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ジェットアローンで使徒を殲滅せよ3

1 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/24(火) 20:28:38 ID:???
一話しか登場せず、その性能はなぞに包まれたままの
エヴァに対抗しうる原子力ロボット、ジェットアローン。
果たして彼は使徒に勝つことはできたのかみんなで考えるスレ。

過去スレ
ジェットアローンで使徒を殲滅せよ
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/eva/1056220901/

ジェットアローンで使徒を殲滅せよ2
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/eva/1137492274/

2 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/24(火) 20:31:46 ID:???
日重乙

3 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/24(火) 20:36:34 ID:???
時田乙

4 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/24(火) 21:05:29 ID:???
>>1乙。とりあえず制御棒置いておく。

5 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/24(火) 21:13:03 ID:???
>>1乙。
デフォなスレ名になったか。

6 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/24(火) 21:17:02 ID:M+jtnepl
>>1
最高だ
俺のケツにあんたの制御棒をぶち込んで欲しい

7 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/24(火) 23:30:43 ID:???
男のケツなど、まったくのナンセンスです。手に負えません(フッ)

8 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/25(水) 01:57:56 ID:???
日重の躍進にわくわくドキドキ

9 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/25(水) 09:34:37 ID:???


10 :199-200 ◆/Pif9px8OM :2006/10/28(土) 00:22:25 ID:???
――ガタンゴトン ガタンゴトン……

「リニアトレインっていっても結構揺れますね…」
「第3新東京市内のモノレールは全て車輪式だからな」

暗闇に包まれた車内には、時田、加藤、小松の3人以外乗客はいない。
それもそのはず、彼らが乗っている車両はジオフロント行きのものだ。許可のない民間人は乗ることができない。

「だが、ジオフロントに出るときはすごいぞ、小松」
「えぇ、あれは自分も初めて見たときは感動もんでしたね」

初めてジオフロントに降りたとき――それは第五使徒戦、JAが初めて敗北したときであった。

「そういえば、あの時は、俺は頭の中がJAの修復のことでいっぱいだったな」
「あぁ、その話は聞きましたよ。チップセットの破損ってことでしたよね?」
「そうそう、あのときは焦りましたねぇ…」

ほんの数週間前の出来事がまるで何年も昔のことのように思える。
あの時はそれこそ必死だったが、今となってはよい思い出だ。

「俺が驚いたのはその後ですよその後!いきなりJAが盾になるだとか囮になるだとか聞いて」
「そうだったな…あのときはもう本当にいっぱいいっぱいだった」
「ですね。第五使徒を撃破した翌日は昼まで寝てましたよ」

過去の使徒戦の思い出話を続けていると、ほのかに窓の外が明るくなる。

「お、そろそろだな」

少し電車の走行音の響きが変わったと思うと――

「……んっ…おぉ!…こ、これがジオフロント――……」


11 :199-200 ◆/Pif9px8OM :2006/10/28(土) 00:25:29 ID:???
高さ900m、地底半径約6kmの広大な地下空間、第3新東京市直下ジオフロント。
地底には中央に位置する地底湖をはじめ、森林からゆるやかな広陵までもが存在する。

「思いのほか…明るいですね」
「あぁ。葛城部長の話では、地上の採光ビルから光ファイバーで直接陽光を取り入れているという話だ」

ゆるやかな螺旋を描きながら、リニアトレインは外壁に沿って地底へと進んでいく。

「使徒は…やつらはココを目指してるっつー話でしたよね」
「あぁ。NERVからの資料によれば使徒は何らかの理由…我々生物でいう本能のようなものに従ってここを目指してくるらしい」

遥か昔、人類ではない何者かが生み出した空間。
今自分達がいる空間ですらも、大部分が土砂で埋まってしまった超巨大空間の一部でしかないのだと言う。

「自然の神秘ってやつでしょうか…」

加藤がもらす。

「だったとしても、神秘ってのがアレとはいただけないな」

時田の心に浮かんだのは、ちょうど頭上で解体されている第五使徒の残骸の姿だ。
自然が生み出したものとは、とても思えないような形状、機能、そして存在そのものの異常さ。

「しかしながら、我々人類はその生存のため、このような場所ですら要塞にした…そーんな感じですかね」

見下ろす下には、人類の文明物――高速道路、湖上に浮かぶフリゲート艦、各種迎撃施設――がところどころに見える。

「悲しいかな、俺達もまた自分達の科学技術だけが頼りだ」
「科学ってのは人の定めなんでしょうかね、主任」
「どうかな。かと言っても、俺たちに出来ることは、俺達のJAを成長させることだけだからな。。。
 ……さて、そろそろハブステーションに着く頃だ」


12 :199-200 ◆/Pif9px8OM :2006/10/28(土) 00:27:33 ID:???
「今日はわざわざ足を運ばせてしまってすまなかったな」

NERV本部の隣にそびえ立つサブターミナルビルディング、その18階大会議室。

「いえ、冬月教授…今後JAとエヴァ、日重工とNERVが円滑に作戦行動をするためですから…」

今日行われるのは、公式には初となるNERVと日重工共同の戦略戦術会議だ。
エヴァ3体、JA2体がそろった今、これからの使徒迎撃戦はより両者の密接な連携が必要となる。
今までは日重工はNERVとは関係なく現場での戦術指揮をしてきたが、なにせ元々は技術屋の集まりだ。
戦闘、それも正体不明の敵性体の迎撃戦などからっきしの素人である。
(もっともそれに関する玄人などいるわけがないのだが。)

「いやいや、時田君。私はもう教授ではないよ。今は副指令などという詰まらん肩書きさ」
「は、はぁ……」

時田にとっては、冬月が超法規的武装集団の副指令などいう役であることが不思議でならない。
どうしても「教授」の言葉が先に出てしまう。

「副指令、よろしいでしょうか?」
「あぁ、葛城一尉。……時田君、いつか機会があったら茶でもゆっくり飲みながら話をしよう」

全員が席に着くと、部屋の明かりが落ちる。
大画面プロジェクタの前に立つのは、使徒迎撃作戦部長、葛城ミサトである。

「さて、日重工の皆さん。はじめに言っておきますが、これからこの部屋の中で交わされる全ての会話は録音されます。
 また、NERVの情報、そしてこれから話す内容は、止むを得ない場合を除き、守秘義務が課せられます。
 よろしいですね?」
「えぇ、もちろんです」

「では、NERV・日重工共同の使徒迎撃作戦における戦略戦術作戦会議をはじめます――…」


13 :199-200 ◆/Pif9px8OM :2006/10/28(土) 00:29:00 ID:???
「しっかし、えれぇベッピンさんが入ってきよったなぁ!」
「写真の注文も鰻のぼりッ!まさに惣流様様だよ〜」

年中真夏の第3新東京市。灼熱から身を守るため校舎の日陰に座り込んでいる影が3つ。

「で、でも…見た目だけじゃ、性格は…」
「なぁにいってるんだよシンジ。ドイツ生まれの帰国子女だぜ?きっと本国でつらーい別れがあったに違いないさ」
「そうやそうや、ケンスケの言うとおりや。見てみぃこの写真。こーんな表情、クラスの女子どもはせぇへんで?」

もはや校内中でその名を知らぬものはいない、2−Aへの転校生、惣流・アスカ・ラングレー。
転校してまだ二日目だが、その日本人離れしたルックスは、否応無しに思春期の少年達の目線を引き寄せていた。

「うーん、でも…」
「なんや、センセはあまり好かんのか?」
「いや、そういうわけじゃ…ないような…あるような…」

そして、先ほどからややネガティブな受け答えをしているのは、先日、”噂の彼女”との複座による戦闘で
ひどいトラウマを植え付けられたサードチルドレン、碇シンジである。

「トウジ、あれだよあれ。シンジは綾波に夢中なのさ」
「んなッ!べ、別にそんなわけじゃないよ!」
「ほほぉ〜?」
「隠すことはないぜーシンジ。クラスの連中は結構気づいてるぜ?」

綾波レイ――学校を休みがちな病弱な少女。それが彼らにとっての綾波のイメージであった。
実際、綾波はNERV出頭の日以外でも学校を休みがちであった。

14 :199-200 ◆/Pif9px8OM :2006/10/28(土) 00:30:12 ID:???
「だ、だから!別に、綾波とは、その、何もないよ!」
「嘘つけって。たまぁに熱い視線送ってるじゃないか?」
「いや、それは…だから病院で綾波を見たんだって!」
「じゃぁ病院で何かあったんやなぁ?」

二人の追及は収まらない。
それもそのはず、ケンスケの言うとおり、本人はそのつもりがなくても、シンジがレイのことを凝視していることは、
すでに何度も目撃されているからであった。

「そうじゃなくてさぁ!」

もっとも、まだレイはシンジのことを避けがちであった。それは第五使徒戦前と比べればかなり改善されていたが、
そのことが逆に級友たちの疑念を深めることになったのである。

――キーンコーンカーンコーン

昼休みの終わりをつげるチャイムが鳴り響く。
これ幸いとばかりにシンジは腰をあげる。

「おい待てよ」「おっセンセ待てぃ」
「嫌だよ、もう!」

走り出す三馬鹿トリオ。少年達の午後が始まる。



15 :199-200 ◆/Pif9px8OM :2006/10/28(土) 00:32:29 ID:???
「…――というわけです。何かご質問は…?」

エヴァンゲリオン・プロダクションモデル、その初の実戦投入機、エヴァ二号機。
テストタイプより頑丈ながら軽量で柔軟な動きを可能にする二重装甲、移動目標を瞬時に捕らえる強力な光学補足センサー、
パイロットの安全を確保する緊急脱出装置、新開発の連続使用可能な超振動切断ナイフ…

次から次へとミサトの口からつむがれるエヴァ弐号機の新機能に、少し威圧され気味な日重工の3人。

「すいません、前々から気になっていたのですが、エヴァの操縦の仕組みの概略の説明をお願いできませんか?」

やや引け腰になってしまう加藤――無理もない。質問しても機密事項と言われてしまえばそれまでだ。

「特秘事項に当たらない範囲での説明になりますが、よろしいですか?」
「え、あ、はい!お願いします…」

加藤は思わぬ返事に驚く。あの人間らしい動きを、一体どうやって実現しているのか――

「エヴァは、先ほど申し上げましたように、その運動系は人間を模したものとなっています。すなわち、人でいう神経の変わりに
 各種通信線で結ばれ、その運動は人口筋肉を電力で駆動させることで実現しています」

そう、ロボットといってもJAとは異なるコンセプトで建造されているエヴァ。

「それら全体を統率しているのは内部のコンピュータです。しかし、その制御は、パイロットの脳を利用しています」
「脳…?」
「えぇ。BMI、という言葉をお聞きになったことはありますか?」

瞬時に時田は頭の中から一つの記事を思い出す。



16 :199-200 ◆/Pif9px8OM :2006/10/28(土) 00:35:10 ID:???
「Brain Machine Interface…確かそんな略語でしたね…?」
「…主任、なんなんです、それ?」

時田も詳しいわけではない。
ただ、たまたま前にその記事を読んだことがあるだけだ。

「いわゆる脳の信号で直接機械を動かす機構、というべきか。そんなものだ」

前世紀、老人介護の現場で使われることを目標に数々の機関が研究してた技術。
セカンドインパクト以降、老人介護よりも戦争と復興の技術が進んだために、それらの研究は2015年に至る現在でも
目覚しい成果を遂げたとは言いがたい、もはやマイナーな技術だ。

「そうです。つまりエヴァの制御はBMIとほぼ同じようなものと考えてください」
「いや、…しかし、そんなことが…??」
「NERVでは実現しています」

しばし言葉を失う時田。
もし本当にBMI制御であるならば――…その運動制御は、JAの遠隔制御で勝てるものではない。


17 :199-200 ◆/Pif9px8OM :2006/10/28(土) 00:36:05 ID:???
「じゃぁ碇くん、掃除当番お願いね」
「うん、委員長」

午後の二コマが終わると、あっという間に放課後だ。まだ日はそれほど傾いてはいない。

「なんや、センセは今日は掃除当番かいな。じゃぁ今日は時間はないわな」
「今日はシンジは病院の日だしな。じゃぁ俺たちは先に帰ってるぜ?」

授業中も散々シンジをメール尋問していた二人も、放課後ともなれば飽きてくる。

「うん、じゃぁまた明日」「おう、明日な」「じゃぁな」

二人が行ってしまうと、教室にはシンジだけが残る。
床を掃き、机を拭き、黒板を綺麗にする――…と。

「ちょっとアンタ」

後方からの声に振り向くと、そこには影が一つ。

「…惣流?」

ドアの影でも、やはりその赤い髪は目立つ。名前を呼ばれると同時に、アスカは教室の中に入ってくる。

「サードチルドレン、アンタも今日、シンクロテストの日よね?」
「そう、だけど。君も?」

黒板のふちを雑巾で拭いていたせいで、シンジの手は真っ白だ。
エヴァのパイロットであることを秘密にしている彼は、NERV付属の病院に通っている、ということになっている。

「ちょっと案内してよ。アタシ地上から行ったことないから」
「え、うん、いいけど…ちょっとこれ終わるまで待ってて」

18 :199-200 ◆/Pif9px8OM :2006/10/28(土) 00:38:27 ID:???
画面の赤いアイコンはエヴァ、青いアイコンはJA、緑のアイコンは使徒を表している。
ちょうど赤い二つのアイコンは緑のアイコンに接敵していて、残りのアイコンは全て後方だ。

「…――すなわち、JAにも中・遠距離戦闘を想定した支援兵器が必要、ということです」

ミサトの言葉に、ふと、おやっさんが言っていたな、と時田は思い出す。

「特に、先に説明しました、今後予想されうる極地での戦闘では、JAの近接攻撃力や出力も生かせません」

ミサトが先ほど説明しているのは、今後予想されうる使徒の戦闘と、その迎撃戦術に必要とされるJAの能力だ。

「しかし、それは第3新東京市を離れるとエネルギー供給が難しいエヴァンゲリオンでも同じ事では?」

鋭い質問を投げかけるのは小松だ。先の停電テロ以降、どうにも彼にはNERVが怪しい組織にしか見えないらしい。

「そのとおりです。ですが、NERVはそのために箱根を中心とした各拠点で、送電ポイントを設けています。
 そこから特殊送電車輌を利用することで、作戦行動は可能であり、また極地戦闘用の外骨格も開発済みです」
「その外骨格、というのは?」
「エヴァは、その運用に柔軟性を持たせるため、各種特殊装備は、標準装甲に脱着できるようになっています。
 NERVでは、予想されうる各種状況に応じた外部取り付け方式の骨格装甲を開発、実用化しています」

答えになっているようななっていないような返答を受け取る。
もっとも、この手のことは、例え同陣営といえど、機密扱いの話なのかもしれない。

「だが……中・遠距離兵器といっても、現段階では戦自と共同の改良型陽電子砲ぐらいしか開発は進めていませんが?」
「では、さらに開発を続けてください」

強い彼女の口調に時田が口をつぐんでしまう。一方で小松が再び噛み付く。



19 :199-200 ◆/Pif9px8OM :2006/10/28(土) 00:49:59 ID:???
「ですが、いくら国連から予算が出ているからとはいえ、我々はあなた方NERVとは違う!
 そもそも、その支援をするための第3新東京市の兵装じゃぁないんですか!?」
「もちろんです。しかし、第3新東京市の防衛機能が常に使える、といった保証はありません」
「第一、ATフィールドの中和が必須というわけでもないでしょう!相転移空間さえなければ問題ないはずだ!」
「それは今までは、という点です。今後それが続くとは限りません」

先ほどから平行線をたどっているのはこの辺りだ。
すなわち、近接戦闘を行う主力はどちらか、ということ。

現段階では超高エネルギー陽電子砲以外で長距離攻撃は意味が無いことは自明となっている。

そのうえ、想定していた陸上侵攻をしかけてきたのは、現時点では初戦である第三使徒のみであり、
続く第四、第五使徒は、いずれも(その高度や速度に差こそあれ)飛空による侵攻、さらに第六使徒に至っては
水中での戦闘だったのだ。
しかも全てが想定されていたATフィールド、相転移空間展開機能を持ち、物理攻撃はほとんど有効にはなりえなかった。

すでにJA、エヴァの主力が出揃った今、当然ながら共同作戦を展開していくのは自明なのだが、
なにせ、両者ともども陸上での近接戦闘を主眼に建造された兵器だ。
ただ全機で使徒をボコボコとタコ殴りにしましょう、というわけにはいかない。



20 :199-200 ◆/Pif9px8OM :2006/10/28(土) 00:57:24 ID:???
「エヴァは、人型汎用決戦兵器です。武装さえ交換すれば、どのような状況にも対応できます!」

ミサトの言うとおり、武器さえ持ち帰れば中距離、長距離の攻撃手段もあるわけで、
第3新東京市内は言うに及ばず、電源の問題さえ回避すればどこでも戦闘が可能だ。

だが、JAはそうはいかない。
現時点での唯一の武装はあの大質量ハンマーだけであり、今、企画・開発中の兵器も大半が近接戦闘用のものだ。

NERVの言うとおり、使徒のATフィールドはエヴァによってでしか中和できず、JAのような行きあったりばったりな方法よりは、
エヴァによる近接のほうが遥かに有効な戦術をとれるだろう。

『少なくともATフィールドさえ中和すれば、使徒は物理攻撃でもダメージを受ける――』

戦艦による撃破を実現した第六使徒戦の結果は、それを裏付ける根拠にもなった。

エヴァに勝るJAのその出力も、現状、あくまで陸戦かつ近接でなければ宝の持ち腐れに等しく、
また、長時間の作戦行動可能動力も、極地での戦闘ができなければ、電源のないエヴァと同等使い道がない。


「確かにあなた方の言うことは分かるが、それでは現状の戦力を如何に有効に使うか、という点では解決していないじゃないか!」
「我々の目的は、戦力の有効活用ではなく、使徒の殲滅です。目的が達成されなければ意味がありません」

すでに小松とミサトは臨戦状態に突入している。
どうにも谷治の言葉が気に掛かっていた時田は、口を出せないでいた。
確かにJAは近接兵器だが、やはり人型である以上、ある程度汎用性が無ければ意味がないのだ。
長らくニ体のJAのために武装開発が疎かになっていた(正確にはマンパワーが足りなかったのだが)ことは、
問題なかったと言えば嘘になる。

エヴァ弐号機着任により、そのアドバンテージが一気に薄れたJA。
予想不能な使徒の攻撃能力と、鉄壁のATフィールド…陸戦以外での、いわゆる極地戦闘の想定。
今ここで、武装不足と汎用性の低さいう課題が、彼らの前に大きく立ちはだかろうとしていた。


21 :199-200 ◆/Pif9px8OM :2006/10/28(土) 00:59:54 ID:???
「あーまた負けちまった」
「なんか今日はいまひとつやったなぁ」

第3新東京市の市街地は、例えそれが使徒迎撃要塞都市の中央だとしても、ある程度繁華街として栄えている。
少なくとも映画館やゲーセン、ショッピングセンターといった施設はそろいにそろっている。

「まだアイツを解体してんだなぁ」

近くのベンチに座りながら自販機のジュースを飲む二人。視線の先には、数週間前に撃破した第五使徒の残骸が見える。

「なんであんなのが攻めてくるんやろなぁ。ケンスケの親父さん、NERVで働いてるんやろ?何か知らんの?」
「さぁね。うちのパパは何も言わないからなぁ。兎に角、エヴァはアレを倒すための専用兵器なんだってさ」

よっぽど先ほどのゲームセンターの仮想映像のほうがリアリティを感じるほど、現実として受け入れがたい光景ではある。

「ん…?」
「なんや、ケンスケ?」
「おい、トウジ…あれって惣流と…」
「お、…あ?センセやないかっ!?」


22 :199-200 ◆/Pif9px8OM :2006/10/28(土) 01:03:07 ID:???
「しっかし暑いわねー」
「ドイツはどうだったの?」
「もう少し涼しかったわよ。少なくともこんなに湿度はないわね――…」

二人が歩く先は第3新東京市の地下鉄道駅である。そして、その後方100mに彼らはいた。

「センセのヤツ、いつのまに惣流と……!」
「全くだぜ。しかし、やっぱりこの距離からじゃ聞こえないか」
「なぁケンスケ、もう少し近づいたらええんちゃうか?」
「まぁ待てよトウジ。今気づかれたらせっかくの決定的チャンスを逃すことになる…それまで待つんだ」
「…ケンスケ、お前目の色がかわっとるで…」

手にカメラを抱えて二人を追いかける姿はパパラッチそのものである。

「――そういえばファーストってどんな子なの?」
「え。あぁ綾波のこと?」
「まだ会ったことないのよね」
「そうなんだ。綾波は結構学校休みがちでさ――…」

「お、センセと惣流、地下鉄乗るみたいやで?」
「おい、ちょっと待てよ、これってNERV行きの特別車輌の駅じゃないか!」
「そりゃそーやろ。センセはNERVの病院へ行くんやろ…ってなんで惣流まで一緒なんや???」
「おいおい、まさか…」

視線の先には、ちょうどジオフロント行きのリニア特別車輌がホームに入ってきたところであった。



23 :199-200 ◆/Pif9px8OM :2006/10/28(土) 01:05:29 ID:???
【本編とは関係ないよ】
投下スレ、間違えてた…。前スレのほうにこっちに書くやつ書いてた…不覚。
一応、こちらにも試験的なまとめサイトのURL張らせて頂きます。
http://www20.atwiki.jp/ja-tokita/

あ〜今回かなりgdgdですいません。ほんと。チルドレンの描写ってすんごい難しいです。アスカむずい。
中ニの頃どんな考え方してたか思い出せなくて大変でした。世の中のFF書き屋さんたち、すんげぇよ。

前回、チルドレン描写を割愛するとは言いましたが、ちょっとは出さないと伏線がはりにくいので少しは出します。
それからトウジの関西弁が不自然さは、すいませんが脳内補完お願いしますorz

>>前スレ911
あれは海外で発掘したものです。エヴァの画像の中でもかなり変わったもので気に入ってますw
>>前スレ912
お気にいただけたようでありがたいです。今後も折りを見ながら運用を続けてみます。

それからBMI(脳-機械インターフェース)というのは、脳波測定器などを使って脳から直接機械を制御する一連の装置のことです。
広義にはエヴァのような神経接続型もBMIと言えると思います。すでに現代でも一部では実用化が進みつつあります。

それから、皆さんは当然ご存知のように、ミサトのエヴァの説明は嘘っぱちです。いわゆる対外用。
人造人間であるということは極秘事項とされてます。たぶん。

次回、あるいは再来週辺り、燃えが来る予定です。最近燃えが足りなくてすいません。

24 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/28(土) 01:12:01 ID:???
乙です。
で、志村!司令!司令!

BMIはかなり研究が進んでいるようですね。
春にNHKの特集を見たのですが、当然の帰結と言うべきか、
ttp://www.atr.jp/html/topics/press_060526_j.html
国際電気通信基礎研究所と本田技研が共同研究に入ったようで、
シンクロシステムで動く等身大ロボットは2010年までに作りたいって言ってたのは
実現しそうな勢いですね。

90年代前半でBMIによる操縦を構想した庵野以下はやっぱ凄いのかな。

25 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/28(土) 01:32:52 ID:???
乙です。やっぱおもろいw

さて、ミサトさんの対外用説明、何か既視感あるなぁ…と思ったんだが、
そーいやフルメタにおけるM9以降のAMの構造に似てることに気付いた。アレも同じような構想で作られてますなぁ。

26 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/28(土) 01:49:05 ID:???
×AM
○AS

駄レススマンorz

27 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/28(土) 08:16:10 ID:???
俺は三石の声で読んでたらガンダム種の人を思い出したw
新スレおめ!

28 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/28(土) 11:46:23 ID:0WMeyskO
申し訳ないがageさせてもらう。
投下お知らせだ。

29 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/28(土) 11:55:52 ID:???
シンジ、弐号機に乗せられていたのね。
別段乗る意味も無さそうなんだが、トラウマの中身が気になる。

30 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2006/10/28(土) 15:39:28 ID:???
投下&まとめ乙。
まとめサイトで改めて読み直したんだけど、ああやって見ると
199氏が書いた文章が結構すごい量だって気付いた。
ちょっとしたライトノベルクラス。
投下はマイペースでいいよ。楽しみにしてる。

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