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もしも、CCAアムロが種・種死の世界にいたら6

1 :通常の名無しさんの3倍:2006/12/25(月) 23:45:38 ID:???
職人のみなさんさんガンガレ〜!住人のみなさんマターリいきましょう〜!

次スレは950を踏んだ方が立てて下さい。
なお、職人様のSS投下に伴う各作品の「考察・議論」は専用スレ、又は該当スレでお願いします。
スレは、基本的にsage進行です。

【前スレ】  http://anime.2ch.net/test/read.cgi/shar/1163351883/l50

【4スレ目】 http://anime.2ch.net/test/read.cgi/shar/1161271669/l50
【3スレ目】 http://anime.2ch.net/test/read.cgi/shar/1159786899/l50
【2スレ目】 http://anime.2ch.net/test/read.cgi/shar/1158855861/l50
【1スレ目】 http://anime.2ch.net/test/read.cgi/shar/1156402911/l50

【考察】CCAアムロin種・種死【雑談】part2
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/shar/1162295743/l50

【まとめ】http://log.finalbunny.com/
【Wiki(ウィキ)】http://wiki.livedoor.jp/arte5/d/FrontPage

2 :通常の名無しさんの3倍:2006/12/25(月) 23:50:53 ID:QB3MQObv
>>2なら大学合格ケテーイ\(^o^)/

3 :通常の名無しさんの3倍:2006/12/25(月) 23:52:37 ID:???
>>1乙!

4 :通常の名無しさんの3倍:2006/12/25(月) 23:56:05 ID:???
>>1
乙っす
埋まる前に立ってよかった

5 :通常の名無しさんの3倍:2006/12/26(火) 00:06:45 ID:???
>>1
 ( ゚Д゚)っ  乙ならあるぜ
  ( つ 2/

  ( 。_。)っ
  ( つ 2/

  (゚д゚ )っ
  ( つ 2/

  ( ゚д゚)っ
  ( つ 2/

  ( ゚д゚ )っ
  ( つ 2/


6 :通常の名無しさんの3倍:2006/12/26(火) 01:24:05 ID:???
乙乙

7 :通常の名無しさんの3倍:2006/12/26(火) 01:33:19 ID:???
俺は>>1乙においても頂点に立つ男だ

8 :通常の名無しさんの3倍:2006/12/26(火) 02:08:52 ID:???
>>7
ぼっちゃま……彷徨ってないで姉の所へ逝ってくれ。

9 :98 ◆TSElPlu4zM :2006/12/26(火) 05:21:46 ID:???
>>1
乙です

えーっと、皆様、遅れに遅れています・・・orz
遅くとも29日までには確実に投下しますので
今しばらくお待ちくださいまし('A`) ゴメンネー

10 :通常の名無しさんの3倍:2006/12/26(火) 06:24:46 ID:???
マッタリやろうぜ!

11 :通常の名無しさんの3倍:2006/12/26(火) 07:59:06 ID:???
>>9
あいよ!

12 :通常の名無しさんの3倍:2006/12/26(火) 08:44:39 ID:1pU/rlk8
あばばばばばば      うほほほほ
   おチンチンびろーん ∩___∩
   ∩___∩      | ノ  ○─○ヽ_∩__∩ あばばっあびゃばびゃばば
   | ノ      ヽ/⌒)  /  /3   3 |      ヽ
  /⌒) (゚)   (゚) | .|   |    ( _●_) |o⌒  ⌒o|
 / /   ( _●_)  ミ/∩―−、   |∪| /⌒(_●_)⌒ ミ
.(  ヽ  |∪|  / / (゚) 、_ `ヽ ヽノ |   |∪|  /
 \    ヽノ /  /  ( ●  (゚) |つ  ∩.  ヽノ∩
  /      /  | /(入__ノ   ミ   | ノ⌒  ⌒ヽ
 |   _つ  /    、 (_/    ノ  /  (。)(゚)|
 |  /UJ\ \   \___ ノ゙ ─ー|  (⌒_●⌒)ミ
 | /     )  )    \       _彡、/ |U  UU_/
 ∪     (  \     \     \   | |     ||
        \_) あびゃばばばだーん . .| |nn _nn||  ぐへへへへへへ
                          \___)




13 :通常の名無しさんの3倍:2006/12/26(火) 14:02:24 ID:???
>>9
楽しみにして待ってます!

14 :通常の名無しさんの3倍:2006/12/26(火) 17:30:36 ID:???
>>9
了解!楽しみにしてます。

15 :通常の名無しさんの3倍:2006/12/26(火) 20:21:00 ID:???
>>9
wktk


16 :通常の名無しさんの3倍:2006/12/26(火) 21:26:02 ID:???
>>5
こっちみんな

17 :通常の名無しさんの3倍:2006/12/27(水) 17:19:44 ID:???
>>9
多分年内最後の投下、楽しみにしてます!

18 :373 ◆lnWmmDoCR. :2006/12/27(水) 18:17:13 ID:???
ボーナスでPC買いますた。年内に投下致します。

19 :通常の名無しさんの3倍:2006/12/27(水) 18:20:23 ID:???
ミュ?

20 :通常の名無しさんの3倍:2006/12/27(水) 19:10:40 ID:???
復活ktkr

21 :通常の名無しさんの3倍:2006/12/27(水) 19:25:29 ID:???
>>18
待ってましたー!こんなに嬉しいことはない!

22 :通常の名無しさんの3倍:2006/12/27(水) 19:41:25 ID:???
…………年内って後4日だぞ
まぁ無理はするなよ

23 :通常の名無しさんの3倍:2006/12/27(水) 19:50:55 ID:???
>>19
ミュ!?

24 :通常の名無しさんの3倍:2006/12/27(水) 19:52:31 ID:wVo9ooCL
とうとう373さん復活しますか!!又前みたいにスレが活気ずけば良いですね。
投稿楽しみに待ってます!!

25 :通常の名無しさんの3倍:2006/12/27(水) 20:11:36 ID:???
>>18
復活オメっす!でも無理はすんなよ!

26 :通常の名無しさんの3倍:2006/12/27(水) 22:23:32 ID:???
631さんはまだかねぇ

27 :通常の名無しさんの3倍:2006/12/28(木) 09:28:21 ID:???
職人が長々と言い訳レスつけるようなのは荒れる元になるからイラネ。

28 :通常の名無しさんの3倍:2006/12/28(木) 12:46:39 ID:???
ここにも粘着荒氏がいたか┐('〜`;)┌

29 :通常の名無しさんの3倍:2006/12/28(木) 18:51:56 ID:???
>>27
お前みたいな発言が荒れる元だと思うんだがな…

まぁいいや、年内に続きが2つも投下してもらえるというので楽しみだ

30 :98 ◆TSElPlu4zM :2006/12/29(金) 09:44:12 ID:???

 プラント本国を出撃したヴェサリウスを中心とする艦隊は、一路、月の地球連合軍プトレマイオス基地へと向かっていた。
 静かな船旅だが、地球軍のシルバーウインドへの不当な攻撃と、その事件で犠牲になったアイドル、ラクス・クラインの報復と相まって、士気は高かった。
 ヴェサリウスのブリッジでは、この作戦の指揮官を任されているクルーゼが、今回の攻撃目標である、月のプトレマイオス基地から衛星軌道上に向かって、敵の艦隊が出撃した事の報告を受けていた。
 椅子に座り、報告を受けたクルーゼは、その仮面の下に笑みを湛えていた。

「敵艦隊が巣を出てくれたか」
「ええ。これで襲撃しやすくなります」
「と言っても、地球軍の宇宙での拠点なのだ。守備隊も残っていよう。強固な事には変わらんがな」

 ヴェサリウス艦長のアデスの言葉に、皮肉を言うかのようにクルーゼは水を差した。
 アデスは少し表情を強張らせながらも、慎重に口を開く。

「しかし、もしも本当に落とす事が出来れば、後の戦いが楽になります」
「落とせなくとも、ダメージを与えれば楽にはなるさ」

 クルーゼは、アデスの言葉から、彼が心の一部で作戦に懐疑的に思っていた事を見抜きながらも、更々、腹を立てる気にはならなかった。
 クルーゼ自身が、この作戦を自ら立案しなければ、アデスと同じ考えをしていたかもしれない。
 しかし、計画通り事が進んでいる事に、成功への予感を感じ取ったのか、続けるように言葉を繋ぐ。
 
「艦隊基地としての機能を徹底的に叩けば、当分の間は使い物にならなくなる。分からないか、アデス?」
「……敵艦が修理、補給が受けられなくなると?」
「それは、副産物でしかない」
「と、言うと?」

 アデスは、クルーゼの狙いが解らず、尋ねるように聞き返すと、クルーゼの笑みが消え、真剣な表情へと変わる。
 クルーゼは、立ち上がりモニターに映る宙域図を見据えると、低い声で言う。

「地球衛星軌道上から月までの制空権だ」
「……なるほど!我々が、自由に動き回る事が出来ると言う事ですか」
「そうだ。月へのパイプラインは我々が押さえたも同前になる。月に工場はあっても、いつまでも補給無しでは、いずれは限界が来る」


31 :98 ◆TSElPlu4zM :2006/12/29(金) 09:44:54 ID:???

 喜々とした表情のアデスに、クルーゼは頷きながら答えると、思う処があったのか、アデスは感じた疑問をぶつけてみた。

「しかし、長期戦では我々が不利ですが?」
「長期戦にならぬようにするのが、我々の役目だろう。今回は、港と修理用ドック、迎撃兵器を攻撃目標にし、徹底的に破壊する」

 クルーゼは、モニターから視線を外すと、顔をアデスの方に向け細かい攻撃目標を伝えた。
 アデスもクルーゼに視線を合わせると、進言も兼ねて自分の考えを伝える。

「それならば、修理資材が集まる工場区画も破壊しておいた方が良いのでは?」
「早々、工場区画まで入り込めると思うか?」
「……いや、しかし……」

 クルーゼは表情を変えぬまま答える。
 基地の中でも、工場区は深い位置にあると思われ、そこを強襲するのは現実的に難しい考えだった。
 アデスも、クルーゼの言う事は解ってはいるが、長期戦を望めぬザフト軍には不利になる要素を少しでも減らそうと思い進言をしたのだが、クルーゼは違う考えを口にする。

「その後は、数週間に一度、どこかの隊に襲わさせれば、修理など滞るだろう」
「……な、なるほど」
「その間に、我々は地球に向けて降下部隊を降ろせばいい。……まあ、ここまでが、一先ずのシナリオだ」

 クルーゼは、言い終えると不敵に微笑むと、アデスはクルーゼを静かに見据えた。
 クルーゼとアデスの関係は決して短くはないが、アデスには上官であるクルーゼが何を考えているか理解が出来ない事が多々あった。
 アデス自身、クルーゼの事を信頼はしているが、表情は仮面に隠れ、見えない事も含め、謎が多すぎた。
 その、謎多き上官であるクルーゼが椅子に腰を落とすと、再び口を開く。

「だが、私としては、予測される以上の戦果を上げたいと思っている」
「……壊滅ですか?」
「そうだ。うまくいけば、我々は英雄として称えられる事になるな」

 クルーゼは、英雄などに興味も無いが、自らを茶化すように微笑んだ。
 
「しかし、どうやって……?」

 アデスは思考を廻らすが、守りも固いであろう敵の重要拠点であるプトレマイオス基地を壊滅に追い込めるのか、想像もつかなかった。


32 :98 ◆TSElPlu4zM :2006/12/29(金) 09:45:06 ID:???

 困惑するアデスを尻目に、クルーゼは口を歪ませるように静かな笑みを湛えた。

「港と修理用ドックには、破壊兵器に変わる物があるだろう。解らないか?」
「破壊兵器に変わる物……?」
「その為には、港口を塞ぐ必要がある。一隻でも多く、敵艦を基地内に封じ込めなければならない」

 淡々と話すクルーゼの言葉に、アデスは呆気に取られるが、すぐに頭を働かせた。
 ――戦艦を封じ込めならなけえばならない理由……。破壊兵器に変わる物……。
 確かに無い訳ではない。ただ、基地を壊滅させる程の物となると、かなり限定される。アデスは、脳内を働かせると考えを導き出す。
 ――まさか、戦艦に搭載している核融合エンジンを基地内部で爆発させ、誘爆を誘発させようと言うのか……。
 敵基地を破壊できる物は、これ以外ありえない。それを実際に作戦としてやった人間は、恐らくいないだろう。ましてや、敵軍の戦艦を爆弾代わりに使おうと言うのだ。
 改めてクルーゼを見つめると、その考えに恐怖を感じた。確認するように、躊躇いがちに口を開く。
 
「……まさか」
「恐らく想像通りだ。その為のブリッツ投入なのだからな」

 クルーゼは笑みを讃える。その姿に、アデスは自分がコーディネイターである事と、クルーゼが味方である事に感謝した。
 しかし、未だ机上の空論で事がうまく運ぶとは限らない。成功した処で、他の地球軍基地が動き出す可能性も高い。
 アデスはその事が気に掛かり、クルーゼに問いかけてみた。

「そうなれば、他の地球軍基地が黙っているとは思えませんが……」
「地球軍組織が一枚岩ではないのが救いだな。奴らが危険を冒してまで出て来るとは思えんし、出てきた処で間に合わんよ。いずれは相手にしなければならないが、まだ先の話しだ」

 クルーゼは頷きながらも、淡々と答える。
 アデスは、クルーゼの考えに被っていた帽子を取ると額の脂汗を擦った。

「……これは、思ってた以上に意義深い戦いになりそうですな」
「ああ。クライン議長閣下とアスランには悪いが、我々は、この機会を与えてくれたラクス嬢に感謝せねばな」

 クルーゼは、アデスの言葉に頷くと、眼前に広がった暗い宇宙空間を見つめた。


33 :98 ◆TSElPlu4zM :2006/12/29(金) 09:45:57 ID:???

 アークエンジェルの格納庫から居住区に続く通路は静かな物で、訓練を終えたキラとアムロが肩を並べ歩いているだけだった。
 いつもならキラとアムロの他にもムウも居るのだが、今回は休息の為に途中で訓練を切り上げていた。
 アムロは手でモビルスースの動きを表しながら、キラに向かって言う。

「あのような状態での戦闘では、直線的に動くんじゃ駄目だ」
「回り込むように回避しながら攻撃ですね」
「そうだ。キラ、よく寝ておけ」

 キラは、アムロと同じように右手で自機を、左手で敵機に見立てて位置関係を確認すると、右手を左手の回りを移動させながら頷いた。
 アムロは出来の良い弟子の言葉に頷くと、満足したのか背を向け、自室に向かう。

「はい!ありがとうございました!」

 キラは、アムロの後ろ姿に頭を下げると、訓練で高ぶった気持ちを落ち着ける為に展望デッキへと足を向けた。
 展望デッキは暗く、灯り等は点っていない。重力制御されていないのか、体が宙に浮いた。
 キラは慣性に任せ、窓際へと流れると、視線を窓の外へと向けた。外は暗く、そして星が輝く宇宙空間が広がっている。
 
「ふぅ……流石に疲れた……。僕にアムロさんみたいな戦い方が出来るのかな……」

 キラの口から溜息と共に言葉が零れ落ちた。
 いつもは訓練自体はシュミュレーターが軸だが、今日は実機を使った訓練を行い、アムロのνガンダムの動きに着いて行く事が出来ずに四苦八苦するしかなかった。
 改めて、師事したアムロの実力が遥か雲の上にある物だと実感してしまった。
 ――いつになったら追い付く事が出来るのかな……。
 そんな事を思っていると、後ろから声が掛けられた。

「あら、キラ様。訓練が終わりましたの?ご苦労様です」

 キラは振り向くと、ラクスが入り口から体を浮かせながら流れて来た。
 ラクスは、キラの前まで来ると、足を少し前へと振って慣性の動きを止めるようとする。
 キラは手を差し伸べると、ラクスは微笑みながら、その手を取り動きを止めた。

「ありがとうございます」
「――あ、うん。ラクスさんも終わったの?」
「はい」

 ラクスは厨房での手伝いを終えた後らしく、始めて出会った時のように髪を結ってなかった。
 アークエンジェルでの生活に満足しているのか、表情は生き生きとして美しい物だった。


34 :98 ◆TSElPlu4zM :2006/12/29(金) 09:46:30 ID:???

 キラは、ラクスに見とれながらも労いの言葉を掛ける。

「……お疲れ様、ラクスさん」
「キラ様もお疲れ様です……フフフ」
「……ハハハ」

 キラは、ラクスの微笑みに心が暖かくなる感じがして、釣られるように笑みが零れた。

 二人は笑い終えると、視線は自然と窓の外へと向いた。
 人類の歴史が始まる前から輝く、幾多の輝きが見える。この宇宙空間に二人だけしか存在していないような気にも思えた。
 
「……星が綺麗ですね」
「うん」
「……」

 ラクスの言葉にキラは頷くと、静かに暗闇に輝く星を見つめ続けた。
 暖かな沈黙が支配する中、キラは、ラクスの境遇を思い出し、聞いてみた。

「……ねえ、家、帰りたい?」
「……はい。でも、この船の皆さんは、とても良い方々ばかりで……」

 星を見つめ続けるラクスの横顔が、少し寂しそうな感じに見えた。
 ラクスは民間人とは言え、プラント最高評議会議長の娘で、地球軍基地に着けば囚われの身になるかもしれない。
 キラは、何でこんな事を聞いてしまったのかと、深く後悔をした。

「……ごめん」
「キラ様の所為ではありませんから、お気になさらないでください」

 謝罪の言葉に、ラクスは視線をキラへと向け、優しく語りかけた。
 キラは、それでも居た堪れないのか、言葉を濁す。

「……でも」
「この船の方々の所為でもありませんから。私は助けて頂いて、大変感謝しています。それに、皆さんに良くして頂いて、楽しいです」

 ラクスは顔をゆっくりと横に振ると、優しくキラに微笑む。
 キラは、ラクスの優しさに心から感謝をした。


35 :98 ◆TSElPlu4zM :2006/12/29(金) 09:47:05 ID:???

「……ありがとう」
「いいえ。私の事で、キラ様が辛そうなお顔をしているのは、私も辛いですから」
「――あ、あり……がと……」

 キラは、ラクスの優しさが自分に向けられた事に嬉しく感じたが、こそばゆく感じ、顔を赤らめた。
 ラクスは、そんなキラを見て不思議そうに首を傾げる。

「キラ様?」
「――あ、あの……」

 キラは赤面した顔で、あたふたと取り繕うと口を開くが、何を言ったら言い物かと、言葉が続かずに微妙な沈黙が支配する。
 そんなキラの表情を伺いながらも、ラクスは優しげに返事をする。 

「……はい?なんでしょうか?」
「……えっと、あ、あの……キラ様って、恥ずかしいから……」
「お嫌ですか?」

 キラは言葉に詰まりながらも恥ずかしそうに伝えると、ラクスは少し寂しそうな顔を見せる。
 キラ自身、『キラ様』と呼ばれ、嫌な訳では無く、逆に騎士になったようで誇らしい位の気持ちなのだが、照れが先に来てしまう。
 ラクスの少し寂しそうな表情を見たキラは、更に困ったのか、取り繕うとする。

「そ、そうじゃなくて、あの、恥ずかしいって言うか、こうやって知り合えたんだし……みんなが呼ぶみたいにキ、キラで……いいですよ」
「まぁ!……それでは、私の事はラクスとお呼びください」
「――え!?……う、うん」

 ラクスは胸の所で両手を組むと、嬉しそうな表情を見せた。
 キラは、ラクスの言葉とその微笑ましい表情に、首をカクカクと縦に振ると、ラクスの名前を口にする。

「――ラ、ラクスさん」

 ラクスは、キラの呼んだ自分の名前に、不満そうに頬を少し膨らます。

「キラ、それでは前と変わりませんわ。ラクスさんではなく、ラ・ク・ス、ですわ」
「う、うん!……ラ、ラクス」
「はい!」

 キラが慌てながらも、恥ずかしそうにラクスの名を口にすると、ラクスは嬉しそうに微笑みながら返事をした。
 キラは嬉しそうに微笑むラクスを見て、恥ずかしさを誤魔化す為か、片手で頭を掻いた。


36 :98 ◆TSElPlu4zM :2006/12/29(金) 09:47:17 ID:???

 微笑むラクスは、とても可愛く、同時に何とかして助けたいとキラは思った。
 
「あ、あの、ラクス……も、もしもだけど……プラントに戻れなかったら、僕や……みんなと一緒に――」

 キラは、ラクスを助けたい一心で、必死に言葉を口にしたが、ラクスの微笑が少しだけ崩れるのを見逃さなかった。
 宇宙で敵に襲われ、助かったと思えば、敵艦の中なのだから、普通なら希望など有りはしない。
 キラは、また、やってしまったと大きく後悔をして、謝罪の言葉を吐き出した。

「――ご、ごめん!」
「……ありがとうございます。……私の事をお気に掛けて頂いて、うれしいですわ……」

 ラクスは微笑を保ちながらも、少しだけ瞳を潤ませる。
 少女なりに抑えていた感情が少しづつ零れ始めたのか、俯くと肩を震わせた。
 キラは、ラクスの言葉とは裏腹に、心の中は罪悪感で一杯になり、先程よりも更に深い後悔をする。
 
「……こんな話ししちゃって……本当にごめん……」
「……キラ……」

 俯くラクスの肩にそっと手を伸ばすと、ラクスの体はキラの腕の中に流れ込み、抱きしめるよう形になった。
 キラは戸惑いつつも、ラクスの事を離す事はしなかった。
 ラクスは顔を伏したまま、キラの胸に額を預けた。
 
「……ごめんなさい……少しの……少しの間だけ……泣かせて……ください……」
「ラクス……本当に……本当にごめんね……」

 キラは、自分の胸で涙を流すラクスを守ってあげたいと心から思い、優しく抱きしめた。
 二人は輝く星々を背景に展望デッキの中を漂う。


37 :98 ◆TSElPlu4zM :2006/12/29(金) 09:47:56 ID:???

 アークエンジェルのブリッジでも平穏が続いていた。変わった事と言えば、少年達が交代制でストライクの追加装備のプログラムを組んでいる事だった。
 作業状況に関しては、クルーやプログラムの知識を持つメカニッククルーの協力も有り、意外な程に順調に進んでいた。
 丁度、交代の時間なのか、ミリアリアと一緒に作業をしていたトールが、ブリッジにやって来たサイとカズイにモニターを見せながら説明をしている処だった。

「こんな感じだからさ、サイ、ここから頼む」
「分かった。二人共、お疲れ!」
「サイ、カズイ。後は宜しくね」
「うん。ミリアリアもお疲れさん!」

 一通り説明を終えると、それぞれ挨拶をして席を譲る。
 トールは席を離れる立ち上がると、ミリアリアに声を掛けた。

「行こう、ミリアリア」
「うん」
「それじゃ、失礼します!」
「失礼します」
「ああ、御苦労。ゆっくり休め」

 トールとミリアリアは、艦長席に座るナタルに敬礼をすると、ナタルは労いの言葉を掛け、敬礼で返した。
 ナタル自身、気付いてはいないが、他のクルーからは、雰囲気が柔らかくなったと、裏ではそんな話が飛び交っている。
 そのせいか、トールとミリアリアはナタルに笑顔を向ける。
 以前のようにピリピリとした雰囲気ではなく、程良い緊張感がメリハリと活気を与えていた。
 二人がナタルの横を通り過ぎる時にと、他のクルーが声を掛ける。以前なら、こんな事すら出来なかったかもしれない。

「お疲れー」
「はい!お疲れ様でした、失礼します!」

 トールは扉を出て行く前に振り返り、クルーにも挨拶をしてミリアリアと共にブリッジを後にした。 
 サイは、トールがさっきまで座ってた席に腰を下ろすと、カズイに声を掛ける。

「さて、カズイ、始めるか」
「うん」


38 :98 ◆TSElPlu4zM :2006/12/29(金) 09:48:06 ID:???

 カズイが頷くと、サイは作業の進行状況の確認をする為にキーボードを叩く。
 カズイもアークエンジェルのコンソールに慣れたのか、意外な程に素早い。
 
「今、どれくらい組み上がってる?」
「八割くらいかな……。残りは、ほとんどは操縦系だからね」
「操縦系は、キラに見て貰わないと無理だからな……」

 サイは、カズイの言葉にキーボードを叩く指を止めると、別ウィンドウで操縦系のプログラムを呼び出し、確認をする。
 カズイが画面を確認しながら言う。

「操縦するのはキラだからね。調整もして貰わないと」
「ああ。キラが調整するだけで済むように早めに組んでおこう」
「うん。そうだね」

 サイの言葉に、カズイは頷きながら、キーボードを叩き始めた。
 パルがカズイの手元を覗き込みながら、感心したような顔つきでいた。
 ナタルは進み具合が気になるのか、席を立ち、サイの方へとやって来て声を掛ける。

「アーガイル、進み具合はどうなんだ?」
「はい。今の処は順調だと思います」
「うまくいけば、一応、今日中くらいには組み上がりそうですよ」 
「調整がテストが必要だから、実際は、もう少し時間が掛かると思います。メカニックの人達が手伝ってくれなければ、こんなに早く出来ませんでしたよ」

 カズイが続くように言うと、サイが嬉しそうな表情を浮かべながら補足する。
 少年達ばかりでなく、アークエンジェルに居るプログラムに精通した人間や、プログラムを組めなくても、他の事で支える人達が居た事で、ここ数日でさらに強い一体感が生まれていた。
 
「そうか。お前達は、この状況下で良くやってくれている。このまま作業を続けてくれ」
「「はい」」

 ナタルが感心したように頷くと、サイとカズイは返事をして、再びキーボードを叩き始めた。
 もしかしたら、この作業は、キラの、アークエンジェルの運命を左右するかもしれない。
 未来など分からないからこそ、友と生き、生き残る為に少年達は必死にキーボードを叩き続けた。


39 :98 ◆TSElPlu4zM :2006/12/29(金) 09:49:08 ID:???

 ブリッジを後にしたトールとミリアリアは、次の交代までの間、休息の時間となったので自分達の部屋へと向かっていた。
 ミリアリアが歩きながら思い切り体を伸ばした。

「んー!流石に同じ姿勢で居ると、体が固まるわね」
「ああ、なんせ、デスクワークだもんな」

 トールが、肩をグルグルと回しながら苦笑いを浮かべると、ミリアリアは微笑みながら頷く。

「でも、これでキラが助かる事が出来るなら安い物ね」
「ああ。だけど、本当は一緒に戦えれば一番なんだろうけどなぁ」
「トール……」

 誰も自分の好きな人が危険な戦場で戦うなど、喜びはしない。ミリアリアもそれは同じで、トールには戦闘機やモビルスーツには乗って欲しくはないと思っている。
 トールの言葉を聞いて、ミリアリアの表情が不安を含んだ物へと変わり、自分の隣を歩く、彼氏へと目線を向けた。
 
「――ん?なに?」
「……ううん。なんでもない……」

 トールは、ミリアリアの思いに気付く事など無く、ミリアリアは寂しそうに俯くと、首を横に振った。
 ミリアリアの素振りに気まずく感じたのか、トールは話題を変えようと口を開く。

「……そう言えば、アークエンジェルに乗って、二人きりになるの久しぶりだよな……」

「う、うん……そうね」
「……ミリィ」

 ミリアリアの頭の中ではトールへの心配事が渦巻いていたが、突拍子も無く話を振られた為、少し慌てながらも内容が内容な為、頬を赤く染める。
 トールは、ミリアリアの肩に触れると体を引き寄せ、キスをすると、ミリアリアも瞳を閉じて受け入れる。 

「……う……ん……トール……」

 長いようで、短い時間だったのかもしれない。
 ミリアリアは、トールの唇が離れると頬を染めた。


40 :98 ◆TSElPlu4zM :2006/12/29(金) 09:49:40 ID:???

「必ず、生きて帰ろうな」
「……うん」
「……行こうか」
「……うん」

 トールの言葉に頷くと、彼の手を取りくっ付くように歩いて行く。その姿は、とても幸せそうな物だった。
 二人は並んで、右手に曲がる通路を通り過ぎて少しすると、後ろから男性の声が聞こえた。

「……いやぁ、若い若い!若いって、いいねぇ」
「……フラガ大尉……悪趣味ですよ」
「「……えっ!?」」

 トールとミリアリアが驚いて振り返ると、ムウとマリューが立っていた。
 マリューは、ムウに対して呆れている様子で、ムウは、「見つかっちまったか」と、でも言う表情で頭を首の後ろの辺りを摩っていた。

「悪い悪い!覗くつもりは無かったんだわ。いやー、ブリッジ行こうと思ったら、通路でラブシーンしてるとは思わなくてなぁ」
「――こ、これは!」
「気にするんなよ。付き合ってんだろ?キスぐらい可笑しくないさ。ただ、軍規上、問題あるから、やるなら部屋でにしとけよ」
「――は、はい!」
「……」

 トールは、ムウの言葉に顔を赤くながらも、慌てるように答える。その傍で、ミリアリアは顔を真っ赤にして俯いていた。
 その様子を見兼ねたのか、マリューが口を挟む。

「……フラガ大尉、それくらいにしてあげてください」
「ああ。二人共、悪かったな。そんじゃ、ゆっくり休めよ」

 ムウは頷くと、笑いながらトール達が来た方向にマリューと共に歩いて行った。
 トールは、どれくらい呆然としていたのか、思い出したようにミリアリアの方に顔を向ける。

「――!ミリアリア、先に戻っててくれるか?」
「……えっ!?」
「すぐに戻るからさ」
「……うん……先に行ってるね」

 ミリアリアは不安が的中するのではないかと、心配そうな表情を向けながらも頷き、ゆっくりと自分の部屋へと歩き始める。その後姿は寂しそうに見えた。
 トールは、ミリアリアの後姿を少しの間見つめると、もう見えなくなったムウを追いかけて、通路を全力で走り出した。


41 :98 ◆TSElPlu4zM :2006/12/29(金) 09:50:00 ID:???

 通路を曲がりブリッジへのエレベーターに乗ろうとするムウとマリューを見つけ、大声で呼び止める。

「フラガ大尉ー!」

 ムウとマリューは何事かと、エレベーターに乗り込むのを止め、駆けてくるトールが来るのを待っている。 
 トールが二人の前で立ち止まり、息を思い切り吐き出しと、ムウが声を掛ける。

「どうした?」
「えっと、俺、じゃなくて……僕も一緒に戦いたいんですが!」
「はぁ?」

 ムウは、真剣な顔で話すトールの言葉に間抜けな声を上げた。マリューも同様で、マジマジとトールの顔を見つめた。
 トールは少し視線を落とすと、心の中で思っていた事を口にする。

「……俺……キラに戦わせてばっかりだから……あいつの力になりたいんです」
「……気持ちは分からんでもないが、戦場はそんな甘い場所じゃないぞ。それ以前に、肝心の機体が無いからな……」

 ムウは片手で髪を掻き毟りながら、トールを見据える。
 トールが友達思いなのは知っているが、キラのように現状で訓練を受けている訳でも無い。MAはベテランが乗っても動く棺桶と変わらないのだから、素人が戦場で乗れば、即、あの世行きなのは間違いない。
 マリューも、ムウと同じ考えなのか、トールに説得するような口調で話し始める

「この船に乗せてしまった私が言える事では無いけれど、あなたが戦って何かあれば、彼女や御両親、他にも悲しむ人が大勢いるのよ。よく考えたの?」
「……それは、キラも同じです!同じなのに、俺達を守る為に戦ってるんです。だから――!」
「だけどね……」

 マリューは、トールの真剣な表情を見つめながらも、何とか説得をしようと言葉を切り返そうとした。
 しかし、その時、ムウが大きく溜息を吐くと、文句を言うように口を開く。

「はぁ……。ったく!お前は……余計な手間ばかり、増やしやがって」
「スミマセン……」
「えっ!?」


42 :98 ◆TSElPlu4zM :2006/12/29(金) 09:50:10 ID:???

 ムウの言葉を聞いて、肩を落として謝るトールをだったが、マリューの反応は違っていた。
 マリューは、ムウが「余計な手間ばかり、増やしやがって」と言ったのをトールとは違う意味で捉え、驚きの声を上げた。
 少なくとも、この艦に来て、トールはムウに手間を掛けさせるような事をしたと言う話は誰からも聞いてはいない。それなら、これからと言う意味でしかなかった。
 ムウは項垂れるトールを呆れ気味の表情で見ていたが、やがて真剣な表情で言った。

「訓練だけはしてやるよ」
「――えっ!」
「……やっぱり」

 諦めかけたトールは驚き、ムウを見つめる。
 マリューは悪い予感が的中したかのように表情で、額に手を当てて息を吐いた。
 そんなマリューを尻目に、ムウは、トールに対して厳しい視線を向ける。

「だが、機体も無いし、乗せた処で落とされるだけだ。一端になるまでは戦場には出さない。それが条件だ。中途半端な覚悟でやるなら、ぶん殴る。覚えておけ!」
「――あ、ありがとうございます!」
「彼女が待ってんだろ。早く行ってやれ。そうだな……起きたら、俺は格納庫に居るはずだから、連絡をくれ。そうしたら、俺の部屋の前で待ってろ。ちゃんと寝ておけよ!」
「――は!失礼します!」

 トールは嬉しそうな表情をしながらも、その目には強い意思が宿ったように見える。ムウに敬礼をすると、踵を返し、ミリアリアが待つ部屋へと駆けて行く。
 トールの後姿を、苦笑いをしながら見つめるムウに、マリューが言った。

「……いいんですか?」
「キラをストライクに乗せてんのに、自分で言い出した奴をやらせない訳にもいかんでしょ?それに、あいつが実戦に出る頃には、この船、とっくに月基地に着いちまってるよ」
「だと、いいんですが……はぁ……」

 マリューは不安なのか、眉間に皺を寄せると大きな溜息を吐き、項垂れた。
 ムウは、マリューに同情しながらも、色々と抱え込もうとする彼女を心配する。

「おいおい、そんなんじゃ胃に穴が空いちまうぞ。もう少し、気楽に考えればいいじゃないか」
「……フラガ大尉がうらやましいです……」

 マリューは、ムウの心遣いに感謝しながらも、ムウのような言動が羨ましく、本音を漏らした。
 艦長として、アムロやラクスの問題を抱えるマリューは、神に祈りたい気持ちになった。


43 :98 ◆TSElPlu4zM :2006/12/29(金) 09:50:52 ID:???

 ザフト軍の臨時に編成された艦隊が地球衛星軌道上に続々と終結しつつあった。その中には、レイ・ユウキ率いる捜索隊とユン・ロー隊、合流したガモフの船体も見受けられた。
 合流した処です、艦隊の責任者にザフト軍特務隊FAITHの隊長であるユウキが任命され、すぐに編成が行われた。
 GATシリーズはプラント本国から来た艦隊により、ガモフに移された。それに伴い、アスランもガモフへと移動する事となった。
 目の前には、ジンと共にGATシリーズの機体が二機並んでいた。奥にある一機は見慣れた自分の機体、イージスだった。しかし、もう一機が聞いた話とは違っていた。

「これは……追加装甲か?追加装甲装備のデュエル!?ニコルではなく、イザークが来たのか!?」

 アスランは、デュエルを見上げる。前に見た時は、デュエルはもっとスマートな印象があったが、明らかに鎧のような装甲を着け純重そうに見えた。
 いつの間にこんな物を造ったのかと思ったが、データなども揃っていた事や、自分が休んでいた時間を考えれば、不思議では無いと思えた。
 そんな事を思っていると、キャットウォークの方から声が聞こえたような気がした。

「アスラーン!」
「ニコル!?」

 ユウキの話通りニコルが来ては居るが、専用機のブリッツが見受けられなかった。アスランは謎に思いながらも、キャットウォークから軽い引力に任せて、宙をゆっくりと降りてくるニコルに目を向けた。
 ニコルは優雅に着地すると、笑顔を見せた。

「お疲れ様です、アスラン」
「ニコル、デュエルがあると言う事は、イザークもこっちに来ているのか?」
「違いますよ。イザークは月に向かってます。ブリッツとデュエルを交換したんです」
「えっ!?」

 アスランは、イザークが機体を交換した事に素直に驚いた。
 ニコルもアスランが驚くのは予測済みだったのか、少し楽しそうな顔をしていた。

「イザークが自分から申し出たんですよ」
「イザークがか!?……良くイザークが申し出たな……」
「……ええ。イザークからは、壊すなって言われてますから、傷を付けるにはいきませんよ」

 ニコルの言葉に、アスランは「信じられない」と、言わんばかりの表情になった。
 アスランが持っているイザークのイメージからすると、大抵、自分の機体を誰かに貸すなど、考えられない事だった。
 イザークに対して、見方を変えた方がいいのかも。と、少し思った。
 そんなアスランを他所に、ニコルは交換する原因が自分にあった事を伏せておいたのは言うまでもなかった。


44 :98 ◆TSElPlu4zM :2006/12/29(金) 09:51:11 ID:???
「それよりも、使えるのか?」
「問題無いですよ。基本的に変わりませんし、デュエルはベーシックな機体ですから」
「……そうか」
「分かっているとは思いますけど、イージスも直ってますよ」
「……ああ」

 アスランはニコルに言われるがままに、視線を奥にあるイージスへと向け、少し悲しげに頷いた。
 イージスを見て、あの機体でキラと戦ってしまったんだと思うと、辛かった。それに、イージスに乗ってからと言う物、ラクスの事も含め、色々と嫌な事ばかりが多かった気がしてない。
 そう言う意味では、自分の専用機であるイージスには悪いが、余り好きになれそうもなかった。
 ニコルは、アスランの浮かない顔色を見て、遣る瀬無さそうな表情になる。

「……アスラン、今回の事で辛いとは思いますが……」
「ニコル、その事は何も言わないでくれ……」
「……はい」

 悲壮な表情を浮かべるアスランに、ニコルは黙る他無く、回りのメカニックマン達の話し声や機械の音などが、耳に響いた。

「……父上やクライン議長は、どうして、このような判断をしたんだ……。こんな事をしても、ラクスが喜ぶとも思えないのに……」

 どのくらいの沈黙だったのか、アスランが口を開く。
 悲壮な表情には変わらないのだが、吐き出される言葉には、悔しさや悲しみが含まれていた。
 ニコルは、そんなアスランの言葉を聞いて、誰かの為に一生懸命になれる彼は、やっぱり優しいと感じる。
 しかし、軍人である以上、命令は絶対なのだ。あえて、事務的に答える事にした。

「……仕方ないですよ。プラント市民の反応が凄い物でしたから」
「それは俺も同じだが、これでは無駄に犠牲者を増やすだけだ。こんな事をしても、ラクスを悲しませるだけだ!」
「……でも、僕達は軍人で、これが仕事なんです」
「――それは……分かっているが……」

 淡々と話すニコルの言う事は、軍人として正しかった。
 しかし、アスランは何かが間違っていると言いたかったのだが、その確信に自信が持てず、言葉を続ける事が出来ずに口を閉ざす他無かった。
 ニコルは、真っ直ぐアスランの目を見つめる。その表情には、言い知れぬ迫力があった。


45 :98 ◆TSElPlu4zM :2006/12/29(金) 09:51:23 ID:???

「アスランは……ラクスさんを殺されて、地球軍が許せないんですよね?」
「――!ラクスは、まだ――」
「――アスラン、現実を見てください!ラクスさんが脱出ポットで発見さたとしても、既に酸素も尽きている時間なんですよ!もう、間に合わないんです!」
「――!」

 ニコルの悲痛な叫びに、アスランは息を飲んだ。
 ニコルが言う通り、無事に脱出ポッドで逃げていたとしても、既に酸素が切れている時間は、当の昔に過ぎているのだ。
 アスランは体が固まったように動けなくなり、見開いた目から涙が零れ落ちた。
 ニコルは俯き加減に視線をアスランから床へと移し、自らの目からは、今にも涙が溢れんばかりだった。

「……アスランは、大切な人を奪われて、憎くないんですか?」
「……お、俺だって……だけど――」
「……僕はナチュラルが……憎い訳じゃありません。……それに……僕だって、本当はこんな事、言いたくないんです……」

 固まったまま、涙を流すアスランは、搾り出すように声を出すが、ニコルが遮るように言葉を吐いた。
 その表情は苦しんでいるかのようだった。ニコルは、そのまま言葉を吐き続ける。 

「……でも、同じコーディネイターで……敵になってる人がいるくらいなんですよ……。言って分からない相手なら、倒すしかないじゃないですか!」
「――ニコル、お前!」

 アスランは、ニコルの言葉にプラントでフレイとの別れ際に、扉の所でニコルと鉢合わせをしたのをの事を思い出した。
 ニコルの言う、コーディネイターはキラの事を指しているのを確信し、アスランは固まった姿のまま、右手の拳を握り締めた。
 ニコルは、視線を再びアスランへと戻し、真っ直ぐ見つめる。
 
「僕が信頼出来る地球側の人間は、今の処、フレイだけです。分かって貰えない相手なら、僕の大切な人達を守る為に、誰であろうと倒しますよ」

 ニコルは、普段は見せない強い意思を剥き出しで、告げると、踵を返してアスランの元を去って行った。
 アスランの握り締めた拳は行く宛など無く、アスラン自身、どこに向けていいのかも分からず、ただ立ち尽くす他無かった。


46 :98 ◆TSElPlu4zM :2006/12/29(金) 09:52:14 ID:???

 アムロは、いつか見た闇と光が交錯する世界に居た。体は宙に浮いたような感覚で、まさしく宇宙に抱かれているかのような感じだった。
 一番最初にこれをみたのはいつだったか、と言えば、まだ一年戦争の頃まで遡る。最近では、シャアとの戦いの合間に自室で寝ている時に見たのが最後だった。
 目の前を白い物が飛んで行く。それは、いつか見た白鳥だった。

「……白鳥!?ララァ……ララァ・スンか!?」

 白鳥は光を帯び、女性の姿に変わって行く。
 ララァ・スン。自らの手で殺してしまった女性。殺してはいけなかった女性だった。
 アムロは、自分の身に起こった事をぶつけるかのようにララァに向かって叫ぶ。

「ララァ、これは、どう言う事なんだ!?」
「人の可能性よ」
「人の可能性だと!?」
「そう……、違う未来へ進む為の人の可能性……」
「俺に何をしろと言うんだ!」

 アムロは、ララァの言葉に戸惑いつつも、理不尽さに怒りを込めた口調で言った。
 そのララァは、ただ首を振り、アムロの回りを舞うように飛ぶ。

「……私には分からないわ……。アムロ……それは、あなたが選ぶ事よ」
「選ぶだと!?」
「そう……彼等と共に……。本当は解っているのでしょう……」

 ララァがそう言った処で、光に包まれ目の前が真っ白に染まった――。

「うっ……」

 アムロは光の為、目を細めるが、それでも目を開けていられず、目を閉じる。すると、暗闇が全てを支配した。
 闇から脱出するかのように目を再び開けると、そこは、見慣れたアークエンジェルの自室の天井だった。電気は点けていない。
 すぐに、夢だと言う事は自覚出来た。自覚出来る分だけ性質が悪いとも感じる。
 アムロはベットに横になった体勢で片手を顔に当て、そして額を拭うと大きく息を吐いた。

「はあ……。何だと言うんだ……何を選べと言うんだ……」

 そう言うと、体を起こし片手でスイッチを捜す。ようやく見つかったのか、軽く押すと部屋に明かりが点る。
 部屋を見回すと、ベットから両足を出し、床に足を着ける。


47 :98 ◆TSElPlu4zM :2006/12/29(金) 09:52:42 ID:???

「こっちに来てから見てなかったと言うのに……僕は、まだ囚われていると言うのか!?」

 アムロは片手で口を覆い隠すようにしながら、言葉を吐きだすが、心底、嫌悪感を込めている感じだった。
 やがて、仕方ないとばかりに立ち上がり、服を着替え始める。
 最近は連合の制服にも慣れては来たが、自分では連邦の方がしっくり来ると思っていた。何となくではあるが、滑稽だなと思い、苦笑いを浮かべる。
 アークエンジェルに居る分には身柄は安全だが、基地に着けば、身の安全の保障など無い。ムウが以前、言ったように、今、考えても仕方が無いのかもしれないが、やはり不安ではあった。
 それを振り払うかのように、アムロは扉を開けると部屋を出てブリッジへと歩き始めた。
 すると、丁度、通路の曲がり角で、誰かとぶつかり、相手は後ろに倒れ込んだのか、尻餅をついていた。

「ア、アムロ大尉!大変申し訳ありません!」

 ぶつかった相手はナタルだった。彼女は慌てたらしく、床に座ったままで恐縮し、身を縮めていた。
 アムロは、ぶつかった相手が女性でもあり、自分を慕ってくれている事も有り、すぐに手を差し伸べ、謝罪の言葉を言うと、ナタル手を掴み立ち上がらせる。

「いや、こっちこそ、悪かった。大丈夫か?」
「はい……ありがとうございます。私こそ、申し訳ありませんでした」
「こっちの不注意なんだ。気にしないでくれ。それよりも、これから休息か?」
「はい」
「そうか、ゆっくりするといい」

 生真面目に答えるナタルに、アムロは微笑む。
 ナタルは、いつものアムロと違うと感じたのか、心配そうな表情で顔を見つめた。

「……アムロ大尉」
「ん?なんだ?」
「お疲れのご様子ですが……」
「……いや、嫌な夢を見てな。こっちに慣れ始めて、疲れが出たんだろう」

 アムロは、ナタルの言葉にララァの夢を思い出し、一瞬、口篭るが、首を振ると、誤魔化すように笑った。
 ナタルはそれでも直、心配するような表情を変える事はなかった。

「……大丈夫ですか?」
「ああ、大丈夫だ。安心してくれ」
「……はい。でも、無理はなさらないでください」


48 :98 ◆TSElPlu4zM :2006/12/29(金) 09:52:56 ID:???

 ナタルは心配そうな表情をようやく崩し、柔らかく微笑んだ。
 アムロは、ナタルもこのような表情が出来るのを始めて知る。そして、心配事を掛けた礼を言う。

「ありがとう、ナタル」
「いいえ」

 ナタルは、少し嬉しそうに首を横に振った。
 その時、通路の向こう側から、キラがやって来て挨拶をした。

「おはようございます」
「起きたのか?」
「はい。バジルール少尉は、今からですか?」

 アムロの問いに頷くと、キラはナタルの方を向いて言った。
 少し前まで、ナタルを苦手にしていたキラが、ナタルに自分から話しかける事も、アムロから見れば、ナタル同様変わって来たと感じる一つだった。
 ナタルはキラの対して、頷くと、サイの言葉を思い出し、伝える。

「ああ。休ませてもらう処だ。……プログラムだが、完全ではないが、今日中に組み上がるそうだ」
「本当ですか!」
「予想以上に早いな」

 キラは喜びと驚きが入り混じった声を出し素直に笑顔になった。
 アムロも予想以上の早さに驚きを隠せなかった。

「友情と言う物なんでしょうか?……彼らは良くやってくれています」

 ナタルは、アムロの言葉に笑顔で答え、少年たちを褒め称えると、キラに対して真剣な表情を見せる。

「……キラ・ヤマト。彼らは、君の為に必死にやったのだから、何があっても彼らや艦の乗組員の期待に応え、必ず生き残れ」
「はい!」

 キラは頷き、力強く返事をした。その返事にナタルも満足したのか、同様に頷き微笑んだ。
 それを見ていたアムロは、人は変われる物だと実感する。
 もしかしたら、ララァが言いたかったのは、人の変化と信頼。そして、その先の未来なのかもしれないと感じた。
 

49 :98 ◆TSElPlu4zM :2006/12/29(金) 09:53:27 ID:???

今回はここまでです
またまた、お見苦しい点があるとは思いますがご容赦ください
あと、待ってた方、お待たせしちゃってゴメンなさい
とにかく眠いっすぅ
とりあえず寝ますです、ハイ!
みなさん、本年はお付き合いいただき、誠にありがとうございました
来年も宜しくお願いします |・∀・)ノシ ソレデハ ヨイオトシヲ!



50 :通常の名無しさんの3倍:2006/12/29(金) 10:20:26 ID:1+dOGdZ2
投稿来ましたか!!GJでした。こちらこそ来年もよろしくお願いします。


51 :通常の名無しさんの3倍:2006/12/29(金) 11:15:55 ID:???
キラとラクスがストロベリってるな……原作と違ってこうやって少しずつフラグが立つのは良い気がする。
しかしコレ、段々とラクスがプラントに戻れなくなるフラグも立ってる気がする。
何はともあれGJです。

では、98氏も良いお年を。

52 :通常の名無しさんの3倍:2006/12/29(金) 11:28:48 ID:???
GJGJGJGJGJ

しかし、終わりが見えないwwwwwwww


53 :通常の名無しさんの3倍:2006/12/29(金) 11:39:22 ID:???
よっしゃきた!GJ!!
キララクスが年相応のカップルになれそうでいい雰囲気ですな
反対にシリアスで悲壮なザフト連中…

来年も楽しみにしてます!ではよいお年を

54 :通常の名無しさんの3倍:2006/12/29(金) 12:42:42 ID:???
GJ!!!
ザフトの月基地襲撃作戦、成功しそうに無い様に思えるのはなぜだ!?w
ニコルにしても、フレイと分かりあえた(のかな?)のは、彼女と争うような状況でなかったからであり
まったく違う状況にいるキラとは比較できない思うんだが、大丈夫かこいつ?
それに「同じコーディ」と言う発言があったが、その同じのがいる地球にNJを無差別投下したお前らはなんだと小一時間(ry

アムロが来た事で随分とAAが変わってきました。
徐々にだったからアンマリ違和感なく受け入れられるし、その間の描写もなされてますから見てて退屈しません。
やっぱり良いな、こういうの。

ちょっと作中に変な単語が…
「核融合エンジン」って、いったい?
動力炉ではなく、推進器と考えればいいんですかね。
話自体は面白いので、こんな所に突っ込むのは野暮ってものなんですが、一応。

それでは来年も楽しみにしております。

55 :通常の名無しさんの3倍:2006/12/29(金) 12:57:13 ID:???
>>54
種世界の戦艦の動力炉ってレーザー核融合炉じゃなかったっけ?
問題ない希ガス

56 :通常の名無しさんの3倍:2006/12/29(金) 13:07:20 ID:???
それってエネルギー(電力)をそこから引き出せるってこと?
だったらエネルギー危機は起こらんぞ。

57 :通常の名無しさんの3倍:2006/12/29(金) 13:24:51 ID:???
>>55
レーザー核融合パルス推進だろう
核融合の爆発で推進するシステム(でも電力は効率の問題から取り出せず失敗。森田は死ねばいいと思う)
これはUCでは漫画ムーンクライシスとかに出てくる。ここでの核融合推進システムは、噴射と同時に噴射方向のMSが
一瞬で全機爆散するほどの光熱がほとばしっていた、まるで小型で範囲を小規模に限定したジェネシスだなと思った。

そんなものが種世界とはいえ暴走したら大変だね?

58 :通常の名無しさんの3倍:2006/12/29(金) 13:29:15 ID:???
>>57
その後その噴射のみで大気圏離脱をしてた

59 :通常の名無しさんの3倍:2006/12/29(金) 13:45:05 ID:???
>>57
>森田は死ねばいいと思う
あまりにも、さらっと言ってくれるから、昼飯噴いたwww

60 :通常の名無しさんの3倍:2006/12/29(金) 13:52:33 ID:???
>>57
>森田は死ねばいいと思う
あまりにも、さらっと言ってくれるから、昼飯噴いたwww

61 :通常の名無しさんの3倍:2006/12/29(金) 14:25:02 ID:???
G・E・レクイエムに巻き込まれて二重投稿しちゃったよOTZ
13時後半に新シャアが物凄く重くなったんだが、なんかあったのかな?

62 :通常の名無しさんの3倍:2006/12/29(金) 19:45:55 ID:???
アムロにもう夢中のナタルさん
チャーミングだ

63 :通常の名無しさんの3倍:2006/12/29(金) 20:26:33 ID:???
ナタルがチャーミングすぎるからさbyアムロ……ん?

64 :通常の名無しさんの3倍:2006/12/30(土) 10:11:53 ID:???
98氏、GJ!来年もよろしゅう

ナタル「恐い顔…」とか言い出さんかとヒヤヒヤだったがw
和気藹々な中ですくすく育ってるキラと、修羅道まっしぐらなアスラン…いいですな

65 :通常の名無しさんの3倍:2006/12/30(土) 14:39:01 ID:???
ヘリオ組がいいふいんきで、ニコルも覚悟完了なだけに、
もし万一トールとニコルがテレビと同じ事になったら…

66 :通常の名無しさんの3倍:2006/12/30(土) 14:58:38 ID:???
ザフトの攻撃は失敗して欲しいな。
恥将ハルバートンを知将にしてほしい。

67 :通常の名無しさんの3倍:2006/12/30(土) 18:43:40 ID:???
GJ!!
いやぁ・・・・この作品いいな!
これを映像化してほしいぜぇ
これからも楽しく読ませていただきます
職人さんがんばってください

68 :373 ◆lnWmmDoCR. :2006/12/31(日) 20:19:47 ID:???
お待たせです。
投下いきまつ。

69 :373 ◆lnWmmDoCR. :2006/12/31(日) 20:21:21 ID:???
…暗闇の中男は静かに目を閉じていた。
この機体に乗り込んでどれだけ時間がたっただろうか、まだ出撃命令は
降りない。時間が余ると男はふと考えてしまう。
自分は何のためにこれに乗るのだろう、と。そういえば誰かが言っていた。

「殺られるより殺る方がましだ」

と。確かにそうだと男は思う。しかし死ぬというのがなぜ嫌か男はわからない。
ただなんとなくだが絶対に嫌だとしか言い表せなかった。
そういえば誰かが言っていた。

「死ぬのは怖い。死ぬのは嫌」

と。誰が言っていたかは思い出せない。もしかすると最初から誰もこういうことを
言っていないのかも知れない。しかしこの言葉が死への恐怖心をもたらしている
一因となっているようだ。誰が言っていたか思い出そうとするとこれ以上考えたくなくなる。
自分が分からなくなる感覚に男は少し戸惑った。そのときだった。

「どうした、一号機。脳波が乱れている。」

いやな奴だ。頭の中までのぞいていやがる。そう思い、呼ばれた男は沈黙で答える。
遠方で轟音が聞こえた。そろそろ出番らしい。目を開けると男は強く言い放った。

「X1デストロイ、起動。一号機、出るぞ!」

自分ですら自分のことを一号機と呼ぶ。男は忘れていた。かつて男はスティングという
名を持っていたことを…


70 :373 ◆lnWmmDoCR. :2006/12/31(日) 20:23:49 ID:???
その少し前。
ミネルヴァはアイスランド沖に停泊していた。タリアは少しため息をつくように息を
はくとふと横を見た。視線の先にはプラント最高評議会議長、ギルバート・デュランダルがいる。
厳しい視線の先にはモニター越しに地球連合の基地、ヘブンズベースが映っていた。ヘブンズベースに逃亡した
ロゴスのメンバーの引渡し要求の回答期限まであと五時間。
デュランダルは独り言のようにつぶやく。

「やはり無理か…」

しかしその言葉はブリッジに届くには十分な大きさで発されていた。
ブリッジ要員の視線がデュランダルに絡みつく。だがその視線をいちいち気にする程
デュランダルは余裕を持っているわけでは無かった。
回答期限を与えたと言う事は相手に時間を与えているわけでありその時間に戦力を用意することもできる。こうして
座っている間にも攻撃が始まるかもしれない。
目の前のモニターから目を離すことはできない。それは対ロゴス同盟軍全ての人間が感じていた。

ミネルヴァのデッキにはアムロたちが待機していた。コンディションはいまだイエロー
だが落ち着いているものなど一人もいない。アムロはνガンダムのコックピットに早々と
入ってしまい、シンはデスティニーの足元でうろうろとしている。アスランもコックピットで忙しく設定を見直しては確認、
手直ししては元に戻したりし、ルナマリアはまだインパルスに慣れていない事もあり整備員から確認事項を聞いて
イメージを沸かす。普段から落ち着いているレイでさえ、水を飲む回数が増えている。
アムロはコックピット内で指を組んだまま人差し指をとんとん、と動かす。ふとその行動を止めるとブリッジに回線を開いた。

「艦長、すいません。そろそろコンディションをレッドに移行したほうがいいと思うんですが。」

タリアが突然の通信とその内容に少し驚き答える。


71 :373 ◆lnWmmDoCR. :2006/12/31(日) 20:24:34 ID:???
「まだ回答期限まで五時間もあるのよ?今から入れ込んでいざと言う時に使い物にならなかったらどうしようもないわ。」

「相手が攻撃してくるにしても回答期限が切れると同時にしてくるはずがありません。
彼らは追い詰められているんですよ。周りを敵に囲まれて。」

「じゃあ聞くわ。逆になぜ"今"なの?」

「…勘というかいやな感じがする。悪意がこちらに向いているのが強くなった気がする。」

「!?勘ですって?そんな不確定な事で」

そこで声を遮る者がいた。

「待ってくれ、艦長。」

タリアの言葉の途中でデュランダルが会話に入ってきた。

「アムロ、悪意が強くなったといったが君は何かを感じ取っているのかね?」

アムロはデュランダルに少し警戒心を持ちながら言葉を選ぶようにして話す。

「ええ…ここに来た時からプレッシャーは感じていたんですが、先ほどからそれが急に
強くなった気がするんです。感覚的なものなんで、他の人に理解してもらうのは難しいと
思うんですが…」

「そうか…分かった。艦長、コンディションをレッドに移行しMSをいつでも発進させられる様にしてくれないか?」

「え?あ、いえ、議長がそうおっしゃるなら結構ですが…なにか根拠でも?」

「いや、根拠というか…ほら、勘というものは経験と知識に裏付けされているともいうしね。とにかく頼むよ。」

タリアは仕方なさそうに艦内放送のスイッチを入れた。真意はともかく、議長の命令なら
どうしようもない。


72 :373 ◆lnWmmDoCR. :2006/12/31(日) 20:25:44 ID:???
ミネルヴァ艦長、タリア・グラディスです。引渡し回答期限までまだ時間はあるが
本艦はこれよりコンディションレッドに入る。パイロットは搭乗機にて待機。
ここでロゴスをたたければ和平に大きく近づくわ。各員の健闘に期待する。」

そういうとメイリンがコンディションレッドの発令を繰り返す。

「コンディションレッド発令、コンディションレッド発令、パイロットは…」

そこにブリッジ要員のバート・ハイムの声が響いた。

「基地方向よりミサイル群接近!!」

いつものようにアーサーが大げさに驚く。周りの人間はそれに慣れっこになっており
それに対して誰もリアクションを行わない。議長とタリアが同時に

「来たか!」

「来たわね!」

というとバートがさらに続ける。

「地下よりさらに熱紋多数!MSのようです!数は多すぎて断定できません!」

アムロが通信を入れた。

「艦長!後手後手になる前に出る!」

それ見ろ、という表情でタリアを見る。タリアはそれを了承するしかなかった。

コックピットのアムロはMS隊に通信を入れる。

「シン、アスラン、ルナマリア。君らが先行してくれ。後方から俺とレイが付く。
味方の通る道を開くぞ。ルナマリア。空間戦闘では下からの攻撃もあるぞ。気をつけろ。
よし、いくぞ!!」

そういうとデスティニーを先頭にカタパルトへと向かった。


73 :373 ◆lnWmmDoCR. :2006/12/31(日) 20:26:31 ID:???
デスティニーがカタパルトへと乗ると、シンは

「ロゴス…もうあんなことが無い様に…マユや…ステラのようなことが無いように
俺はお前らを潰す!徹底的にな!」

と自分に言い聞かせるように口に出すと

「シン・アスカ!デスティニー行きます!」

いつも通りに発進する。

「アスラン・ザラ、レジェンド、出る!」

レジェンドが出ると続いてセイバーがカタパルトに乗る。

「隊長、ではお先に。」

それだけいうとレイはセイバーをカタパルトに載せ発進し直後にMA形態へと変形させ、ミネルヴァの周りを飛ぶ。

「アムロ・レイだ。ガンダム、出る!」

カタパルトから射出されると軽くスラスターを吹かし高度を調整する。後方から飛んできたセイバーの背中に乗る
とそのままヘブンズベースへと向かっていった。


74 :373 ◆lnWmmDoCR. :2006/12/31(日) 20:29:33 ID:???
今日、というか今年はここまでです。
次回はヘブンズベース終わりまでの予定です。
今年中はこんなつたない文章にお付き合いいただき
ありがとうございました。皆さんがよいお年をお迎えできることを
願っております。ではまた来年もよろしくです。
(・ω・)ノシ

75 :通常の名無しさんの3倍:2006/12/31(日) 20:46:20 ID:UKDCoc91
おお職人さん今年最後の投稿GJ!!長い間待っていたかいがありました!!
こちらこそ来年もおねがいします。

76 :通常の名無しさんの3倍:2006/12/31(日) 20:48:22 ID:???
GJ!
今年最後に復活オメ!
来年も楽しみにしてますよ!

77 :通常の名無しさんの3倍:2006/12/31(日) 20:48:26 ID:???
おばあちゃんが言っていた


78 :通常の名無しさんの3倍:2006/12/31(日) 23:00:51 ID:w8iZd5EH
復活だ!!マジ嬉しい。

来年もよろしくお願いします!

79 :通常の名無しさんの3倍:2006/12/31(日) 23:53:04 ID:???
明けおめGJ!!
待ってました。
今年もよろしくお願いします。

80 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/01(月) 00:57:56 ID:???
明けましてGJ!
でもいい所で引くな〜次回wktk

それでは職人さん方、今年もよろしくお願いします

さて正月休みの間に久しぶりにまとめサイトでログ読み漁るかな

81 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/01(月) 01:02:12 ID:???
明けおめことよろGJ

セイバーinνガンダム!の構図がカッコ良すぎw

82 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/01(月) 18:01:36 ID:???
あけおめ!そしてGJ!
やっぱアムロはかっこいいな!!

83 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/01(月) 19:36:45 ID:???
自衛隊がファンネルミサイルの試作型を開発。

ttp://www.youtube.com/watch?v=T6ade8oO20w

84 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/01(月) 21:17:23 ID:???
>>83
整備兵スレで散々既出なんだぜ?

85 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/01(月) 23:14:49 ID:???
そうか、すまない・・・
前情報無しでたまたま見つけたんで、つい舞い上がってしまった。





やはり開発コードはビットとかファンネルなんだろうか?

86 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/02(火) 20:21:22 ID:???
開発機関にガノタが居ればファンネルミサイルとか呼んでそうだな。

ちなみに、陸自の「87式自走高射機関砲」は部隊内ではガンタンクと呼ばれているらしいw

87 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/02(火) 20:29:52 ID:???
>>86
確かにこれはガンタンクと呼ぶなv
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/87%E5%BC%8F%E8%87%AA%E8%B5%B0%E9%AB%98%E5%B0%84%E6%A9%9F%E9%96%A2%E7%A0%B2

88 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/02(火) 21:45:48 ID:???
>>87
だが、ハエタタキのほうが似合いそうじゃね?

89 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/02(火) 22:00:29 ID:???
>>88
どことなく「とんがり帽子」とか「スカート付き」みたいな感じがして(・∀・)イイ!!

90 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/02(火) 22:51:06 ID:0r2Y4nUo
今ファーストガンダム初めて見終わったんだが、ファーストアムロとカミーユ
パイロット技術わどっちのほうが上なんだ??

91 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/02(火) 23:06:50 ID:???
荒れそうな話題きましたね

92 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/02(火) 23:10:25 ID:???
>>90
ここでも見るか
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/x3/1167132161/
こっちで聞いてみたら
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/x3/1167359846/

93 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/03(水) 07:54:57 ID:EtjxaeWE
92のスレ見てみたけれどCCAアムロ最強でファーストアムロの評価わ書いてない
な。

94 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/03(水) 09:36:10 ID:???
こんなところで聞くよりも、旧シャアのそれっぽいスレに行った方が早いと思う

95 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/03(水) 10:04:23 ID:???
単純な戦闘技量ならファーストアムロのほうが上……と言うか、
カミーユは最初っから覚醒したニュータイプだったみたいだから、
NT能力無しにはファーストアムロほど戦えないんじゃないかな?

超高性能なイヤーウィスパー付けて戦えっていってるような感じで……。

96 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/03(水) 10:23:54 ID:???
少なくとも

初めてガンダムに乗った時の技術なら
カミーユ>アムロ

最終決戦時の技術は
アムロ>カミーユ

97 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/03(水) 10:28:06 ID:???
そもそもMSとか他のパイロットの錬度も違うし第一に比較は意味ない
対戦相手との相対比較もできないしな

98 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/03(水) 14:00:50 ID:???
カミーユはジュニアMS大会の優勝者だからな
初期段階である程度操縦出来た
ジュドーは仕事で、シーブックは工科の授業で作業MSに慣れてたし
ウッソは基地外両親にMSシミュレーターやらされてた
ロランも少なくともフラットの操縦は出来た
こう考えるとアムロはやっぱり異常w

99 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/03(水) 14:16:05 ID:???
操縦最強はアムロ、NT最強はカミーユ
大抵こう思われているしそれでいいじゃん

あんまりしつこいと最強厨が荒らしに来るからそろそろ止めようぜ

100 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/03(水) 14:20:30 ID:???
親父のデータを盗み見てスペック知ってただけで、あとはその場でマニュアル見て操縦か・・・
もともと半分引きこもりみたいな感じだったし、MSの操縦なんてしたことなかったんだろうなぁ

101 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/03(水) 14:29:45 ID:???
アムロが最強?wwwハイパー化もしてないじゃんwwwwジュドー以下だよw

102 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/03(水) 14:32:05 ID:???
>>101
>>99が言ってから20分も経たないうちにそんなレスされても
なりきりにしか見えん
もう少し待てこの早漏野郎w

103 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/03(水) 14:33:33 ID:???
そういやMSがあって当たり前の世代じゃなかったからな、アムロ
何もかも初めてでやってしまえて、それの説明としてのNT能力だし

104 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/03(水) 14:45:17 ID:???
>>103
それはちょっと違うんじゃないか
CCAでハサウェイがそれと同じ説明をしてクェスにバカにされたような・・・

105 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/03(水) 14:53:07 ID:???
クェスなんてしまつに負えない親殺しのDQNガキだよ

106 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/03(水) 15:00:12 ID:???
>>104
確かハサは説明書も読まないでMSを動かせる人のことをNTだと思っていたんだっけ?

>>105
気持ちは分かるw
漏れもあの小娘は癪に触るがやっぱりNTに関してはクェスのがハサより上だろう。
アムロもシャアも力は認めているし。

107 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/03(水) 15:07:30 ID:???
>>104
素人の子供がMS乗ってで戦える事への言い訳としてNTを考えた、
とかいう製作側からの観点の事を言った
初めてなのに説明書読まずに配線まで理解して動かせてNT凄いねなんて言ってないよ

108 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/03(水) 15:10:14 ID:???
イボルブ5を見るんだ、最後の更生出来たクェスに萌える

109 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/03(水) 16:21:42 ID:???
信じてみる

110 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/03(水) 16:41:02 ID:???
イボルヴのクェスの一番いい所は
「後ろから撃ってもいいよアムロ」
だと思うがどうよ
パラレルがどうとかどうでもいい
あのクェスはいいものだ

111 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/03(水) 18:10:08 ID:???
確認してきた。
一気に萌え覚醒しましたが何か。

112 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/03(水) 18:33:52 ID:???
〜〜〜〜〜以上、アムロ技量云々&クェス萌えはココまで〜〜〜〜〜

以降は、何事も「無かった」様にSS関連の話にシフトで

113 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/03(水) 18:53:53 ID:???
そういうのはな、仕切るだけ仕切って後に投げるんじゃなくて
自分から実行してみせないと反感を買うだけだとなぜ分からん

>>111
それでいい
万が一CCAが新訳リメイクされたとしたらクェスあんな感じになんのかな

114 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/03(水) 19:22:45 ID:???
スレ違いなんだからやめればいいじゃない
駐車違反で減点くらって文句言ってるみたいでかっこ悪いぜ?

115 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/04(木) 00:14:24 ID:???
誘導

【考察】CCAアムロin種・種死【雑談】part2
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/shar/1162295743/

116 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/05(金) 14:51:33 ID:5DiYk5c2
進まんねぇ

117 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/05(金) 15:56:10 ID:???
基本的にSSを投稿するのがメインのスレになってるしな
雑談が余分だったんだよ

・・・スレタイからするにifの考察をする分には問題無いような気もするが
止めた方が無難かな?

118 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/06(土) 00:14:26 ID:???
厨房が多い板だから限度を量れない奴が頻繁にいるし
荒れることもしばしばなので分かれてるんだろ

逆にいえば空気が悪くなってなけりゃいいってことだ

119 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/06(土) 10:55:40 ID:???
なってなけりゃいいじゃ丸っきり厨じゃねーかwwwwwwww
空気が悪くなりそうだからやめておくってのが普通だろwwwwwwwwww

120 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/06(土) 12:51:23 ID:???
【ドキドキ】新人職人がSSを書いてみる【ハラハラ】
ttp://anime.2ch.net/test/read.cgi/shar/1166554447/
なんか来てるぞ最後の方

121 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/06(土) 22:19:12 ID:gSeIagvQ
職人さん来ないなぁ、忙しいのか

122 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/07(日) 21:13:15 ID:???
>>121
ちゃんと書いてるぜ(*´д`)
サトーを書くのが楽しくて仕方が無い




  ちらしのうら

123 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/07(日) 21:52:26 ID:???
楽しみにしてますぜ!

124 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/08(月) 23:51:45 ID:???
期待age!!

125 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/09(火) 18:09:10 ID:???
期待保守!

126 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/10(水) 23:13:48 ID:rwUGyQ1K
期待保守!!!

127 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/11(木) 21:37:28 ID:PUccpwPB
ホス



128 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/13(土) 01:45:01 ID:???
保守

129 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/13(土) 15:57:21 ID:???
まだですかー

130 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/13(土) 18:27:05 ID:???
まぁ待て、みんな仕事始まってまだ暫くなんだから何かと忙しいさ

俺に出来る事は職人さんが来る場所を保守するだけ

131 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/13(土) 22:08:31 ID:???
おまい、良いこと言うな。

132 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/13(土) 22:39:33 ID:wkFibC4+
130の紳士さに脱帽!!保守


133 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/15(月) 01:09:40 ID:5xWRDd9K
ほしゅ

134 :98 ◆TSElPlu4zM :2007/01/16(火) 05:14:11 ID:???
明けましておめでとうございます
すんません!年始めから仕事が忙しい為、投下が遅れてます
ただ、今の処、今回投下分の6、7割は書けているので
週末くらいまでには何とかなりそうな気がしておりまする
しばしお待ちくださいまし |・∀・)ノシ ソレデハ オヤスミー

135 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/16(火) 05:49:31 ID:???
うおおおおおおおお!!!!

136 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/16(火) 10:33:22 ID:???
ひゃっほおおおい!!
wktk!wktk!

お仕事乙です

137 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/16(火) 19:04:36 ID:???
投下予告キタ━━━( ´∀`)・ω・) ゚Д゚)゚∀゚)・∀・) ̄ー ̄)´_ゝ`)−_)゚∋゚)´Д`)゚ー゚)━━━!!!!

138 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/16(火) 19:53:53 ID:TsQFnCVZ
カムヒアアアアアアアアアア

139 :Mr.名無しさん ◆nanashiX7w :2007/01/16(火) 20:25:24 ID:JW7MOf/2
閉鎖するのかぁ

140 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/17(水) 12:41:57 ID:???
あるとしたら今日の2時ってハナシだが。あと1時間ちょいか…>閉鎖

141 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/17(水) 20:05:58 ID:???
へ?何?

142 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/18(木) 07:22:50 ID:???
だから閉鎖はネタだと(略

143 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/18(木) 21:34:33 ID:???
人口遺伝子によって作られたスーパーエースと
厳しい環境で覚醒したニュータイプどっちが強いかな?とw

たぶんキラだな
あそこまでいくともはや人間技じゃないし

144 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/18(木) 21:53:16 ID:???
遺伝子操作して創られ、才能に頼りきりで
努力することを忘れたスーパーエースと

厳しい環境の中で覚醒し、戦いの中で培った
経験・技能を惜しげもなく発揮するニュータイプどっちが強いかな?と

オレとしては考えるまでもないと思うがね
・・・あえて誰とは言わんが


と最近寂しいのでネタ投下 雑談のほうが良かったか?

145 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/18(木) 22:31:04 ID:???
遺伝子操作して創られ、才能に頼りきりで
努力することを忘れたスーパーエースのが強いな、間違いない


冗談はさておき
ロクに努力もせず命を天秤にかけるでもなく
才能だけであの世界最強ってのはマジ驚異的なものだと思う
補正がどうとか抜いての話な

146 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/18(木) 22:34:59 ID:???
そんなに荒らしたい?

147 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/18(木) 22:40:54 ID:???
アムロとアスランでペットロボの共同制作とかやったら
どんなもんが出てくるんだろう

148 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/19(金) 00:03:11 ID:???
>>147
ハロ(性能:4倍)

149 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/19(金) 00:19:04 ID:???
>>147
ハロ(Gジェネ仕様)

150 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/19(金) 00:26:41 ID:???
アスラン必要ねーし

種のザコ敵って俺が見てきたロボットアニメで間違いなく最低クラスだと
思うのだが。
そん中でキラ最強って言われてもハァ?って感じだし

151 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/19(金) 00:33:06 ID:???
>>145
つ赤雑魚25機にボコ
つイライジャによって「ザクでドラグーン多数回避」される

キラはクズだよ、CEでも有数の
和田使わなきゃ駄目な時点で人間としてオワリだね。

152 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/19(金) 00:56:28 ID:???
さーどーでしょー

153 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/19(金) 01:05:49 ID:???
プリティ長島乙w

154 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/19(金) 15:01:30 ID:cPFn5cKg
>>150
いや、アスランの技術は結構侮れないぞ。
トリィのどう考えても航空力学を馬鹿にしてるとしか思えない飛びっぷりとか
(これはMSのある世界に対しては無粋すぎるつっこみかもしれないけどw)
ピンクちゃんの一体何処に開錠機能なんて詰め込むスペースがあったんだ、
っていうか仮にも軍艦の鍵を簡単に開けるなよ、な脅威のメカニズムとかw

155 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/19(金) 15:14:33 ID:???
キャラ的にザフトではないな。
彼の境遇運の悪さから大西洋連邦のエースになって、無思想ゆえに、その
能力をインテリにいいように使われそう。
しかし、優しさゆえに、自分のやっていることに疑問を抱いて、最終的に
どこかの独立軍に所属するだろうな。
仮面、唖に強いプレッシャーを感じる(ヘタレは問題外)ことは請け合いだな。

種嫌いだから(イザークは好き)、ヘタレ、女たらし、主役取られた無能
シスコン、唖、わざとらしい男女、似非プル、その他主要人物にνで格の違
いを見せつけて欲しいな。
おそらく、全員でもってしても、アムロには勝てまいな。(だって、種だもの、しょうがない)

156 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/19(金) 15:37:48 ID:???
>>154
トリィについては同意だが、
ハロの開錠は、きっと無線でAAのコンピュータにハッキングしてロックを解除したんだろう。

ぅぅん、知らないけどきっとそう。

157 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/19(金) 16:07:31 ID:???
クェス「ゥゥ、種、気持ち悪い・・・、
     みんな消えちゃえっ!!」

158 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/19(金) 16:09:54 ID:???
種は腐ったクサアニメ

159 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/19(金) 18:26:58 ID:???
トリィは種ラストで宇宙も自在に飛んでたからなぁ。航空力学無視なんてもんじゃねえぞ!
実は邪神で今のキラは対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェースに入れ替わってるとか

160 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/19(金) 18:41:33 ID:???
>>159
もう、俺、それでいいや

161 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/19(金) 18:47:20 ID:???
全ての黒幕はトリィだったんだよ!

162 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/19(金) 19:08:58 ID:???
ああ・・・そうか。ガンダムさんのハロみたいに中に誰か入ってるんだな。

163 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/19(金) 20:06:04 ID:???
鳥井さんがか

164 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/19(金) 20:18:16 ID:???
なにぃ、俺のデモベクロススレのラスボスネタを何故知ってる。
ええぃ、使えなくなったじゃないか

165 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/19(金) 20:25:57 ID:???
スレ違いは重々解っているんだが、
誰か教えてくれないか。

種の世界って、Nジャマーがあちこちに撃ち込まれているせいで、
NJCがないと核兵器が使えないわけだよね。

クロスオーバー作品のどれも、核融合炉?積んでるUCのMSはNJCを積んでないのに、
動くどころか性能をフルに発揮している訳だが、どうして?

Nジャマーのwiki読んでも理解できないこのヘタレに、
教授願います。。。

166 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/19(金) 20:35:16 ID:???
⊇165
NJは核分裂を抑制するもので、核融合は抑えられないという、
設定ジャマイカ?

167 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/19(金) 21:01:11 ID:???
>>165
ヘリウム3を利用した核融合では、中性子がまったく関与しないから。
ヘリウム3同士の核融合炉で発生するのは荷電粒子である陽子。
理論的には陽子ビームの運動エネルギーを直接電力に変換することが可能なわけよ。
重要なのは、ここまでは現代物理学の話なんで、ミノフスキー粒子の有無に関係なく起きることなんだ。
だからヘリウム3の核融合させるミノフスキー・イヨネスコ型核融合炉をつんでるUCのMSは、
ニュートロンジャマーに全く干渉されずに動くことができるんだ。

168 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/19(金) 22:10:55 ID:???
>>154
UCのハロはあれだけバウンドしてること考えると大部分は
衝撃を吸収するためのクッションじゃないかな
CEのハロは小さいけど開錠機能に関してはΖでクワトロが
使ってた道具も大きさはあのくらい

という訳で技術的には大差無いと思うんだが方向性が全然違う
アムロのハロは人間とのコミュニケーション能力がかなり高くて
まさしくペットロボット
対してアスランのハロは人間にとって便利で使わない時は収納に
困らない大きさのおしゃべり機能付きの道具
この違いが製作者の性格の違いを表してるような気がする

169 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/19(金) 22:22:54 ID:???
CEハロも相当バウンドしてたような・・・?
ってか公式作品中最強のハロはVのハロだろw
スパロボで精神コマンド要因にすらなってしまったほどの恐ろしいほどの性能を誇ってるww

170 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/19(金) 22:24:45 ID:???
>>169
U.Cのハロ:跳ねたときポヨポヨなる
C.Eのハロ:ポヨポヨならない

171 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/19(金) 22:28:24 ID:???
>>167
>>165とは別人だが、勉強になった。
サンクス

172 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/19(金) 22:30:57 ID:???
だってVのハロってハチと同等以上のMSサポート性能な上に
単体でも撹乱したり色々できるんだろ?

173 :165:2007/01/19(金) 23:01:49 ID:???
>>166-167
dクス! そういう理屈だったのか。

174 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/19(金) 23:13:23 ID:???
>>167
スレ違い、その2だけど。
種のMSは、分裂炉からどうやって電力に変換してるの?

175 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/19(金) 23:37:18 ID:???
そりゃ勿論種世界の原子炉搭載MSは熱で水蒸気を循環させてタービン回す事による発電で動いているのさァッ!!
安全な核分裂蒸気タービンが唸りを上げてギュイィィィィィン!!
モーターシリンダーが膨大な電力を取り込んで、電気上げてバリバリバリィィィーーーッ!!
そしてとどめのフィニッシュ!! 機体から限界稼動の証明に余剰の蒸気(不思議可学で無害)がブシュゥゥゥーーーッと吹き出る!!

うん、正直かっこよくね?

176 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/19(金) 23:49:26 ID:???
無害な核…
ラジオマンを思い出す。

177 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/19(金) 23:53:11 ID:???
種はスーパーロボットじゃないんだ
ないんだよ、、、

178 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/20(土) 00:10:24 ID:???
ガンダムはスーパーロボットだぜ?
スーパーロボットを、リアルっぽく誤魔化して作るのがガンダムだ

179 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/20(土) 00:29:30 ID:???
>>178
禿は一度もガンダムがリアルだなんて言ってないぞ

180 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/20(土) 00:48:55 ID:???
何そのゴーダンナーみたいな自由

181 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/20(土) 01:12:55 ID:???
>>175
コンVとかボルテスでそれやってたら凄かったかもしれんな

スレ違いスマソ

182 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/20(土) 02:35:38 ID:???
>>178
リアルロボだのスーパーロボだのの区分はスパロボでのことだろ?
アニメ単体でのそんな区分は意味ないと思うが。

ようはその作品自体を楽しめればいいのさ〜。


183 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/20(土) 02:36:51 ID:???
>>178
リアルロボだのスーパーロボだのの区分はスパロボでのことだろ?
アニメ単体でのそんな区分は意味ないと思うが。

ようはその作品自体を楽しめればいいのさ〜。


184 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/20(土) 09:47:02 ID:???
種よりマジンガーZのがリアルだ。

185 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/20(土) 12:12:54 ID:???
↑政界!

186 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/20(土) 14:00:08 ID:???
マジンガーは体内でミサイルを製造できるしな

187 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/20(土) 15:10:25 ID:???
マジンガーはあの少ない操作ボタンで
座ったり腕を頭にのせて寝転んだりもできるしな

188 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/20(土) 16:04:05 ID:???
マジンガーは音声入力ってのが今の見解じゃなかったか?

それはともかく是非とも割れるバリアーを実用化してほしい。

189 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/20(土) 23:03:11 ID:???
>>187
それを言ったら八卦ロボのコクピットはもっとこざっぱりとしてるぞ

190 :682:2007/01/21(日) 17:42:14 ID:jxeO91xV
柿の種は最悪。
ガンダムシリーズ中最大の汚点を残した。
だから、アムロが格の差を見せつけてくれる。

191 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/21(日) 18:08:15 ID:???
ていうか誰だよそれ

192 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/21(日) 18:09:34 ID:???
柿の種のピーナッツは余計だ

193 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/21(日) 18:30:08 ID:???
>>189
ガイヤー(ゴッドマーズ)なんて椅子しかないぞ。

194 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/21(日) 18:56:04 ID:???
ザブングルなんて車のハンドルだぜ

195 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/21(日) 19:06:05 ID:???
>>194
ボスボロットなんてもはや住まいだぜ

196 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/21(日) 19:06:43 ID:F9D8bHEW
龍神丸なんて龍に乗っているだけだぜ!


197 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/21(日) 19:38:02 ID:???
エヴァなんて思うだけで動くぞ

その代わり痛みがパイロットにそのまま流れるがな
あのエヴァのシステムってロボットの目的(人造人間だけど)として理にかなってないよなぁ・・・本当

ダメージうければうけるほど反撃ができなくなっていく

198 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/21(日) 19:53:09 ID:???
ジャイアントロボなんて、つかまってるだけだぜ

199 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/21(日) 20:00:02 ID:???
鉄人28号なんてレバーが2個しかないんだぜ。

200 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/21(日) 20:14:16 ID:???
ザ・ムーンなんて乗らずに思うだけで動かせるんだぞ!9人いなきゃいかんがなー!

201 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/21(日) 20:16:16 ID:???
アトムなんて自立回路だぜ

202 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/21(日) 20:17:01 ID:???
それを言ったらドラえもんはどうなる

203 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/21(日) 21:08:33 ID:ORThrJ36
これまでの職人さんたちのSSを見てる限り、種、種死共に碌な大人
(子供に対してしっかり叱り付ける)が居ないからグダグダになった
ように見えるな。
まあ、スペエデしか見たことがない俺が言う事じゃないのかもしれんが

204 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/21(日) 21:15:17 ID:???
>>175
FF9の羽の生えた城を思い出した

205 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/21(日) 21:44:53 ID:???
>>203
スペエディ見るだけで種の話のほとんどが把握できるって、、、
ちょ、正直あのアニメ駄目じゃね?


206 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/21(日) 21:45:52 ID:???
何を今更

207 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/21(日) 21:49:14 ID:???
ジーグはサイボーグが頭になるぜ。しかも、頭だけで戦うぜ。

ガ・キーンは男女が変な部品になるぜ。なんかエロイぜ。

208 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/21(日) 21:50:27 ID:???
>>203
監督・脚本によっては大人なんかいなくても子供が勝手に熱血友情青春感動ストーリーにも
なるだろうから

209 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/21(日) 21:57:21 ID:???
つライジンオー

210 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/21(日) 22:09:36 ID:???
そういえば、∀ガンダムには叱ってくれる大人いなかったような気がする
シド爺さんは何か違う気がするし
グエン卿はアッー!だし
ギムは絶好調だし

211 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/21(日) 22:44:54 ID:???
>>210
ディアナ様

212 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/21(日) 22:47:23 ID:???
どっちか言うと叱る方だな、ロラン

213 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/21(日) 22:52:45 ID:???
>210
いないけど、ロランもキースもフランも精神年齢高かったから、周りの大人から一人前として信頼されてたな。
ソシエはキエル/ディアナとかギャバンとかが叱ってくれる大人じゃないかな。

214 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/21(日) 23:26:33 ID:???
>>210
阪神王子と言いかけだが、彼も10代なんだよな。 orz

215 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/21(日) 23:30:12 ID:???
一児の父親って設定があった大佐は、グエンと一緒に裏切っちゃったし・・・
アグリッパは・・・うーん

おお、コレン・ナンダー(後期版)!
・・・ダメか(ノ∀`)

216 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/22(月) 00:00:51 ID:???
つ アニスばあさん

217 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/22(月) 00:41:17 ID:???
ディアナ様は900歳という立派な大人ですが何か?

218 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/22(月) 00:44:41 ID:???
実質生存年齢はキエル嬢と似た様なもんじゃないの?

219 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/22(月) 01:00:26 ID:???
>>216
あの人は・・・確かにムーンレイスの連中は色々教わってたな

220 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/22(月) 01:23:09 ID:???
>>210
第一話でロランの成人式の話が出てたろ?
君も立派なビシニティの住人になったからソシエと一緒に成人式参加しなさいって。
ロランと同い年のキエルが2年前に成人式済ませてるから、ロランたちは大人なんだよ。

トミノアニメでは珍しいよな。主人公が曲がりなりにも「一人前」のラインの向こう側にいるのは。
他って言ったら逆シャアとザブングルぐらいか?
(エルガイムは色んな意味でビミョー)

221 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/22(月) 01:53:15 ID:???
>>220
そういえばそうだな・・・
あとは、リーンの翼のエイサップ君も、一人前だった気がする
まだ幼さはあるけど、それなりの意思を持ってるというか、さ

222 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/22(月) 01:55:26 ID:???
ようするに、種は身勝手なガキどもが好き勝手やった挙句責任を放棄して
トンズラこいたという解釈でいいのかな?

223 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/22(月) 02:55:09 ID:???
>>222
身勝手なガキが成長することを許されずに、そのまま身勝手なガキとして最終話を迎える事になった可哀想な子供達
と解釈してやってくれ(´;ω;`)

224 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/22(月) 03:03:41 ID:???
「全部福田が悪い」と見るか
物語である以上「キャラとしてはラクシズ最悪だった」と見るか

225 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/22(月) 03:12:13 ID:Inviw6BR
種は大人がいないんでないくて、ダメな大人しかいなかったと解釈してるんですが・・・

226 :98 ◆TSElPlu4zM :2007/01/22(月) 03:16:26 ID:???
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/shar/1167057938/48 の続きです

 月より出撃した地球連合軍第八艦隊が、地球衛星軌道に集結している敵軍を目指し暗闇が支配する宇宙空間を航行していた。
 その旗艦メネラオスのブリッジでは、艦隊司令官として、同軍准将デュエイン・ハルバートン提督が座乗している。
 ハルバートンは状況を確かめる為、隣に座る副官のホフマンに声を掛けた。

「あと、どれくらいだ?」
「あと四時間程で目的ポイントに到着します」
「うむ。敵艦隊の数や他の情報は判るか?」
「未だ、詳しい事は判っておりません」
「アークエンジェルからの連絡は?」
「ありません」
「……そうか」

 ホフマンからの報告にハルバートンは頷き、少し考える込んだ。
 今から戦う相手の詳しい情報が有れば対処もし易くなるのだが、未だ確認も儘ならない。
 戦場となるポイントまでは距離も時間も有り、今の段階ではそこまでの対処は必要ないが、ただ、ハルバートンの頭の中ではアークエンジェルの事が気に掛かっていた。
 ――アークエンジェルは何をしているのだ……。まさか、敵の手に落ちたのではあるまいな……。
 コロニーの崩壊があったとは言え、本来ならば、既に月基地に到着していなければ可笑しいのだが、連絡も無く、未だ消息も不明で、開発責任者でもあるハルバートンの心を苛立たせていた。
 しかし今は、姿の見えないアークエンジェルよりも、目の前の敵を優先しなければならない。ハルバートンはモニターに目を向けると考えを切り替える事にした。
 敵軍の戦力が判らない以上、下手な小細工を仕掛けるよりも、今までの戦い方をする方が対処もしやすいと考え、ホフマンに告げる。

「では、いつも通り、補給艦隊はメネラオスの後方に下げる事にする。但し、メネラオスと距離を置き、護衛艦数隻を補給艦の前面に展開させておく」
「しかし、それでは攻撃が薄くなりますが……」
「メネラオスの前には、先鋒の精鋭達がおる。早々、やられる者達ではない。攻撃が薄くなる分は、補給艦護衛の攻撃機を投入すればよい」

 ハルバートンは絶対的な自信と自ら指揮する第八艦隊の将兵達に信頼を寄せているのか、言い切った。
 しかし、ホフマンはアークエンジェルやアラスカ本部から流れてくる噂を含め、慎重になっているのか、多少、心配そうな表情を見せる。

「……敵の戦力も分からないのです。メネラオスも下げましてはどうでしょう?」
「私が下がりすぎてどうする?そのような事をすれば、将兵の士気に差し障りが出るではないか!」
「しかし……。いえ、申し訳ありません」

 ホフマンの心配を他所に、ハルバートンは冷静に応えこそするが、語気は怒りを含んだ物だった。
 その様子にホフマンは、言葉を濁しながらも尊敬する上官を立てる為、謝罪の言葉を口にした。
 ハルバートンにも、ホフマンの心配する気持ちが伝わったのか、首を振ると穏やかな表情を見せる。

「……いや、貴様の気持ちだけは貰っておく。いつもの事だが、寝ている将兵は到着前に起こしておけ」
「閣下、第八艦隊の将兵に、そのような間抜けはおりません」

 ホフマンは、ハルバートンの表情を見て安心したのか、自信に満ちたような顔で答えると、ハルバートンは満足そうな表情を見せる。
 
「うむ。ホフマン、補給艦隊に打電を。戦闘中にアークエンジェルが現れる事があれば、直ぐに向かわせる。その時は、物資の搬入を迅速に行えと伝えろ」
「了解しました」

 ハルバートンの指示にホフマンは頷くと、第八艦隊全艦に伝令を伝えた。
 第八艦隊の将兵達の士気は、宇宙空間の冷たさなど吹き飛ばすかのように高まりつつあった。


227 :98 ◆TSElPlu4zM :2007/01/22(月) 03:17:16 ID:???

 デブリ帯に紛れながら、月基地に向かうアークエンジェルの中では、キラの訓練が順調に進んでいた。
 サイやミリアリアの気遣いからか、基本的に友人達にプログラムを組む事を任せている為、キラは訓練に時間を割く事は出来ている。
 キラは目標をアムロにしている為か、己の技術が未熟な事を感じながらも、着実に腕を上げていた。
 そんなキラを見て、アムロは自らの少年時代と比べながら、キラ・ヤマトと言う少年がいかに真っ直ぐに育ち、そして、コーディネイターと言う人工的に進化を促した人種の適応力に驚きを感じていた。
 訓練に関しては、元々、キラの要領がいいのか、問題無く進んでいる。いつもと違う事があるとすれば、前回の訓練と同じように、ムウが「用事がある」と言って途中で抜けた事くらいだった。
 そして、訓練を終えたキラは、アムロと共にブリッジに向かう為、居住区通路を歩いていると、通路の角からハロを連れた地球軍の制服姿のラクスが姿を表した。

「ご苦労様です」
「オツカレ!オツカレー!オツ、カレーェ?」

 ラクスは、キラとアムロに柔らかな笑顔で挨拶をすると、ハロも飛び跳ねながら機械的な声を上げた。
 キラは、ラクスの表情がいつもと同じである事に戸惑いながらも、口を開く。

「……うん。お疲れ様」
「今からか?」
「はい」
「そうか。頑張ってるな」
「ありがとうございます」

 既にアークエンジェルの艦内でラクスが厨房を手伝っているのを知らない者はいない。ラクスが地球軍の制服を来ている時は、厨房を手伝うのが暗黙の了解となっていた。
 アムロにしても、アークエンジェルに助けられた当初の頃のラクスを、世間知らずのお嬢様と言った印象で見ていたが、敵軍の船の中で自ら進んで手伝う姿などは、尊敬に値する物だと思っていた。
 ラクスはアムロからの労いの言葉に軽く頷くと、アムロも同じように頷いた。
 キラは展望デッキで見たラクスの泣き顔を思い出し、躊躇いがちながらも声を掛けた。

「……がんばってね」
「……はい……それでは失礼します」

 そのキラの様子に、ラクスも彼の胸で泣いたの今になって意識してしまったのか、俯き加減に言葉を返すと、次の瞬間には微笑みを見せて食堂へと歩いて行った。
 ラクスを見送ると、アムロは歩き出すが、キラがそのまま動かない事に気付き声を掛ける。
 
「どうした?」
「……いいえ」
「ラクス・クラインがどうかしたのか?」
「……」

 キラは、ラクスの歩いて行った方向を見つめたまま、目を伏せた。
 展望デッキでラクスを泣かしてしまった後ろめたさからか、心が痛む感じがした。そして、ラクスが自分へ向けた微笑が解らなかった。


228 :98 ◆TSElPlu4zM :2007/01/22(月) 03:18:06 ID:???
 アムロは、キラの様子を見て、ラクス絡みの事だと思い声を掛ける。

「悩みがあるなら言ってみろ。少しは楽になる。……それとも、言えない事なのか?」
「……違います。……ただ、僕が……ラクスを泣かしてしまって……」
「……」
「……僕、そう言うの経験無いんで……」

 キラは俯いたまま、頼りない声で答えると、アムロは頷いて壁に背中を預けた。
 アムロとしては、ここ最近、訓練ばかりで息が詰まる思いをしていたであろうキラが、少年らしい一面を見せる事に安心し、呟くように口を開く。

「……なるほどな」
「……済みません……」
「いや、僕に謝る事ではないさ。謝るなら彼女にだろう」
「はい……。それで、謝りました。それで、ラクスは気にしてないって……」
「気が咎めると言う奴か」
「……はい。……こんな時、どう接すればいいのか、良く分からなくて」

 キラは本当に困ったような表情を見せ、アムロと同じように背を壁に預ける。
 キラ自身、展望デッキでの出来事の後、どう答えを見つければ良いのか、一晩、知恵を絞ってみたが、答えすら見つけられずにいた。
 アムロは、キラを見て、まだ大人に成り切れない思春期にある特有の事に、自分自身の少年期を思い出し、大人に成った今だからこそ、分かる事も有る物だと実感をした。

「そうか。……なら、いつも通りに接すればいい。ラクス・クラインの先程の様子からして、変に畏まる必要もないだろう」
「……そう、思いますか?」
「ああ。僕なら、そうする」



229 :98 ◆TSElPlu4zM :2007/01/22(月) 03:18:13 ID:???
 キラは、自分なりの答えを出せる大人としてのアムロを不思議そうな表情で見上げると、アムロは苦笑いを浮かべる。
 アムロが気になる処があるとすれば、ラクスが敵軍の令嬢である事ぐらいだった。しかし、これはキラの問題で、これ以上は余程の事が無い限りは口を出すつもりは無かった。
 キラは自分の悩みを吐き出した事と、アムロなりの答えを聞いた事でヒントにでもなったのか、少しは明るい表情を見せる。

「……ありがとうございます」
「いや、気にしなくていい」

 アムロは首を横に振ると壁から離れる。キラも同様に壁から離れた。
 丁度その時、二人の前をTシャツ姿のムウが風のように走り抜けて行く。

「おう!お疲れー!」
「――ハァハァ」

 走りながらアムロとキラに声を掛けるムウの後を追いかけるように、今度はトールが片手を片腹に当てながら、少し苦しそうな表情を浮かべて走り抜けて行った。
 ムウはトールに合わせるようにペースを落とすと、余裕そうな顔つきで声を掛ける。

「まだ二十分も経ってないぞ。もうヘバッタのか?」
「――まだ……大丈夫です!」

 トールは片腹に当てていた片手を握り締めると、残った体力を振り絞るように思い切り床を蹴り、ムウを追い抜こうとする。
 それを見た、ムウはニヤニヤと笑いながら、嬉しそうに抜かせまいとスピードを上げた。

「おうおう!まだ元気だこと!んじゃ、俺に付いていて来れっかー?」
「――まだまだー!」

 通路にトールの声が木霊して疾走する二人の後姿が見えなくなる。

「……二人は何をしてるんだ?」
「……さあ?……何でしょうね?」

 突然の事に通路に残されたアムロとキラは、呆然としながら二人が走って行った先を見ていた。
 後に、これがトールのパイロットとしての基礎体力作りだった事を知る事になる。


230 :98 ◆TSElPlu4zM :2007/01/22(月) 03:19:06 ID:???

 トールがムウと共に走り回っている頃、アークエンジェルのブリッジでは、少年達の交代時間が近づき、ミリアリアが早目ではあるが、ブリッジの扉を開けて入って来た。
 アークエンジェル全体にも言える事だが、ブリッジは平和な物で、のんびりとした時間が流れていた。
 ミリアリアは、誰かを捜すようにブリッジを見回すと、溜息を吐いて、いつものようにマリューに挨拶をする。

「お疲れ様です。ミリアリア・ハウ、入ります」
「ええ。お願いね」
「はい」

 ミリアリアはマリューに返事をすると、すぐにサイとカズイの座る席へと向かい、起きた時には既に姿が無かったトールの事を聞く為、声を掛けた。

「ねえ、二人ともトールの事、見なかった?」
「ブリッジには、まだ来ていないけれど」
「僕も見てないよ」
「……そう。どこ行ったのかな……」

 サイとカズイが示し合わせたように首を振ると、ミリアリアは眉を顰めて呟いた。
 ミリアリアが目覚めた時には、既にトールの姿は無く、仕方なく一人でミリアリアはブリッジへとやって来たのだった。
 困った顔を見かねたマリューは、ミリアリアに声を掛ける。

「彼なら、フラガ大尉と一緒よ」
「え!?どうしてですか?」
「……理由は彼から聞くといいわ。とにかく作業を開始してもらえるかしら?」

 驚くミリアリアに、マリューは渋い表情を見せる。
 マリュー自身、ただでさえ民間人だったキラをストライクに乗せてしまっている上、更にトールを戦闘に参加させる事をさせたくはなかった。
 もしもトールが戦闘に参加するとなれば、ナチュラルであるトールは確実にモビルアーマーに乗る事になる。PS装甲を装備しているストライクとは違い、少しのダメージが命取りになりかねない。
 唯一の救いは、今、アークエンジェルにはトールが乗ることの出来る機体の無い事だった。
 ミリアリアは、マリューに理由を聞きたがるような表情をするが、艦長からの言葉であった為、頷く。
 
「……はい」
「トールの代わりに俺が残るよ。ミリアリア一人じゃ大変だろ?プログラム、あと少しだからさ」
「……それなら、僕も」
「……ありがとう」

 トールがいない状況で、ミリアリア一人に作業を任せるのに気が引けたのか、サイとカズイが申し出ると、ミリアリアは心から感謝するかのように微笑んで席へと着き、作業を始めた。


231 :98 ◆TSElPlu4zM :2007/01/22(月) 03:21:11 ID:???

 そして、少しした頃、CICに座っていたトノムラが声を上げた。

「……なんだ、これは……?」
「どうしたの?」

 マリューは何事かと、顔を向けるとトノムラは慌てたように応えた。

「――あ、はい。通信らしき電波を拾いました。だた、何分、電波が微弱なので、聞き取れにくくて……」
「何かしら……?出力を上げて、聞き取れないかしら?」
「……やってみます」
「お願いね」

 トノムラは入ってくる電波を聞き逃さないように耳を傾ける。
 作業をしていたミリアリア達の手も緊張からか、動きを止めてトノムラに視線を向ける。
 聞き取る事に集中していたトノムラの表情が険しい物に変わると、絶句するかのように言葉を吐いた。

「これって……!」
「分かったの?」

 トノムラの表情から、マリューも強張った物へと変化した。
 頷きながらもトノムラは、マリューへと視線を向ける。

「ええ……。確証がある訳ではありませんが、この付近を航行中のザフト艦の通信だと思われます」
「どの辺りにいるか分かる?」
「いいえ。ただ、電波状態が悪いんで、ザフト艦とはかなりの距離があると思います。内容からすると、地球衛星軌道に向かってるようですが……」
「どう言う事かしら……?」

 自分の知らない所で動いている事態にマリューは眉を顰めた。
 頭の中であらゆる可能性を巡らせるが、あまりにも情報が少な過ぎる。
 トノムラは、マリューの言葉が自分に向けられた物だと思い、首を横に振ると聞き取れた情報を伝える。

「しかし、あと三時間程で地球軍艦隊と戦闘が行われるような事は聞き取れました」
「そう……。地球軍艦隊は、どこの基地から出撃した物か判るかしら?」
「流石にそこまでは……。ただ、規模が艦隊クラスのようですから月基地辺りではないでしょうか」
「……その可能性高いわね。――フラガ大尉とアムロ大尉、バジルール少尉を呼び出して!」
「――了解しました!」


232 :98 ◆TSElPlu4zM :2007/01/22(月) 03:21:41 ID:???

 マリューは指示を出すと、矢継ぎ早にチャンドラ二世に声を掛ける。

「どれくらい掛かるか判る?」
「戦闘が行われる宙域が詳しく判らないんで、何とも言えませんが、通常航行で地球衛星軌道でも五、六時間と言ったとこですかね」
「その数字はデブリを抜ける時間も入ってるんだろう?」

 チャンドラ二世の言葉に、ノイマンが振り返り、聞き返した。

「ああ。デブリを迂回して抜けるまでの予測も含めての数字だ」
「デブリが無ければ、もっと早く到着するって事ね……」

 マリューは呟くとブリッジを暫しの沈黙が支配する。
 デブリを迂回していれば時間が掛かり、既に戦闘が終わった後に到着する事になる。かと言って、このまま合流して良いものかとも思う。
 しかし、自分が知らない状況が展開されて居るのだから、単独で動くより合流した方が少ないのでは?とも考えた。
 左手に見えるデブリ帯を見つめ時間を短縮する方法を考える。
 ――デブリ帯が無ければ、すぐに行く事が出来るのに……。――ん!?
 マリューは、アークエンジェルで火力・破壊力が高く、デブリに容易く穴を開ける事の出来る兵器を思い出し、パルに声を掛けた。

「……ローエングリンでデブリに穴は開けられるかしら?パル伍長、どう?」
「――は?あ、はい。……可能ではありますが、連発で撃つ事になります」

 パルは自分に声が掛かると思わなかったのか、返事に間が空いたが、すぐにキーボードを叩くとマリューの問いに答えた。
 マリューは、聞きながらもチャンドラ二世に顔を向けて口を開く。

「その上で、最大船速で巡航した場合は?」
「デブリを抜けるまでの時間が読めないので、何とも言えませんが、恐らく……半分とは言いませんが、それ位は短縮出来ると思います。あくまで推測になりますが……」
「一番エネルギーを喰うのを連発した上に、最大船速か……。艦長、いざ戦場に着いてもエンジンに負荷が掛かり過ぎて、パワーダウンを引き起こす可能性があります」

 チャンドラ二世は、考え込むようにモニターを覗き込むと、難しい顔をしながら答える。
 その言葉を聞いたノイマンが眉間に皺を寄せながらマリューに向き直ると言った。 


233 :98 ◆TSElPlu4zM :2007/01/22(月) 03:22:14 ID:???

「……そう。……デブリのすぐ側を通ったのが、仇になったって事ね。……どうすればいいのよ……」

 マリューの表情に険しさが増し、デブリを睨みながら呟いた。
 ビーム兵器の多いアークエンジェルにとって戦場でのパワーダウンは致命的な結果を招きかねない。最悪、戦場に着いたがいいが、ビーム兵器が使用不能という可能性だってある。
 ブリッジの空気は一気に重くなり、沈黙が支配する。
 それを突き破るかのように扉が開き、ムウを先頭にアムロとキラ、そしてトールがブリッジへと入って来た。

「――どうした?」
「お呼び立てしてごめんなさい。ザフト軍の通信を傍受したんです。どうやら、大規模な戦闘が行われるようで……」
「――えっ!?」
「マジかよ……!俺達がのんびりしてる間に、情勢は動いてたって事か!」

 何事かと聞いてきたムウに、マリューがいかにも困ったと言う表情で答えると、キラとムウが驚いた表情で声を上げた。
 アムロは一人離れ、CICのモニターを覗き込み、状況を確かめると口を開く。
 
「……なるほどな。それで、艦長はどうするつもりなんだ?」
「ええ、状況が状況なので……。私としては――」
「――遅れました!何があったんですか!?」

 マリューが言いかけた処で扉が開き、ナタルが慌てながら飛び込んで来た。
 丁度、ナタルが来た処で、マリューは一から状況の説明をする事にした。
 それぞれが神妙な面持ちで説明に聞き入り、マリューが説明が終わるとナタルがすぐに口を開く。

「それならば、我々も合流し、参戦するべきかと思いますが」
「でも、時間的に間に合わないんだろ?」
「時間を短縮する方法が無い訳では無いんです」
「なら、それをやるしかないだろ」
「……ただ……」

 ムウとマリューはやり取りを始めるが、竹を割ったようなムウの言葉に、マリューは言いにくそうな表情で言葉を濁す。
 はっきりしないマリューの言葉尻にアムロが助け船を出すように声を掛ける。

「その方法に問題があるのか?」
「ええ。ローエングリンを連続で撃って、デブリに穴を開ける方法なんですが……。その後は最大船速で向かえば可能みたいですが、エンジンに負荷が掛かり過ぎて、パワーダウンを引き起こす可能性が……」
「どっちにしても選択肢は艦隊に合流するか、このまま月に向かうかしか無いんだろ?どうすんだ?」

 理由を聞いたムウは、頭を掻き毟りながらマリューに聞き返した。


234 :98 ◆TSElPlu4zM :2007/01/22(月) 03:22:24 ID:???

 マリューは苦慮しているのか、ムウの言葉に答えられぬまま、知らず知らずのうちに呟きが漏れる。

「合流すれば、最低限、戦闘は避ける事は出来ないけれど、帰りは護衛が付く……。月基地へ向かうなら、到着までアークエンジェルだけで、これからの事を対処しなければならない……か」
「艦長、どうなされますか?」

 ナタルが、マリューを見据えながら決断を迫る。
 マリューはゆっくりと考えている時間も無く、すぐにでも決断しなければならない。額に手を当てると目を瞑った。
 ――エンジンパワー……か。……リスクは大きいけど、護衛が着くなら合流する価値はあるはずよね……。
 マリューは息を軽く吐き、少しだけ顎を引くと目を見開く。

「……合流しましょう。進路変更!艦首をデブリ帯に向け、ローエングリン発射態勢へ!細かいゴミはモビルスーツのビーム兵器で排除します。アムロ大尉、キラ君、お願いできますか?」
「了解した。行くぞ、キラ」
「はい!」

 アムロとキラは頷くとブリッジを後にする。
 それを見送ると、マリューはブリッジに残ったムウとナタルにも指示を与える。

「フラガ大尉、バジルール少尉は、CICに。あと、バジルール少尉。合流する前に乗組員に食事を取らせるように通達して。メカニックとパイロット、その後にブリッジ要員と戦闘要員を優先するようにお願いね」
「おう、了解了解!」
「了解しました」

 二人がそれぞれの席に着くと、指示を待っているトールが取り残される。
 トールは指示を待っていたのか、マリューに指示を仰ぐ。

「あ、あの、僕は……?」
「あなたはプログラムを組む作業を優先して。完成次第、ストライクに実装させるわ」
「――は!」

 トールは敬礼をすると、友人達の所に駆けて行った。
 マリューは少し肩の力を抜いて背もたれに寄りかかると息を吐き、地球軍艦隊への合流が成功する事を願った。
 アークエンジェルが向きを変え、正面にデブリを捉えると陽電子破城砲ローエングリンの砲身が姿を現すと、ナタルの声がブリッジに響く。

「ローエングリン、発射スタンバイ完了!」
「……各デッキのシャッターを下ろして。モビルスーツが配置に着き次第、ローエングリン発射します!」

 地球軍の船籍コードを持たないアークエンジェルは、運が悪ければ味方にも攻撃されかねない。うまく合流出来たとしても、味方がやられてしまう事も考えられる。
 そんな考えを振り払うかのようにマリューは声を上げた。


235 :98 ◆TSElPlu4zM :2007/01/22(月) 03:23:13 ID:???

 プラント本国では、地球軍艦による民間船シルバーウインド号の攻撃に対して、最高評議会議長シーゲル・クラインが抗議及び非難声明によって、一般民間人に対しては一応の形を見せた事となった。
 しかし、クラインが声明はそこまでであって、地球軍への報復には対しては言及しておらず、世論からはクラインに不満の声が上がっていた。
 それを見越したかのように、国防委員長パトリック・ザラが現在進行中の作戦の話こそ発表しなかったが、報復を仄めかす発言をした為、パトリック支持の声が増えている状況にあった。
 そんな中、評議会のメンバー、そしてクライン派として事後の対応に追われ、疲れた表情をしたユーリ・アマルフィが帰宅した。

「今、戻った」
「お帰りなさい」
「……ただいま……お茶を貰えるかな」
「はい」

 ユーリは微笑みながら返事をする妻のロミナの顔を見ると、安堵の表情を浮かべ脱いだ上着を手渡し、ソファーに腰を沈め、大きく溜息を吐き、窓の外に目を向ける。
 ユーリ自身、シルバーウインドを攻撃した地球軍艦を拿捕したと言う報告を聞いてからは、パトリックの言う通り、報復もやむなしだと思っていた。
 地球軍は軍艦を攻撃するならいざ知らず、民間船を攻撃した以上、これから先、無差別に攻撃して来る可能性が高まったのも同然だからだった。
 抗議声明に対し、未だに発表しない地球側を交渉のテーブルに引きずり出す為にも、現在行われている作戦が成功させ、これを足掛かりに和解、又は停戦まで持ち込む事が出来ればと、期待をしていた。
 
「おじ様、お帰りなさい」

 ユーリは扉が開いたのにも気付かず、驚いたように声のした方向に顔を向けると、視線の先にはフレイが立っていた。
 扉が開いたのにも気付かない程疲れていたのかと、ユーリは苦笑いを浮かべる。
  
「……ただいま。ここの生活には慣れたかい?」
「はい。さっきまで、お庭をお散歩してました」
「そうか、それなら良かった。……ニコルやアスランは行ってしまったが、寂しくはないかい?」
「……いいえ」

 ユーリに対して、フレイは言葉を選びながら答えているのか、ややぎこちない。
 質問に、やはり同年代のニコルとアスランが任務の為、居なくなったのが寂しいのか、フレイは言葉を濁した。
 ユーリは、そんなフレイを見て思った通りだと感じながらも、フレイを気遣うように頷く。

「……そうか」
「……あの……、アスランの婚約者の……ラクスさんは……?」

 フレイもユーリの気遣いに気付いたのか、済まなそうな表情をしながらも、気になっていた事を口にした。


236 :98 ◆TSElPlu4zM :2007/01/22(月) 03:23:44 ID:???

 ユーリが目線を外して首を横に振ると、フレイは俯いて呟く。

「……そうですか」
「君の責任ではないんだ。気にする必要はない」
「……でも……」

 フレイは、ユーリの言葉に納得はしながらも、同じナチュラルである地球軍の軍艦が民間船を攻撃した上に、アスランの婚約者を殺してしまった事に引け目を感じて言葉を繋ごうとした。
 しかし、丁度、紅茶を入れ終わって戻って来たロミナが会話を聞いていたのか、俯くフレイに優しげに声を掛ける。

「主人の言う通りよ。あなたが、そのような顔をする必要はないのですよ」
「……おば様」
「さあ、フレイさんも座って。あなた、お待たせしました」
「ああ、ありがとう。さあ、フレイも座って」
「……はい」

 フレイは居た堪れなくなりながらも、頷き椅子に腰を下ろした。
 ユーリは、紅茶を一口含むと息を吐く。

「ふう……」
「お疲れのようですね」
「ああ、心労が溜まるばかりだよ」

 愛する夫を気遣うロミナが心配するように声を掛けると、ユーリは頷いて愚痴を零した。

「それで、どうなんですか?」
「……クライン派にとっては、芳しくないよ」
「そうですか」
「それに知られてはいないが、既に軍は動いている。その為にニコル達も出撃してのだから予想もつくだろう」
「……ええ」
「……今回の作戦が、名目上、衛星軌道で戦闘が行われる予定になっているんだが、それだけでは無いんだ……」
「――え!?」

 濁すように言うユーリの言葉に、フレイは驚きの声を上げた。
 ユーリはフレイを見ると、はっきりとした口調で告げる。 



237 :98 ◆TSElPlu4zM :2007/01/22(月) 03:23:53 ID:???

「君の前で話すべき事では無いと思うが、いずれは分かる事だ……」
「どう言う事ですか?」
「……ザフト軍は地球軍月基地に奇襲を掛ける」
「――!」

 ロミナが聞き返すと、ユーリは眉間に皺を寄せ両手を顔の前で組んで、冷静に答えた。
 フレイは、事の大きさに言葉を出せないまま、驚きの表情を浮かべ青ざめた。
 ロミナも同様に、その作戦に従事しているニコルの事を心配してユーリに詰め寄る。 

「――ニコルは!?あなた、ニコルは大丈夫なんですか!?」
「……それ以上の事は機密事項になっていて、衛星軌道の部隊なのか奇襲部隊なのかのさえ、私にも分からないんだよ……」

 妻を見据えたまま答えるユーリの言葉に、ロミナは更に表情を青くした。
 フレイも同様で顔色を更に青くさせ、震える足に力を入れ立ち上がり、ユーリに詰め寄る。

「――そんな!アスランは!?アスランも分からないんですか!」
「それも分からない……」

 ユーリは首を横に振ると同じように答えると、フレイは力が抜けたように腰を椅子に落とした。
 二人を見つめながらユーリが再び口を開く。

「……どちらにしても……無事に帰って来てくれる事を祈るばかりだ……」

 呟くように言った言葉は、フレイとロミナには聴こえていなかった。
 ユーリは二人の表情を見て、作戦の成否を口にしなかった事を正解だと思った。


238 :98 ◆TSElPlu4zM :2007/01/22(月) 03:24:41 ID:???

 デブリ帯を無事に抜けたアークエンジェルの食堂は、マリューの命令で戦闘に入る前に、食事を済ませるようにと通達がされた為、異常な程に忙しく、交代要員も駆り出され、戦場と化していた。
 ラクスも同様でスタッフと共に忙しく働いているが、違う事があるとすれば、ラクスにはこれからザフト軍と戦闘に入ると言う事が伝えられていない事だった。
 だが、この忙しさの余り、その事に気付く余裕すら無いようで、額に汗を浮かべながら働いている。
 ラクスは出来た食事をカウンターに出すと、並んで待っていた女性の乗組員に笑顔を向けた。

「はい、お待たせしました!」
「うん、ありがとう」
「はい!――すぐにご用意しますので、お待ちくださいますか?」

 ラクスは女性の言葉に、嬉しそうに笑みを湛え、カウンターに並べた食事が無くなったのを確認して、次に待つ男性に頭を下げると、厨房の中に戻って行く。
 盛り付けを行っている台の前まで来ると、料理の入った寸胴鍋を運んで来た若い男性スタッフが、ラクスが手が空いていると思ったのか、声を掛ける。

「上がったよ!その空の鍋、退かして!」
「――はい!」
「……いや、君じゃ、持ち上げるの大変だろ?俺がやるから、鍋を置いたらトレイに盛り付けてくれ」
「はい!分かりましたわ!」

 ラクスが頷くと、男性スタッフは持っていた寸胴鍋を交換して、空になった鍋洗い場へと運んで行く。
 他のスタッフも並びながら、ラクスは盛り付けを始めた。
 ラクスが厨房内で盛り付けをしている事で、空いてしまったカウンターには、一緒に入っている若い女性スタッフが、いつの間にか入っていた。
 それから、しばしの間、盛り付けに専念した為、どの位時間が経ったのか分からないが、鍋の中身が半分近くが減っていた。
 ラクスは満足そうに、一度息を吐くと、カウンターの方から自分を呼ぶ声に気付き、顔を向けるとカウンターの向こう側から、中を窺うようにミリアリアが顔を覗かせていた。

「ラクス、忙しそうね」
「ミリアリア!すぐにご用意しますから、待っててくださいね」
「うん、ありがとう。今日は一緒に食べられないの?」
「ええ。今日は、いつもに増して皆さんお忙しいですし、私だけ抜けてしまうのは、皆さんにご迷惑を掛けてしましますから」

 ラクスは残念そうな表情を浮かべると、ミリアリアも厨房の忙しさに納得して残念そうに頷いた。

「……うん。がんばってね!」
「はい!」

 ミリアリアの掛けてくれた言葉が嬉しかったのか、満面の笑みで頷くと、再び盛り付けを開始した。


239 :98 ◆TSElPlu4zM :2007/01/22(月) 03:25:17 ID:???

 一方、カウンターの外では、交代で食事をしに来た少年達とマリュー、チャンドラ二世、パルが食事を受け取り、席に着き食事を始めようとしていた。
 いつもなら、ミリアリアはトールの隣に座るのだが、何故だかトールとの間にサイとカズイを挟んで座っている。
 明らかにミリアリアはサイに対して怒っている様子で、見兼ねたサイがトールに声を掛ける。

「それにしてもさ、トール、なんで訓練の事、教えてくれなかったんだよ?」
「ん?ああ……色々と思う処があってさ」

 トールは空いた手で首の辺りを摩りながら答えるとスプーンを動かして食事を口へと運んだ。
 それを見ていたミリアリアが拗ねるような口調で文句を言う。

「だからって、相談くらいしてくれてもいいじゃないの?」
「相談しなかったのは、悪いと思うよ。でも、そんなに怒るなよ」
「「……」」

 トールはミリアリアの態度が不満なのか、言い終わる頃には明らかに怒りが含んだ口調になっていた。
 二人の間に挟まれたサイとカズイは、居心地悪そうな表情をしていた。
 
「おい、お前ら!飯が不味くなるから、やめてくれよ」
「す、すみません」
「……ごめんなさい」

 見兼ねたチャンドラ二世が、トールとミリアリアに文句の声を上げると、二人の怒りが萎んだのか静かになる。
 そんな様子に、マリューは自分の十代だった頃を思い出し、苦笑いを浮かべると、二人を諭すような感じで優しく言った。

「……後でゆっくり話すといいわ」
「「……はい」」

 トールとミリアリアは頷くと、サイとカズイは安堵の表情を浮かべた。
 それを見たパルは「やれやれ」と、言ったような表情をすると、マリューの方を向き口を開く。

「それよりも、ザフトが集結してるって、どう事なんですかね?」
「……さあ?分からないわ」
「流石にはっきりとした情報が無いからな……」

 首を横に振るマリューに同調するかのように、チャンドラ二世が料理をスプーンで突付きながら頷いた。
 これから行われる戦闘に関しては、あまりにも情報が少なすぎて予測を立てるのが困難だった。
 サイは、今、分かっている情報を確認するかのように、マリューに聞いてみる。


240 :98 ◆TSElPlu4zM :2007/01/22(月) 03:26:16 ID:???
「でも、地球軍も艦隊を出してるんですよね?」
「ええ。でも、ザフト軍がわざわざ衛星軌道で戦闘を行う理由があると思えないのよ」
「あるとすれば、地球降下……地球の軍施設への攻撃ですかね?」
「……そんな事あるんですか?」

 マリューの言葉に、チャンドラ二世が自分の推測を言うと、カズイが信じられないとばかりに、驚いた表情を見せた。
 少し考えるような素振りをマリューは見せ、口を開く。

「……可能性として捨てきれないけれど、ザフトがそんなに急ぐ理由も無いと思うのよ」
「……ですよね」
「でも、今は何よりも、地球軍艦隊に合流する事が先決ね。食事、早く済ませちゃいましょう」

 チャンドラ二世が頷くと、気を取り直すかのようにマリューが全員を見渡しながら言った。
 その場に居た、全員が頷くと止まってた手を動かし始め、そう時間も掛からず食事を終わらした。
 全員が席を立ち、ブリッジへと向かう為、マリューを先頭に食堂を後にする。

「……ねえ、トール待って!」
「ミリアリア、なに?」

 最後尾を歩くミリアリアは、途中で前を歩くトールの手を掴んで立ち止まった。
 マリューは振り返ると、ミリアリアに声を掛ける。

「どうしたの?」
「あの……少しだけいいですか?」
「分かったわ。でも、急いでね」
「はい。ありがとうございます」

 事情を察して、マリューはトールとミリアリアを残して、先にブリッジに向かう。
 マリュー達が見えなくなると、ミリアリアはトールの手を離し、向かい合うと少し怒り気味に捲くし立てる。

「……トール、どうして訓練なんて受けるのよ。モビルスーツやモビルアーマーに乗りたいから?」
「……それもあるけどさ、キラだけに戦わせてばかりは嫌なんだよ」
「だからって!キラはコーディネイターで、トールはナチュラルなのよ!すぐに上手くなるわけ無いじゃない!」
「うん……フラガ大尉にも言われたよ。だから、一端になるまでは乗せないってさ。体力作りから始まったばっかり出し、まだ先の事だよ」

 トールは、以外にも穏やかに答えた。
 ミリアリアの言いたい事は分かっているかのように、トールは微笑む。
 いつも馬鹿な事をしている時のトールとは違う表情に、ミリアリアは泣きそうな表情になりながらも本心を伝える。

「……そうだとしても……私は、トールに危ない目に遭って欲しくないの……」
「俺は、キラだけにこの状況を背負わせたくないし、助けてやりたい。それに、俺、守りたい人が居るからさ……」

 トールは頷くと、ミリアリアを抱き寄せる。
 ミリアリアはトールの「守りたい人」と言うのが自分だと分かっているからこそ、今はそれ以上、何も言えなくなった。
 ミリアリアは、トールの腕の中で呟き、大切な人が傷つく事の無いように願う他無かった。


241 :98 ◆TSElPlu4zM :2007/01/22(月) 03:26:39 ID:???

 地球連合軍プトレマイオス基地に向かっているザフト軍の艦隊はエンジンを止め、慣性航行でレーダーに掛からないように進んでいた。
 未だ、肉眼では地球軍基地は豆粒のようにしか確認出来ない。エンジンを稼動させ、最大船速で移動すれば、そう時間は掛からない距離にあった。
 奇襲部隊の旗艦であるヴェサリウスの格納庫では、出撃の為にイザークがブリッツに乗り込み、ハッチを閉める処だった。

「ったく、俺が先に出たいくらいだぜ!」
「落ち着け、ディアッカ!」

 ブリッツのコックピットに取り付いて、文句を言うディアッカをイザークが嗜める。
 ディアッカは、まだ言い足りないのか、少し拗ねたように口を開く。

「でも、衛星軌道上じゃ、そろそろ戦闘に入るんだろう?」
「作戦は聞いただろう。ガキじゃあるまいし、もう少しなんだ、我慢しろ!」
「ちぇっ!先に一人で出撃するからってさ……」
「文句なら、隊長に言え!コックピットを閉めるぞ!ディアッカ、いい加減、離れろ!」

 イラつき始めたイザークは、声を荒げて怒鳴った。
 ディアッカは時間を確かめると、「もう時間かよ」と言って、足でブリッツの装甲を軽く蹴り、慣性に任せながら離れる。ブリッツから離れると大声でイザークに声を掛ける。

「イザーク!俺が行くまで、のんびり隠れててくれ。見つかって、やられんじゃねえぞ!」
「当たり前だ!貴様こそ、落ちるなよ!」
「あいよ!」

 イザークの怒鳴り声にディアッカは、手を上げて答えると着地してパイロットルームへと引き上げて行った。
 ブリッツのコックピットを閉じるとモニターに格納庫が映し出される。
 再度、計器類のチェックを行い出撃準備が整うと、クルーゼからの通信が入った。

「イザーク、分かってると思うが失敗は許されん。頼んだぞ」
「――は!必ずや成功させて見せます!」

 頷くイザークにクルーゼは「期待しているぞ」と言って通信切った。
 イザークは、ブリッツをリニアカタパルトへと進ませ、少し経つと発進OKのシグナルが点る。
 
「――イザーク・ルージュ!ブリッツ出るぞ!」

 イザークが叫ぶとブリッツは急激に加速し、ヴェサリウスから飛び出して行く。
 一度、バーニアを吹かし、更に加速を駆けると、イザークは隠蔽機構"ミラージュコロイド"を発動させる。
 機体の各所にある噴射口からガスのような物が噴出す。ブリッツは見る見るうちに闇へと溶けて行く。
 やがてブリッツの機体は完全に見えなくなり、肉眼やレーダーでも見つける事が出来なくなった。


242 :98 ◆TSElPlu4zM :2007/01/22(月) 03:27:15 ID:???

 アークエンジェルの格納庫では、出撃を前にして整備兵達が各機動兵器のチェックの為に忙しく動いていた。
 その中、パイロットスーツ姿のキラは、ストライクのコックピットで友人達が組み上げてくれたプログラムをストライクに走らせているところだった。
 キラはモニターを見ながら、物凄い勢いでキーボードを叩いて行く。

「えっと、駆動系、クリア。武装プログラムっと……」

 時間が無い為、全部に目を通す事が出来ないのが不安だが、今はそんな事を言っている場合では無かった。
 キラはガン・ランチャーのテストを行う為、コックピットの中から、大声でマードックを呼ぶ。

「マードック軍曹!ガンランチャー、先に装備させてくれませんか?」
「分かった!待ってろ!」

 ストライクの足元で指示を出していたマードックは大声で答えると、床を蹴ってストライクのコックピットに取り付いた。
 マードックはコックピットを覗き込むと、確認する為にキラに声を掛ける。

「おい、坊主!出る時は、ガンランチャーにエール装備でいいんだな?」
「はい、お願いします!」

 キラはキーボードを叩きながら頷いた。
 一心不乱に作業を続けるキラを見ながら、マードックが真剣な表情を見せる。
 自分が言い出して始まった事なだけに、ストライクやキラの身に何かあれば自分の責任だと思い、心配するかのようにキラに声を掛ける。

「プログラム、行けそうか?」
「ええ。みんな、頑張ってくれましたから。多分、大丈夫だと思います。後は僕が調整するだけです」
「戦闘までに間に合うのか?」
「大丈夫です!間に合わせます!」

 キラは顔をコンソールの小型モニターに向けたまま答える。
 マードックは、キラから今までとは違う気迫を感じ取り、ニヤリと笑う。

「絶対、やられんじゃねえぞ」
「ええ。必ず帰って来ます」
「おう!頼んだぜ、坊主!」

 キラはモニターから顔を上げると、視線をマードックへと向けて頷いた。
 マードックも頷き、コックピットを離れると、ストライクにガンランチャーを装備させる為に大声で指示を飛ばした。
 その間もキラはキーボードを叩き続けるが、ふと、訓練でアムロからのアドバイスを思い出し、手を止めた。
 ――無駄な動きは命取りになる。今は、狙いも全てオートにしているだろうが、細かい狙いはマニュアルでコントロール出来るようになるのが理想だな。
 ――オートでは避けた相手を追う事しか出来ないが、細かい射撃が出来るようになれば、相手の動きを予測した箇所にピンポイントで撃ち込める。
 キラは、コンソールモニターから視線を外し、メインモニターに写るνガンダムへと視線を向けた。

「射撃か……。プログラムに手を入れてみるか……」

 キラは呟くと、目線をコンソールモニターへと向け、もう一つのプログラムを立ち上げる。
 戦闘で、少しでも自分が有利に立ち回る為に、やれる事はやって起きたかった。
 キラは、再びキーボードを叩き始めた。


243 :98 ◆TSElPlu4zM :2007/01/22(月) 03:27:51 ID:???

 キラがストライクのコックピットでプログラムの調整を行っている頃、アムロも同様にνガンダムのコックピットで、整備のままなら無い愛機の調整を行っていた。
 モニターを見ながら各部の調整を行っていると、ムウのメビウス・ゼロから通信回線が入って来た。

「アムロ大尉!済まないが出る前に伝えておかなきゃいけない事があってさ」
「どうした?」
「艦長からの伝言。これ、秘匿回線だから、コックピット開いてるなら閉じてもらえる」
「分かった」

 アムロは何事かと思いながらコックピットを閉じると、ムウにその事を伝える。
 すると、少し間を置いて、マリューからの伝言の内容を伝える為に、ムウは少し真面目な感じで話し始めた。

「んじゃ、伝えるわ。……もしも、戦況が不利だったり、勝ったとして、軍に捕まると思ったなら離脱してくれて構わないって。これ、俺と艦長以外は知らないからさ」
「……いいのか?」
「ああ。それに俺も艦長と同じ意見だ。アムロには世話になってるしな。俺達だけで庇い切れるもんじゃないのも分かってる。νガンダムが無けりゃ、何とか成るんだろうけどさ。そうも行かないし」

 ムウは、いつも呼ぶようにアムロを「アムロ大尉」とは呼ばなかった。それは、ムウ自身、知り合って短いながらも、共にアークエンジェルを守って来た仲間だと思っている為だった。
 アムロは、いつしか必ず来る問題が来たかと思いながらも、ムウとマリューの気遣いに感謝と申し訳なさが入り混じった。

「……ムウ、済まない」
「いや、いいって!離脱したとしても恨まないさ。出来れば、最後まで一緒に戦って欲しいけどさ」
「ああ。出来る事なら」
「この戦闘が終わって、アークエンジェに戻った時に、アムロが居てくれる事を願うよ」
「……ありがとう。後は地球軍次第だが、期待に応えられるよう努力はするつもりだ」


244 :98 ◆TSElPlu4zM :2007/01/22(月) 03:28:00 ID:???

 ムウの言うように、本当にアークエンジェルに残れればいいのかもしれないが、この世界の地球軍と言う組織が、異世界から来た自分をどう扱うかは分からない。
 アムロは、もしもの時の事も頭の片隅に留めて、軽く頷くと真剣な表情で答えた。

「まぁ、俺も、それまでに巧い言い訳でも考えとくさ。お互い、がんばりましょ。それじゃ!」

 ムウも分かってるとばかりに、おどけた感じで答えると、一方的に回線を切った。
 アムロはシートに体重を預けると、どうするのかを考え込む。
 そうしていると、νガンダムのコックピットカバーを叩く音が聞こえて来た。
 何だと思い、モニターのスイッチを入れると、マードックが軍用の小型バッグを片手持って、開いている手でノックしていた。
 アムロがハッチを開けると、マードックはコックピットの中に入って来る。

「いいですか、大尉さん」
「なんだ、マードック?」
「これ、水と食料です。レーションですが、一週間分入れてあります。推進剤も満タンになってます」

 マードックは持っていた軍用の小型バッグをアムロへ差し出した。
 アムロは頷き、バッグを受け取ると、マードックは再び口を開き言葉を続ける。

「後、予備の酸素や推進剤は、フィン・ファンネルにワイヤーで括り付けて、用意しときますから、離脱する場合は忘れないでください」
「……ああ。気を使って貰って、本当に済まない」
「……俺としては、あんたがこのまま居てくれて、これが役に立たない事を願いますよ。無事に会えたら、酒でも一杯やりましょう」

 アムロは感謝の言葉を口にすると、マードックはアムロが受け取ったバッグを指差して笑いながら言った。
 マードックを見据えながらアムロが頷くと、マードックはコックピットを後にした。
 戦闘宙域まで、二、三十分と言った距離まで近づいていた。


245 :98 ◆TSElPlu4zM :2007/01/22(月) 03:28:20 ID:???

 地球衛星軌道に到着した地球連合軍第八艦隊は、集結しているザフト軍を確認し、すぐに警告を発したが、案の定、ザフト軍は警告を無視し、近づくなら攻撃のをすると返答を返して来た。
 それに伴い、地球連合軍第八艦隊、旗艦メネラオスのブリッジでは、ハルバートンの戦闘の号令が、今、まさに発せられる処だった。

「――艦対戦用意!」
「――艦対戦用意!各艦、砲門開け!第一次攻撃部隊のメビウス、出撃せよ!」

 ハルバートンの号令を繰り返すように、ホフマンが指示を出して行く。
 地球連合軍第八艦隊の艦船はタイミングを合わせたかのように動き始めた。
 地球軍艦艇からメビウスが次々に発進して行く。
 
「――敵の動きはどうか?」
「敵艦よりモビルスーツ出てきます!――距離千五百!」
「まだ、相手の砲撃が届かん距離だ。慌てる必要はない!メビウスは両翼にも展開させろ!」
「敵モビルスーツ、識別!ジン、十!」

 ハルバートンは、CICに座るオペレーターに報告のを受けると頷いた。
 ザフト軍艦艇は数こそ、第八艦隊に比べれば若干少ない程度で、出撃して来るであろうモビルスーツの数が、艦の数からも明らかに少なすぎた。
 ホフマンは、ハルバートンの思った事を代弁するかのように、思った事を口にした。

「先鋒で十機……少ないですな」
「これから出てくる!抜かるなよ!」

 ハルバートンは頷くと、第八艦隊の将兵達に気合を入れるかの如く、声を張り上げた。
 今、ここに地球衛星軌道での戦闘が幕を開ける事となった。


246 :98 ◆TSElPlu4zM :2007/01/22(月) 03:28:53 ID:???

 ザフト軍は予定通り、地球軍艦隊の警告を無視した事で外では既に戦闘が始まっていた。
 第二次攻撃部隊に組み込まれたアスランは、イージスの暗いコックピットの中で出撃を待っている。
 その間にも、アスランの頭の中では色々な事が思い出されていた。
 ――アスラン、僕達を追わないで!君と戦いたくないんだ。
 ――辛そうな、お顔ですのね……。
 ――そんなのおかしい……おかしいわよ……。友達なんでしょう……どうして戦わなくちゃいけないのよ!?
 ――でも、同じコーディネイターで……敵になってる人がいるくらいなんですよ……。言って分からない相手なら、倒すしかないじゃないですか!
 
「ラクス……フレイ……俺は……俺達は、本当にこれでいいのか……?」

 アスランは、辛そうな表情で、今では死んでしまったかもしれない婚約者と、初めて友達となったナチュラルの少女の名前を口にした。
 勿論、シルバーウインドを攻撃した地球軍は憎い。しかし、元々、ラクスが聞けば喜ばないであろう、このような戦いに、アスラン自身、意義を見出してはいなかった。
 だが、プラントを守るザフト軍兵士として、戦わなければならない。戦い続けると言う事は、また何れ、キラとも戦わなければならないと言う事だった。
 そして、そのキラは、ラクスを殺した地球軍に組しているが、アスラン自身、キラはそんな奴じゃないと思いながらも、地球軍にいる以上、倒さなければならない敵である事に間違いはなかった。
 複雑に絡み合った想いや事実がアスランを苦しめていた。
 そんな中、イージスのコックピットに通信回線が入る。

「アスラン・ザラ、いるか?」
「……ユウキ隊長!?……どうしたんですか?」
「いや……本来なら、戦闘中に私的な通信使用は禁止なのだが、君の事が心配になってな」
「――あ、ありがとうございます!」

 アスランはスピーカーから聞こえて来る、ユウキの声に驚きを隠せなかった。
 自らの教官であったユウキは、本人の言う通り、生真面目で作戦行動中に私用がで通信を入れて来るような人間ではない。
 裏を返せば、心配しなければならない程、今のアスランの状態は回りからすれば酷いと言う事だった。

「君の婚約者の事を考えれば、精神的にもきつかろう……。本来なら、出撃させるべきではないと思うが、そうも言ってられん状況でな……」
「……いいえ。……私も……ザフトの兵士ですから」
「……そうか。地球軍が憎いだろうが、憎しみだけで戦うな」
「……はい」


247 :98 ◆TSElPlu4zM :2007/01/22(月) 03:29:04 ID:???

 アスランは、ユウキに気に掛けて貰い恐縮しながらも、ラクスやキラの事が頭から離れないのか、あまり元気の無い声で返事をした。
 その様子に業を煮やしたのか、イージスのコックピットにユウキは怒りの声が響く。

「――アスラン・ザラ!そのような府抜けた態度では、貴様も死ぬ事になるぞ!」
「――!も、申し訳ありません!」

 突然の怒鳴り声にアスランは、慌てたように背筋を伸ばす。
 ユウキが声を荒げるような態度に出る事は、訓練校時代ならいざ知らず、余程の事が無い限り有り得ない。
 ユウキは、アスランに対して気合を入れるかのように言葉を続けた。

「戦う意思が有るのなら、そのような顔は二度と見せるな!」
「――はい!」
「分かっているとは思うが、既に先発のモビルスーツ隊は戦闘に入った。必ず生き残り、ラクス・クライン嬢の分まで生きろ!いいな!」
「――は!」

 アスランはユウキに怒られ、自分がいかに弱かったかを実感する。今は軍の作戦行動中なのだ。ユウキが怒るのも無理はない。
 通信が切れるとヘルメットを脱ぎ、両手で気合を入れるように両頬を打った。
 余程、自分が許せなかったのか、両頬をかなり強打したらしく、顔を下に向けた顔を抱えるようにしながら、唸り声を上げる。

「――っ!」
「アスラン、僕達も出撃で――。……唸り声……ですか?アスラン、どうしたんですか?何かあったんですか?」

 丁度、その時、ニコルからの通信が入る。
 ニコルは、アスランの唸り声をまともに聞いてしまったらしく、心配のあまり呼びかけの声を出していた。
 アスランは下を向いたまま「……いや、何でもない」と返事をする。

「……そう、ですか。……アスラン、さっきは言い過ぎました……。ラクスさんが居なくなって、一番辛いのはアスランなのに……」

 ニコルは合流した時に話した事を気にして、申し訳なさそうな声で謝罪をして来た。
 アスランは痛みから復活したのか、ヘルメットを被りながら答える。

「……いや、気にしていない。今は、この作戦に集中しよう」
「……はい。必ず成功させましょう」

 ニコルが頷くと、アスランはイージスをリニア・カタパルトへと移動させる。
 カタパルトの向こうでは、ビームや爆発の光りが見て取れた。
 アスランは、軽く深呼吸をすると、出撃確認の為の声を上げる。

「――アスラン・ザラ、出る!」

 アスランの声と共に、イージスが勢い良く射出され閃光が瞬く戦場へと消えて行った。


248 :98 ◆TSElPlu4zM :2007/01/22(月) 03:29:21 ID:???

今回はここまでです
お見苦しい点があるとは思いますがご容赦ください
今回は思ったよりも進まなかったなぁ

さてさて、一度、ご挨拶はしておりますが、本年第一回目の投下と言う事であらためてご挨拶を
遅くなりましたが、明けましておめでとうございます
本来なら、もう1、2日程、早く投下する予定だったんですが、急ぎの仕事でここまで遅れていまいました
お待ちいただいた方には、大変、申し訳ありませんでした
最後までお付き合いいただけるよう、どうか、本年もよろしくお願いします


249 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/22(月) 04:01:22 ID:???
GJ!
決戦間近!と言った所で終了!
期待を持たせるぜぇ!

アムロ、転機に立ちましたな。
一度離脱というのも良いかもしれませんが、どちらにしてもこの先かなりの混乱が待ち受けていますね。
……ナタルもついでにさらっていけば良いのにw

>地球軍は軍艦を攻撃するならいざ知らず、民間船を攻撃した以上、これから先、無差別に攻撃して来る可能性が高まったのも同然だからだった。
これは、今更だと思うのですが……
確かに民間船を攻撃するのは間違ってると思いますが、プラント側って、宣戦布告した国家以外の民間人も虐殺してますよね。
無差別攻撃されてもおかしくないくらいの恨みを買ってると思うのですが?
認識が甘いのかな。

250 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/22(月) 04:39:21 ID:???
うおお待ってたぜーGJ
アムロさん離脱しないで砂漠の寅さんと舌戦を繰り広げてほしいぜ
まあ離脱したところで行き場所もないだろうけどw

251 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/22(月) 06:11:36 ID:???
>>250
いやいや分からんぞ、ジャンク屋に拾われるかもしれん
傭兵の可能性もあるし……

252 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/22(月) 07:06:45 ID:???
>イザーク・ルージュ

253 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/22(月) 10:14:40 ID:???
宇宙海賊の集団とかを纏め上げてナチュラル/コーディネイター共生派の組織を作るなんてことは出来ないだろうな

254 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/22(月) 14:00:54 ID:???
>>253
そこでナナイの役をナタルがやるわけですね

255 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/22(月) 14:17:00 ID:???
>>254
そんなこと、ナナイ!







 __[警]
  (  ) ('A`)
  (  )Vノ )
   | |  | |

256 :会社からですが、98です:2007/01/22(月) 14:21:57 ID:???
また間違ってたかぁ・・・orz
ちゃんと睡眠とって書かないと駄目ですなぁ |・∀・) ガンガルヨ

257 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/22(月) 15:29:49 ID:???
>>252
カガリの尻にしかれるフラグ

258 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/22(月) 16:36:32 ID:???
98氏乙っす!そして今年もどうぞよろしくお願いします
うおー燃える展開きそうだー!!
ムウやマードックとアムロの戦友としての信頼関係もかっこいいねぇ大人だ
今後の運命がどう転ぶか想像しながら次を楽しみにしてますぜ

259 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/22(月) 18:16:31 ID:???
乙−
98氏のSSは健全で癒されるよ
登場人物がちゃんと会話して交流してるのがいいね

260 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/22(月) 18:20:16 ID:???
GJ!!
次回は戦闘か
期待して待ってるぜ

261 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/22(月) 19:00:53 ID:???
うひょー98氏乙!
ところでνの武装どうなってるの?

262 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/22(月) 19:14:49 ID:???
フィン・ファンネルに酸素だなんだをくくり付けてるってことは、戦闘で使うのは不可能だよねぇ…
そうなるとアグニと頭部バルカン、ビームサーベルくらいかね
シールドのビームキャノンとミサイルは生きてるんだっけ?

263 :会社からですが、98です:2007/01/22(月) 19:46:51 ID:???
>>252さんの指摘されたミスですが
まとめ・保管庫の方、すいませんが修正をお願いできますでしょうか
毎回、ご迷惑をおかけして申し訳ないです
お手数でしょうが宜しくお願いします |・∀・) ゴメンナサイネ!

>>249
現場はそうだとしても国の首脳部は否定するかなと思い
あのような表現としました
なかなか、色々と難しいもんです

>>262
シールド系は死んでおりまする


264 :まとめ:2007/01/22(月) 20:13:17 ID:???
>>263
「――イザーク・ルージュ!ブリッツ出るぞ!」 の部分を
「――イザーク!ブリッツ出るぞ!」 に直せばよろしいですか?

すみません、SEEDは深夜の再放送を現行で見てる状態で、
自分自身まだ詳しくないので念のため確認とらせて下さい。
こんな奴がまとめててどうもスミマセン


265 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/22(月) 21:02:42 ID:???
ルージュをジュールに変えればok

266 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/22(月) 21:12:33 ID:???
いや、ルージュじゃなくてジュールだから。イザーク・ジュール。

267 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/22(月) 21:21:10 ID:???
98氏乙です
うおおぉぉお早く続きが読みたいぜ。
首をながーくしてまってますよ。

268 :98 ◆TSElPlu4zM :2007/01/22(月) 21:48:59 ID:???
>>264

訂正前:「――イザーク・ルージュ!ブリッツ出るぞ!」 

訂正後:「――イザーク・ジュール!ブリッツ出るぞ!」 

にお願いします。
本当に申し訳ないです

269 :373 ◆lnWmmDoCR. :2007/01/22(月) 22:00:38 ID:???
投下…してもよかですか?

270 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/22(月) 22:03:04 ID:???
してください!

271 :373 ◆lnWmmDoCR. :2007/01/22(月) 22:10:53 ID:???
では。1/5

海上を移動中に敵MSも展開したようで基地より飛来するミサイル郡にビームによる
射撃も混じるようになった。アムロはバルカンでミサイルを迎撃しつつ、レイに回避の支持を出そうとするが考えが
読まれているかのように回避行動をとるレイ。

「やるな、レイ。」

言う前に行動されたことから少し心地いい悔しさを感じながらアムロはつぶやく。
シン、アスランも自分たちが回避するだけでなく後方の艦隊へ被害を及ぼしそうな砲撃
は事前に迎撃している。空中戦に不慣れなルナマリアでも艦隊へのフォローはできなくとも
被弾するような動きではない。いつの間にか安心して見ていられる部下たちに頼もしさ
を感じる。だからこそこの部下たちを死なせるわけにはいかない。ヘブンズベースは
もう視認できる位置にまで近づいていた。

「よし…レイ、俺は降りる。みんな、空(うえ)は任せるぞ。」

「了解!」

シン達は気合十分で返事すると、分散して敵MSを確認した。レーダーにはマーカーが
数を識別出来ないくらいに敵機がひしめいておりその種類も多種多様である。
地上にはストライクダガーが少数、そして多数のダガーL、その殆どがドッペンホルンにて長距離迎撃を行っている。
空にはウィンダム、制式使用レイダー、海からはフォビドゥンヴォーテクスが顔を出しては艦にフォノンメーザー砲を放つ。
海面すれすれにはザムザザー、それに見たこともないMAもいるのが
確認できる。ザフト側がMSを本格的に展開すればさらに迎撃部隊も出てくるだろう。
工廠もかねているヘブンズベースの特性をフルに活かした戦略にシン達はこれまでに無い
厳しい戦いになることを否が応でも思い知らされた。


272 :373 ◆lnWmmDoCR. :2007/01/22(月) 22:14:47 ID:???
2/5
 アムロはνガンダムをねらい撃ちされないように小刻みに動かしつつダガーを次々と屠って行く。
地表に脚部が設置すると勢いで少しすべったが体制を立て直し、周りを見渡す様に頭部が動く。
 すぐさま人間で言うふくらはぎと足の裏に設置されているスラスターが点火し機体を地表より浮かすとバックパックの
バーニアに火が灯り一気に沿岸に展開したダガー部隊に近づいた。アクロバティックに動きながら速射モードにした
ビームライフルを命中させていく。苦し紛れに放たれたドッペンホルンを高度を取ることでかわすと、そのまま
ダガーの脳天からビームを食らわせた。小回りが利かないため次々に落とされていくダガー、コックピット内にザフト側の
第二陣も発進したことを告げるアナウンスが響く。ミネルヴァより同様の内容の通信を聞いた
アムロはそれまでに少しでも露払いをしなくては、と次々にダガーをロックオンしていく。

「的は普通の機体よりでかいんだぞ!なぜあたらない!!」

各部のスラスターを駆使して的を絞らせないνガンダムに対しダガー部隊は混乱を隠せない。

「くそっ、でかいくせにはええ!何だ、あの動きは!ちょこまかとっ…うああああっ!!」

「畜生!!サーペント1がやられた!指揮を引き継げサーペント2!」

「馬鹿!サーペント2はもういない!繰り返す、サーペント2はもういない!」

「迎撃部隊はまだか!こっちはもう1小隊はやられているぞ!ああっ、こっちに来やがる!来るな、来るんじゃねえっっ!!」

虚しくもその願いはかなう事無く、何が起こったかもわからぬうちに機体は沈んでいた。
衝撃でコックピットハッチは捻じ曲がり脱出はかなわない。パイロットはボイスレコーダーに最後の言葉を残した。

「悪魔だ…ザフトには悪魔がいやがる…やつは…白い悪魔だ…」


273 :373 ◆lnWmmDoCR. :2007/01/22(月) 22:17:48 ID:???
3/5
 機体の爆発と同時に待ち望んだ迎撃部隊が出てきた。しかしすでにザフト軍の侵攻は海岸線まで及んでいる。
その様子を見ていたアムロはレイに通信を入れる。

 「レイ。どうだ、そっちは?」

ザムザザーにビームサーベルを突き刺し、撃墜したレイはその通信に答える。

 「ええ、制空権は大体奪えたでしょう。」

 「そうか…こちらも揚陸部隊が上陸し始めた。迎撃部隊が出てきたが、弾薬も尽きてきたし一度補給に戻ろうと思う。」

 レイはセイバーのエネルギーゲージを見る。エネルギーはほぼ三分の一のところまで落ちてきていた。すぐに切れると
いうわけではないがまだ戦闘を続けなければいけないのを考えると心もとない。レイはνガンダムの元へと向かった。ア
ムロは機体をセイバーに乗せミネルヴァに戻る。デッキには先にインパルスが戻ってきていた。
補給中、アムロは戻ってきていたルナマリアに話しかける。

 「大丈夫か?ルナマリア。顔色が優れないようだな…」

 「そうですか?…でも大丈夫です!あいつらを落とせば戦争が終わるんですよね。こんなことでへこたれていられません!
 あ、でもシンとアスラン。あの二機すごいですよね!さすがハイパーデュートリオン?搭載機!補給もまだいいみたいですし、
 あの二機すごい戦果ですよ!」

少し無理をするように笑顔を見せるルナマリア。

 「そうか、よし、シンとアスランも頑張っているんだ。俺たちも早く戻ろう。」

少し話したことでルナマリアの表情も幾分か柔らかくなった。

 「なれない空中戦でつらいと思うがもうひと頑張りだ。期待しているぞ、ルナマリア。」

そういうとアムロはνガンダムの方へと歩いていった。


274 :373 ◆lnWmmDoCR. :2007/01/22(月) 22:21:46 ID:???
4/5
ルナマリアは頬を赤くして機体へと乗り込んだ。

 (はあ〜、さすが隊長、大人だなぁ…素敵よねぇ。アスランもかっこいいけど何かたまに頼りないところがあるし、
 シンは子供っぽすぎるから話になんないし、レイは…クールというより無愛想だしねぇ。やっぱ大人の男よね!)

カタパルトへと運ばれながらそんなことを考えていると、

 「…ぇちゃん!お姉ちゃん!!聞いてる?」

 「え?!ああ聞いてるわよ?で、何?」

 「聞いてないじゃない!もう…大丈夫?ハッチ空けるよ!」

 「え?ああ。いいわ。お願い。」

 「インパルス、発進、どうぞ!…気をつけて…」
 
 (メイリンには心配かけっぱなしだなぁ…でもちゃんとあたしが守るんだ。私はお姉ちゃんなんだから。)

ルナマリアはくすっと笑うと戦場へと再度向かっていった。

地上の迎撃部隊と揚陸部隊はほぼ互角に消耗していっていた。引き続きレイとルナマリアには空中からの侵攻を命じ、
アムロはまた基地周辺に着陸した。周りには地球軍のMS以外にグーンやアッシュの残骸も混じっているのが見える。基地の
方向へと向おうとした時地面が震えた。

 「なんだ…このプレッシャーは…なんて殺気だ…」

ミネルヴァのブリッジ内にメイリンの声が響く。

 「ヘブンズベース地下より巨大な熱源を感知、熱紋照合…これは…うそ…」


275 :373 ◆lnWmmDoCR. :2007/01/22(月) 22:28:04 ID:???
5/5
アーサーが珍しく副長らしく激を飛ばす。

 「どうした!ちゃんと報告しろ!」

 「すいません!ベルリンに出たあの巨大MAです!」

 「えええぇぇぇぇ??!!」

 「同型機5機確認!」

 「えぇぇぇぇぇぇぇえ???!!!」

 アーサーの威厳は一瞬にして崩れ落ちた。
しかしそれの報告に対してアーサーでなくとも驚きを隠せなかった。タリアやデュランダルでさえも。
そのときミネルヴァの右舷前方に展開していた艦隊のほぼ半分が消滅した。
デストロイ5機による集中砲火。
デュランダルの背筋に冷たいものが走る。

 「っ!こんなものを…これ以上抵抗しても結果は見えているだろうに…あの化け物には
 ミネルヴァのMS隊を充てろ!航空部隊は揚陸部隊を支援!降下部隊は!?」

 「大気圏外にて待機中、突入準備出来ています。」

 「よし、降下部隊大気圏突入!」

降下部隊は待っていました、とばかりに降下ポッドを大気圏に突入させる。
しかし降下部隊の動きはいち早くロゴスにも伝わっていた。

 「ザフト軍降下部隊、大気圏突入開始!ニーベルング、エネルギーチャージできています!」

基地最深部で指揮を取るジブリールはいやらしく笑うと

 「ニーベルング発射。ざまあみろ、デュランダル。」

と冷たく言い放った。基地後方にあるクレーターのようなものが口をあけると怪しい
光を放ち始める。ぼんやりと光る光景を見てアムロは十数年前を思い出した。星一号
作戦。あのときに見た憎しみの光、それに類似した光だった。


276 :373 ◆lnWmmDoCR. :2007/01/22(月) 22:30:33 ID:???
今日はここまでです…
ヘブンズベース攻略戦はもう一回続きそうです。
終わらせるって前回言ったのに…
俺は一体何なんだぁ〜!!orz

277 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/22(月) 22:34:11 ID:???
リアルタイム更新見させてもらいました、GJ。
あせらずにじっくり作品を作ってください。いくらでも俺達は待ちますので。

278 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/22(月) 23:09:40 ID:???
>>276
乙カレー!GJ
何回かかってもいいっすよ
次も待ってます!

279 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/22(月) 23:50:13 ID:???
おぉぉ!
98氏&373氏、復活GJ!

280 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/23(火) 00:18:59 ID:???
98氏、373氏、gj!!!
両氏とも戦闘の描写だから気になって、気になって、眠れねえww

281 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/23(火) 01:05:34 ID:???
GJです373氏!
これまた次回が気になる話ですな

職人さんがたが一気に復帰してきてくれて嬉しいなぁ
最後まで付いていきますよ!

282 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/23(火) 13:52:25 ID:???
>>373
アムロが感じたプレッシャーは、破壊×5じゃなくてニーベルングでOK?

283 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/23(火) 15:24:19 ID:???
ttp://cgi.2chan.net/f/src/1169523685438.jpg
凸よ、これぐらい言えるようにならないと男じゃないぞ

284 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/23(火) 16:06:54 ID:???
凸「>>283
デュランダル「だがしかし、君はハートも髪と同様に裏切りの連続じゃないか」

285 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/23(火) 16:26:24 ID:???
キラ「僕には夢も希望も自由も髪もハートも彼女も才能も人脈も富も名声もあるけど、アスランには無いよね」
凸「………………」
キラ「あ、シンにも無いよね」
シン「………………」
凸&シン「こ、このやろう……!」
キラ「やめてよね」

すまん、不謹慎だった
だが書かずにはいられない俺もまた、ただの変態だ

286 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/23(火) 16:34:31 ID:???
シンは髪と彼女はいるだろ
アスランも一応メイリン確保してるし

287 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/23(火) 16:56:02 ID:???
>>285
>キラ「僕には夢も希望も自由も髪もハートも彼女も才能も人脈も富も名声もあるけど、アスランには無いよね」
注釈として、ラクスの人形になれば、が付くな。
それでも人脈には、かなり疑問があるな。
こいつが声をかけて、ついてくる人間っているのか?

288 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/23(火) 16:59:22 ID:???
>>287
オーブの馬鹿軍人とAAクルー

289 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/23(火) 18:25:41 ID:Zq7Qm/2h
職人さん帰ってきたかGJ!!焦らず頑張ってください。

290 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/23(火) 19:20:48 ID:???
「悪魔だ…ザフトには悪魔がいやがる…やつは…白い悪魔だ…」
すぐに命を奪ってくれるアムロはいいじゃないか
どこぞのエセヒューマニズムの塊のような奴じゃないし

291 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/23(火) 22:44:01 ID:???
>>290
何故かこのセリフを思い出した「トンガリ、おんどれは汚い。自分じゃ手を汚さんクセに奇麗事ばかりぬかすんや」。

292 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/23(火) 23:14:54 ID:???
バイストンウェルでは不殺をやる人間は最低の人でなしなんだよねー

293 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/24(水) 01:13:42 ID:???
>>291
渡来銃?
狼樹神父の台詞?

294 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/24(水) 03:12:10 ID:???
人間台風と一緒にするなんて

295 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/24(水) 03:18:15 ID:???
不札にかける誠意と敬意がダンチだなァと思った

296 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/24(水) 07:01:54 ID:???
あっちは、本人のからだボロボロだからな。

297 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/24(水) 07:02:42 ID:???
>>272
最高に勃起モンだぜ!!
こっちだけズルして無敵モードだもんな!!

298 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/24(水) 09:34:20 ID:???
>>291
不殺というとこの人間台風の方だが
彼はあの星すべての人間が自分の家族という概念
そりゃ無理だわ

299 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/24(水) 18:09:25 ID:???
つまり、キラ様にとっては、種世界の人はみんな家族ということなのですね(性的な意味で)

300 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/24(水) 19:44:57 ID:zmo0gzM6
普通の機体よりでかいって言ってるけど種世界のとどれぐらいでかさ
違うのニュウって←(記号わかんなかったから気にしないで)

301 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/24(水) 19:54:28 ID:???
νガンダムはΖΖよりでかい、22m
種MSはファースト基準なので18m前後

302 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/24(水) 21:00:11 ID:???
>>300
見かけの差はこの位
ttp://www.gunplablog.com/img/007/P7265222.jpg

303 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/24(水) 21:00:58 ID:zmo0gzM6
301教えてくれておりがとう

304 :通常の名無しさんの3倍:2007/01/24(水) 21:02:30 ID:???
F91以降が15m前後で最小がゾンド・ゲーの10mとかだっけ

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