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もしも3馬鹿常夏トリオが種死に出てたら・・・・02

622 :通常の名無しさんの3倍:2005/12/05(月) 21:38:30 ID:???
「アンドラス、そこ破れているぞ。」
「ああ・・・いいだろ。別に。」
「良くはないだろう。」
そういって、ナタルは立ち上がり一度屋上からでていき、しばらくして戻ってきた時は手にソーイングセットを持っていた。

「かしてみろ。あまり上手くはないが、それぐらいなら私でも直せる。」
シャニは少し躊躇したが、ジャケットをぬいでナタルに渡し、ナタルは繕い始めた。あまり上手くないと本人は言ったが
鮮やかな手つきである。

「・・・うまいじゃん。」
「士官学校にいた人間は、誰でもこれくらいできる。自分のことは自分でするのが軍人だからな。」
「へえ・・・」
なぜだろうか?針仕事をしているナタルを見ているとなんとなく暖かい気持ちになるのは。それがシャニは不思議だった。
とっくの昔に忘れた・・・これは・・・かあさ・・・。

「出来たぞ!」
その言葉にシャニは我に返った。

「・・・ありがと。」
「礼を言われるほどではない。このくらい。」

そう言って、ナタルはまた横になり目を閉じる。シャニも横になり、いつものようにイヤホンを取り出して
音楽を聴こうとして――やめる。いつもの音楽を聞き始めたら、今の気持ちが壊れてしまうような気がしたから。
なんとなく、暖かくて何かに包まれているような、そんな気持ちが。
イヤホンとMDをナタルが直してくれた方のポケットにしまいこみ、シャニも目を閉じた。

天気は晴れ、涼しい風は心地よく頬をなでていく、そんな午後の出来事であった。

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