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【手塚治虫とその関係者たち】

1 :名無しさん名無しさん:2006/11/13(月) 22:03:43
【人物】

大学時代から、漫画家として活動を始める。
漫画家という職業が社会的に評価が大変低かったこともあり、医師との二足のわらじをはくことも考えたが、母の「好きなことをやりなさい」ということばで専業漫画家の道を選んだエピソードは有名。
ただしこの他に、担当教官に医者よりも漫画家に向いていると言われた、血を見るのは苦手だった、などといった話も伝わっている。
1947年に発表した『新宝島』は、漫画に映画的スペクタクルな表現を導入した先鋭的な作品で、藤子不二雄、石森章太郎(後に石ノ森章太郎)ら後進に極めて大きな影響を与え、現代日本における漫画・アニメの基礎が築かれるなかで大きな役割を果たした。

風貌や実績から温厚で人格者というイメージがあるが、石ノ森章太郎ら若い才能に対し、意外に嫉妬深い一面を見せている。

いかにも漫画的・人間的なエピソードが紹介されることもある。

・松本零士など後進の漫画家などの客人にいたずらでチョコレートうどんを食べさせたことがある。
・締切前に担当編集者の目を盗み、映画鑑賞のためなどと称して度々逃亡している。阿蘇山にまで逃げたことがある。
・深夜「メロンを買ってこなければ続きを描かない」などと担当編集者に無理難題を言い出した(当時、コンビニなどは無かった)。
・寝ているところを編集者に叱責されると、「寝ていたのではない。横になって疲れをとっていただけだ」と言い張った。

上記のように、担当の編集者からすれば目に余る行動も多かったらしい。
殺人的スケジュールに追われていたため同情すべき余地は多々あるものの、当時の担当編集の中には手塚の人間性を厳しく糾弾する例も見られたようだ。
だが依頼された仕事はほぼ断らずに受け、原稿料もいつ支払われたのかよくわからない手塚に、新雑誌の創刊毎に「彼が誌面にいないと売れない」という理由でいくつも掛け持ちさせ結果的に心身ともに消耗させたのも彼らである。

2 :名無しさん名無しさん:2006/11/13(月) 22:07:09
【業績】

日本に於ける本格的ストーリー漫画の開祖と言われる。
ただし日本でも戦前からコマ割りされた漫画は存在しており、何もかも手塚が発案したわけではない。

戦後の現代的な漫画の原点を築き上げた人物であり、第一人者として亡くなって20年近くなる現在でも生前の功績から「マンガの神様」の異名で崇められている(詳細は後述)。

手塚の最初期のアシスタントも務めた藤子・F・不二雄によれば、プロダクション形式をとり、大量のアシスタントを雇って作業を分担させ、ひと月に100ページを超える執筆を可能にしたのは日本では手塚が最初である。
この手法が取り入れられたことにより、週刊漫画雑誌の刊行が可能になった。
この週刊連載化は、多くの漫画家にとって過酷な生活を強いる原因ともなっており、下記に挙げる「アニメの功罪」と合わせて、手塚への批判の一つになっている。

アニメ制作プロダクションを立ち上げ、日本初のテレビ放送用の連続アニメーション番組『鉄腕アトム』を制作した。
手塚の手法やビジネスモデルは、後の日本製アニメの制作に(良くも悪くも)大きな影響を与えた。

それまで政治風刺などの一コマ物が多かった日本漫画界に新地平を切り開き、「マンガの神様」と呼ばれる(一方、手塚本人はウォルト・ディズニーをそう呼んでいる)。

3 :名無しさん名無しさん:2006/11/13(月) 22:12:18
【神格化と評価】

手塚をマンガの神様と呼ぶのは、手塚の作品『がちゃぼい一代記』(1970年)の登場人物、マンガの神様にちなむ。
この作品中で、手塚は、マンガの神様が自身に乗り移ったという表現をしている。

この作品は雑誌掲載後しばらく日の目をみなかったが、1977年に単行本『紙の砦』に収録された。
手塚を神様扱いする言及は、同年から増え始める。
分かっている限りで手塚を神様扱いしたのは、12月の犬塚進の言及と、同年12月号の『絶体絶命』特集の「特集 手塚治虫ばかり読んできた」収録の久里洋二の「僕が天才なら彼は神様だ」である。

手塚はこの呼称を好まなかったが、自作中の登場人物の名でもあるため、マンガの神様だと呼ばれても積極的に否定はしなかった(かわりに、自分がマンガの神様なのではなく、マンガの神様が自分に乗り移ったのだ、という意味の弁解を何度もしている)。



4 :名無しさん名無しさん:2006/11/13(月) 22:13:04
【神格化と評価2】

没後、マンガの神様という呼称が一人歩きし、神格化されるようになったが、実際にはヒューマニズムの塊のような人物ではなく、もっと人間臭い人だった、とも言われる。
手塚自身、ヒューマニストと呼ばれることを極端に嫌っていた。

インタビューでは「自分は、そのへんのニヒリスト以上の絶望を持って仕事をしている……はっきりいえばヒューマニストの振りをしていれば儲かるからそうしているだけで、経済的な要請がなければやめる」と強い皮肉を込めて断言している。

多作のため作品の出来ばえに少々むらがあるが、密度の濃い作品を短期間に大量に残している点で余人の追従を許さず、これも「神様」と呼ばれる所以と見る向きもある。
現代の漫画家の多くは、原案、ストーリー展開、作画作業など、多くの部分を自己が抱えるスタッフや雑誌編集者と共同で行っている。
手塚の場合、作画などはプロダクション形式で行っていたが、アイデアやストーリーはほとんど自分一人で練り上げていたらしい。
手塚の作品ほどのストーリー性の濃い漫画を、月産100ページ超も生み出す漫画家は現在ほとんどいないと言われる。
実際に多くの漫画家はアイデアを出すことに多くの時間を費やし、ネームを作るのに精神的な重圧を感じるほど苦しむ。
しかし、手塚はある中堅漫画家との会話で「ネームを描くのに苦労して…」というと「え? なんで?」と返したというエピソードがあるほどアイデアマンだった。
しかし、手塚治虫といえとも編集者から度々ネームの修正依頼が掛かり、苦心していたようだ。

手塚に対し、国民栄誉賞が贈られていない事を惜しむ意見もある。


5 :名無しさん名無しさん:2006/11/13(月) 22:15:22
【ペンネーム】
治虫(おさむし)というペンネームは昆虫のオサムシからとったものだが、「〜氏」等を付けると「オサムシシ」になってしまうため、読み方を本名の「オサム」に変更したという。

6 :名無しさん名無しさん:2006/11/13(月) 22:16:28
【学位取得論文】

医学博士号の学位取得論文名は『異形精子細胞における膜構造の電子顕微鏡的研究』」(タニシの精虫の研究)。

7 :名無しさん名無しさん:2006/11/13(月) 22:17:47
【家族】

妻は手塚悦子(えつこ)。1999年に夫、手塚治虫に関する本を執筆している。

映像作家の手塚眞(本名は真)は長男・長子。
プランニングプロデューサー・地球環境運動家の手塚るみ子は長女・中子。
舞台女優の手塚千以子(ちいこ(『千夜一夜物語』から命名))は次女・末子。

8 :名無しさん名無しさん:2006/11/13(月) 22:20:09
【最期の言葉】

「仕事をする。仕事をさせてくれ。」仕事に仕えたいという思いがあった。


9 :名無しさん名無しさん:2006/11/13(月) 22:23:24
【技術と才能】

漫画家の石坂啓(手塚の元アシスタント)はテレビ番組で「手塚先生は天才です。通常なら鉛筆などで下書きをした上にペン入れをするのに、手塚先生はいきなりペンで描き始めるんですから」と証言したことがある。
フリーハンドでかなり正確な円を描ける。
なお、逝去前年、林家木久蔵に「木久蔵さん、僕はね、丸が書けなくなった」と体調の不良を語っている。丸を描くと目に見えて指先が震えていたのだという。
その一方で「僕は人体が正確に描けないんですよ」など、デッサン力の無さを自覚していた。
60年という生涯で非常に多数の作品を残しているが「頭の中には描きたいことがまだたくさんある。描いている時間がないだけで、アイデアはバーゲンセールをしても良い程ありますよ」と述べている。
手塚が宝塚の実家で原稿を描き(ペン入れのみ)、航空便で送られてくる原稿に東京でアシスタントが彩色するという段取りになったことがある。
・インターネットはもちろんファックスもない時代ゆえ、色の指定は非常に困難なはずだった
・手塚は電話で「この部分はこの色を一重の濃さで、次のこの部分はこの色を四重の濃さで・・・」など、事細かに言葉で指示した
・ペン入れ原稿のコピーを取っているのではなく(家庭用コピー機などない時代)、頭の中に記憶している絵柄を元に指示するしかなかったが、指示は的確だった
・出来上がった作品が間違った色で塗られていると、後で手塚はそれをちゃんと指摘した

上記はアニメ監督の笹川ひろし (手塚の専属アシスタント第一号)が著書の中で披露したエピソード。
笹川は手塚の超人的な能力に驚嘆した。


10 :名無しさん名無しさん:2006/11/13(月) 22:25:14
【手塚自身が影響を受けたもの】

漫画家
北沢楽天、岡本一平(岡本太郎の父)、大城のぼる、田河水泡
ウォルト・ディズニー

小説家
海野十三、江戸川乱歩

日本映画・手塚治虫のベスト10
1位『七人の侍』
2位『雨月物語』
3位『砂の女』
4位『にごりえ』
5位『生きる』
6位『張込み』
7位『人間の條件』
8位『心中天網島』
9位『浮雲』
10位『ゴジラ』

外国映画・手塚治虫のベスト10
1位『ナポレオン』
2位『2001年宇宙の旅』
3位『駅馬車』
4位『天井桟敷の人々』
5位『第三の男』
6位『街の灯』
7位『自転車泥棒』
8位『戦艦ポチョムキン』
9位『舞踏会の手帖』
10位『白雪姫』

11 :名無しさん名無しさん:2006/11/13(月) 22:28:37
【競争心と向上心?】

生前の手塚には「常にマンガのムーブメントの中心にいたい」という強い意志がみられる。

・劇画が巷に出始めた頃は、手塚はみずからの図柄や構図に劇画の手法を取り入れ、作品に厚みやリアリティーを増し、やはり天才といわしめた。
・注目すべき新人漫画家へのチェックを欠かさなかった。
・若手漫画家らと同席した際には、自ら出向き「君の絵のタッチは再現できるよ……」などと陽気に話しかけ、悪意のないライバル心や、流行への探究心を晩年に至っても持ち続けていた。手塚が向上心を持ち続け、常に努力していた証と言える。

12 :名無しさん名無しさん:2006/11/13(月) 22:31:35
【他の漫画作家との関係】

〜福井英一〜

生前の手塚が自ら「ライバル視していた」と認めていた。
手塚が描けないスポーツ漫画(『イガグリくん』)をヒットさせたことがが焦りを生んだのか、手塚は自らが連載していた『漫画大学』の中で「よくない例」として福井作品を模した絵を描き、
これに福井が抗議して、馬場のぼるの仲介で謝罪したこともある(『漫画大学』の作中でも後の回で登場人物にわびさせている)。
その後、福井は過労で急逝するが、手塚はそのとき内心ほっとしたという感情に見舞われ、そのことに後でぞっとしたと書き記している。

13 :名無しさん名無しさん:2006/11/13(月) 22:33:49
【他の漫画作家との関係2】

〜水木しげる〜

妖怪のジャンルが流行すれば、対抗し『どろろ』を発表した。
水木しげるはある出版社パーティーの席で後の方で地味に飲んでいたら全く面識のなかった手塚が突然やってきて、自己紹介もそこそこにいきなり 「あなたの絵は雑で汚いだけだ」「あなたの漫画くらいのことは僕はいつでも描けるんですよ」と言い放った。
水木は、その場では全く反論せず、言いたいように言わせていた。
そして黙って帰った後、短編『一番病』(角川ホラー文庫収録)を描き上げる。
手塚治虫に似た主人公の「自分が世界で一番で無ければ気がすまない棺桶職人」が「他人を追い落とさんがために体を酷使し死んでしまう」話。
また宝塚ファミリーランド(遊園地)にて、鬼太郎のアトラクションを開催していた事に対し、手塚は「私の故郷の宝塚で勝手なマネをするな」と“難癖”と取られても仕方がない発言を行ったそうである。
「でもそんなこと言われてもね、私だって困ります」 (水木談)

14 :名無しさん名無しさん:2006/11/13(月) 22:35:33
【他の漫画作家との関係3】

〜梶原一騎〜

手塚は「あんな漫画(『巨人の星』)のどこが面白いんだ」とはっきりと嫌悪を示し、涙を流してスタッフに訴えたという。
なお、石坂啓によれば、『巨人の星』掲載時の『少年マガジン』全般について批判的であったとされているので、特に梶原一騎作品というわけではなく、劇画・スポ根ものといった、自身の作風と距離のある漫画全般に対する批判であったとも考えられる。

15 :名無しさん名無しさん:2006/11/13(月) 22:37:52
【他の漫画作家との関係4】

〜石ノ森章太郎〜

『ジュン』(「一切台詞の無い漫画」)に対し、嫉妬心から「あれは漫画ではない」と批判した。
→石ノ森はショックで連載(虫プロ商事発行『COM(コム)』)を止めるまでに至ったが、後に手塚が失言を認め謝罪。

さいとう・たかをの『ゴルゴ13』にも似たような批判をしていた。
さいとうは「漫画の神様は漫画より絵図面が上手い」と反発。
また、さいとうは手塚の批判について「(自分と)全く作風が違っていたから意に介さなかった」とも語っている。
荒木飛呂彦が東北出身の漫画家として石ノ森章太郎を挙げた際に「あの程度」と言い放つ(本人も同郷である事から“石ノ森を超えよ”の意を込めた)。

16 :名無しさん名無しさん:2006/11/13(月) 22:39:57
【他の漫画作家との関係5】

〜大友克洋〜

登場時に相当衝撃を受けた。
その精緻な画力・斬新な表現方法に劣等感すら持っていた(それ以前から手塚は自分のデッサン力の無さを公言していた)。

→手塚はストーリー重視の、より重厚な作品の創作に意欲的に取り組むようになる。
この時期、本人も自分の漫画は記号的であると宣言したという。
幼い頃から手塚作品を読んで育った大友自身は手塚に高い敬意をはらっており、自身の著作『AKIRA』を手塚に捧げるとし、手塚の死後『メトロポリス』が映画化されたときには脚本で参加した。

17 :名無しさん名無しさん:2006/11/13(月) 22:41:20
【他の漫画作家との関係6】

〜藤子不二雄〜

藤子不二雄Aによると、手塚はトキワ荘時代に赤塚不二夫や石ノ森章太郎らを食事に招待したが、藤子両人は声をかけられなかったという。
また、両人がコンビ解消した際に手塚は「これで同等に勝負出来る」とコメントしていた。

18 :名無しさん名無しさん:2006/11/13(月) 22:43:16
【スランプと批判】

スポ根漫画や劇画が人気だった時代は、手塚にとってはスランプの時期であった。
手塚らしくない駄作を輩出し、虫プロ倒産の前後には「既に終わった作家」という見方もされていた。
手塚がプライドを捨て自ら出版社に出向いて営業する場面もあったらしい。
手塚の特徴である丸っこい絵柄、練り込んだストーリー展開、ヒューマニズム色の濃い世界観など、いずれも時代遅れと見なされていたのだ。
後に名作といわれる『ブラック・ジャック』も、開始時にはヒットを予想する者はいなかったと言われ、「手塚先生の死に水を我々が取ってあげよう」という編集部側のお情けから引退作品的な短期連載として開始されたものであるという。
なお同業者への対抗心の強さは、言われた者にとっては相手が「神様」のため困惑の反面、励みであり勲章ともなった。
そのためか、「パーティー会場で会った時に俺も言われた」と水島新司は手塚の没後に発言している。

19 :名無しさん名無しさん:2006/11/13(月) 22:46:51
【宮崎駿との関係】

アニメーション作家の宮崎駿は、「手塚はドラマ展開に強引と言ってもよいほど悲劇を持ち込む傾向がある」と評したことがある。
東映動画のアニメーション映画『西遊記』(手塚が制作に参加)での一エピソードを例に挙げ、必然性が無いところにまで強引に悲劇を持ち込む一種の手練手管に堕した手法として否定的評価を下している。
日本のTVアニメの始祖が手塚であったことの問題点(異常に低い予算で『鉄腕アトム』を制作したことなど)を批判したことがある。
「プロではなかった。金持ちのボンボンの道楽だった」
宮崎が手塚の死に際して、漫画専門誌『コミックボックス』のインタビューで語った内容が手塚を批判したかのように取られているが、それは正確ではない。
なぜなら宮崎は手塚をアイロニカルに述べつつ、手塚の果した功績を評価しているからである。
事実、「手塚さんはどこかで僕にバトンを渡してくれた人だと思います。彼からしかもらえなかったバトンがいっぱいあったと思います。」と語っている。
手塚のアシスタントだった漫画家の石坂啓は、生前の手塚が宮崎に対して正式にコメントしなかったことについて「先生、悔しくて仕方なかったんでしょうね」とコメントしている。
ただし、手塚本人は漫画情報誌『ぱふ』のインタビュー記事において、宮崎による『ルパン三世 カリオストロの城』に関し、「僕は面白いと思った。うちのスタッフも皆、面白がって観ていた」と語っている。
その後の宮崎作品、例えば『風の谷のナウシカ』に関してのコメントは僅かしかなく、先の石坂のコメントにつながるものと考えられる。

20 :名無しさん名無しさん:2006/11/13(月) 22:52:56
【医学者・手塚治】

手塚本人は、医業が本業で漫画は副業と称していたが、実際に手塚が患者を診たことはほとんど無いため、通常は漫画が本業だと考えられている。
なお、専門は外科である。

戦争末期、海軍飛行予科練習生に志願するが、身体検査(視力)で不合格になった。
この試験に不合格になった者は、健民修練所という全寮制の訓練所に入所し軍事教練を受けることになっていた。
手塚も入所したが、栄養失調のまましごきに近い教練を受けたため水虫が悪化し、もう数日で両腕切断というところまで悪化した。
建前としては、このとき診察した大阪帝国大学付属病院の医者に感動し医師を目指した、ということになっている。
ただし本人は、医学校に行けば卒業までは徴兵される心配がなく、卒業後も軍医ならば最前線に配置される可能性が低いことが医学校に進んだ理由であることを認めている。

戦後に設立された奈良県立医科大学に電子顕微鏡が導入されたが、当時の日本には顕微鏡写真を撮影できる装置も技術も無かった。
そこで、手描きでスケッチをしなければならなくなったが、医学論文に添付するようなスケッチは単に絵が上手いだけでは不適で、医学的な知識を持った者が描かなければ役に立たなかった。
困った奈良県立医科大学の研究者は、医学校時代の同窓生である手塚にスケッチを頼んだ。
このため、手塚は電子顕微鏡を自由に使え、なお且つスケッチもできる日本で唯一の研究者となった。
頼まれたスケッチ以外にも電子顕微鏡で多くのスケッチを行い、これを論文にまとめ医学博士号を取得した。
これらのスケッチは現在も奈良県立医科大学解剖学教室に保管されており、いま現在見ても実に精緻で、かつ美しいものである。
なお、同大学の図書館には、かれが後に贈ったブラック・ジャックの絵が展示されている。

21 :名無しさん名無しさん:2006/11/13(月) 22:54:16
【医学者・手塚治2】

当時、テレビ番組などで、漫画の害悪を糾弾するような教育番組が多く放映されていた(いわゆる悪書追放運動)。
出たがりの手塚は、苦情ばかり言われるのを知った上でそのような番組に多く出演し、教育学者やPTAなどから直接批判を浴びていた。
しかし、手塚の博士号取得後、司会のアナウンサーが「医学博士の手塚治さん」と紹介するようになると、漫画を読むと頭が悪くなると主張していた保護者代表らはその主張を使うことができなくなり、その後、そのような主張はあまり聞かれなくなった。
ただし、手塚は、批判をかわすために博士号を取得したのではありません、と主張している。

これらの外科医としての専門知識は、『ブラック・ジャック』等の自身の作品にも生かされているが、医学博士を取得した研究テーマは、幼少時からの昆虫少年であった履歴をしのばせる、むしろ基礎生物学的領域である、タニシの異形精子の研究であった。
また、少年時代にも精巧な昆虫細密画集とも言える手書きの私的な昆虫図鑑を描いたりもしており、そもそもの漫画家としてのキャリアは、少年時代に同じ昆虫少年たちを集めて創立した昆虫同好誌への漫画作品の連載から始まっている。
こうした生命を愛す長いキャリアを背景にした豊かな動植物に対する知識も作品に活かされている。

22 :名無しさん名無しさん:2006/11/13(月) 23:02:57
【手塚漫画のキャラクター】

手塚治虫の漫画では、ある作品の主人公を別の作品の脇役として登場させる手法が少なくない。
たとえば、『火の鳥』の猿田博士は『ブラック・ジャック』では本間丈太郎として登場し、『リボンの騎士』のサファイヤも例外ではない。
また、ハムエッグ、アセチレン・ランプ、金三角などの脇役キャラでは、一つの作品に別の役で何度も登場する事がある。
これは、映画における「スターシステム」を漫画に取り入れたものである。

ヒョウタンツギ、スパイダー、ブクツギキュ、ママー、ブタナギ、ロロールル、この怪キャラクター達は、幼い頃、手塚の兄弟との落書き遊びに由来する。
これらのキャラクターは唐突に現れる、ストーリーと直接は関係ないギャグキャラクターである。

23 :名無しさん名無しさん:2006/11/13(月) 23:04:26
【アシスタント】

笹川ひろし
古谷三敏
久松文雄
小室孝太郎
三浦みつる-『ブラック・ジャック』、『MW』に携わる。手塚賞歴代最多受賞
寺沢武一
成田アキラ
小谷憲一
池原しげと
石坂啓
高見まこ
わたべ淳
大和田夏希

24 :名無しさん名無しさん:2006/11/13(月) 23:05:58
【アニメーションスタッフ】

小林準治-後期の実験アニメの作画を担当
坂口尚-アニメ関係で手塚治虫の片腕として活躍
豊田有恒(虫プロ文芸部)
石津嵐(虫プロ文芸部)
辻真先(桂真佐喜名義で多くのアニメ作品に参加)
富野由悠季

25 :名無しさん名無しさん:2006/11/13(月) 23:07:40
【トキワ荘、初台時代】

藤子・F・不二雄
藤子不二雄A -『ジャングル大帝』最終回をアシスト
石ノ森章太郎 - 高校時代に『鉄腕アトム』電光人間のまきをアシスト

26 :名無しさん名無しさん:2006/11/13(月) 23:09:17
【メディア出演】

『バンパイヤ』(1968年)
『少女探偵スーパーW』(1979年)
『オーケストラがやってきた−手塚治虫の語るモーツァルト』(1979年)
『ヒポクラテスたち』(1980年)
『日曜美術館−私と鳥獣戯画』(1982年)
『ぴったし カン・カン』(1985年)
『徹子の部屋』(1986年)
『妖怪天国』(1986年)
『創作の秘密』(1986年)
『手塚治虫のオールナイトニッポンスペシャル』(1987年)
『テレビ探偵団−手塚治虫特集』(1988年)
『加山雄三ショー』(1988年)

27 :名無しさん名無しさん:2006/11/14(火) 12:05:28
富野って素で手塚と繋がりがあったのか

28 :名無しさん名無しさん:2006/11/14(火) 12:46:00
こりゃ、誰にも超えられないな

29 :名無しさん名無しさん:2006/11/14(火) 17:42:21
手塚のスターシステムと映画のそれは全然違うんですけど

30 :名無しさん名無しさん:2006/11/14(火) 17:43:23
というか当人的にも皮肉めいた命名のつもりだったろうな

31 :名無しさん名無しさん:2006/11/14(火) 19:26:22
ttp://www.takinoya.com/takinoya/forumup/a/2006/08/48.html
以前から手塚が時々寝泊りしていたという半隠れ家的?なホテル
「東京メトロホテル」のことが気になっている
馬場のぼるのはなしにも出てきたような記憶が・・・
なんでも地下にあって部屋の窓からは赤いネオンの照り返しが入ってくるという
怪しげな場所だったらしい
誰かくわしいこと知らない?


32 :名無しさん名無しさん:2006/11/14(火) 22:55:25
富野と手塚が同じ仕事場にいたことじたいが信じられない。
お互い話かみ合うの?

33 :名無しさん名無しさん:2006/11/14(火) 22:59:30
富野は確かトリトンの仕事したとか。
当時的に社長と平みたいなもんだろ。

34 :名無しさん名無しさん:2006/11/14(火) 23:21:46
富野は虫プロ当時は先輩方の層が厚くて全然近づけなかったっていってたような
お禿様のいうことだから真に受けていいかどうかは知らない

35 :名無しさん名無しさん:2006/11/15(水) 01:31:08
>全然近づけなかった



うほっ!

36 :名無しさん名無しさん:2006/11/15(水) 12:47:48
富野は監督デビュー作のトリトンで原作越えをやってのけた
これは素直にすごいと思う
まああれは手塚が前半で無理矢理スポコンやったり、
かなりやっつけ仕事の駄作だというのもあるけど。
トリトンの知名度はもっぱらアニメによる所が大きい。

37 :名無しさん名無しさん:2006/11/15(水) 18:25:50
トリトンはアニメのイメージしかないなぁ

38 :名無しさん名無しさん:2006/11/15(水) 20:59:12
このスレに寄り付くのは年寄りだと断言できる
今の20代は手塚なんて名前しか知らない

39 :名無しさん名無しさん:2006/11/15(水) 21:09:57
二十歳ですが、小学生の頃にブラック・ジャック読みましたよ

40 :名無しさん名無しさん:2006/11/16(木) 00:11:14
富野は白黒アトムの頃からいるし、そのころは原作が間に合わないから
現場で作ってたっていうし、それ以降もそんな感じだし……

41 :名無しさん名無しさん:2006/11/16(木) 00:41:31
来年成人式を迎えますが知っていますよ。
アトム、ブラックジャック、ジャングル大帝レオ、火の鳥、リボンの騎士
というメジャー的なものぐらいだけど

42 :名無しさん名無しさん:2006/11/16(木) 07:37:00
でも、名前しか知らないはずだ

43 :名無しさん名無しさん:2006/11/16(木) 10:00:49
漫画のタイトルの?

44 :名無しさん名無しさん:2006/11/16(木) 10:20:14
アニメでこないだBJしてたじゃん。
コンビニにきりひとまで並ぶ時代だし。

45 :榎本行宏(風紀委員) ◆aXy7M764q2 :2006/11/16(木) 11:23:40
奇子は萌える。
手塚にしてはエロいと思う。

46 :名無しさん名無しさん:2006/11/16(木) 13:25:47
基本的に手塚の魅力=エロなので、そのイメージが間違い。
奇子は本道そのもの。

47 :名無しさん名無しさん:2006/11/16(木) 13:40:55
レオのケツですらエロいからな。

48 :名無しさん名無しさん:2006/11/16(木) 16:40:04
トリトンのコミックスの「アニメのトリトンは他の人が作ったものなので知りません」発言ワロタ
嫉妬か?

49 :名無しさん名無しさん:2006/11/16(木) 20:17:25
俺のイメージでは、神格と言うより銅像なんだよ
ほら、二宮金次郎とか、奈良の大仏とかあるじゃん?
あんな感じなんだ。過去の人って銅像やお札になるんだよ

50 :名無しさん名無しさん:2006/11/16(木) 23:14:43
普通にアトムのイメージが強いと思います。

51 :名無しさん名無しさん:2006/11/17(金) 23:47:59
手塚に嫉妬されるのはむしろ栄誉

52 :名無しさん名無しさん:2006/11/18(土) 00:20:52
富野すげーな

53 :名無しさん名無しさん:2006/11/20(月) 13:28:16
手塚
イメージ→アトム
人気→BJ

パヤオ
イメージ→トトロ
人気→千と千尋

54 :名無しさん名無しさん:2006/11/20(月) 14:57:12
【アニメーションスタッフ】
坂本雄作ーアトムのテレビアニメ化を進言
     「俺程度の人間にまで嫉妬するんじゃねえ」と鬱陶しく思う。
紺野修司ー「だからあなたはダメなんだ!」と手塚に言って虫プロをやめる
杉井ギサブローー「ギッちゃん何やってんですか?」と作画中に何度も言われて鬱陶しく思う。
        「ギッちゃんの好きにやって良いですよ」と言われて
        本当に悟空の大冒険を好き勝手に作ったら、手塚にキレられる




55 :名無しさん名無しさん:2006/11/20(月) 15:38:51
>>54
山本暎一は?

56 :名無しさん名無しさん:2006/11/20(月) 17:11:14
手塚が大ヒットしたガンダムについてどう思ってたんだろうな。

57 :名無しさん名無しさん:2006/11/20(月) 17:15:23
嫉妬心で一杯だったろうな

58 :名無しさん名無しさん:2006/11/21(火) 01:36:32
もし、同じ年代だったら「あんなのどこがいいんだ!!」と泣いて訴えるか
「あんなの僕でも描けるよ」と見栄張っていたんだろうな



口出ししないのはたぶん年下に嫉妬したらみっともないと思ったから
あえてのノーコメント

59 :名無しさん名無しさん:2006/11/21(火) 02:15:30
ガンダムよりも銀河鉄道999とかヤマトら辺に嫉妬していそうですがな。

60 :名無しさん名無しさん:2006/11/21(火) 15:48:15
サーキットの狼についてはどう思ってたんだろう

61 :名無しさん名無しさん:2006/11/21(火) 21:30:02
このスレにはイタコが必要だな

62 :名無しさん名無しさん:2006/11/25(土) 01:24:47
山上たつひこってアシだったときがあるんじゃないのかな?
宮腰某という宇宙少年ソランを書いた漫画家もアシだったはず。
ザ・シェフの漫画を描いた加藤氏もアシだった時期があるはず。
横山光輝にもデビュー直後に代筆があったと思うし、
桑田次郎にも何か代筆があったような気がする。
マージャン劇画の北野英明とかもアシあるいはアニメスタッフじゃなかったか。
とにかく、いろんな人と関係が深い。
テレビにチョイ役で出てた例として、チャコちゃんの1エピソードとかがある。



63 :名無しさん名無しさん:2006/11/25(土) 04:30:22
虫プロ出身のアニメ業界人って言うと、ざっとこれだけおりますな・・・
これ、全員、手塚治虫直系弟子

明田川進 、芦田豊雄、荒木伸吾、飯塚正夫、石津嵐、宇田川一彦、浦上靖夫
勝井千賀雄、金山明博、川尻善昭、神田武幸、北野英明
坂口尚、坂本雄作、佐々門信芳、杉井ギサブロー、杉野昭夫、杉山卓、鈴木良武(五武冬史)、清水達正 
高橋良輔、田代敦巳、月岡貞夫、出崎統、富野由悠季、富岡厚司、豊田有恒 
永島慎二、中村和子、西牧秀夫 
波多正美、彦根のりお、平田敏夫 
丸山正雄、宮本貞雄、村野守美、森田浩光 
安彦良和、山本暎一 
りんたろう

64 :名無しさん名無しさん:2006/11/25(土) 12:14:31
弟子とはまた違うと思うが…w
てか富野以外名前知らね

65 :名無しさん名無しさん:2006/11/25(土) 15:45:00
おれだって
>安彦良和
>りんたろう
ぐらいは知ってるぞ

66 :名無しさん名無しさん:2006/11/25(土) 20:38:39
>>63のリストにある人は、ほぼ全員、現在還暦越えてて白黒アトム時代から手塚治虫本人と直接仕事をしていた人たち
言ってみれば、日本のTVアニメの黎明期を作った男たち

67 :名無しさん名無しさん:2006/11/25(土) 20:52:01
物心ついた頃には手塚治虫は死んでました、って言う世代には、
>>63の陣容の凄さは分からないのかも知れん(手塚治虫の没年は1989年)

68 :名無しさん名無しさん:2006/11/26(日) 09:18:17
東映でそれなりの実績があって虫プロにきた人が直弟子と言われてると
疑問だし、(本人が直弟子と言ってたら別だが)、逆に安彦あたりは手塚と
直接仕事したことあるんだろうか?

69 :名無しさん名無しさん:2006/11/26(日) 17:09:30
絵柄的には影響を受けてるんじゃね?

70 :名無しさん名無しさん:2006/11/26(日) 18:37:08
辻真先とか他にも色々いそうな希ガス

71 :名無しさん名無しさん:2006/11/26(日) 18:38:00
トリトンやってたんだから、手塚本人と仕事した事ない、って事はないだろう >安彦
手塚の弟子という言い方については、各々、本人次第だろうな

72 :名無しさん名無しさん:2006/11/26(日) 21:04:46
富野に関しては一度手塚に喫茶店に呼ばれて
話した程度で、虫プロに在籍していたということ意外
ほとんど関わりがないそうだよ。


73 :名無しさん名無しさん:2006/11/27(月) 02:10:19
>>54
こういう話を聞くと、人間味を感じて親近感湧くな。
漫画界の神様も、社長としては典型的な中小のオヤジ社長タイプなのかと思えてくる。

実際すぐ側で氏に触れた人間には色々思いはあるだろうが、後の世代の人間としては、変な伝説ばかり残ってる天才よりは好きだな

74 :名無しさん名無しさん:2006/11/27(月) 02:16:11
タツノコファンクラブの会報で読んだ事あるけど、タツノコの事は結構気に入ってたらしい。
青いブリンクの時、タツノコからやってきたプロデューサーに、『「決断」の頃はどうだったのかとか、「地球物語」はどうなったのか』とか色々聞いたらしい、その上で『私はタツノコが好きだ。手塚プロで仕事が増えたらタツノコに仕事を出したい』と、言ったそうだ。
その結果青いブリンクに、往年のタツノコスタッフが集まったと…

75 :名無しさん名無しさん:2006/11/27(月) 02:17:19
手塚もその変な伝説ばかり残ってる天才の中の一人だと思うんだが…

76 :名無しさん名無しさん:2006/11/27(月) 10:16:23
それは有名人の宿命

77 :名無しさん名無しさん:2006/12/02(土) 10:47:31
タツノコの初代の吉田竜夫は、かつて手塚のアシスタントだったわけで、
旧知の間柄だったはず。

78 :名無しさん名無しさん:2006/12/06(水) 04:41:53
なんでバカ息子に著作権あげちゃったの?
なに、あのどろろorz

79 :名無しさん名無しさん:2006/12/11(月) 21:52:37
ん?

80 :名無しさん名無しさん:2006/12/15(金) 14:21:02
>>57
唐沢俊一がガンダムを批判した時にキレたらしいよ。

81 :名無しさん名無しさん:2006/12/15(金) 14:22:26
てことは冨野を可愛く思ってたのか

82 :名無しさん名無しさん:2006/12/15(金) 14:41:45
>>77
違う違う。笹川ひろしが手塚のアシスタント。
>>81
いや、単に「ファンが作り手に文句言うな」って考えから。


83 :名無しさん名無しさん:2006/12/15(金) 23:39:27
>>81
可愛く思うもなにも富野とはあんまり関わりはなかったんジャマイカ?
エピソード聞いたことないし

84 :名無しさん名無しさん:2006/12/17(日) 03:51:34
手塚◎→←◎藤子
手塚○→←○石ノ森
手塚×→←×さいとう
手塚○→←◎赤塚
手塚△→←?横山
手塚×→←×水木
手塚○→←◎大友
手塚△→←×福井



相手との度数

85 :名無しさん名無しさん:2006/12/17(日) 21:21:12
手塚×→←×さいとうの関係を詳しく!!

86 :名無しさん名無しさん:2006/12/17(日) 22:25:35
手塚と石ノ森はプライベートでも仲良かったんじゃないのか?
石ノ森の結婚式の仲人が手塚だったわけだし

87 :名無しさん名無しさん:2006/12/18(月) 01:40:43
楳図とも最悪の関係

88 :名無しさん名無しさん:2006/12/18(月) 03:16:09
>>84
手塚と石森、手塚とさいとうの記号は間違ってるような気がする。
第一、さいとうは手塚のコスプレをするぐらいの手塚信者‥
でも手塚のお得意の嫉妬から生まれた批判で
◎から○に変わった事ならあり得そうだが、△をも通り越して×ってのはあり得ん。
あと手塚自身もさいとうを×としては見ていないと思う。

89 :名無しさん名無しさん:2006/12/18(月) 10:19:52
手塚の嫉妬の件って当人同士はそんなにシビアに考えてなかった希ガス

90 :名無しさん名無しさん:2006/12/18(月) 11:00:07
>>86
石森のJUNを批判して決裂。後に手塚が謝罪して和解。

91 :名無しさん名無しさん:2006/12/18(月) 12:06:44
60年代までは深刻だってば
楳図がまさにそれでやられたクチ
漫画に本流傍流意識を持ち込んだという点で、
手塚の発言は嫌いだな

92 :名無しさん名無しさん:2006/12/18(月) 23:30:13
手塚は支配欲が強く納税額も含めて
自分が一番でないと気がすまないから
目に付いた作品はあてつけがましく似たような作品で
潰しにいったんだが、梶原のスポコンや石森のジュンなどのように
自分が描けない作品は猛烈に嫉妬していたんだとさ。
石森に対しては常識を逸脱した行為があったから謝罪したみたいだね。


93 :名無しさん名無しさん:2006/12/19(火) 00:19:48
>>84
それ見ると、漫画は子どものためのものと考えてたっぽいな。
劇画が嫌いじゃん。

94 :名無しさん名無しさん:2006/12/19(火) 01:07:06
手塚◎→←◎藤子
手塚○→←○石ノ森
手塚△→←△さいとう
手塚○→←◎赤塚
手塚△→←?横山
手塚×→←×水木
手塚○→←◎大友
手塚△→←×福井



これでおk?

95 :名無しさん名無しさん:2006/12/25(月) 22:50:25
http://www.kyoto-seika.ac.jp/t_news/pretool2/manga/animation_t.html

96 :名無しさん名無しさん:2006/12/26(火) 14:26:33
「海のトリトン」は制作は(製作かなぁ?記憶が古いんでわからん)
アニメーション・スタッフルームという、「ヤマト」で名を上げる西崎がプロデューサーの会社。
西崎が虫プロから独立して作ったアニメ「トリトン」に、手塚が自分は関係ないと言うのは事実。
更に、自社でやるつもりだったのでパイロットが存在してたとかなんとか噂がある。
横取り?でも原作者だし、その辺わからん。

原作「青いトリトン」は、松本零士作「千年女王」(←かなり後になるが)と同じく新聞連載。1日1ページで、連載。
凄いのは、1ページ毎に落ち(或いは引き)があること。なので通して読むとストーリーに関係ないようなエピソードも多い。
もっと詳しい人、訂正とかよろしく

97 :96:2006/12/26(火) 14:34:07
96の訂正
×横取り?でも原作は手塚だし〜

○横取り?でも原作者は手塚だし〜

98 :96:2006/12/26(火) 14:46:00
追記
原作タイトル「青いトリトン」は改題されて「海のトリトン」で秋田書店サンデーコミックスに収録
手塚治虫全集ではどうだっけ?

99 :名無しさん名無しさん:2006/12/26(火) 22:52:59
全集でも海のトリトン。
後にテレビマガジンとたのしい幼稚園でアニメ版トリトンを描いたのを見ると
手塚は富野版トリトンを許したんじゃないか、とどこかのサイトに書かれていたが詳しくは忘れた。スマソ

100 :名無しさん名無しさん:2006/12/27(水) 02:52:07
富野氏はその頃まだまだ新人で、
許しがどうたら言われる筋合いではないと思うけど?
それは西崎氏に対してでは?

101 :名無しさん名無しさん:2006/12/27(水) 21:29:36
西崎って誰?何者?

102 :名無しさん名無しさん:2006/12/28(木) 14:31:21
>101
96

103 :名無しさん名無しさん:2006/12/28(木) 15:04:45
手塚とパヤオって微妙な関係だよね。
手塚は、パヤオの作品には好評だけどナウシカ以降から嫉妬からかコメントなし。
パヤオは、手塚の作品は無理に悲劇に持っていきすぎと批判しつつ功績は認めている。
お互い△だか○だか分からない位置。

104 :名無しさん名無しさん:2006/12/29(金) 00:43:33
新聞連載のまんまの収録した単行本が読みたいぞ。青いトリトンの。

105 :名無しさん名無しさん:2006/12/29(金) 05:29:50
パヤオは若い頃手塚が好きで好きで堪らなく、絵を描いても物マネになってしまい
呪縛から逃れるために手塚を逆恨みするしかなかったんだよ。
労働悪環境うんぬんなんてこじ付けでしかなくて
パヤオが抱えてるジブリ体制の矛盾を考えたら
手塚の安価なやり方が正解だよ。

106 :名無しさん名無しさん:2006/12/29(金) 11:55:03
>105
正解と言われると語弊だろ。安い制作費、搾取構造まで正しい事になってしまう、
現状妥当というところか。君が搾取側なら「正解」だろうが。
この現状のモデルケースは手塚が作ったもので、それが妥当なのは当たり前なんだがな。

107 :名無しさん名無しさん:2006/12/30(土) 01:50:58
>>105
嫌い嫌いも好きのうちってことか。
太宰治(手塚)と三島由紀夫(宮崎)みたいな。

108 :名無しさん名無しさん:2006/12/30(土) 02:50:40
手塚○→←○宮崎パヤオ




でもなぁ‥

109 :名無しさん名無しさん:2006/12/30(土) 22:46:26
お互い作品の好みと価値観は全く違うし
実際に同じ仕事場で働いたりプライベートで会ったりしても
また頑固者同士だから衝突しそう。

110 :名無しさん名無しさん:2006/12/30(土) 23:03:23
>>107
なぜ太宰と三島?

111 :名無しさん名無しさん:2006/12/31(日) 01:27:50
三島は太宰に対して面と向かって「僕は太宰さんの文学は嫌いなんです」と言い切った。
後に三島自身の解説では、これに対して太宰は虚をつかれたような表情をして誰へ言うともなく「そんなことを言ったって、こうして来てるんだから、やっぱり好きなんだよな。なあ、やっぱり好きなんだ」と答えた、とした。
しかし、その場に居合わせた野原一夫によれば、「きらいなら、来なけりゃいいじゃねえか」と吐き捨てるように言って顔をそむけたという。

三島はその後も約20年間にわたって繰り返し太宰に生理的嫌悪を表明し続けた。
「太宰のもつてゐた性格的欠陥は、少なくともその半分が、冷水摩擦や器械体操や規則的な生活で治される筈だつた。第一私はこの人の顔がきらひだ。
第二にこの人の田舎者のハイカラ趣味がきらひだ。
第三にこの人が、自分に適しない役を演じたのがきらひだ」

田中英光の死についても「弱者(太宰)が強者(田中)をいじめ殺した」と揶揄的に述べていた。

112 :名無しさん名無しさん:2006/12/31(日) 02:07:06
自分にない物を持っていたり、憧れてるんだけどその才能を奪って
そいつを排除してやりたいと思うとこういう行動にでるんだよなw

113 :名無しさん名無しさん:2006/12/31(日) 02:21:19
宮崎の場合は
子どもの頃、手塚に憧れていたけど
いざその手塚も関わるアニメの業界に入って
大変な労働なのに安い給料でアニメ界のシステムを造った手塚本人を知り
昔描いていた人物像と異なった現実に戸惑って、手塚本人を批判してきたって感じかな?
才能がどうのこうのとかじゃなくて実際にその現場の一経験者として言ったんだと思う。


なんか文章力なくてすみません・・上手く言い表せないorz

114 :名無しさん名無しさん:2006/12/31(日) 02:36:37
パヤオは三島みたいに「僕を見て見て」アピールなんてしたことありませんよ。
第一、手塚がしんでから手塚へのコメントが出てきたぐらいだし。
どちらかというと、批判しながら当の本人の顔色を伺う行為をしていたのは手塚の方なんじゃ?

115 :名無しさん名無しさん:2006/12/31(日) 02:43:12
人間性うんぬんなんて良い作品作るほど
性格と反比例しているなんてパヤオ自身が自覚しているわけだから
経営側の苦労を知らないで
組合作って手塚叩きたかってことだろ。



116 :名無しさん名無しさん:2006/12/31(日) 02:54:00
手塚と三島ってなんか似てますよね
嫉妬深さ、プライドの高さ、ツンデレ

117 :名無しさん名無しさん:2006/12/31(日) 02:56:13
体育会系のコンプレックス抱えてるとこも同じだよねw

118 :名無しさん名無しさん:2006/12/31(日) 03:02:32
でもこの二人って犬猿の仲なんだよな・・・


当時、小説と漫画人気1だった者同士が対立していたのは非常に興味深い

119 :名無しさん名無しさん:2006/12/31(日) 03:24:39
仲が悪くなったキッカケはくだらないですけどね

120 :名無しさん名無しさん:2006/12/31(日) 06:12:54
政治思想的に対立してる。

121 :名無しさん名無しさん:2006/12/31(日) 11:15:11
社長なのに組合に入ろうとした手塚。


122 :名無しさん名無しさん:2006/12/31(日) 13:32:43
「豊饒の海」が「火の鳥」と似ていることに指摘を受けて怒り狂う三島。

虫プロ某作品の仕事の依頼を頼む手塚に「私は自作以外興味ない」と断る三島。

しまいには三島に居留守を使われてとうとう激怒する手塚。

漫画を中傷するコメントをいった三島に対して「漫画を馬鹿にする奴は許せない!」と個人の感情を露わにする手塚。

「手塚より水木の方がいい」などと何故か手塚と相性が悪い相手ばかりを評価、方言特に関西弁を小馬鹿にしたりと対象が手塚に近い人物を指摘する三島。

――――三島事件後

「僕は死の美学なんて認めない。生きてこそ花だ」
とかなんとか言いながら、今も昔も登場人物をビシバシ殺しているのが多い手塚。

123 :名無しさん名無しさん:2006/12/31(日) 16:38:33
みしmななんて三流ウヨ作家ドーデもいいよ。文章書けなくなった作家崩れの末路は悲惨。
それが恐ろしいから痔殺した・・・・
生きてりゃ今頃石原、田中康夫みたいにどっかの知事になって息巻いてるだけのやしだよ。w

124 :名無しさん名無しさん:2006/12/31(日) 21:12:53
もしも、三島が自衛隊のクーデターに成功して、都知事になって
都庁に出ずに自宅でボーイズラブの小説を書いていたら笑えるな。

125 :名無しさん名無しさん:2007/01/01(月) 18:21:00
ボーイズラブの同人誌を出したらむしろ尊敬する。ww

126 :名無しさん名無しさん:2007/01/01(月) 18:35:09
それは手塚にもいえることですな。

127 :名無しさん名無しさん:2007/01/01(月) 20:52:28
実践してるから本は書かなさそう


128 :名無しさん名無しさん:2007/01/02(火) 01:47:51
>>126
アトム×エプシロンで是非!

129 :名無しさん名無しさん:2007/01/02(火) 02:08:10
エプシロンってだれよ?

130 :名無しさん名無しさん:2007/01/02(火) 09:55:16
知らないの?

131 :名無しさん名無しさん:2007/01/02(火) 15:36:01
いちばんエロ可愛い美青年だね。

132 :名無しさん名無しさん:2007/01/02(火) 18:37:56
美青年に興味はない。男の色気は中年からだ。

133 :名無しさん名無しさん:2007/01/02(火) 19:26:53
ガチムチの兄貴ですか

134 :名無しさん名無しさん:2007/01/02(火) 20:00:02
手塚の美青少年はエロ可愛いでつよ

135 :名無しさん名無しさん:2007/01/02(火) 21:23:10
男の色気と美青少年の色気は、また違うからねー
手塚は美青少年の色気は絶品だね!

136 :名無しさん名無しさん:2007/01/02(火) 23:22:37
エプシロンかわェェ


137 :名無しさん名無しさん:2007/01/03(水) 00:55:46
もしかして手塚ファンて腐女子率高い?

138 :名無しさん名無しさん:2007/01/03(水) 01:16:38
手塚美青少年を愛でることは、腐女子とは関係ないはず。

139 :名無しさん名無しさん:2007/01/03(水) 02:37:11
腐女かどうかはわからんが一部の女性ファンじゃないのかね
コアな手塚ファン層は40以上の男性が多い気がするんだけど
動物萌えならともかく、彼らが手塚美青少年ハァハァ言ってる所は想像しづらい

140 :名無しさん名無しさん:2007/01/03(水) 02:46:11
どうでもないですよ、それが。

141 :名無しさん名無しさん:2007/01/03(水) 03:09:57
>>132
それってお茶の水博士のこと?

142 :名無しさん名無しさん:2007/01/03(水) 09:09:37
>>131
彼は清純派だとオモ

143 :名無しさん名無しさん:2007/01/03(水) 21:56:44
ロックの(年代物)腐女子ファン率は異常


144 :名無しさん名無しさん:2007/01/03(水) 22:19:16
エプシロンおじちゃんは静かに愛でるのが良いね

145 :名無しさん名無しさん:2007/01/03(水) 23:02:44
>>143
それはBJの方だろ。
キリコと異様にくっつけたがるのが最近目立つ。

146 :名無しさん名無しさん:2007/01/03(水) 23:46:08
ロックだと相手は誰れすか?

147 :名無しさん名無しさん:2007/01/04(木) 00:30:56
そりゃあケンイチでしょう

148 :名無しさん名無しさん:2007/01/04(木) 02:18:06
手塚美青少年はエロいね。

149 :名無しさん名無しさん:2007/01/04(木) 03:31:01
しかし、手塚物の腐女子向け同人誌見たこと無いな。

150 :名無しさん名無しさん:2007/01/04(木) 04:51:04
当時は二次創作がそのまま漫画家デビューのようなものだから、
石森章太郎とか竹宮恵子あたりに、手塚の腐女子向け翻案があると思う

151 :名無しさん名無しさん:2007/01/04(木) 05:36:34
石森章太郎のデビュ−と言うと1950年代か・・・・
そんな昔から腐女子は生息してたのか。w

152 :名無しさん名無しさん:2007/01/04(木) 06:49:10
>>149
BJ関係は多いと思うけどな。
アトム×エプシロンが見たいと思えてきた。

153 :名無しさん名無しさん:2007/01/04(木) 13:26:09
アトム攻めですか?



それもイイなー

154 :名無しさん名無しさん:2007/01/04(木) 14:04:00
>>151
歴史があるんでつね。

155 :名無しさん名無しさん:2007/01/04(木) 14:10:56
エプシロンのエロ可愛さは異常だった

ハアハア………

156 :名無しさん名無しさん:2007/01/04(木) 14:31:55
たしか温帯もロックふぁんだったような

157 :名無しさん名無しさん:2007/01/04(木) 18:34:05
ON鯛も美青少年好き〜ッ

158 :名無しさん名無しさん:2007/01/04(木) 23:36:50
なんかスレ違いな厨が沸いてきたな。

159 :名無しさん名無しさん:2007/01/05(金) 00:07:59
>>155
エプシロンを闇の中に閉じ込めて弱ったところを襲いたい。

160 :名無しさん名無しさん:2007/01/05(金) 00:32:04
慍態の美青少年のいじめっぷりはエロいよな。

161 :名無しさん名無しさん:2007/01/05(金) 01:05:42
【手塚治虫vs宮崎駿】


●テレビアニメの創立者・手塚治虫

アニメ界を語るとき、まず最初に出てくる人物は手塚治虫である。
彼もまた、ウォッチングするのになかなかいい対象だ。死んでしまって本当に残念だけど。
彼の作った日本初のTVアニメ『鉄腕アトム』は誰もが知っているとおり大ヒットした。
その後『鉄人28号』だの『ビッグX』だの、次々とテレビアニメを作ることができるようになったのも、手塚さんのおかげである。

何しろ、それまでアニメと言えば東映がそれなりの予算できちんと作っていたマンガ映画しかなかった時代だ。マンガ映画なら1時間とか1時間半作ればすむ。
が、テレビは毎週30分、1年放映しようと思えば26時間も作る必要がある。時間単価をマンガ映画並に計算すると、莫大な金額になる。
おまけにテレビマンガなんて、初めての試みだから受けるかどうかも疑わしい。当然スポンサーがなかなか付かなかった。
が、手塚さんには見えていた。

「これからはテレビアニメの時代だ。日本全国のお茶の間にテレビアニメを届けるのだ。
それこそがこれからの日本文化の進むべき道だ!」
情熱に燃える手塚さんは、東映なら貧血で死にそうなほどの出血大サービスの予算(後に出てくる宮崎氏の発言によると、1話あたり50万円だという)でテレビアニメを受けてしまった。

彼の回りには彼の情熱に感動したスタッフが次々と集まって、手塚治虫のアニメ製作会社・虫プロダクションは設立された。
虫プロでは情熱のあるスタッフが日夜がんばったが、いかんせん、いつも貧乏でスタッフ数はぎりぎり、スケジュールはオセオセだった。
そのため、スタッフはスタジオに寝袋で泊まり込み、というのが当たり前になった。

「手塚さんがもうちょっと我慢すれば、テレビアニメ制作費の相場も、ずっとましなものになったのに」
というのは、アニメ業界人なら誰もが言う台詞だ。
彼が亡くなったとき、マンガ専門誌の追悼記事にまで書かれてしまうほどだ。


僕はこの前、アメリカのオタクにまで「センセイ・テヅカがダンピングしたために日本のアニメはリミテッドアニメなんだろう?」と聞かれてしまった。バレてるんだよなぁ。

162 :名無しさん名無しさん:2007/01/05(金) 01:08:49
【手塚治虫vs宮崎駿2】


●貧乏だから選択したリミテッドアニメ

 アメリカでアニメーションと言えばディズニーとかのフルアニメーションのことだ。
つまり、1秒間24コマすべてが動いているアニメである。フルアニメなら1秒間で24枚のセルがいる。

それに対し、貧乏な虫プロが開発したのはリミテッドアニメ。
1秒間用に8枚だけセルを作る。で3コマずつ同じセルを撮影する。これで合計24コマになる。
フルアニメに比べ、多少カタカタ動くが、まあストーリーを伝えるにはこれで充分だ。

その後日本アニメはリミテッドアニメが当たり前となってどんどん進化し、日本独特のアニメ文化を生み出す結果となった。

僕なんかは「制限のあるところにこそ進化があるんだよな。うんうん」なんてノンキに考えてしまうが、業界関係者はなかなかそうも達観できないようだ。 

163 :名無しさん名無しさん:2007/01/05(金) 01:17:28
【手塚治虫vs宮崎駿3】


●放映中にコンテを切る

が、手塚さんはそれで懲りたわけではない。その後もぼくたちウォッチャーの期待通り、順調にムチャを続けてくれた。

特に有名なのは毎年日本TVの「24時間テレビ・愛は地球を救う」で放映される2時間スペシャルアニメ。
これの制作状況のハチャメチャさは語り草だ。
(アニメの制作スタッフ同士はときどき「今までにこんな難局を切り抜けたことがある」という自慢話をする。
しかし未だに「手塚の24時間で、こんなムチャをした」という人物が現れると、みんな脱帽するしかない)

放映時間が2時間もあるTVスペシャルなんて、映画と同じだ。
が、もちろん手塚さんは破格の値段で受ける。
(1度、数字を聞いたことがあるが、同じアニメの作り手として絶句するような金額だった、とだけ言っておこう)

巷ではヤマトだのガンダムだの華やかな頃だ。
ここは一発俺だってアニメを作れるところを見せたい、と手塚さんは張り切ってしまうからだ。
この頃、手塚さんはすでにマンガもたくさんヒットしてお金もあり、評価もされ、大先生だ。
それなのに「ここは一発俺だって」と考えられる彼に、僕たちオタクの心は熱くなる。

が、皮肉なことにその情熱の結果が破格の値段なのだ。
当然スケジュールがメチャクチャになる。金がないからにっちもさっちも行かない。

164 :名無しさん名無しさん:2007/01/05(金) 01:18:56
24時間テレビの第一回アニメ『バンダーブック』では1巻目(最初の20分リール)を放映している最中に4巻目を現像していたという、信じがたい噂が囁かれている。

このすごい記録は毎年更新され、とうとう最後の作品『フウムーン』では、アニメ放映中なのに手塚さんはまだコンテを切っていた、という伝説がある。
(コンテとは脚本を元に作るアニメの設計図。もちろん、アニメ制作には絶対必要不可欠である!!)

放映中の作品のコンテを切っていても、もちろん間に合うはずはない。しかしオンエアには絶対に穴を開けてはいけない。
そこで現場では、一週間も前に制作スタッフが今までで完成したセルや背景を適当に組み合わせ、ばんばん撮影して放映してしまうのだ。
僕にこの話をしてくれた人は「ありゃアニメの制作じゃないね。ただのパズルだよ」と言っていた。

じゃあ、何故手塚さんは放映当日にコンテを切っているのか?
まあ、それが情熱家・手塚さんの手塚さんらしいところなわけだ。

「オレの作品なんだから、オレがコンテ切るに決まってる!」
世界の手塚にそう言われてしまえば、もうだれも「センセイ、もうオンエアしてますけど」なんて突っ込めるもんじゃない。

以前、友人が手塚さんの24時間アニメの制作をやったときに内幕を聞いた。
彼は「放映二週間前になると、さあ今年はどうやって乗り切ろう、と気合いが入る」と笑っていた。
あのプロダクションは制作に至るまで豪快さんばかりなのだ。だから、オタクたちは24時間テレビのアニメを楽しみに見る。

最初の方のそれなりに絵もきれいでストーリーもしっかりしているところを見て「ふんふん、こんなのをやりたかったのだな」と理解する。
キャラ崩れが起きたり、止め絵が多くなると「おっ、乱れてきたな」と楽しむ。
そしてストーリーのつじつまが合わなくなる頃には「お〜、何とここまで!!」と喜ぶのだ。
そして、手塚さんの情熱とスタッフの必死のがんばりに思いを馳せるのだ。

165 :名無しさん名無しさん:2007/01/05(金) 01:28:33
【手塚治虫vs宮崎駿4】


●宮崎駿の追悼文

さて、その手塚さんが情熱の人生に幕を下ろしたとき、マンガ評論誌「コミック・ボックス」では大々的に追悼特集をやった。
そこにこんな文章が掲載された。

166 :名無しさん名無しさん:2007/01/05(金) 01:29:53
<手塚さんの特集だそうですが、悼む大合唱はたくさんあるだろうから、それに声を揃えて一緒に大合唱する気は、ぼくはないです。(中略)

アニメーションに対して彼がやった事は何も評価できない。
虫プロの仕事も、ぼくは好きじゃない。好きじゃないだけでなくおかしいと思います。

いちいちそれを言葉に挙げていうのはしんどいから言いませんが『展覧会の絵』(`66・11)も、何だこの映画と思ってみていた。
『クレオパトラ』(`70・9)も、ラストで「ローマよ帰れ」と言うあたりに嫌味を感じました。
それまでさんざん濡れ場ばかり一生懸命やってて、何が最後に「ローマよ帰れ」だと思って、その辺に手塚さんの虚栄心の破綻を感じたんです。

一時彼が「これからはリミテッドのアニメーションだ。
三コマがいい三コマがいい」とさかんに言ってましたが、リミテッドアニメーションは三コマという意味ではないですし、その後言を翻して「やっぱりフルアニメーションだ」とあちこちで喋るに至って、フルアニメーションの意味を知らずに言ってるんだと思ってみてました。
同じようにロートスコープをあわてて買い込んだ時にも、もうぼくらは失笑しただけです。
自分が義太夫を習っているからと、店子を集めてムリやり聞かせる長屋の大屋の落語がありますけど、手塚さんのアニメーションはそれと同じものでした。

昭和38年に彼は、一本50万円という安価で日本初のテレビアニメ『鉄腕アトム』を始めました。
その前例のおかげで、以後アニメの制作費が常に安いという弊害が生まれました。(中略)

アニメーションに関しては--これだけはぼくが言う権利と幾ばくかの義務があると思うので言いますが--これまで手塚さんが喋ってきたこととか主張したことというのは、みんな間違いです。(後略)>

167 :名無しさん名無しさん:2007/01/05(金) 01:31:10
死者にムチ撃つ、とはこのことだ。とにかくすごい内容だ。
これが、手塚さんが元気なときに発表された文章ならともかく、追悼記事なのだ。

今さら言ってもしようのないことを、ここまで言うとはいくらなんでも大人げない、という衝撃を受けたのを覚えている。
当然、他の同業者や文化人も手塚さんを讃えたり、悼んだりしている。当たり前だ。なんせ追悼特集号の記事なのだから。

当時、朝日ジャーナルを初めとして、ありとあらゆる雑誌が「手塚治虫追悼号」を出版した。
そこでは日本中の文化人が手塚氏を悼み、褒め称え、偉業を讃えていた。
その絶賛の嵐の中、このヘンな文章は異彩を放っていた。
この大人げない文章を書いたのは、当時すでに日本一のアニメ監督の座を獲得していた宮崎駿だった。

才能に恵まれ、後輩の指導にも熱心で、人徳者として知られている彼が、ここまで書くからにはよほど何かあったんだろう、と下司の勘ぐりを働かせてしまう。
それ以後オタクたちは、宮崎駿の発言はすみからすみまで読み、下心で作品を見直し、いろんな人の語る宮崎論もチェックして、考えをめぐらせる。

そうやって、自分なりの宮崎像を作ってオタク友達と語り合うことも、通の目を養うためには大切なことだ。
僕が今から書く宮崎駿像は、そうやって僕が友達と作ったものだから、本人に聞いても本人と親しい周りの人に聞いてもまったく違う意見かもしれない。

ただ、僕ががんばって集めたデータから、意外な宮崎駿像を組み立てることができた、ということがなんと言っても僕には面白いわけだ。

というわけで、僕なりの宮崎駿像である。

168 :名無しさん名無しさん:2007/01/05(金) 01:34:44
【手塚治虫vs宮崎駿5】


●赤旗でマンガ連載開始

宮崎駿の父は、戦争中は戦闘機を作る下請け工場の工場長だった。
社長は伯父さんで、つまり彼はお金持ち一家に生まれた坊ちゃんだったのだ。
空襲のさなか、無一文で空襲を逃れて非難する人たちの中を、宮崎一家は自家用車で移動したというのだから相当なブルジョアだ。

その当時の彼は、戦車や飛行機が大好きで、手塚治虫のマンガが大好きだった。勉強もよくするいい子として成長した。

高校生の頃、思春期を迎えた彼は好きだった兵器関係の洋書を庭で燃やした。
生まれ育った環境から、何の疑問も持たないままに、大好きだった戦車や戦闘機といったメカを「戦争の道具」として初めて認識し、これではいけないと思った、というのが彼の弁だ

当時盛んになり始めた学生運動の影響で「虐げられた人民が無理矢理行かされる戦争」というイメージも大きかった。

高校卒業後、彼は典型的なおぼっちゃまコース・学習院大学に進学する。ここで彼はマンガ家を志し、マンガの連載を始めた。それも、よりによって赤旗で、だ。
『砂漠の民』というSFとマルクス主義を合体したようなマンガだった。

しかししばらくして、彼は連載をやめてしまった。
どうしても手塚治虫を越えられない、というのが理由だったという。

彼は悩んだ末、あっさりマンガ家を断念してしまう。

169 :名無しさん名無しさん:2007/01/05(金) 01:38:13
【手塚治虫vs宮崎駿6】


●米帝ディズニーに対抗できる人民アニメの拠点

学習院大学卒業後、宮崎駿は東映に入社し、アニメーターとなる。その理由が凄い。

「米帝ディズニーに対抗するアニメの拠点を日本で作る」
というのが、青年・宮崎駿の志望動機だった。

何のことか判らない人も多いだろうと思うので説明する。
「米帝」というのはアメリカ帝国主義のことで、つまり植民地主義のことだ。
貧しい国の国民を低賃金で働かせて、アメリカばかりが豊かになるような政策といったような意味。
学生運動が盛んだった60年安保の頃にはアメリカ批判としてよく使われた言葉だ。

確かにディズニーはアメリカンな考え方全面肯定の映画ばかり作るし、戦争中は戦意高揚映画もいっぱい作ったりもしている。
それにしても「米帝ディズニー」と熟語みたいに言い切るところがスゴい。

その「米帝ディズニー」に対抗する東映で彼は、高畑勲という先輩に出会う。
高畑勲は東大仏文科を卒業してヤクザ映画会社東映に入社した、という変わり者だ。
仏文科なんか選んでサルトルを読むような奴は、マトモに就職する気なんかなく、もちろん屈折しまくっている。

その高畑勲に、宮崎駿はモロに思想的な影響を受ける。思想の根幹は共産主義だ。
裕福な自分の生い立ちに疑問のあった宮崎駿は、そういったことに見識の深い高畑勲にイチコロでまいってしまった。

僕にはなんだか、素直に育ったムーミンが、ひねくれ者のスナフキンに人生の裏を教えられてるイメージを投影してしまう。

170 :名無しさん名無しさん:2007/01/05(金) 01:46:48
【手塚治虫vs宮崎駿7】


●手塚治虫への怒り

こうして宮崎駿の思想は、より強固になっていく。
「米帝ディズニー許すまじ」だったのが、「ハンバーガーを食う若者は大嫌い」となり、
「ディズニーが大好きと何度も公言する手塚治虫は許せない」
と発展してくる。

もともと大好きで、あこがれていて、どうしても超えられなかった手塚治虫。
そのためにマンガ家を断念せざるをえなかった手塚治虫。
 だからこそ、手塚治虫が「米帝の手先」なのは許せない。反抗の対象となってしまうのだ。

手塚治虫が手塚プロを作って鉄腕アトムを作り始めたときも、宮崎駿はめちゃめちゃ怒った。

東映などの日本アニメの映画はリミテッドアニメといっても2コマのリミテッド、つまり1秒間に12コマだった。
それが手塚治虫は3コマ、つまり1秒間に8コマしか使わない粗悪品にしてしまったのだ。
しかも内容は、ロボットが喧嘩をするという大衆に迎合した低俗なものだ。

もちろん、宮崎駿がこのとき考えていた「大衆に迎合しないもの」とは「労働や連帯の素晴らしさを謳い上げる」「啓蒙的な内容」のアニメだ。つまり「共産主義を子供達に教育する」である。

そんなもの、どこを探しても鉄腕アトムに入っているわけもない。
もちろん、極端なダンピングで、手塚治虫がアニメを受注してしまったことも許せない。
予算が少ないということは、アニメーターたち労働者の労働環境が悪くなるということだ。
案の定、『鉄腕アトム』のスタッフ達は低賃金で泊まり込み、徹夜までして働いている。

171 :名無しさん名無しさん:2007/01/05(金) 01:47:40
手塚治虫はいいかもしれない。マンガの収入が山ほどあるのだから。
アニメでいくら損をしても彼は平気なのだ。
だが、他のスタッフ達は違う。アニメ業界全体のことを考えたら、絶対そんな条件で仕事を受けるべきではない!

大好きだった手塚治虫だからこそ許せない。
どうしても越えられない才能の持ち主だからこそ、許せない。
その心が、手塚治虫の追悼記事にまで、大人げない恨み言を書いてしまうわけだ。

うう〜〜〜ん、いいぞ、宮さん!ぼくたちオタクは、そんな「濃い」生き方をしている宮崎さんが大好きだ。
いつまでも大人げないことを言い続けて欲しいと思う。
間違っても分別臭い環境論なんか、語って欲しくないもんだ。

172 :名無しさん名無しさん:2007/01/05(金) 02:42:01
濃い生き方なんかしてないだろ
世襲に屈したんだし

173 :名無しさん名無しさん:2007/01/05(金) 03:18:24
>>172
コピペにマジレスするなよ

174 :名無しさん名無しさん:2007/01/05(金) 04:16:14
怨まなければ手塚を超えられないと思ってたんだろ。
手塚にしてみればいい迷惑だし、反論できる生前に意見してほしかったよな。

175 :名無しさん名無しさん:2007/01/05(金) 05:14:36
宮崎「僕は手塚さんの漫画は嫌いなんです」
手塚「そんなことを言ったって、こうして読んでるんだから、やっぱり好きなんだよな。
なあ、やっぱり好きなんだ」

176 :名無しさん名無しさん:2007/01/05(金) 09:16:14
美青少年のエロ可愛さは手塚の圧勝だな。

177 :名無しさん名無しさん:2007/01/05(金) 10:52:38
パヤオは美少女が上手いが美少年はあまり描かないな
手塚は美少年は上手いが美少女はあまり上手くないな

178 :名無しさん名無しさん:2007/01/05(金) 13:40:06
男女どっちも描けてるけど、
美青少年のエロさはそそられる。

179 :名無しさん名無しさん:2007/01/05(金) 14:16:07
ハウルとアシタカ普通にかっこいいと思うけど

180 :名無しさん名無しさん:2007/01/05(金) 19:47:17
    ・ ・ ・
だからあまり描かないと・・
パヤオはパズーとかコナンとか武骨と言うか逞しい感じの少年が多いね。
それにアシタカはそれほど美少年かな・・・?
和風アスベルって感じに思えるけど。w

181 :名無しさん名無しさん:2007/01/05(金) 23:08:05
パヤオは最近美も扱うようになったけど
手塚は歴史が古いからな

182 :名無しさん名無しさん:2007/01/06(土) 00:55:29
>>175のその後

「手塚さんのもっていた性格的欠陥は、少なくともその半分が、冷水摩擦や器械体操や規則的な生活で治される筈だった。
第一私はこの人の顔がきらひだ。
第二にこの人の田舎者のハイカラ趣味がきらひだ。
第三にこの人が、自分に適しない役を演じたのがきらひだ」byパヤオ

183 :名無しさん名無しさん:2007/01/06(土) 01:06:32
米帝ディズニー許すまじ

ハンバーガーを食う若者は大嫌い




極端にも程があるだろ。

184 :名無しさん名無しさん:2007/01/06(土) 01:31:26
米帝ディズニー許すまじ

ハンバーガーを食う若者は大嫌い

ttp://www.youtube.com/watch?v=4QfWVSsXkvs

ですから僕はコンビニエンスストアって大ッ嫌いなんですけど・・

                            ─パヤオ
ww

185 :名無しさん名無しさん:2007/01/06(土) 01:41:52
手塚のアニメ手法を批判しておいておきながら
その手法で自分のアニメを動かしているパヤオ宮崎

186 :名無しさん名無しさん:2007/01/06(土) 02:03:19
何のかんのいいつつ駿はディズニーも手塚も大好き

187 :名無しさん名無しさん:2007/01/06(土) 02:30:11
でも謎が解けた。
手塚のリミテッドアニメが嫌ならディズニー式のフルアニメでいけばいいじゃんとか思っていたんだけど
ディズニーは更に嫌いだったんだね。


てか宮崎って、自分より立場が優遇されてる人に対しては結構愚痴っぽくない?
手塚みたいな嫉妬とはまた違う感じ

188 :名無しさん名無しさん:2007/01/06(土) 03:52:39
昔は宮崎が富野の人気に嫉妬していたぐらいだからね。
今は立場が逆になってるみたいですが…

189 :名無しさん名無しさん:2007/01/06(土) 04:28:57
>昔は宮崎が富野の人気に嫉妬していたぐらいだからね。
富野が宮崎に対してコメントしてたのは見たことあるけど
逆はまったく知らないなぁ。

190 :名無しさん名無しさん:2007/01/07(日) 07:13:16
>>184
注意していないと日本語に聞こえないな・・

191 :名無しさん名無しさん:2007/01/07(日) 07:50:36
パヤオって頭の狂った反米ジジイの奴だろ

192 :名無しさん名無しさん:2007/01/08(月) 08:17:34
その頭の狂った奴よりすごい映画を作れない現状をどう考えるね

193 :名無しさん名無しさん:2007/01/08(月) 15:19:30
宮崎駿の手塚追悼特集の文章は
きちんと全文読めば、もう少し宮崎駿の手塚への想いは理解できると思う。
上みたいな中途半端な肝心なところを略して、誤解しか呼び込まない部分しか読まなかったら分からんよ。
>>170
これなんて嘘ばっかりだからな。
フルアニメーションとリミテッドアニメーションにしても同様。
宮崎駿がジブリでやってるアニメは、手塚が虫プロでやっていた手法ではなく
東映動画の流れを汲んでるものです。
テレビ時代のコナン、名劇だって別に虫プロの流れのものではないし。
まぁ、俺も聞きかじり読みかじりの知識なんで間違っているかもしれないが、
>>185
これだけは間違っていると言えます。
今の日本にアニメーションが何でもかんでも手塚が作ったわけじゃないんで。

194 :名無しさん名無しさん:2007/01/08(月) 18:21:24
狂ったヤシで無いと、あれだけあんな作品は作れない。
パヤオに比べたら他のアニメ監督は普通の人。

195 :名無しさん名無しさん:2007/01/08(月) 19:52:43
押井も普通の人なの?

196 :名無しさん名無しさん:2007/01/08(月) 20:11:58
まぁ・・パヤオの異常さにはかなわないと言う事で・・・・w

197 :名無しさん名無しさん:2007/01/08(月) 23:28:06
>>193
手塚(というか虫プロ)があみ出した主な手法はバンクと止め絵だが、
これって宮崎はほとんど使わない手法だよな。
1秒3コマのリミテッドTVアニメは手塚が始めたが、リミテッド自体はもっと昔からあった手法だし。
>>185のいう手塚のアニメ手法ってなんだ?

198 :名無しさん名無しさん:2007/01/10(水) 23:38:36
手塚は神格化され、遺族やら取り巻きにやら作品を
蹂躙され、片やハヤオは自身の理想はもろくも崩れ去り、
プロデューサーの元でこき使われ、ブランド化されて・・

と悲惨だよねえ・・

なんだかんだいって、富野御大はまあ賞には無縁だが、
マイペースに活動してんのが幸いだわ。

199 :名無しさん名無しさん:2007/01/11(木) 02:55:38
言うほどたいした事無い台詞をパクッタとかって騒がないしな・・・w

200 :名無しさん名無しさん:2007/01/11(木) 04:38:38
こうなりました。


手塚治虫◎→←◎藤子不二雄
手塚治虫○→←○石ノ森章太郎
手塚治虫△→←○さいとうたかを
手塚治虫○→←◎赤塚不二雄
手塚治虫△→←?横山光輝
手塚治虫×→←×水木しげる
手塚治虫○→←◎大友克洋
手塚治虫△→←×福井英一
手塚治虫◎→←◎馬場のぼる

【漫画家以外】
手塚治虫?→←△宮崎駿
手塚治虫?→←○富野由悠季
手塚治虫×→←×三島由紀夫

201 :名無しさん名無しさん:2007/01/11(木) 22:44:04
VS水木しげるでの
「(鬼太郎のお化け屋敷だなんて)私の故郷の宝塚で勝手なマネをするな」
「でもそんなこと言われてもね、私だって困ります」 のやりとり
なぜだろう笑いがこみ上げてくるのは(ちょっとしたコントみたい)

202 :名無しさん名無しさん:2007/01/12(金) 00:30:03
手塚「あんな漫画(『巨人の星』)のどこが面白いんだ!!泣」

203 :名無しさん名無しさん:2007/01/12(金) 00:46:57
●手塚治虫とアニメの穏やかならぬ関係 


 かつて新聞で、電車の中や街の中でサラリーマンや大の大人が平気でマンガを読んでいる…というようなことを書いたコラムを読んだことがある。
 まぁ、外国ではこんな光景はお目にかからない…というお話だ。

 この手の内容の文章なら、その結論も容易に想像がつく。何とも日本の大人はレベルが低いとか、国の行く末を憂うとか、どうせそんな調子のものだろう。
大人が堂々人目はばからずマンガを読んでいることの是非はともかく、最初の一行読めば後はミエミエのバカでも書けるような記事だわいとタカをくくって読んでいたら、さにあらず。
この記事の結論はちょっと意表を突いた結論にたどり着いたのだ。

 いわく…外国でこんな光景を見ないのも当然だ、なぜなら外国には手塚治虫がいない、だから彼が築いたような大人の鑑賞に耐えるようなマンガ文化もないのだ…。
 マンガだ何だというジャンル分けを飛び越えて、手塚治虫が無類のストーリーテラーであることは、誰もが少なからず認めざるを得ないだろう。
その存在は戦後日本文化において、真に巨人と呼ばれるにふさわしい。

 僕が手塚治虫に触れた最初のきっかけはと言えば、やはり何と言っても「鉄腕アトム」のテレビアニメシリーズであることは間違いない。
1963年からテレビ放映された同シリーズは、日本においてアニメをポピュラーにした最初の作品だ。
 これを皮切りに空前のマンガブームも起きたし、後続のテレビアニメも次々スタートした。手塚治虫の虫プロでも「ジャングル大帝」「ワンダースリー」などを制作。
確かにこのあたりから手塚治虫は時代の寵児になっていった。

204 :名無しさん名無しさん:2007/01/12(金) 00:47:53
 同時に僕もマンガに熱中して乱読したし、自分で下手くそなりに描いてみようとさえしたが、正直に言うと僕は当時手塚作品の熱心な読者ではなかった。
なぜかと言えば、実は何となくこの1960年代も中盤あたりから、手塚マンガはちょっと時代遅れという雰囲気があったように思うんだね。 少なくとも僕は子供心にそう感じていた。

 実際のところ僕はこの時代、雑誌で連載されていた手塚作品をリアルタイムで読んだ記憶がない。
むしろ単行本で出た過去の作品のいくつか…長編の「ロック冒険記」やら短編の「太平洋Xポイント」「大洪水時代」などの方が、強烈に記憶に残っているんだね。
それらはテレビの「鉄腕アトム」なんかが出てくるより、ずっと前に発表されたものだった。

 やがて手塚のアニメ作品をつくっていた虫プロは倒産。
もうすっかり過去の人になったと思われていた1970年代に、手塚は「ブラック・ジャック」や青年マンガ誌に連載した諸作品でまた現役作家として再び最前線に帰ってきた。
だがその頃には、僕はもっともマンガと縁遠い年代になっていたんだね。
僕が手塚作品に再び目を向けたのはほんの数年前。

 没後、折からのマンガ文庫ブームで出た「火の鳥」「ブラック・ジャック」やら、さらに初期の作品「ロストワールド」「来るべき世界」そして「メトロポリス」などを読む機会を得て、遅ればせながらスッカリ「手塚開眼」したわけ。
そのへんの事については後に述べる。

205 :名無しさん名無しさん:2007/01/12(金) 00:55:07

 手塚と言えば、何年か前に黒澤明と宮崎駿が対談したテレビ番組を思い出す。
それは黒澤が「まあだだよ」を発表した直後。

 初めて黒澤作品を手がけた大映=徳間としては大ハシャギで、これをお得意のメディア・ミックス戦略で盛り上げようとした。
晩年の黒澤作品の常として絵コンテ本が出て、シナリオ本が出て、そして締めくくりはこの対談だ。
 徳間が誇る当代のヒットメイカー、宮崎を駆り出しての鳴り物入りの対談だったわけ。

 正直言って内容は…と言えば、晩年の黒澤対談のパターンで内容には何ら新味が見られず、「七人の侍」の時はどうだった「蜘蛛巣城」の時はこうだったという手垢の付きまくった昔話に終始せざるを得ないシロモノ。
 そりゃ黒澤はヨイショされ通しだから気分が悪かろうはずがないが、宮崎は大先輩に失礼があってはならないとコチンコチンになっての対談だから見ていて面白いわけがない。

 ただ、そんな中で僕が一瞬ハッとした瞬間があったんだね。
それは黒澤がかつてのロケ撮影を懐かしんで、昔はみんなで撮影後に飲んだくれて騒いだという話をした時だった。
 宮崎は、アニメの現場じゃあダラダラと徹夜が続いてそんな雰囲気じゃないから実写の人は羨ましいと返したが、それに対して黒澤がおもむろにこう言ったのだ。

206 :名無しさん名無しさん:2007/01/12(金) 00:56:06


   「なるほどねぇ、そういや手塚クンもそんな事言ってたっけなぁ」

   「は?」

   「うん。手塚治虫クンがねぇ…」


 僕はこの言葉を聞いて、あの天下の手塚治虫でも黒澤明にかかると「手塚クン」なんだなぁと感心したり、やっぱりこの昭和の大巨匠二人は、顔を合わせたり話したりとどこかで接点があったんだなぁと感慨に耽ったりだったが、実は僕がハッとしたのはその点ではない。

 手塚治虫の名前を引き合いに出されて、何とも複雑な表情の宮崎のほうが印象に残ったんだね。
「また手塚か」といった感じの、イヤな名前聞いちゃったな…という感じのあの表情。
黒澤は同業者だろうからと出した名前なんだろうけど、明らかに宮崎はその名を嫌っているようだった。

 そう言えば手塚に関する本を読んだ時に、面白い記述があった。
手塚の死にあたってさまざまな同業者や文化人がコメントを求められた時、当然のごとく誰もがその功績を称えるコメントを残したのに、ただ一人宮崎駿だけがあまり好意的でない発言をしたというのだ。
 その本ではそれが宮崎のクリエイターとしての正当なライバル意識から発したものとかたずけていたが、どうもそればかりじゃないんじゃないかと僕は思っているんだね。


207 :名無しさん名無しさん:2007/01/12(金) 01:01:18
 まず手塚治虫って人は、ある意味で日本でアニメをポピュラーにしたパイオニアと見なされているが、それにはかなり大きな犠牲が払われたらしいのだ。

 テレビ局に「鉄腕アトム」の企画を売り込むにあたって、法外に安い制作費を提示したらしい
(手元に資料を発見出来ないので正確には言えないのだが、記憶によれば確か当時の実写による30分テレビドラマの制作費とほぼ同額だったとか。ただし当時のテレビドラマの水準は今より格段に低い)

 ちょっとセコい話ながら、手塚としては後続の人間に漁場を荒らされたくない(*1)がゆえの思い切った安売りだったらしいが、それが製作現場にもたらした劣悪な環境はたぶん相当なものだったろう。

 虫プロ自体はマーチャンダイジングから上がる莫大な収益のために潤ってはいたようだが、現場のアニメーターにとって労働条件は地獄そのものだったに違いない。

208 :名無しさん名無しさん:2007/01/12(金) 01:02:50
 しかもこれが最初のスタンダードになってしまったため、日本のアニメ現場は虫プロの劣悪な労働条件をそのまま引き継ぐかたちで発展せざるを得なくなった。
 しかも手塚は自分の完全主義をそのままアニメにも持ち込んだため、締め切り間際でも描き直し撮り直しが連発したという。でも毎週テレビアニメ1本は完成させなくてはならぬ。
 一人で描くマンガ(実はこれもかなりアシスタント泣かせだったらしいが)なら手塚一人の頑張りで何とでもなる。

 実際、手塚の超人的な創作状況はいくつもの伝説を生んでいるが、それを集団創作のアニメの世界でやられたら回りはたまらないはずだ。

 そのへんの事情を手塚は自身のマンガ「フィルムは生きている」(*2)でも描いているが、実は最後の最後まで本当の意味ではそれに気づいていなかったフシがある。

 長嶋茂雄じゃないが、やはり名選手は普通の選手の気持ちが分からない、決して名監督たり得ないのだ。


209 :名無しさん名無しさん:2007/01/12(金) 01:05:49
 また、手塚と虫プロはこの殺人的状況の打開のためにリミテッド・アニメを大胆に取り込んだ。

 つまり、絵をある部分だけ動かしたり動かない1枚の絵で1カットを通したりする「あまり絵の動かないアニメ」だ。
これが以後の日本アニメの基本となったがために、日本アニメの質はかなり低下したという気持ちもアニメーターたちにはあったはずだ。

 日本に大きなアニメ市場を開拓し、虫プロの運営を通して幾多の優秀なアニメーターを世に輩出させた功績はあったとしても、宮崎にとっては手塚をアニメ作家としては断じて認めがたい気持ちがあったに違いない。
そしてそれはアニメ作品そのものについても言える。

 実際パイオニアであり、自身もアニメ制作に意欲を燃やした手塚ではあるが、果たしてアニメ作家としての評価はどうか…というと、アニメにド素人の僕であっても疑問が残る。

 マンガでの素晴らしい功績に比するに値する作品を、手塚はアニメの世界では残し得なかったのではないか?

 劇場アニメに進出して、大人のためのアニメとして「千夜一夜物語」や「クレオパトラ」などを制作したものの、現在それについて言及する人間が何人いるだろう。
 非商業ベースでつくった実験作にはいくつか注目すべきものもあるようだが、ついに最後まで宮崎が創り上げたような商業ベースでのアニメ成功作はつくり得なかったと言うべきではないか? 


210 :名無しさん名無しさん:2007/01/12(金) 01:10:59
 僕にはその大きな原因が、手塚マンガそれ自体にあったような気がしてならない。
手塚マンガは昔から「映画的」であることがトレードマークであった。

 実は本からの受け売りの知識を振り回すようで恐縮だが、手塚が作家として頭角を現し始めた戦後まもなくの時期には、マンガは今僕らが目にするようなマンガではなかった。

…というのはやや大げさにしても、ダイナミックなコマ割りや省略、多彩なアングルで見せる「文法」的な点でも、雄大な構想や波乱に富んだドラマ展開などの「構成」の点でも、
さらに言えば「テーマ」の点でも、すべて手塚以前と以後では大きく様変りしてしまった。

 手塚が発表した「新・宝島」という一冊のマンガ本(実は共作だったが)が、マンガというメディアそのものを変えてしまったのだ。

 実際、それらの手塚研究本で例として挙げられた他の同時代のマンガを見ると、どれもこれも紙芝居や「サザエさん」や「のらくろ」で連想するような平板で単調なものばかり。
 手塚はまったく革新的な技法でマンガの常識を塗り替えてしまった男なのだ。そして人はそれを「映画的」と言った。

 実際、手塚はかなりの映画ファンだった。
当然のごとくディズニー・アニメからの影響もさることながら、リチャード・ウィドマークやジェームズ・メイスンなどの名優を模したキャラクターを描いたり、
そして今回取りあげる「メトロポリス」や「ロストワールド」と題した作品を描いたり、映画そのものに傾倒してそれを作品に色濃く投影していった作家だ。

 実は、今日の目で手塚作品を読んでみても、その「映画的」なテイストはかなり突出してる。現役の作者の今のマンガ作品でも、これより単調で紙芝居的なものはいくらでも見つかる。
 それほど手塚は革新的で時代の先を行っていた作家だった。

211 :名無しさん名無しさん:2007/01/12(金) 01:13:36
 皮肉なことに今の目で見ると、手塚が「鉄腕アトム」以降アニメにどっぷり浸かってからの作品には、これほどまでの革新性は見いだせない。
 これが僕が子供ながらに「手塚は時代遅れ」と思わせた何かだったのか。

 さらに折からの劇画ブームにさらされ、虫プロ倒産などを経験した低迷期を経てたどり着いた「ブラック・ジャック」以降の新たな黄金期の作品では、
語り手としての巧みさはやはり抜群のものを見せつけてはいたが、マンガの「映像」や「文法」での革新性はすっかり陰を潜めていた。

 どうも余談が過ぎたようだ。
つまり手塚という作家は、映画にあこがれ映画の魅力の本質にはかなり迫ってはいたものの、それを静止画の連続で表現せざるを得なかったところに最大の魅力があった。

 集団作業の最たるものである映画にはどうにも不向きな人間だったことは前述した通りだ。
しかも表現の点でも、本物の動く「映画」をつくると「映画的」マンガで見せてきた独自の能力を活かし切れない作家だったのではあるまいか?




212 :名無しさん名無しさん:2007/01/12(金) 01:17:03

 さて、その手塚の没後10年以上経ったこの21世紀、手塚の「鉄腕アトム」以前の古典的名作と言われる「メトロポリス」がアニメ映画化されると聞いて、心穏やかではなくなった人は僕だけではないだろう。

 「映画的」マンガの作家ではあっても、アニメ作家としては残念ながらイマイチだった手塚。
 その絵柄も特に初期はディズニーの影響大で丸っこく童顔のキャラを得意としていた手塚。

 時代は劇画の洗礼もすでに遙か遠くに過ぎ去った今…。
 近年のマンガ・アニメ世界での未来像や「ブレードランナー」の世界を、映画ファンやアニメ・ファンがとっくに経験してしまった今…。
 CGも発達し、アニメの新たな表現手段として多用されるようになった今…。
 そして手塚が図らずも創り上げた日本アニメの世界も、世界にジャパニメーションの存在を知らしめるまでに発展を遂げて変質した今 …。

 果たしてこの「メトロポリス」をアニメとして世に問うということは、どのような意味を持つのか? 
 環境保護を訴えながらも「鉄腕アトム」創作時には原子力をその動力として設定せざるを得なかった手塚のいまやオールドファッションな未来観。

 だが、手塚の創り上げた世界やキャラやテーマを活かさねば、その作品を映画化する意味もないだろう。
 さりとてこうした時代の激変、分けても映画・アニメの世界での表現スタイルの変化を取り込まなければ、今の観客にはソッポを向かれるだろう。

 その折衷なんてあるのか?
 果たしてこの映画化、勝算はあるのか?



213 :名無しさん名無しさん:2007/01/12(金) 01:18:12
 まず本論に入る前に、ハッキリとお断りしておく。
僕は日頃からほとんどアニメ映画は見ない男だ。

 当然、僕のアニメ知識など知れたものだ。
だからひょっとしたら細部では的はずれな事も言ってしまうかもしれないし、固有名詞などは正しいかどうかあまり自信がない。

もしそのような誤認等があった場合は、僕は素直に至らぬ点を認めたいと思います。




214 :名無しさん名無しさん:2007/01/12(金) 01:32:12
アニメ版「メトロポリス」のあらすじ

 とにかく未来。

 雲を突く摩天楼が林立する巨大都市国家メトロポリスは、その科学技術と繁栄の頂点に立って、まさに地上の栄華を誇っていた。
今夜は特にメトロポリス中心部にランドマークとしてそびえ立つジグラットのオープンの日とあって、街中が沸き立つ。

 このジグラットを有するのがこの都市国家の陰の実力者レッド公。
ブーン大統領やリオン市長などよりも人気も高く、事実上の権力も持っているレッド公のその力のほどを何よりも見せつけているのが、このジグラットの偉容であることは言うまでもない。

 ところで実はこのレッド公、怪しげなロートン博士に秘かに何かつくらせていた。
レッド公に最も近い側近の一人、ロックでさえその実体は知らない。
 ロックは孤児の身をレッド公に引き取られ、レッド公を父と見なして忠誠を誓っているのだが、子の心親知らず。
 レッド公としては自分が陰で操る自警組織、実はファシスト集団のマルドゥク党実力者としてロックを利用しているだけ。息子などと思ってはいない。

 そんなメトロポリスにやって来た来訪者二人。私立探偵のヒゲオヤジとそのおいのケンイチだ。
二人は国際的指名手配犯で臓器売買や生体実験などで悪名高いロートン博士を追って、このメトロポリスにやってきたのだ。
 日本からの紹介状を見たメトロポリスのノタアリン警視総監は、この街に不案内な二人のためにロボット刑事を一体貸し出す。
 この街の何から何までオートメーション化、ロボット化の有様にはすっかりビックリの二人だが、相棒として協力するロボット刑事に名前がないのは困る。
ヒゲオヤジは自分のかつての愛犬の名をとって、ロボット刑事をペロと呼ぶことにした。

215 :名無しさん名無しさん:2007/01/12(金) 01:37:30
 さて例のロートン博士のつくっているものはと言えば、実は今まで地上に存在したこともない高性能ロボット、見た目は人間の女の子と寸分違わぬ容姿を持ちながら、その中身には想像を絶する高性能を備えた「超人」=ティマと称する人造人間だった。

 レッド公はこのティマの完成の暁には、彼女にメトロポリスの全機能を掌握させ、その力で世界支配を狙っていた。
 実は今は亡きレッド公の娘の容姿と名前を持たせ、その愛情と権力の全てを注ごうと願っている存在、それがこのティマなのだった。

 そのティマが完成間近のある日。
地下の下層階級の居住地区にひっそりと隠れたロートン博士の研究所でのレッド公と博士のやりとりを、例のロックが立ち聞きしてしまった。

 自分をしのぐレッド公の愛情の対象となるべくつくられている存在、しかもそれがいずれメトロポリスを支配するとあって、いても立ってもいられなくなったロックはロートン博士を殺害。
 完成間近のティマもろとも研究所を破壊すべく、施設に火を放った。

 ちょうどその時、近くに聞き込みに来ていたヒゲオヤジ一行は、火災現場にロートン博士がいると聞いて火の中に飛び込んだ。
瀕死のロートン博士から研究ノートを預かるヒゲオヤジ。
一方ケンイチはこの騒ぎで突然起動したティマを発見、ロボットとは知らず助ける。
 しかし激しい炎の中で、二人とも下水口の中に落ちて流されてしまうのだった。

 ロートン研究所の焼失を聞き、落胆するレッド公。
しかしレッド公は自らの野望を押し進める企みを諦めるわけではなかった。
 実は彼のつくったジグラットなる巨大ビルの正体は、太陽表面に向けた強力なエネルギー発射装置。
それによって太陽黒点に異常を起こし、地球上のロボットを狂わせようという魂胆だ。これさえあれば、世界制覇も可能だ。

 試しに行った実験でも見事にロボットは狂いだし、警備の手で次から次へと無惨に破壊された。
あとこのメトロポリスをコントロールする「超人」さえいれば…。

216 :名無しさん名無しさん:2007/01/12(金) 01:40:07
 その頃ロックは焼け跡にティマの影も形もないことを不審がって、どこかに生き延びていると確信してさらに下層区域へと探しに行った。
 時を同じくしてロックの行動に疑いを持ったヒゲオヤジも、ペロを伴ってケンイチの行方とともに捜査を続けていた。

 ケンイチとティマはというと、地下の廃棄物処理場に落ちて一命をとりとめていた。
二人を助け、何かと世話を焼いてくれるロボットのフィフィ。だが生まれたてのティマは何もしゃべることすら出来ない。
 そんなティマを人間と信じて疑わないケンイチは、保護者のように彼女を見守っていた。

 そしてティマは、本来持っている抜群の学習能力で急速に言葉を覚え、それ以外の身の回りで起きたすべての事も吸収していくのだった。

 だがケンイチとティマが地上に出ようと上層に上がった時、二人を捜索していたロックに見つかり、なぜ狙われているかも分からないまま逃げ回るハメに。
 途中であのフィフィもロックの手で破壊された。
そんな二人を助けたのは、下層区域で秘かに革命を企てようと潜むゲリラ組織リーダーのアトラスだった。

 アトラスはロボットに仕事を奪われ下層に追いやられた貧民たちを先導し、レッド公やマルドゥク党たちを一掃することを狙っていた。
 実はその背後にはレッド公を目の上のタンコブと煙たがる大統領たちがおり、クーデターによるメトロポリス市の実権奪還を狙っているのだった。

 かくして革命グループの一斉蜂起が現実のものとなった。
騒動の最中、ロボット刑事ペロもアトラスはじめロボットに憎悪を抱く暴徒の犠牲となった。

217 :名無しさん名無しさん:2007/01/12(金) 01:41:22
 だが、事は大統領の思ったようには運ばなかった。
国務長官スカンクの裏切りにあって大統領も亡きものになり、メトロポリスの実権はレッド公が掌握。

 そもそもこの革命グループの蜂起からクーデターの一連の動きは、全部レッド公が仕組んだものだったのだ。
革命グループは鎮圧され、ティマはレッド公に連れ去られてケンイチもいずこかへ監禁。
 ロックは今回のティマに関わるすべてのいきさつが発覚して、レッド公の怒りをかって追放されてしまう。

 レッド公に連れ去られたティマは寝ても醒めてもケンイチのことが忘れられない。
そこをダマされロックにおびき出されたティマは、彼に自分が「ロボット」であることを告げられる。

 罪もないロボットたちが人間の勝手で壊される…そんな光景ばかり見せられたティマは、それでなくとも人間とロボットの関係に敏感になっていた。
 それだけにこの言葉にショックを受けるティマだが、ロックはそんな事にお構いなしで、ティマの意識を失わせて自分の寝ぐらに連れて帰る。

 そこで危うくロックに破壊されるところをヒゲオヤジに助けられたティマ。

 だが自由になったのもつかの間、再びレッド公たちに捕らえられて、一行は巨大なジグラット最上階へと連れて行かれる。
 そこでレッド公に改めて自分の正体を告げられたティマは、ロボットである自分の運命を受け入れるかのようにジグラット心臓部にある「超人の椅子」に腰かけた。

 とたんにメトロポリス全機能を手中に収めたティマ。

果たして彼女の運命は?
そしてメトロポリスに何が起きようとしているのか?

218 :名無しさん名無しさん:2007/01/12(金) 01:43:20
考え抜かれたコンセプトによる世界観


 まず結論から言おう。
「メトロポリス」は全面的に成功とは言えないまでも、今日の作品として手塚マンガをアニメ映画化するにあたって、コケるギリギリのところでではあるが何とか踏みとどまった作品だと言える。

 少なくとも見ていて恥ずかしくなってくる映画ではない。
ずいぶん後ろ向きな評価の仕方だと思われるかもしれないが、この映画の場合は文章の最初から繰り返し述べているように事情が特別だ。

 とにかく周囲にそれぞれ一家言ある小姑がウジャウジャいすぎるから、その不満をまず封じるところから始めないといけないんだね。

 CGと映像の融合はまずはうまくいった方だと言っていいだろう。

 地上の建造物主体に使用されたCGは、硬質でメカニカルな表現にマッチしている。
一部露骨にCG的質感が露わになったりチャチに見える点は見受けられるが、この作品をつくるにあたっては及第点と言っていい。


219 :名無しさん名無しさん:2007/01/12(金) 01:45:40
 次に未来像の表現だが、これもまずまずうまくいったとは言えまいか。

「ブレードランナー」的表現、「AKIRA」等に代表されるいわゆるジャパニメーション的表現、
そして(手塚自身は原作を書く時点では未見だったと言っている)フリッツ・ラングの「メトロポリス」的表現…それは戦前から戦後まもなくにあったいわゆる「流線形的」西欧ふうのモダンな未来像表現だが…の見事な折衷で成り立っている。

 だが、これは時代がぐるりと回って、どこかレトロがモダン、モダンがクラシックとなった現代だからこそ通用する表現だとも言える。
 時代もこの作品に味方したのではないか。

 最大に懸念された手塚キャラの現代的表現も、ここでは奇跡的に成功している。
今の観客の目にはどう映るか僕には自信がないが、あの丸っちいキャラをよくもここまで今の表現に溶け込ませたものだと思う。

 このへんは中国のアニメーション・スタジオの協力も仰いでの人海戦術で制作された、フル・アニメーションならではのふんわりした動きが活かされているのではないか。

 そして全編にディキシーランド・ジャズを多用したあたり、このどこか未来でどこかレトロな世界の接着剤として持ってきたのだろうが、きわめて巧妙な作戦だったと言えよう。

 僕個人としては、ちょっとレイ・チャールズまで持ってきたのは「…?」と思わないでもない。ちょいと気取りすぎで寒くなりそうと言うか…(笑)
 だが、それでもうまくいった方だと評価していい。


220 :名無しさん名無しさん:2007/01/12(金) 01:47:35
 この作品、「今」のアニメーションの世界を知り、自身も手塚ファンであると公言しているりんたろう監督・大友克洋脚本という二人のクリエイターの手によって映像化されたことが、何より幸運だったと言うべきだろう。

 いくらアニメ音痴の僕でも、この二人の名前くらいは知っている。
二人とも、ここに至るまでのキャリアや今のポジションが、この作品をつくるに最適だったとは言えまいか?
この作品をつくるには、ただ優秀な作家であるというだけでは難しいだろう。
 そもそもある意味で相反するさまざまな要素を同居させて作品化すること自体、本来は不可能に近いことなのだから。

 さぁ、これで何とかギリギリ、オールド手塚ファンと今のアニメおよび映画ファンを何とかかんとかシラケさせないだけの条件は最低限揃った。
 肝心の内容の話といこうか。


221 :名無しさん名無しさん:2007/01/12(金) 01:50:59
 原作の活かし方、ないしは原作からの離れ具合は、実に難しいツボを狙いながらも辛くも逃げ切っている。
大規模なモブ・シーンが手塚作品の真髄だと見抜いたのは慧眼だったと言えよう。

 描いていくのはおよそ大変な作業だったろうが、それをやったおかげでメトロポリス市の巨大感が出た。
これはいくら大がかりなCGを使っても出せない、アナログなボリューム感なのだ。

 原作の改変も主要部分に関しては納得出来る。最大の変更点は2点。
キーパーソンとなる人造人間の設定と、原作にはない悪役ロックの創造だ。


222 :名無しさん名無しさん:2007/01/12(金) 01:59:07
 まず重要人物の人造人間について。

 原作ではミッチィという名のこのキャラクターは人工生命体で出来ており、太陽黒点の異常によって著しい成長を遂げる。
 対して映画ではいささか古ぼけたネーミングであるミッチィからティマと変更。

全身機械のロボットとして登場する。
ミッチィはかなり年齢的に幼さを感じさせるキャラクターだが、ティマはもうちょっと年齢を高く設定してあり、正直言ってアニメ・ファンの喜びそうなヒロイン・キャラに生まれ変わっていると言えば意地が悪い言い方だろうか。

 そしてこのキャラの最大の変更点は、ミッチィが男の子にも女の子にもなる両性具現的存在として設定されているのにも関わらず、ティマはハッキリと「女」として固定されているところ。

 手塚マンガにとってこの「両性具現」的キャラというのはかなり重要な部分なので、この改編にとまどうオールドファンもいるかもしれない。

 だがそれでなくとも複雑な物語にこれ以上複雑な要素を持ち込むことは避けたかったのだろうし、今回そのキャラクター設定が物語に何か貢献するとも思えない。
 ストーリー的にもティマとケンイチとのラブストーリー的要素を真ん中に置きたいと考えるのが自然だし、そのためにもティマは「年ごろの女の子」でなければ具合が悪かったのだろう。


223 :名無しさん名無しさん:2007/01/12(金) 02:01:29
 ロックというキャラクターの起用はハッキリ言って大成功だった。
この屈折した「エデンの東」みたいな存在が、実は作品全体で一番ボリュームが出ている。

原作にないキャラが一番光ってるというのも皮肉だが、単なる善玉・悪玉よりも陰影があって奥行きの深いキャラのほうが立ってくるのはどうしても避けられないだろう。

 実際にはロックのキャラは「メトロポリス」原作の発表後に誕生しており、サングラスをかけて悪役化するのはさらにずっと下って「バンパイヤ」以降なのだが、ここはむしろ手塚作品をいい意味で再構成しようという柔軟な発想を買うべきだろう。


224 :名無しさん名無しさん:2007/01/12(金) 02:03:07
 対照的に陰が薄いのは主役級のケンイチで、これは昔の少年マンガふうの「気は優しくて力持ち」的役割から一歩も踏み出していないからだろう。

 元々の手塚マンガにおけるケンイチ・キャラも、初期にはずっと主役を張っていたが、「アトム」以降はすっかり地味な脇の存在になってしまった。

 そういうキャラの限界が最初から存在している以上、これは仕方ないところかもしれない。


225 :名無しさん名無しさん:2007/01/12(金) 02:05:21
 この作品全体を通じて、設定やストーリー上でのディティールでも、手塚ファンへの目配せに抜かりはない。

 ヒゲオヤジがロボット刑事にペロという自分の愛犬の名を付けるくだりで、「鉄腕アトム」ファンならニヤリとするだろうし
(ヒゲオヤジの愛犬ペロがさらわれて戦闘用ロボットに改造されるエピソードあり)、ロックがレッド公に育てられたという設定も「来るべき世界」からのイタダキだ。

 こういう手塚ファンを満足させるべく仕掛けをいくつも施しながらも、あくまで当時の少年マンガだった「メトロポリス」を現代の大人や目の肥えた若い人たちに見せるために、設定やストーリー上で新たな工夫を行わねばならないのは当然のことだろう。

 全体的にファシストやら政治家たちの権謀術数とかメトロポリス市という大都会のディティールを、原作以上に細かくリアルに表現していく必要があったことは分かる。
 だが結果的にそれはストーリーの複雑化という事態を招いた。

 もちろん元々手塚マンガそのものが複雑で壮大なグランドロマンになっているのだが、実はそれをそのまま映画に移すこと自体困難だ。

 そこに今回はリアリティ補強の意味で、様々な設定や約束事をこれでもかこれでもかと観客に納得させていかねばならなかった。


226 :名無しさん名無しさん:2007/01/12(金) 02:09:11
 そんな設定や約束事が単なる説明に終わらずにメトロポリス市の見応えある描写となって、イヤミではなくむしろ重要な見せ場となったのはお見事。

 だがやっぱりそちらにバランスが傾いた結果、登場人物への掘り下げが足りなくなってしまった。

 上に僕が書いたこの作品の粗筋が無味乾燥な面白みに乏しいものになったのも、たぶんそのへんが原因じゃないか。
 人物の心情や動きがどうしても平板になって、感情移入出来る人間がいなくなってしまってるんだよね。
 あるいは手塚キャラ本来の持ち味に頼りすぎたところがあったのかもしれない。

 だから見終わった後、不思議にストーリーを思い出しづらい。好きな登場人物を見つけにくい。

 見ている間は絵の美しさやスケールやら、あれよあれよの展開に圧倒されるのだけれど、見終わった後の印象は意外に薄いというのが正直な感想だ。
 巨大な作品世界を観客に納得させたあたりで、余力がなくなっちゃった感じがあるんだね。

 それでも手塚マンガの映像化に真正面から取り組んで、ある程度まで見応えある作品に仕上げたことは意義がある。

 この作品を制作するにあたって考え出されたイメージや演出、設定やストーリーは、どれもこれも明快な世界観=この作品のコンセプトに従ってつくられている。
そして、それには上記したようにそれなりの理由と必然性、キチンとした裏付けがすべてある。

 考えてみれば、これほどコンセプトが徹底的に考え抜かれ、それに向かって一矢乱れずにつくられた作品なんて、アニメ・実写を問わずそんなに日本にはなかったんじゃないか?

 それだけでもこの作品がつくり出された意義はある。


227 :名無しさん名無しさん:2007/01/12(金) 02:12:04
 もっともそのコンセプトって、つくり手の創作意欲やモチベーションの根源からあったものではなくて、つくる過程でアリバイのように後づけでつくらなければならなかったものだから、こう言っては何だけど限界もあるんだよね。

 創作の中で自然に立ち上がってくるような力強さには欠ける。
所詮、人間が頭の中ですべて考えられることなんて知れているんだよ。
 この映画のコンセプトづくりはすごいんだけど、厳しい言い方をしてしまえば所詮はそれどまりとも言える。
だから、このへんのところをどう見るかで評価は分かれるだろうね。
 でも、僕はあくまでこの試行錯誤ぶり健闘ぶりを買いたいな。

 ともかく多くの人々が一人よがりでもてめえの趣味や自己満足でもなく、徹底的に知恵を絞った結果出来上がった作品なのだ。
 むろんケチなんてつけようと思えばつける余地はいくらでもある。

 だが、作品から伺える明確な目的意識と知恵の絞り具合だけは、どこの誰にも否定出来ないだろう。
それら知恵のひとつひとつは、確実に画面に分厚さとして残っている。まぁ、それが頭で考えた範囲止まりってとこがツラいとこなんだけどね。

 そんな訳で僕はこの映画の内容とは逆に、ちょっと未来を楽観したよ。
未来社会がどうなるかは分からないが、アニメ・実写に関わらず、少なくとも日本の映画の未来は楽観していい。


 頭を使って映画をつくる人間が、まだこの国にいる限り。

 


228 :名無しさん名無しさん:2007/01/12(金) 02:13:48
(*1)

相手がかなりの年下であろうと何だろうと、実は手塚の同業者へのライバル意識や嫉妬心には相当なものがあったらしい。

僕がものの本で知っている限りでも、後輩・石森章太郎が手塚の会社である虫プロの雑誌「COM」に連載していた「ジュン」という革新的な作品を、手塚ははなぜか公然と名指しで攻撃
(ところが後に手塚本人が自宅までわざわざ詫びに行く情けなさ)

そのほかにも、本作「メトロポリス」脚本の大友克洋とパーティーで出会った手塚が「AKIRA」を絶賛したはいいが、その後に大友に面と向かって「あの絵は僕にも描ける」と宣言したとか、
藤子不二雄全集が刊行された時、悔しさで部屋に閉じ篭ったとか
…常軌を逸したライバル意識や嫉妬心を示す逸話は枚挙にいとまがない。

この激しさこそが、あの圧倒的な質と量の創作活動の源になっていたのか。


229 :名無しさん名無しさん:2007/01/12(金) 02:15:07
(*2)

「フィルムは生きている」
地方出の努力家・宮本武蔵と天才肌の金持ちのボンボン・佐々木小次郎の、二人のアニメーター志望の若者の友情と対立をタテ糸に、アニメーションづくりの秘密とその魅力、それに伴う苦労を描いた、手塚のアニメへの思い入れが描かせたような異色の力作。

途中で出てくるベートーベンの生涯のエピソードなど、この人ならではの絶妙の話術が冴える。

映画ファンなら必読!





230 :名無しさん名無しさん:2007/01/12(金) 21:40:01
>>205-206
ウホッ!

231 :名無しさん名無しさん:2007/01/13(土) 23:59:05
そういえば、手塚と黒澤って合作映画を作る計画をしていたんだよな。
手塚がしんでその計画はオジャンになったそうだが

232 :名無しさん名無しさん:2007/01/14(日) 11:09:45
手塚の死んだ頃の黒澤じゃ大した作品にならなかっただろうな。

233 :名無しさん名無しさん:2007/01/14(日) 12:38:03
黒澤晩年の手塚もな
手塚は映画に対する見識がショボいから

234 :名無しさん名無しさん:2007/01/14(日) 21:19:41
なんじゃこの長文スレは!

235 :名無しさん名無しさん:2007/01/15(月) 03:04:42
このスレタイのどこが長文?

236 :名無しさん名無しさん:2007/01/15(月) 03:21:52
ストーリーを作って骨を作る脚本を手塚
人とかストーリーそのものを構成して撮り肉を付ける監督を黒澤
がやる計画予定だったんじゃないかい?



でも邦画一の千と千尋は越えられそうになかっただろうが。

237 :名無しさん名無しさん:2007/01/19(金) 02:25:36
手塚って作家とは温厚なのに、漫画家やアニメ家とはそうでもないよな。

238 :名無しさん名無しさん:2007/01/19(金) 05:05:03
藤子とか能力のある信者に対しては温厚みたいだが・・・・

239 :名無しさん名無しさん:2007/01/19(金) 19:36:52
自分を慕ってる人間には温厚だが、ライバルになりそうな奴には
容赦しない支配欲が強いタイプなんだろ。

240 :名無しさん名無しさん:2007/01/20(土) 00:11:23
横山と石ノ森とさいとうも慕っていた中の一人だぞ?

241 :名無しさん名無しさん:2007/01/20(土) 06:33:37
俺がTVや雑誌等からの逸話で受けた印象は、
石ノ森は手塚を大変尊敬して慕ってはいたが同時に生意気な後輩だった感じ。
トキワ荘でも寺田ヒロオに次ぐリーダー格だったし。
手塚のアシスタントを頼まれて背景を描くだけでいいのに全部描いちゃったり、
『ジュン』なんかでの手塚とのエピソードなんかまさにね。
石ノ森は冗談交じりに手塚には昔は良くいじめられた〜とか言った事があるようだ。
手塚にとって石ノ森は後輩の中でも結構煙たい存在だった?w

242 :名無しさん名無しさん:2007/01/20(土) 23:54:58
石森の結婚式で大事な役を引き受けたけど
その手塚がトンズラして結婚式が大変な目に合ったってことは聞いたことがある。

243 :名無しさん名無しさん:2007/01/23(火) 01:47:02
手塚治虫◎→←◎藤子不二雄
手塚治虫○→←○石ノ森章太郎
手塚治虫△→←○さいとうたかを
手塚治虫○→←◎赤塚不二雄
手塚治虫△→←?横山光輝
手塚治虫×→←×水木しげる
手塚治虫○→←◎大友克洋
手塚治虫△→←×福井英一
手塚治虫◎→←◎馬場のぼる

【漫画家以外】
手塚治虫?→←△宮崎駿
手塚治虫?→←○富野由悠季
手塚治虫◎→←◎黒澤明
手塚治虫◎→←◎江戸川乱歩
手塚治虫×→←×三島由紀夫

244 :名無しさん名無しさん:2007/01/23(火) 05:00:58
幻対談 手塚vs宮崎

手塚「君の天空の城ラピュタね、あれいいですね、でも僕にもああ云うのは作れるんだよ?後10分削ればもっと良くなる」
宮崎「いやっwwwwwwwwwwwwwwwwハハハッッおkwwwwww  そうですか・・・」  (目上の人との対談でよくする馬鹿笑い、黒澤明、三輪明弘との対談でもやってた)

手塚「・・・・・・・・」

245 :名無しさん名無しさん:2007/01/23(火) 10:26:11
手塚はこういうところは鈍感だから気づけていないと思うがな。

246 :名無しさん名無しさん:2007/01/23(火) 18:08:42
でも手塚治虫が下の世代に与えた影響は凄いな……
漫画家以外でも、小松左京に漫画家の道を諦めさしたし。

247 :名無しさん名無しさん:2007/01/24(水) 02:00:41
>>244-245
これは、どういうこと?

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