彼女の部屋を尋ねてみる事にしたの。
彼女の部屋をノックしても返事が無いから青年はドアノブを回してみたの。
すると、鍵はかかっていなくて、ドアを開けてみたの。その時彼は全てを悟ったわ。
彼女は星を見ていたのではなく窓際で首を吊って死んでいたの・・・・・・・。
どう、この話結構リアリティあるでしょ」
笑顔で真紅達に水銀燈は意見を求めてた。
すると、真紅は妙に怒ったような顔で水銀燈に言い放った。
「水銀燈・・・・次からこの手の話は私の居ない場所でして!それに誰からこんな話聞いたの!?」
「なぁに、真紅もしかして怖かったのぉ?この話はメグから聞いたの。言い忘れたけどメグ・・・・死にたがってたわねぇ」
嬉しそうにこの事を話す水銀燈に真紅達は何も言えなかった。

417 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/04(土) 23:43:58 ID:Q7mzbdhZ
ものごっつアホで一発ネタなSSを投稿いたしますです

418 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/04(土) 23:44:47 ID:Q7mzbdhZ
 ある日曜、朝7時30分。
「日曜だからって、怠惰ね」
 のりはまだ寝ている。
「部活で疲れてるんだから寝かせとけ」
 そして珍しくこんな時間に起きているジュン。
「ジュン、朝ごはんを作りなさい」
「僕が作れるわけないだろ」
「まったく、本当、使えない家来なんだから」
「お前だって人の事言えないだろっ!!」
 生活能力が極めて危険な二人である。
「暇ならテレビでも見てろ。今ならお前向けのがやってるぞ」
「そう」
 テレビをつける。

『特捜戦隊 デカレンジャー』

 …………………………
「ジュン」
「あ? お前向けだろ」
「フンッ!」
「げはぁっ!?」
「……私のこと、何だと思ってるのかしら?」
「……いや、どう考えてもお前向き、がはぁっ!!」
「まったく……」
 でも、視聴する真紅。

419 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/04(土) 23:46:05 ID:Q7mzbdhZ
『ハイヌーン・ドッグファイト』


「……」
 つまらなそうに見ている真紅。


『ふ……ざっと百体か……勘を取り戻すには丁度良い』


「……」
 いつの間にか姿勢を正している真紅。


『緊急変身(エマージェンシー)!! デカ・マスターッ!!』


「……」
 頬を紅潮させ、身を乗り出している真紅。


『百鬼夜行をぶった斬るっ!! 地獄の番犬っ!!』

『デカ・マスターッ!!』


「……」
 もはや声も無く見蕩れる真紅。


『俺の心(ハート)に燃える火は、悪人どもには地獄の業火』

『燃やし尽くすぜ、平和のためにっ!!』

『これにて一件コンプリート。
 悪がいるから、俺は斬るっ!!』

420 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/04(土) 23:46:52 ID:Q7mzbdhZ
 …………………………
 視聴、終わり。
「最近の特撮ってのはすげえんだな」
「……」
「まあ、何で犬なんだって突込み、げほぉっ!?」
「ジュン」
「な、何すん……」
「デカマスター様の事を悪く言ったら、ぶった斬ってコンプリートするわよ」

(……メチャクチャはまってんじゃん)

「ああっ、でも私にはくんくんが……でも、デカマスター様……。
 ああ……私はなんて罪深い人形なの……」
 身悶える真紅。
 駄目人形へ一直線の真紅。

421 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/04(土) 23:48:22 ID:Q7mzbdhZ
こんなアホネタ書いてごめんなさい。<m(__)m>
けど真紅って、腐女子属性がありそうに思えてならなかったり。

422 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/04(土) 23:55:27 ID:AVHKsyrO
>>421
むしろ、こういうネタの方が好きですよ〜GJ!

423 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/04(土) 23:59:46 ID:sOaqr+PO
デカレンジャーは特撮の中でも面白いと評判だしな

424 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/05(日) 00:22:30 ID:RHQIgtBv
>>421
いけてますね。うらやましいです。

>>401のつづき

「僕は蒼星石といいます。こちらが真紅。こっちが水銀燈。それと、
向こうの黄色い服着ているのが、金糸雀。ピンクの服が、雛苺。薄紫の服が薔薇水晶です。」
いきなり言われても、覚えれるわけがない。
「真紅、水銀燈、もう離してあげたら?」
「あなたがそう言うのなら・・・。」
「しょうがないわねぇ。」
僕はやっと解放された。強く掴まれていたため、肩が痛い。ほっぺも痛い。
僕がほっぺをさすっているとき、不意に蒼星石とかいうのが、
「立ち話もなんですから。」
といって僕の家に勝手に侵入し始めた。他の姉妹?も後に続く。無論許すわけがない。
「おいちょっと待てよ、人の家に勝手に・・・うっ。」
真紅の鋭いにらみで、反論を止められてしまう。
姉妹?達が家に入っていくのをただ見ることしか出来ない僕に、
「あのー、すいません。」
タクシー運転手が話しかけてきた。
「運賃のほうの支払いを・・・。」
運賃の額を聞くと、僕は耳を疑った。
「3万四千二百三十円!!!?無茶苦茶だ!!」
「そういわれましても、先程、お客さんのほうから運賃はあなたにと・・」
一応、お金の置いてある場所は知ってるが、納得いくわけがない。
「ちょ、ちょっと待ってろ!」
急いで家に入り、リビングへ向かい、勝手に入って、くつろいでいる侵略者どもに尋ねる。
「おまえら、金は持ってないのか!!!?」
返事は予想どうり、
「あら持ってるわけないじゃない。それに、輸送量は購入者負担になってるわよ?」
規約なんていちいち読むわけがない。遊びでやっているのだから。
「心配しなくても、タクシー代以外はいらないわ。密入国したから。」
犯罪にまで平気で手を染めるのかよコイツラは。
「なら警察を呼んでやる!」
「させると思う?」
「させるわけないわよぉ。ねえ?」
「かしらー!」
「あったりまえです!」
「さすがにそれはいやだね。」
「なのなのー!」
「絶対に、させない。」
背筋から血の気が引いた。


あつかましいのですが、10点満点で評価もらえると今後の投下の参考になるので、
つけてもらえると幸いです。(自主です。強制ではないので)

425 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/05(日) 00:32:26 ID:iOHwYWqD
俺は点数をつけることは出来ない。
だけど面白そうな話として見ている。
それじゃ不足かな?

426 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/05(日) 00:37:51 ID:RHQIgtBv
満足です。

427 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/05(日) 01:36:15 ID:eqM16sgJ
>>424
まだ冒頭部分だけだし評価するのは早いと思うが
現段階で点数つけるなら8点ぐらいかな
とりあえず自分の好きそうな話だし

428 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/05(日) 08:29:14 ID:vC6Ap2A5
>>414
GJ
シリアス路線期待してます

429 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/05(日) 09:07:46 ID:N6XHeF5w
>>421
真紅ならくると思った

430 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/05(日) 23:55:47 ID:O93nNSqU
真紅…

431 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/06(月) 02:03:18 ID:oJyfcvcE
【 Alice AfterStory ― Versprechen ― 】



「もう すっかり秋ね…ジュン君」

キッチンからジュンの姉、のりの声がする。
夕焼けの鮮やかな色は、桜田家の小さな裏庭を柔らかく染めていた。
裏庭に出るガラス戸を開けて、夕焼けに染まった庭の草花を見つめていたジュンは

「 うん 」

ただそう答えただけだった。

「もうすぐしたらお夕飯だから、待っててね。今日は苺スパゲティだから」
「ちょ!?冗談だろ!」
「うふふ♪ 嘘よ♪ でも雛ちゃんの好きな、いちごはデザートに出すから…」
「……そう」

ジュンは、目をつむり穏やかにリビングのソファー座っている雛苺と蒼星石に、
少し寂く....優しい笑顔を向ける。


あれから少しの時間が流れ、僕達は前のような日常を送っている。
蒼星石が僕達の元から離れた事がきっかけで、アリスゲームは始まり…
そしてアリスゲームは終わりを見せた…

僕が彼女達に出来た事は、何も無かったと言ってもいい。

でも、あの日真紅の優しい微笑みに誓った事は嘘じゃなく…
僕は全ての出来事を僕なりに受け止めて、あの時僕の出来る、僕が出来た事をしたつもりだ。

でも…彼女達に何もしてあげれなかった事に、変わりは無かった。

あの時、ラプラスの魔は僕に言った。
「ねじを巻いただけの少年」と。

やっぱり僕は、ただそれだけの存在なのかも知れない。
だけど…真紅に選ばれた事には…僕が真紅達のミーディアムだという事に変わりはないんだ。
今は何も出来ないかも知れない。
それでも僕は、彼女達を呼び戻してあげたい。

432 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/06(月) 02:04:25 ID:oJyfcvcE

アリスゲームは戦うことだけではない、アリスになる道は争うだけではない。
そう言ったローゼンの声が聞こえた。
それなら僕でも何か出来る事がある筈だ。

何も生み出せないくせにと、槐(えんじゅ)が僕に言うなら、僕は生み出してやる。

そして僕はきっと彼女達を呼び戻してみせる。

僕は社会に出て、会社や世の中の役に立つ様な生き方は、出来ないと思う。
でも、何かを生み出し命を吹き込めるような生き方は……出来るかも知れない。
その為に、今度こそ僕は本当の自分の一歩を踏み出さなきゃいけない。


―― 貴方を見つめなければいけないのは、ジュン自身。だけど....貴方を見つめ、育むのは....ジュン、貴方だけでは無いのよ ――


だから僕は頑張れるんだ。
だから僕は約束できるんだ。

君達二人を、呼び戻してみせるって…


「ジュン君....もう、大丈夫....? みんなとは...その.....」
「……うん....僕はもう、逃げないよ お姉ちゃん。こうしてみんなが居てくれるから、僕は頑張れるんだ」

僕の幼なじみ、柏葉巴も、型に押し込められた自分を変えたいと言っていた。
一緒に頑張ろうと言ってくれ、僕を応援してくれている。

僕はいつか作り出してみせる。彼女達....雛苺と蒼星石を呼び戻す為の....ローザミスティカを。
そして一緒に見続けて行きたい。彼女達が戦わない事で...目指し、なし得る筈の、アリスになる事を。

「そうです....その服.....とっても似合ってるですよ、ジュン」
「そうね....ジュンはこの真紅と、翠星石のミーディアムだもの」

ジュンの側に寄り添っていた真紅と、蒼星石、雛苺の側に寄り添っていた翠星石が、ジュンに声を続ける。
のり、翠星石、真紅には...夕日に照らされた制服姿のジュンが...
以前よりもひとまわりもふたまわりも、頼もしく思えているに違いない。



433 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/06(月) 02:05:15 ID:oJyfcvcE


「たのもーーーー♪ かしら♪」
(カナ、そんな大声出しちゃめいわく)
「大丈夫かしら。せっかくカナ達が遊びに来てあげたんだから、真紅達だってよろこんでいるのかしら〜♪」
(あの、私....)
(せっかく会ったんだから、一緒にお邪魔しましょう、ね?)
(でも.....)
(あなたの持ってる荷物も、そうなんでしょ?だったら私達と一緒よ♪)
「全くぅ。いつまで待たせるのかしら! たのもーーーーーー!」




「あら? あの声は、金糸雀ちゃんじゃないかしら?」
「また来たですかあのちびっ子ー?最近夕食になるといつも来るですー」
「ちょっと待って....金糸雀の他に誰かの声がしなかった?」

「じゃあ、僕が見てくるよ」

「一緒に行くです」
「そうね、私も行ってあげるわ」

「いいよお前たちは。それより.....雛苺と...蒼星石の側に居てあげてくれるか...?」

「わ....分かったです♪」
「ええ。そうするわ....ジュン」





434 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/06(月) 02:06:36 ID:oJyfcvcE



秋の風が優しくそよぎ、庭に咲いた花を揺らしている。
その風に揺られて、一本の黒い羽も舞い落ちてくる。

揺らされた花は、踊るように....ジュン達にエールを送るように揺れている。
舞い落ちてきた黒い羽は、緩やかに....そっとかさなる様に....揺れる花たちの横に佇んでいる。




             待っているよ....ジュン君

             待ってるわ なの....ジュン




             冴えないミーディアムがどこまでやれるのか.....見ててあげるわぁ




どこかで待っている....大事な人達からの言伝を伝えるように。

いつか解りあえるかも知れない人からの.....応援を伝えるように。






いつか必ず生まれるだろう....新たなドールマスターへの.....ジュンへのメッセージとして。





【  おわり  】

435 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/06(月) 02:09:55 ID:oJyfcvcE
これでおわりです。今までの大量投下すいませんでした。
読んで下さっていた方、本当にありがとうございました。では。

436 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/06(月) 02:58:34 ID:EQIqgt63
水銀燈いつの間に死んだんだ?
いや、死んでないのか?

437 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/06(月) 06:22:22 ID:Ins92axz
第三者の目線で話を進めているんですよね?
ジュンのモノローグが途中で延々と入った為、読みづらかったです。

438 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/06(月) 08:19:37 ID:yJddvmdN
最悪の終わり方ですね。
文章もずっと幼稚なままだったしまるで二期の終わり方みたいです。

あ、これ二期のお話みたいだからこんないい加減なのでいいのかww

439 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/06(月) 09:11:31 ID:/Nah7z0N
乙。
……だがドンマイw

440 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/06(月) 09:31:25 ID:OE3ejvq3
総評
つまらなすぎるからもう書かないでくださいね、荒らしさん(^^

441 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/06(月) 09:33:41 ID:RwT3y4vV
>>435
GJ!面白かったから煽りなんて気にしなくてもいいよ。

442 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/06(月) 10:26:18 ID:cl3xPjhT
結局何が言いたかったんだ、このSS?

443 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/06(月) 12:41:14 ID:ciK76QK7
おいらは好きですよ、こう言う物語。
ラスト良い話でしたよ。

444 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/06(月) 13:13:51 ID:1qu4Q3u1
荒らしとは言わんが最後のほう話が飛躍しててよくわからなかった。
次はがんばってくれい

445 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/06(月) 14:44:21 ID:/Nah7z0N
>>442

446 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/06(月) 15:56:26 ID:ARzCS6NZ
自分に酔ってる感じで、キモいとしか言いようが無いSSだな
もう書かなくていいからね。

447 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/06(月) 16:08:28 ID:x4AKgCt9
叩きはヌルーしとけばええぞ

448 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/06(月) 19:06:25 ID:+ERQoYma
なんでこのSSだけ叩きがこんなに多いんだ?
そんなに駄作なのか?

449 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/06(月) 19:50:18 ID:sGpg+vKA
読んだらわかるけど駄作だったよ
しょーもない内容のSSを膨大な量あげ続けたら叩かれもする罠w

450 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/06(月) 20:53:52 ID:ciK76QK7
>>420が面白かったので、勝手に続きを書いてみました。

ドタドタドタ…階段を駆け上る音が聞こえ、勢い良くジュンの部屋の扉が開いた。
そこに居たのは意外にも真紅だった。
「珍しいな、そんなに慌ててどうしたんだ」
「ジュン!物置で見つけたけど、このクンクン似のビデオは一体何!?」
それは一昔間のアニメビデオで、宮○駿の名探偵ホー○ズだった。

リビングでうっとりとビデオに見入る真紅。
「続き、無いの?」
「ああ…確かレンタル屋で扱っていたような…」
「すぐに全話借りてきなさい!1時間で、というか、1分で!早く!!」
その形相に圧倒されるかの如く、レンタル屋に走るジュン。
しかし、急いでいたジュンがなけなしのお小遣いで借りたのは、
ホ○ムズではなくてモ○タナだった。
間違って借りたビデオを回しつつ、手でステッキをパシパシさせながらジュンを睨む真紅。
「ジュン…事情を説明してもらえるかしら…?」
「え〜あの…いま少しの時間と予算を頂ければ…」
逃げ腰のジュンに、真紅の怒りが爆発した。


「弁 解 は 罪 悪 と 知 る の だ わ !!」
相変わらず、直球勝負の真紅だった。


451 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/06(月) 22:22:56 ID:WnlkILPy
どっかの書き込みで、JUMと真紅が似ているところは引き篭もりな所とあったけど・・・
ダメ人形一直線だな、真紅は・・・ププププ

452 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/06(月) 23:37:00 ID:35jDySz4
>>451
原作にあるんだけど、真紅が思うジュンとの共通点は恐がりなところ。
原作のほうがわかりやすいのだけど、ドールとマスターの関係は
同じコンプレックスを抱えてるもよう。
それを克服してドールも成長していくのだわ。

みっちゃんと金子雀はそのままでも幸せかしら?

453 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/07(火) 00:08:46 ID:ufE92dfj
まあ、批判と煽りは明確な違いがあるので
書き手の人は気にしないで乗せて欲しいな

454 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/07(火) 00:51:51 ID:KIUO6O+M
>>450
それは続きじゃないぞ

455 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/07(火) 02:40:32 ID:wh7SIwML
批判、批評なんて職人に無視されてもしょうがないって気持ちで書くもの
僕はスレへ悪影響を無視したような批評は、考え無しの発言として無視してるし
そういう悪感情を持たず読めて、指摘点も簡明直裁かつ丁寧な良質の批評のみ読む
職人方には叩きは無視して欲しいし、粘着叩きやスレ荒らしと判別しにくい批判は
「疑わしきはスルー」ってくらいの気持ちで読んで欲しい

僕は結構楽しませて貰ったし読後感の良好な佳作だと思ってる
ID替えて叩きが続々入ってても「無事投下終了に焦ってるなw」としか
思わなかったし、口調変えてもそのタイミングで単独犯ってバレてる感じwww

SSスレの多勢に従って、次スレは批評禁止ルールを付け加えるべきかな?
エロSSスレの粘着を隔離するって効果も固執するほどの価値は無かったみたいだし

456 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/07(火) 03:11:27 ID:8WjhkVbr
気にしないほうがいいかと。
みんなでヌルー。

457 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/07(火) 05:51:23 ID:uSf87lFP
ssであれ、コメントであれ、嫌なら読まなきゃいいんだよ。
自分の性に合わないssをわざわざ読んで「キモスww」とか言っちゃって、なんなんだい。
なんなんなんなんだいだい。

もう、まるでチンカスまみれのウンチッチだね。

だから住人の皆でウンコ食おうよ。
ウンコパーティしようよ。
脱糞しよう

458 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/07(火) 07:10:09 ID:jm/KAtjy
春だねぇ〜〜。

459 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/07(火) 07:45:39 ID:8WjhkVbr
まだ寒いよ。

460 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/07(火) 15:11:05 ID:3yTuvg+s
>>424
続き
 
だめだ、勝ち目はもうない。嗚呼神よ、ついに僕を見放したか。
「ほら、さっさと払ってきなさい。」
「ささっと済ませれないのですか?このノロマ。」
ソファーにころがりながら命令してくる。なんて屈辱だ。
もう抵抗は無駄だろう。そのうち殺されるかもしれないので仕方なく払うことにする。
「はあ。」
リビングの戸棚に隠してある封筒を出してきて、諭吉を四人、引っ張り出す。
「クソ、何でこんな・・・」
外で待っている運転手二人に諭吉を渡す。
「どうもありがとうございましたー。」
代金を受け取り、にこにこしながら去っていく。
「姉ちゃんになんて言われるか・・」
正直、いつも口で命令しているが、のりは怒ると最高におっかない。
想像しただけでも、背筋に悪寒が走る。
「アイツラのことも何て言われるか・・・」
追い出すということはないだろうが、やはり不安だ。なんせ、諭吉を一日で四人使ったのだから、不安にならないわけがない。
「はあ。」
ため息をつきながら家に入り、牛乳を飲もうと騒がしいリビングに入ると、
「うわああああ!何やってんだよお前ら!」
そこには、食べ散らかした、菓子類のくずやら、ごみやらがそこら中にあった。
「見て分からないですか?おやつの時間ですよ。」
「早くお茶を出しなさい。」
「このうにゅー、とってもおいしーの!」
「このヤクルトっていうの?癖になりそう。もっとないのぉ?」
「み、みんなちゃんと断ってから食べようよ。」
ん?あとふたり足りないな。そう思い、ふとキッチンのほうに目をやると、
「げっ・・・」
『がさがさむしゃむしゃもぐもぐ』 『かちゃかちゃ』
見れば、冷蔵庫が荒らされている。調理道具入りの棚も荒らされている。
「な、なな何やってんだ!」
薄紫の服を着た、薔薇水晶?が冷蔵庫あさりをやめ、こちらに振り向き、答える。
「おなか、すいたから・・・。」
次に、何か調理している黄色の服を着た金糸雀?が答える。
「甘ーい卵焼きを作ってるのかしら!」
これにはもう、ジュンは耐えかねた。
「お、お前ら、出てけー!!!」
ジュンは薔薇姉妹に向けて叫んだが、
「「「「「「「それは無理」」」」」」」
薔薇姉妹たちよる一斉の返答に、ジュンは言葉を失った。

461 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/07(火) 17:50:07 ID:mIJ25v6V
>>455
それはつまりレスつけるならマンセーレスだけにしろと?(;^ω^)
俺もss書きの一人だが、批評禁止になったらssを書く気がまるでなくなっちゃうよ。
あと叩いてる人は同一犯ではないと思うがな。ぶっちゃけると俺も氏の「・・・」と「…」は気になってたし。

面白かった、GJ、なんてレスを貰うと確かに嬉しいけど、辛辣に批判したレスも俺は嬉しいよ。
執筆サイドではどうしても分からないことって沢山あるから、それを気付かせてくれる生の批評批判感想はとても大切に思ってる。
そもそもみんなここに何を求めてんだ?
クオリティの高いssじゃないのん?
投下された作品の続き、または作者を更にレベルの高いものにするためには、批評批判は欠かせないと思うけどな。
まぁ確かに上で見られるような「もう書かなくていいよ」とか「面白くなかった」とか、それだけのレスはどうかと思うけど。
2chは言いたいこと言い合う無秩序な所だけど、だからこそコテハン制の掲示板なんかじゃ得られない貴重な意見が貰えるんじゃね?
とマジレスしてみた訳だが。

462 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/07(火) 18:16:50 ID:cn+1yfON
俺は...とか…とかの使い方はあんま気になんなかったし、本人が譲れないって言うんだからそれは別にアリだと思う。
実際、面白いと思ってずっと読んで来たし。
でも最後の方はいつの間にか話が進んでるって感じで、
どうも登場人物たちがどういう考えを持ってどう感じてるのか伝わって来ない感じで
しっくり来ない終わり方になってしまったと思う。
叩きとかじゃなくて今後の参考にして欲しい。

463 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/07(火) 19:16:05 ID:M9dIpCS/
>>461
自分のHPでやって
はっきり行って邪魔だから


464 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/07(火) 19:17:49 ID:3gSuBAdE
SSより長いクソレスとは珍しいな

465 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/07(火) 20:14:24 ID:8WjhkVbr
まぁオマエラ、俺のショートショートでも読んでなごめ。

「おーい、真紅ぅ、ヒナぁ、ちょっとこれ見てみろよ」
「なんなのジュン?」
「なんなのー?」
「このニュースの写真なんだけどさ…」
「あー、水銀燈がいっぱいなのー」
「やっぱり、このカラス駆除の写真に混ざってる銀色のヤツ、
 水銀燈だよなぁ…」
「…無様ね」

466 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/07(火) 21:03:01 ID:VXbQuw+j
真紅「ジュン、紅茶を淹れて頂戴」
ジュン「自分で淹れてこいよ」
真紅「貴方まだ自分の立場がわかっていないようね」
ジュン「ここは日本なんだ馬鹿野郎!郷に入れば郷に従えよ真紅」
ジュン「日本茶くらいたまには飲んだらどうだ」
真紅「ジュンがそこまで薦めるのなら頂いてみようかしら」
蒼星石「僕はほうじ茶でいいよジュン君」
ジュン「お前には聞いてないぞ」
翠星石「翠星石も飲ませろですぅ」
ジュン「お前いたのか」
雛苺「雛もーー」
ジュン「お前にはまだ早い」
金糸雀「カナも頂こうかしらー」
ジュン「自分で淹れてこい」
薔薇水晶「…」
ジュン「何だその分かってるよなみたいな目は」
水銀燈「早く淹れてきなさいよ人間」
ジュン「いい加減にしろーーーーーーーーーー」

467 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/07(火) 22:06:20 ID:IbHmfE10
>>462
トロイメントの蒼星石離反前とアリスゲーム終了後を書いてるように感じたんだけど。

いわゆる本作の補完話って捉えて見たらある程度納得できるんでは?

468 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/07(火) 22:15:54 ID:jm/KAtjy
>>465
ちょwwww銀様wwwww

469 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/08(水) 00:18:33 ID:3f/SzT7l
>>460
ジュン地獄だな……。
いつもは翠星石萌えがデフォルトだが、
玉子焼きを作ろうとする金糸雀に萌えてしまったのは秘密だ。

470 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/08(水) 08:12:32 ID:jn3GoADG
翠虐待スレはかなりキャラの特徴をつかんだ上手い作品が多いな。

471 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/08(水) 08:56:37 ID:pt6QqK3N
裏を返せばここはキャラの特徴をつかめていない下手な作品が多いと言いたいのか

472 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/08(水) 09:10:53 ID:PnwstUPB
そう決めつけるのもどうかと。
喧嘩腰はよくない。
というかあっちは原作忠実派だしな。

473 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/08(水) 10:28:37 ID:3f/SzT7l
原作に忠実であってもつまらんけどな。

474 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/08(水) 11:00:24 ID:B21xg/vW
嫌いとか言ってる割に、特徴つかんでるみたいですね。
ただ、やっパリ少しまずいかと・・・・
荒らしも、SS書いてる人も・・・・

それから数分、桜田家のリビングは騒がしかった。
「だから、食うのをやめろといってるんだ!」
抵抗されながらも必死に止めようとするジュン
「み、みんなジュン君の言うとおりにしようよ。」
蒼星石も援護する。
「ハラが減ったら食う!本能に従って何が悪いのですか?」
その言葉を聞き、ジュンが反論しようとしたところ、
「翠星石!皆ももうやめなよ!ジュン君だって困ってるじゃないか!」
と怒声が聞こえた。怒声を発したのはジュンではなく、蒼星石だった。
翠星石はいつもとは違う雰囲気を放つ蒼星石に押されたのか、
「うう…そ、蒼星石がそこまで言うなら仕方ないです・・・」
と言って黙り込んだ。他の姉妹たちも、口々に
「「そ、そうね。」」
「ご、ごめんなさいなのー」
「ちょ、ちょっと待ってかしら〜、卵焼きがこげちゃうのかしら〜。」
「・・・・」
と同意していった。普段はおとなしい蒼星石が怒ったので、姉妹たちは押されていた。
「まったくもう、好き勝手するにも程があるよ。まるで迷惑かけに来たみたいじゃないか。」
(こいつ、結構すごいやつだったんだ)
静かだ。これがいつもの空間。ああ、なんて静かなんだ。
「真紅!」
名前を呼ばれたが、真紅は引け腰だ。少しスカッとする。
「な、何?蒼星石。」
「扉のガラス、割ったままだよね、ジュン君と一緒に片付けなよ。」
な、何でこいつと一緒ににしなきゃならないんだ。僕は反論する。
「何で僕が・・・」
蒼星石がこちらに振り向いた。今の蒼星石は怖い。そう感じさせるオーラが回りにあるようだ。
「ジュン君にも少しからず責任はあるよ。居留守使ってたんだし。」
「わ、わかったよ」
しぶしぶ返事をした。
「翠星石、雛苺、僕も手伝うから、部屋のかたづけを・・・こら翠星石!逃げるんじゃない!」
「わ、わかったですぅ。」
逃げる翠星石を引き止めた。あの緑を・・・蒼星石、もっとも怒らせたくないうちの一人だ。
「水銀燈、薔薇水晶、冷蔵庫を片付けて。」
「い、いいわようぅ」
「はい。」
残りの一人に向き直る。やっぱりオーラが出ている。
「金糸雀、後片付けは最後まできちんとやるんだよ。」
「は、はいなのかしら〜!」
全員に注意し、掃除を言い渡した蒼星石に僕は感謝している。
「じゃあ皆始めて。」


475 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/08(水) 11:02:47 ID:B21xg/vW
入れ忘れました↑は>>460の続きです。

476 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/08(水) 12:13:29 ID:KODvKovk
おれは完璧だけどな。
ローゼンメイデンならゴーストライターできる。

477 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/08(水) 12:22:34 ID:mtuTGhns
そいつを作品で証明しておくれ。

478 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/08(水) 12:43:32 ID:KODvKovk
ふっ、>>465 を読め。圧倒的だ。


479 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/08(水) 13:28:39 ID:Fo1iaAcX
言い方悪いがたかがSSに本気になるなよ。気楽にいこうや。

480 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/08(水) 13:55:31 ID:TkAKSO+i
原作に忠実なのが好きな人もいれば、性格を崩したのもOKの人もいるし、
一概にどっちが正解とは言えん罠。
自分は後者ですが…というかアニメしか見たこと無い。

481 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/08(水) 13:59:26 ID:uMpZadQ7
 [仁義なきキンタマ]ジュンのデスクトップ(05xxxx-xxxx)


 ジュンの日記

  某月某日

 今日、紅茶を音を立てて飲んだら真紅が怒った。
 曰く──音を立てないで頂戴。下品だわ。
 ムカついたので、昼飯をざる蕎麦にしてみた。絡まった麺をフォークで解し、汁につけて音を立てないように食べないよう
に、のそのそと食べる真紅──クンクン探偵が始まっても、まだ食べてた。泣きそうな顔になりながら食べてた。
 以外にも翠星石は箸を使い、見事な食べっぷりだった。さすが、江戸っ子なのは口調だけではないなと感心した。
 雛苺は、山葵に悶えてた。


 某月某日の翌日

 昨日の夜見た実験番組を思い出し、真紅の隙を見て、ドアを開けるためのステッキを隠す。
 ドアを開けようとしたときにステッキがない事に気が付き、ぴょんぴょん飛び跳ねる真紅を階段の影から不覚にも可愛いと
思った。 
 照れくさいので何気なさを装い、ドアを開けてやる。
「ありがとう」
 ツンと、そっぽを向き、素っ気無く礼を言う真紅。やっぱり助けなければよかった。
 仕返しを思いつき、柏葉に頼みごとをする。


 某月某日の翌日+1日

 無理を言って、夜遅くまで柏葉に教えてもらい今日は眠い。
 真紅に明日、お茶会を開くから家から出るなと言って寝る。
 明日は、決戦だ。


 某月某日の翌日+2日 

 某月某日の翌日+3日

 昨日の決戦の後、真紅が鞄からでてこない。やり過ぎた。
 予想通り真紅は洋式のお茶会を想像していた。で、僕が開いたのは、侘び寂の和式のお茶会。
 雛苺、翠星石、蒼星石、水銀灯、金糸雀、薔薇水晶らが一同に集まったところでの真紅の失態。出されたお茶を
一人で飲んでしまったのだ──そこまで気にしないでも、他の連中も似たようなものだったのし、自分も柏葉に教
わる時同じ事をした。
 あまりの後味の悪さにいびるのを止めそう真紅の鞄の前で話すと、真紅が鞄から出てきてた。
 世話のやける奴。

482 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/08(水) 14:00:31 ID:uMpZadQ7
 [仁義なきキンタマ]真紅のデスクトップ(05xxxx-xxxx)


 真紅の日記

 某月某日

 今日、ジュンが下品な飲み方で紅茶を飲んでいたので注意した。
 お昼は日本のパスタ──お蕎麦だった。私はこれにつける、ワサビが苦手なことがわかった。ジュンと翠星石がドバドバと
いれるのをみて、真似したのがまずかった。
 私は涙をこぼしそうになりなが、もそもそとあまり優雅ではない食べ方をした。



 某月某日の翌日

 扉の前で杖がない事に気づき、困った。そこをジュンが開けてくれた。恥ずかしいのと嬉しい気持ちがこみあげ
ついソッポをむく。
 夜、ジュンが巴の家から帰ってこない。心配だ。
 後、この日記を書いてるパソコンとやらは本当に便利ね。クンクンがいつでも何度でも見直すことができるなんて。


 某月某日の翌日+1日

 巴の家からジュンが朝に帰宅。少しやつれて見える。

 やはり、人間は人間の女がいいのかしら。私に飽きt 




 某月某日の翌日+1日

 巴の家からジュンが朝に帰宅。
 寝ているジュンにいたずらしようとする雛苺と翠星石。
 ジュンが寝る前に、明日お茶会を開くと言っていたので金糸雀のマスターにドレスを一着借りる。
 本当はジュンに作ってm


 某月某日の翌日+1日

 今日は書き直してばかりだわ。


 某月某日の翌日+3日

 昨日は最悪の日。文化の壁を思い知った。
 落ち込んだジュンが慰めてくれた。
 気が利く下僕だわ。

483 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/08(水) 14:05:03 ID:uMpZadQ7
 [仁義なきキンタマ]administratorのデスクトップ(05xxxx-xxxx).zip


 某月某日より10日前

 あの娘に教わった方法を使い、クンクン探偵を一話から見る
 あらぁ、以外と難しいはねぇ。
 適当にいじったら何とかなった。


 某月某日より6日前

 人間や真紅がいないのを見計らい箱の状態を見る。
 やった。全部ある。

484 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/08(水) 14:08:25 ID:uMpZadQ7
拡張子はzipなんですかね?

485 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/08(水) 15:58:11 ID:y48Qgq/B
jpgじゃね?

486 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/08(水) 16:27:27 ID:3iFED6Tg
ローゼンメイデンSSの保管庫の誘導よろしくです。


487 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/08(水) 16:38:51 ID:8xh1lqC+
GJ!
蕎麦を威勢良く平らげる翠星石にお銚子の一本もつけてあげたい、おひとついかが、って

俺の書いてるSSの設定では、パソコン苦手な真紅達に対して
水銀燈は病院の事務室に侵入して、病院PCのUNIXを使ってる関係でサクサク使いこなしたりする
「ふ、ふんっ!知ってるわよ!このテレビはこのタイプライターでチャンネルを変えるのだわ!」
「ふぅーん、Winは一応使えるけど・・・いつ見ても不完全なOSだわぁ、ほらまた止まった、っと」


488 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/08(水) 17:04:55 ID:B21xg/vW
>>486
http://rozen.s151.xrea.com/

http://rozen-thread.org/2ch/test/threadsearch.cgi?b=doujin

どうぞ

489 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/08(水) 17:11:41 ID:uMpZadQ7
────────────────────────────────
参加者:翠星石 蒼星石 真紅 ジュン 雛苺  閲覧(1)
────────────────────────────────
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
翠星石:ROMってるやつきめぇから入ってこいや 、ですぅ
────────────────────────────────
蒼星石:こういうのって本当ウザいよね・・・
────────────────────────────────
真紅:見てて楽しいのかしら
────────────────────────────────
ジュン:おい入って来いやカス
────────────────────────────────
雛苺:まだ見てるよぉ
────────────────────────────────
『薔薇水晶』が入室しました
────────────────────────────────
『翠星石』が退室しました
────────────────────────────────
『蒼星石』が退室しました
────────────────────────────────
『真紅』が退室しました
────────────────────────────────
『ジュン』が退室しました
────────────────────────────────
『雛苺』が退室しました
────────────────────────────────

490 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/08(水) 17:49:54 ID:uMpZadQ7
────────────────────────────────
薔薇水晶:くすん
────────────────────────────────


491 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/08(水) 19:03:16 ID:y48Qgq/B
ばらすぃカワイソス

492 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/08(水) 19:56:39 ID:lLteCmFz
>>489-490
俺このネタ大好きw

493 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/08(水) 19:59:38 ID:6tXXwAU6
テラヒドスwwwwwww W

494 :ケットシー:2006/03/08(水) 20:52:16 ID:U6A4Gpn/
>>484
>>490
メチャなごんだwグッジョブ

投下いきます

495 :ケットシー:2006/03/08(水) 20:53:03 ID:U6A4Gpn/
>>414

「みんな〜、朝ご飯の用意ができたわよ〜」

 のりの大きな声で一日が始まる。普段ならこの声で皆が一斉にキッチンへと集まり、賑やかな朝食となる。
 だが、今朝は様子が違った。一番に雛苺がとぼとぼとキッチンに来ただけで、その後が続かない。
 おかしいと思ったのりは、独りぽつんとテーブルに着く雛苺に聞いてみた。

「雛ちゃん、他のみんなは?」
「うゅ、ジュンと翠星石は寝てるの。真紅はもう少ししたら来るって……」

 雛苺が困り顔で答える。翠星石が鞄で塞ぎ込んでいるなんて言えなかった。
 雛苺が朝起きた時、隣の鞄の中からすすり泣く声が聞こえてきた。あれから夜通しで泣いていたのだろう。

「蒼星石ちゃんと水銀燈ちゃんと金糸雀ちゃんは?」

 一向に出ない名前をのりが尋ねる。のりは昨晩の騒ぎでも目を覚ます事も無く眠っていた。ある意味、彼女は大物だ。だから、事情を全く知らなかった。
 ますます返答に困って雛苺は「あうあう」と狼狽する。

「その三人なら家を出て行ったわ」

 代わりに答えたのは、いつの間にか二階から下りてきていた真紅だった。
 のりは呆然と真紅の言葉の意味を考えていた。それを気にする素振りも見せず、真紅はテーブルの指定席前に行く。
「のり、椅子を引いてちょうだい」
 のりは言われるままに椅子を引き、真紅がその椅子によじ登った。
 不意に、のりが何かを思いついて手の平に握り拳の判子を押した。
「ああ! 三人で朝の散歩に出かけたのねッ。朝の空気は気持ちいいからぁ」
「違うわ」
 瞬く間に否定され、次の可能性を考えるのり。
 どうせ楽観的な考えしかしないだろう。そう思った真紅は、はっきりと教えてあげることにした。

「あの三人は自ら居場所を捨てたの。だから、もう食事の用意も前の人数分でいいわ」

 聞き間違えようのない返答に、のりはショックを受ける。頭の中は「なぜ」と「どうして」で埋め尽くされた。
「そんな……どうして……」
 当然のように漏れた言葉には、真紅でも即答できなかった。こんな事になり、真紅もかなり心を磨耗させているのだ。
「のり、紅茶をちょうだい」
 お茶を淹れさせて話をはぐらかした真紅は、黙々と朝食を摂る。静かすぎる食事では、紅茶の香りも感じられなかった。





496 :ケットシー:2006/03/08(水) 20:54:19 ID:U6A4Gpn/
 薔薇乙女が敵味方に二分した今、雛苺にはある懸念があった。
 それは、柏葉巴の事である。
 巴は悲しみで狂った水銀燈に命を狙われていた。その水銀燈は雛苺の敵になってしまっている。その事に思い至った雛苺は、寝ても覚めても胸騒ぎがして止まなかった。

 雛苺は一人遊びでも気が紛らわせそうになかったので、相談してみることにした。お絵かきのクレヨンを箱に戻す。
「ねえ、真紅ぅ……」
 翠星石は鞄で臥せっているので、ソファーで紅茶を飲む真紅を頼りにする。
 いつもの真紅なら、子供じみた雛苺の言うことをいちいち気にはしない。だが、今は姉妹の仲が危うい場面。些細な事も蔑ろにはできない。真紅は紅茶のカップを手に持ったソーサーに置き、しっかりと雛苺の方を見る。

「どうしたの?」
「あのね、ヒナね、トモエが心配なの」

 雛苺が真紅の目をじっと見つめる。真紅はそれだけで事情を飲み込めた。彼女もジュンのことで同じ不安を抱えているのだ。彼も水銀燈の標的の一人だった。

「わかったわ。今晩、巴の様子を見に行きましょう」
「うんっ」

 大きな声で返事をする雛苺。巴と会えることになり、やや元気を取り戻した。つい昨日見たはずなのに、雛苺の笑顔を久々に見たような気がした真紅だった。



497 :ケットシー:2006/03/08(水) 20:55:17 ID:U6A4Gpn/
 夕食を済ませ、もう寝るだけになった夜、真紅と雛苺は出掛ける前にジュンに尋ねた。

「ジュン、雛苺と巴の所へ出掛けるのだけど、貴方も来る?」

 今から、雛苺との約束で巴の所へ行くのだ。
 ジュンは重苦しい空気から逃げるように、机のパソコンに向かっていた。

「行かない」

 ジュンは液晶画面を見たまま返事をする。この時間から女の子の部屋に上がるのは抵抗があった。
 真紅としては、一緒に来てくれた方が何かとやりやすいのだが、それは無理そうだった。仕方無しに、閉じている鞄の前に歩み寄る。
「翠星石、話があるの。起きてちょうだい」
 固く閉じられた鞄から返事は無い。朝からこの調子だ。
 起きていると判断した真紅は、構わずに話を続ける。
「巴の所へ行ってくるわ。その間、ジュンをお願い」
 それだけ言うと、真紅は雛苺と鏡の部屋へと向かった。
 それを聞いていたジュンは複雑な気分だった。真紅ははっきりとは言わなかったが、翠星石にジュンの護衛を頼んでいたのは確実だ。
 確かに、ローゼンメイデンの得体の知れない力に人間は無力だ。それでも、ジュンは守られるしかない自分が情けなく思えて仕方が無かった。


 巴は自室の座卓で勉強に励んでいた。彼女は父親の言い付けで、今でも剣道を続けている。部活と受験を両立しなければならない彼女は、連日夜遅くまで机に向かっていた。
 背後の三面鏡が音も無くひとりでに開いた。別の世界との入り口と化した鏡は、眩しい光を放つ。
 驚いて筆を止めた巴は、反射的に背後を見る。眩しさに眼を細めていると、鏡台から人形のお客さんが訪れた。

「トモエ〜っ!」

 よほど嬉しかったのだろう。雛苺がお邪魔するなり巴に飛びついた。巴は可愛い来客の頭を撫でて微笑む。
 続けて赤いドレスの人形が鏡から抜け出てくる。

「こんな夜分にごめんなさい」

 畳に着地した真紅が、形だけでも失礼を詫びた。





498 :ケットシー:2006/03/08(水) 20:57:03 ID:U6A4Gpn/
 マウスのクリック音しかしない部屋で、ジュンは溜め息を吐く。そして、人形に命を奪われるかもしれないという今の状況に、思わず笑ってしまった。
 取り憑いている彼女達に恨みが無い、と言えば嘘になる。それでも、恨みを掻き消すには充分すぎるほどの物を彼女達から貰っていた。
 思い返せば、真紅が来る前の彼は、自身に失望して腐っていただけだった。今も完全に立ち直れたわけではないが、あの頃とは比べられないほど生きる気力に溢れている。薔薇乙女達との助け合い、ふれあいが彼を成長させた。

 そんな思いに耽っている時、静かだった部屋で物音がした。鞄が開いたのだ。この部屋に居るのは彼女しかいない。翠星石は鞄から出ると、服の皺を伸ばして消す。

「遅いお目覚めだな。もうすぐ寝る時間だぞ」

 少なからず心配していたジュンは、からかい半分で声を掛けた。これは翠星石が怒って罵声を返してくれるのを期待してなのだが、失敗に終わる。彼女は俯いて黙ってしまった。
 どう声を掛けたらいいか分からなくなったジュンは、中途半端な笑みを浮かべた。

「ジュン、言っておきたいことがあるです」

 突然、翠星石が真面目な顔で話を切り出した。ジュンは大事な話になりそうだと感じ、近い目線で話を聞くためにベッドに腰を下ろした。翠星石も促されたようにベッドに飛び乗った。
 隣に座った翠星石は、すぐには口を開かなかった。ジュンは彼女を気遣い、ただ隣で座って待つ。すると、彼女が床を見つめたまま話し始めた。

「このままだと、蒼星石は真紅と戦うことになるです」
「そうだな……」

 ジュンが頷いたことによって、翠星石は困難な現実を改めて実感した。蒼星石と真紅の衝突は避けられそうにないこの現実。彼女は膝で拳を固く握り、吐き出すように言った。

「駄目な妹を持って翠星石は泣きたい気分ですぅ。でも、あんなのでも私の大切な妹には変わりないのですぅ……っ!!」

 ジュンは全てを聞かなくても翠星石の言いたい事が解った。彼女は蒼星石とは戦えないと言いたいのだ。
 ジュンは翠星石のマスターなのと同時に、真紅のマスターでもある。翠星石は蒼星石との戦いで自分が当てにならない事を伝えたかった。

「無理に戦わなくてもいい。双子の姉妹だから仕方ないよ」
「それだけではないです……」

 快く承諾したにも関わらず、彼女の返事は優れない。これ以上、何があるのか。ジュンは不可解な顔をした。

499 :ケットシー:2006/03/08(水) 20:58:14 ID:U6A4Gpn/
「もし、蒼星石が危なくなったら、相手が真紅でも蒼星石の味方をするです」

 翠星石が敵になるかもしれない。そう取れる内容だが、ジュンは驚かなかった。妹が倒されるのを黙って見ているだけの翠星石なんか、好きになれそうになかった。それに、真紅がそこまで酷い事をするとも思えなかった。

「それでいいと思う」

 あっさりと賛成されたことに、翠星石は拍子抜けして唖然となる。かなりの覚悟をして話したのだ。
 ジュンの優しさに心を打たれた彼女は、緊張が解けたのも重なり、大粒の涙を零し始めた。その涙はいくら拭っても、次から次へと溢れて止まらない。

「大丈夫。なんとかなるさ」

 慰めの言葉をかけて彼女の頭にそっと手を置く。それが引き鉄になり、彼女は声を上げて泣き始めた。
 滅多に弱味を見せない彼女は、ジュンの目に新鮮に映った。彼女が泣き顔を気兼ね無しに見せるのは、蒼星石と真紅だけだ。
 ジュンはしがみつく翠星石が泣き止むまで、暖かい手で撫でてあげた。



つづく

500 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/08(水) 21:07:27 ID:6tXXwAU6
翠の子・・・(´А')

501 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/08(水) 22:12:30 ID:KuDaGmRl
糞ー!wktk過ぎて困る!!!!

502 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/08(水) 23:19:23 ID:uMpZadQ7
神が降りてたー!!!!

続きがきなるぅぅぅ!

503 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/08(水) 23:39:59 ID:NX9WOFEi
続きはまだかー!!


非常に面白いです。
続きが投下されるのをワクワクしながら待ってます。

504 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/08(水) 23:52:48 ID:B21xg/vW
勝手に尊敬しているケットシー氏の作品、
やっぱりどの作品もおもしろいです。

505 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/09(木) 01:05:39 ID:z5DCiAPo
同じ大量投下でもどっかの誰かと大違いだな
この圧倒的なクオリティの差はどうだ

超GJ!

506 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/09(木) 01:16:18 ID:lVMXQV6z
また来なすったか…

507 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/09(木) 02:00:34 ID:Kfy06QT7
>>505
一言よけい…

508 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/09(木) 02:07:17 ID:iIJF5hmu
>>505
誰のことですか?
流れからみて、>>435とお見受けしましたが。


509 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/09(木) 03:13:14 ID:2smO0bVX
>>478
お前3期のシナリオやれ!

510 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/09(木) 07:34:53 ID:gfYIA3AU
>>508
多分そうなんじゃない

511 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/09(木) 09:18:25 ID:Gs0CTNZF
>505
発言の内容より、日付が変わってすぐって所に注目した
まぁクズの言う事だ、耳を貸す価値は無し
書けなくなった職人崩れか?それとも?

512 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/09(木) 09:25:26 ID:dIDSx9A6
相手にしないでスルーしようぜ。

513 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/09(木) 10:47:12 ID:jOjNKRZb
完全な煽り、荒らしのレスも多いが、否定派の中にはいくつか興味深いレスもある。
その全てを荒らし、粘着、単独犯と断定してしまうのはいささか性急だと思うがね。

514 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/09(木) 11:03:49 ID:KkCrSuAW
いや、やはりスルーで

515 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/09(木) 11:13:11 ID:VF4fTzCa
まあ、後半はあの荒らしのせいかちょっと急いだ感じがあって少し話しがくずれかけてたのはたしかにあったが
それでもそこまで否定するほどへんではなかったしな、あの荒らしはなんであそこまであの人に粘着してるんだろw

516 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/09(木) 13:21:09 ID:utWw7uyy
室内は針の筵状態。皆それぞれ───どっかから調達してきた───パソコンのモニターを見ながらちらちらとジュン
の一挙一動を監視していた。

 事の起こりはnのフィールドでのこと。いつぞやの時のようにのりの事でnのフィールドを真紅の後を付いて行く形で
歩いていた時、水銀燈と薔薇水晶がアリスゲームで───戦っていた。
 慌てて臨戦態勢をとる雛苺、翠星石、蒼星石、金糸雀。ただちにカエルとナメクジとヘビのにらみ合い、三竦み状態に
陥った───それを解いたのは、新たな乱入者だった。
「おとう……さま」
 ラプラスの魔が連れてきた者は真紅の呟きが全てを現す通りの人物であった。
「私の可愛い人形たち。私の求める、完全なる少女、アリスは──桜田ジュン、君がそうだ!」
「ぼっ!僕!?」
 ボクハオトコナデスケド。

 薔薇乙女たちがの視線がジュンに集まる中、その隙を付くようにさっさと立ち去るラプラスたち。終始無言で、こめか
みを解すように揉んでいたラプラスの姿に、ジュン以外気づく者はいなかった。


 かくしていかな協定や談合、裏取引が行われたのか知らないが、翌日には薔薇乙女たちが一同に会し、ジュンを監視
し始めた───ジュンを真似れば、アリスになれると信じ。

 その第一段階が、パソコンでのネットショッピングであった。

517 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/09(木) 13:21:59 ID:utWw7uyy
みんな、叩くなら、私を、私の未熟な作品を


叩いてくれ!!!

518 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/09(木) 13:25:39 ID:sR3NurrH
軽い気持ちで投下する雰囲気じゃ無くなっちゃったなぁ…
かくいうおいらも投下しづらいよ…


519 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/09(木) 14:26:36 ID:aku3Tftd
え、おれは気になんないよ?
おれのショートショートでも読んでなごめ。

「みんなに話したいことがある…」
そう言って蒼星石は話を切り出した。
「僕はアリスゲームを開始する」
動揺するドールズをよそに蒼星石は話しつづける。
「そこでジュン君にお願いしたいことがある」
「ボクに?」
怪訝そうな顔でボクは答える。
「そう、明日の午後4時、おじじとおばばを病院についれていってほしいんだ」

翌日、ボクは言われたとおり蒼星石のマスターと奥さんと一緒に病院にいた。
もうすぐ約束の4時だ。すると蒼星石のマスターが苦しみだした。
「うもっ、はうっ、きひひひひひぃ!」
手を見ると指輪が青く強く輝いている。まるで蝋燭の火が燃え尽きる瞬間のように。
ボクは医者を呼び、おじじはICUに運ばれていった。
扉が閉まり、ランプが点灯し、ボクは一息つく。

…と、すぐ横に蒼星石がいた。もう一つのローザミスティカを持って。
ボクが問いかける前に蒼星石は話し出した。
「水銀燈と戦ってね。前から気付いていたんだ、水銀燈の指に契約の指輪があることに。
 それからの水銀燈は全力を出せなくなってた。おそらくマスターに気を使って…
 だからボクは水銀燈が躊躇してる間に全力で勝負をかけたんだ」

こいつ水銀燈よりおっかねー。ボクは思った。


520 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/09(木) 14:40:14 ID:pzvqn8u5
でもあんなダラダラした把握しづらい文章であの終わりだもんな…
叩かれても仕方ない部分はあると思うよ 実際。



521 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/09(木) 14:46:53 ID:xyVZ4IdI
だからなに?その作品投下終了時点でちゃんと評価され終わってたじゃん。まだ何かタラタラ言う意味あるの?

522 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/09(木) 14:54:31 ID:R+ilvgOz
なに?虐待系ならいくらでも投稿してやるけど。

523 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/09(木) 15:33:46 ID:KkCrSuAW
スルーしとけよ。投下しずらくしてどうすんだよ〜。

524 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/09(木) 18:17:00 ID:a1fEJmny
>>522
蒼星石虐待SSヨロ。

525 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/09(木) 20:09:09 ID:lztu0JCY
>>522
ヨロ

526 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/09(木) 21:07:03 ID:Q3EcGkth
すばらしい勢いで糞スレ化したな、桜田!
先生はこの混沌とした中からこそ良いSSが生まれると思うぞ!

527 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/09(木) 23:54:03 ID:jOjNKRZb
スレがカオス化したこんな時だからこそカオス氏に素晴らしいssを書いてもらいたいと思う


528 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/09(木) 23:59:37 ID:iIJF5hmu
最近職人にプレッシャーかかってると思うんですが・・・

529 :こばなし:2006/03/10(金) 01:07:27 ID:QjwZtwjP
「ジュン、なにをしているの?」
僕の背中に、そんな声が突き刺さった。
「な、なんもしてないっ!」
そう言いながら、僕はマッハでズボンを穿いた。
これが他の連中なら、こっちのことなどお構いなしに部屋の中に入ってくるが、
真紅は「私は何も知らないのだわ」とでいった感じでしばらく待ってくれる。
僕は心の中で真紅の真心に感謝した。
…まあ、ズボンを穿きなおす所を見られているのはちょっと辛いけれども。
「なんのようだよ?」
僕とて慣れたものだ。伊達にあいつらが来る前から、あいつら以上に気配を感じさせずに
背後に忍び寄ってくる血縁者のによって恐ろしい目にあっているだけあるというものだ。
「まったく…またインターネットね、健康に良くないのだわ」
「余計なお世話だよ。むしろ、1日1回くらい出しておいた方がガン予防になるらしいぞ」
「…最低なのだわ」
…どうやら、フラグ立てに失敗したようだ。

「…そ、それだけじゃないぞ!おまえらのために色々と調べてやっていたんだ」
「あら?そうなの?」
「ほら、見てみろよ」
そう言って、僕は液晶に表示された「お人形」板のスレッド一覧を真紅に見せる。
「…どうやら、少しは下僕としての役割を果たす気があるらしいわね」
まあ、本当は、最近じゃ人形の写真じゃないと欲情できないからなんだけれども。
僕だって命は惜しいのでそんなことは口に出さない。
「あら…これ…」

  201:【あれで推理?】くんくん探偵アンチスレPart38【プギャーw】 (666)


530 :こばなし:2006/03/10(金) 01:08:48 ID:QjwZtwjP
「ジュ、ジュン!早く…早くこの掲示板を見せて頂戴!」
…まったく、くんくんの4文字だけは見逃さない奴だ。
「でも、アンチスレだぞ?」
「いいから、早くして頂戴!」
「わかったよ…ほら」

 1 :もしもし、わたし名無しよ :2006/01/12(木) 14:15:54
 新スレでも引き続きあの低脳番組の考察を続けましょう。
 
 必死な信者は放置が基本です。
 
 2 :もしもし、わたし名無しよ :2006/01/12(水) 14:16:15
 2GET!
 くんくん信者マジ知障wwwwwww
 
              (中略)       

 141 :もしもし、わたし名無しよ :2006/01/12(水) 21:29:15
俺、今ちょっと入院してるんだけど、こないだ、看護婦が糞糞のぬいぐるみ差し入れてきやがったwww
 こんなもんゲロ以下だよwww速攻捨てさせたwww


「…」
「…あ、あんま気にするなよ?この掲示板じゃ、どんなもんにだってこういうアンチがいるんだから」
だが、真紅はどうも、僕の言うことなんて耳に入っていないようだ。
「ジュン!ここに書き込むにはどうすればいいの!?」
「…え、この下のスペースに文字を打ち込んで、「書き込む」ていうのをクリックすれば…」
「貸して頂戴!!」
そう言って、真紅は僕を椅子からすっ飛ばし、パソコンを独占する。

 145 :誇り高き第5ドール :2006/01/13(水) 11:29:15
 貴方たち。ちょっとお遊びが過ぎるのだわ。
 くんくんの素晴らしさを理解できないなんて、どうかしているのだわ。

 そもそも、第7シーズン4話の推理に矛盾があるという話だけれども、
 (省略されました…全て読むにはここをクリックしてください)

「…これでいいのだわ」
一仕事終えたような顔の真紅。清清しい爽やかな良い表情だ。


 146 :もしもし、わたし名無しよ :2006/01/13(水) 11:32:22
 糞糞オタUZEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEwwwww
 
 147 :もしもし、わたし名無しよ :2006/01/13(水) 11:34:52
 >>145
 見え透いた釣り乙www
 

「な、なんなのこれは!?」
真紅は自分の書き込みに対するレスに愕然とする。
「こ、こんな連中に負けるわけにはいかないのだわ!ジュン!DVDを持ってきて頂戴!
くんくんの推理に穴など無いということを教えてやらなくてはいけないのだわ!」
「はい…」

531 :こばなし:2006/03/10(金) 01:13:19 ID:QjwZtwjP

 847 :誇り高き第5ドール :2006/01/14(木) 02:35:25
 >>842
 だから、何度も言わせないで頂戴!
 あのシーンでのくんくんの推理をもう一度順序だてて並べてみれば
 (省略されました…全て読むにはここをクリックしてください)
 

 848 :もしもし、わたし名無しよ :2006/01/14(木) 02:38:55
 糞糞狂信者まだいるのかよw
 何度も出てるけど、あのシーンがおかしいのは、脚本家自ら認めてるんだよwww
 いい加減巣に(・∀・)カエレ!
  
 849 :もしもし、わたし名無しよ :2006/01/14(木) 02:41:25
 もう、昼間からずっと粘着してるニートは放っておけよ。
 さっさとコテをNGにしとけ。
 
 850 :もしもし、わたし名無しよ :2006/01/14(木) 02:43:11
 糞糞とその信者は池沼、これはもう常識だなw


「なあ、もうやめろよ…」
いい加減、「ジュン、この池沼というのはどういう意味なの?」などという質問に
答えるのも嫌になり(なんせ、その答えを聞いたことによって沸騰した怒りの内の
何割かを僕にぶつけてくるのだからたまったものではない)、真紅をなだめてみる。
「でも、くんくんをこんな風に言われては、黙っているわけにはいかないのだわ!」
真紅はもう泣きそうだ。
どうやら、悪質な煽りはまだしも、どうしても反論出来ない論理的な批判レスを
食らったのがかなり効いたらしい。

「うう…私を悪く言うのはかまわないのだわ…で、でも、くんくんは…くんくんは…」
「ああ、くんくんは何も悪くないさ。そのことをおまえらが知っていればいいだろう?」
「ジュン…」
真紅の僕を見る目が潤んでいる。
「ほら、もう寝るぞ」
「ええ、ジュン…ありがとう。そうね、誰がなんと言おうと、私がくんくんのことを
尊敬しているのはかわらないものね…」
すっかりデレデレモードの真紅を抱きかかえ、僕はベッドになだれこむ。
「ジュ…ジュン…」
「ほら、寝付けるまでこうしていてやるよ…おまえが寝たらちゃんと鞄にしまってやるからな」
「そ、そんなこと、貴方にしてもらわなくてもいいのだわ!」
そう言いつつも、真紅は心身ともに疲れていたのだろう。僕の体に抱きついたまま、
ゆっくりと眠りについていった。その寝顔の萌え萌えなことときたら…

「うはwww役得役得www」
真紅のボディーに僕の身体の色々な部位を擦り付けたり、色々味わったりしながら、
僕は、携帯電話のネット接続を終了させた。
正直、何度もDVDを見返して矛盾点を探したり、真紅に見つからないように携帯電話をいじるのは
大変だったが、その苦労が報われたというものだ。
明日もいい日でありますように。アモーレ。


532 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/10(金) 01:15:27 ID:aou7Fk8l
JUMマジ外道www

533 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/10(金) 01:17:01 ID:ZRcLrVvK
誇り高き第5ドール必死だなwww

534 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/10(金) 01:17:03 ID:Cjz7D34Z
>>245の続きです。
>>245での真紅の言葉遣いについてですが……やっぱり「やかましい」とは言わないですよね。
「騒々しいわね(orわよ)」若しくは「静かになさい」のほうが真紅らしい物言いだと、今さらながら
思います。ご指摘いただいた方々、有難うございました。


 そして真夜中。
「……真紅――よし! 翠星石――よし! 雛苺――よし!」
 部屋に鎮座ましましている3つのトランクを確かめ、ジュンはベッドを抜け出した。
 枕元に用意しておいた薄手のジャンパーを羽織ると、ジュンは足音を忍ばせながら、ド
アのレバーハンドルを操作した。音がしないように、細心の注意を払いながらドアを開け、
部屋を出る。ドアを閉めるときも同様で、極力静かに……。
「はぁ……僕の部屋なのに、なんでこんなに気を遣わなきゃならないんだろ……」
 小声で呟くと、ジュンは階段を下りていった。

「翠星石……起きていて?」
「もちろんです、真紅」
「行くわよ」
「まったくチビ人間め、何をコソコソと動き回ってるです……」
 ひそひそ声とトランクのラッチが外れる音が、部屋の中に響いた。

「……こんな感じかなぁ?」
 誰もいないはずのキッチンに、煌々と明かりが灯っている。その中でジュンは、カップ
に入った出来たてホヤホヤの茶褐色の液体を見つめていた。中身はエスプレッソとチョコ
レートソース。しかし、これはあくまでもベースである。
 これに蒸気で泡立てたミルクと、ホイップクリームを載せ、その上にストロベリーソー
スで星形の模様を描けば、ストロベリーカフェモカの完成である。
「ホイップクリームとストロベリーソースは、あとで買いに行くとして、だ。とりあえず
味見をしないとな……」
 ジュンはカップに口を付け、中の液体を1口飲んだ。
「……こんなもんか。まぁ、雛苺が飲むんだから、チョコレートソースは少し多めにしと
いた方がいいかな?」
 明日、雛苺にコレを出したらビックリするだろうな……ふとそんな事を考え、ジュンは
少しだけ表情をほころばせた。もっとも、その後で
「……別にどうでもいいんだけどね。というか、『食べ物の恨みは恐ろしい』って言うし、
この先夜な夜な『苺が欲しいの〜』なんてすすり泣かれても困るから……ただそれだけだ
からな!」
 と、言い訳めいた独り言を呟いたのは、言うまでもない。

「――なるほど。そういうことだったのね、ジュン」
「まったく……チビ人間は愛情表現が下手くそですぅ……」
 物陰から様子を窺っていた真紅と翠星石は、顔を見合わせクスクスと笑うと、ジュンに
気付かれないよう部屋に戻っていった。


今晩はここまで。次で終わり(結局、前中後編になってしもた……orz)。

535 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/10(金) 01:24:54 ID:aou7Fk8l
>>534
イイね、GJ
>「まったく……チビ人間は愛情表現が下手くそですぅ……」
お前が言うなw

536 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/10(金) 02:06:23 ID:hpW362dZ
「くっそー、また今日もあいつ来るのかよ」
嫌な人物のことを思い浮かべると、ついつい愚痴がこぼれてしまった。
「誰が来るですか?」
「い、いや・・・何でもないよ」
翠星石に問いかけられジュンは一瞬ドキっとした。
(言えるかよ〜!お前のウザい双子の妹だなんて!)
そう思っていると案の定彼女は来た。
『お邪魔しまーす』
「あ、蒼星石が来たですぅ!」
翠星石はそう言って部屋を出て行った。
ジュンもちょっと様子見に行った。
階段から蒼星石を伺う。
(やっぱり見ていて腹立だしい。あの清純すぎる態度は虫唾が走る!)
そこでウンは彼女を部屋におびき出そうと考えた。
「おい蒼星石、ちょっと部屋に来てくれ」
「え?じゃあすぐ行くよ」
まじめなやつだ。すぐに地獄を見せてやる。
俺は部屋に戻り、押入れをゴソゴソと漁っていると、蒼星石が入ってきた。
「入るよ。で、ジュン君、用って何?」
その声を聞いてジュンは押入れからぬっと顔を出す。
鋭い目つきと薄気味悪い微笑を浮かべて蒼星石を睨みつける。
「ど、どうしたの?具合でも悪い?」
蒼星石も少し引き気味だった。
「お前さあ、ちょくちょくこの家来てるけど実はアリスゲームに勝つために敵の情報集めるんじゃねえか?」
「そんな!僕は翠星石達とふれあいたくて来てるんだよ!誤解しないでほしいよ!」
「本当かぁ?でもすげえ違和感感じるんだよなあ。薔薇水晶の時といい金糸雀が襲撃に来た時といいお前だけマジだったしさあ」
「それはあのままだとやられるから・・・。今日のジュン君おかしいよ!喋り方も変だし」
「まだ白を切るのか!これ以上嘘つくならお仕置きするぞ!」
なかなか本音を言おうとしない蒼星石にジュンは切れかかっていた。
「本当だよ・・・僕は戦うつもりなんてない。信じて!」
「わかった。もうお前の言葉は耳に届かない。ここからは俺が法律だ!」

537 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/10(金) 02:13:59 ID:ilvNIfum
ジュンの性格の変わりようはみてておもろwwwwwwww

538 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/10(金) 02:29:37 ID:Iq+bKKuK
JUMいきなりキレすぎw

539 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/10(金) 02:32:57 ID:hpW362dZ
ジュンは蒼星石の体に掴みかかった。
「ちょ、ジュン君!離してよ!痛いよ!っげふ!」
「ごちゃごちゃ喚くなよ!ぶっ殺すぞ!」
ジュンは蒼星石の腹部を殴った。
「まだまだこれからだぜ!」
さらに倒れこんだ蒼星石を蹴りまくるジュン。
「い、いた!やめてよ!痛い!痛い!」
「へっへっへ、お次はこいつだ!」
ジュンはベッドの下からナタを取り出した。
それを見て蒼星石は愕然とする。だが強気な彼女は
「っく!君はジュン君じゃな!レンピカ!」
人工精霊の名を呼ぶと、蒼星石の手に庭師の鋏が出現した。
それを構えた瞬間
「あっ!」
鋏はジュンの持つナタになぎ払われてしまった。
「おっと、そんな物騒なもん出すんじゃねえぞ。それ以上抵抗したら俺はお前を殺したいという圧倒的な衝動を抑えられなくなるからよ」
蒼星石は力なく倒れこみ、ジュンを恐怖した目で見つめるのだった。
ジュンは鋏を拾いあげ、それをまじまじと見つめる。
「へえ・・・こいつはいいや」
再びジュンに悪魔的な微笑が浮かぶ。
「な、なにするの?ちょ、ちょっとやめて!うわあああ!!!」
ジュンはの鋏を高く掲げると、蒼星石の腹部に突き刺した。
「痛いよぉ!抜いて!今すぐ抜いてよぉ!」
「へっへっへ、その苦しみ方、たまんねえ!」
ジュンは高々と笑う。
「さて、最終幕スタートだ!」
今度は巨大な大金槌を取り出すジュン。
それで蒼星石の右足を叩き潰した。
「うわあああ!!!あ、足が!痛い!」
「このドッカリ感たまんねえ!オラ!もう片方もいくぜ!」
さらに左足も叩き潰す。
「ああああ!もうやめてよお!あ、足の感覚が・・・」
そこでジュンは蒼星石の腹部に深く突き刺さった鋏を抜いてやった。
「ほらよ。これ少しは動けるだろ」
蒼星石は動かなくなった足を引きずりながら手を使いながら必死にドアの方へ向かった。
「うう、翠星石・・・うわ!」
「どこ行こうってんだ?幕間までまだ時間あるぜ?」
蒼星石はジュンに蹴られて吹っ飛んだ。
「さあてと。仕上げだ。何か聞きたいことあるかい?」
ジュンの問いに瀕死の蒼星石は
「き、君は一体・・・誰?」
その問いにジュンの目はより一層鋭くなる。
「俺?俺か?俺は心の闇に潜む悪魔。死神デュード様だ!」
そう言って大金槌を蒼星石の頭目掛けて振り下ろした。
「うわああああああああ!!!」
はっと起き上がる蒼星石。
「ん?どうしたんだ?蒼星石?」
「・・・ゆ、夢?」
蒼星石の顔は真っ青だった。
「僕は一体・・・デュードは?」
「はあ?変な夢でも見たんじゃないのか?部屋に来たかと思うといきなり寝始めたし」
それを聞いて蒼星石は少し安心した。
「そ、そう・・・夢か・・・助かった・・・」
ジュンは蒼星石に歩み寄って、微笑む。
「ほら、下で翠星石達が待ってるぞ。行ってこいよ」
「う、うん・・・(良かった。いつものジュン君だ)」
そして蒼星石がドアノブに手をかけた時だった。
「姉妹達との楽しいひと時を過ごしてきな。幕間の後には再び地獄が始まるぜ・・・」
その言葉に蒼星石は愕然とし、止まってしまうのだった。
The End

540 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/10(金) 04:48:53 ID:UabXWiuj
デュードかよwwwww

541 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/10(金) 05:46:26 ID:l1NcgKDS
まあ、別に来てもおかしくはないわな
ここも元は虐待スレでありSSスレに変化した経緯を考えると

542 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/10(金) 05:51:22 ID:dbD441Lc
まあデュードの作品はキャラの特徴を捉えてるから見ていて面白い。

543 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/10(金) 09:13:13 ID:qSidEUm5
だな

544 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/10(金) 09:21:54 ID:ReJgBSjQ
>>542
ジュンだけ変わりすぎているけど(笑)

545 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/10(金) 13:55:37 ID:oHPcz5wQ
真紅はよくドイツ語の本を読んでるけど、薔薇乙女の語学力ってどうなんだろ?
勝手に設定決めしてみた

水銀燈・・・英国英語と米英語を完全に解すが、仏語や独語の本は辞書の助けを借りて読む
機嫌がいい時はメグにアイルランドの旧い民謡やケルティック・ダンスを披露するとか

金糸雀・・・意外と和英独仏伊が完全に話せて、独語や英語は同時通訳や医学書、専門書の
翻訳まで出来るレベルな上に、辞書があれば新聞が読める程度の北京語と北欧語も習得済み
今のところみっちゃんのE−bay(米のネトオク最大手)入札くらいにしか役立ってない
キムシジャンって名前の割にはハングル語はレストランでの食事の注文すら危うい

翠星石・・・英語ペラペラを自称するが、その内容は
「アイ、買う、ジス、ディスカウント、イエーイ!」ってくらいのレベル、結構通じる

蒼星石・・・翠星石よりはかなり英語がわかるが
「ダ、ダメだよ!ボク発音悪いし文法メチャクチャだし!」と、人前では喋りたがらない

真紅・・・水銀燈とは逆に独語、仏語はわかるが英語は少々苦手、でも人前で辞書を
引いたりわからない単語を聞くのがイヤなので、英語の読み物や映画が嫌い

雛苺・・・実は仏語とのバイリンガルで、寝言で仏語を話したりするが
幼少期に覚えた外国語なので、もう忘れつつある

薔薇水晶・・・ロシア語が話せる、なぜ話せるのか、どこで学んだのか、どうして
ロマノフ王朝風のロシア語を話すのかは、決して話してくれない

546 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/10(金) 14:11:02 ID:Gd8sUcEk
キム賢すぎw

547 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/10(金) 15:08:13 ID:uW4zJm+k
つか、こいつらドイツ生まれだろ! とマジレスw
マジレスついでにマスターの言葉は自動的に話せるもよん。
字は読めるが、書けるかはドールの学力によりそう。

548 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/10(金) 16:25:48 ID:oHPcz5wQ
プロトコルのようなものが入ってて、言語の習得って概念は無いのかも
IEやmacOSの英語みたいに母国語のドイツ語はデフォで入ってて
日本で開封された時に日本語プロトコルがインストールされる

時々、前のユーザーの設定が残ってたりして・・・

549 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/10(金) 16:28:40 ID:4Mw6/I0I
真紅は間違いなく英語しゃべれるだろ
もちろんクイーンズ

550 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/10(金) 16:35:00 ID:uW4zJm+k
>>548
アンティーク(中古)だもんな。
実はヒナも100歳くらいにはなってるはずw

551 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/10(金) 20:42:24 ID:e1eO1/AU
薔薇スィーは日本語不自由

552 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/10(金) 21:02:38 ID:+6gPeFgJ
>>551のIDが金

553 :ケットシー:2006/03/10(金) 21:20:36 ID:iNzgDtx3
ローゼンメイデンは長生きしてるよね
実際にどれくらいの期間ネジを巻かれて動いてたのかは知らないけど
真紅もけっこう幼い部分があるし、案外生きてきた時間は短いのかもw

では、投下いきます

554 :ケットシー:2006/03/10(金) 21:21:32 ID:iNzgDtx3
>>499

 巴は甘える雛苺の相手をしながら、真紅から事情を聴いた。
 薔薇乙女のミーディアムが殺された事。それが元でアリスゲームが始まりそうな事。巴も巻き添えに遭うかもしれない事。
 実際に死人が出たと聞いた時、巴は我が耳を疑った。そして、惨劇の要因であろう目の前の人形に恐怖で腰が抜けそうになった。だが、そんな疑念も次第に薄まった。

「トモエ?」

 膝の上でご満悦の様子だった雛苺が巴を見上げる。その子供っぽい仕草からは、人の生き死にのような血生臭いものは少しも感じられない。
 巴は心配させないよう、にっこりと笑みを返し、膝から落ちないように抱えてあげた。

 穏やかな心休まる時間は長くは続かなかった。開いたままだった三面鏡が再び光を放つ。
 真紅は翠星石とジュンが来たのかと思ったが、それは彼女の希望にすぎなかった。 

「真紅、雛苺、こんばんは。柏葉さん、お邪魔するよ」

 律儀に挨拶をして現れたのは蒼星石だ。ここへ来た理由は訊くまでもない。真紅は正面に立ち、最後の説得に当たる。

「蒼星石、お願いだから考え直してちょうだい。私は誰とも……貴女とも戦いたくはないの」
「君のわがままは聞き飽きた。僕らはアリスを目指すローゼンメイデン。そろそろ君も本分に立ち返るべきだ」

 恨み言を言わず、毅然とした態度でアリスゲームの申し入れをする蒼星石。
 だが、真紅を見つめるその瞳の奥に、凄まじい怒りの炎が燃え上がっているのは明らかだ。生半可な説得に応じるようには見えない。

「真紅、場所を変えよう。柏葉さんに迷惑が掛かる」

 蒼星石が場所移動の提案をする。当然、これは戦いの場への移動だ。それが解っている真紅は動こうとしない。

「ここで始める気かい? 君がそう望むなら仕方がない」

 蒼星石は鋏を取り出して肩に担ぐ。身の丈ほどもある鋏は、充分に凶器になる。

「待って。場所を変えましょう……」

 今にも斬りかかろうと構えた時、ついに真紅も折れるしかなかった。
「雛苺はここにいなさい」
 巴のために雛苺は残し、二人は三面鏡へと消えていった。





555 :ケットシー:2006/03/10(金) 21:23:09 ID:iNzgDtx3
 翠星石は驚くほど心が落ち着いているのを感じていた。ただベッドでジュンに寄りかかっているだけなのに、心の荒波がみるみる収まっていく。まるで快晴無風の内海のようだ。
 あまりに居心地が良くて彼から離れられない。もうとっくに涙は止まり、嗚咽で疲労した胸も、緩やかで深い呼吸を繰り返していた。
 翠星石はふと思った。やはり、この少年が私のマスターなのだ。少し頼りないけれど、私の心を感じてくれる、と。
 翠星石は全ての体重をジュンに預けた。


「見せ付けてくれるわねぇ」

 静かだった部屋にからかう声が飛び込む。この声は水銀燈だ。
 直後、机側のカーテンの裏から姿を現す。外から窓をすり抜けてきたようだ。

「随分と仲がいいのね。妬けちゃうわぁ」

 動けずにいた二人は、今もベッドで寄り添っていた。それを水銀燈が面白がって指摘する。翠星石は大急ぎで飛び上がってベッドに立つ。

「すすす、水銀燈、何しに来やがったですッ!」

 恥ずかしいところを見られた上に至福の時間を邪魔され、翠星石はのっけから嫌悪感を露にする。嫌われるのは慣れっこの水銀燈は、そんなのは気にもしない。

「決まってるでしょ? 真紅の馬鹿を倒すためによ」
「真紅なら今、出払ってるです。日を改めて来るといいです」

 真紅は巴の所へ行って留守中だ。翠星石はなんとか水銀燈を追い返そうとする。姉妹の中でも彼女とはやり合いたくない。どちらかが壊れるまで、戦いは終わらないだろう。

「知ってるわ、そんなこと。だから来たの」
「どういうことです?」

 やはりというか、水銀燈は甘くなかった。彼女は真紅が不在なのを承知で来たのだ。

「戦略の基本は物資の輸送路を抑える事。意味解るぅ?」
「まさか……」


556 :ケットシー:2006/03/10(金) 21:24:10 ID:iNzgDtx3
 水銀燈は遊び半分で遠回しに目的を伝え、それを聞いた翠星石は顔色を悪くする。
 ドールの力は媒介であるミーディアムを通して送られる。彼女の言う輸送路とは、マスターを指す以外に無い。
 翠星石は青い顔で隣のジュンを見る。すると、水銀燈が嬉しそうに囃し立てた。

「御名答ぉ〜。私はその子に用があって来たの。だから、邪魔しないでくれるぅ?」
「ふざけるなです……!!」

 翠星石の肩が怒りで震える。水銀燈は友達の家に遊びに来たような感じでいるが、そんな生易しいものではない。彼女がジュンに用事だと来たからには、目的は一つ。彼を殺しに来たのだ。
 それを見過ごせるわけがない。ベッドから飛び降りた翠星石は、ジュンを守るように前へ出る。

「ジュンは私のマスターでもあるです。手出しはさせないですよッ」
「そんな人間ほっときなさいよ。今のあなたには、やるべき事があるでしょう?」
「今やるべき事は、ジュンを守る事ですぅッ!」
「本当にそうかしらぁ。急がないと手遅れになるかも……」

 水銀燈が意味ありげな言葉を繰り返す。翠星石が不安になりかけた時、ジュンに変化が起こった。

「熱ぅ……!」


557 :ケットシー:2006/03/10(金) 21:25:15 ID:iNzgDtx3
 契約の指輪が熱を持って赤く光る。ドールに力を使われたのだ。それを見て水銀燈がほくそえむ。対して翠星石は焦りから顔を強張らせる。

「始まったようね」
「何がです?」
「解ってるんでしょう? アリスゲームが始まったのよ。さっきね、あなたの蒼星石が真紅の所へ向かうのを見たわ」

 水銀燈がアリスゲームの開始を告げる。おまけに、蒼星石の行動までご丁寧に教えてくれた。
 翠星石の心が激しく揺れる。今すぐにでも蒼星石を止めに行きたい。しかし、ジュンを見捨てることはできない。
 ジュンも表面には出さないが、恐怖でかなり怯えていた。翠星石が妹を選んだら、ほぼ間違いなく命は無い。「僕を守れ」と叫びたかったが、わずかに残された自尊心がそれをさせなかった。

「早く妹の所へ行ってあげなさいよ」

 水銀燈が急かす度、ジュンに嫌な寒気が走る。迷って黙りこくっている翠星石が怖くて堪らない。そして、悩んだ彼女が選択する。

「翠星石は……ここを動かないです! マスターを裏切ったりしたら、それこそ蒼星石に合わす顔がなくなるですッ!」

 一度答えが出れば、迷った自分が恥ずかしく思えるほど簡単なことだった。ジュンを見殺しにしても、マスターのために仲を違えた蒼星石が許してくれるはずがない。
 もっとも、ジュンを選んだ理由はこれだけではないのだが、翠星石にとってはこれが一番簡単に納得できるものだった。

「残念だわぁ。それじゃあ、まとめてジャンクにしてあげる!」

 水銀燈が黒い翼を大きく広げる。それは、口先だけの駆け引きの終わりを意味していた。



つづく

558 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/10(金) 21:56:33 ID:kPkg/0nc
乙!続き期待してます。

559 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/10(金) 22:49:23 ID:BWyb+ASW
ゾクゾクしますな!当方も期待sage

560 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/11(土) 00:18:16 ID:IGr/wVnZ
やべぇ、真剣に続きが気になる

561 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/11(土) 01:12:22 ID:70c08Ts5
>>534の続き。ラストです。



 翌日。のりが日曜日恒例の練習試合に出掛けて、残されたジュンと3体の人形達だけで
昼食を済ませた後の事。真紅と翠星石が、録り溜めしていた『名探偵くんくん』のビデオ
を見ていると、雛苺が嬉々とした表情で何かをトレイに載せて持ってきた。
「〜〜〜〜♪」
「あら、どうしたの雛苺? 嬉しそうね」
「鼻歌なんか歌って……頭の中に本格的に春が来たですか?」
「むぅ〜〜〜〜、そんなんじゃないの! 見て見て真紅、翠星石!」
 雛苺が手にしているトレイには、コーヒーカップが3つ載っていた。泡立てたミルクの
中にホイップクリーム。そしてその上を鮮やかに彩る星形のストロベリーソース。夜中に
ジュンが寝る時間を惜しんで作っていた、ストロベリーカフェモカの完成品である。
「うわぁ……苺の匂いが美味しそうですぅ」
「エヘヘ。ジュンがね、皆で飲むようにって♪」
「そう……それで、ジュンは?」
「うん……なんだか、すごくおねむだったみたいなの。ヒナ『一緒に飲もう』ってジュンを
誘ったのに、ジュンお部屋に行っちゃったの」
 少しだけ雛苺の表情が曇った。真紅の脳裏を、朝食のときに見た、目の下に隈を作った
ジュンの顔が過ぎった。多分あれから一睡もしていなかったのだろう。ベッドの中で、泥
のように眠るジュンの姿を想像し、真紅は心の中でジュンの労をねぎらった。
「――まったく、雛苺の誘いを断るなんて、失礼な家来だわ」
 もちろん本気で言ったわけではない。しかし、真紅の言葉を聞いて、雛苺が頬っぺたを
膨らませた。
「むう! 真紅、ジュンの事を悪く言っちゃめっめー、なのぉ!」
「そうですよ真紅。今日のところは、ジュンをゆっくり休ませてあげるです……ね?」
 辛口の翠星石が、珍しくジュンの事を『ジュン』と呼んだ。少しも照れることなく、ごく自然
に、穏やかな表情で。真紅と一緒に、夜中にキッチンに立っていたジュンの姿を見ていた
翠星石は、先ほどの雛苺からの報告を聞いて、何か感じたものがあったのだろう。
「……そうね、その通りだわ。さぁ、冷めないうちに頂きましょう」
 真紅の提案に異を唱えるものはいなかった。

 昼下がり。3体の人形が繰り広げる喧騒の中、部屋にほんのりと苺の香りが漂っていた。

                                                  <終わり>



 ……締めが甘いなぁorz

562 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/11(土) 02:41:49 ID:JuFmWonu
真紅虐待描きたくなってきた

563 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/11(土) 13:07:30 ID:IOsoDd11
水銀燈は良い子だよ…………
ジュンを殺したりしないよ……

564 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/11(土) 13:20:15 ID:6m1KaiVx
ただ殺すのではなく、無理矢理ミーディアムにして力を搾り取るという手もっ!

565 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/11(土) 16:14:15 ID:3XMeRJFB
>>562
キボン

566 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/11(土) 16:36:38 ID:OimDdGj4
怒り心頭の状態では殺害もありうるかと…

567 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/11(土) 17:19:44 ID:us88ruQJ
えー、トロイメント第0話な感じの物語ですけど、
思いっきりネタバレなんで、ご注意ください。
薔薇水晶ちゃん〜ラブリー眼帯の秘密・改〜です(藁
本当は延々と続くオヤジモノローグだったのだけど、キモいんで前面改良しましt
どんなもんでしょう?


568 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/11(土) 17:20:49 ID:us88ruQJ
「おとうさま・・・おとうさま…」
崩れて行く薔薇水晶を抱きながら、エンジュは叫んでいる。
しかし、彼の声は誰の耳にも届かない…エンジュの脳裏に甦る出会った頃のラプラスの言葉。
『…人形は何も返さないんじゃない…何も返せないんだ。どんなに想いを伝えようとしても僕らに届かないだけなんだ…』


「エンジュ先生、お疲れですか?」
「ん…ああ、いつの間にか眠ってしまったよ」
ラプラスの声に目を覚ますエンジュ。薔薇水晶が甘えるように、彼の背中に頬を寄せる。
薄暗い工房の中で、浅いまどろみから引き戻されたエンジュが彼女の髪をそっと撫でると、
薔薇水晶の顔からは笑みがこぼれた。
もうとっくに深夜を回り、暖かい静寂の時間が流れている。
「懐かしい夢を見たよ…君が私を師に会わせてくれた時の…それと…それと…思い出せないな…」
昔、人形師に絶望して、作品を全て処分しようとしていたエンジュを、ラプラスはローゼンに会わせた。
そんな事をエンジュはぼんやりと思い出していた。
ラプラスにとってそれはほんの気まぐれでしかなかったが、
弟子となった彼は次第に才能を開花させ、やがて薔薇水晶という最高傑作を生み出すことになった。

「おや…」
エンジュが手に持つ作りかけの眼帯に気付いたラプラスは、目を細めてほくそ笑んだ。
「…やはり薔薇の眼帯をお作りになりましたか」
「いや、これは…」
それはラプラスが彼に教えた、ローゼンの第7ドールの特徴。
「何をためらう事がありますか。師を越えたいというあなたの願い、
あなたが自分の作品に虚しさを感じて私の元に来た時から、これは必然だったのですよ」
エンジュは悩んでいた。師ローゼンを超える手段としてラプラスが示した方法は
薔薇水晶をローゼンの第7ドールに偽装させ、師の人形達と戦わせる事だったのだ。
「だが、薔薇水晶にこれを付けろなんて、私に言える訳が無いだろう…」
それは彼女にエンジュのオリジナルとしてではなく、
師ローゼンの贋作としての烙印を押すことに他ならない。
薔薇水晶は何も言わず、ただ苦悩するエンジュを心配して見つめていた。


569 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/11(土) 17:21:43 ID:us88ruQJ
エンジュが師と別れてどれほどの歳月が流れたのだろうか。
つい数ヶ月前まで優しさの中に包まれていた薔薇水晶。
人形師として自信を取り戻したエンジュと暮らす工房には薔薇の花が絶えず、
作品製作に勤しむエンジュに寄り添って過ごす生活は、幸せに満ち足りていた。
そんなエンジュに、ラプラスが囁いた戯れの言葉。
「師ローゼンを越えてみたくはないですか?」
その快楽の言葉は、エンジュの心を麻薬の様にじわじわと蝕みだした。
安らぎの毎日がゆるりと狂いだす。
『師をこえるドールを生み出す』エンジュは心に血を流しながらその夢をむさぼり続ける。
その夢はエンジュの作品に足枷となって現れた。
ローゼンを超えるべく作った人形は、師に遠く及ばない。
雑念に濁った心では、どれだけ努力しようとも決して最良の作品は生まれてこないものなのだ。
それでも、薔薇水晶はエンジュの作る人形が好きだった。
緩慢に動く出来損ないの人形に落胆するエンジュの傍らで、ぎこちなく微笑む妹を喜ぶ薔薇水晶。
そんな新しく生まれ出た妹への喜びも束の間に、
翌日、壊されて変わり果てた妹の残骸を見つめて、薔薇水晶は一人泣いていた。
「可愛そう…」そうつぶやく薔薇水晶に、
「こういう愛もあるんだよ」とエンジュは寂しく語りかける。


570 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/11(土) 17:24:04 ID:us88ruQJ
薔薇の花が絶えて久しい工房に夕日が差し込む。
斜陽の中でひとり、遠くに去ってしまった妹達を思い、
薔薇水晶は自分の影法師と戯れていた。
少女が歩くと影も歩き、少女がくるくると回れば影も回る。
まるで妹と遊ぶように、薔薇水晶はゆらめく影と遊び続ける。
やがて陽は落ち、影はゆっくり消えてゆく。
再び一人になった薔薇水晶を照らす月明かりが、彼女の心に一つの決意を促した。
それは、この悲しい日常に終止符を打つ決意だった。
工房にエンジュを捜して足を運んだ薔薇水晶は、
作りかけの眼帯が床に無造作に投げ捨てられているのを見つけ、それを手に取った。
『おとうさま…おとうさまの願い、私がきっと…』
そう、眼帯を結ぼうとした薔薇水晶は、傍らにある鏡に自分の姿が写っている事に気が付いた。
鏡の中から見つめる自分の姿は、遠い過去から微笑みを投げかける様に薔薇水晶に囁く。
『もう一人の私…泣いているもう一人の私…あなたはだぁれ?』
月明かりに照らされた鏡の中から呼びかける内なる声。
「私は…誇り高きエンジュお父様の薔薇乙女…薔薇水晶…」
そうつぶやくと、最期に一度だけ、そっと鏡に向かって胸を張った。
そして、いつかもう一度こうして胸を張れる日を信じて、薔薇水晶は眼帯をきつく結んだ。

彼女はもう迷わない。


571 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/11(土) 17:25:15 ID:us88ruQJ
「薔薇水晶……」
工房に戻ったエンジュの声に振り向く薔薇水晶。
「おとうさま…」
まっすぐに顔を上げて見つめる少女の左目にかけられた薔薇の眼帯。
無口な薔薇水晶は何も語りはしなかったが、それを見たエンジュは少女の深い思いを理解した。
薔薇水晶はエンジュの迷いを断ち切る為に、フェイクというレッテルを自らに課し、
第7ドールを名乗る道を選んだのだ。
右目に宿る決意と、左目に隠した優しさ。
エンジュは、何も言わずに薔薇水晶をそっと抱きしめた。腕の中に伝わる少女の温もり。
薔薇水晶もエンジュに抱擁されながら何も語らず、只静寂の時間だけが過ぎてゆく。
全てはおとうさまの願いのために― それが少女の優しさを強さに変えた。
『フェイクと呼ばれて生きる事が、どんなに辛い運命であったとしても、
どんなに酷い仕打ちであったとしても、私の心の中にある想い出は、決して汚されないから』
薔薇水晶の想い― それは清らかで、暖かで、どこまでも真っ直ぐだった。
「だから、おとうさま…どうか心の闇に沈まないで…」
エンジュに抱きしめられて、穏やかに微笑みながらも少女の魂は泣いていた。
出来る事ならお父様の娘として生きて行きたかったと涙を流していた。
『おとうさま…いつか、この戦いが終ったら…またあの日の様に…。』
それは儚い願いだったのだろうか。


572 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/11(土) 17:26:05 ID:us88ruQJ
「おやおや、あの泣き虫の薔薇水晶がねぇ…これは面白い」
ラプラスは、nのフィールド内で真紅を待つ薔薇水晶の話相手をしている。
彼の退屈は当分の間解消されることだろう。
「では薔薇水晶、ひとつ預言をしましょう」
「予…言?」
「預言です。あなたが真にエンジュの事を思うなら、彼の願いを叶えること、
そしてこの戦いの果てにあなたは壊れなければなりません」
「壊れ…なければ…」
「それが昔日の彼の心を呼び戻すでしょう」
「心を…呼び戻す…」
「そう、良い子だね薔薇水晶は」


でも、薔薇水晶とエンジュの物語には、どうしてこんな結末しか残されていなかったのだろうか。


573 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/11(土) 17:26:57 ID:us88ruQJ
というわけで、薔薇水晶出撃前夜のお話でした。
真紅と出会い第7ドールを名乗る1日前の物語。
おいらにとって、薔薇水晶はこんな子なのです。


574 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/11(土) 17:35:57 ID:neIEIKFX
今までどうしてもパチモンみたいなイメージがあったんだが、
なんか好きになりそうだ。GJ!

575 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/11(土) 19:05:50 ID:nB/WORVb
>>561が思いっきりスルーされてる(笑)

576 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/11(土) 19:17:34 ID:JuFmWonu
>>565
描くと気分的にハイになってそれが文章に来すが構わないか?
いや、マジで虐待もの描きながらそれを想像するとニヤニヤしてきてしまうんだが。
俺も頭おかしくなってきてるから。

577 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/11(土) 20:02:06 ID:3XMeRJFB
>>576
構わんから希望
キチな人の文が見てみたい
虐待スレ逝けとか言われそうだが

578 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/11(土) 20:11:00 ID:1M5IYutp
虐待スレ逝け

579 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/11(土) 20:17:35 ID:3XMeRJFB
言われたww

580 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/11(土) 20:48:14 ID:JuFmWonu
「ジュン、紅茶を淹れて・・・!?」
彼女の言葉はそこで止まってしまった。
それはジュンの奇怪な行動を目にしてしまったからだ。
「お〜う、真紅〜おれぁ大丈夫だぜぇ」
ジュンはフラスコのようなものを鼻に近づけて鼻を啜らせていた。
フラスコのようなものの底ではゴポゴポと沸騰した水のような音がしている。
「ちょ、ちょっとジュン、本当に大丈夫?」
真紅はジュンの肩に手を触れた。するとジュンは仰向けにバッタリと倒れてしまった。
「ジュン!しっかりして!」
彼女は必死になってジュンを揺さ振った。
ジュンはやる気なさそうに返事を返すが
「よぉひんく・・・おれぁあはまんなか大丈夫だぜぇ・・・」
とかなんとかわけのわからないことを言う始末であった。
「何をわけのわからないことを言っているの?しっかりしなさい!」
そう言って真紅はジュンの頬に平手打ちを一発食らわせた。
「!?」
途端にジュンの形相が酷くなった。
「ってぇな!糞人形が!」
いきなり怒鳴るので真紅は驚いた。
「いつまでも寝ぼけているからよ。早く紅茶を淹れてきなさい」
「おお?どうやらお前もポスタルゲームを始めたいようだな・・・。人が○○楽しんでるのに邪魔しやがって!ぶっ殺してやる!」
「ポスタルゲーム?まさか!あなたが蒼星石を酷い目に合わせたデュードね!今すぐジュンの体から消えなさい!」
「まあそう言わずにこれでもまずはこれでも喰らいな!」
ジュン(とはいってもほぼ狂気に染まるデュードに取りつかれているが)は先ほどのフラスコ(パイプ)を無理矢理真紅の鼻に押し込むように近づけた。
「ちょ、ちょっと!やめなさい!ジュン!」
途端に真紅の頭の中はボンヤリし始め、次第にジュンの顔がドーナツ状になり回転し始めた。
「こ、これは、いっひゃい・・・」
仕舞いにはまともに口も開けなくなってしまった。

581 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/11(土) 20:49:19 ID:JuFmWonu
『おい!』
目の前が真っ暗で見えない。だが微かに声が聞こえる。
『おい!起きろってんだ!』
やがて声が大きくなったかと思うと、はっと目が覚めた。
真紅は咄嗟に起き上がり、辺りを見回した。
「ここは・・・」
『ここは俺のフィールドだよ。すげえだろ』
真っ白で何もない世界から、どこからともなく声が聞こえる。
「デュード、隠れてないで出てきなさい!」
『その威勢の良さ、壊しがいがあるぜ・・・へっへっへ』
「早く出てきなさい!」
真紅が呼ぶと、後ろからぬっと手が伸びてきた。その手の持ち主は黒いコートに身を包んだ長身の男。デュードであった。
デュードの手は真紅の肩をがっちりと掴む。
「俺はここにいるぜぇ?」
「う・・・く・・・」
真紅はその手を必死に退けようとするが、力が強いらしくなかなか離れない。
そのまま片手で持ち上げられてしまった。
「さっき言ったとおりポスタルゲーム始めるぜ!」
そう言ってデュードは真紅の腹部に思いっきりパンチを喰らわせた。
「っきゃ!」
距離にして五メートルほど吹っ飛んだだろうか。真紅も小さく声を上げる。
「いいか?このゲームではお前に体の一部が欠けることの恐怖を再び教えてやるためのものだ。覚悟しやがれ!」
デュードはナタを持ち出すと横たわる真紅の右腕を切断した。
「!・・・私の腕が!」
「へっへっへ、この腕をどうすると思う?」
デュードは転がった右腕を拾い上げる。しかし真紅は動じない。
「愚かね、デュード。あなたは『絆』というものを知らない。片腕を失ったところでその力は衰えないのだわ」
あくまで強気の真紅。デュードもそれで動じることはない。
「そうかい。ならこいつも頂くぜ!両手両足ぃ!」
デュードはナタを振り回し、真紅の左腕と両足も切断した。
「あああああぁ!」
「ほら!泣けよ!ここには俺とお前以外誰もいないぜ!」
「う・・・わ、わたしは・・・こ、この程度で泣かないのだわ!」
真紅は泣くのを必死にこらえた。デュードはそれを見てニヤニヤする。
「人前じゃ弱音を見せないもんな。だがここには弱いお前を知るのは誰もいない。遠慮することはねえ、さっさと泣いちまえ!我慢は体に毒だぜ!」
デュードは四股を切断され、胴体と首だけになった真紅の体を踏みつける。
「ほらよ。こんなことされて本当は苦しいんじゃないのか?」
真紅は黙りこんだままだ。
「仕方ねえなあ。それならもう二度と元の体に戻せないようにしてやるか」
そう言ってデュードは転がっている両手両足を真紅の目の前に並べた。
「な、何をするの!?」
「こうするんだよ!」
デュードは大金槌を構えた。
「いや!やめて!お願い!」

582 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/11(土) 20:50:05 ID:JuFmWonu
だが遅かった。真紅が叫んだ時には彼女の右手は既にバラバラだった。
「いやあああああ!!!」
「次!次!」
さらに左腕、右足、左足と、順番に破壊していった。
「どうだ?いくら腕をくっつけられるガキでもものを生み出すことはできないぜ!お前は永遠にジャンクだ!ほらよ!さっさと泣いちまいな!」
デュードは真紅の頭を踏みつけた。
「その苦しみ、わかるぜえ。水銀燈をジャンクにしちまったり、体の一部を失ったりと、心の弱さを一番知ってるのはお前だからな。だからこそつらいんじゃないか?もう二度と元の体に戻れないのはよ!」
「う・・・えぐ・・・っぐす・・・私は・・・永遠に・・・ジャンク・・・」
とうとう真紅は大粒の涙を流し始めた。
「ひゃっはっはっはっは!こいつはたまんねえぜ!だがまだ終わらないぜ!次はその『絆』とやらを断たせてもらうからな!」
デュードの手に抜け殻のようになったジュンの体が出現する。
「ジュン!彼に何をするつもり!?」
「言ったろ、絆を断つってな!」
「ジュン!起きなさい!早く!起きて!」
「無駄だよ。こいつ○○やりすぎて体ぶっ壊れてるからよ。おまけに俺がいなけりゃ精神脆すぎて廃人同然よ!」
デュードはジュンを投げ捨てると、大金槌を振り上げた。
「何をするの!ああ・・・やめて、そんなこと!お願い!ああああああ!!!」
大金槌はジュンの脳髄目掛けて振り下ろされた。
途端にグシャリと音を立てて粉々になってしまった。
肉片が真紅の顔に飛び散る。
「いやああああ!!!ジュン!!!」
「へっへっへっへ。そのままそこでグッタリしてな。俺は午後のビールでも楽しんでくるぜ!あばよ!」
デュードがそう言うと、真紅の目の前が真っ暗になり、気を失ってしまった。
「・・・」
しばらくして真紅は目が覚めた。
「・・・ここは・・・家?」
真紅が目を開けると、パソコンに向かうジュンがこちらを振り向く。
彼女は彼をまじまじと見つめる。
「な、なんだよ・・・」
「ああ・・・ジュン!」
真紅はジュンに抱きついた。
「うわ!なんだよ急に!」
驚きながらもなすがままにするジュン。
「やはり貴方は失いたくないわ。例え夢の中でも・・・」
「え?」
「それよりもジュン、早く紅茶を淹れてきて頂戴」
先程の夢か何かの出来事が嘘のように、いつもの本調子に戻る真紅。
「ったく・・・甘えてるのかと思うと、元に戻りやがって」
「ごちゃごちゃ言わないの。言われたとおりにしなさい」
「はいはい。でもこの時間なら紅茶よりビールが良いんだよなあ。さっき死ぬほど働いたから喉がカラカラ」
「え?」
ジュンの口調が先程のデュードに似た口調に変わると真紅は凍りついた。

The End

これほど気持ちいいことはないぜ

583 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/11(土) 21:03:11 ID:4BlvmHT8
またデュードかよw
真紅の暗部を捉えてて面白いんだけど今回のは精神的に来るなあ。

584 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/11(土) 22:23:49 ID:m/tg8xp1
>>561
こういうのは好きだな、ホッとする。
>>573
イイ!

585 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/11(土) 22:58:52 ID:3XMeRJFB
>>580-582
GJ
にやけた

586 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/11(土) 23:23:35 ID:YQggB8cn
虐待スレに逝きやがれですぅ
そしたらちょっとは読んでやるですぅ

587 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/11(土) 23:58:35 ID:8J9nT5xF
>>561
確かにオチが弱いかな。それでレスが付きにくいのかも
漏れはほのぼの日常物として、けっこう楽しく読まさせてもらいました

>>573
バラスィ、こんな子ならいいよね
アニメではどんな子かよくわからなかったなぁ

588 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/12(日) 04:06:20 ID:3Zn7roQV
デュードってどっかで聞いた名前だと思ったら
あのションベンかけてゲロ吐かせる傑作ゲームの主人公かよ!

589 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/12(日) 12:25:46 ID:3Yu+UgS2
デュードさん、ほのぼの系描いてよ。
キャラの特長つかんでるから上手くいくと思うんだ。

590 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/12(日) 12:53:51 ID:c/6Ix7rA
感想レスどうもでした。ちょっと補足というか解説なんですが、
白崎がジュンに語ってた「人形を売りに来た人」が実はエンジュだったという設定だったりします。
ローゼンでも良かったんだけど、「こんな悲しい事は無い」と言って製作を諦めたローゼンよりも
それでも造り続けるエンジュの方に、おいらはシンパシーを感じますねー(w
だから、最後に争いを止めようとしたジュンをぶん殴ったのも、
それ程の覚悟で戦う薔薇水晶を最後まで見届けようとする
エンジュのケジメだったのかも…と、サイドストーリーを組み立ててみるっスよ。

それから、レプリカ、模造品はフェイクとして生み出されたものの罪じゃなくて
それを造った製作者の罪なのです。薔薇水晶に罪はない〜。

読んでくれてどうもでした。

591 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/12(日) 13:46:01 ID:N9K8HQFN
薔薇水晶健気だね

592 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/12(日) 14:07:10 ID:6IT6aYZB
デュード
ttp://page.freett.com/6xtreme/gallery/mobile-qvga/postal/postal-02.jpg

593 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/12(日) 14:48:02 ID:FTN7bp2m
>>589
描けないことはないが柄に合わねえだろ?
だから虐待を描く。

594 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/12(日) 18:02:53 ID:hT2czLei
hosu

595 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/12(日) 18:26:37 ID:nejrAQph
自分のキャラ作ってる人がいるスレはここですか?

596 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/12(日) 20:51:07 ID:ms2MVceh
たわば

597 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/12(日) 20:52:09 ID:8nAeq7DE
>>593
描くのは自由だが、虐待スレでやってね。

598 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/12(日) 22:00:43 ID:sgaC4Su9
エロスレ見てきたけど、あそこアホ過ぎるw(褒め言葉)

どんなジャンルのSSでもエロの方が人気あるのなヤッパ

599 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/12(日) 22:05:53 ID:MxI6Y58g
あちらの方はエロ関連ではっちゃけられる要素あるし

600 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/12(日) 23:44:01 ID:Dp7r4bCM
本能に訴えるエロは偉大だ。
エロければ大抵の文章がうけるしな。
その分、拒絶反応が出る人もいるけど。
これもどのジャンルでも言えることだな。

601 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/13(月) 02:07:28 ID:snLmtLgV
虐待スレなんてあったっけ?
まあここ何書いても自由だし構わんと思うが。

602 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/13(月) 02:32:25 ID:LCjMEJoS
他のスレでもよくある事だけど、あのエロスレは「批評、否定意見禁止」で
マンセー意見のみにした結果、スレの雰囲気がとても良くなってる
否定せず受け入れる姿勢が、玉石混合の作品の奔流を呼び、そこから神が生まれる

批評批判はいいSS作家になるのに必要、でも2ちゃんのスレには向かない
同意意見などいくらでも作れるし、なにより叩きで潰れたスレを多く見た経験則
職人は自分のSSをスルーされても諦めるか、せいぜい一日一個自演GJする位だが
どうも批判屋には自分の意見を無視されると、自演で叩きを始める奴が多いように見える

良作駄作入り混じるスレか、多くの意見を集めて少数精鋭SSのスレを目指すか
俺は前者の方が好み、後者がうまくいったためしは無い

603 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/13(月) 02:59:29 ID:EnpAh2QN
長文は勘弁

604 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/13(月) 05:01:37 ID:Q48vcsVi
そんな言論統制2chじゃねぇよ
言いたいこと言うのが2chの本質だろ

605 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/13(月) 05:47:04 ID:iCZXsO5Y
いいから上手い事仕切ってkure

606 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/13(月) 07:27:24 ID:8cEsBZ9c
要はこの前みたいな長文駄文投稿厨は
叩いて追い出すのがGJ

607 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/13(月) 07:40:22 ID:INoDVBvb
虐待ネタは名前欄に虐待って入れたらいいじゃね?
嫌な奴はアボーンすればいいし。

608 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/13(月) 07:57:56 ID:Q8GplPWd
とりあえずスレタイと>1と過去スレ最初から見る。
理解出来たなら後は読みたいSSを読んで読みたくないSSは読まなきゃいいだけ。書き手の邪魔だけはするなよ。

609 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/13(月) 09:53:43 ID:GKFvpNXo
>>606
30代40代の大人のセリフとも思えん。大人気ないなぁ

610 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/13(月) 15:21:18 ID:Q48vcsVi
>>609
何を根拠にw




俺は中学生だと思うよ

611 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/13(月) 18:49:45 ID:ObX3vVQS
ネットに書いてる内容で何歳かとかは分からないと思う。
ただ、なにか言われて一々反応するやつは愉快犯か痛い人のどっちかだろうね

612 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/13(月) 20:17:41 ID:KYJWi+Bf
それ結局どっちも痛い人じゃない

613 :ケットシー:2006/03/13(月) 21:12:28 ID:/sSD2zy9
流れぶった切って投下いきますね

614 :ケットシー:2006/03/13(月) 21:13:17 ID:/sSD2zy9
>>557

 見渡す限りの大草原を二つの影が疾走する。
 ここはnのフィールド。
 邪魔する者は誰もなく、アリスゲームをするには最適な場所。
 現実世界では夜だったが、ここではよく晴れた空に陽が高く昇っている。時刻も現実とは関係ない。
 追いかける蒼い影が鋏を振り回して言う。

「どうして反撃しないのさ。ここだと、いつまでも逃げてられないよ?」

 鋏が紅い影をかすめ、草がきれいに刈り取られていく。
 真紅はただ逃げ回っていた。何度も鋏で斬られそうになっても反撃しなかった。
 いや、正確には反撃できなかった。水銀燈の件以来、戦うのが怖くなっていたのだ。
 戦えば誰かを失う。そんな言葉が呪詛のように真紅を縛る。

 しかし、そんな悠長なことを言っている場合ではない。身を隠す物もないこのフィールドでは、戦う以外に生き残る術は無い。
 先程からも何度も鋏が獲物を捕らえかけ、その度に彼女は身を守るために力を振るう。
 このままだと、そう時間の掛からない内に勝敗が決するだろう。当然、負けるのは真紅だ。



615 :ケットシー:2006/03/13(月) 21:14:51 ID:/sSD2zy9
 やがて、その時はやってくる。
 細長い草に足を取られた真紅が、草の布団に倒れ伏した。すぐ後ろを追っていた蒼星石は、余裕をもって追い詰める。真紅は恐怖で引き攣った顔で背後の蒼星石を見上げる。

「だから言ったじゃないか。逃げられないって」

 蒼星石はその無様な姿を哀れむように見下ろす。しかし、手に持った鋏は無情にも、その切っ先を真紅に向ける。両手でしっかりと持ち、真紅の背中に狙いを定める。

「や、やめて……ッ!!」

 恥も外聞もなく、必死の形相で命乞いをする真紅。死が現実になるのを目前にして、思考が白紙に戻りつつあった。
 蒼星石はそんなのはお構いなしに、鋏を力一杯突き刺そうと上に持ち上げる。反動で下に突き落とした時、真紅はあらん限りの声で絶叫した。

「いやぁああああああああッ!!」

 その瞬間、一時的に真紅の価値観が入れ換わる。
 最も恐ろしいのは失うこと。これまでの記憶を失うこと。今の存在を失うこと。これからの時間を失うこと。
 真紅の頭は生存本能によって支配される。今の彼女は自分のためだけに生きていた。

 赤い花びらが球状に集まって盾になり、刃先を完璧に受け止めた。庭師の鋏を凌ぐその硬さは異常なほどだ。

「な……真紅ッ、君は――」

 膨大な力が真紅を中心に溢れ出し、蒼星石はその力の奔流に呑み込まれた。





616 :ケットシー:2006/03/13(月) 21:15:59 ID:/sSD2zy9
「クッ、熱……ッ!!」

 ジュンが指輪を押さえてうずくまる。指輪は激しい熱を発し、彼から力をどんどん奪い取った。

「ふふっ、真紅はかなり苦戦しているようね」

 したり顔でジュンの様子を説明する水銀燈。翠星石は真紅とミーディアムを共用している。真紅に力を使われれば使われるほど水銀燈は優位に立てる。

 翠星石と水銀燈も戦いの場をnのフィールドに移していた。ジュンは水銀燈を物置の鏡から誘導したのだ。また家を破壊されては敵わない。
 舞台は無人の学校。ジュンの苦手意識が誘い込んだのか、そこは通っていた中学校と同じ造りの体育館だった。

 そして、水銀燈が口の端を更に大きく吊り上げる。期待以上の好機が訪れたのだ。ジュンは立ち上がるどころか、硬い床に寝てしまう。力が使われすぎたのだ。翠星石が心配になって駆け寄った。
「ジュンっ!」
「僕のことより、お前は水銀燈をどうにかしろ……!」
 ここで寝ていても水銀燈は倒せない。ジュンは力の入らない腕で懸命に起き上がろうとする。その光景は、産卵を終えて死ぬだけの鮭がもがいているようだ。そこに水銀燈が茶々を入れる。

「強がりはよしたらぁ。何人も喰い殺してきた私には判る。あなた、もう死ぬ寸前なのよ?」

 人間を便利な道具としか思っていなかった水銀燈は、力の加減をしてこなかった。だから、彼女は人間の限界を知っている。
 翠星石がはっと目を見開いてジュンに視線を戻す。彼の顔からは血の気が引け、まるで生気を感じない。

「私が手を下すまでもなかったかしらぁ。真紅もとんだお間抜けさんだわぁ」

 水銀燈の勝ち誇った高笑いが館内に響いた。
「だったら、さっさと消えやがれですッ!! 用は済んだですよッ!!」
 マスターの死を目前にし、翠星石が怒鳴る。その目尻には涙が揺れていた。
「イヤよ。私は坊やの死ぬ所が見たいんだからぁ」
 彼女らしい陰湿な理由が返ってきた。もう時間が無いというのに、見逃してくれる様子は無い。
 こうしてる間にも、ジュンの足掻きが目に見えて弱々しくなっている。もう、寝返りを打つのがやっとだ。

617 :ケットシー:2006/03/13(月) 21:17:20 ID:/sSD2zy9
 後の無くなった翠星石は、水銀燈を倒す方法を一つ考える。確実とまではいかないが、できる限り早く決着をつけるには有効な手段だった。しかし、それは並大抵の覚悟で実行できるものではなかった。
 それでも、彼女は迷わず決断する。
 今ならはっきり言える。ジュンより大切なものは無い。
 人見知りの激しい彼女でも、彼とは出会ってすぐに悪口を言い合えた。寝込みを狙って顔を観察したりした。今思えば、彼女は最初から彼を意識していたのかもしれない。

「ジュンは死なせないです」
「へぇ〜、どうするつもりぃ?」
「こうするです!」

 如雨露を自分の足下に向けて振ると、体育館の床から植物の蔓が束になって伸びてきた。翠星石はその蔓の束を足場にし、乗り物の代わりにする。
 蔓は尋常でないスピードで水銀燈に向かって伸びる。避ける間も与えず、翠星石は水銀燈の体を掴まえた。
 蔓が翠星石もろ共、体育館の分厚い壁に水銀燈を叩き付ける。
「かはっ!」
 背中からまともに打撃を喰らった水銀燈は、叫び声が出ない代わりに空気を吐き出す。
 水銀燈ほどとはいかなくても、一緒に壁に激突した翠星石も相当のダメージを受けていた。まさに捨て身の攻撃だ。
 思い切った行動に驚く水銀燈を尻目に、翠星石が痛みを堪えて仕上げにかかる。

「今ですッ、スィドリーム!!」

 名を呼ばれた人工精霊が物凄い勢いで迫ってくる。巨大なエネルギーの塊となったそれは、確実に彼女達を捉えていた。

「あなた、自分も死ぬつもりッ!?」

 攻撃の意図を知った水銀燈は焦って、今も密着する翠星石を怒鳴り散らす。明らかにこれは道連れを狙った攻撃だ。
 壊れてしまったらアリスにはなれない。アリスゲームを無視したこの戦法は、水銀燈の予測を超えていた。
 焦ったのはジュンも同じだ。彼の命が危ないとはいえ、こんな方法を望む訳が無い。出ない声を必死に絞り出す。

「やめろッ、翠星石ぃいいいいい……ッ!!」

 轟音を立てて壁に大穴が開く。ジュンの叫びも、空しく大音響に塗り潰された。



つづく

618 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/13(月) 22:17:03 ID:G8FNN5sC
wktkして待ってた!
翠の子と蒼の子が心配だがGjだったお

619 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/13(月) 22:19:17 ID:dmXDps7Q
す、翠星石……

620 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/13(月) 22:22:39 ID:ZWD3r494
続きが気になる。

621 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/13(月) 22:24:25 ID:DkY1DDGW
ピューと吹く!ジュン

真紅「水銀燈、寝ているのかしら?」
ジュン「・・・そうらしいな、この真夏に羽出して寝てやがる、ん?」
(羽に手を突っ込む)ゴソゴソ
ジュン・真紅「カ・・・カァ〜ッコイイ〜〜!クワガタ採れたーー!」
真紅「他にも何かいるかもしれないのだわ!」
ジュン「ああ、探してみようぜ!」

おーえす おーえす

ジュン「出たなぁ・・・」
真紅「凄い入ってたわね・・・」
ジュン「ああ、久しぶりに燃えたな」
真紅「・・・やっちゃったわね」
ジュン「まあ・・・やっちゃったな」
水銀燈「ん・・・うう〜ん ん?・・・あれ?えっ?何コレ・・・・・・羽が無、ええ?・・・・・・・・・」

水銀燈「蒼星石・・・?」
ジュン「そう・・蒼星石・・・」
真紅「蒼星石が、こう・・・、・・・ね?」
ジュン「そうそう・・・」


622 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/13(月) 22:26:53 ID:jA8j6M9P
>>615
うはwwww真紅暴走wwww

623 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/13(月) 23:38:00 ID:wlh8xDM0
いつからここは総合スレになったんだ?

624 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/13(月) 23:47:07 ID:kmT5J+PZ
携帯で見えるSSのサイトお願いします

625 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/14(火) 00:52:33 ID:wgj1Xr7u
>>624
なんか馬鹿っぽい文章だな

626 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/14(火) 01:44:35 ID:abtOWhJ6
>>624
日本語でおk

627 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/14(火) 02:03:24 ID:ukujln88
>>621
水銀燈www
小言だがジャガーって下の名前ジュン市だよな。

628 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/14(火) 20:25:04 ID:qZ5hyCAd
ところで未完の作品って結構多いよな。

629 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/14(火) 21:04:40 ID:xK3xdGyC
>>617
また部屋壊されちゃったのか

630 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/14(火) 22:09:27 ID:Gywb9KoO
まぁ、書いてもらえる雰囲気を作る必要もあるかと。


ジュンの家で珍しく双子の姉妹が喧嘩をしていた。
蒼星石は盆栽に凝っていた。何故ならおじじに盆栽を仕込まれてしまったからだった。
誰が何と言おうと仕込まれてしまったのだ。
翠星石は盆栽が嫌いだった。
何故なら植物は太陽の下でのびやかに育てるべきというポリシーを持っていたからだ。
誰が何と言おうと持っていたのだ。
「蒼星石、そんなじじむさい趣味止めるです」
「何を言うんだ、盆栽は芸術だよ。この気品漂う姿を見てよ、惚れ惚れするじゃないか」
「そんなに木を苛めちゃ可愛そうです、樹木はもっと自然に育てるべきです」
「ちがうよ、木の個性を見極めて伸ばしてるんじゃないか、無暗やたらにカットしたり矯正してる訳じゃないんだよ」
そんな平行線の話し合いがエスカレートして、もはや肉体言語で語る一歩手前に達していた。
「翠星石の分からず屋!」
「翠星石が分からず屋なら、蒼星石はスカポンタンです!(小原乃梨子)」

「ただいまー」
そこにジュンが帰ってきた。
雛苺と一緒に部屋に入ると、双子が喧嘩してるのでそのまま下へ降りようとしたのだが、
両腕をがっしりと捕まれて床に座らされた。
「ジュン君、君なら盆栽の美しさが解るだろ?日本人だものね」
「ちび人間は翠星石の味方ですぅ、マスターですから当然ですぅ」
返答次第では只では済まない。いっきにピンチに陥るジュン。

「ふ…ふふふふ…君達は間違っている」
ジュンが不敵な笑いを浮かべた。ピンチがチャンスと紙一重という証明が始まる。
「何が間違いですか」「何が間違いなのさ」
「盆栽?自然に育てる?チッチッチ!そんなのは世間じゃぁ〜2番目だぜ」
「なにぃ、じゃぁジュン君は何が一番だって言うんだよ!」
「僕はヒッキ―時代に確信したのさ、人の心を癒すのは自然の草木じゃない、
ましてや人工的な芸術でもない、真に人を癒す植物、そ れ は!」
「そ、それは!?」「何なのです!?」



「そ れ は〜!サボテンなのさ!!!」



631 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/14(火) 22:10:41 ID:Gywb9KoO
「・…サボ」「・…テン」
いっきにテンションが下がる双子の姉妹。
「そうさ、サボテンは僕を裏切らない、サボテンこそが僕の心の友達さっ!」
「うわっ、暗っ!」
「チビ人間!サボテンなんて不健康な友達は棄てるですよ!」
「何を言うか、人と心を通わせる唯一の植物こそ、サボテンじゃないか!
な、雛苺だってサボテン好きだよな?」
「うん、ひなサボテンだいしゅき〜」
その手には苺大福が握らされている。
「これで2対1対1だぜ、僕が正しいって証明されたようなもんだ」
「あー、買収なんてズルです、ズル!」
「そうだよ、あんな何考えてるか解らない植物なんて僕は認めない!」
「ならば見せてやる、サボテンの真の美しさを!
みよ、このオードリー(サボテン)の丸っこいスベスベした完璧な姿を!」
と、啖呵を切って持ち出したジュンのサボテンは、
見事なまでにクレヨンで落書きされ、しかも何故か頂上には豆電球が取り付けられていた。
もはやそれはサボテンではなく、へたくそな顔をしたガチャピンと変わり果て、その目の所には釘が刺してあるのだった。
「ああ〜〜〜〜!!僕のオードリーがぁぁぁ!!!」
「ぶははははははははははは!!!!」
「あははははははははははは!!!!」
双子の姉妹は笑い転げている。
「ひーなーいーちーごぉぉぉぉ!!!」
血の涙を流しながらジュンは雛苺を追い詰める。
危機を悟った雛苺は最期の弁解を試みる。
「でもでも、こうして釘のところをクリップで繋ぐと面白いの〜ほらほらジュン、見るのっ」
ガチャピンの目に刺さった釘を繋げる雛苺。頂上の電球がチカチカ点滅した。


「………」
「あの…ジュン?」
「雛苺…これ、自分で考えたのか?」
「ううん、この前金糸雀に教えてもらったの〜」
無邪気に微笑む雛苺。
こうしてスマキにされた雛苺は、近所の川から海に流れていった。
これがこの組織のやり方である。


つづく…かな?


632 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/14(火) 22:13:24 ID:EFPZ9M9c
>>631
ワロタw

633 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/14(火) 22:58:53 ID:LrH+Q2yL
是非続けてください

634 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/14(火) 23:26:21 ID:WtEnoV0F
サボテンの事を悪く言うなぁぁぁぁ!!!!

635 :「ひないちごのひさんじてんしゃ」1:2006/03/14(火) 23:44:52 ID:r/IHx24G
貼り逃げ、ミサッ


===============
「じてんしゃ ほしいの!」
 ひないちごは大きな声をあげていいます。
手は じたばた、じたばたとゆかを何度もたたくばかり。
「ええ、いいわよう、さっそくホジャスコにかいにいき
 ましょうね」
 のりは新聞のおりこみチラシをひないちごに見せます。
そこには、かくやすのくんくんじてんしゃのこうこくがありました!
ていかのはんがく以下のおそろしいねだんでうっています。
 ああ、あこれがれのくんくんじてんしゃ!
ぼたんをおすと「くんくんたんてい!」とくんくんたんていがしゃべるのです。
 ペダルをふむと「はんにんはきみだ!」とくんくんたんていがしゃべるのです。
 そんなわけでふたりは、ちかばのジャスコにくんくんじてんしゃを買いにでかけました。
そこにはいろとりどりのくんくんじてんしゃのやま!まさにたからのほうこです!
「おじょうさま、ごしじょうされてみますか?」
 ジャスコのてんいんさんが、ひないちごにじてんしゃをすすめます。
ひないちごのソウルがはげしくかやがきます。あこがれのくんくんじてんしゃにのれるのです。
ああ、なんてすばらしいのりごこちなのでしょう!スピードもすばらしく、
まさにひないちごのためにつくられたじてんしゃといってもかごんではありません。
 のりのまえでとまろうとおもったひないちごですが、
スカッ、ブレーキがスカスカ言っています!
 なんと、しじょうじてんしゃのブレーキがぶっこわれていたのです!リコールたいしょうです!
せいいっぱいこいだせいで、むちゃくちゃなはやさになったじてんしゃはそのままジャスコのしょうめんげんかんにとつげきするかたちとなりました!
 ガッチャーン!
ガラスのはげしくわれるおと!くうちゅうをまうひないちごとじてんしゃ!まさにかんどうてきなじこのしゅんかんです!
「ううう、いたいのー」
ひょっこりおきあがるひないちご。よおく、みると、うでにはでっかいガラス片がささっているではありませんか!
でも、だいじょうぶ、ひないちごはローゼンメイデンの第6ドール。
ささってたってぜんぜんよゆうなのです。

「ほら、ひなちゃん、おみせからそんがいばいしょうふんだくったから、
 これでべつのおみせにいって、そこでくんくんじてんしゃかおう、ね?」
のりはとくいのおどし節で、お店側から多額のお金をゆすっていました。
ひないちごも、なっとくしたようで、うんうんうなずきます。別のお店に行くのです。
 しかし、そんがいばいしょうがくの実に9割9分をのりがちゃくふくしていたじじつは、あまりしられていません。


636 :「ひないちごのひさんじてんしゃ」2:2006/03/14(火) 23:48:19 ID:r/IHx24G
 つぎにふたりは、げきやすのでんどう、ドンキホーテにむかいました。
ここもおりこみチラシにこうこくをいれていた会社のひとつです、
びっくりするようなやすさでくんくんじてんしゃを売っています。
「ほらほら、くんくんじてんしゃよ、ひなちゃん」
 のりはそういって、980円のじてんしゃをひないちごにけしかけます。
たしかにこのじてんしゃはくんくんじてんしゃです。
 でもためしに、ひないちごはボタンをおして見ます。
「オーーーーー!チビマルコチャン!」
 まちがいなくクンクンたんていの声なんかではありません!どちらかというと、
トルコの日本人せんもんぼったくりしょうにんの
声というべきでしょう、そんなあやしさばくはつのこえです!
ねんのためにペダル部分もふんでみます
「イヤーーーーーハーー!チビマルコチャン!」
おそらくどういつ人物の声です。
そんなことからしょうひんの名前もよくよくみてみると、
「ぐんぐん伸びるたんていになれるかもしれいじてんしゃ」となっているではありませんか!
350%にせものです!よくみると、くんくんの顔もどこかほそきかずこばりです!
「のり!だめよ!これにせものなの!」
ひないちごは、のりのそでをひっぱります。ひないちごは本物のくんくんじてんしゃがほしいのです。
「これでがまんしなさいよう、かけいだってたいへんなのよう」
そういってのりはめがねをクイッと持ち上げます。
「うええええーんのりなんてきらいよーーー!」
 ひないちごはかんきわまって、お外に飛び出していってしまいました。

「ううう、ぐすっ、ぐすっ」
 ここは、電波をはこぶ、てっとうのうえ、てんけんようにつけられたのぼりはしごをいちだん、
いちだんゆっくりとなきながらあがっていきます。
 ひないちごはもうつかれてしまったのです、じんせいにつかれました。のりにもつかれました、
これいじょう生きているのがつらくなったのです。
「おとうさま、いまいくの・・・」
 ひないちごはてっとうから身なげする気まんまんでした。もうこの世になんのみれんもないのです。
 風がびゅうっとふいてひないちごのかたをかぜのようせいがふっ、と押したような気がしました。
ひないちごの体は、じゆう落下していきます。
 しかしなかなか地面にとうたつしません。

637 :「ひないちごのひさんじてんしゃ」3:2006/03/14(火) 23:51:03 ID:r/IHx24G
それもそのはず、ここ、東京タワーなんです。
「ひないちご!」
 東京タワーから落下しているさいちゅう、ひないちごはききおぼえのある声をききました。
とってもやさしくて、ひないちごがいちばんだいすきな人、トモウェです!
「トモウェーー!!」
 ひないちごもせいいっぱいおおきな声を出します。なおも体はじゆう落下を続けたまま。
「ほら!これをみて!あなたのために、くんくんじてんしゃをかってきたの!」
そこにはほんものの、こわれてもいないしんぴんのくんくんじてんしゃがありました、
きっとトモウェがおこづかいをはたいてかってくれたのです!
「と、トモウェー!!!だいすき!!」
 スカイダイビングのようりょうで、ひないちごはトモウェのいるほうこう向かっていきました。
そして、すぽっ!とじてんしゃにジャストフィットします!まさにミラクル!さすがローゼンメイデンのちから!
しかし、ちきゅうのぶつり法則はひないちごのことをけっして見逃してはくれませんでした!
 とてつもないじゅうりょくかそくど(G)がひないちごをおそいます!
 でも大丈夫かのじょはローゼンメイデンですから、30Gかかってもきっと平気です。
だけど、じてんしゃそういきません!
きょうれつなGにたえきれるはずもなく、じてんしゃの部材がつぎつぎとほうかいしていくのです。
そして、全体の耐力がたえきらなくなったところで、おもむろに、じてんしゃははじけとびました!
あたりに、むすうのはへんが!そして、いちばんおおきなはへんは、一度上空にあがり、
そして、ひないちごのあたまめがけて落下してきました。

 メキョ!へんなおとがして、ひないちごのあたまには大きなたんこぶができたのです。
「うぇぇぇぇーん痛いのーーー!」




じーこじーことほじょりんがまわる音なんてきこえません。
トモウェはあれいらいおこってじてんしゃなんかかってくれないのです。

もう、ひないちごはじてんしゃをあきらめました。

(めでたし、めでたし)


638 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/14(火) 23:55:05 ID:a7ga3ki7
>>628
未完の作品て、例えば何ある?

639 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/14(火) 23:56:59 ID:TPcq8urD
のり外道www

640 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/15(水) 01:07:24 ID:3J8L/ZHv
>>635
平仮名ばかりは仕様なのかも知れんが漢字使え
読みにくくて仕方ない

641 :ケットシー:2006/03/15(水) 01:11:55 ID:u/RQf68R
>>631
光る電球サボテンに吹いてしまった
ナイスアイデアだ、金糸雀!
>>637
のり黒いぞw雛苺カワイソス
でもそれがいい

>>629
場面転換に失敗したかな……
壊れたのはnのフィールドの建物です。

それと、この話の冒頭から人が死んでるので想像はつくと思いますが、この先も重い話が続きそうです。
そういうのが苦手な人は、読まないほうがいいかもしれません。
荒れるといけないので、念のためということで。

では、明日の投下目指して頑張ってきますノシ

642 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/15(水) 08:16:14 ID:Nji4OGQu
>>629
ちゃんとnのフィールドに場所を移したって書いてありますよー
証拠↓
>>616

643 :ケットシー:2006/03/15(水) 19:57:17 ID:u/RQf68R
うおっ、スレ止まっちゃってる…
責任とって投下させていただきます

644 :ケットシー:2006/03/15(水) 19:58:28 ID:u/RQf68R
>>617

 側面に穴の開いた体育館の中、ジュンは翠星石を捜していた。
 爆発の光に消える瞬間、確かに彼女はジュンを見ていた。淋しそうな、それでいて、彼を見守るような暖かな瞳をしていた。そのなんとも言えない表情が、ジュンの頭から離れない。
 瓦礫が散乱する館内を見回すが、彼女の姿は見えない。もっとよく捜したくても、未だに体は思うように動かない。まだ弱り続けているのか、起き上がることさえできなかった。
 それでも諦めずに捜していたジュンは、動いている物を見つけた。それは、壁の大穴から入ってきた。

「ジュン……」

 弱々しいが、翠星石の声だ。ジュンは嬉しさのあまり、体が苦しいのも忘れるほどだった。
 だが、すぐに様子がおかしいことに気付く。彼女が近づいて来るのに時間が掛かりすぎているのだ。
 目を凝らした彼は理由を知る。彼女は両腕で這って来ているのだ。おそらく、足を悪くしたのだろう。こちらから近づいてやれない彼は、せめてもと声を掛ける。

「翠星石ッ」
「ジュン……!!」

 声を聞いた翠星石は、それに応えるよう必死になって這う。建材の破片で傷付きながらも真っ直ぐジュンへと向かう。
 やっとの思いで辿り着いた翠星石は、すぐにジュンを助けようとした。

「ジュン、指輪を見せるです。まだ間に合うかもしれないです」

 瀕死のジュンは応えない。いや、腕くらいは動かせたが応えられない。彼はある一点から目が離せられないでいた。
 それは、彼女のぼろぼろになったスカートの部分。盛り上がっているはずのスカートの布地が、床にぺったりとくっついていた。

「おまえ、足……」

 ジュンは怖くて曖昧にしか訊けなかった。しかし、翠星石は笑って答える。

「あ、これですか? 腰から下が見事に吹っ飛んでしまったです。でも、水銀燈を倒した代償がこれだけなら大成功ですぅ」

 軽々と言っているが、下半身を全部失ったのだ。人間なら即死していてもおかしくはない。
 だが、人形だからと言っても彼女はローゼンメイデン、生きている人形。笑顔も次第に痛みで歪む。やはり、無理をしていた。
 何とも言えなくなったジュンは、彼女の健気さで胸が一杯になる。彼を心配させないよう、明るく振舞っているだけなのだ。
 気まずくなりそうだったので、ジュンは話を元に戻す。言われたとおり、左腕を床に伸ばして指輪を見せる。

「これでいいか?」


645 :ケットシー:2006/03/15(水) 19:59:39 ID:u/RQf68R
 しばらくの間、出された指輪を見つめる翠星石。
 そして、ゆっくりと指輪に顔を寄せ、長い口付けをする。閉じた瞳から、涙の雫が流れ落ちる。
 涙に驚いているのも束の間、ジュンは少しずつだが体に力が戻り始めたのを感じた。指輪を通して、熱いものが体の中心へと流れ込んでくる。
 名残惜しむように唇を離した翠星石が閉じていた瞼を上げた。

「ミーディアムの契約を破棄したです。あと、私の力もおまけで付けてやったですよ。ありがたく受け取りやがれですぅ」

 マスターの指輪への口付けは、契約解除の儀式だった。勝手に契約を取り消され、ジュンは唖然となる。口では迷惑がっていても、彼女達との繋がりに愛着があったのだ。
 だが、これだけでは終わらない。まだまだジュンの衝撃は続く。

「最後のマスターがジュンで、翠星石は幸せだったですよ」
「お前、何を言って――」

 これではまるでお別れの言葉だ。認めたくないジュンは慌てて起き上がって言葉を遮る。鈍い動作だが、動けるまでは回復していた。
 しかし、済んでしまった事は、どうやっても変わらない。立てない翠星石は仰向けになってジュンを見る。

「ジュン、さよならです。私は水銀燈と一緒に壊れてたですよ。とっくに限界は超えてたです……」
「でも、生きてるじゃないかっ」
「そうですね。まだこうやってジュンと話せているのが不思議なくらいですぅ」

 翠星石の言うように、体の破損具合から見ても、とうに動けなくなっているのが自然だった。
 すでに壊れていた翠星石を動かしたのは何か。それは、ジュンを救いたいという意思の強さに他ならない。這ってでもジュンの元に戻ってきた姿に、その執念が垣間見える。

 まだ翠星石に生きて欲しいジュンは、彼女が諦めた感じで話すのに苛立ちを覚えた。つい、声が大きくなってしまう。

「そんな言い方はよせ! 蒼星石は心配じゃないのか? 早く助けに行ってあげろよ」
「この足では無理ですぅ」

 死を言い聞かせようと、翠星石は悲しそうに笑う。指輪を失い、残った力もジュンに授けた。あとは永い眠りを待つのみだ。

「足なら直るさ。真紅の腕だって直ったじゃないか」
「ありがとう、ジュン。最後だから言いますけど、翠星石は前からジュンのことが好きだったですよ。悪口ばかり言ってすまなかったです」
「こんな時にやめろよっ!」

 死に際に想いを打ち明けられても、そんな気分にはなれない。若いジュンなら尚の事だ。

646 :ケットシー:2006/03/15(水) 20:01:13 ID:u/RQf68R
 疲れてきたのか、翠星石の声がだんだん小さくなっていく。体の痛みも薄らいでいく。
 死期を悟った彼女は最後のお願いをする。

「ジュン、抱っこして欲しいですぅ」

 ジュンは両脇の下を持って抱き上げる。支えてあげるお尻も無いのだ。そして、小さくなってしまった彼女を胸でしっかり包み込む。小さな赤ん坊を扱うように……。
 ジュンの体温で包まれた彼女は幸福を感じた。しかし、同時にそれ以上の不幸も感じた。ようやく素直になれたのに、この幸福もあと数えるほどの時間で終わってしまう。
 やるせない感情の波に襲われた彼女は、気丈に振る舞えるのもここまでだった。大粒の涙が止め処なく零れ、泣き言を吐く。

「こんなの嫌ですぅ……。もっとジュンとおはなししたいですぅ」
「うん、いっぱい話そう」
「毎日、抱っこしてほしいですぅ」
「それくらい、してやるよ」
「ジュンと一緒にいたいですぅ……!!」
「そうだよ。ずっと一緒にいようっ」

 ジュンも懸命になって励まそうとする。
 しかし、確実な終わりを理解している翠星石には、残酷な言葉でもあった。

「ジュン、ジュン、ジュン……ジュン……」

 名前しか言わなくなった彼女の声が、途切れ途切れになっていく。
 ジュンも彼女の名を繰り返し呼んで、必死に命を繋ぎ留めようとする。
 しかし、彼女のか細い声が消えた時、命の糸もぷつりと切れた。
 小さな体が光りだし、胸から輝く魂が抜け出てくる。ローザミスティカだ。
 ジュンの目の前で停滞する魂は、彼に受け取って欲しいと訴えているようだった。

 腕の中の翠星石は微動だにしない。つい今しがたまで、この人形と話をしていたのが嘘のようだ。
 片手で亡骸を抱いたジュンは、その魂にそっと手を差し伸べる。
 包むように掴んだ後、彼はその場で泣き崩れた。



つづく

647 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/15(水) 20:06:55 ID:hdO7Jfyu
翠星石…(つД`)

648 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/15(水) 20:43:15 ID:5tJByAF7
流れも読まずに蒼の子を投下


薄く目を開くと、蒼が着替えていた。
丁度スパッツをはき終えて、何も着けていない上半身が朝日に煌いていた。
何かを思いついたかのように、蒼がこちらに歩み寄る。
目の前に迫る蒼の可憐な唇に心を奪われ、

「・・・やっぱり起きてる。」

俺を冷たい目で睨めつけながらも、優しく口付けをしてくれた。


649 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/15(水) 20:50:51 ID:Uems3u3n
破壊するならもっと爽快にきぼんぬ。
めちゃくちゃにしてくれたほうが楽しめる。

650 :635:2006/03/15(水) 22:36:29 ID:fQ4EHWiX
>>639,ケットシー氏
黒のりは脳内ディフォですフォーーー!

>>640
読み直してみたら、読みにくくて途中から目がシパシパしてきた。
今度からは、横着せずに変換してから登校するよ。

651 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/15(水) 22:53:38 ID:ide1JuRk
す、翠星石ー!
しかし、RMが手元にあるならば、
後で現代科学を駆使して何とかするんだジュン!
S○NYの愛慕の頭脳とH○NDAの葦ものフットワークで
華麗に復活だ。

648
ニンフェットですね…。

652 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/16(木) 02:05:46 ID:hQsUEumk
>ケットシー氏
す、翠星石がーっ!!
くそーっ、こうなったら来栖川研究所にもぐりこんでメイドロボの身体をゲットしてきてやるーっ。

……ごめん、冗談です。
いや、もうなんつーか、はい。
ミーディアムたちが死んだことよりショック受けてます。

653 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/16(木) 02:16:50 ID:4AMq2Ysy
>>646
素晴らしいです

654 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/16(木) 06:15:31 ID:Xc1WJS0q
>>646
うわあああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!

655 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/16(木) 08:28:48 ID:zWPzj2Rc
ケットシー氏の作品おもろいです
今後も期待

656 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/16(木) 13:42:30 ID:r12cE7Gw
まさに神作品!
氏の投下の時は叩きが出ない事こそが
その証左に他ならない

657 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/16(木) 13:52:39 ID:IaJIaWca
正直、翠の子スキーの漏れはちょっと怨んだがな
だが氏の作品がGJだからその怨みは心の中に押し込める

658 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/16(木) 14:00:15 ID:IdFoI/qJ
また変なのが来ているのか
わざとか天然か知らんが一言多い

659 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/16(木) 14:11:15 ID:mXCB8xjm
気に食わないSS書いた香具師は徹底的に叩いて追い出して
お気に入りの神作品は褒めないとやばいんだよ

660 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/16(木) 14:43:55 ID:AOZe25SD
銀様死んじゃイヤーーーー!!!

661 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/16(木) 15:04:09 ID:zR6Ph1fB
ケットシーには少なからず期待していたが…

まぁ、これから良いの書いてね

662 :一応転載:2006/03/16(木) 16:52:52 ID:Ya4+ZH85
ローゼンメイデンオンリーイベント
薔薇の紅茶会<京都開催・東京開催>
ttp://p-event.hp.infoseek.co.jp/rozenmaiden/

663 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/16(木) 17:36:57 ID:vKCTH/bd
ここのまとめサイトつくったら水銀燈に殺られますか?
それとも犯られますか?

664 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/16(木) 18:20:44 ID:AOZe25SD
↑俺なら犯していいよ

665 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/16(木) 19:35:30 ID:9J5uX6Z3
>>663
もうあるよ。

http://rmaidenss.web.fc2.com/

666 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/16(木) 19:59:23 ID:0MtHEgNd
エロパロの方のまとめは携帯でも見れるのに……

667 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/16(木) 20:59:35 ID:7d8GQ1BL
翠星石を精神から肉体まですべてを叩き壊すのきぼん

668 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/16(木) 21:20:19 ID:fvhg96sy
精神壊しちゃイヤン

669 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/16(木) 21:25:21 ID:9E4ZJUpD
俺の虐待モノ書いてみようと思うんだけど、誰を虐待するか>>670頼む。

670 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/16(木) 21:27:15 ID:i4vVUyNi
じゃあ>>669を虐待するってことで

671 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/16(木) 21:30:03 ID:9E4ZJUpD
書いてもいいけど誰も読まないだろそれw
んじゃもう蒼い子でいいや。

672 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/16(木) 21:42:24 ID:AOZe25SD
ローゼンメイデン全員

673 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/16(木) 21:49:39 ID:pqtxJER1
>>646

うおーんうおーーん、何だその最終兵器彼女みたいな朽ち方はぁーっ!
翠星石ぃ〜(っд`)


674 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/16(木) 21:54:06 ID:UF9g3Vc2
>>671
>俺の虐待モノ書いてみようと思うんだけど

要約するとつまり、>>669が蒼い子に虐待される。

675 :デュード ◆rKKpoidTWY :2006/03/16(木) 21:56:15 ID:qHIhIEr9
虐待なら俺に任せろ

676 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/16(木) 21:57:21 ID:ow3iyz9O
>>674
それでいいんじゃないかw

677 :669:2006/03/16(木) 22:03:04 ID:9E4ZJUpD
ようやく気づいたよw
俺「も」なw

678 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/16(木) 22:06:41 ID:7d8GQ1BL
>>675
あんたは翠星石だけ虐待してろ

679 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/16(木) 22:08:41 ID:zR6Ph1fB
犯っていいよ
気分的に水銀燈あたりかな

680 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/16(木) 22:09:59 ID:zR6Ph1fB
誤爆

681 :デュード ◆rKKpoidTWY :2006/03/17(金) 00:14:14 ID:W/UQuKD5
久々に描いたぜ

「っく!なんなのよ!」
気がつくと水銀燈は見たこともない所にいた。腕と足には地面に埋め込まれた鎖に縛られている。
「お目覚めかい?」
「・・・誰?」
水銀燈の鋭い視線の先にはサングラスをつけた中年の男が立っていた。
「俺はお前を絶望の淵に叩き落しに来た死神。デュード様だ」
すると水銀燈は鼻で笑い飛ばした。
「あはははは!あなたがデュードぉ?なんだか草臥れちゃって頼りないカンジぃ」
「そいつはどうも」
「真紅たちが酷い目に会ったらしいけど、私はそうはいかないわよぉ」
「そりゃどうかな。まあ俺もお前は殺すには勿体無いと思ってる」
デュードは水銀燈に顔を近づけた。
「な、なによ」
「ふむ、良く見りゃ俺の好みの顔だな。服装も露出度が高いし売春婦みたいだぜ。まあ髪がブロンドじゃねえからボツだけどな。所詮ジャンクよ」
『ジャンク』その言葉を聞いた瞬間水銀燈の形相が変わった。
「あなた・・・殺されたいようね!」
水銀燈は翼を広げて攻撃態勢に入ろうとした。だが
「う・・・!は、はなしなさいよぉ!」
デュードは水銀燈が気づく暇もないくらい素早く喉元を強く掴んだ。
「クズが。望み通りジャンクにしてやるぜ!」
デュードは水銀燈を地面に投げつけた。コンクリートの地面に強く打ち付けられる。
「きゃあ!やってくれたわね!」
素早く地面を蹴り、デュードを殴ろうとする。
だが鎖が邪魔となって届かない。
「おいおい、あんまり力使うなよ。でないとメスガキが死んじまうぜぇ?」
一瞬、水銀燈の頭に少女の顔が過ぎる。
「めぐ!・・・っく!」
水銀燈の体が青白い光に包まれたが、その少女のことを考えると治まった。
「やっぱり情が移ってるやつは弱いよなあ。以前の強かったお前も、そういう奴が出来ちまったから弱くなったんだよなあ」
「あなたに何がわかるっていうのよ!」
「わかるぜぇ。そんなお前を解放してやろうってんだ。俺なりのやり方でな!」
デュードは鎌で水銀燈の両足を切断した。
足は崩れ落ち、水銀燈の胴体も地面に落ちる。
「いやあああ!あ、あ、足が!お父様から頂いた体が!」
さらにそんな彼女の顔面に蹴りが飛ぶ。
「ったくよぉ。オヤジかガキかどっちかにしろってんだ。優柔不断はらしくないぜ!」
デュードはズボンのチャックを下ろし水銀燈の顔に放尿した。
「いや!汚い!やめてぇ!」
「ジャンク人形に恵みの雨だぜ!へっへっへ」
「やめてって・・・言ってるでしょ!」
すると水銀燈の右手に幾つものの羽が集まり剣となった。
すかさずそれをデュードの腹部に突き刺す。

682 :デュード ◆rKKpoidTWY :2006/03/17(金) 00:15:21 ID:W/UQuKD5
「うげえ!は、腹が・・・」
その場に倒れこんでしまうデュード。だが水銀燈もぐったりしている。
「足が・・・」
こんな姿でめぐの前に現れたらきっと悲しむに違いない。そう思うとこんな姿にしたデュードが憎くてたまらなかった。
「この変態人間!」
デュードの腹に突き刺さった剣で彼の体を何度も何度も突き刺した。
「この!この!・・・はあはあ・・・」
「気は済んだか」
横たわるデュードの方から声が聞こえたような気がした。
するとボロボロになったコートを着たデュードはムクリと立ち上がった。
刺された筈なのに血は一滴も出ていない。
「嘘・・・あれだけ刺したのに!」
「俺は万物の存在を超えてるんだよ。なにせ死神だからな!ところでこんなに痛めつけられたお礼はたっぷりさせてもらうぜ」
水銀燈の顔から血の気が引いた。
「いやよ・・・まだ死にたくない・・・めぐ!お父様ぁ!」
デュードの顔に再び薄気味悪い笑みが戻る。
水銀燈は取り乱している。彼女がこの後どうなったかは知る由もない。

The End

683 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/17(金) 00:56:46 ID:4PRfRtU5
デュードって実在の人物なんだよなあ

684 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/17(金) 02:14:23 ID:j7dFu2pG
デュード
お前下手になったな

685 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/17(金) 02:53:30 ID:IiOwC5hg
>>684に同意

686 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/17(金) 03:57:44 ID:j6s1aa56
更正しようと必死なんだと脳内補完

687 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/17(金) 05:45:35 ID:DuO7wZUK
ゲームに関連したションベンネタは良かった。
密かに牛の首ネタも期待してたり。

688 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/17(金) 09:32:32 ID:4AO3/yn+
デュードって……下手ねぇ〜

689 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/17(金) 11:41:13 ID:xBWVOUbf
・・・・・どうでもいい・・・・かな?

690 :デュード ◆Postal2.YE :2006/03/17(金) 11:54:10 ID:W/UQuKD5
>>684
俺もそう思っていたところだ。
今回は少しユル目にした上虐待道具セットも使わなかった。
だが次回はドロドロにさせてもらうぜ。

691 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/17(金) 12:22:30 ID:tqkZ54EI
次回は、雪華綺晶だな

692 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/17(金) 12:56:43 ID:DZ1nujLL
真紅「ホップ!」

翠星石「ステップ!!」


雛苺「ジャンクなの〜♪♪♪」


水銀燈「………………orz」

693 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/17(金) 13:36:57 ID:tqkZ54EI
雛苺よ。お前みたいな奴をみると、あの日のことを思い出すよ。
2001年8月25日。2ちゃんが本格的に閉鎖になりかけた日だよ。
転送量が多すぎて、費用が月700万もかかってるって発表されて、「数日中に閉鎖」って予告されてさ、
その日のうちにあっちこっちの板が封鎖されてた日だよ。
あのときのUNIX板の住人、カッコよかったんだぜ。「総力を結集」ってのはまさにああいう状態だよ。
転送量を1/3に削減しないと閉鎖、ってもんだから、新しいプログラム組んでさ、
そしたらほんの何時間かで完成したんだよ。それが聞いてくれよ、目標は1/3だったのに
1/16まで圧縮に成功しやがったんだよ。職人技なんてもんじゃねえよ、神技だよ。
でもよ、そうやって頑張る人がいた一方で、「ボクの肛門も閉鎖されそうです」とか駄スレ立ててたバカも
いたわけだよ。ちょうど、今のお前みたいにな。
だからよ、俺たちは総力を結集して、お前のバカ度を1/16に圧縮しようと思うよ。
ま、圧縮後でもお前のバカ度はこの世に生かしておくことのできないレベルだけどな。
要するに俺らの力を結集してもお前を助けることができないってことだ。
わかったら、 ま わ り に 迷 惑 か け ず 死 ね

694 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/17(金) 16:37:51 ID:58o34jqg
↑の話はホントにあったのか?

俺は原作の雛苺は馬鹿っぽいなと微笑ましく見てたんだが
アニメのあの声はすごいわ(¥・・
目の前にいたら蹴りたくなる・・・
なのーとかあの口調と行動・・・
ほんと腹立つわ・・・
翠星石虐待スレあるんだが雛苺虐待スレも誰か立ててくれ。

695 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/17(金) 16:47:09 ID:rbmjXnvb
あるよ
が、翠に需要がありすぎていまいち伸びない

696 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/17(金) 16:48:10 ID:/oMZdDNU
>>694
ある

それと君は子供作るなよ。

697 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/17(金) 17:22:18 ID:tqkZ54EI
さっきは雛苺に 迷惑かけずに死ね とか言いましたが、本当はそんな事思っていません。雛苺は可愛いです


>>694 結婚するなよ

698 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/17(金) 18:33:26 ID:erXA0D56
俺がはじめて2chに来た頃ちょうど閉鎖騒動だったなぁ

699 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/17(金) 19:14:26 ID:FhkvYQ47
>>694
「ある騒動の記録」でググれ

700 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/17(金) 19:19:44 ID:eCZ/nkr0
ここを見ていて思ったが、何も書かない奴らの批判ばかりだ。
きっと書いている人達も意欲をそがれたはずだろう。
まぁ、何も書いていない俺が言うのもなんだがな。

701 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/17(金) 19:48:58 ID:ag/TzluG
批判は必要だと思うぞ。
いらないのは一方的な誹謗・中傷。

702 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/17(金) 20:20:40 ID:RdgYq8+M
SS書きに批評批判は必要、でも、使い捨てのスレならともかく作品スレには向かない。
職人を思いスレを思い、どんなに言葉に気を使って丁寧な批判をしても
かなり高い確率で、その尻馬に乗って揚げ足取りや罵倒がついてきて、スレが荒れる。
批評批判が欲しい職人はもっと適した発表の場があるし、ここでやるのはいらぬ世話。

ところでここは批評に対して日本語の一言一句や、その発言のスレへの
影響に対してどう思ってるか云々「批評の批評」は自由なのかな?
俺はSSの批評はしないと決めてるが、批評の批評なら、出来る。

703 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/17(金) 20:31:01 ID:j7dFu2pG
雛苺は確かに五月蠅いな
翠星石と二人合わせれば最強になる
あの語尾………耳障りだ

704 :デュード ◆Postal2.YE :2006/03/17(金) 20:54:55 ID:W/UQuKD5
読み手は読み手。
読むだけが仕事。
だから批判も自由だ。俺はそう考えてるぜ。

というわけで投下だ。

「おらぁ!起きろよ翠星石ぃ!」
デュードは翠星石の顔面を蹴り飛ばした。
「っぐえ!い、痛いですぅ!目がぁ!」
「ふざけんなよコラ!俺のクロッチー人形ぶち壊しやがってよぉ!」
クロッチー人形とは今大人気のフィギュアである。形は男性器に似ているが気にすることはない。
デュードの手にはそれが握られていたが、手足が?ぎ取られており、まるでペ○スのようだった。
「あ、あんな気味の悪い人形、置いておくだけで虫唾が走るですぅ!ざまーみろですぅ!」
大笑いする翠星石だった。そんな翠星石を見てデュードは内心キレかかっていた。
「っきゃ!」
腹部に思い切り蹴りを入れると、翠星石は吹っ飛んで壁に叩き付けられた。
「その腐った根性を叩き直してやる。いいもんが手に入ったからよぉ」
そう言ってデュードは小型のドラム缶を持ち出した。『GIFT GASS』とペイントされており、なにやら怪しげな液体が入っていそうな雰囲気である。
よっと、と言って翠星石の目の前にそれを置いた。
「そ、それを使って何をするつもりですかぁ・・・」
翠星石はさっきまでの威勢の良さとは打って変わって怯えだした。
「慌てるなって。お前を溶け殺すには十分だから」
「と、溶け殺す!?嫌ですぅ!そんなもの触りたくないですぅ!」
デュードは喚く翠星石の頭を釘バットで殴打した。
「騒ぐんじゃねえ。お前にはクロッチー人形にしたことようなこと以上の苦しみを味わせてやるぜ」
そう言うとデュードは大きなグリップのついた刈込鋏を持ち出した。
切刃同士が摺り合い、ジョキジョキと嫌な音を立てる。
「こいつでお前の手足をぶった切ってやるぜ!へっへっへ」
「いやですぅ!こっち来んなですぅ!あ、いや、やめて!あああああ!」
切刃で翠星石の右足の太ももを挟み込み、切断すると、足はバキバキと音を立てて千切れた。
「足がぁ・・・痛いですよぅ・・・」
「もう片方もいくぜ!」
今度は左足の足首を切断した。
「ぎやあああああ!!!痛い痛い!もうやめてですぅ!さっきのことは謝るですぅ!」
「本当にそうかぁ?ならこのクロッチーに誠意を見せろ」
そう言って翠星石の目の前に胴体だけとなったクロッチー人形を置いた。
「クロッチー人形さん、ごめんなさいですぅ!もう二度としないですぅ!」
涙ながらにクロッチー人形に謝罪をする翠星石。その姿はあまりにも滑稽だった。
「オーケー。お前の誠意は受け取った」
その言葉にほっとする翠星石。だが
「でもよぉ、このクロッチーに対して『人形』なんて言い方するのはいけ好かねえなあ。クロッチーは唯一無二の『クロッチー』なんだからよお」
「そんな!翠星石はちゃんと謝ったですぅ!お願いですからもう許して!本当にごめんなさいですぅ!」
デュードはッチッチと言って指を横に振った。
「甘ぇな。実に甘い。そんなことで許せるほど俺の心は狭くねえんだよ!」

705 :デュード ◆Postal2.YE :2006/03/17(金) 21:08:07 ID:W/UQuKD5
そう言って刈込鋏で翠星石の右腕を切断した。
「いやあああ!手がぁ!」
「おっと、足を切り残したな。っほら膝、太もも、付け根っとな♪」
足の下部から順番に切断していく。
「うう・・・翠星石は謝ったですのにぃ・・・どうしてこんなことするですかぁ・・・」
「まだわからねえのか?このバカ!」
そう言って左腕も切断した。翠星石の悲鳴がより一層響き渡る。
翠星石は胴体と首だけとなって転がった。
「どうだ?クロッチーの苦しみがわかったか?」
「十分・・・わかったですぅ・・・ですから・・・体を直して・・・っぐす」
「そいつは聞き入れられない要求だな。当初の目的通り今からお前は溶かすんだからよ」
デュードは『GIFT GASS』の蓋を開けた。中には緑色の液体が入っており、物凄い異臭を放つ緑色の煙が沸き上がっていた。
「うお!こいつはスゲェ!」
デュードは左手で鼻と口を覆った。
「さてと、翠星石。これでお別れだ」
いつの間にかガスマスクを着用しているデュード。
翠星石を持ち上げて、ドラム缶の上に持ってきた。
「こいつを見な」
デュードは先程切り落とした翠星石の足を持ち出し、そのドラム缶の中に入れた。
液体の粘度が濃すぎて底まで見えないが、足は着低したのか、ゴトンとドラム缶の中で音がした。そしてゴボゴボと液体の表面に泡が立った。
それを見て青ざめる翠星石。
「いやぁ!こんなのに入りたくないですぅ!許してくださいですぅ!お願いですぅ!」
「ダメだ。地獄でまた会おうぜ!」
「いやああああああああああ!!!!」
デュードが手を離すと翠星石はドラム缶の中に勢いよく落ちた。
するとドラム缶の中から声が聞こえた。
『た、たすけて!苦しいですぅ!うげえぇ!体が!焼ける!痛いですぅ!ああぁあ!助けてぇ!お願い出して!出してですぅ!ごぼごぼ・・・』
しばらくして何も聞こえなくなった。
試しにデュードは網で中を掬ってみた。すると底からは綺麗な目玉が二つ出てきた。
「こいつぁ高く売れそうだ。ありがたく頂いておくぜ。へっへっへ」

The End

706 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/17(金) 21:48:10 ID:c8Nrszug
>>702
適した発表の場ってどこ?

707 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/17(金) 21:54:49 ID:A5jH9Pja
>>702
約一名が徹底的に叩かれて今後の投稿の道を見事に鎖された訳だが。
あそこまで叩かれる要素って一体なんなんだろうな?

ま、お気に入りの作家以外がしゃしゃり出てきて
あんなに大量投稿してりゃムカついて追い出したくなるわなw

708 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/17(金) 22:00:00 ID:A5jH9Pja
>>706
自分でホムペ作って同志を集めろって事じゃね?
>>702
揚げ足取りの揚げ足取りなら好きなだけやればいいと思うよ。
多分荒れに荒れてスレが潰れるだけだろうけど。

709 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/17(金) 22:00:38 ID:cnMaJhXr
そして追い出した当の>707が自慢話をすると

710 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/17(金) 22:17:27 ID:tqkZ54EI
追い出された作家が、出てきて・・

711 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/17(金) 22:19:43 ID:j7dFu2pG
>>704-705


712 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/17(金) 22:25:25 ID:A5jH9Pja
>>709
面白くてROMってたけど俺じゃねぇってのw
大体他のやつら数人が散々叩いてたじゃんかよ、案外お前も叩いてたんじゃねえの。

713 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/17(金) 22:31:41 ID:c8Nrszug
書き手と読み手が対等な立場であるからこその批評、評価もあると思うけどなー。
ま、自分でホームページ作ってやれっていうならそうするしかないか。

714 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/17(金) 22:35:51 ID:IHNQRgw7
SSスレってあまり覗かないんだけど、
この手のスレって批評は書き手が望まない限りご法度じゃないの?

715 :デュード ◆Postal2.YE :2006/03/17(金) 22:38:01 ID:W/UQuKD5
http://uploaderlink.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/512kb/src/up5212.jpg.html
わかりにくい人もいるだろうから、一応クロッチーとGIFT GASSな

716 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/18(土) 00:55:45 ID:UzTTJnzu
まぁなんでもいいじゃないか。
おれのショートショート読め。

新しい水銀燈のマスターはサーカス団の芸人だった。
そして今日は水銀燈のデビューの日。
マスターが観衆に話しかける。
「さぁ今日初お披露目のとっておきだよ!
 この生CMでもお馴染みの良く切れる出刃包丁。
 これを刺された少女がどうなるかとくとご覧あれ!」
口上が終わると水銀燈が脇から出てくる。
ドルルルルというドラムの音とともに一本また一本と
水銀燈の腹部に包丁が刺さる。
どよめく観客、笑顔で手を振る水銀燈。誇らしげなマスター。

舞台は大成功だった。が、水銀燈は泣いていた。
「この糞マスタぁ… アリスゲームで血の一滴まで残らず
 搾り取ってあげるわぁ…」
次回のアリスゲームの水銀燈は強いぞ!

717 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/18(土) 00:59:20 ID:wrL5732F
>>715
モロにチンポじゃねーか

718 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/18(土) 13:19:33 ID:T9VI2WEY
SSスレの多くが批評や否定意見禁止のスレルールを設ける流れの中で
「批評の自由」を謳うスレは貴重だと思う、簡単に手放していい自由じゃない
批評する人だって自分の批評に対する意見が曖昧同意とスルーだけってより
その批評の内容や、批評するに至った人間性まで「批評の批評」を受けたほうが
批評する人間のためになるし、以後より良質な批評が出来るようになると思う
職人と住人が対等なら、職人が受けてる批評の恩恵を批評する人が受けてダメな訳が無い

719 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/18(土) 13:32:57 ID:jeT1jvXJ
職人じゃないくせに今更そんなことで長文書くんじゃねえよブタ

720 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/18(土) 14:32:27 ID:F3p9pXTC
建設的な意見を何も出さない癖に文句しか言えない>>719みたいな厨の存在こそが、職人をこのスレから遠ざけているのだと何故気付かんのかねぇ

721 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/18(土) 14:33:57 ID:rzEZTlQ+
よーしじゃあ素人の俺が書いちゃうぜ
日付が変わるまで待ってな!

722 :ん〜叩かれるだろうけど梅岡先生:2006/03/18(土) 14:41:25 ID:iNubFm7k
>>718
>批評する人だって自分の批評に対する意見が曖昧同意とスルーだけってより
そう、ここなんだよね。
書いたssをスルーされることほど物悲しいものはないよ。
それなら、叩かれた方がまだマシ。
「面白くない」って一言だけでも、ああ俺のssは面白くないんだなってようやく自覚できる。
少なくとも俺は、ssを書いて批評批判されるのは嬉しい。褒められるのも勿論嬉しいけど。
特に「ここが面白かった」「ここが悪かった」って具体的に批評してくれると尚嬉しい。

他の職人さんたちはどうなの?
もし俺の考えが少数派で、俺みたいな考えの奴はいらん言うなら、大人しくどこか別の発表の場を探すけど。
ssなんて、特に2chのssスレなんて所詮はオナニーでしかないけど、そこに発展性を持たせてみるのも悪くはないんじゃあないだろうか。
名無しで書き込むのは卑怯だと思って敢えてコテで書いてみたが、如何なもんざましょ?

723 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/18(土) 14:59:19 ID:jeT1jvXJ
>>720
意見さえ出せばいいってもんじゃないがな。
都合が悪いと厨認定。
それこそ厨というんじゃないかと俺は思うよ。

724 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/18(土) 15:15:42 ID:DJXu5aG/
このスレの住人はここに逝きやがれですぅ
ttp://www.raira.com/free/bbs.cgi?room=nankou
ttp://www.geocities.jp/suiseiseki1031/
ttp://info.from.jp/mu/robom.cgi?nonono=4555-1

この3つを見てもう少し翠星石を敬いやがれですぅ
hを抜かしてるあたりが薔薇乙女らしいですぅ

725 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/18(土) 15:50:27 ID:Vcb47ZeA
批評はいいだの悪いだの話し合ってると
かえって書きにくい空気になる

726 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/18(土) 15:58:04 ID:hctpR3m2
俺は議論なんざどうでもいい
人が書いた物語を見たいのだ
良いか悪いかなんぞはその後で言い合えばいい

727 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/18(土) 16:25:17 ID:UzTTJnzu
おれは職人ではないが、スルーされると己の非力を感じ燃える。
笑いの取れない芸人は、退屈を通り越してジャンクなのだ。

728 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/18(土) 18:08:39 ID:XambZxo9
>>726
同感だ。
まず職人の物語がなければ始まらない。
作品の良し悪しはともかく、批評を臆することなく投下して欲しい。

729 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/18(土) 19:39:03 ID:RLB/Oleg
かなり荒れてますな。
この中にはきっと今までに消え去った職人さんが居るかもしれませんな。
はっきり言いますと、この口論はトリビアルですな。


730 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/18(土) 19:41:24 ID:HL2jmYJA
次スレから批評欲しい人は明記にしてそれ以外禁止にしたら?
批評に関係ない長文書いてる人も居るし。

731 :お呼びでないかもしれないがケットシーです:2006/03/18(土) 19:55:47 ID:u6/sFiYz
梅岡先生氏がお呼びのようですので、私なりの意見でも。

私も批評を全面禁止にするのはどうかと思います。
あくまで素人の趣味でやってるので、あまり厳しい批評は欲しくないですけど……。(わがまま言ってごめんなさい)
というように、職人にも私みたいな後ろ向きな人と、梅岡先生氏みたいな前向きな人がいるわけです。
てなわけで、批評は、欲しいと意思表示した職人にだけにしてくれると私は助かります。
あとは、批評の仕方にも気を遣ってくれたら、もっといいですね。
「つまらん」だけでは、叩きか荒らしに見えてしまうかもしれません。
荒れると、職人には大ダメージです。他の職人にもスレ住人にも迷惑をかけることになりますから。

意見を求められない限り「気に入らないものはスルー」で、問題は無いと思います。
職人はスルーされるとへこみます。

以上、職人の立場による、超わがままな意見でした。

732 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/18(土) 19:59:44 ID:RLB/Oleg
ケットシー氏
あなたの意見は正しいと思う。
賛同だな

733 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/18(土) 20:21:06 ID:I1P5eG82
翠星石は処女

734 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/18(土) 21:27:09 ID:pQAfLiC8
スルーや叩きで淘汰されて、いつまでも残って書き続けるコテハンこそが
このスレにとって神であってポッと出の駄文書きは、ただの紙でしかないのだ。

スルーは叩きと同じく良質な職人を生み出す有効な手段。
批判は具体的に個人の好みが主で、読者個人の望むものに合わないとか
好みが違うとか、書き手の目指した物を把握できない等で
SS書きに文句言ってる場合が割りと多いように感じるね。

荒れると職人に大ダメージとか言ってるけど、荒れた原因を作った
SS書きにこそ多大な問題が有ると思うんだ。批判したくなるものを書いたって事実が。
まだここ見ているなら一言謝罪して欲しいもんだ。

735 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/18(土) 21:58:04 ID:xJmGXO1e
>>734
あなたは一体何様だ?


736 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/18(土) 22:14:21 ID:mxDwegQg
>>735
それには同意。

>>1に批判の自由があるから別に批判はしかたがないと思う。だが、職人の方が批判は止めてくれといってるなら、批判する奴はただのデシャバリ。
正直ウザイ。
>>734
謝罪といっているが、ここは投稿が自由な場所だろう。下手なもん見せられてイライラするっていうのもわかるが職人に悪い部分は無い。

とりあえずみんなもう一回>>1を暗記するまで見てきたほうがいい。

737 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/18(土) 22:38:25 ID:jeT1jvXJ
あんたらもいつまでもぐちぐちとたかが二次創作ごときで見苦しいよ。

738 :オイオイ:2006/03/18(土) 22:44:41 ID:wemXXIyT
>>373
ごときはないでしょ

739 :氷餓鬼:2006/03/18(土) 22:57:47 ID:wemXXIyT
荒れまくりだよorz
まぁ、いいや。
投下


740 :氷餓鬼:2006/03/18(土) 22:59:46 ID:wemXXIyT
これは真紅達がジュンと出会うよりずっと昔の話。
この時代には戦争が世界各国で起こっていた時代。
「何だこれ?」
親を戦争で亡くし一人戦火の中を生き延びる少年がいた。
数時間前その少年の元に一人の怪しい男性が訪れた。
その男性は真黒なスーツを纏い帽子を深く被り少年に話し掛けた。
男性は少年に様々事を語った後一言だけ言った。
「巻きますか?巻きませんか?」
意味がよく判らなかった少年は何となく巻きますと答えた。
男性は少し微笑んだ後静かに少年の元を去った。
そして今少年の家の中にあるはずが無い鞄が一つあった。
好奇心からか少年は鞄を開けていた。
鞄の中には銀髪の眠っている少女が入っていた。
「女の子?・・・・人形・・・・か?」
少年は銀髪の人形の髪を持ち上げた。
「螺子・・・この人形に差し込むとこあるのか?」
銀髪の人形の背中に螺子穴を見つけ少年は差し込んで廻してみた。
暫くしてもこれといった反応も無かったが、少年はずっと人形を見つめていた。
「ん?今この人形少し動いたよな」
人形は不気味に動き出し宙に浮いたが、直ぐに地に降り立ち目を開いた。
「人間の子供・・・・。あなた名前はなんていうの?」
「っえ、あ・・・うん?林 功邑(はやし こうおう)っていうんだけど・・・・・」
功邑は人形が動き出した事に心臓が飛び出しそうだった。
「私はローゼンメイデン第一ドール水銀燈。人間あなた私のローザミスティカ守れるの?」
「何?それ?」
水銀燈は功邑の顔面の間近に自分の顔を持っていき、思い切り睨んだ。
「守るか守らないか聞いてるだけよ。それ以外の事は聞いてないの」
功邑は水銀燈に恐怖を感じ直感で断ったら死ぬような気がした。
「はい。守らせていただきます」
「そうそれならいいのよ。じゃあ、この指輪に口付けをして」
水銀燈は功邑の目の前に指輪をはめている指を出した。


短いが。
勘弁してくれぃ

741 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/18(土) 23:15:31 ID:mxDwegQg
え?これで終わり?

742 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/18(土) 23:56:05 ID:iQx5mteP
エロパロもここも最近荒れてるなぁ
同じ奴がいたりするんじゃない?

743 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/18(土) 23:59:39 ID:/dCCfnYz
ヒント:春休み

744 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/19(日) 00:25:35 ID:0z2AOjWH
ジュン「人のSSにケチつけるな!このひきこもりめ!」

745 :デュード ◆Postal2.YE :2006/03/19(日) 00:29:21 ID:Sim2P2dq
誰がどう思おうが関係ねえ
俺は自由に描かせてもらうぜ

「・・・どこだぁ?ここは」
デュードはなぜか荒廃したゴーストタウンのようなところに一人横たわっていた。
「なんなんだよ一体。延髄がいてぇ・・・」
「気がつきましたか」
しゃがみ込むデュードの目の前には、いつの間にか薔薇水晶が立っていた。
「こんなことしてくれるなんて可愛げのない人形だぜ。すぐに殺して・・・あれ?」
コートの中を探すが、何も見つからない。
「あなたが探しているのは・・・これ・・・」
無表情の薔薇水晶の手にナタが出現した。
「おいおい、俺のブツを盗むんじゃねえ。さっさとよこすんだ」
そう言うとそのナタは砕け散った。
「嘘だろ!?こうなりゃ、逃げるが勝ちだ!」
デュードは振り向くと全速力で走り出した。
「マジでやばいんだけど」
デュードにはそれほど焦りはなかった。いつもながらにパイプを吸って気分は安定しているからだ。
『ふふ、逃げても無駄』
どこからともなく薔薇水晶の声が聞こえてくる。
と、目の前の瓦礫から薔薇水晶が現れた。
「クソッ。ヤクのせいでラリっちまったよぉ」
そんなデュードなど気にもせず薔薇水晶は水晶で出来た剣を取り出した。
「これで終わり・・・」
薔薇水晶はデュードの足を切断した。
「ぎゃああああ!ママ〜!足の・・・感覚が・・・」
「っぐえ!い、息が・・・」
さらに剣をデュードの喉元に突き刺さした。
デュードは満足に呼吸もできない状態になり、喉からは血と呼気が溢れている。
「いてぇよ!クソ!抜けねえ!」
薔薇水晶の顔は狂気に満ち溢れていた。どうやら彼女も楽しんでいるらしい。
「はぁはぁ・・・こいつはヤベェぜ・・・」
その横で苦しむデュード。薔薇水晶は喉に突き刺さった剣を抜き取ると、彼の首を切断した。
大量の血が彼女の顔に飛び散る。
「面白い・・・」
そう言って薄く微笑み、転がったデュードの頭を踏み潰した。

746 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/19(日) 00:31:48 ID:nxAtrEsi
ケチつける訳じゃないが、(エロパロも含めて)なんでこんなに虐待ばっかりなんだ?

747 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/19(日) 00:33:07 ID:gl9p6a1H
立場逆転!?

748 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/19(日) 00:49:01 ID:2lfKbm6w
>>745 たまには、そういうのも良いな
GJ

749 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/19(日) 01:04:45 ID:JnjypHte
>>745
ママ〜ワロスww

750 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/19(日) 01:07:04 ID:q/ALbEah
まぁ、おれのショートショート読め。

「真紅、用意はできたかい?」
「またせたわね、いつでもよくてよ」
「それじゃさっそく行くよ!」
そう言った瞬間、蒼星石の鋏が真紅の前髪を切り落とす。
「どうだい? なかなか似合ってると思うよ」
蒼星石が不敵に微笑む。
「そうね、でももう少し短いほうが好みだわ」
真紅は何事もなかったように平然と答える。
このやりとりは永遠に続くかとさえ思われた。

だが、数分で決着はついた。いともあっさりと。
「まさか庭師の力がこれほどのものとはね」
「気に入ってもらえた?」
「あなたならカリスマ美容師になれるわ」
そういうと真紅は満足そうにその場をあとにした。
すると、順番を待っていた雛苺が蒼星石に飛びつく。
「ヒナも綺麗キレイにしてもらうのー」
「はい、じゃあまずは椅子に座ってね」
蒼星石は優しく雛苺を誘導し、散髪を始めた。

                        Fin


751 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/19(日) 01:09:09 ID:zCxxBxkc
>>750
いいね(∀`)

752 :デュード ◆Postal2.YE :2006/03/19(日) 01:09:18 ID:Sim2P2dq
「ここだよ!」
と、後ろから何者かに肩を掴まれた。デュードである。
「ゲームはまだ終わってないぜ。ばらすぃちゃんよ」
「なぜ?倒したはず」
「そいつはどうかな。よく見てみな」
言われるがままに死体の方を見るが、明らかにデュードの体だ。
「違うよ。首だよ首」
「これは・・・お父様!?」
踏み潰した首をよく見ると、それは金髪で綺麗な顔立ちの青年だった。無論、ほとんど半分は砕け散っており見るに堪えないが。
「お父様ぁ!」
それに向かって走り出す薔薇水晶。さっきまでの冷静さとは打って変わってだ。
「お許しください・・・お父様・・・」
その首を抱えて涙を流す薔薇水晶。そこへデュードはナタを持って歩み寄る。
「まだゲームは終わってねえって言っただろうが。続き始めようぜ!」
そう言ってデュードは薔薇水晶の両足を切断した。
「っく・・・ううう・・・なぜ・・・」
薔薇水晶の体に激痛が走る。
デュードは足を切られて動けない彼女を踏み付けにした。
「ポスタルゲームってのはよ、お前らの弱点を利用するんだよ。そいつの失った時に降り掛かる痛みがこれよ」
さらに腹部にスレッジを叩きつけた。
「あ・・・ぐ・・・」
「へっへっへ。痛いか?もっと苦しめ!ニヒルなクズが苦しむ姿はたまんねえぜ!」
そして苦しむ薔薇水晶の目の前に先程彼女自らが踏み付けた青年の首を置く。
「こいつをどうするかわかるか?」
デュードはスレッジを大きく振りかざした。
「まさか・・・やめて!」
だが遅かった。首は粉々に吹っ飛び、肉片が薔薇水晶の顔に飛び散る。
「あああああああ!!!お父様ぁあああぁぁあ!!!」
「うっせえよメス豚ぁ!」
そんな薔薇水晶の顔を思い切り蹴飛ばす。
「お父様・・・お父様ぁ・・・」
「オヤジオヤジってうるせえやつだな。俺なんてパパの墓に小便かけてやったってのによ。そんなに欲しけりゃくれてやるよ」
デュードは飛び散った肉片を掻き集め、薔薇水晶の口の中に無理矢理詰め込んだ。
「おら!パパの愛情をたっぷり受け取りな!」
「あ・・ぐぇぇ!気持ち悪い・・・っぶほっぶほ!」
「こんなものも食えねえくせにオヤジのこと気にかけてんじゃねえよ!」
今度はスレッジで両腕を潰した。
バキバキと音を立ててひび割れていく。
薔薇水晶は痛みなのかお父様を失った悲しみになのか、ただただ泣き続けるだけだった。
「お父様・・・私をお許しください・・・」
「っち、胸糞わりぃ(ここで壊したらこいつを救うことになっちまうなあ)」
デュードは少し考えた後
「そのままそこに転がってな。オヤジと仲良くやれよ。じゃあな」
そう言って闇に消えていくデュード。しかしその表情にいつもの満足さはなかった。
彼自身の手で彼女を苦しめたというより、お父様を失ったことによる絶望のほうが強かったからである。
「お父様ぁ・・・」
薔薇水晶は何度もその名を呼びながら、やがて動かなくなった。

The End

正義は必ず勝つ、ってな

753 :デュード ◆Postal2.YE :2006/03/19(日) 01:10:28 ID:Sim2P2dq
薔薇水晶は無表情のまま立ち去ろうとした。すると
『待ちな。まだゲームは終わっちゃいないぜ』
「!?」
先程のデュードのほうを振り返ってみるが、無残な彼の死体のままだ。
「ここだよ!」
と、後ろから何者かに肩を掴まれた。デュードである。
「ゲームはまだ終わってないぜ。ばらすぃちゃんよ」
「なぜ?倒したはず」
「そいつはどうかな。よく見てみな」
言われるがままに死体の方を見るが、明らかにデュードの体だ。
「違うよ。首だよ首」
「これは・・・お父様!?」
踏み潰した首をよく見ると、それは金髪で綺麗な顔立ちの青年だった。無論、ほとんど半分は砕け散っており見るに堪えないが。
「お父様ぁ!」
それに向かって走り出す薔薇水晶。さっきまでの冷静さとは打って変わってだ。
「お許しください・・・お父様・・・」
その首を抱えて涙を流す薔薇水晶。そこへデュードはナタを持って歩み寄る。
「まだゲームは終わってねえって言っただろうが。続き始めようぜ!」
そう言ってデュードは薔薇水晶の両足を切断した。
「っく・・・ううう・・・なぜ・・・」
薔薇水晶の体に激痛が走る。
デュードは足を切られて動けない彼女を踏み付けにした。
「ポスタルゲームってのはよ、お前らの弱点を利用するんだよ。そいつの失った時に降り掛かる痛みがこれよ」
さらに腹部にスレッジを叩きつけた。
「あ・・・ぐ・・・」
「へっへっへ。痛いか?もっと苦しめ!ニヒルなクズが苦しむ姿はたまんねえぜ!」
そして苦しむ薔薇水晶の目の前に先程彼女自らが踏み付けた青年の首を置く。
「こいつをどうするかわかるか?」
デュードはスレッジを大きく振りかざした。
「まさか・・・やめて!」
だが遅かった。首は粉々に吹っ飛び、肉片が薔薇水晶の顔に飛び散る。
「あああああああ!!!お父様ぁあああぁぁあ!!!」
「うっせえよメス豚ぁ!」
そんな薔薇水晶の顔を思い切り蹴飛ばす。
「お父様・・・お父様ぁ・・・」
「オヤジオヤジってうるせえやつだな。俺なんてパパの墓に小便かけてやったってのによ。そんなに欲しけりゃくれてやるよ」
デュードは飛び散った肉片を掻き集め、薔薇水晶の口の中に無理矢理詰め込んだ。
「おら!パパの愛情をたっぷり受け取りな!」
「あ・・ぐぇぇ!気持ち悪い・・・っぶほっぶほ!」
「こんなものも食えねえくせにオヤジのこと気にかけてんじゃねえよ!」
今度はスレッジで両腕を潰した。
バキバキと音を立ててひび割れていく。
薔薇水晶は痛みなのかお父様を失った悲しみになのか、ただただ泣き続けるだけだった。
「お父様・・・私をお許しください・・・」
「っち、胸糞わりぃ(ここで壊したらこいつを救うことになっちまうなあ)」
デュードは少し考えた後
「そのままそこに転がってな。オヤジと仲良くやれよ。じゃあな」
そう言って闇に消えていくデュード。しかしその表情にいつもの満足さはなかった。
彼自身の手で彼女を苦しめたというより、お父様を失ったことによる絶望のほうが強かったからである。
「お父様ぁ・・・」
薔薇水晶は何度もその名を呼びながら、やがて動かなくなった。

The End

先頭部分付け忘れたぜ
これが完全バージョンだ

754 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/19(日) 01:13:23 ID:Wp0ym37d
>>746
両方見てるが、虐待なんて全然少ないだろ
エロパロなんて、最近はまだ虐待らしい虐待は見た事がない

755 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/19(日) 01:14:17 ID:nxAtrEsi
>>750
ワロタ
一服の清涼剤だな

756 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/19(日) 01:22:50 ID:tJ2mYvKo
>>753
いやどう見ても悪だしw
てか後半下手だな。

757 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/19(日) 01:31:15 ID:gl9p6a1H
なんか無理やり心理つこうとしてる感が否めない。
まぁこれからも頑張ってくれ
あんたの作品嫌いじゃないし

758 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/19(日) 01:33:50 ID:Wp0ym37d
>デュード
そうだなぁ…立場が逆転してから、一撃を加えるまで
ここでいう、薔薇水晶の足を攻撃するまで。だな

そこの展開が、なんかアッサリすぎてつまらないかも
もう少しバトル要素よろしく
嫌ならいいんだが

759 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/19(日) 01:41:28 ID:tJ2mYvKo
>>750
和んだ。いい感じ。

>デュード
次回はお得意の翠星石とのバトルきぼん。

760 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/19(日) 01:49:01 ID:Q7kUSirp
>>750
ホッと一息って感じですね。

デュード虐待スレに帰れ

761 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/19(日) 02:00:02 ID:2lfKbm6w
デュードなら、激しい戦いSSが書ける気がする。
いつもサッパリし過ぎてて、なんかなぁ・・・
長編も見たい希ガス

期待

762 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/19(日) 06:05:59 ID:VHVpNAdi
デュードなかなか面白い。
ただ、切断と破砕ネタはそろそろきつくなってきたかも。
あとGIFTGASSネタ、俺は知ってるから面白かったけど知らない人にはつまらなかったと思う。
まあ元ネタがあるものは仕方が無いか。

763 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/19(日) 10:45:15 ID:4uwMcznz
デュードさんミドリ虐スレにカムバックきぼん

764 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/19(日) 11:27:45 ID:WBa36wYP
>デュード
ばらスィー虐待なんて初めて見たぜ

でも虐待で言うなら一昔前、蒼星石虐待スレだった頃の生々しいやつの方が俺は好みだな
蒋介石時代からずっと居る住人って俺以外にまだ居るのかな?

765 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/19(日) 12:16:37 ID:4uwMcznz
俺もその時代だ。が、虐待ならミドリのほうが面白い。
蒼は生真面目すぎてなあ。

766 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/19(日) 12:20:32 ID:4uwMcznz
ところでミドリ虐はここに合流かい?
なら此方に投下するよ?

767 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/19(日) 12:42:44 ID:C0LPhe6U
一番扱いの難しい薔薇水晶を虐待したことは評価する。
というかチャレンジャーだな。

768 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/19(日) 12:54:02 ID:6joHYUcd
いや、一番虐待難しいの雪華綺晶じゃね?

769 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/19(日) 13:02:31 ID:YSAYQFDG
雛苺の虐待も別の意味で難しいな
金糸雀もそうだが

770 :デュード ◆Postal2.YE :2006/03/19(日) 13:04:49 ID:Sim2P2dq
難しいってことはないぜ
ただ描かないだけでな

771 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/19(日) 13:05:55 ID:N3LGlAoR
あるじゃん

翠星石虐待スレPart2
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/cchara/1142494661/

772 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/19(日) 13:19:01 ID:2lfKbm6w
SS保管庫の蒼星石虐待書いたのはデュード?

773 :561:2006/03/19(日) 18:33:48 ID:QPdkh0/c
締めの甘さ解消を目的に終盤大幅加筆。
見たい人がいるなら投下するけど、絶対いないだろうな、うん。


なにやってるんだろ俺、と激しく鬱。

774 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/19(日) 18:45:32 ID:oGQI/IOO
どうかご無理をなさらずに

消極的な形での投下より、投下以外の形での活用をお勧めします





775 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/19(日) 19:17:13 ID:89QE0fR4
どっかにうPするべき。
そういえばあの荒らしも最初そんなこと言ってたな

776 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/19(日) 19:21:41 ID:N3LGlAoR
>>773
見たい

777 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/19(日) 19:33:45 ID:A9Rx2Iag
いいじゃん。投下してくれ。

778 :ケットシー:2006/03/19(日) 21:26:16 ID:LW5NV3yL
561氏が戻る前にこっそり投下
割り込み御免

779 :ケットシー:2006/03/19(日) 21:27:23 ID:LW5NV3yL
>>646

 真紅が正気に戻った時、すでに勝敗は決していた。草で覆われていたはずの大地が土を剥き出しにし、辺りは荒野と化している。
 惨状に唖然としながら見渡すが、蒼星石の姿は見当たらない。跡形もなく消えたのか、または生き延びて逃げたのか。そんな考えを漠然としている最中、もっと重要な事に思い当たった。

「――ジュンは!?」

 やっとそこに思い至った真紅は、再び周りを見て青くなる。この変わり果てた光景を作るのに、どれだけの力が使われたのだろうか。考えなくてもジュンの苦しむ姿が容易に想像できる。
 真紅は急いで世界の出口へと向かった。



780 :ケットシー:2006/03/19(日) 21:28:37 ID:LW5NV3yL
 真紅の去った世界で、彼女は草原に寝そべり、独り空を眺めていた。青い空に筋状の雲が流れる。
 トレードマークのシルクハットはどこかへ飛び、服はメチャクチャに破れている。
 蒼星石は好きで寝転がっている訳ではなかった。もう、立ち上がる力も残っていないのだ。真紅のでたらめな力の放出をまともにくらい、こうして生き延びるのがやっとだった。

 アリスゲームに敗れ、復讐も果たせなかった。
 全てを失くした彼女の心は、いっそこの青空のように晴れやかでもあった。

 ふと、蒼星石は足音に気付く。
 相手が真紅だとばかり思っていた彼女は、無警戒に見向きもしない。力を使い果たした彼女は、首を動かすのも億劫だった。
 足音は彼女の少し手前で止まった。

「僕の負けだ。ローザミスティカをあげるよ」

 返事は無い。
 だが、蒼星石は不審に思わない。このみすぼらしい姿に真紅が驚いているだけだと考えた。

「でも、この戦い方は感心しないな。マスターの負担が大きすぎる。ジュン君、大丈夫だろうか……」
「私に言われても困ります」
「――真紅じゃない!?」

 真紅とは違う声に、はっとなって相手を確認する。
 しかし、顔を見た瞬間、体が地面から突き上げられた。全てが一瞬の出来事で、蒼星石の思考は危険な現状ではなく、相手の確認をそのまま続ける。
 一呼吸置いて、蒼星石は自身に起こったおかしな変化に気付いた。
 青い空が近くに見える。そして、先の尖った水晶の結晶が一本、胴体から伸びている。
 蒼星石は天に向かって串刺しにされたのを知った。

「ローザミスティカは喜んで頂きましょう」

 もう、蒼星石に抗う力は残されていなかった。体が青い空に溶け込むように軽くなる。それは、ローザミスティカが抜け出る感覚だった。
 輝く命が眼帯の少女の手に舞い降りる。蒼星石の魂は、薔薇水晶によって受け継がれた。





781 :ケットシー:2006/03/19(日) 21:30:11 ID:LW5NV3yL
 主人の安否をいち早く確かめたかった真紅は、直接nのフィールドから鏡の部屋に出た。
 二階に駆け上がった彼女は、人影が見えないことに狼狽する。慌てて開いた翠星石の鞄も空っぽ。ジュンはまだnのフィールドから帰っていなかった。
 すぐに捜そうとした真紅だが、闇雲に捜しても無駄なことは明らかだった。翠星石も一緒だとしたら、別の世界に居ると考えていい。
 無数にある世界を捜して回るのは現実的ではない。捜すにしても、一人より二人がいい。
 真紅は置いてきた雛苺を拾いに向かった。


 雛苺は巴の膝に座って眠っていた。巴は優しく抱え、寝顔を見ながら髪を撫でる。
 そこへ真紅が鏡から現れた。急いでいる彼女は、寝こけている家来を見るなり叩き起こす。

「起きなさい、雛苺。寝ている場合ではないわ」

 雛苺は目を覚まさない。巴も撫でる手を止めない。
「早く起きなさい!」
 声を張り上げても起きる気配はない。それでも、急いでいる真紅は、おかしい事に気付かなかった。

「もう、雛苺は起きないそうよ……」

 巴が撫でながらそう言った。
 瞬時にその意味を悟った真紅は、気勢を無くして立ち尽くす。永遠の眠りは死と同じ……。
 それはきれいな寝顔だった。衣服に綻びは見えず、髪も整っている。目を開けても不思議ではないくらいだ。
 だが、もう目は覚まさない。


 真紅は事の顛末を聞いた。
 これをやったのは金糸雀だった。巴が「バイオリンを持っている子」と言ったので間違いない。バイオリンは彼女の武器だ。ただの楽器ではない。

 金糸雀がアリスゲームを申し込み、雛苺はそれを受けるしかなかった。あの場面で彼女が頼れたのは巴だけ。しかし、巴はもうミーディアムでも何でもない。巻き込む訳にはいかない。
 巴は三面鏡へと消えいく雛苺を止められなかった。あの泣き虫で我侭だった少女が、助けを求めずに戦おうとしたのだ。その決意を無駄にできなかった。

 結末までの流れは速かった。
 鏡に消えてすぐ、二人は戻ってきた。行く前と違っていたのは、雛苺が金糸雀に背負われていた事だけ。
 雛苺を巴に預けた彼女はこう言った。

「この子はアリスゲームで負けたわ。もうただのお人形になったけど、可愛がってくれないかしら。きっと喜ぶと思うの……」

 金糸雀は勝者とは思えない沈んだ表情で言った。やはり、姉妹を手に掛けるのは辛かったのだ。
 巴は今は動かない人形を抱き締めて、金糸雀が去るのを見ているしかなかった。





782 :ケットシー:2006/03/19(日) 21:31:35 ID:LW5NV3yL
 真紅は雛苺を巴に託して、一人で引き返した。そして、雛苺の死を悲しむ間もなく、立て続けに不幸に襲われる。
 部屋に戻った真紅は、まずジュンを見つけてほっとする。別の世界から帰って来ていた彼は、ベッドを椅子の代わりにしていた。

「ジュン! 無事だったのね」

 そう言ってしまってすぐ、彼女は気付く。ジュンの手に、翠色のドレスを着た人形があるのを。
 ジュンは泣き腫らした顔で、ただただ、その人形と見つめ合っていた。
 翠星石はされるままに目を閉じていた。服はあちこち破れ、薔薇乙女の気品は見る影も無い。
 それを見た真紅は、嫌でも理解するしかなかった。彼女も遠くに行ってしまったのだと……。

 話したい事が山ほどあった真紅だが、こうまで悲惨な現状に、彼に掛ける言葉も見つからなかった。
 沈黙に覆われようとした時、ジュンがぼそりと口を開く。

「僕を守ろうとしたんだ。こんなになってまでして」
「そう……」

 真紅は頷いて応えてあげるだけで精一杯だった。このような結果になってしまった要因が、真紅は己の不甲斐なさにあるようにしか思えなかった。
 蒼星石との戦いで、彼女は愚かにも、マスターの力を独り占めにしてしまったのだ。同じマスターを持つ翠星石の足を引っ張ったのは明白。当然、雛苺の足も……。

 だが、黙ってしまうしかなかった真紅の対応が、この場では結果的に正解になった。ジュンは彼女に頷いてもらえただけでよかった。それ以上の慰めの言葉は嘘臭くなるだけだ。
 再び静寂に覆われた中、ジュンがぽつぽつと翠星石の戦いを語る。
 その中で、真紅は水銀燈も倒れたと聞かされる。
 水銀燈の生死は判らず仕舞いのままだったが、彼は翠星石の言葉を信じたのだろう。翠星石だけ消えていくのが、我慢できなかったのかもしれない。

 丁度、部屋のデジタル時計の数字が○だけで揃い、日付が変わる。この時刻なら、就寝前の人も少なくないだろう。あれだけの出来事があっても、まだ夜は深まっていくのだった。



つづく

783 :ケットシー:2006/03/19(日) 21:32:54 ID:LW5NV3yL
死亡続出で申し訳ない。
このSSは暗めの話がコンセプトの一つでもあります。
肌に合いそうにない方は回避したほうが無難だと思われます。度々すみません。

これが終わったら、次は明るいSSを書きたかとです。

784 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/19(日) 21:34:31 ID:zzIC11Wv
>>782
GJ!!

いまからちょっと金糸雀を溶かしてくる。

785 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/19(日) 21:37:29 ID:N3LGlAoR
バタバタ死んでくだけならアニメと展開変わんないけど・・・
どうオチ付けるかwktk

786 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/19(日) 21:47:57 ID:2lfKbm6w
GJ

でも

銀様が本当に死んだというなら
話は別だ(#^ω^)ビキビキ

787 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/19(日) 22:11:54 ID:fYI2kpx8
翠ちゃんを次の作品では幸せにしてあげて下さい…

788 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/19(日) 22:36:04 ID:4uwMcznz
ザンネン ドンドン壊サレテモット不幸ニナル
http://kanaria.ddo.jp/rozen_upload2/rozen1777.jpg
http://kanaria.ddo.jp/rozen_upload2/rozen1776.gif


789 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/19(日) 23:01:05 ID:Wp0ym37d
ま、頑張れケットシー

790 :デュード ◆Postal2.YE :2006/03/19(日) 23:52:46 ID:Sim2P2dq
「今日こそ決着をつけてやるぜ。蒼星石よぉ」
デュードは桜田家の庭に密かに侵入していた。
蒼星石の行動パターンを把握している彼によると、蒼星石はまもなくやってくるはずだからだ。
「お、来たなぁ」
空から高速で移動する鞄が見える。それは今にも桜田家の二階の窓へ突っ込みそうだった。
「今だ!」
デュードは屋根によじ登り、その鞄を見事にキャッチした。
「だれ!?」
即座に鞄の中から姿を現す蒼星石。
「俺だよ!」
「え!?君は」
その瞬間蒼星石の目の前が真っ暗になった。
『おい』
何も見えない暗闇に微かに声が聞こえた。
『おい!起きろ!』
その声ではっと目を覚ます蒼星石。
「ようやく起きたかあ、蒼星石ぃ」
「う、君は一体・・・」
殴られたか何かされて気を失っていたらしく、頭がぼんやりする。
辺りを見回すと使われていない廃工場のようなところだった。
「俺はデュード。お前を葬り去る死神だ!」
デュードは刀を出現させた。
「それで何をするつもりなんだ!」
「もちろん斬るんだよ。お前の体をバラバラにするのさ!っそら!」
デュードは刀を振り下ろした。
「っく!レンピカ!」
人工精霊の名を呼ぶと、蒼星石の手に等身大くらいの鋏が出現する。
間一髪のところで刀を防いだ。
「っく!人を傷つけるためのものじゃないけど仕方ない!」
蒼星石は鋏を大きく振ると突風が巻き起こり、デュードは吹っ飛ばされた。
「うおぁあ!ックソ!鋏の力に油断してたぜ、うお!」
「喋っている暇はない!」
軽く五〇メートルくらい吹っ飛んだかと思うと、蒼星石はもう目の前に迫っていた。
そしてすれ違いざまに鋏でデュードの左腕を切断した。
「ぎゃああああ!!!俺様の腕がぁ!」
あまりの痛さに地面をごろごろと転がるデュード。そんな彼の前に蒼星石は立ちはだかり、鋏を向ける。
「これは本来の使い方じゃない。でも君が僕を倒すというのならこちらも全力を尽くさせてもらう!」
「悪いがお前が本気になったところで俺に勝つのは不可能だ。ふぅ〜、ヤクがたまんねえぜ」
デュードはパイプを銜えながら、よろめく体を起き上がらせた。
「いいか、蒼星石。お前に勝ち目はない。なぜなら翠星石はこっちの手にあるからさ」
「なんだって!?」
蒼星石は驚愕する。
「その証拠が」
デュードの手に翠星石の首が出現する。
「これだ」
「ああ、そんな!翠星石!どうして・・・」
蒼星石は内心悲しみに溢れていたが、表には出さなかった。それどころか
「デュード!君だけは許さない!」
逆に憤慨の気持ちのほうが強くなってしまった。
「そうそう。そういう感情が大きいほど弱くなるのさ」
デュードは再び刀を構えた。
互いに動きが止まり、今か今かと攻撃の間合いを伺っているその時だった。
『騙されるんじゃねえです蒼星石!』
「おいおい、ウソだろ」
デュードが天井を見上げると、浮遊する翠星石の姿があった。
「翠星石!君は死んだはずじゃ!」
「そいつの言っていることは嘘です!信じちゃダメですよ!」
「今度は翠星石か!手間が省けていいぜ!二人とも地獄送りだ!」
翠星石に気を取られていた蒼星石を踏み台にしてデュードは翠星石に飛びかかった。

791 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/20(月) 00:20:16 ID:6y93oqnF
デュード 早く続きを!!

792 :デュード ◆Postal2.YE :2006/03/20(月) 00:35:15 ID:2tCSM+z7
「これでも食らいやがれです!スィドリーム!」
翠星石の手に如雨露が出現する。その周りを人工精霊が飛び回ると水が溢れた。
そして如雨露の水をたっぷりデュードに浴びせるのだった。
「ぐおぁ!」
地面に叩きつけられるデュード。
「ックソ!なんだってんだ!ん?うぼえ!」
地面から巨大な触手が突き出し、デュードの腹を貫通した。
「うお!っごほ!腸がはみ出てきやがった」
触手はデュードを串刺しにしたまま建物の天井を突き破った。
デュードの腹部からは内臓が飛び出し、口からは大量の血を吐血していた。
そこへ翠星石が近づいていく。
「翠星石達に勝とうなんて100年はえーです!出直して来いです!」
「うげぇ、っぶほ。翠・・・星石。何か・・・忘れてねえか?」
瀕死の体でデュードは微笑む。
「何言ってやがるです!翠星石は何も忘れてなんかいねーですよ!」
「本当かぁ?よ〜く辺りを見回してみな・・・っげほ」
建物の中にいた蒼星石も辺りを見回す。
「デュード!一体何をしたんだ!」
「今にわかるさ。へっへっへ。うえぇぇぇ」
大量の血を吐くデュード。
心配になって蒼星石も翠星石の方へ向かった。その時だった。それに気づいたのは。
「!?あれは・・・まさか!危ない!翠星石!」
「え?」
だが遅かった。
青空の中に一つだけ光る恒星のようなもの。それがだんだんと落ちてくる。
そして翠星石の体に突き刺さった。
「え?これは」
気がつくと翠星石の体には刀が突き刺さっていた。
「サムライ魂ぃ!」
「っく!デュード!何をしたんだ!」
デュードに鋏を突きつける蒼星石。
「何もしてねえぜ。さっき放り投げた刀が落ちてきたってだけだ」
「なんてことを!」
「で、仕上げはこうだ!」
デュードはスレッジを取り出すとそれを翠星石目掛けて思いっきり放り投げた。
「翠星石!避けて!」
「おせえよ!」
蒼星石の警告も虚しく、スレッジは翠星石の頭にクリーンヒットし、粉々に砕け散った。
「うわああああ!翠星石ぃ!」
「馬鹿が。自業自得だぜ!俺の狙いは最初からおま・・・」
全部言い終わる前に蒼星石はデュードの首を切断した。
「っく、翠星石!なんでこんなことに!」
蒼星石は無念の悔しさでいっぱいだった。
一方で落下したデュードは不気味な笑い声を上げていた。
「蒼星石ぃ。お前にもプレゼントは用意してあるぜ!」
蒼星石は辺りを見渡した。
「こうなっては仕方がない。ここから逃げないと」
と、その時だった。蒼星石の後ろに高速で迫るミサイルのような物体。
「え?」
振り向いたときにはそのミサイルはすでに目の前に来ていた。
「こういう終わり方もありだろ。な」
ミサイルは爆発し、巨大なキノコ雲が発生した。
もちろん残骸など残るはずもない。
そして死神デュードはおつかいを終えて帰るのだった。

The End

なんなんだこのふざけた文章は!
描いていて俺でもヘタクソだってわかるぜ!

793 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/20(月) 00:40:35 ID:6y93oqnF
最強なデュードより
少し負けるデュードのがいい

794 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/20(月) 01:47:37 ID:cqxZt19Y
>>792
最後ミサイルってどんな超展開だよ
興醒めしちまったぜ

795 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/20(月) 03:13:25 ID:gHWs3p11
超展開だけどバトルは割と面白かったよ。
でも虐待じゃなかったね。

796 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/20(月) 03:36:07 ID:HezmxyaC
あばばばかまかだぎきばぜかまたがががが、が、がぐ、ぎぎぐぎぐぐぐがか

797 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/20(月) 03:39:11 ID:HezmxyaC
ごめん、取り乱した
気にしないでくれ

798 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/20(月) 04:38:14 ID:zvo2ADLy
>>792
ゲームでも最後は核ミサイルだったな

799 :デュード ◆Postal2.YE :2006/03/20(月) 13:52:35 ID:2tCSM+z7
>>798
正確には水曜日以降にトラボラ行けば手に入るぜ
チート使えば楽勝だな

800 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/20(月) 14:05:52 ID:9Quj2wPl
>>782
GJだ。
暗い話でも臆せず書いて欲しい。

801 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/21(火) 00:33:31 ID:UKu/3s8E
ジュン「お〜い ギャロップ〜!」

金糸雀「それは私の事かしらー!!!!」

802 :デュード ◆Postal2.YE :2006/03/21(火) 00:55:03 ID:Ir4+vzre
「か〜な〜り〜あ〜」
「へ?誰かしら?」
金糸雀が目覚めると、そこは一面緑で埋め尽くされた草原だった。
「俺だよ俺」
声が聞こえると目の前にいきなり中年の男の顔が入ってきた。
「きゃああああ!」
「そう驚くなよ。俺はデュードってんだ」
「デュード?聞いたこともないかしら」
「おいおい。俺のことも知らねえのか。まあいいこの先俺が何するかは言わなくても分かるよな。策士だしよ」
金糸雀は一瞬きょとんとするが
「へ?と、当然かしら!」
と胸を張って言うのだった。
「なら話は早い。よっと」
「あ!何するつもりかしら!」
デュードは金糸雀を抱きかかえた。
「あれに入れるんだよ」
デュードが指差した先にあるものはよく工事現場などに設置されている仮設トイレだった。
「トイレ?」
金糸雀は少し考えた結果次のような結論に達した。
「まさか!金糸雀がトイレをするところを盗撮しようという作戦かしら?でも検討はずれかしら。金糸雀はトイレなんてしないのかしら!」
「バカが。ちげーよ」
そう言ってデュードは金糸雀を仮設トイレに放り投げた。
「っで!乱暴かしら〜」
金糸雀は投げられた時に打ち付けた腰を押さえながら立ち上がった。
丁度その時便器の中が目に入った。簡易式のためフタなどついているはずもない。
「うげ!この臭さは一体何なのかしら〜!」
すると外からデュードの声が
『タンクの中は大量のクソと尿でいっぱいだぜ。今からこいつをシェイクだ!」
そういうデュードはいつの間にか大型ダンプカーに乗っていた。
ダンプカーのバンパーには、大きなショベルがあり、荷物を乗せると真っ逆様に荷台に落とせるようになっていた。
ショベルには金糸雀の入った仮設トイレが固定されている。
『あ〜ん!臭いかしら〜!早く出してほしいかしら〜!』
「準備オーケーだな。それじゃシェイク開始!」
デュードはショベルを動かすレバーを入れた。
仮設トイレの乗ったショベルは段々と上に向かって動いていく。
『ど、どうなってるのかしら〜!』
さらにショベルは動き、運転席の真上まで来た。
『あ〜!何か汚いものが漏れてきたかしら〜!』
「まだシェイクしてないぜ!そら!」
さらにレバーを入れると、ショベルはさらに動き、仮設トイレを真っ逆様の状態にした。
『ぎゃ〜!茶色いものがぶっかかったかしら〜!臭し汚いかしら〜!うえええ』
「よし、今度は戻すぜ!」
デュードはレバーを引いた。
ショベルは今度は逆に動き出す。仮設トイレからはどろどろとした汚い液体が溢れ出した。

803 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/21(火) 01:20:07 ID:g8Mrxr3a
いつも気になるんだが、書きながら貼ってるのか?

804 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/21(火) 02:25:18 ID:49uwBBbl
またよく分からんものをw

805 :ハレグゥ風味:2006/03/21(火) 02:32:56 ID:UKu/3s8E
真紅「この部屋はいいわね」
ジュン「ここはトイレって言うんだよ」
真紅「そう。・・・・・」
(あれ・・この雰囲気僕のミニカー食べた時と似てるんですけど・・・)
(まさか!!!!)
ピクッ
ジュン「ボソッ、トイレを食べるなよ・・・」
真紅「チッ・・・・」
ジュン「図星かー!!!」

806 :ハレグゥ風味2:2006/03/21(火) 02:47:04 ID:UKu/3s8E
ジュン「それにしても真紅達は大変だよな」
真紅「あら、どうして?」
ジュン「どうしてって最後の一人になるまで姉妹で
アリスゲームを続けなきゃいけないからだよ!!!」

真紅「・・・・・・・」

(?・・なんだこの間は・・・・)

真紅「!あぁ、確かそんな設定だったわね・・・」

(僕は騙されているのか!!!!)

807 :デュード ◆Postal2.YE :2006/03/21(火) 03:20:17 ID:Ir4+vzre
『早く出して〜!臭いがたまらない・・・うげえええ』
そしてショベルは定位位置で止まった。
デュードは手袋とマスクを身に着け、仮設トイレのドアを開けた。
「うげ!こいつはきたねえぞ」
あまりの臭さに鼻を手で覆った。
中にはクソと尿まみれの金糸雀の姿があった。
「もうドロドロかしら〜!早く洗ってほしいかしら〜!」
そう言ってトイレから出てきた。
「おいおい近寄るなよ!きたねえ!」
「あ、待って!早く洗ってかしら!」
逃げるデュードを排出物を撒き散らしながら追いかける金糸雀。
「ックソ!ヤクのせいで体力が!」
1分ほどで息切れし始めるデュード。
クソまみれの金糸雀はすぐに迫ってくる。
彼は辺りを見回した。そしてあるものを発見した。
「お!こいつはいいぜ!金糸雀!洗ってやるから早くこっちへ来な!」
金糸雀が走ってくる。
「そらよ!綺麗に洗い流しな!」
「え?」
デュードは金糸雀を溝に蹴飛ばした。
「っぶ!って、またウ○コかしら〜!」
溝にも大量のクソが溜まっていた。
「ウォッシング終了!」
一方で金糸雀は溝にへたり込み泣き出した。
「酷いかしらぁ!カナは何にもしてないかしら〜!」
「何言ってやがる。日頃から盗撮行為してるから俺が法に変わって裁いてやるんだよ!」
デュードはクソだらけの溝に金糸雀の顔を足で踏みつけて無理矢理押し込んだ。
「ぶへえ!やめてかしらぁ!」
「やめねえよ!」
ジタバタと体をバタつかせる金糸雀。
「さあてと。こっちも溜まってきたし放出するか」
そう言ってズボンのチャックを降ろすデュード。
そして足で押さえる金糸雀に向かって放尿した。
「へっへっへ。小便のシャワーだぜぇ。綺麗になるから動くなよ」
さらに暴れる金糸雀。
「おい!暴れるなって言ったろうが!クソが飛び散ったじゃねえか!」
クソがデュードの靴にこべり着いている。
デュードは溝から足を上げてしまったという顔をした。
「この靴高かったんだぜぇ。どうしてくれんだ?」
「ふ、ふん!カナをこんな目に会わせた罰かしら!」
金糸雀は溝から這い上がってきた。

808 :デュード ◆Postal2.YE :2006/03/21(火) 03:21:04 ID:Ir4+vzre
「なんだって?おい、もう一度言ってみろ。また溝に突き落とすぞ」
サングラス越しに睨みつけるデュード。
どんな目をしているかはわからないとはいえ本気で彼が怒っているということが金糸雀にもわかった。
「う・・・ごめんなさいかしら・・・」
「わかったらさっさと靴についたクソを落とせ」
「で、でもどうやってやればいいのかしら?」
その言葉にデュードは唖然とした。
「はあ?お前策士なら自分で考えたらどうなんだ?舐めるとか拭くとかよ!バカも大概にしやがれ!」
「わ、わかったしら!舐めるかしら!」
そう言って金糸雀は這いつくばってデュードの靴を舐め始めた。
「そうそう。分かればいいんだよ」
金糸雀に靴を舐めさせていると彼女の体に纏わりつくハエに気づいた。
その内の一匹がデュードの靴に取り付いた。
「うお!?きたねえ!てめえふざけるなよ!」
「へ?っきゃあ!」
デュードは金糸雀を蹴飛ばした。
「いきなり酷いかしら!」
「てめえがハエを近づけるからだろうが!」
「え?ハエ?うえ!寄るな!あっち行けかしら!」
「ふざけるなよコラ!」
肉切り包丁を取り出したデュードは鬼人のごとく振り回し、金糸雀の手足を切り裂いた。
「あ〜ん、ひ、酷いかしらぁ!動けないかしらぁ!ぐす、っえっぐ・・・」
ついに泣き出してしまう金糸雀。
「いいか?ここは俺がすべてだ。つまり俺に逆らえば殺す。そういうことだ!」
肉切り包丁を金糸雀の頭にメリメリと押し込んだ。
「ぎゃあああ!や、やめてかしらぁ!あ、い、痛いいいいい!あああああ!!!あ、あ・・・かしら」
そして金糸雀の頭は真っ二つに割れてしまった。
その死体にはまだたくさんのハエが集っている。
「うぇ!きたねえ。一生そこでハエの巣にでもなってろ」
そしてデュードは姿を消した。

The End

809 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/21(火) 03:32:32 ID:JlAGNcfH
うはっ、しょーもな

810 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/21(火) 03:53:54 ID:j3bp4s9/
汚いな。
デュード、あんた間違った方向に進んでないか?
以前みたいな容赦ない虐殺描いてよ。

811 :デュード ◆Postal2.YE :2006/03/21(火) 04:00:21 ID:Ir4+vzre
思いつきで描いてるんだよ。
お前に指図される筋合いはないぜ。

812 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/21(火) 06:32:30 ID:SVPDvrjB
デュードは相変わらず地の文が短い説明しか書けないんだな。

813 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/21(火) 10:28:44 ID:M5FngCJK
まぁ面白いからOK

814 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/21(火) 13:12:02 ID:31bykI+S
ただの自慰SSになってきたのであぼん。
さよならデュード。

815 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/21(火) 13:16:43 ID:orHy0i7d
さようならデュード。バーボンハウスで会おう。
さようなら、さようならデュード。

816 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/21(火) 13:20:21 ID:j3bp4s9/
デュードって最初から自己満足で描いてる気がするんだが。

817 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/21(火) 14:48:40 ID:kp1XZ+6p
ss投下マダー?

818 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/21(火) 15:17:33 ID:cc/3xGdf
SSは描けないが、ベリーショートなら描いてあげるのよ。

「ひないちごぅ、おかえりなさいなのー」
「うぃ? だれなのよ」
「今回ひなはすごくがんばったのー。後はわたしに任せてゆっくりするのー」
「うぃ? よくわかんないけどいってらっしゃなのー」
「じゃ、いってきますなのー。ひなにごう出るのー」

「…ヒナが寝ても代わりがいたなのー」

819 :デュード ◆Postal2.YE :2006/03/21(火) 15:30:15 ID:Ir4+vzre
>>814-815
おい、俺が自慰で描いてないとでも思ってんのか?
描くだけでこれほどスっとすることはないぜ。

820 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/21(火) 15:36:37 ID:C0HfVW+Q
内容はノーコメントだが、デュードの言っていることは正論だと思うがな。

821 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/21(火) 16:27:19 ID:Foww00Zj
>>811
なんか大味だなぁ。
最初の頃は面白いって思ってたけど、シチュエーション優先で話も何もあったものじゃない気がする。

822 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/21(火) 16:27:46 ID:M5FngCJK
SSなんて所詮オナニー by 梅岡先生

823 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/21(火) 16:37:48 ID:zrw/k1xj
自慰でもなんでもいいしこっちに意見する権利は無いのは分かってるが、
せめてメモ帳とかに一度全部書き終えてから投下した方がいいと思う。

824 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/21(火) 16:39:27 ID:k5uTJQDn
「職人はでしゃばるな」ってのはパロスレの処世術だが、デュードはレスまで面白過ぎる
正直、虐待物は門外漢なので飛ばしてたが、これから改めて、通しで読んでみることにする
作品の技巧よりもSS書きとしてのの姿勢、強烈な我流を学べそうな気がする

825 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/21(火) 17:46:07 ID:j3bp4s9/
虐待SS書きで批判が少ないのも珍しいな。

826 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/21(火) 17:48:18 ID:SY3Be+/y
スルーされてるからじゃない?

827 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/21(火) 18:12:24 ID:Zuyqh7UP
デュードもの書いてる人ってストレスたまりすぎ。
人生うまくいってないんだね。

828 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/21(火) 18:42:56 ID:M5FngCJK
デュード犯してみたい

829 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/21(火) 18:58:04 ID:XBNFKmhD
ここは混じり物もOK?

830 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/21(火) 19:49:51 ID:2m11dmwf
このスレはクソミドリ虐待師団によって占領スル

                       _― ̄`;:,   ;:,∵;:,.;,∵:'.;,∵                     
                  _=― ̄    _;;  ;:,.;;:,.;,‘∵;:,.;,∵,∵                
               _=  _ _ =-.'  ,.;,∵;:,.;,∵;:,.;,∵;:,.;,∵∧_∧       
    r―..、    ∧_=_- ― = ̄  ̄`:, .∴ '   -:;,∵;:,.;,∵< 翠星石 > ブヒフヒブ゙ゴブヴゴヴォエラニダァッ!
    ゙-、 、 \ , -'' ̄    __――=',^'`;:.,・r⌒>;:,∵;:,.;,∵:'.;,∵  _/ / .; ,・´,-, .‘       
      ヾ、v´´   -―  ̄ ̄___ ̄"' "`:;._=∵∵;:,.;,∵’| y'⌒  ⌒i -;:∵,;"" ^        
       ゙l'   ノ__- =  ̄ ̄`:'___-=、;,∵;:,.;, ;.,:.|  /  ∵∵;:,.;,∵ノ |               
       ./  , イ)  ̄   _=- ̄   -,∵;‘, ..ー'   /´^ヾ  -:∵;:,._ノ ,' ;:.,           
      /   _, ヾ― = ̄’   _=―;"' ;'/ , ノ      -:∵;:,."           
      |  / \  `、__=―= ̄     -`  -:∵ / /: -`  -:∵∵;:,.;,∵:/ 、; ',.・  '^;``           
      j  /  ヽ  |ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガッ!  ;,∵;:,.;, / / ,'  -`  -:∵;:,.;,∵:' ,                
    / ノ   {  |_  ̄=―_  / /| -`  -:∵  |  ‘∵ ∵∵;"‘              
   / /     | (_ ̄=_    `;,、∵∵;:,.;,∵_/ /   〉,;'、.,                      
  `、_〉      ー‐‐`    ̄==―''    |_/ -;:∵:・;:,∵;:,.;,∵:'.;,∵         
                         ;:,∵;:,.;,∵:'.;,∵ '; .:


831 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/21(火) 19:51:07 ID:2m11dmwf
「おーい、真紅!真紅どこいったー?」 ジュンは先ほどから姿の見当たらない真紅を探していた。
鞄の中を開けてもいない。どこへ行ったんだ?
と、そこへ翠星石がやってきた。 「なにしてるですか?」
「真紅を探してるんだ。お前見てないか?」 翠星石はリビングにいたので、一緒にいたかもしれないと思い尋ねてみた。
「真紅なんて見てないですよ。話相手が欲しいなら翠星石がなってやってもいいですよ」
「馬鹿言え、お前となんて話すことあるか。真紅の手掛かりが掴めないんじゃ用無しだ。戻っていいぞ」
その言葉にしょんぼりする翠星石。最初からジュンと一緒にいたいためにやってきたのだ。
それなのにジュンのこの態度。翠星石は逆上した。
「どうして真紅じゃなきゃダメですか!あんな子の代わりくらい翠星石にも勤まるです!」
「『あんな子』だと?お前ごときに何が分かるんだ!」
ジュンにとって真紅は真紅でしかない。その他の何物にも例えることは許されないのだ。
切れたジュンは翠星石を廊下に放り投げた。壁に思いっきりぶつけられる翠星石。
「痛々・・・なにしやがるですか!」 ドアを開けて体を半分出したところでジュンがドアを閉めた。
「っぐえ!」 体を半分挟まれてしまった。 「勝手に入るな!糞人形!」 「うう・・・痛いですぅ・・・」
「前々からお前はウザかったんだよ。勝手に契約させて勝手に住み着いてこの態度!ふざけるな!」
そう言って翠星石の顔をボコスカ蹴りまくるジュン。
「や、やめるですジュン!翠星石は・・・ジュンのことを思って・・・」
「糞人形に気遣って貰うほど愚かじゃないんだよ!」
ジュンはドアを開け、挟まっていた翠星石を掴み、窓に思いっきり投げつけた。
「きゃあ!」 さらに押入れから出してきた釘バットで翠星石を殴打する。
「この!なにが!翠星石だ!ふざけた名前しやがって!そんなクズが真紅のことを『あんな子』呼ばわりするな!」
「痛い痛い!もうやめてですぅ!お願いですぅ!」 「はあはあ・・・」
息を荒くしたジュンは翠星石の胸座を掴んで自分の顔の前にまで持ってきた。
「お前みたいなやつ捨ててやる!」 ジュンは窓を開けるとあらん限りの力を振り絞って投げ捨てた。
家の前の道路へ一直線に叩きつけられる翠星石。そこへたまたま通りかかった車がそれを踏み潰していった。
それを憤慨した表情で見つめるジュン。やがて翠星石が動かなくなったことを確認すると窓を閉めて、ベットに座り込んだ。
と、ドア越しに声が聞こえてきた。 「ジュン、紅茶を入れて頂戴」 「・・・今すぐ入れるよ」
ジュンは薄く微笑みながらドアを開けた。 それから夜になった。
目が覚めた翠星石は瀕死の状態で必死にリビングの明かりが見える庭まで這いずってきた。
優しい家庭の明かりだ。声が聞こえる。 『あれ?翠星石がいないのー』
『翠星石?誰かしら?』 『さあ?誰のことだ?変なこと言うなよ雛苺』
『うゆ?よく考えたら雛苺も知らないのー』
その中に翠星石のいる場所はなかった。 彼女はそこに蹲り、泣いた。

832 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/21(火) 19:51:58 ID:2m11dmwf
ボロボロのドレスの裾を引きずりながら、それでも翠星石は
まだ自分を受け入れてくれる一抹の希望を求めて玄関に向かう。
車に轢かれたときに左脚をほぼ完全にタイヤで踏み砕かれ、左の足首は
千切れかかってぶらぶらしている。立ち上がることすらままならない。
スカートをめくり、脚の惨状を目の当たりにした翠星石はオッドアイを
泪で一杯に満たす。「うぅ、蒼星石..助けてほしいですよ..このままでは
翠はジャンクになってしまうですよ..ううぅ」
泣きながら、玄関に這いずって来た翠星石は、ドアノブに手をかけようと
必死の抵抗を試みるが、片足だけでは立つことも出来ず、呼び鈴すら手に届かない。
這い蹲りながら両手をバタつかせてドアを叩く翠星石。
『なんかお外で音がするのー』雛が玄関の異変に気付くが、ジュンは
「今日は風が強いからな。玄関も立て付けが悪くなったんだな」
と知らぬそぶりだ。(あの性悪悪魔人形め、轢かれてもしぶとく生きてやがる)
「しょうがないな、ちょっと玄関直してくる」そう云いつつジュンは一旦2回へ上がる。
工具を取ってくるフリをして、2階の窓から翠星石の鞄を投げ捨てた。
何食わぬカオで玄関へ向かう。扉を開くと、案の定、泣きじゃくりボロボロ、
満身創痍の翠星石。
「ち、ちび人間..よくもこんな仕打ちしやがったですぅ..
お前なんかもうマスターでもミーディアムでもなんでもないですぅ!
お前こそ悪魔ですぅ!翠星石を、翠星石を、よくもこんな目に..えぐっ えぐっ」
ジュンはそ知らぬ顔で、サンダルを履いた足で、襤褸切れと化した
ヘッドドレスを被った翠星石の頭を強く踏みつけた。
「強がってんじゃねーよ!え?ウチに入れて貰いたいくせにさ!
何度も玄関叩きやがって。そんな減らず口を叩いているうちは
絶対入れてやるもんかよ!」グリグリとサンダルで翠星石の顔面を玄関の
踏み石に摺りつける。翠星石は言いようのない悲しさで胸が一杯になった。
真紅が信頼するマスター。頼りないけど、結構イイ奴だと思っていたのに。
どうして、どうして..

833 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/21(火) 19:53:51 ID:2m11dmwf
「そうだ。お前なんかこうしてやるさ!」そう云うとジュンは先ほど庭に落とした
翠星石の鞄を持ってくると、鞄を力一杯、翠星石の両足に叩き付けた。
『あぐぅっつ!あぐううっつ!い、いいたいですぅ!何するですぅ!
ローゼンメイデンにとって命よりも大切な鞄を..よりにもよって
鞄で叩くなんて非道いですぅ!痛いですよぉ!』
轢かれた左脚は完全に粉々になり、残る右足も膝関節から下がほぼ壊滅した。
文字通り、両足を失った翠星石は愕然とする。
『ううぅぅ!す、す、翠星石はジャンクになってしまったでsぅ』
「ハァ?寝言云ってんじゃねーよ!お前なんてもともと、真紅や水銀燈に比べりゃ
当の昔からジャンクみたいなもんじゃねーかよ!この性悪毒舌人形!
今までお前に散々虐められた雛苺だって、お前のことをどれだけ嫌っていたか、
わからないだろう!水銀燈に襲われたとき、僕がどんな気持ちで契約してやったと思ってるんだよ!
思い上がるな!このローゼンメイデンワースト1の駄作ゴミ人形!」
凄まじい形相で怒るジュンは、ボロボロの翠星石のスカートを引きずって
路地から車道の真ん中にやってきた。中央のマンホールの蓋をこじ開けると、
その穴の中に翠星石のかつてはチャームポイントであった、今では
毛羽立ってボロボロの二股お下げ髪を投げ入れる。そして、髪だけを放り込んだ
マンホールに蓋をする。重い蓋によってお下げ髪を固定された翠星石は
じたばたもがいても逃れようがなかった。
「どうだ、さっきは運良く助かったみたいだが今度は逃げられないさ。
何度も車につぶされればいい。ここは大型トラックもバンバンくるからな。
さあ何日五体満足でいられるかな。おっと、もう脚が潰れたから五体満足じゃないんだったよなぁ!」

834 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/21(火) 19:55:08 ID:2m11dmwf
『こ、この鬼畜ちび人間!いい加減にするですぅ!
どこまで性根が腐りきっているですか!さっさと蓋を開けて髪を放すですぅ!
この髪は、この髪はお父さまのお手製の、翠星石の命ですぅ!
これ以上穢すのは許さないですぅ!』
マンホールの蓋でおさげ髪を固定された翠星石は、下半身をじたばたさせながらも
依然として憎まれ口での抵抗をやめない。とはいえ、片足を砕かれ、鞄を破壊され、
既に薔薇乙女としての自尊心は満身創痍、この台詞も自我を水際で維持する
最後の抵抗なのだろう。しかしジュンには、この期に及んでもまだ止まない
一段上から見下すような翠星石の言い回しが一層、癇に障るのだ。
「いい加減煩いのはおまえのほうなんだよ!前っから気に入らなかったんだ!
お前のその『ですぅ』と、何かにつけて鼻につく、その命令口調!
何様のつもりなんだよ!ヒトを見下すその言い方、こんどこそ封じ込めてやる!」
逆上したジュンは何度も翠星石の口元を踵で踏み付けた。それだけでは飽き足らず、
玄関から槌を持ってくると、力任せに鼻から口元を何度も打ち据えた。
『ひぐゥう!ひぐゥウ!はぐぅ!ぐふぅウ!やめ..ぐふっ!ひぐぅうう!』
「はぁはぁはぁはぁ...」翠星石の顎に罅が入りはじめたところで
ジュンは一旦腰を下ろすと、ポケットからチューブ入りの接着剤を出し、
キャップを開けて、それを翠星石の壊れかけた口元に近づけた。
『こ、この期に及んで何をするですか!こ、こんな酷い...ドールの命より大事な
顔を辱めるなんて鬼畜以下の所業ですぅ..えぐっ!えぐっ!蒼星石..お父様..
へぐっ!へぐっ!そんなものたべたくないですぅ!やめろですぅ!』
相変わらずの『ですぅ』口調に、いい加減堪忍袋の緒が切れたジュンは、
翠星石の口をペンチでこじあけると無理矢理、チューブを口の中に捩じ込み
接着剤をゆっくりと口の中へ注入していった。
『ひぃぃぃぐぐううぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!うぐぐぐふぅひぐぐぐぅぅ』
ジュンは一層力を込めて、チューブの内容物を一気に全て流し込んだ。
胃、食道、そんな概念は人形にはないのだろうが、尋常ならざる異物を大量に
食べさせられた不快感は本物だ。翠星石は既に言葉にならないうめき声をあげ、
もがき苦しみのたうちまわった。 『ぐおぅんなぁ、びどいごぉとを、よぉぐもぉ、
ぶおぅまえぇ、ぶゅるさないでずぅ!でずぅ!でずぅブヘッ!』

835 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/21(火) 19:57:03 ID:2m11dmwf
はははは!これでお得意の『ですぅ』節もロクに喋れなくなったなあ!
粘ったクチで、そのへらず口、叩けるモンなら叩いてみろよ!」
そのまま槌で打ち据えて、顎を完全に壊すことも出来れば、
猿轡で口を封じることもたやすいが、ジュンは敢えて翠星石の口を壊さず、
喋りたくても思い通りに喋れないもどかしさで責める方法を選んだ。
『びどい、びどいでずぅ!ぐぉんな、ぐぉんなごどお、なんべ、
ぶジュブ、ぶジュブ、ぼぅじで、ごぉんなごぼ、ずるでずぅ!
だずげで、だずげでぼじいべずよぅ ぞうぜいぜぎぃ・・・』
翠星石はオッドアイをナミダで一杯に満たして、マスターであったはずの
この少年の狂気の虐待を、何故、何故、なんで、の一心で疑いつつも、
現実に自分が晒されているこの仕打ちを呪い、憎み、慟哭した。
しかし、粘った口腔のために、もう翠星石は泣き叫ぶことも出来なくなっていた。
「ヘッ!こんなミドリのドレスを被ったゴミが、よく薔薇乙女なんて
ほざいていたもんだよな!何が『さっさと契約しやがれですぅ』だよ!
ニンゲンに作られた分際で、ニンゲン見下すような台詞ばかり吐きやがって!
本当は弱々しく、臆病で、人見知りのクセに、そんなテメェの内面隠すために
そんな憎まれ口かよ?おまえのその物言いが、
僕や雛苺をどれだけ傷つけたと思ってるんだ!
サ・イ・テ・ー!のローゼンメイデンだよ、お前はさ!」
ジュンは再び踵で翠星石の胸を何度も踏みつけ、蹴り飛ばし、
「こんなゴミ人形に、不似合いなんだよ!」と、チャームポイントだった
ヘッドドレスを剥ぎ取って投げ捨てた。もう、髪も衣裳もズタ襤褸になり、
ジュンの容赦ない物言いにより精神面もズタズタにされつつあった。

836 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/21(火) 19:59:10 ID:2m11dmwf
「ジュン!何をしているの?」その声を聞いて、翠星石はやっとこの地獄から
救われる思いがした。真紅だ。異変に気付いたのか、玄関から出て来て
ジュンのもとへ向かってきた。
「何だよ、悪いけど、僕はこの糞人形に恨みがある。雛苺だってそうだ。
おまえだって、このクソミドリが雛のおやつを何度となく横取りしたの、
見ていただろ?真紅の鞄にわざと落書きして、雛のせいにしたり、
こいつはしょっちゅうだ!それでしまいには、
『おまえの陰気な性格とおばか苺のおダメぶりを直したいからですぅ』
などとほざきやがる!夢の庭師だぁ?ふざけるな!このクソミドリのゴミ人形!」
狂気の形相で翠星石を蹴り飛ばすジュンと、ぐふぅ、ふぐぐふぅ、と呻く翠星石。
それを淡々とした目つきで凝視する真紅。
しかし、意外にも真紅が翠星石へと助けの手を差し伸べる気配は全くない。
それは翠星石にとって、更なる残酷な境遇への入り口を仄めかすものだった。
舌の自由を奪われ涎を垂らしながらのたうちまわる翠星石を、
真紅は冷やかに眺めていた。絶えることのないジュンの虐待に
救いの手を差し伸べることもなく、時折、憐憫の情と
どこか下賤なモノを忌むような仄かな不快感の入り混じった眼差しで
翠星石を凝視し続ける。 「・・・・・・ジュン。あなた、そこまで・・・・」
溜め息とともに、しかしジュンの所業にさして呆れるわけでもなく、
冷静に真紅は語り始めた。「・・・・・確かにこの子は人見知りの反面、
自らの精神の脆さと寂しさを ああいう態度で跳ね返すクセがあったから、
ジュンとはあまり相性は好くないのではと 思っていたのだけど・・・
ジュン、そして雛苺、そこまでこの翠星石に不快な心地を させられていたとは
私も想像できなかったわ。でも、私も『夢の庭師』である彼女を
ジュンと共存させることで、あなたの精神状態が癒されるのではと思ったの。」
「しかし、あなたは自分の力で立ち上がることが出来るようになった。
既に『夢の庭師』の手助けも要らない。強くなった貴方に、無用の負担を架けて
寄りかかっていたのは私たち薔薇乙女のほう。貴方は間接的なものも含めて
3体と契約を結んでいる。その負担が、かえって自律しようとしているジュンの
足かせになっていることに気がついたの。既に私たちはジュンにとってのヤドリギでしかない。
水銀燈が、決してあの病室の少女と契約を掬ばない理由がやっとわかったわ。」
瞑想するようにゆったりと語りかける真紅。ジュンは翠星石を足蹴に虐待する動作を
ふと止めて聞き入った。


837 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/21(火) 20:01:19 ID:2m11dmwf
「翠星石、あなたはこの時代に覚醒してミーディアムに恵まれなかったところを、
ジュンが拾い手を差し伸べたようなものなの。わかる?
そして私と同様に、ジュンのヤドリギでしかない。あなたは本来、『夢の庭師』として
ジュンの精神的自立を補助してやるべきだった。しかし結局、あなたはみずからの
脆い精神と臆病な自尊心を、ジュンにぶつけて雛苺を苛める幼稚な反動行為によって
補完するような存在に成り果ててしまった・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ な ん て、つ ま ら な い ... !
あなたの薔薇乙女としての誇りは何?」
違う、ちがうのですぅ!わヵってくださいですぅ、翠星石は心から血を流すような心地で
そう叫びたかったが、接着剤が乾燥し、より粘りを増した口腔は、その本心の吐露を許さなかった。
『ずぉ、ずぉんなぁ・・ガハッ! ぐふぅ、ふぐぐふぅ、ぢ、ぢじがうべずぅぅぅ!
ずズグハッ!ぶずいぜッぜぎぃ ばはッ ずぞぉんなぁ ずぅもりsぃは・・グゲハァッ!』
醜い翠星石のモノローグを許すジュンではない。
「せっかく誇り高い真紅が話しかけてやってんだ!汚らしく喋るなよ!ゴミドリ!クソミドリ!」
翠星石の胸を、腹を、コルセットが砕けるほどに激しく蹴り飛ばし、口元を踵で踏みつける。

『ガフっっ!ゲハっ!ウグヒホッ!ガホッ!ゲヒッッっ!ゲハっ!ウグヒホッ!グハァッ!ゴフホォtッツ!ウグヒホッ!グハァッ!
ウグヒホッ!グハァッ!ゴフホォtッツ!ゲハっ!ウグヒホッ!グっゲハっ!ウギ゙ヒホッ!クグガガフっっ!ゲハっ!ウグヒホッ!
ゲハっ!ウグヒホッ!グハァッ!ゴゲヒッッっ!グホッツ!ゲハっ!ウグヒホッ!ウグヒホッ!グハァッ!ゲェェェェグッツハッツ!』

「こぉんな人形ぅッ! 壊してやるゥッ!」

ジュンが、トドメをさそうと、半壊した翠星石の鞄を振りかざし、
メッタ討ちにしようとしたそのとき、真紅の冷やかな声が響く。「やめなさい、ジュン。」
ジュンは呆気にとられて鞄を持つ手を離した。

838 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/21(火) 20:02:31 ID:2m11dmwf
「あなたの気持ちはよく判ったわ。無理もないでしょうね。そして雛苺も。
ただ、ここは私に任せて頂戴。薔薇乙女には、薔薇乙女なりのケジメのつけ方がある。」
「翠星石! 悪いけど、貴方に同情の余地はないわ。貴方は明らかに薔薇乙女の誇りを穢し、
そして人間とドールの絆をズタズタにしたのだわ。私たちはローゼンメイデン。
人により造られしもの。人を悦楽させるべき存在であるはずのドールが
随分と出過ぎた真似をしたものだわ。あなたはジュンの意識野を陶冶し潤沢させるべき
『夢の庭師』のはず。しかしあなたはジュンを補助するどころか寧ろその邪魔になる
存在に成り果てたのだわ。わかるわね?翠星石・・・・・・・」
そんな、そんなつもりではないのですぅ!わかってくださいですぅ!
翠星石はジュンや雛を・・翠星石なりに想っていたのですぅ!
内気なジュンを元気づけてやりたかったですぅ!  
そんなことでも云おうとしていたのだろう。しかし粘る口腔がその発言を許さなかった。
『ゾンナァ、ゾォンナァヅゥヴォォリダァダイベズゥ!バガッデグダダイベズゥ!グベッ!』
ヘド声で必死に弁明する翠星石。しかしその姿が一層、ジュンの憎悪を掻き立て、
彼の心の中にどす黒くねっとりとした闇の領域を拡大させたのだった。
「うるさいんだよ!ヘドロ以下のクソミドリ!もう我慢の限界だ!こうしてやる!」
そう叫ぶとジュンはどこから調達したのか、太針のアイスピックをやにわに取り出し、
翠星石のチャームポイントのひとつ、そのオッドアイの紅い右眼に振りかざそうとした!
「やめなさい、ジュン。気持ちはよく、判るわ。でも、眼はドールの命よ。
人形師は、最後に、魂を込める仕上げとして、ドールに眼球を嵌めるの。判って頂戴。」
はじめて真紅が自分に味方してくれた、そんな一時の喜びから、
虐待三昧の翠星石の罅割れた顔面にほのかな笑みが増した。


839 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/21(火) 20:03:46 ID:2m11dmwf
しかし、刹那的にあの毒舌が蘇ったのが、そんな真紅の精一杯の心配りを無にすることになる。
『じんぐはやっばでぃ、ずいぜいぜぎぃのびがだべずぅ!
ばがっだべずが、ごのじびびんげん!ぼばえなんが、ぜっだびぶるざないべずぅ!』
久しぶりに蘇った『チビ人間』の語が、ジュンの逆鱗に触れ、彼の憎悪を外向的に
爆発させたのは云うまでもない。腰のコルセットを渾身の一撃で蹴り上げる!
「また言ったな!僕はチビじゃない!桜田ジュン、名前があるんだ!
いつもそうして、おまえこそ僕を何度馬鹿にして、貶めて、さぞ気分いいだろうなあ!
雛や僕を踏み台にした、テメエの優越感、そんなに心地いいかよ!
もう限界だ!おまえなんか、お前なんか、オマエなんか!!!こうしてやる!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
真紅の制止すら振り切り、ジュンは凄まじい、鬼神の如き形相で、
アイスピックをぐさりと深く、翠星石の右の紅眼に突き立てた!
『ヒイィグググゥゥゥゥゥィ!グヘハッッッ!!!』翠の口から、舌たらずながらも凄まじい阿鼻叫喚が漏れた!
「わかったわ・・・ジュン。右眼のみ、あなたに虐待を許可するわ。」
たまりかねた真紅。ジュンはしてやったり、という表情で、狂ったように何度も何度も
右眼にアイスピックを突き立てるのだった。
グサッ! グサッ! グサッ! グサッ! グサッ! グサッ! グサッ! グサッ! グサッ! グサッ! グサッ! グサッ!
数十分が経過した。既に右の眼窩はポッカリと深い孔と化し、紅い硝子の眼球の破片が
カラカラと、人形の空洞の頭蓋の中で音を立てるのが聞き取れる。
「このクソジャンク!ミドリのドレスの襤褸雑巾!おまえなんか!おまえなんか!」
憎悪に震えるジュンの渾身の一撃。アイスピックの柄がすっかり眼窩の孔に埋もれるほどに
ずぶりと深く、突き刺してトドメをさす。しかし、人形に死は与えられない。
不幸にも、ローザミスティカを失わぬ限りは、如何なる物理的欠損を受けても、
彼女らは人と同じように喋り、笑い、泣き、意思表示をする。度重なる、凄惨な虐待も
決して翠星石に死という名の安息を与えることは叶わない。

840 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/21(火) 20:05:39 ID:2m11dmwf
「もう、いいわね?ジュン。充分、気は済んだかしら・・・」
怒りに肩を震わせるジュンの手を、柄から離させると、真紅はいよいよ、その内に秘めた
更なる残酷な、『ドールへの処刑宣告』を宣告すべく、
右目にアイスピックを突き立てたままの翠星石をまじまじと見つめる。
「ジュン、マンホールの蓋を外して頂戴。早く」おさげ髪を固定して拘束している
重い蓋をジュンが外すと、真紅は無造作に二股おさげをわしづかみにして、冷酷に
翠星石を引きずり起こした。「さあ、いらっしゃい。翠星石。『処刑場』に連行するわ」
そういうと、路上から再び玄関をまたぎ、桜田家のいつもの「n のフィールド鏡」へと
やってきた。既に両足を破壊され、右眼に異物を突き刺されたままの、
歩行ままならぬ翠をひきずりながら、 真紅はホーリエを召還する。
何やらまじないの句を詠み、フィールドの扉を開いた。
「ジュン、あなたもいらっしゃい。見届けるといいわ。」 そうして3者はフィールド内に入った。
中の世界は、今までに見た真紅や雛苺、そして水銀燈のそれとは全く異なる
褐色の空に覆われ、地面に恐竜の骨が転がる荒涼とした光景が広がっていた。
あいかわらず真紅は翠のおさげをしっかり握り、引きずりながら移動していた。
夥しい骨の破片の絨毯の上を引きずり廻され、自慢のスカートパニエもすっかりズタズタボロボロだ。
「ここはドールの処刑場。そうね、人間から見れば、処分場、といったほうが正しいかしら」
真紅は淡々と話しながら、こっちよ、と何やら怪しげな「もの」が多数屹立する場所を
指差した。まるでゴルゴダのように十字架が林立する丘。
その中の一際背の高い十字架の前で、真紅は立ち止まり、翠のおさげを手放した
「ジュン、手伝って。」真紅はまず十字架を一旦引き抜き、地面に寝かせるよう指示した。
「おっ?意外に簡単に引き抜けるじゃないか。それからどうすんだ?」
真紅はその十字架の上に満身創痍の翠星石を寝かせて、両手を拡げさせる。
両足は既に破砕されて失われているので、両手と頸部を十字架に固定させるように指示する。
「そうね。この子のおさげを使うと良いわね。」そういうと、真紅はおさげ髪を巧く使って
翠星石の左手首を架上に括りつけた。「ジュン、右手を御願い。きつく縛るのよ」
最後にリボンで頸を括りつけた。「無駄に長いクソ髪だったが、こういうときには役に立つな!
皮肉なもんだよなあ、このジャンクミドリ!」そういうと、ジュンはまたコルセットを
力いっぱい蹴り上げ、また右眼に刺さったままの柄をぐりぐりと抉り回した。
「ジュン、遊んでいる暇はないわ。処刑の準備・最後の儀式よ。
コレをあの子の全身に、くまなく、塗りなさい。顔面にも、左目にも。
しっかり、剥けたりしないように。」そういうと、無臭の不思議な軟膏のようなものを
ジュンに手渡した。淡々と、軟膏を翠星石の衣裳・カラダのパーツ・顔面・そして
残った左の眼球にも塗っていく。幾重にも。幾重にも。
「お疲れ。ジュン。いいわ。十字架を元の場所に立てて頂戴。いい具合ね。」
ジュンは元通りに立て直すと、まじまじと架上の翠星石を眺め、最後の罵声を放った。
「へっ!いい気味だぜ!この性悪毒舌クソミドリ!誇り高き真紅様が
おまえの処刑を直々に取り仕切ってくれてるんだからな!」そういう矢先、
真紅が反対の方向を指差した。「うふふ。来たわね。」

841 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/21(火) 20:07:14 ID:2m11dmwf
果たしてその方向には、夥しい数の鴉の群れが近づきつつあった。
「さあ、ジュン。私たちはここを離れるわよ。」後は彼ら(そういって真紅は鴉を指差した
に任せましょう、そういって真紅はジュンの手を引き、十字架の元を立ち去っていった。
程なく、架上の翠星石は、何十匹もの鴉に拠ってたかられ、一瞬のうちに黒山の鴉だかりの塊と化した。
『びぶぶぶぅ!ぐびぶぶぅ!げぶぅごぶびおごぶぶぅぅぅぅぅぅ!』
嘴による容赦ない攻撃を全身に浴び、翠星石の陶器のビスク素体は粉々になろうとしている。
軟膏〜鴉のフェロモン剤〜を満遍なく塗られた顔面も例外ではない。
『ふぶほぶぶぶぅぅぅぅぅ!ごぶぶぶぅ!ぐばぶぼぶぅぅ!ぶがふぶぅぅぅぅぅぅ!』
既に顎の周り、鼻立ち、額、無数の嘴による穴ぼこで一杯、ゆっくりと罅が入り、
少しづつ、翠星石の顔は破砕していき、粉々に崩れ落ちていった。
「カァアァーーーーーーーーーーーーーーーッ!」一際、体格の大きい一匹の鴉が雄叫びを上げると、
その嘴には碧色の左目の眼球が銜えられていた・・・・・・
「これが・・・ドールの、処刑、なのか・・・?」ジュンですら、その異様な光景に呆気にとられていた。
「そう。これが、私たち薔薇乙女の誇りを穢し、ミーディアムとの絆を犯した人形に
与えられる、最も残酷な罰。ドールの最高刑。このフィールドはそのための最終処分場。
これは、あなたが望んだことよ、ジュン。でも、気に病む必要もないわ。
あの子の雛苺への仕打ちには私もうんざりしていたわ。いずれ遅かれ早かれ、
貴方に代わって私自身が同様の決断に至っていたでしょう。そう思うの。」
バサバサバサッ!鴉の群れが十字架を離れると、そこには既に翠星石たるものの
一片すらも満足に残されてはいなかった。無残にもビスクパーツは粉々に砕けて
十字架のたもとに堆く積もり、あのおさげ髪の残骸が架上に残され、
チャームポイントだったヒラヒラミドリのスカートの残滓のみが破れかぶれになって
引っかかっていた。暫くすると、ビスクパーツの残骸の山の中から、
緑色の光玉のようなものが浮遊する。ローザミスティカ。
「最後の仕上げよ。ジュン。あなたが取り込みなさい。もう永遠にこの子は
物理的にも精神的にも蘇ることはないわ。」そういうと真紅はジュンを促し、
ジュンはゆっくりとその胸の中に、かぼそく消え入りそうなその光を
受け入れていった。一瞬頭がクラクラしたが、次第に妙な力が漲ってきた。
「これで処刑は終わりよ。ジュン。気は済んだかしら・・・
あの子のRMは、あなたを介して私と雛苺が共有する形になるわね」
「べ、べつに僕はRMなんかちっとも欲しくない。真紅の気の済むようにしてくれ。
そもそも真紅にはRMをものにする権利があるはずだろ。そうしろよ・・・」
そういうと、ジュンは何か後味の悪さが残るような独特の気分の悪さを感じ、
それから押し黙ってしまった。二人は骨の原野を後にし、自らの世界へと戻っていった。
かくして性悪クソミドリは、永遠にこの次元の狭間に、
浮かばれることもなく、取り残され、忘れられていったのであった・・・・・・

842 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/21(火) 20:42:24 ID:UuF6uVEC
>ドゥブッハァ!
まで読んだ

843 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/21(火) 20:52:44 ID:LWgZ8mtO
スレ容量が470KB超えてそろそろ次スレの時期なんだが
テンプレにスレ立ての時期は追加したほうがいいよね?

次スレは950を過ぎたら、またはスレ容量が500KBに近づいたら立てましょう。

こんな感じでOK?

844 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/21(火) 20:54:56 ID:/FgQjYSd
いい感じにスレとSSの質が急降下してきましたね(^^)

845 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/21(火) 21:36:21 ID:SY3Be+/y
で批評はどうするよ?
正確には批評そのものじゃ無くて、
批評マンセーのムダ長文とか批評の批評する奴がウザイんだけど。

846 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/21(火) 22:00:08 ID:tbnXFCKI
春休みが終われば解決。

847 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/21(火) 22:02:38 ID:LWgZ8mtO
845の意見も入れて追加するテンプレ考えてみた。ちょっと長いかな。


作品の評価が欲しい職人は、そう明記しましょう。
但し、厳しい批評をもらっても挫けない、へこたれない。
批評を書く時は簡潔に解りやすくしましょう。ムダに長いマンセーレスは嫌われます。
批評に対する批評は避けましょう。批評するなら作品に対してだけに。ここは議論スレではありません。
基本的に批判は自由ですが、お手柔らかに。職人あってのSSスレです。

848 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/21(火) 22:09:37 ID:SY3Be+/y
>>847
いいね。

849 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/21(火) 23:02:46 ID:4wDo/uo3
次スレ立てていい?


850 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/21(火) 23:07:52 ID:tbnXFCKI
批判と言うかレス欲しくない人が明記したほうがいい。感想と批判の境目わからないし、どうせまた「つまらん厨」沸くよ。

851 :デュード ◆Postal2.YE :2006/03/21(火) 23:23:39 ID:Ir4+vzre
次スレ立てるのかい?
今回は力作ができたぜ。

852 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/21(火) 23:30:45 ID:4wDo/uo3
作品の評価が欲しくない職人は、そう明記しましょう。
厳しい批評をもらっても挫けない、へこたれない。
批評を書く時は簡潔に解りやすくしましょう。ムダに長いマンセーレスは嫌われます。
批評に対する批評は避けましょう。批評するなら作品に対してだけに。ここは議論スレではありません。
基本的に批判は自由ですが、お手柔らかに。職人あってのSSスレです。

これでいいカナリア?

853 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/21(火) 23:36:15 ID:k/y5HaAw
>>846
春休み終わるの待ち遠しいね

854 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/21(火) 23:40:01 ID:1E7Mj2M2
せっかくの日曜なのに翠星石が朝から騒いでる
WBCで日本優勝の喜びが吹っ飛ぶくらいだ

蒼星石は素直でいい子なのに翠星石はうるさくてしょうがない
ですぅですぅでしかも命令口調
こっちを巻いてしまった俺は本当に貧乏くじだ

俺は子供のころよく人形をぶち壊して遊んでいた
そのことで親にしかられてからはずっと我慢してきた
しかし今俺の周りを今うるさい人形がちょろちょろしている


これはこいつをぶち壊せっていう神様のお告げだよな?

さてどうやってぶち壊してやろう
今までの人形と違うのは
こいつが意思を持っていてしかも女の子の形をしてるってことだ

考えてる間も足元にまとわり付いてくる
生意気言うくせにかまってもらえないと
不安になる性格らしい

俺のいらいらもマックスだ
翠星石は午後の紅茶に不服そうだ
しかしそんな顔をしてられるのも今のうちだ

855 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/21(火) 23:54:13 ID:Qe4TuvAa
実際問題として、次の日曜日まで日本WBC優勝の喜びを持続できるの?
だとすれば、よっぽどつまらない生活をしてるとしか思えない。

856 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/22(水) 00:06:34 ID:rllHkUKp
>>855
言われて気付いた(´・ω・`)

857 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/22(水) 00:10:00 ID:mYmIAnzM
>>854
虐待物なら関連のスレなかったか?
そこでやれ

858 :梅岡先生:2006/03/22(水) 00:17:07 ID:Dl3zXfz7
>>731
亀ですが、暫くスレを離れていたので勘弁して下さい。
ケットシー様、お返事ありがとうございました。
他職人様のご意見が聞けて大変嬉しく思います。
コテハン同士の過度の馴れ合いは良くないと考えておりますので、その一言だけお伝えしたいと思います。

859 :デュード ◆Postal2.YE :2006/03/22(水) 00:26:59 ID:lVFfpqNg
批判しようがどうしようが俺は作品を晒すのに丁度いい場所があったから晒すだけだ。
そしてその場所の基準も俺が決める。それだけよ。

町から人里離れた山村に、トレーラーハウスを居住施設にして生活する男、ポスタル・デュード。
昼も過ぎ、太陽が眩しいくらいに照り輝いているというのに、彼はまだ眠っていた。
完全に閉め切ってあるブラインド。
その隙間から入り込む太陽の光は、枯れきって成長の見込みがない植物が植えられた鉢を照らす。
それはまるで彼の心を表しているようだった。
しかし彼の心に光が差し込んだところで自らの罪深さを反省することはできるのであろうか。
「希望?そんなものは必要ない。やりたいようにやるだけさ!」
デュードは目を覚ました。
「あぁ〜良く寝たぜ〜」
そしてベッドの隣の棚の上にある時計を見いやった。円形状のアナログ時計の針はコチコチと動き、まもなく三時になろうとしていた。
「なんだ。まだ三時かよ。五時間も早起きしちまったぜ。まあこのまま、また寝るより起きて何かしたほうがいいか」
デュードはベッドから起き上がり、青と白の縞色のパジャマを脱ぎ捨て、その格好のまま洗面所へと入った。
彼は着る服を取ろうと、寝る前に予約を入れておいた洗濯機の蓋を開けた。
「うげ!なんだよこりゃ。洗濯機壊れやがったな!これじゃあ乾燥機能が意味ねえよ」
洗濯機は、大量の水で溢れ、洗濯物は底に沈んでいた。
「他に着るものはねえし、参ったなあ。この格好でクリーニング屋行くのもアレだしな」
文字通り彼はパンツ一枚だ。確かにこの格好で外を歩くのはまずい。
「仕方がねえ。今日は一日このままでいるか」
蓋を閉め部屋を出ようとしたその時だった。
『ふふ、おばかさんねぇ』
洗面所に声が響いた。
「なんだ?そこか!」
デュードは先程の壊れた洗濯機の蓋を開けた。
するといきなり、何かが飛び出してきた。
「うぉ!何だよ!」
その物体は黒い羽と服を纏った人形、水銀橙だった。
「お久しぶりねぇ、デュード。今日はいつも以上にだらしないわねぇ」
「生憎取り込み中でなあ。ジャンク人形に構ってる暇はねえんだよ」
『ジャンク』という言葉に水銀橙が過敏に反応した。彼女は形相を変えてデュードを睨みつける。
「やっぱりあなたは殺しておかなければいけないようねぇ。どこまでも私を侮辱して!」
怒りの形相の水銀橙は翼を広げると幾つもの羽がデュードに向けて射られた。
「うふふ、ここじゃ避けきれないでしょう?」
「だから馬鹿なんだよ。お前のその羽攻撃は命中率ゼロだからな!」
デュードは余裕だった。そしてその言葉通りこれだけの羽が飛んできているのに一発も当たっていない。
「っく!ここでは不利な戦いを強いられそうね。私のフィールドで決着を着けさせてもらうわ!」
水銀橙がそう言い残し、光り輝く洗濯機の水の中に消えていった。
それと同時にデュードも周りが光に包まれその中に飲み込まれていった。

860 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/22(水) 00:32:59 ID:26wSA0Vr
>>850
それって、どっちにしろ意味なくない?
「批判いらない」なんて堂々と言える職人なんていないよ。
そうなると、誰も明記しなくなって、批評が欲しい職人だけが明記するようになる。
今まで批評自由だったけど、頼まれもしないのに批評をせっせと書く人は皆無だったでしょ。
「つまらん厨」はどっちでも湧くのなら、スマートで職人の負担の少ない847のままの方がマシだって。

861 :デュード ◆Postal2.YE :2006/03/22(水) 00:35:21 ID:lVFfpqNg
>>859
「いってぇ〜!乱暴なクソアマだぜ。ブロンドじゃねえから余計にタチがわりぃ」
光に包まれたかと思うと、いきなり真っ暗な闇に包まれたゴーストタウンに突き落とされた。
「何だよここは?趣味悪ぃ所だぜ。さっさと退散したほうが良さそうだ」
パンツ一枚という姿のデュードにとってこれほど居心地の悪いところはない。
冷たい風が彼の体に吹き付ける。
「おぉう、寒ぃ!早く出口探さないと」
デュードは文句を垂れながら、当てもなく歩き始めた。
しばらくして−1時間ほど歩いただろうか。
デュードは急にへばり、膝に手をついた。
「はぁはぁ、体が動かねぇ。パイプもねえし、クソ!狂っちまいそうだ!」
歯を食いしばり、頭を抱え込むデュード。
そんな彼の後ろには水銀橙が立っていた。
「ふふ、本当にクズな男ね。あなたが欲しいのはこれでしょ?」
水銀橙の手にはパイプが握られていた。それを見た瞬間デュードは
「おい!そいつをよこせ!マジでどうにかなっちまいそうだぜ!」
と、狂ったような目で水銀橙の持つそれを睨みつけた。
「さぁて、これをどうしちゃおうかしら」
パイプをくるくると回す水銀橙。
「おい!早くしろ!ヤバい!」
デュードの額は汗でびっしょりだ。さらに段々青ざめてきている。
そんな彼を見て楽しむ水銀橙。
「こんなもの・・・こうしてあげるわぁ」
水銀橙は手からパイプを落とした。
見る見るうちに落下していくパイプは、地面に落ちた瞬間砕け散った。
デュードは愕然として立ち尽くした。
あまりの出来事に先程苦しみも忘れ、声も出ない。
「な、な、あ、あ・・・うげぇええぇぇぇ!!!」
そしてその衝撃が収まった瞬間、彼の喉には溜まきったものをすべて放出したいという衝動に駆られ、跪いて嘔吐するのだった。
「あらあら、汚ぁい。本当に下劣ねぇ」
そんな彼を見て薄く微笑む水銀橙。
「うげぇ!っげえ!っげほ!水銀橙よぉ。ここまで俺をキレさせておいてタダじゃ済まさねえぜ・・・」
デュードからは怒りのオーラが溢れて出ていた。水銀橙もそれを感じ取ったのか、少したじろいだ。
「な、なんだっていうの?」
ゆっくりと起き上がるデュード。
「どうやら俺はお前を殺したいという圧倒的衝動を抑えきれなくなっちまったようだ。地獄に送ってやるぜ!」
「地獄に送られるのは、そっちよ!」
水銀橙は剣を出現させ、それをデュードの腹に突き刺した。
だが彼は大声で笑い、大量の血が出ているのまったく痛みを感じていないようだった。
「嘘・・・」
「嘘じゃねえよ。そっちが近づいてくれたおかげでようやくチャンスが出来たぜ!」
最初から計画済みの彼の策略にまんまと引っ掛かる水銀橙。
四方八方の瓦礫から細いワイヤーのようなものが飛び出し、水銀橙の手足を一本づつ縛った。
「う、っく、これは・・・!」
どんなに力を入れて引き千切ろうとしても取れない。
「こいつは切れ味抜群のワイヤーでよぉ。下手に動けばお前の細い腕くらいスパっといっちまうぜ?」
「フン!冗談でしょぉ?こんなもので私を倒そうだなんて、本当におばかさぁん。すぐに引き千切ってやる!」
そう言って水銀橙は右手を思いっきり振り上げた。
すると
「え?わ、私のう、腕が!?」
「言ったとおりだろ?たまには人を信じてみるもんだぜ?」
彼女の腕は綺麗な断面図を描き、引き千切れた。
「こ、これは?どうして?私の、私の腕がぁぁああああ!」
ショックで暴れる彼女をさらに悲劇が襲う。
衝撃で今度は右足の太ももい巻きつけられていたワイヤーを引っ張ってしまい、足が切断され、水銀橙はバランスが取れず崩れる。
「わ、私の足・・・」
「オラ!どうせてめえみたいなジャンクに勝てるわけねえって言っただろうが!」
デュードは水銀橙の頭を踏みつける。

862 :デュード ◆Postal2.YE :2006/03/22(水) 00:39:53 ID:lVFfpqNg
「う、ぐぅ!」
そして腹に突き刺さった剣を抜き取り、今にも水銀橙に突き刺さんと構えた。
「い、いや、やめて!」
見苦しく助けを請う水銀橙。不完全な体でのその行動はあまりにも滑稽だった。
もちろん、デュードはそんなものに乗るはずもなく「謝るタイミングを間違えてるぜ?お馬鹿さんよ」
剣を振り下ろし、水銀橙の首に突き刺した。
「あ、がぁ、カハァ、っぶ、ぐへぇ」
言葉にならない声を上げている水銀橙。
「実に見苦しいぜぇ水銀橙ぉ。こんな体じゃ羽もいらねえよなぁ」
そう言ってデュードは水銀橙の背中に乗っかった。
「な、なにを・・・するの!?」
「害鳥駆除だよ!」
デュードは水銀橙の翼を掴んだ。
「オラいくぜ!」
「いや、ちょっと、や、やめて、やめてよ!やめてぇぇぇえええ!!!」
水銀橙の悲鳴がフィールド中に響き渡る。
「こいつは楽しいぜ」
デュードの手には二枚の翼があった。
水銀橙は倒れこんだまま涙を流している。
「か、体が・・・お父様から頂いた体がぁ」
「メソメソとうるせえんだよスクラップ!」
苛立った−というより楽しんでいるデュードは水銀橙の首に突き刺さった剣を捻じ切るように回した。
「あがぁあ!うぐぇ!の、の・・・どが」
そしてバキッ、という音と共に彼女の首は千切れた。
「自分から戦いを挑んでおいてこのザマとは情けねぇぜ水銀橙よぉ。まあ最後に笑うのは俺だけどな。へっへっへ」
ガラクタとなった水銀橙を見てゲラゲラと笑うデュード。だがその背後には

863 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/22(水) 00:41:58 ID:7ALRPaf+
デュード書くの止めろ。
スレ容量が埋まる。

864 :もっさり ◆x3BPXU4g5U :2006/03/22(水) 00:42:12 ID:4KpbhlC6
「第一回・ひないちごがきらなんとかに喰われちまったけど、
 トモウェをどうやってごまかそう会議」
==============================
真紅は100円ショップで買ってきたミニ黒板に、速筆でそう書きます。
いえ、正確には字があまりにも汚いので速筆に見えただけですけど。

「さあ、みんなでアイデアと持ち寄るのよ」
出席者は、翠星石、金糸雀、真紅、水銀燈、
そして遠路はるばる南米はアマゾンよりやってきてくださった
薔薇水晶さんの5人です。
あ、あと、雛苺も足だけあります。

討議は実に50時間に及びました。途中に3度殴り合いに
発展するほどの騒ぎになりました。
ちなみに殴ったのは、雛苺の足、殴られたのは金糸雀です。

そして3日目の夜、とうとう結論は出たのです。
『薔薇乙女の誰かがコスプレして、とりつくろって騙す、最後にドッキリカメラ』
机の上には栄養ドリンクと、ココアシガレットの山。
全員が全員疲労困憊でしたが、これ以上ないすばらしい案が出たのです。
あとは、だれがこの役を引き受けるかですけど。

「ここにある割り箸には皆の名前が書いてあるですぅ。ほれ、真紅、ひけです」
6本の割り箸にはそれぞれ名前が書いてあります。
真紅の右腕にここにいる全員の視線が集中します、どうか自分にだけは、
自分にだけはという気持ちが痛いくらいに腕に突き刺さってくるのです。
「これにするわ!」
真紅は思い切り割り箸を引き抜きます!



『チンコーン』
柏葉家のインターホンがなります。お金持ちだけあって、ちょっと高級そうな
インターホンの音です。
「はい、ただいま・・・」
ガラス戸には人影が映っています。
そのシルエットから、雛苺だと容易に想像がつきました。

「と、トモウェ、ただいま、な、なの。」
雛苺(仮)は苦笑いですけど、にっこりほほえみました。

「さ、桜田君、どうしたのその格好!」

865 :もっさり ◆x3BPXU4g5U :2006/03/22(水) 00:45:35 ID:4KpbhlC6
雛苺に扮したジュンは、何一つ言いません。
なんで僕がこんな格好を、という考えばかりが頭をよぎります。
でも仕方ないんです。割り箸には何故か(確信犯的に)ジュンの名前が書かれていたのですから。
あとは、もう時の流れに身を任せ、雛苺の色に染められ。
各々の人工精霊がどこから探してくるのか、ジュンサイズの雛苺衣装を持ってきて、
高速で着付けを済ませて行ったのです。あの時、ジュンになすすべはありませんでした。

「ねえ、桜田君、一体どういうつもりなの」
ジュンは何も言いません、言えないのです。
ことの顛末を巴に話すと人工精霊のホーリエが机の2段目から狙撃する予定になっているのです。

(きっと、雛苺や真紅ちゃんたちのいたずらね、それなら・・・)
でもなんだか巴は自己解決してしまったようです、頬をにわかに緩ませながら、
お台所から小さな包みを持って着ました。

「ほら、ひないちご、うにゅうよ。たべたいでしょう?」
ジュンの表情が固まります!やばい、やばいのです。真紅達から言い渡された
極秘ミッションが始まってしまったのです。
つまり、「雛苺らしい行動を求められたらかならずすること!しなかったらホーリエで狙撃」なのです。
仕方がありません。正直雛苺の口調でしゃべるのさえ嫌ですが、狙撃されるよりましなのです。

「うにゅう、たべたい、のー」
まさに棒読み口調。心のこの字も入っていません、

「こら。いつもみたいに、上目遣いで可愛くおねがいしなくちゃだめでしょ」
確信犯です。巴確信犯。でも雛苺が普段そうしているというならば、
そうしなければ狙撃です。仕方ありません。
「トモウェ、おねがい。ひな、うにゅうがたべたいの」
軽くぶりっ子ポーズで目にちょっぴり涙を浮かべます。
死にたい、正直死にたい。ジュンの頭にはそんな言葉ばかりがぐるぐる回ります。
でも、そんな姿に巴は光悦な表情を浮かべていました。
今にもよだれをたらしそうなくらいの勢いです。
「はいはい、ごほうび、ごほうび」
そういってジュンの頭をなでなでします。



「ほらほら、ひないちごだっこしてあげるからおいで」
今度はだっこです!本物の雛苺のサイズならまだしも、
ジュンでは完全にサイズオーバー!一体この女はなにを考えているのでしょうか!?
「わーい、トモウェー!」
ジュンはある意味吹っ切れていました。もう半分どうでもよくなっていたのです、
命さえあれば、いつか、きっとなんとかなります。
巴の膝にジュンはちょこんと座ります。やっぱり完全にサイズオーバーの模様です。

866 :デュード ◆Postal2.YE :2006/03/22(水) 00:46:11 ID:lVFfpqNg
>>863
ならスレを立てりゃいいことだ。
容量?そんなこと俺が気にしてどうする。
俺は描くだけだぜ?批評なんてどうでもいいからよ。

867 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/22(水) 00:46:52 ID:7ALRPaf+
400kb
だから落ちるから書くなって・・・

868 :もっさり ◆x3BPXU4g5U :2006/03/22(水) 00:47:29 ID:4KpbhlC6

むにゅう。
ジュンの背中になんだかやわらかい感触が当たります。
「ト、トモウェ」
「なぁに?」
「あの・・・その・・・・背中に胸が・・・・」
ジュンの心臓がもう光の速さで高鳴ります。ひきこもりの思春期にはあまりにも刺激が強すぎるのです。
雛苺口調も忘れて、すっかり素に戻っています。
「ウフフ。どうしたの・・・雛苺?」
どうやらわざとあててる模様です!
頬をうっすらと桃色にして巴はジュンに微笑みかけます。

何かが壊れる音がして、ジュンのリミッターが吹き飛びました。
あふれ出る思春期&ヒキコモリのエロパワー。大変です、きっと収拾なんかつきません。

理性という光を失った瞳が巴を見つめます。

「柏葉・・・僕は・・・僕は・・・」

(この続きは製品版でおたのしみください)


869 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/22(水) 01:05:36 ID:QLX9f/c5
もう次スレ立てねぇ?
テンプレなんて今のままでいいじゃん。

870 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/22(水) 01:08:54 ID:s9lnBFGg
>デュード
乙。
今回は結構面白かった。

871 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/22(水) 01:10:03 ID:TNenBkT8
>>868
発 売 日 は い つ だ ! ?

872 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/22(水) 01:15:37 ID:DqD76Bg4
>>869同意。>>1が全て。変なのはスルー。それだけ。
職人がSS投下して、それが読まれて、読まれたと言う反応あれば十分でしょ。>>1読め。

873 :デュード ◆Postal2.YE :2006/03/22(水) 01:21:49 ID:lVFfpqNg
俺は描く方だからあんまり言わないけどよ、読むとか描くとかなんてことは個人の自由だぜ?
それが自由なのに批評の仕方にだけケチつけるってのはおかしい話だぜ
ルール?そんなもの長年ネットやってる人間なら言わなくても体で憶えるはずだ

874 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/22(水) 01:36:44 ID:7ALRPaf+
>>872

Rozen Maiden ローゼンメイデン SS総合 6
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1142958794/


875 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/22(水) 01:42:55 ID:7ALRPaf+
アンカーは消し忘れだ。
忘れてくれ。

876 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/22(水) 01:47:18 ID:DqD76Bg4
テンプレ追加はいいけど勝手に>1の文章削除すんなよ。

877 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/22(水) 02:00:23 ID:26wSA0Vr
>>874
でも>>1の部分を忘れてる

>>873
デュードの意見は正しいが、それではSSスレはなかなか機能しないのが現実。
作品を書く職人は労力が必要だから潰されやすい。
何も書かずに文句を言うだけなら簡単だからな。
デュードはタフそうだから気にならないのかもしれないが…。
八割方の職人は、粘着叩きが一人でもついたら消える。
個人の主観だけで叩く厨が良作家を潰す事なんてざらにある。
だから、他のSSスレでは職人に優しいルールなんだよ。
職人に優しいスレでも、スレ違いや問題外の作品は袋叩きだけどな。

878 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/22(水) 02:12:44 ID:QLX9f/c5
デュード、関係ねえとか言いながら今回がんばったんじゃない?
なかなか面白かったぞ。

879 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/22(水) 03:14:17 ID:Dl3zXfz7
>>864
もっさり氏の新作に大期待してたけど、一行で読むのやめたw
コミックス派のこと、時々でいいから思い出してあげて下さい(´・ω・`)
読みたいけど読めないこのディレンマorz

880 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/22(水) 08:58:06 ID:BfJYPqBa
批評はどうでもいいが
自分と作風のカブる書き手や作品のレベルがウザい書き手が出てきた時
批評連発で潰しを入れられれるだけの「保険」が欲しい

批評希望と明記れてるSSのみ批評可じゃ意味が無い

881 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/22(水) 14:12:54 ID:QLX9f/c5
馬鹿?

882 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/22(水) 18:12:09 ID:T8GmHOaW
馬鹿

883 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/22(水) 20:11:50 ID:8HzKfsDJ
作品のバリエーションがどんどん豊富になるのは
読む側を飽きさせない環境創り、職人様同士の切磋琢磨による質の向上で
非常に有益なんでしょうが

こうも死ぬ 殺す 暴行 虐待 卑劣な作品ばかりが続くと
読む側としては見てて辛いです。
そりゃ、職人様方が作品を書くのは自由ですが
不特定多数の方が見る掲示板に作品を投稿する以上
"見てもらいたい"と言う意の元で投稿してるんじゃないんでしょうか?
それならば、読む側の気持ちも少しは考えてもらいたいです。
それでもなければ
ただチラシの裏に小説を描いて
ニヤニヤしながら自己満足で済ませた方がいいんじゃないでしょうか?

884 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/22(水) 20:29:32 ID:DqD76Bg4
もう真面目にレスするのもアレだな・・・

885 :蟲師(1):2006/03/22(水) 21:09:08 ID:NUMo/ehU
「おお、来たかギンコ。何か面白い物が手に入ったらしいな」

化野先生はもう外に出て待ち構えていた。

「ああ、これは面白い品だ」

挨拶もそこそこに二人は家の中へと入った。

「で、なんだ?」
「まあまあ、慌てなさんな」

ギンコはタバコを取り出し、火を点けた。

「先生、水銀燈ってのを知ってるかい?」
「水銀燈?確か、舶来の呪い人形の…」

ニヤリと笑うと、ギンコは箱から白い陶器のような塊を取り出した。

「なんだ?瀬戸物…とも違うな」

化野先生は不思議そうにそれを眺めた。

「こいつは水銀燈の腹だよ、先生」
「腹?確かあの人形には腹は無いと聞いた事があるが…」

タバコを深く一服した後、もったいぶるようにギンコは話し出した。

「西洋の人形師ローゼンが作った呪い人形の一つ、水銀燈。そいつはローザミスティカというもので人形に魂を入れ、まるで生きているかのように動き、言葉も話したそうだ」
「なんだか式神とかそういう類の話だな」

軽くうなずき、ギンコは話を続けた。

「そのローザミスティカだが、どうやら蟲を使って作り上げるものだったらしい」
「ほう、蟲に作らせるのか。面白いな。どうやって?」

化野先生は身を乗り出し、話に乗ってきた。ギンコはわずかにうつむき、思わずにやけた口元を噛み殺した。

886 :蟲師(2):2006/03/22(水) 21:10:08 ID:NUMo/ehU
タバコを一つ吹かして、ギンコは続けた。

「人の魂を少しずつ喰らい結晶化させる蟲を使って作った魂の結晶…」
「魂の結晶か。凄いな。そんな蟲がいるのか」
「ああ、ここにいる」

そう言ってギンコは水銀燈の腹を指差した。

「この腹に…いるのか?」
「住み着いちまったらしい」
「なんでこんなところに」
「練りこんだ土に蟲が混じってたんだろう。その事に気が付かなかったローゼンはそのまま腹を作った」
「そして他の蟲を寄せたわけだな」
「まあ、そんなところだろう」

はっと気が付いて化野先生は腹から顔を離した。

「この蟲、危なくないのか?」
「魂を喰らうといっても、ほんのわずかだ。普通の人間なら磨り減りもしないさ」
「そ、そうか」

再び顔を近づけて、マジマジと眺めた。

「で、どうして腹に組み込まなかったんだ?」
「この蟲は結晶を体の内部に溜め込むんだが、蟲の中では結晶の力を発揮できないらしいんだ」
「なるほど、結晶を入れても蟲が取り込んでしまって力を封じてしまうわけか」
「使いたくても使えなかった。水銀燈が腹無しなのは作るのを途中で止めた訳じゃなかったのさ」

唸る化野先生のメガネがキラリと光った。

「幾らだ?」
「安くはないですよ、化野先生」

ギンコはニヤリと笑った。


おしまい

887 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/22(水) 23:35:48 ID:Z6zFHN3I
シケ

888 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/23(木) 13:31:08 ID:QMyLuuph
批判しないで下さい。
マンセーレスだけ下さい。


職人の誰かが言ってたが、随分都合いい話だなこれって。

889 :ケットシー:2006/03/23(木) 17:57:09 ID:6Fp6SkpW
書いた物を公の場に出す以上、批判は受け付けますよ。
ただ、暴言に近い批判は勘弁してくほしいなと言ったのです。
「つまらん」の一言だけとか吐き捨てられると、けっこうきついです。
どこがどう「つまらん」のか言ってくれたら、暴言には聞こえませんし、私の勉強にもなりますので嬉しいです。
ですが、ここは匿名性の高い掲示板です。
軽い気持ちで職人が傷付く言葉を書き込む人は後を絶えません。
真意の見えない書き込みは、けっこう職人を追い詰めるんですよ。
だから、あんな都合のいい話になったんです。
以上、言い訳終わり。

890 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/23(木) 18:26:35 ID:af9zEOgR
厨のクソレスをスルーすればいいだけの話だろ?見たいのはSSで外野の雑談じゃない。

891 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/23(木) 18:36:07 ID:HOResS5+
いやーでも自分が投下した後ってやっぱ気になるよね、周りの反応って
普段気にも止めない煽りがみょーにギクッと来たりして

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